JP2014160738A - めっき積層体の製造方法、及びめっき積層体 - Google Patents

めっき積層体の製造方法、及びめっき積層体 Download PDF

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Abstract

【課題】 低伝送損失という優れた電気特性を有する液晶ポリマーフィルム基板を使用し、めっき積層体としての電気特性を損なわずに、基材/銅層間に高い密着性を付与しためっき積層体を提案すべく、その製造方法を提供するものである。
【解決手段】 プラズマによる表面処理を行った液晶ポリマーフィルム表面にスパッタリング法による第1金属層、その上にスパッタリング法による銅成膜と電解銅めっき法による銅被膜の形成により第2金属層である銅層を形成し、その後不活性雰囲気中にてアニール処理を施して形成するめっき積層体の製造方法であって、プラズマによる表面処理後の二乗平均粗さが50nm未満、且つ算術平均粗さが50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムで、第1金属層の膜厚が2nm〜30nm、第2金属層の膜厚が0.1〜20μmで、アニール処理温度が、基板の液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置によりMD方向の引っ張りモードで測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムと金属層とからなるめっき積層体の製造方法、及びめっき積層体に関する。
全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムは、電気・電子部品の小型・薄型化の進展に伴い、低吸水性、高周波における誘電損失が低いといった電気特性に優れていることから、フレキシブル基板などプリント基板向けの絶縁フィルムへの展開が検討されている。
液晶ポリマーフィルムを基板としたフレキシブルプリント基板の製造方法としては、回路を形成する導体に用いられる電解銅箔と液晶ポリマーフィルムを熱圧着(ラミネート)法にて貼り合わせる方法、もしくは液晶ポリマーフィルム上にドライプロセス(例えば、スパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法など)により液晶ポリマーフィルム上に薄膜の下地金属層を形成し、その上に電気銅めっきにて銅層を形成するメタライジング法、の2つが代表的な製造方法として挙げられる。
しかし、特許文献1にある熱圧着法では、電解銅箔と液晶ポリマーフィルムの密着性が低い為、その銅箔の表面を荒らす対応が必要となるが、その結果伝送損失が大きくなり、結果として誘電損による伝送損失の低減効果が課題となっている。
一方で、メタライジング法で製造されるフレキシブルプリント基板においては、銅層−液晶ポリマーフィルム界面が平滑である為、液晶ポリマーフィルム表面の凹凸によるアンカー効果が得られず、銅層と液晶ポリマーフィルムの接着界面の接着強度が不十分となる。
そこで、例えば特許文献2にあるように、液晶ポリマーフィルムと銅層の間に下地金属(シード)層として、Ni、Cr等を主成分とする金属合金層を形成することで接着力の向上が図られている。
さらに、液晶ポリマーフィルムは銅層との接着性が悪く、その改善の為にコロナ放電、紫外線照射、エキシマレーザー照射、サンドプラスト、化学薬品による薬液処理、プラズマ処理などの方法が提案されている。
特にプラズマ処理は、表面エッチングによる洗浄効果及び極性基の導入に最も効果があるとされ、広く工業的に利用されている。
さらに、一方で分子鎖の切断や架橋反応なども伴うが、低圧ガスのグロー放電を伴う低温プラズマ処理は、表面のサブミクロン層だけしか改質させない為、液晶ポリマーフィルムのバルクの性質に影響せず、しかもガス種が限定されないことからガスの組み合わせにより様々な処理効果が得られる。
また、非特許文献1には、酸素プラズマガス、窒素プラズマガス、水素プラズマガスのいずれによる処理でも、全て接着性改善効果が得られるものの、窒素プラズマガスや水素プラズマガスによる処理では、表面改質により親水性成分が著しく増加し、銅層と液晶ポリマーフィルムの界面に水が浸入しやすく、信頼性の低下を招く為に、酸素プラズマによる処理が最も適していると報告されている。
特開2007−158017号公報 特開平6−120630号公報
Y.Kurihara et al, Journal Applied Polymer Science, 108, 85(2008)
低伝送損失という優れた電気特性を有する液晶ポリマーフィルム基板を使用し、銅層をスパッタ成膜するめっき積層体は、本来有している電気特性を損なわず、同時に液晶ポリマーフィルム/銅層間に高い密着性を保持することが課題となる。
そこで、このような状況の中、本発明はめっき積層体としての電気特性を損なわずに、基材/銅層間に高い密着性を付与しためっき積層体を提案すべく、その製造方法を提供するものである。
このような状況に鑑み、本発明の第1の発明は、液晶ポリマー基板の片面にプラズマによる表面処理を行った後、その表面処理された片面にスパッタリング法を用いて第1金属層を形成し、その第1金属層上にスパッタリング法による銅成膜と電解銅めっき法による銅被膜の形成により第2金属層である銅層を形成し、その後不活性雰囲気中にてアニール処理を施すことにより形成されるめっき積層体の製造方法であって、液晶ポリマー基板が、第1金属層を設ける面におけるプラズマによる表面処理後の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムで、第1金属層の膜厚が2nm〜30nm、第2金属層である銅層の膜厚が、0.1〜20μmで、アニール処理温度が、基板に使用する液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲であることを特徴とするめっき積層体の製造方法である。
本発明の第2の発明は、液晶ポリマー基板の両面にプラズマによる表面処理を行った後、その表面処理された両面にスパッタリング法を用いて第1金属層を形成し、その第1金属層上にスパッタリング法による銅成膜と電解銅めっき法による銅被膜の形成により第2金属層である銅層を形成し、その後不活性雰囲気中にてアニール処理を施すことにより形成されるめっき積層体の製造方法であって、液晶ポリマー基板が、第1金属層を設ける面における前記プラズマによる表面処理後の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムで、第1金属層の膜厚が2nm〜30nm、第2金属層である銅層の膜厚が、0.1〜20μmで、アニール処理温度が、基板に使用する液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲であることを特徴とするめっき積層体の製造方法である。
本発明の第3の発明は、第1及び第2の発明における第1金属層が、ニッケル、クロム、ニッケルを含む合金、クロムを含む合金、ニッケル及びクロムを含む合金から選ばれる一種であることを特徴とするめっき積層体の製造方法である。
本発明の第4の発明は、プラズマによる表面処理を施した片面の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムのプラズマによる表面処理された片面に、膜厚2nm〜30nmの第1金属層を備え、その第1金属層上に銅スパッタ膜と銅めっき層の順に設けられた膜厚0.1〜20μmの第2金属層である銅層とからなる積層体を、液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲でアニール処理して形成されたことを特徴とするめっき積層体である。
本発明の第5の発明は、プラズマによる表面処理を施した両面の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムのプラズマによる表面処理された両面に、膜厚2nm〜30nmの第1金属層を備え、その第1金属層上に銅スパッタ膜と銅めっき層の順に設けられた膜厚0.1〜20μmの第2金属層である銅層とからなる積層体を、液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲でアニール処理して形成されたことを特徴とするめっき積層体である。
本発明の製造方法によれば、全芳香族型ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルム基板と第1および第2金属層からなり、基板と金属層の間の接着強度が十分に高められ、かつ低伝送損失を実現しためっき積層体が提供できる。
本発明におけるめっき積層体は、全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマー基板、その片面または両面にスパッタ法で成膜される下地層となる2nm〜30nmの膜厚の第1の金属層、および第2の金属層としてスパッタ法および電解めっき法により形成された0.1〜20μmの膜厚の銅層とから構成される。
本発明におけるめっき積層体に使用する液晶ポリマー基板の主成分である全芳香族ポリエステルは、電気・電子部品として使用する際に必須である半田耐熱性を考慮し、230℃以上の融点を持つ、下記化学式1に例示される「共重合体化合物(I)」、及び下記化学式2に例示される「共重合体化合物(II)」から選ばれるポリエステルを使用することができる。
Figure 2014160738
Figure 2014160738
本発明において使用される全芳香族型ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムには、必要に応じ、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアリレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリカーボネート等の重合体;滑剤、酸化防止剤等の添加剤;無機粒子、繊維等の充填材などを配合することができる。
さらに、本発明のめっき積層体に使用する全芳香族型ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムの厚みは、特に限定されるものではないが、10μm以上であることが好ましい。10μm未満の場合、フィルムの厚みが薄すぎる為に、金属層を形成するめっき搬送時にシワが発生しやすく、生産性が低下する。
その液晶ポリマーフィルムは、Tダイ法、インフレーション法等の押出成形方法などの公知の方法によって製造されたものを使用することができる。さらに熱変形温度や融点に代表される耐熱性を高める目的で熱処理を施された液晶ポリマーフィルムを使用してもよい。
さらに、液晶ポリマーフィルムの表面は、その片面のみによりめっき積層体を形成する場合でも、両面においてめっき積層体を形成する場合でも、その二乗平均粗さ(RMS)及び算術平均粗さ(Ra)の両者が50nm未満であることが必要である。
また、液晶ポリマーフィルムは、動的粘弾性装置を用いた引っ張りモードにて測定した主鎖セグメントのミクロブラウン運動に由来するα緩和温度が200℃以上であることが必要である。さらに望ましくは、フレキシブルプリント基板への適用性で重要な因子である鉛フリー半田(融点260℃)に使用する為に、少なくとも230℃以上であることが望ましい。
本発明では、上記の平滑性及びα緩和温度を有する全芳香族ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムの片面またはその両面に、プラズマによる表面処理を行った後にスパッタリング法を用いて、2nm〜30nmの膜厚の第1金属層を形成し、続いてスパッタリング法による銅成膜と電解銅めっき法を用いた0.1〜20μmの膜厚の第2金属層である胴層を順に形成するもので、まずプラズマによる表面処理について説明する。
プラズマによる表面処理に使用するガスは、酸素、アルゴン、窒素、水素、二酸化炭素、水蒸気等を使用することができる。また、これらのガスの混合したガスを使用してもよい。
プラズマによる表面処理におけるガス圧は0.5Pa以上が望ましい。
ガス圧の下限は、使用するガス種によって異なり、放電持続可能な圧力とする必要がある。
これは、電子衝撃による気体の電離断面積や、電極表面や放電空間の状態によって変化する。また、電源の周波数にも依存し、例えば、直流放電プラズマより高周波放電プラズマの方が、より低圧で放電可能である。ガス圧の上限は特にないが、直流放電プラズマでは、アーク放電が発生する圧力より低圧にすることが望ましい。
さらに、プラズマによるフィルムの表面処理量は、ガス種、印加電圧、電流、処理時間にも依存する。また印加電圧を変化させると電流も変化するため、プラズマ処理強度Jを下記数式1のように定めて行うとよい。
Figure 2014160738
真空装置内の圧力が1×10−4Pa以下となるまで真空引きした後、プラズマ処理のガスを導入し、直流放電プラズマにより、フィルム表面にプラズマ処理をおこなう。
次に、フィルム表面に形成する金属層(第1及び第2金属層)について説明する。
第1金属層を形成する金属としては、例えば、ニッケル、クロム、モリブデン、チタン、バナジウム、錫、金、銀、亜鉛、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、鉄、アルミニウム、鉛−錫系はんだ合金などが挙げられ、これらの金属を1以上含む合金であることが望ましい。さらには、これらの中でも、ニッケル、クロム、ニッケルを含む合金、クロムを含む合金、ニッケル及びクロムを含む合金から選ばれる一種であることが望ましい。
第1金属層の厚みは、金属層を形成するには2nm以上であることが望ましく、上限としては30nm以下であることが望ましい。
またスパッタリングによる膜成長の初期段階は島状であるため、液晶ポリマーと金属層界面における表皮効果(周波数が高くなる程、界面に信号が集中する現象)により、伝送損失が大きくなる可能性が高くなる。さらに、周波数が高いほど、表皮効果が発生する膜厚は薄くなる(例えば10GHzの時、約50〜60nm)為、膜厚バラツキを考慮し、第1金属層は30nm未満とすることが望ましい。
次に、スパッタ法及び電解銅めっき法により形成される第2金属層の銅層は、その厚みを、0.1〜20μmの範囲内とすることが望ましい。
0.1μmよりも薄い場合、セミアディティブ法で配線加工する際に湿式めっき工程で給電がしづらくなるため好ましくない。一方、20μmよりも厚くなると、エッチングによる配線加工の生産性が低下するばかりでなく、基板としての総厚も厚くなってしまうので、好ましくない。なお、スパッタ法により設けられる銅の薄膜層の膜厚は、上記銅層の膜厚の範囲にあればよい。
次に、全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムの片面または両面に第1および第2金属層を形成しためっき積層体に対し、液晶ポリマー主鎖セグメントの分子配向を適正化する目的で、液晶フィルムの「α緩和温度」以上、「α緩和温度+20℃」以下の温度範囲内で、さらに好ましくは「α緩和温度」以上、「α緩和温度+10℃」以下の温度範囲内にてアニール処理を行う。
このアニール温度が「α緩和温度」未満の場合、分子運動は官能基のみに留まり、主鎖セグメントの分子配向は変動しない為、本発明の効果である液晶フルムと金属層との密着性の向上が不十分となる。また、アニール温度が「α緩和温度+20℃」を超える場合、液晶ポリマーフィルムの熱膨張及び熱収縮が発生し、金属層との密着性が逆に低下してしまう。
アニール処理時間に制限は無く、得られるめっき積層体における密着性などの物性を考慮して設定できるが、通常2秒間〜2時間、好ましくは2秒間〜1時間の範囲内でアニールするとよい。
アニール処理は、例えば、熱風乾燥炉や加熱された金属ロールなどを使用して実施することができる。また、アニール処理は、めっき積層体をロール状にして連続的に実施してもよいし、一定の寸法に切断してバッチ式で行ってもよい。
本発明におけるアニール処理は、大気中のような活性雰囲気下で実施することもできるが、銅層の変色を防止する点で、不活性雰囲気下で実施することが望ましい。ここで不活性雰囲気とは、窒素、アルゴン等の不活性ガス中または減圧下を意味し、酸素等の活性ガスが0.5体積%以下であることを言う。特に不活性ガスとしては、窒素ガスが好適に使用できる。
本発明の製造方法によって得られるめっき積層体は、フレキシブルプリント基板に対して有用であり、例えば、リード付部品を穴を通して基板に実装するピン挿入実装法、ケース付部品を穴を通さず表面で基板に実装する表面実装法、裸のICチップを基板に実装するICチップ実装法などの公知の方法により、表面実装部品を装着することができる。
以下に本発明の実施例、比較例を示して詳細に説明するが、本発明は以下の実施例により何ら制限されることはない。
1.液晶ポリマーフィルムの特性
液晶ポリマーフィルムの緩和温度、液晶ポリマーフィルム表面の二乗平均粗さ(RMS)及び算術平均粗さ(Ra)、金属積層体における液晶ポリマーフィルム/金属層間の接着強度は、以下の方法により測定した。
[緩和温度]
測定装置に、TA INSTRUMENTS社製「動的粘弾性装置Q800(Dynamic Thermomechanometry:DMA)」を用い、長さ20mm、幅6〜7mmの液晶ポリマーフィルムを、1Nの荷重で引っ張り、2Hzの周波数で0.1%(20μm)歪みをかけながら、窒素雰囲気下にて5℃/minにて0℃から250℃まで昇温し、液晶ポリマーフィルム側鎖の回転運動に起因するβ緩和温度と、主鎖セグメントのミクロブラウン運動に由来するα緩和温度を得た。
[二乗平均粗さ(RMS)及び算術平均粗さ(Ra)]
日本ビーコ株式会社製「NanoscopeV」及びNANO WORLD社製「プローブSEIHR(ばね定数:12−13N/m、共振周波数123−125kHz)」を用い、液晶ポリマーフィルム表面をタッピングモードにて測定し、2μm×2μm角内のRMS及びRaを算出した。
2.めっき積層体の形成
上記平滑性を測定した液晶ポリマーフィルムを基板として使用し、まず以下の条件でプラズマ処理を行った。
真空装置内の圧力が1×10−4Pa以下となるまで真空引きした後、アルゴンガスを導入し装置内の圧力を0.3Paとし、プラズマ処理を施した。
続いて、プラズマ処理したフィルム表面にスパッタリング法により所定厚みの第1金属層であるNi−20%Cr合金層を成膜し、続いて第2金属層を構成する銅スパッタ膜を所定の厚みで積層した。
次に、電流密度2A/dmで電気銅めっき(めっき液:硫酸銅溶液)を行ない、上記銅スパッタ膜上に膜厚8μmの銅めっき層を形成して第2金属層を設け、めっき積層体を作製した。
3.めっき積層体の特性
作製しためっき積層体を評価するために、「接着強度」、「伝送損失」の各特性を測定した。
[接着強度]
銅層側に1mm幅のマスキングを行った後、40℃の第二鉄溶液40°Beにて30秒間浸漬し、金属層をエッチングして除去することで、1mm幅の金属層を得た。
形成した金属層を、株式会社島津製作所製「オートグラフEZ Graph」を用いて、JIS C 6471に記載されている90°方向引き剥がし方法で、金属層を20mm/min、90°方向に引っ張り、得られた引き剥がし荷重を試料幅1mmで除した値を接着強度(N/m)とした。
[伝送損失]
特性インピーダンスが50Ωのマイクロストリップ線路を形成し、HP社製のネットワークアナライザーHP8510Cにより透過係数を測定し、各周波数での伝送損失を求めた。
株式会社クラレ製のポリエステル系液晶ポリマー「Vecstar(登録商標)−CTZ(共重合体化合物IIの構造を有する全芳香族型ポリエステル、膜厚50μm:)」について、DMAを用いてTD(幅方向)及びMD(搬送方向)のβ緩和温度、α緩和温度を測定したところ、TD方向のβ緩和温度は105.3℃、α緩和温度は236.0℃、MD方向のβ緩和温度は109.6℃、α緩和温度は236.7℃であった。
この液晶ポリマーフィルムを用いて、実施例1のめっき積層体を、下記条件により形成した。
液晶ポリマーフィルム両面に、プラズマ処理強度20kJ/mにて酸素プラズマ処理を行い、続いてスパッタリング法によりNi−20%Crを8nm、銅スパッタ膜を100nm積層し、続いて電解銅めっきにより銅めっき層を8μm形成して、めっき積層体を得た。
なお、プラズマ処理後の液晶ポリマーフィルム両面の2μm×2μm角におけるRMS及びRaを算出した結果を表1に示す。
続いて、めっき積層体を窒素雰囲気下、MD方向の「α緩和温度以上、α緩和温度+5℃以下」に相当する236.7〜241.7℃の温度範囲にて30分間アニール処理をした。
このめっき積層体の密着強度、伝送損失を測定した結果を表1に示す。
実施例1と同じ液晶ポリマーフィルム両面にプラズマ処理強度32kJ/mにて酸素プラズマ処理を行い、実施例1と同様の操作にて、実施例2に係るめっき積層体を得た。
実施例1と同じ液晶ポリマーフィルム両面にプラズマ処理強度42kJ/mにて酸素プラズマ処理を行い、実施例1と同様の操作にて、実施例3に係るめっき積層体を得た。
実施例1と同じ液晶ポリマーフィルム両面にプラズマ処理強度83kJ/mにて酸素プラズマ処理を行い、実施例1と同様の操作にて、実施例4に係るめっき積層体を得た。
実施例1と同じ液晶ポリマーフィルム両面にプラズマ処理強度148kJ/mにて酸素プラズマ処理を行い、実施例1と同様の操作にて、実施例5に係るめっき積層体を得た。
実施例1と同じ液晶ポリマーフィルム両面にプラズマ処理強度77kJ/mにて窒素プラズマ処理を行い、実施例1と同様の操作にて、実施例6に係るめっき積層体を得た。
実施例1と同様の全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムを用い、めっき積層体を窒素雰囲気下、MD方向の「α緩和温度以上、α緩和温度+1℃以下」に相当する236.7℃以上、237.7℃以下にて30分間アニール処理をし、実施例7に係るめっき積層体を得た。
実施例1と同様の全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムを用い、めっき積層体を窒素雰囲気下、MD方向の「α緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下」に該当する236.7〜256.7℃の温度範囲にて30分間アニール処理をし、実施例8に係るめっき積層体を得た。
(比較例1)
片面をサンドプラスト粗化した全芳香族型ポリエステル液晶ポリマーフィルムを用い、その他は実施例1と同じ操作にて、比較例1に係るめっき積層体を得た。
なお、サンドブラスト処理条件はラインスピードを1.5m/minとし、サンドブラスト処理は、加圧一段式で粒径0.1〜1mmの珪砂を使用し、吹き出しノズルとポリイミドフィルムとの角度、間隔をそれぞれ45度、130mmとした。吹き出し量は調整弁により6kg/minとした。
(比較例2)
実施例1と同様の全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムを用い、アニール処理を行わない以外は実施例1と同じ操作にて、比較例2に係るめっき積層体を得た。
(比較例3)
実施例1と同様の全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムを用い、めっき積層体を窒素雰囲気下、MD方向のα緩和温度236.7℃に対して、50℃低い186.7℃を基準として、186.7〜191.7℃の温度範囲にて30分間アニール処理をした以外は実施例1と同様にして、比較例3に係るめっき積層体を得た。
(比較例4)
実施例1と同様の全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムを用い、めっき積層体を窒素雰囲気下、MD方向のα緩和温度236.7℃に対して、30℃低い206.7℃を基準として、206.7〜211.7℃の温度範囲にて30分間アニール処理をした以外は実施例1と同様にして、比較例4に係るめっき積層体を得た。
(比較例5)
実施例1と同様の全芳香族型ポリエステルからなる液晶ポリマーフィルムを用い、めっき積層体を窒素雰囲気下、MD方向のα緩和温度236.7℃に対して、50℃高い286.7℃を基準として、286.7〜291.7℃の温度範囲にて30分間アニール処理をした。
しかし、液晶ポリマーフィルムの熱収縮により金属層が屈折した為、密着強度測定には至らなかった。
以上の実施例、比較例の試料を実施例1と同様に評価した結果を表1にまとめて示す。
Figure 2014160738
表1に示す結果からも明らかに、本発明により製造しためっき積層体によれば、液晶ポリマー基板と金属層との密着強度は十分に高まり、同時に低伝送損失を実現できることがわかる。

Claims (5)

  1. 液晶ポリマー基板の片面にプラズマによる表面処理を行った後、前記表面処理された片面にスパッタリング法を用いて第1金属層を形成し、前記第1金属層上にスパッタリング法による銅成膜と電解銅めっき法による銅被膜の形成により第2金属層である銅層を形成し、その後不活性雰囲気中にてアニール処理を施すことにより形成されるめっき積層体の製造方法であって、
    前記液晶ポリマー基板が、前記第1金属層を設ける面における前記プラズマによる表面処理後の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムで、
    前記第1金属層の膜厚が、2nm〜30nmで、
    前記第2金属層である銅層の膜厚が、0.1〜20μmで、
    前記アニール処理温度が、基板に使用する液晶ポリマーフィルムを、動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲であることを特徴とするめっき積層体の製造方法。
  2. 液晶ポリマー基板の両面にプラズマによる表面処理を行った後、前記表面処理された両面にスパッタリング法を用いて第1金属層を形成し、前記第1金属層上にスパッタリング法による銅成膜と電解銅めっき法による銅被膜の形成により第2金属層である銅層を形成し、その後不活性雰囲気中にてアニール処理を施すことにより形成されるめっき積層体の製造方法であって、
    前記液晶ポリマー基板が、前記第1金属層を設ける面における前記プラズマによる表面処理後の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムで、
    前記第1金属層の膜厚が、2nm〜30nmで、
    前記第2金属層である銅層の膜厚が、0.1〜20μmで、
    前記アニール処理温度が、基板に使用する液晶ポリマーフィルムを、動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲であることを特徴とするめっき積層体の製造方法。
  3. 前記第1金属層が、ニッケル、クロム、ニッケルを含む合金、クロムを含む合金、ニッケル及びクロムを含む合金から選ばれる一種であることを特徴とする請求項1又は2に記載のめっき積層体の製造方法。
  4. プラズマによる表面処理を施した片面の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムの前記片面に、膜厚2nm〜30nmの第1金属層を備え、前記第1金属層上に銅スパッタ膜と銅めっき層の順に設けられた膜厚0.1〜20μmの第2金属層である銅層とからなる積層体を、前記液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲でアニール処理して形成されたことを特徴とするめっき積層体。
  5. プラズマによる表面処理を施した両面の二乗平均粗さ(RMS)が50nm未満、且つ算術平均粗さ(Ra)が50nm未満である全芳香族ポリエステルを主成分とする液晶ポリマーフィルムの前記両面に、膜厚2nm〜30nmの第1金属層を備え、前記第1金属層上に銅スパッタ膜と銅めっき層の順に設けられた膜厚0.1〜20μmの第2金属層である銅層とからなる積層体を、前記液晶ポリマーフィルムを動的粘弾性装置を用いたMD方向の引っ張りモードにより測定したα緩和温度以上、α緩和温度+20℃以下の温度範囲でアニール処理して形成されたことを特徴とするめっき積層体。
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