JP2014159098A - 封入体 - Google Patents

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Abstract

【課題】上シートと下シートとの間に挟み込まれたフィルムシートによる封入部に封入された封入物を脱落しにくくしながらも、多くの情報を通知可能とし、かつ、フィルムシートの端部がくしゃくしゃになりにくくする。
【解決手段】フィルムシート33を、表面シート10、冊子用シート31a,31b及び裏面シート20の端部から離間した領域に挟み込むとともに、表面シート10と冊子用シート31a及びフィルムシート33とを貼着する粘着剤41aによる貼着部12の幅を、冊子用シート31a,31bと裏面シート20とを貼着する粘着剤32による貼着部21の幅よりも広くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品が封入された封入体に関する。
従来より、ダイレクトメール等といった郵送等によって送付される印刷物においては、差出人が受取人に通知したい情報が文字や画像として所定の用紙に印刷されており、そのほとんどが、封筒等に封入、封緘され、封入体として受取人に送付されている。このような封入体は、受取人が封筒を開封して封筒等に封入された印刷物を閲覧することによって、差出人が通知したい情報が受取人に通知されることになる。
また、近年においては、商品サンプルや小物商品等の物品を上述したような印刷物とともに封筒等に封入し、送付することが行われている(例えば、特許文献1参照。)。このように、商品サンプルや小物商品等の物品を情報が印刷された印刷物とともに送付した場合、この封入体の受取人は、印刷物に印刷された情報を閲覧するだけでなく、実際に商品サンプルや小物商品を手にすることができ、それにより、商品等の広告効果を向上させることができる。
図9は、封入物が封入される封入体の一例を示す図であり、(a)は外観正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は表面シート310の裏面の構成を示す図、(d)は表面シート310を取り除いた構成を示す図である。
本例は図9に示すように、互いに同一形状を有する表面シート310と裏面シート320とが重ね合わされ、これら表面シート310と裏面シート320との間に、冊子部330及びこれに貼着されたフィルムシート333が挟み込まれて構成されている。
表面シート310は、3辺に沿ってミシン目311が形成されているとともに、裏面シート320との重ね合わせ面において上記3辺以外の1辺に沿って粘着剤341aが塗布されている。
裏面シート320は、表面シート310のミシン目311の外側に対向する領域に粘着剤341bが塗布されており、この粘着剤341bによって表面シート310と裏面シート320とが貼着されている。なお、この粘着剤341bは、粘着剤341aに対向する領域には塗布されていない。
上記のように貼着された表面シート310と裏面シート320とは、表面シート310の粘着剤341aが塗布された領域側の1辺が、粘着剤341aによって貼着されて綴じ部となり、ミシン目311が破断することによって表面シート310のミシン目311の内側の領域がこの1辺を綴じ部として見開かれることになる。
冊子部330は、表面シート310と裏面シート320との間において、表面シート310のミシン目311の内側の領域に挟み込まれている。冊子部330は、2枚の冊子用シート331a,331bからなり、表面シート310側の冊子用シート331aにフィルムシート333が貼着されている。2枚の冊子用シート331a,331bは、表面シート310の粘着剤341aが塗布された辺側の端部が表面シート310のこの辺と重なり、この辺に沿う領域が粘着剤332によって互いに貼着されるとともに、裏面シート320側となる冊子用シート331bが粘着剤332によって裏面シート320と貼着されている。
フィルムシート333は、表面シート310及び裏面シート320の綴じ部となる辺が伸びる方向の長さが、冊子用シート331a,331bと同じであり、これに直交する方向の長さが、冊子用シート331a,331bよりも短くなっている。そして、フィルムシート333は、表面シート310の粘着剤341aが塗布された辺側の端部が表面シート310のこの辺と重なり、この辺に沿う領域が粘着剤332によって冊子用シート331aに貼着されるとともに、表面シート310及び裏面シート320の綴じ部となる辺が伸びる方向の両端部、並びにその両端部の中間部分において、表面シート310及び裏面シート320の綴じ部となる辺が伸びる方向とは直交する方向にライン状に塗布された粘着剤334によって冊子用シート331aに貼着されている。また、フィルムシート333は、粘着剤341aによって表面シート310と貼着されている。それにより、フィルムシート333と冊子用シート331aとの間において、表面シート310及び裏面シート320の綴じ部とは反対側の領域が開口した2つの封入部335が形成されている。
上記のように構成された封入体301においては、封入部335に封入物が封入、封緘された後、封入体301の提供先に郵送等によって送付されていく。
以下に、封入体301からの封入物の取り出し方法について説明する。
図10は、図9に示した封入体301からの封入物の取り出し方法を説明するための図である。
上記のように構成された封入体301に封入された封入物を取り出す場合は、まず、図10(a)に示すように、表面シート310のミシン目311を破断していき、表面シート310のミシン面311の外側の領域を裏面シート320に貼着したまま、ミシン目311の内側の領域を、粘着剤341aによって冊子用シート331a及び裏面シート320と貼着された領域に沿う辺を綴じ部として見開いていく。
すると、図10(b)に示すように、表面シート310と裏面シート320との間に挟み込まれた冊子部330及びこれに貼着されたフィルムシート333が表出する。またこの際、冊子部330とフィルムシート333とによって形成された封入部335の開口部が表出する。
そして、図10(c)に示すように、封入部335に封入された封入物302を、封入部335の開口部から取り出す。
その後、冊子用シート331aを捲ることで、図10(d)に示すように、冊子用シート331bに表示された通知情報336が視認可能となり、この通知情報336を封入体301の受取人に通知することができる。
登録実用新案第3050246号公報
上述した表面シート310、フィルムシート333、331b及び裏面シート320のように複数枚のシートが1つの辺を綴じ部として見開き可能に構成された封入体においては、これら表面シート310、冊子用シート331a,331b及び裏面シート320、さらにはフィルムシート333を綴じ部となる側にて貼着している粘着剤332,341aの塗布幅は互いに同一となっているのが一般的である。その際、上述した冊子用シート331bのように通知情報336を表示しておく場合、通知情報336として多くの情報を表示するには、綴じ部となる側にて複数枚のシートを貼着している粘着剤332,341aの塗布幅をできるだけ狭くすることが好ましい。
ところで、上述した封入体301においては、封入部335に封入された封入物302が送付途中等において不用意に脱落しないようにする工夫が必要となる。ところが、上述したように多くの情報を表示するために粘着剤の幅を狭くした場合、表面シート310が冊子用シート331aから剥がれやすくなり、封入部335に封入された封入物302が送付途中等において不用意に脱落してしまう可能性が高くなってしまうという問題点がある。
また、上述した封入体301のように、封入部335を形成するためにフィルムシート333を用いた場合、フィルムシート333の端部が、表面シート310や裏面シート320の端部と重なっていると、フィルムシート333の端部が露出してくしゃくしゃになってしまうという問題点もある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、上シートと下シートとの間に挟み込まれたフィルムシートによる封入部に封入された封入物を脱落しにくくしながらも、多くの情報を通知可能とし、かつ、フィルムシートの端部がくしゃくしゃになりにくい封入体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
重ね合わされた複数枚の下シートがその1辺に沿って形成された第1の貼着部にて互いに貼着され、前記複数枚の下シート上に上シートが重ね合わされ、該上シートの前記1辺に重なる辺に沿って形成された第2の貼着部にて前記下シートと前記上シートとが貼着され、前記上シートと前記下シートとの間にフィルムシートが挟み込まれ、該フィルムシートの一部が前記下シートに貼着されることによって該フィルムシートと前記下シートとの間に封入部が形成され、前記1辺を綴じ部として見開かれる封入体において、
前記フィルムシートは、前記1辺から離間した領域に挟み込まれ、
前記第2の貼着部の幅が、前記第1の貼着部の幅よりも広いことを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、上シートと下シートとを綴じ部にて貼着している第2の貼着部の幅が、複数枚の下シートを綴じ部にて互いに貼着している第1の貼着部の幅よりも広いので、上シートと下シートとが剥がれにくくなり、それにより、これら上シートと下シートとの間に挟み込まれたフィルムシートによる封入部に封入された封入物が脱落しにくくなるとともに、複数枚の下シートを捲って封入体を見開いた際に視認可能となる面積が広くなり、それにより、下シートを用いて多くの情報が通知可能となる。さらに、フィルムシートが、第1及び第2の貼着部が形成された1辺から離間した領域に挟み込まれているので、フィルムシートの端部がくしゃくしゃになりにくい。
また、封入部が、第1及び第2の貼着部が形成された1辺に沿う領域以外に取り出し口を有し、フィルムシートが、第2の貼着部によってその一部が上シートと貼着されていれば、フィルムシートがさらに強固に固定されて脱落しにくくなるとともに、封入部の一端部が第2の貼着部によって覆われた状態となり、封入物が封入部内にて不安定になりにくくなる。
本発明によれば、上シートと下シートとを綴じ部にて貼着している第2の貼着部の幅が、複数枚の下シートを綴じ部にて互いに貼着している第1の貼着部の幅よりも広いことにより、上シートと下シートとの間に挟み込まれたフィルムシートによる封入部に封入された封入物を脱落しにくくすることができるとともに、複数枚の下シートを捲って封入体を見開いた際に視認可能となる面積が広くなり、下シートを用いて多くの情報が通知可能となる。さらに、フィルムシートが、第1及び第2の貼着部が形成された1辺から離間した領域に挟み込まれていることにより、フィルムシートの端部がくしゃくしゃになりにくい。
また、封入部が、第1及び第2の貼着部が形成された1辺に沿う領域以外に取り出し口を有し、フィルムシートが、第2の貼着部によってその一部が上シートと貼着されているものにおいては、フィルムシートがさらに強固に固定されて脱落しにくくなるとともに、封入部の一端部が第2の貼着部によって覆われた状態となり、封入物が封入部内にて不安定になりにくくなる。
本発明の封入体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は表面シートの裏面の構成を示す図、(d)は表面シートを取り除いた構成を示す図である。 図1に示した封入体における第1の作用を説明するための図である。 図1に示した封入体からの封入物の取り出し方法を説明するための図である。 図1に示した封入体における第2の作用を説明するための図である。 本発明の封入体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は表面シートの裏面の構成を示す図、(d)は表面シートを取り除いた構成を示す図である。 図5に示した封入体における第1の作用を説明するための図である。 図5に示した封入体からの封入物の取り出し方法を説明するための図である。 図5に示した封入体における第2の作用を説明するための図である。 封入物が封入される封入体の一例を示す図であり、(a)は外観正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は表面シートの裏面の構成を示す図、(d)は表面シートを取り除いた構成を示す図である。 図9に示した封入体からの封入物の取り出し方法を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の封入体の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は表面シート10の裏面の構成を示す図、(d)は表面シート10を取り除いた構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、互いに同一形状を有する表面シート10と裏面シート20とが重ね合わされ、これら表面シート10と裏面シート20との間に、冊子部30及びこれに貼着されたフィルムシート33が挟み込まれて構成されている。
表面シート10は、本願発明における上シートとなるものであって、3辺に沿ってミシン目11が形成されているとともに、裏面シート20との重ね合わせ面において上記3辺以外の1辺に沿って粘着剤41aが塗布されており、この粘着剤41aによって第2の貼着部12が形成されている。
裏面シート20は、本願発明における下シートとなるものであって、表面シート10のミシン目11の外側に対向する領域に粘着剤41bが塗布されており、この粘着剤41bによって表面シート10と裏面シート20とが貼着されている。なお、この粘着剤41bは、粘着剤41aに対向する領域には塗布されていない。
上記のように貼着された表面シート10と裏面シート20とは、表面シート10の貼着部12側の1辺が、粘着剤41aによって貼着されて綴じ部となり、ミシン目11が破断することによって表面シート10のミシン目11の内側の領域がこの1辺を綴じ部として見開かれることになる。
冊子部30は、表面シート10と裏面シート20との間において、表面シート10のミシン目11の内側の領域に挟み込まれている。冊子部30は、本願発明の下シートとなる2枚の冊子用シート31a,31bからなり、表面シート10側の冊子用シート31aにフィルムシート33が貼着されている。2枚の冊子用シート31a,31bは、表面シート10の貼着部12側の端部が表面シート10のこの辺と重なり、この辺に沿う領域が粘着剤32によって互いに貼着されるとともに、裏面シート20側となる冊子用シート31bが粘着剤32によって裏面シート20と貼着されており、この粘着剤32によって第1の貼着部21が形成されている。
フィルムシート33は、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺が伸びる方向の長さが、冊子用シート31a,31bと同じであり、これに直交する方向の長さが、冊子用シート31a,31bよりも短くなっている。それにより、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺に直交する方向における両端部において、冊子用シート31a,31bとの間に段差が生じている。この段差の部分には粘着剤41aが対向しており、それにより、貼着部12において、フィルムシート33の端部が粘着剤41aによって覆われるような状態となって、冊子用シート31a及びフィルムシート33が粘着剤41aによって表面シート10と貼着されている。フィルムシート33は、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺が伸びる方向の両端部、並びにその両端部の中間部分において、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺が伸びる方向とは直交する方向にライン状に塗布された粘着剤34によって冊子用シート31aに貼着されている。それにより、フィルムシート33と冊子用シート31aとの間において、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺が伸びる方向とは直交する方向における両端部が開口した2つの封入部35が形成されている。
上記のように構成された封入体1においては、封入部35に封入物が封入、封緘された後、封入体1の提供先に郵送等によって送付されていく。
以下に、上記のように構成された封入体1における第1の作用について説明する。
図2は、図1に示した封入体1における第1の作用を説明するための図であり、貼着部12,21近傍の断面図である。
上述したように、本形態の封入体1においては、下シートを構成する裏面シート20と冊子用シート31a,31bとが貼着部21にて粘着剤32によって互いに貼着されているとともに、表面シート10と冊子用シート31a及びフィルムシート33とが貼着部12にて粘着剤41aによって貼着されているが、図2に示すように、貼着部12の幅W2が貼着部21の幅W1よりも広くなっている。
それにより、冊子用シート31a,31bと裏面シート20とを、冊子用シート31a,31bを捲って貼着部21を綴じ部として見開いた場合に、冊子用シート31b及び裏面シート20にて視認可能となる面積を広くしながらも、表面シート10を冊子用シート31aから剥がれにくくすることができる。表面シート10と冊子用シート31aとの間には、フィルムシート33が挟み込まれ、このフィルムシート33と冊子用シート31aとによって封入部35が形成されているため、表面シート10を冊子用シート31aから剥がれにくくすることにより、封入部35に封入された封入物が脱落しにくくすることができるようになる。また、本形態においては、貼着部12において、冊子用シート31a及びフィルムシート33が粘着剤41aによって表面シート10と貼着されており、フィルムシート33の端部が粘着剤41aによって覆われるような状態となっているため、フィルムシート33が表面シート10と冊子部30との間に強固に固定されるとともに、封入部35の端部が粘着剤41aによって覆われた状態となり、封入体1の送付時等において封入物が封入部35内であばれて不安定になりにくくなり、封入部35に封入された封入物をさらに脱落しにくくすることができる。
また、フィルムシート33が、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺に直交する方向における両端部において、冊子用シート31a,31bとの間に段差が生じるように、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺から離間して挟み込まれているため、フィルムシート33の端部が封入体1の端部にて露出しておらず、それにより、フィルムシート33の端部がくしゃくしゃになりにくい。
以下に、封入体1からの封入物の取り出し方法について説明する。
図3は、図1に示した封入体1からの封入物の取り出し方法を説明するための図である。
上記のように構成された封入体1に封入された封入物を取り出す場合は、まず、図3(a)に示すように、表面シート10のミシン目11を破断していき、表面シート10のミシン面11の外側の領域を裏面シート20に貼着したまま、ミシン目11の内側の領域を、粘着剤41aによって冊子用シート31a及び裏面シート20と貼着された領域に沿う辺を綴じ部として見開いていく。
すると、図3(b)に示すように、表面シート10と裏面シート20との間に挟み込まれた冊子部30及びこれに貼着されたフィルムシート33が表出する。またこの際、冊子部30とフィルムシート33とによって形成された封入部35の開口部が表出する。なお、封入部35は上述したように、表面シート10及び裏面シート20の綴じ部となる辺が伸びる方向とは直交する方向における両端部が開口しているものの、綴じ部となる辺に沿う領域は貼着部12によって表面シート10と貼着されているため、それとは反対側の領域のみが開口部として表出する。
そして、図3(c)に示すように、封入部35に封入された封入物2を、封入部35の開口部を取り出し口としてこの取り出し口から取り出す。
その後、冊子用シート31aを捲ることで、図3(d)に示すように、冊子用シート31bに表示された通知情報36が視認可能となり、この通知情報36を封入体1の受取人に通知することができる。
以下に、上述した封入体1における第2の作用について説明する。
図4は、図1に示した封入体1における第2の作用を説明するための図である。
上述したように、本形態の封入体1においては、下シートを構成する裏面シート20と冊子用シート31a,31bとが貼着部21にて粘着剤32によって互いに貼着されているとともに、表面シート10と冊子用シート31a及びフィルムシート33とが貼着部12にて粘着剤41aによって貼着されており、図2に示したように、貼着部12の幅W2が貼着部21の幅W1よりも広くなっている。
そのため、ミシン目11を破断して表面シート10のミシン目11の内側の領域のみを捲って見開いた場合、図4(a)に示すように、ミシン目11の見開き方向の幅W0に対して、貼着部12の幅がW2であることから視認可能となる領域の幅はW3となる。これは、表面シート10と冊子用シート31aとを強固に貼着するために、貼着部12の幅W2を貼着部21の幅W1よりも広くしたことによるものである。
これに対して、冊子用シート31aを捲って見開いた場合、図4(b)に示すように、ミシン目11の見開き方向の幅W0に対して、貼着部21の幅がW1であることから、冊子用シート31bにて視認可能となる領域の幅は、W3よりも広いW4となる。これは、冊子用シート31bを捲って見開いた場合に裏面シート20にて視認可能となる領域の幅も同様である。
これにより、表面シート10と冊子用シート31aとを強固に貼着しながらも、冊子用シート31a,31bを捲って見開いた場合に視認可能となる面積、すなわち、通知情報36を表示できる面積を広くすることができ、多くの情報が通知可能となる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の封入体の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観正面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は表面シート110の裏面の構成を示す図、(d)は表面シート110を取り除いた構成を示す図である。
本形態は図5に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、フィルムシート133が貼着部141aに対向しておらず、そのため、フィルムシート133が粘着剤141aにかからずに表面シート110とは貼着されていない点のみが異なるものである。
以下に、上記のように構成された封入体101における第1の作用について説明する。
図6は、図5に示した封入体101における第1の作用を説明するための図であり、貼着部112,121近傍の断面図である。
本形態の封入体101においては、下シートを構成する裏面シート120と冊子用シート131a,131bとが貼着部121にて粘着剤132によって互いに貼着されているとともに、表面シート110と冊子用シート131aとが貼着部112にて粘着剤141aによって貼着されているが、図6に示すように、貼着部112の幅W2が貼着部121の幅W1よりも広くなっている。
それにより、冊子用シート131a,131bと裏面シート120とを、冊子用シート131a,131bを捲って貼着部21を綴じ部として見開いた場合に、冊子用シート131b及び裏面シート120にて視認可能となる面積を広くしながらも、表面シート110を冊子用シート131aから剥がれにくくすることができる。表面シート110と冊子用シート131aとの間には、フィルムシート133が挟み込まれ、このフィルムシート133と冊子用シート131aとによって封入部135が形成されているため、表面シート110を冊子用シート131aから剥がれにくくすることにより、封入部135に封入された封入物が脱落しにくくすることができるようになる。
また、フィルムシート133が、表面シート110及び裏面シート120の綴じ部となる辺に直交する方向における両端部において、冊子用シート131a,131bとの間に段差が生じるように、表面シート110及び裏面シート120の綴じ部となる辺から離間して挟み込まれているため、フィルムシート133の端部が封入体101の端部にて露出しておらず、それにより、フィルムシート133の端部がくしゃくしゃになりにくい。
以下に、封入体101からの封入物の取り出し方法について説明する。
図7は、図5に示した封入体101からの封入物の取り出し方法を説明するための図である。
上記のように構成された封入体101に封入された封入物を取り出す場合は、まず、図7(a)に示すように、表面シート110のミシン目111を破断していき、表面シート110のミシン面111の外側の領域を裏面シート120に貼着したまま、ミシン目111の内側の領域を、粘着剤141aによって冊子用シート131a及び裏面シート120と貼着された領域に沿う辺を綴じ部として見開いていく。
すると、図7(b)に示すように、表面シート110と裏面シート120との間に挟み込まれた冊子部130及びこれに貼着されたフィルムシート133が表出する。またこの際、冊子部130とフィルムシート133とによって形成された封入部135の開口部が表出する。
そして、図7(c)に示すように、封入部135に封入された封入物102を、封入部135の開口部を取り出し口としてこの取り出し口から取り出す。
その後、冊子用シート131aを捲ることで、図7(d)に示すように、冊子用シート131bに表示された通知情報136が視認可能となり、この通知情報136を封入体101の受取人に通知することができる。
以下に、上述した封入体101における第2の作用について説明する。
図8は、図5に示した封入体101における第2の作用を説明するための図である。
本形態の封入体101においては、下シートを構成する裏面シート120と冊子用シート131a,131bとが貼着部121にて粘着剤132によって互いに貼着されているとともに、表面シート110と冊子用シート131aとが貼着部112にて粘着剤141aによって貼着されており、図6に示したように、貼着部112の幅W2が貼着部121の幅W1よりも広くなっている。
そのため、ミシン目111を破断して表面シート110のミシン目111の内側の領域のみを捲って見開いた場合、図8(a)に示すように、ミシン目111の見開き方向の幅W0に対して、貼着部112の幅がW2であることから視認可能となる領域の幅はW3となる。これは、表面シート110と冊子用シート131aとを強固に貼着するために、貼着部112の幅W2を貼着部121の幅W1よりも広くしたことによるものである。
これに対して、冊子用シート131aを捲って見開いた場合、図8(b)に示すように、ミシン目111の見開き方向の幅W0に対して、貼着部121の幅がW1であることから、冊子用シート131bにて視認可能となる領域の幅は、W3よりも広いW4となる。これは、冊子用シート131bを捲って見開いた場合に裏面シート120にて視認可能となる領域の幅も同様である。
これにより、表面シート110と冊子用シート131aとを強固に貼着しながらも、冊子用シート131a,131bを捲って見開いた場合に視認可能となる面積、すなわち、通知情報136を表示できる面積を広くすることができ、多くの情報が通知可能となる。
なお、上述した実施の形態においては、表面シート10,110と裏面シート20,120との間に、2枚の冊子用シート31a,31b,131a,131bからなる冊子部30,130が挟み込まれ、この冊子部30,130にフィルムシート33,133が貼着された構成を例に挙げて説明したが、冊子部30,130を構成する冊子用シートの数は2枚に限らない。
1,101 封入体
2,102 封入物
10,110 表面シート
11,111 ミシン目
12,21,112,121 貼着部
20,120 裏面シート
30,130 冊子部
31a,31b,131a,131b 冊子用シート
32,34,41a,41b,132,134,141a,141b 粘着剤
33,133 フィルムシート
35,135 封入部
36,136 通知情報

Claims (2)

  1. 重ね合わされた複数枚の下シートがその1辺に沿って形成された第1の貼着部にて互いに貼着され、前記複数枚の下シート上に上シートが重ね合わされ、該上シートの前記1辺に重なる辺に沿って形成された第2の貼着部にて前記下シートと前記上シートとが貼着され、前記上シートと前記下シートとの間にフィルムシートが挟み込まれ、該フィルムシートの一部が前記下シートに貼着されることによって該フィルムシートと前記下シートとの間に封入部が形成され、前記1辺を綴じ部として見開かれる封入体において、
    前記フィルムシートは、前記1辺から離間した領域に挟み込まれ、
    前記第2の貼着部の幅が、前記第1の貼着部の幅よりも広いことを特徴とする封入体。
  2. 請求項1に記載の封入体において、
    前記封入部は、前記1辺に沿う領域以外に取り出し口を有し、
    前記フィルムシートは、前記第2の貼着部によってその一部が前記上シートと貼着されている封入体。
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