JP2014156817A - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プランジャ及び仕切部材の加工精度を緩和して作業性を高める。
【解決手段】プランジャ12の周壁19には通油孔26が設けられ、仕切部材13はプランジャ12内に挿入された状態で通油孔26よりも上方に通油端33を有する。プランジャ12の底壁18とボディ11との間には高圧室22が区画され、プランジャ12の内部における仕切部材13の内側には低圧室23が区画され、プランジャ12の内部における仕切部材13の外側には油路40が区画されている。プランジャ12の周壁19の内周面には、プランジャ側ねじ部38が設けられ、仕切部材13の外周面には、プランジャ側ねじ部38にねじ結合される仕切部材側ねじ部39が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラッシュアジャスタに関する。
特許文献1に記載のラッシュアジャスタは、シリンダヘッドに固定される有底筒状のボディと、ボディ内に上下移動可能に挿入されるプランジャとを備え、プランジャの上端部でロッカアームを支承する構造とされている。プランジャの周壁には、通油孔(特許文献1では「内部連通孔」と呼称)が設けられ、プランジャの底壁には、弁孔(特許文献1では「弁口」と呼称)が設けられている。シリンダヘッドの給油孔から供給される作動油は、通油孔からプランジャ内の低圧室に貯留されるとともに、弁孔を通してボディ内に充填される。ボディの内部におけるプランジャの底壁で区画される空間は高圧室とされ、高圧室の油圧に応じてプランジャが上下動するようになっている。ところで、プランジャの上昇時には、プランジャ内の低圧室の作動油が弁孔から高圧室に吸い込まれるが、このとき、低圧室の作動油の液面高さが低いと、高圧室にエアが噛み込むおそれがある。
これに対し、特許文献1の場合、プランジャ内に円筒状の仕切部材が挿入され、仕切部材の内部に低圧室が構成されている。仕切部材には、プランジャの内周面と仕切部材の外周面との間に油路(特許文献1では「流通路」と呼称)が形成され、通油孔よりも上方に通油端(特許文献1では「切欠部」と呼称)が設けられている。このため、通油孔から油路及び通油端を経て低圧室に多量の作動油が充填されることになり、作動油の液面高さが通油孔よりも上方の通油端によって規定されることで、高圧室にエアが噛み込むのが防止されるようになっている。
特開2004−197665号公報
ところで、仕切部材は、プランジャ内に圧入状態で挿入される。この場合に、焼嵌め等の処理が行われないと、プランジャの内径と仕切部材の外径とを圧入公差がほとんどない状態(圧入代がゼロ又はゼロに近い状態)で寸法管理しなければならず、高い加工精度が要求され、加工が難しいという事情がある。とくに、上記の場合、仕切部材の上下方向途中には段付き部分が設けられているため、圧入公差を適正に管理ぜずに仕切部材がプランジャに無理嵌めされると、仕切部材が段付き部分を起点として座屈することも懸念される。また、焼嵌め処理を行えば、その分、製造工数が増えて作業負担が大きいという問題もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、プランジャ及び仕切部材の加工精度を緩和して作業性を高めることを目的とする。
本発明は、有底筒状のボディと、前記ボディ内に上下移動可能に挿入される有底筒状のプランジャと、前記プランジャ内に挿入される管状の仕切部材とを備え、前記プランジャの周壁には通油孔が設けられ、前記仕切部材は前記プランジャ内に挿入された状態で前記通油孔よりも上方に通油端を有し、前記プランジャの底壁と前記ボディとの間には高圧室が区画され、前記プランジャの内部における前記仕切部材の内側には低圧室が区画され、前記プランジャの底壁には前記高圧室と前記低圧室とに連通可能な弁孔が設けられ、前記プランジャの内部における前記仕切部材の外側には油路が区画されており、前記通油孔、前記油路及び前記通油端を経て前記低圧室に作動油が貯留され、さらに前記弁孔を通して前記高圧室に前記作動油が充填され、前記高圧室の油圧に応じて前記プランジャが上下動するラッシュアジャスタであって、前記仕切部材の外周面には、仕切部材側ねじ部が設けられ、前記プランジャの周壁の内周面には、前記仕切部材側ねじ部にねじ結合されるプランジャ側ねじ部が設けられているところに特徴を有する。
仕切部材側ねじ部がプランジャ側ねじ部にねじ結合されることにより、仕切部材がプランジャ内に保持される。このとき、プランジャの周壁の内径と仕切部材の外径との間の寸法差が、仕切部材側ねじ部とプランジャ側ねじ部との噛み合い代によって吸収されるため、プランジャ内に仕切部材が圧入される場合と違って、プランジャの周壁の内径と仕切部材の外径とを厳密に寸法管理する必要がなく、加工精度が緩和されて作業性が改善される。
本発明のラッシュアジャスタが組み込まれた内燃機関の全体図である。 ラッシュアジャスタの断面図である。 プランジャに仕切部材が結合される状態を説明するための断面図である。 ねじ締め具に当接した係合溝の高さ位置で切った断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記仕切部材が、全体として上下方向に段付き部分を有さずに延びる筒状の形態とされている。仕切部材がこのような形態であれば、格別に複雑な加工を要せず、製造工数を削減することができるとともに、製造コストを抑えることができる。また、仕切部材の内側に存する低圧室の内容積を増加させることができ、小型のラッシュアジャスタに好適に適用可能となる。さらに、仕切部材がプランジャ内に挿入される過程で座屈するのが防止される。
前記仕切部材の上端には、ねじ締め具と当接して前記ねじ締め具の回転力を伝達する係合溝が設けられている。係合溝を利用してねじ締め作業を行うことにより、作業性がより良好となる。
前記プランジャが、ロッカアームを揺動可能に支持する半球状の支承部を有し、前記通油端が、前記仕切部材の上端に凹設され、前記仕切部材の上端に、前記プランジャの前記支承部が上方から当接した状態に保たれている。こうして、仕切部材がプランジャの支承部で押さえられることにより、プランジャ側ねじ部と仕切部材側ねじ部との結合状態が緩むのが防止され、プランジャ内に仕切部材が安定して保持される。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図4によって説明する。実施例1のラッシュアジャスタ10は、図1に示すように、内燃機関の動弁装置に組み込まれる。動弁装置は、ラッシュアジャスタ10に加え、バルブ50、ロッカアーム60及びカム70を備えている。
ラッシュアジャスタ10は、シリンダヘッド90の取付凹部91に上方から挿入され、バルブ50は、シリンダヘッド90の吸気又は排気ポート80を開閉可能に設けられる。また、ロッカアーム60は、ラッシュアジャスタ10の上端部(後述するプランジャ12の支承部25)とバルブ50の上端部との間に左右方向に架け渡して配置され、カム70は、ロッカアーム60の上方にロッカアーム60のローラ61と摺動可能に配置されている。ここで、カム70が回転すると、ロッカアーム60がラッシュアジャスタ10の上端部を支点として上下方向に揺動し、それに伴ってバルブ50が上下動して吸気又は排気ポート80が開閉されるようになっている。
続いて、ラッシュアジャスタ10について具体的に説明する。ラッシュアジャスタ10は、図2に示すように、ボディ11と、プランジャ12と、仕切部材13とを備えている。ボディ11は、円形板状の底壁部14と、底壁部14の外周から立ち上がる円筒状の周壁部15とを有し、全体として有底筒状をなしている。ボディ11は、シリンダヘッド90の取付凹部91に嵌入可能とされている。ボディ11の周壁部15には、外側通油孔16が貫通して設けられている。外側通油孔16は、取付凹部91内においてシリンダヘッド90の給油孔92に連通して配置される。また、ボディ11の外周面には、環状凹部17が全周に亘って設けられ、この環状凹部17に、外側通油孔16が開口している。このため、仮に、ボディ11が取付凹部91内で回転しても、環状凹部17を介して外側通油孔16と給油孔92との連通状態が保たれるようになっている。
プランジャ12は、円形板状の底壁18と、底壁18の外周から立ち上がる円筒状の周壁19とを有し、全体として有底筒状をなしている。底壁18の中心部には、弁孔20が貫通して設けられている。弁孔20は、後述するように、弁体21を介して高圧室22と低圧室23とを連通可能としている。周壁19の上端部には、径方向に絞られて中心部に貫通孔24を有する半球状の支承部25が設けられている。支承部25の外側の半球面には、ロッカアーム60がその揺動時に摺動するようになっている。
また、周壁19には、通油孔26が設けられている。周壁19の外周面には、環状凹所27が全周に亘って設けられ、この環状凹所27に、通油孔26が開口している。通油孔26は、環状凹所27を介してボディ11の外側通油孔16と連通しており、ボディ11内でプランジャ12が回転した場合にもその連通状態が保たれるようになっている。
図2に示すように、ボディ11内にプランジャ12が挿入された状態で、ボディ11の底部のうち、プランジャ12の底壁18とボディ11との間に区画される部分は、高圧室22とされている。高圧室22には、球形の弁体21が設けられている。弁体21は、ケージ状のリテーナ28内に収容され、第1バネ29によって弁孔20を閉じる方向に付勢されている。また、高圧室22には、ボディ11の底壁部14とリテーナ28の上縁部との間に、第2バネ30が設けられている。プランジャ12は、第2バネ30によって上方に付勢されている。
また、プランジャ12内には、仕切部材13が挿入されている。仕切部材13は、金属製の管体であって、全体として上下方向に延びる円筒状の形態とされている。仕切部材13がプランジャ12内に挿入された状態では、仕切部材13の下端がプランジャ12の底壁18に当接し、仕切部材13の上端が通油孔26よりも上方となるプランジャ12の支承部25と当接して配置されるようになっている。具体的には、仕切部材13は、上下方向に同一径で延び、且つ全高に亘って同形となる断面円形状をなし、上下方向途中に径方向の段付き部分を有さない形態とされている。そして、仕切部材13の外径はプランジャ12の周壁19の内径よりも小さくされており、両者の寸法差によって後述する油路40の路幅が規定されるようになっている。
さて、図3に示すように、仕切部材13の下端部の外周面には、仕切部材側ねじ部39が一体に設けられている。仕切部材側ねじ部39には、仕切部材13の下端から上方への所定範囲(仕切部材13の下半部の範囲内)にかけて配置され、外周面に、図示しない雄ねじ部が螺刻されている。また、仕切部材側ねじ部39は、仕切部材13の円筒状の本体部分に対して径方向外側に張り出す形態とされている。
一方、プランジャ12の周壁19下端部の内周面には、プランジャ側ねじ部38が一体に設けられている。プランジャ側ねじ部38には、周壁19の下端から上方への所定範囲(周壁19の下半部の範囲内であって通油孔26よりも下方)にかけて配置され、内周面に、図示しない雌ねじ部が螺刻されている。また、プランジャ側ねじ部38は、周壁19の円筒状の本体部分に対して径方向内側に張り出す形態とされている。
ここで、プランジャ側ねじ部38の上下方向の形成範囲は、仕切部材側ねじ部39の上下方向の形成範囲とほぼ同一とされている。そして、仕切部材側ねじ部39はプランジャ側ねじ部38にねじ結合され、もって仕切部材13がプランジャ12内に固定状態に保持されるようになっている。なお、プランジャ側ねじ部38の上端内周面及び仕切部材側ねじ部39の下端外周面には、それぞれ、ねじ締め方向に沿って傾斜するテーパ状の案内面36、37が形成され、両案内面36、37に沿って仕切部材側ねじ部39がプランジャ側ねじ部38との螺合位置に誘導されるようになっている。
仕切部材13の上端には、周方向に等間隔をあけて、詳細には、図4に示すように、周方向に90度の間隔をあけて、4つの切欠状の係合溝35が凹設されている。仕切部材側ねじ部39がプランジャ側ねじ部38にねじ締めされる際には、各係合溝35に、例えば、ねじ締め具としてのプラスドライバー100のビット先端110が嵌合して当接させられ、その状態で、プラスドライバー100が軸周りに回転させられる。すると、プラスドライバー100の回転力が各係合溝35を介して仕切部材13に伝達され、仕切部材13も同じく軸周りに回転させられる。そして、仕切部材13が回転させられるに伴い、仕切部材側ねじ部39の雄ねじ部がプランジャ側ねじ部38の雌ねじ部に深くねじ込まれて、仕切部材13がプランジャ12内に螺着されるようになっている。
また、ラッシュアジャスタ10の製造にあたり、仕切部材13は、未だ支承部25が形成されていないプランジャ12の上端開口からプランジャ12内に挿入される。そして、仕切部材側ねじ部39の雄ねじ部がプランジャ側ねじ部38の雌ねじ部にねじ込まれ、正規深さで螺合された状態で、プランジャ12の上端部が縮径方向に絞り込まれて、支承部25が貫通孔24とともに成形される。このとき、支承部25の内側の半球面が仕切部材13の上端に当接して、仕切部材13がプランジャ12に上方から押さえ付けられた状態に保たれる。したがって、仕切部材側ねじ部39とプランジャ側ねじ部38との結合状態が緩むのが阻止され、両者の結合状態が確実に維持されるようになっている。
ところで、図2に示すように、プランジャ12内に仕切部材13が組み込まれた場合に、プランジャ12の周壁19と仕切部材13との間で、且つ仕切部材側ねじ部39とプランジャ側ねじ部38とのねじ結合領域34の上方には、油路40が画成される。この場合、油路40の下端は、ねじ結合領域34によって封止されている。また、油路40は、仕切部材13の上端における各係合溝35に臨み、この各係合溝35の下端は通油端33として構成される。さらに、プランジャ12内において、仕切部材13の内側で区画される部分は、低圧室23として構成される。
ここで、シリンダヘッド90の給油孔92から、外側通油孔16、通油孔26、油路40及び通油端33を順次経て供給された作動油は、低圧室23に貯留され、さらに弁孔20を通して高圧室22に充填される。この場合に、仕切部材13の通油端33が通油孔26よりも上方に位置していることから、低圧室23には、通油孔26を越える高さにまで作動油が貯留される。
低圧室23及び高圧室22に作動油が導入された状態で、プランジャ12に対してロッカアーム60側から下向きに押圧力が付与されると、弁体21が弁孔20を閉じて高圧室22が密閉され、高圧室22の油圧によってプランジャ12の下降が停止される。一方、ロッカアーム60側からの押圧力の減少に伴い、プランジャ12が上昇して高圧室22の容積が増大すると、弁体21が下降して弁孔20を開き、作動油が低圧室23から弁孔20を通して高圧室22に流入し、高圧室22に作動油が満たされた状態となる。そして、プランジャ12の上昇が停止すると、弁体21が第1バネ29の付勢により上昇して弁孔20を閉じ、高圧室22が密閉状態となる。かくして、プランジャ12がボディ11に対して上下動することにより、ロッカアーム60に対する支承位置が変動して、バルブクリアランスが調整されるようになっている。
実施例1の場合、仕切部材側ねじ部39がプランジャ側ねじ部38にねじ結合されることにより、仕切部材13がプランジャ12内に保持されるため、組み付け容易で作業負担が軽減される。とくに、プランジャ12の周壁19の内径と仕切部材13の外径との間の寸法差が、仕切部材側ねじ部39とプランジャ側ねじ部38とのねじ結合領域34の重なり代、つまり噛み合い代によって吸収されるため、プランジャ12内に仕切部材13が圧入される場合と違って、プランジャ12の周壁19の内径と仕切部材13の外径との寸法管理を厳密に行う必要がなく、加工精度が緩和される。また、焼き嵌め処理等の付加的工程が不要となり、作業性が高められる。さらに、仕切部材13が径方向の段付き部分を有さず上下方向に真直ぐ延びる形態とされているため、組み付け過程で仕切部材13が座屈するおそれも少ない。さらにまた、プラスドライバー100のビット先端110が各係合溝35に嵌合状態で当接してねじ締め作業が行われるため、より良好な作業性が実現される。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)仕切部材の上端は、支承部の半球形状に沿うように径方向に絞られた形態になっていてもよい。
(2)プランジャ側ねじ部は、プランジャの円筒状の本体部分内周に固着される別体の部材として構成されるものであってもよい。同様に、仕切部材側ねじ部は、仕切部材の円筒状の本体部分外周に固着される別体の部材として構成されるものであってもよい。
(3)ねじ締め具は、プラスドライバーに限らず、ねじ締めの際に使用可能な工具であれば、特に限定されない。例えば、マイナスドライバーであってもよく、その場合は、仕切部材の上端に、マイナスドライバーに当接可能な一対の係合溝が凹設されているとよい。
10…ラッシュアジャスタ
11…ボディ
12…プランジャ
13…仕切部材
18…底壁
19…周壁
20…弁孔
22…高圧室
23…低圧室
26…通油孔
33…通油端
35…係合溝
38…プランジャ側ねじ部
39…仕切部材側ねじ部
40…油路

Claims (4)

  1. 有底筒状のボディと、前記ボディ内に上下移動可能に挿入される有底筒状のプランジャと、前記プランジャ内に挿入される管状の仕切部材とを備え、前記プランジャの周壁には通油孔が設けられ、前記仕切部材は前記プランジャ内に挿入された状態で前記通油孔よりも上方に通油端を有し、前記プランジャの底壁と前記ボディとの間には高圧室が区画され、前記プランジャの内部における前記仕切部材の内側には低圧室が区画され、前記プランジャの底壁には前記高圧室と前記低圧室とに連通可能な弁孔が設けられ、前記プランジャの内部における前記仕切部材の外側には油路が区画されており、前記通油孔、前記油路及び前記通油端を経て前記低圧室に作動油が貯留され、さらに前記弁孔を通して前記高圧室に前記作動油が充填され、前記高圧室の油圧に応じて前記プランジャが上下動するラッシュアジャスタであって、
    前記プランジャの周壁の内周面には、プランジャ側ねじ部が設けられ、前記仕切部材の外周面には、前記プランジャ側ねじ部にねじ結合される仕切部材側ねじ部が設けられていることを特徴とするラッシュアジャスタ。
  2. 前記仕切部材が、全体として上下方向に段付き部分を有さずに延びる筒状の形態とされていることを特徴とする請求項1記載のラッシュアジャスタ。
  3. 前記仕切部材の上端には、ねじ締め具と当接して前記ねじ締め具の回転力を伝達する係合溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のラッシュアジャスタ。
  4. 前記プランジャが、ロッカアームを揺動可能に支持する半球状の支承部を有し、前記通油端が、前記仕切部材の上端に凹設され、前記仕切部材の上端に、前記プランジャの前記支承部が上方から当接した状態に保たれていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のラッシュアジャスタ。
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