JP2014160705A - 配線基板、これを用いた実装構造体、これを用いた電子装置および配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板、これを用いた実装構造体、これを用いた電子装置および配線基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板を提供する。
【解決手段】本発明の一形態における配線基板6は、複数の絶縁層8と、絶縁層8上に配された複数の導電層9と、絶縁層8を厚み方向に貫通するとともに導電層9に接続した複数のビア導体10とを備え、複数の絶縁層8は、最外層に配されて一対をなす第1絶縁層8aおよび第2絶縁層8bを有し、第1絶縁層8aは、第2絶縁層8bとは反対側に配された一主面17と、一主面17から窪んだ凹部18とを有し、複数の導電層9は、凹部18に配されているとともに第1絶縁層8aの一主面17よりも凹部18の内側に位置する第1パッド9aを有し、凹部18の内壁19と第1絶縁層8aの一主面17との間の角部20が曲面状である。その結果、外部回路基板3との接続信頼性に優れた配線基板6を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器(例えば各種オーディオビジュアル機器、家電機器、通信機器、コンピュータ機器およびその周辺機器)に使用される配線基板、これを用いた実装構造体、これを用いた電子装置および配線基板の製造方法に関するものである。
従来、電子機器には、実装構造体および実装構造体が搭載された外部回路基板を備えた電子装置が用いられている。実装構造体としては、配線基板および配線基板に実装された電子部品を備えたものが用いられている。
配線基板として、例えば特許文献1には、複数の絶縁層と絶縁層上に配された複数の導電層(配線パターン)とを備えた構成が記載されている。この配線基板において、複数の導電層は、外部回路基板(実装基板)に電気的に接続される第1パッド(配線基板の下面側の配線パターン)を有する。この配線基板の上面に電子部品(半導体チップ)を実装することによって実装構造体が得られる。また、実装構造体を外部回路基板に搭載し、配線基板の第1パッドと外部回路基板とを電気的に接続することによって電子装置が得られる。
ところで、一般的に配線基板と外部回路基板とは主面方向における熱膨張率が異なるため、第1パッドと外部回路基板とを電気的に接続する際に配線基板および外部回路基板に熱が加わると、第1パッドと外部回路基板との接続部に熱応力が加わることがある。その結果、第1パッドと外部回路基板との接続部が破壊され、配線基板と外部回路基板との接続信頼性が低下しやすい。
したがって、外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板を提供することが望まれている。
特開2006−196925号公報
本発明は、外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板、これを用いた実装構造体、これを用いた電子装置および配線基板の製造方法を提供することによって上記要求を解決する。
本発明の一形態における配線基板は、複数の絶縁層と、該絶縁層上に配された複数の導電層と、前記絶縁層を厚み方向に貫通するとともに前記導電層に接続した複数のビア導体とを備え、前記複数の絶縁層は、最外層に配されて一対をなす第1絶縁層および第2絶縁層を有し、前記第1絶縁層は、前記第2絶縁層とは反対側に配された一主面と、該一主面から窪んだ凹部とを有し、前記複数の導電層は、前記凹部に配されているとともに前記第1絶縁層の前記一主面よりも前記凹部の内側に位置する第1パッドを有し、前記凹部の内壁と前記第1絶縁層の前記一主面との間の角部が曲面状である。
本発明の一形態における実装構造体は、前述した配線基板と、該配線基板に実装された電子部品とを備え、前記第2絶縁層は、前記第1絶縁層とは反対側に配された一主面を有し、前記複数の導電層は、前記第2絶縁層の前記第1主面上に配された第2パッドを有し、前記電子部品は、前記第2パッドに電気的に接続している。
本発明の一形態における電子装置は、前述した実装構造体と、該実装構造体が搭載された外部回路基板と、前記実装構造体の前記配線基板と前記外部回路基板との間に介在したバンプとを備え、前記第1パッドは、前記バンプを介して前記外部回路基板に電気的に接続している。
本発明の一形態における配線基板の製造方法は、金属箔の一主面をエッチングすることによって、前記金属箔の前記一主面から突出するとともに前記金属箔の前記一主面との間の角部が曲面状である凸部を形成する工程と、前記金属箔の前記一主面を覆う一主面および前記凸部を覆うとともに前記凸部に対応した形状である凹部を有する第1絶縁層を形成する工程と、前記金属箔の他主面をエッチングすることによって、前記第1絶縁層の前記一主面を露出させつつ、前記第1絶縁層の前記一主面よりも前記凹部の内側に位置する前記凸部の一部を残存させて、前記凸部の前記一部からなる第1パッドを形成する工程とを備える。
本発明の一形態における配線基板によれば、第1パッドが第1絶縁層の一主面よりも凹部の内側に位置することから、配線基板と外部回路基板との接続部を構成するバンプの一部が凹部内に入りこむため、バンプと第1パッドとの接続強度を高めることができ、ひいては外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板を得ることができる。
本発明の一形態における実装構造体は、前述した配線基板を備えることから、外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板を備えた実装構造体を得ることができる。
本発明の一形態における電子装置は、前述した配線基板を備えることから、外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板を備えた電子装置を得ることができる。
本発明の一形態における配線基板の製造方法は、前述した配線基板を作製できることから、外部回路基板との接続信頼性に優れた配線基板を得ることができる。
(a)は、本発明の一実施形態における電子装置を厚み方向に切断した断面図であり、(b)は、図1(a)のR1部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図1(a)のR2部分を拡大して示した断面図であり、(b)は、図2(a)のR3部分を拡大して示した断面図である。 (a)および(b)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図であり、(c)は、図3(b)のR4部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図であり、(b)は、図4(a)のR5部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図であり、(b)は、図5(a)のR6部分を拡大して示した断面図である。 (a)ないし(c)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図である。 (a)および(b)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図である。 図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図である。 (a)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図であり、(b)は、図9(a)のR7部分を拡大して示した断面図である。 (a)は、図1(a)に示す電子装置の製造工程を説明する断面図であり、(b)は、図10(a)のR8部分を拡大して示した断面図である。
以下に、本発明の一実施形態による配線基板を有する実装構造体を備えた電子装置を、図1を参照しつつ詳細に説明する。
図1(a)に示した電子装置1は、例えば各種オーディオビジュアル機器、家電機器、通信機器、コンピュータ装置またはその周辺機器等の電子機器に使用されるものである。この電子装置1は、実装構造体2と、実装構造体2が搭載された外部回路基板3と、外部回路基板3と実装構造体2との間に介在した第1バンプ4とを備える。
実装構造体2は、電子部品5と、電子部品5が実装された配線基板6と、電子部品5と配線基板6との間に介在した第2バンプ7とを備える。
外部回路基板3は、例えばガラスエポキシ基板等を有するマザーボード等を用いることができる。この外部回路基板3は、第1バンプ4を介して実装構造体2の配線基板6に電気的に接続されており、電子部品5を駆動および制御するための信号を配線基板6に供給するものである。この外部回路基板3は、実装構造体2が搭載される一主面に、配線基板6と電気的に接続される端子3aを有する。外部回路基板3の厚みは、例えば0.5mm以上1.2mm以下である。また、外部回路基板3の主面方向における熱膨張率は、例えば16ppm/℃以上22ppm/℃以下である。なお、外部回路基板3の主面方向における熱膨張率は、市販のTMA(Thermo-Mechanical Analysis)装置を用いて、JIS K7197−1991に準じた測定方法により測定される。以下、各部材の熱膨張率は、外部回路基板3と同様に測定される。
第1バンプ4は、外部回路基板3と実装構造体2の配線基板6とを電気的に接続するものである。この第1バンプ4は、外部回路基板3の端子3aに電気的に接続するとともに、配線基板6の後述する第1パッド9aに電気的に接続する。この第1バンプ4は、錫や亜鉛等の低融点金属を含む半田等の導電材料からなる。また、第2バンプ7は、第1バンプ4と同様の材料からなる。本実施形態において、外部回路基板3と配線基板6との間には、第1バンプ4のみが介在しており、例えばアンダーフィル等の他の部材は介在していない。その結果、外部回路基板3において実装構造体2の交換を容易に行なうことができる。
電子部品5は、配線基板6の一主面に第2バンプ7を介してフリップチップ実装されている。この電子部品5は、例えば、ICもしくはLSI等の半導体素子または弾性表面波(SAW)装置もしくは圧電薄膜共振器(FBAR)等の弾性波装置等である。電子部品5と配線基板6との間には、例えばエポキシ樹脂またはシアネート樹脂等の樹脂材料およびシリカフィラーを含むとともに配線基板6および電子部品5に接着したアンダーフィル等の接着部材が介在していても構わない。また、電子部品5は、例えばエポキシ樹脂またはシアネート樹脂等の封止樹脂によって配線基板6上で封止されていても構わない。電子部品5の厚みは、例えば0.1mm以上1mm以下である。また、電子部品5の主面方向における熱膨張率は、例えば2ppm/℃以上14ppm/℃以下である。
配線基板6は、電子部品5を支持しつつ電子部品5と外部回路基板3とを電気的に接続するものである。この配線基板6は、複数の絶縁層8と、絶縁層8上に配された複数の導電層9と、絶縁層8を厚み方向に貫通するとともに導電層9と接続した複数のビア導体1
0とを備えている。
本実施形態において、絶縁層8および導電層9は交互に積層されており、配線基板6はコア基板を含んでいないコアレス基板である。その結果、厚みの大きいコア基板がないことから、配線基板6を薄型化させて電子機器を小型化することができる。また、高周波信号の伝送特性が低下しやすいコア基板がないことから、配線基板6の電気特性を高めることができる。また、コア基板を基準面として導電層9を対称に配置する必要がないため、導電層9を奇数層として配線基板6を薄型化することができる。また、本実施形態の配線基板3は、両主面にソルダーレジスト層が形成されていない。その結果、配線基板6を薄型化することができる。配線基板6の厚みは、例えば30μm以上200μm以下であり、中でも100μm以下と薄くすることが望ましい。
配線基板6の主面方向における熱膨張率は、電子部品5の主面方向における熱膨張率よりも大きく、かつ外部回路基板3の主面方向における熱膨張率よりも小さいことが望ましい。その結果、配線基板6と電子部品5との主面方向における熱膨張率の差を低減しつつ、配線基板6と外部回路基板3との主面方向における熱膨張率の差を低減することができるため、配線基板6と電子部品5との接続信頼性を高めつつ、配線基板6と外部回路基板3との接続信頼性を高めることができる。配線基板6の主面方向における熱膨張率は、例えば12ppm/℃以上16ppm/℃以下である。
絶縁層8は、厚み方向または主面方向に離れた導電層9同士の絶縁部材や主面方向に離れたビア導体10同士の絶縁部材として機能するものである。複数の絶縁層8は、最外層に配されて一対をなす第1絶縁層8aおよび第2絶縁層8bを含んでおり、第1絶縁層8aは、外部回路基板3側に配されており、第2絶縁層8bは、電子部品5側に配されている。本実施形態の配線基板6は、絶縁層8を3層含んでいる。絶縁層8の詳細については後述する。
導電層9は、厚み方向または主面方向に互いに離れており、接地用配線、電力供給用配線または信号用配線等の配線として機能するものである。導電層9は、最外層に配されて一対をなす第1パッド9aおよび第2パッド9bを含んでおり、第1パッド9aは、外部回路基板3側に配されており、第2パッド9bは、電子部品5側に配されている。導電層9は、例えば銅等の導電材料からなり、第1パッド9aおよび第2パッド9bの表面には、例えばニッケルまたは金等の被膜が形成されている。導電層9は、例えば円板状または主面方向に沿った線状であり、第1パッド9aおよび第2パッド9bは、例えば円板状である。本実施形態の配線基板6は、導電層9を4層含んでいる。導電層9の厚みは、例えば3μm以上20μm以下である。導電層9の各方向における熱膨張率は、例えば14ppm/℃以上18ppm/℃以下である。
ビア導体10は、厚み方向に互いに離れた導電層9同士を電気的に接続するものであり、導電層9とともに配線の一部を構成するものである。このビア導体10は、導電層9と同様の材料からなり、同様の特性を有する。また、ビア導体10は、電子部品5側から外部回路基板3側に向かって幅狭となるテーパー状に形成されている。ビア導体10の幅(直径)は、例えば10μm以上75μm以下である。
次に、絶縁層8について詳細に説明する。
絶縁層8は、外部回路基板3側に配された樹脂層11と、電子部品5側に配された無機絶縁層12とを含んでいる。無機絶縁層12は、樹脂層11と比較して低熱膨張率かつ高剛性であるとともに導電層9の外部回路基板3側の一主面に接しており、樹脂層11は、導電層9の電子部品5側の他主面および側面に接している。
樹脂層11は、無機絶縁層12同士を接着するとともに主面方向に離れた導電層9同士の絶縁部材として機能するものである。また、樹脂層11は、無機絶縁層12よりもヤング率が小さく弾性変形しやすいため、配線基板6におけるクラックの発生を抑制するものである。また、樹脂層11は、無機絶縁層12と比較して高熱膨張率であるため、配線基板6と外部回路基板3との主面方向における熱膨張率の差を低減することができる。樹脂層11の厚みは、無機絶縁層12の厚みよりも大きいことが望ましい。その結果、配線基板6と外部回路基板3との主面方向における熱膨張率の差を低減することができる。
樹脂層11の厚みは、例えば3μm以上30μm以下である。また、樹脂層11の厚みは、無機絶縁層12の厚みの例えば1倍以上3倍以下であり、中でも1.2倍以上3倍以下であることが望ましい。樹脂層11の各方向における熱膨張率は、例えば20ppm/℃以上50ppm/℃以下である。樹脂層11のヤング率は、例えば0.2GPa以上20GPa以下である。なお、樹脂層11のヤング率は、MTS社製ナノインデンターXPを用いて、ISO14577−1:2002に準じた方法で測定される。以下、各部材のヤング率は、樹脂層11と同様に測定される。
この樹脂層11は、図2(a)に示すように、樹脂13と樹脂13中に分散した複数のフィラー粒子14とを含んでいる。
樹脂13は、例えばエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、シアネート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、全芳香族ポリアミド樹脂またはポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。樹脂13のヤング率は、例えば0.1GPa以上5GPa以下である。樹脂13の各方向における熱膨張率は、例えば20ppm/℃以上50ppm/℃以下である。
フィラー粒子14は、例えば酸化ケイ素、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、水酸化アルミニウムまたは炭酸カルシウム等の無機絶縁材料からなる。フィラー粒子14の平均粒径は、例えば0.5μm以上5μm以下である。フィラー粒子14の各方向における熱膨張率は、例えば0ppm/℃以上15ppm/℃以下である。樹脂層11におけるフィラー粒子14の含有割合は、例えば3体積%以上60体積%以下である。なお、フィラー粒子14の平均粒径は、配線基板6の厚み方向への断面において、各粒子の粒径の平均値を算出することによって測定することができる。また、樹脂層11におけるフィラー粒子14の含有割合は、配線基板6の厚み方向への断面において、樹脂層11においてフィラー粒子14が占める面積の割合を含有割合(体積%)とみなすことによって測定することができる。以下、各部材の平均粒径および含有割合は、フィラー粒子14と同様に測定される。
無機絶縁層12は、絶縁層8を高剛性かつ低熱膨張率とすることによって、配線基板6を高剛性としつつ、電子部品5と配線基板6との各方向における熱膨張率の差を低減するものである。その結果、電子部品5の配線基板6への実装時に実装構造体2に熱が加わった際に、電子部品5と配線基板6との主面方向における熱膨張率の違いに起因した配線基板6の反りを低減できるため、電子部品5と配線基板6との接続信頼性を高め、ひいては実装構造体2の電気的信頼性を高めることができる。特に、配線基板6を薄型化した場合において、配線基板6の反りを良好に低減することができる。
無機絶縁層12の厚みは、例えば3μm以上30μm以下である。無機絶縁層12のヤング率は、例えば10GPa以上50GPa以下である。また、無機絶縁層12の各方向における熱膨張率は、例えば0ppm/℃以上10ppm/℃以下である。
無機絶縁層12は、図2(a)および(b)に示すように、一部が互いに接続した複数の無機絶縁粒子15を含んでいる。この無機絶縁粒子15は、一部が互いに接続した複数の第1無機絶縁粒子15aと、第1無機絶縁粒子15aよりも粒径が大きく、一部が第1無機絶縁粒子15aと接続しているとともに、第1無機絶縁粒子15aを挟んで互いに離れた複数の第2無機絶縁粒子15bとを含んでいる。第1無機絶縁粒子15a同士の間には開気孔である間隙16が形成されている。すなわち、無機絶縁層12は、多孔質体であり、無機絶縁粒子15同士が互いに接続した3次元網目状構造をなしている。また、複数の無機絶縁粒子15同士の接続部は、括れ状であり、また、ネック構造をなしている。無機絶縁層12においては、複数の無機絶縁粒子15同士が互いに接続して拘束し合うことから、樹脂層11中に分散したフィラー粒子14のように流動しないため、無機絶縁層12を高剛性かつ低熱膨張率とすることができる。
第1無機絶縁粒子15aは、無機絶縁層12において接続部材として機能するものである。この第1無機絶縁粒子15aは、例えば酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ホウ素、酸化マグネシウムまたは酸化カルシウム等の無機絶縁材料からなり、中でも、低熱膨張率および低誘電正接の観点から、酸化ケイ素を用いることが望ましい。この場合、第1無機絶縁粒子15aは、酸化ケイ素を90質量%以上含んでいればよい。また、酸化ケイ素は、結晶構造に起因した熱膨張率の異方性を低減するため、アモルファス(非晶質)状態であることが望ましい。
第1無機絶縁粒子15aは、例えば球状である。また、第1無機絶縁粒子15aの平均粒径は、例えば3nm以上110nm以下である。このように第1無機絶縁粒子15aの粒径が微小であるため、無機絶縁層12を緻密なものとして高剛性かつ低熱膨張率とすることができるとともに、後述するように、無機絶縁層12を作製する際に第1無機絶縁粒子15a同士を容易に接続することができる。
第2無機絶縁粒子15bは、その粒径が大きいことから、無機絶縁層12に生じたクラックが迂回するためのエネルギーを増加させるため、このクラックの伸長を抑制するものである。第2無機絶縁粒子15bは、第1無機絶縁粒子15aと同様の材料を用いることができ、中でも、第1無機絶縁粒子15aと材料特性を近づけるため、第1無機絶縁粒子15aと同じ材料を用いることが望ましい。この第2無機絶縁粒子15bは、例えば球状である。また、第2無機絶縁粒子15bの平均粒径は、例えば0.5μm以上5μm以下である。このように第2無機絶縁粒子15bの粒径が大きいため、無機絶縁層12に生じたクラックの伸長を良好に抑制できる。
間隙16は、開気孔であり、無機絶縁層12の他主面に開口を有する。また、無機絶縁層12が多孔質体であり、また、3次元網目状構造であることから、間隙16の少なくとも一部は、無機絶縁層12の厚み方向への断面において、無機絶縁粒子15に取り囲まれている。この間隙16には、無機絶縁層12の電子部品5とは反対側に位置する樹脂層11の一部が入り込んでおり、特に、樹脂13の一部が入り込んでいる。その結果、弾性変形しやすい樹脂13によって無機絶縁層12に加わった応力が緩和されるため、無機絶縁層12におけるクラックの発生を抑制できる。また、アンカー効果によって無機絶縁層12と樹脂層11との接着強度を高めることができる。なお、無機絶縁層12および間隙16のうち間隙16が占める割合は、例えば10体積%以上50体積%以下である。
ところで、配線基板6と外部回路基板3との主面方向における熱膨張率が異なる場合に、第1パッド9aと外部回路基板2の端子3aとを電気的に接続する際に配線基板6および外部回路基板3に熱が加わると、第1パッド9aと外部回路基板3の端子3aとの接続部を構成する第1バンプ4に熱応力が加わることがある。特に、配線基板6の主面方向における熱膨張率を電子部品5の主面方向における熱膨張率に近づけるために配線基板6の主面方向における熱膨張率を低減すると、配線基板6と外部回路基板3との主面方向における熱膨張率の差が大きくなりやすい。
一方、図1(b)に示すように、本実施形態においては、第1絶縁層8aは、第2絶縁層8bとは反対側に配された一主面17と、この一主面17から窪んだ凹部18とを有しており、複数の導電層9は、凹部18に配されているとともに第1絶縁層8aの一主面17よりも凹部18の内側に位置する第1パッド9aを有しており、凹部18の内壁19と第1絶縁層8aの一主面17との間の角部20が曲面状である。
その結果、第1パッド9aが凹部18の内側に位置することから、凹部18内において、凹部18の開口部21と第1パッド9aの外部回路基板3側の一主面22との間に隙間23が形成される。したがって、配線基板6と外部回路基板3との接続部を構成する第1バンプ4の一部が凹部18内の隙間23に入り込むため、第1バンプ4と第1パッド9aとの接続強度を高めることができる。それ故、第1バンプ4に熱応力が加わった際に、第1バンプ4と第1パッド9aとの剥離を抑制し、第1バンプ4と第1パッド9aとの接続信頼性を高め、ひいては外部回路基板3との接続信頼性に優れた配線基板6を得ることができる。
さらに、角部20が曲面状であることから、一部が凹部18内に入り込んだ第1バンプ4によって角部20に加わる応力を分散させることができるため、第1絶縁層8aの角部20におけるクラックを抑制することができる。したがって、このクラックに起因した配線の断線を抑制することができ、ひいては電気的信頼性に優れた配線基板6を得ることができる。
また、第1バンプ4の一部が凹部18内の隙間23に入り込むため、配線基板6と外部回路基板3との間の距離を短くし、電子装置1を薄くすることができる。また、角部20が曲面状であることから、第1バンプ4が隙間23に入り込みやすくなるため、第1バンプ4と第1パッド9aとの接続不良を抑制しつつ第1バンプ4の量を低減することができる。したがって、第1バンプ4の高さを小さくすることができ、電子装置1を薄くすることができる。
この角部20は、少なくとも一部が第1パッド9aから露出しており、電子装置1において第1バンプ4が接している。配線基板6の厚み方向に沿った断面において、角部20は曲線状であり、角部20の曲率半径は例えば1μm以上5μm以下である。
また、本実施形態において、凹部18の幅は、第1絶縁層8aの一主面17側から第1絶縁層8aの他主面24側に向かって小さくなっている。その結果、凹部18の内壁19と第1パッド9aの側面28とが接する面積を増加させることができることから、凹部18の内壁19において、第1パッド9aの一主面22の端部が接する箇所に加わる応力を緩和することができる。したがって、第1絶縁層8aにおけるクラックの発生を抑制することができる。凹部18の内壁19の傾斜角(第1絶縁層8aの厚み方向と凹部18の内壁19との間の角度)は、10°以上45°以下であることが望ましい。10°以上とすることによって、凹部18の内壁19と第1パッド9aの側面28とが接する面積を増加できるとともに、45°以下とすることによって、凹部18の内壁19と第1パッド9aの一主面22との間の角度が小さくなり過ぎることに起因した一主面22の端部における応力の集中を抑制することができる。
また、本実施形態において、第1絶縁層8aは、第1絶縁層8aの一主面17側に配された樹脂層11と、第1絶縁層8aの他主面24側に配された、一部が互いに接続した複数の無機絶縁粒子15を有するとともに複数の無機絶縁粒子15同士の間隙に樹脂層11
の一部が配された無機絶縁層12とを含んでおり、樹脂層11は、凹部18を有する。その結果、無機絶縁層12によって配線基板6を低熱膨張率かつ高剛性とするとともに、樹脂層11が凹部18を有することによって、第1絶縁層8aに凹部18を容易に形成できる。また、無機絶縁層12によって、第1絶縁層8aの厚み方向における熱膨張率を低減することができるため、第1ビア導体10aと第1絶縁層8aとの厚み方向における熱膨張率の差が小さくなる。したがって、第1ビア導体10aと導電層9との接続部の破壊を抑制することができる。
また、本実施形態において、複数のビア導体10は、第1絶縁層8aを厚み方向に貫通するとともに第1パッド9aに接続した第1ビア導体10aを有しており、複数の導電層9は、第1絶縁層8aの他主面24に配されているとともに第1ビア導体10aに接続したランド9cを含んでいる。その結果、例えば前述したアンダーフィルの形成時におけるアンダーフィルの硬化収縮等によって第1ビア導体10aとランド部9cとの接続部に応力が加わった際に、高剛性である無機絶縁層12が第1ビア導体10aを支持するため、第1ビア導体10aとランド9cとの接続部の破壊を抑制することができる。また、前述したように樹脂層11が凹部18を有するため、第1ビア導体10aにおける樹脂層11を貫通する領域の厚みが凹部18の分だけ小さくなる。したがって、第1ビア導体10aと絶縁層8との厚み方向における熱膨張率の差が小さくなるため、第1ビア導体10aとランド9cとの接続部の破壊を抑制することができる。
また、本実施形態において、第1ビア導体10aの幅は、第1絶縁層8aの一主面17側から第1絶縁層8aの他主面24側に向かって大きくなっている。その結果、第1ビア導体10aとランド9cとの接続面積を増加させることによって、第1ビア導体10aとランド9cとの接続強度を高めることができるため、第1ビア導体10aとランド9cとの接続部の破壊を抑制することができる。
また、本実施形態において、第1パッド9aは、第1バンプ4を介して外部回路基板3に接続される。その結果、配線基板6と電子部品5との接続部と比較して、例えば配線基板6と外部回路基板3との間にアンダーフィルが介在しないことから大きな応力が加わりやすい配線基板6と外部回路基板3との接続部において、前述したように、第1バンプ4と第1パッド9aとの接続強度を高めつつ、角部20に加わる応力を分散させることができる。
また、本実施形態において、凹部18の内壁19と凹部18の底面25との間の角部26が第1パッド9aに接しており、かつ曲面状である。その結果、第1パッド9aによって角部26に加わる応力を分散させることができるため、第1絶縁層8aの角部26におけるクラックを抑制することができる。この角部26の曲率半径は、凹部18の内壁19と第1絶縁層8aの一主面17との間の角部20の曲率半径よりも小さい。その結果、第1パッド9aの一主面22と曲面状の角部26とが近づき過ぎることに起因した一主面22の端部における応力の集中を抑制することができる。配線基板6の厚み方向に沿った断面において、角部26は曲線状であり、角部26の曲率半径は例えば0.2μm以上2μm以下である。
また、本実施形態において、第1パッド9aの他主面27は、凹部18の底面25と接しており、第1パッド9aの側面28は、凹部18の内壁と接している。さらに、第1パッド9aの他主面27および側面28の算術平均粗さ(Ra)は、第1パッド9aの一主面22の算術平均粗さ(Ra)よりも大きい。その結果、第1パッド9aの他主面27と凹部18の底面25との接着強度を高めつつ、第1パッド9aの側面28と凹部18の内壁19との接着強度を高めることができるため、第1パッド9aと凹部18との剥離を低減することができ、ひいては、配線基板6の電気的信頼性を高めることができる。また、第1パッド9aの一主面22の算術平均粗さ(Ra)を小さくすることによって、一主面22の第1バンプ4に対する濡れ性が向上するため、第1パッド9aと第1バンプ4との接続強度を高めることができる。第1パッド9aの他主面27および側面28の算術平均粗さ(Ra)は、例えば0.8μm以上4μm以下である。また、第1パッド9aの一主面22の算術平均粗さ(Ra)は、0.1μm以上1μm以下である。
次に、前述した実装構造体2の製造方法を、図3ないし図10を参照しつつ説明する。
(1)図3(a)に示すように、支持シート29と、支持シート29上に配された無機絶縁層12と、無機絶縁層12上に配された未硬化の樹脂層前駆体30とを含む積層シート31を作製する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、支持シート29と、無機絶縁粒子15および無機絶縁粒子15が分散した溶剤を有する無機絶縁ゾルとを準備し、無機絶縁ゾルを支持シート29の一主面に塗布する。次に、無機絶縁ゾルから溶剤を蒸発させて、支持シート29上に無機絶縁粒子15を残存させる。この残存した無機絶縁粒子15は、近接箇所で互いに接触している。次に、無機絶縁粒子15を加熱して、隣接する無機絶縁粒子15同士を近接箇所で接続させることによって、無機絶縁層12を形成する。次に、無機絶縁層12上に樹脂層前駆体30を積層し、積層された無機絶縁層12および樹脂層前駆体30を厚み方向に加熱加圧することによって、樹脂層前駆体30の一部を間隙16内に充填する。その結果、積層シート31を作製することができる。
支持シート29としては、例えば銅箔等の金属箔またはPETフィルム等の樹脂フィルム等を用いることができる。支持シート29の厚みは、例えば12μm以上200μm以下である。
無機絶縁ゾルにおける無機絶縁粒子15の含有割合は、例えば10%体積以上50体積%以下であり、無機絶縁ゾルにおける溶剤の含有割合は、例えば50%体積以上90体積%以下である。溶剤は、例えばメタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノプロピルエーテル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、キシレン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジメチルアセトアミドまたはこれらから選択された2種以上の混合物を含んだ有機溶剤等を用いることができる。
無機絶縁ゾルの乾燥は、例えば加熱および風乾により行なわれる。乾燥温度は、例えば、20℃以上溶剤の沸点未満であり、乾燥時間は、例えば20秒以上30分以下である。
無機絶縁粒子15同士を接続させる際の加熱温度は、溶剤の沸点以上、無機絶縁粒子15の結晶化開始温度未満であり、さらには、100℃以上250℃以下である。また、加熱時間は、例えば0.5時間以上24時間以下である。第1無機絶縁粒子15aは、前述した如く、平均粒径が3nm以上110nm以下と微小であるため、このような低温であっても、第1無機絶縁粒子15a同士および第1無機絶縁粒子15aと第2無機絶縁粒子15bとを強固に接続することができる。これは、第1無機絶縁粒子15aが微小であることから、第1無機絶縁粒子15aの原子、特に表面の原子が活発に運動するため、このような低温下でも第1無機絶縁粒子15a同士および第1無機絶縁粒子15aと第2無機絶縁粒子15bとが強固に接続すると推測される。
さらに、このように低温で加熱することによって、第1無機絶縁粒子15aおよび第2無機絶縁粒子15bの粒子形状を保持しつつ、第1無機絶縁粒子15a同士、および第1無機絶縁粒子15aと第2無機絶縁粒子15bとを近接領域のみで接続することができる
。その結果、開気孔の間隙16を容易に形成することができる。なお、第1無機絶縁粒子15a同士を強固に接続することができる温度は、例えば、第1無機絶縁粒子15aの平均粒径を110nm以下に設定した場合は250℃程度であり、第1無機絶縁粒子15aの平均粒径を15nm以下に設定した場合は150℃程度である。
積層された無機絶縁層12および樹脂層前駆体30を加熱加圧する際の加圧圧力は、例えば0.5MPa以上2MPa以下であり、加圧時間は、例えば60秒以上10分以下であり、加熱温度は、例えば80℃以上140℃以下である。なお、この加熱温度は、樹脂層前駆体30の硬化開始温度未満であるため、樹脂層前駆体30を未硬化の状態で維持することができる。
(2)図3(b)および(c)に示すように、両主面に金属箔32が接着した支持体33を準備する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、金属箔32および支持体33を準備する。次に、支持体33の両主面に接着剤34を介して支持体33に金属箔32を接着させる。その結果、両主面に金属箔32が接着した支持体33を準備することができる。
金属箔32は、本実施形態においては、電解銅箔である。電解銅箔は、ドラムに銅を電着させた後、電着した銅をドラムから剥離することによって作製される。この金属箔32は、ドラム側に配されていたマット面である一主面35と、ドラムとは反対側に配されていたシャイニー面であり、一主面35よりも算術平均粗さ(Ra)が小さい他主面36とを有する。金属箔32の厚みは、例えば8μm以上35μm以下である。一主面35の算術平均粗さ(Ra)は例えば2μm以上6μm以下である。他主面36の算術平均粗さ(Ra)は例えば0.4μm以上2μm以下である。
支持体33としては、例えばガラスクロスをエポキシ樹脂で被覆してなるガラスエポキシ基板等のプリント板などを用いることができる。なお、支持体33として、複数のプリント板を分離可能としつつ接着させたものを用いても構わないし、金属板を用いても構わない。この支持体33は、後述する工程において絶縁層8および導電層9を支持するものであり、配線基板6と比較して、厚みが大きく、剛性が高い。支持体33の厚みは、例えば0.3mm以上1.2mm以下である。支持体33のヤング率は、例えば10GPa以上200GPa以下である。また、支持体33の主面方向における熱膨張率は、例えば12ppm/℃以上20ppm/℃以下である。
接着剤34としては、例えばエポキシ樹脂およびシリカフィラーを含むものを用いることができる。接着剤34の厚みは、例えば10μm以上40μm以下である。
ここで、本実施形態においては、金属箔32の一主面35が露出しており、金属箔32の他主面36が接着剤34に接着している。その結果、他主面36の算術平均粗さ(Ra)は、一主面35の算術平均粗さ(Ra)よりも小さいため、後述するように、金属箔32の他主面36を接着剤34から容易に剥離することができる。
本工程において金属箔32は支持体33の両主面それぞれに接着しており、以下の工程は支持体33の両主面それぞれにおいて行なわれる。
(3)図4(a)ないし図7(a)に示すように、支持体33上に金属箔32を介して絶縁層8および導電層9を交互に積層することによって、配線基板6を支持体33上で形成する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、図4(a)および(b)に示すように、金属箔32の一主面35をエッチングすることによって、金属箔32の一主面35から突出するとともに金属箔32の一主面35との間の角部39が曲面状である凸部37を形成する。次に、図5(a)および(b)に示すように、積層シート31を用いて、金属箔32の一主面35を覆う一主面17および凸部37を覆うとともに凸部37に対応した形状である凹部18を有する第1絶縁層8aを形成する。次に、図6(a)に示すように、無機絶縁層12から積層シート31に含まれていた支持シート29を除去する。次に、図6(b)に示すように、第1絶縁層8aを厚み方向に貫通するとともに凸部37を露出したビア孔38を形成する。次に、図6(c)に示すように、第1絶縁層8a上にランド9cを部分的に形成しつつ、ビア孔38内に第1ビア導体10aを形成する。次に、図7(a)に示すように、前述した方法と同様の方法で絶縁層8、導電層9およびビア導体10の形成を順次繰り返す。その結果、支持体33上に金属箔32を介して絶縁層8および導電層9を交互に積層することによって、配線基板6を支持体33上で形成することができる。
金属箔32の一主面35のエッチングは、具体的には例えば以下のように行なう。フォトリソグラフィ法を用いて金属箔32上を部分的に被覆するレジスト(図示せず)を形成した後、塩化第二鉄溶液または塩化銅溶液等のエッチング液を用いて、金属箔32のレジストで被覆されていない領域における一主面35側の一部を除去する。その結果、金属箔32のレジストで被覆された領域に凸部37を形成することができる。このように金属箔の32の一主面35をエッチングして凸部37を形成していることから、金属箔32の一主面35と凸部37との間の角部39においてはエッチング液の流れが悪くなりやすいため、凸部37は前述した凹部18に対応した形状となり、金属箔32の一主面35と凸部37との間の角部39が曲面状となる。
また、凸部37を形成した後、第1絶縁層8aを金属箔32上および凸部37上に形成する前に、例えばギ酸を含むエッチング液を用いて、凸部37の表面を粗化する。その結果、凸部37の一部からなる第1パッド9aの他主面27および側面28の算術平均粗さ(Ra)を大きくすることができる。また、この粗化によって、凸部37の頂面と凸部37の側面との間の角部をより曲面状することができる。
第1絶縁層8aの形成は、具体的には例えば以下のように行なう。まず、積層シート31の樹脂層前駆体30を金属箔32側に配しつつ、積層シート31を金属箔32上および凸部37上に積層する。次に、樹脂層前駆体30の硬化開始温度以上、熱分解温度未満の温度で、積層シート31および支持体33を積層方向に加熱加圧する。その結果、樹脂層前駆体30が熱硬化して樹脂層11となる。この際、樹脂層11が凸部37を埋設して、凸部37に対応した形状の凹部18が形成されるとともに、樹脂層11が金属箔32の一主面35および凸部37の表面に接着する。その結果、第1絶縁層8aを形成することができる。なお、積層シート31および支持体33を加熱加圧する際の加圧圧力は、例えば0.5MPa以上2MPa以下であり、加圧時間は、例えば60秒以上10分以下であり、加熱温度は、例えば80℃以上170℃以下である。
無機絶縁層12からの支持シート29の除去は、例えば機械的な剥離によって行なうことができる。また、支持シート29が金属箔からなる場合には、塩化第二鉄溶液または塩化銅溶液等のエッチング液を用いて化学的に支持シート29を除去することができる。
ビア孔38の形成は、例えばYAGレーザーまたはCOレーザー等を用いたレーザー加工によって行なうことができる。レーザー加工を用いた場合、第1ビア導体10aを形成する前に、デスミア処理を用いて、レーザー加工によってビア孔38内に生じたスミア(樹脂の残渣)を除去することが望ましい。
第1絶縁層8a上へのランド9cの形成およびビア孔38内への第1ビア導体10aの形成は、例えば無電解めっき法および電解めっき法等のめっき法を用いたセミアディティブ法、サブトラクティブ法またはフルアディティブ法等によって行なうことができる。
ここで、本実施形態においては、複数の配線基板6を含む多数個取り配線基板40を支持体33上に形成している。すなわち、複数の配線基板6を1つの多数個取り配線基板40として支持体33上で同時に形成している。この多数個取り配線基板40は、例えば格子状に配列した配線基板6を複数含んでおり、支持体33の両主面それぞれに形成される。
(4)図7(b)および図8に示すように、配線基板6に電子部品5を実装することによって、配線基板6および電子部品5を有する複数の実装構造体2を支持体33上で形成する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、複数の電子部品5を含むウェハを切断して分割することによって、電子部品5を準備する。次に、図7(b)に示すように、多数個取り配線基板40に第2バンプ7を介して複数の電子部品5をフリップチップ実装する。この際、多数個取り配線基板40および複数の電子部品5を第2バンプ7を介して接続するために、例えば220℃以上270℃以下で加熱するリフローを行なう。次に、図8に示すように、ダイシング加工またはレーザー加工等を用いて、多数個取り配線基板40の支持体33とは反対側の一主面から支持体33側の主面に向かって、多数個取り配線基板40における配線基板6同士の間を切断することによって、支持体33を分割せずに多数個取り配線基板40を分割して複数の配線基板6とする。その結果、複数の実装構造体2を支持体33上で形成することができる。
ここで、本実施形態においては、多数個取り配線基板40を切断する際に、支持体33を分割しない。その結果、1つの支持体33上に複数の実装構造体2が配された状態となるため、複数の実装構造体2の取扱いを容易にすることができる。
また、本実施形態においては、多数個取り配線基板40を切断する際に、多数個取り配線基板40だけでなく、金属箔32も切断して分割する。その結果、後述する工程(5)にて、多数個取り配線基板40から支持体33を容易に除去することができる。
また、本実施形態においては、多数個取り配線基板40を切断する際に、多数個取り配線基板40および金属箔32だけでなく、支持体33の両主面近傍の一部分を切断して切込み41を形成する。この際、支持体33の厚み方向における中央部分を切断せず、支持体33は分割しない。その結果、切断の深さにばらつきがあった場合においても、多数個取り配線基板40および金属箔32の切断および分割を確実に行なうことができる。この切込み41の深さは、支持体33の厚みの例えば0.2倍以上0.4倍以下である。
(5)図9(a)ないし図10(b)に示すように、実装構造体2から支持体33を除去した後、実装構造体2を外部回路基板3に搭載して図1(a)に示した電子装置1を作製する。具体的には、例えば以下のように行なう。
まず、図9(a)および(b)に示すように、実装構造体2と支持体33とを機械的に剥離して、実装構造体2から支持体33を除去する。次に、図10(a)および(b)に示すように、金属箔32の他主面36をエッチングすることによって、第1絶縁層8aの一主面17を露出させつつ、第1絶縁層8aの一主面17よりも凹部18の内側に位置する凸部37の一部を残存させて、凸部37の一部からなる第1パッド9aを形成する。次に、第1パッド9aを第1バンプ4を介して外部回路基板3の端子3aに電気的に接続し
、実装構造体2を外部回路基板3に搭載して、図1(a)に示した電子装置1を作製する。
本実施形態においては、実装構造体2と支持体33とを機械的に剥離する際に、実装構造体2および支持体33に機械的な応力を加えると、金属箔32の他主面36と接着剤34とが剥離する。金属箔32の他主面36は、前述した如く、シャイニー面であり、算術平均粗さ(Ra)が小さいことから、接着剤34との接着強度が弱いため、金属箔32の他主面36と接着剤34とを容易に剥離することができる。一方、金属箔32の一主面35は、マット面であり、算術平均粗さ(Ra)が大きいことから、第1絶縁層8aとの接着強度が高いため、金属箔32の一主面35と第1絶縁層8aとの剥離を抑制することができる。
金属箔32の他主面36のエッチングは、例えば塩化第二鉄溶液または塩化銅溶液等のエッチング液を用いて行なうことができる。この際、エッチング液の処理時間またはエッチング液の濃度等の条件を適宜調節することによって、第1絶縁層8aの一主面17を露出させつつ、凸部37の一部を残存させて、凸部37の一部からなる第1パッド9aを形成することができる。この第1パッド9aの一主面22に粗化処理を行なわずに、第1パッド9aに第1バンプ4を接着させることで、第1パッド9aの一主面22の算術平均粗さ(Ra)を、第1パッド9aの他主面27および側面28の算術平均粗さ(Ra)よりも小さくすることができる。
ここで、本実施形態において、金属箔32は電解銅箔からなり、1種類の金属材料からなるため、例えば、金属箔32が異なる金属材料からなる複数の金属層の積層体である場合のように、製造工程中の各エッチング液が金属層同士の間に入り込むことによって凸部37が除去されてしまうといった不良の発生を抑制できる。また、金属箔32が1種類の金属材料からなるため、金属箔32のコストを低減できる。
実装構造体2を外部回路基板3に搭載する際に、実装構造体2および外部回路基板3を第1バンプ4を介して接続するために、例えば220℃以上270℃以下で加熱するリフローを行なう。その結果、第1バンプ4は、凹部18内の隙間23に入り込んで第1パッド9aの一主面22と接着するとともに、凹部18の内壁19と第1絶縁層8aの一主面17との間の角部20に接する。
ここで、前述したように、本実施径形態の配線基板6の製造方法は、金属箔32の一主面35をエッチングすることによって、金属箔32の一主面35から突出するとともに金属箔32の一主面35との間の角部39が曲面状である凸部37を形成する工程と、金属箔32の一主面35を覆う一主面24および凸部37を覆うとともに凸部37に対応した形状である凹部18を有する第1絶縁層8aを形成する工程と、金属箔32の他主面36をエッチングすることによって、第1絶縁層8aの一主面24を露出させつつ、第1絶縁層8aの一主面24よりも凹部18の内側に位置する凸部37の一部を残存させて、凸部37の一部からなる第1パッド9aを形成する工程とを備えている。
その結果、金属箔32の一主面35をエッチングすることによって、金属箔32の一主面35との間の角部39が曲面状である凸部37を容易に形成することができる。この凸部37に対応した形状である凹部18を有する第1絶縁層8aを形成することによって、凹部18の内壁19と第1絶縁層8aの一主面17との間の角部20が曲面状である凹部18を容易に形成することができる。さらに、金属箔32の他主面36をエッチングすることによって、凹部18に配されているとともに第1絶縁層8aの一主面17よりも凹部18の内側に位置する第1パッド9aを容易に形成することができる。したがって、前述した本実施形態の配線基板6を容易に作製することができる。
本発明は、前述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、改良、組合せ等が可能である。
前述した本発明の実施形態においては、電子部品5を配線基板6にフリップチップ実装した構成を例に説明したが、電子部品5を配線基板6にワイヤボンディング実装しても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、配線基板6が絶縁層8を3層含むとともに導電層9を4層含む構成を例に説明したが、配線基板6は絶縁層8および導電層9を何層含んでいても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、絶縁層8が樹脂層11および無機絶縁層12を含む構成を例に説明したが、絶縁層8は樹脂層11のみを含んでいても構わない。また、絶縁層8は、無機絶縁層12の樹脂層11とは反対側の一主面に配され、無機絶縁層12と導電層9との間に介在した介在樹脂層(プライマー層)をさらに含んでいても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、無機絶縁粒子15が第1無機絶縁粒子15aおよび第2無機絶縁粒子15bを含む構成を例に説明したが、無機絶縁粒子15は第1無機絶縁粒子15aのみを含んでいてもよいし、他の無機絶縁粒子を含んでいても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、工程(1)にて溶剤の蒸発と無機絶縁粒子15の加熱とを別々に行なった構成を例に説明したが、これらを同時に行なっても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、工程(2)にて金属箔32が電解銅箔である構成を例に説明したが、金属箔32は、銅以外の金属材料からなるものでも構わないし、異なる金属材料からなる複数の金属層の積層体であっても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、工程(3)にて支持体33の両主面上それぞれで配線基板6を形成した構成を例に説明したが、支持体33の一主面上のみで配線基板6を形成しても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、工程(3)にて複数の配線基板6を含む多数個取り配線基板40を支持体33上に形成した構成を例に説明したが、支持体33上に配線基板6を個別に形成しても構わない。
また、前述した本発明の実施形態においては、工程(4)にて多数個取り配線基板40に第2バンプ7を介して複数の電子部品5を実装した構成を例に説明したが、多数個取り配線基板40に第2バンプ7を介して、複数の電子部品5を含むウェハを実装した後、多数個取り配線基板40と同時にウェハを切断して分割することによって、実装構造体2を作製しても構わない。この場合、複数の電子部品5と比較して取扱いが容易であるウェハを多数個取り配線基板40に実装することで、実装構造体2の生産効率を高めることができる。
1 電子装置
2 実装構造体
3 外部回路基板
4 第1バンプ
5 電子部品
6 配線基板
7 第2バンプ
8 絶縁層
8a 第1絶縁層
8b 第2絶縁層
9 導電層
9a 第1パッド
9b 第2パッド
9c ランド
10 ビア導体
10a 第1ビア導体
11 樹脂層
12 無機絶縁層
13 樹脂
14 フィラー粒子
15 無機絶縁粒子
15a 第1無機絶縁粒子
15b 第2無機絶縁粒子
16 間隙
17 第1絶縁層の一主面
18 凹部
19 凹部の内壁
20 凹部の内壁と第1絶縁層の一主面との間の角部
21 開口部
22 第1パッドの一主面
23 隙間
24 第1絶縁層の他主面
25 凹部の底面
26 凹部の内壁と凹部の底面との間の角部
27 第1パッドの他主面
28 第1パッドの側面
29 支持シート
30 樹脂層前駆体
31 積層シート
32 金属箔
33 支持体
34 接着剤
35 金属箔の一主面
36 金属箔の他主面
37 凸部
38 ビア孔
39 金属箔の一主面と凸部との間の角部
40 多数個取り配線基板
41 切込み

Claims (9)

  1. 複数の絶縁層と、該絶縁層上に配された複数の導電層と、前記絶縁層を厚み方向に貫通するとともに前記導電層に接続した複数のビア導体とを備え、
    前記複数の絶縁層は、最外層に配されて一対をなす第1絶縁層および第2絶縁層を有し、前記第1絶縁層は、前記第2絶縁層とは反対側に配された一主面と、該一主面から窪んだ凹部とを有し、
    前記複数の導電層は、前記凹部に配されているとともに前記第1絶縁層の前記一主面よりも前記凹部の内側に位置する第1パッドを有し、
    前記凹部の内壁と前記第1絶縁層の前記一主面との間の角部が曲面状であることを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記凹部の幅は、前記第1絶縁層の前記一主面側から前記第1絶縁層の他主面側に向かって小さくなっていることを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記第1絶縁層は、前記第1絶縁層の前記一主面側に配された樹脂層と、前記第1絶縁層の他主面側に配された、一部が互いに接続した複数の無機絶縁粒子を有するとともに該複数の無機絶縁粒子同士の間隙に前記樹脂層の一部が配された無機絶縁層とを含んでおり、前記樹脂層は、前記凹部を有することを特徴とする配線基板。
  4. 請求項3に記載の配線基板において、
    前記複数のビア導体は、前記第1絶縁層を厚み方向に貫通するとともに前記第1パッドに接続した第1ビア導体を有しており、
    前記複数の導電層は、前記第1絶縁層の前記他主面に配されているとともに前記第1ビア導体に接続したランドを含んでいることを特徴とする配線基板。
  5. 請求項4に記載の配線基板において、
    前記第1ビア導体の幅は、前記第1絶縁層の前記一主面側から前記第1絶縁層の前記他主面側に向かって大きくなっていることを特徴とする配線基板。
  6. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記第1パッドは、バンプを介して外部回路基板に電気的に接続されることを特徴とする配線基板。
  7. 請求項1に記載の配線基板と、該配線基板に実装された電子部品とを備え、
    前記第2絶縁層は、前記第1絶縁層とは反対側に配された一主面を有し、
    前記複数の導電層は、前記第2絶縁層の前記第1主面上に配された第2パッドを有し、
    前記電子部品は、前記第2パッドに電気的に接続していることを特徴とする実装構造体。
  8. 請求項7に記載の実装構造体と、該実装構造体が搭載された外部回路基板と、前記実装構造体の前記配線基板と前記外部回路基板との間に介在したバンプとを備え、
    前記第1パッドは、前記バンプを介して前記外部回路基板に電気的に接続していることを特徴とする電子装置。
  9. 金属箔の一主面をエッチングすることによって、前記金属箔の前記一主面から突出するとともに前記金属箔の前記一主面との間の角部が曲面状である凸部を形成する工程と、
    前記金属箔の前記一主面を覆う一主面および前記凸部を覆うとともに前記凸部に対応した形状である凹部を有する第1絶縁層を形成する工程と、
    前記金属箔の他主面をエッチングすることによって、前記第1絶縁層の前記一主面を露出させつつ、前記第1絶縁層の前記一主面よりも前記凹部の内側に位置する前記凸部の一部を残存させて、前記凸部の前記一部からなる第1パッドを形成する工程とを備えたことを特徴とする配線基板の製造方法。
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