JP5358265B2 - ラッシュアジャスタ及びその組付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ラッシュアジャスタ及びその組付方法に関する。
従来より、封入油が外部に流出すること及び外部油が内部に流入することを防止することができる密封型ラッシュアジャスタが知られている(例えば、特許文献1参照)。この密封型ラッシュアジャスタは、ボディと、プランジャと、プランジャに装着される第1のシール部材と、ボディから露出しているプランジャの一部をシールすると共にボディの開口端部とプランジャとの間に形成される隙間を覆う第2のシール部材とを備えている。この密封型ラッシュアジャスタでは、第1のシール部材が装着されたプランジャがボディに嵌挿され、プランジャが上下に摺動する。また、ボディの先端側には、プランジャの突出を規制するためのキャップリテーナが配設されている。
また、プランジャがボディから飛び出すことを防止するために、ボディの先端側に、スナップリングを設けたラッシュアジャスタが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−223489号公報
実公昭63−35124号公報
しかしながら、上記密封型ラッシュアジャスタでは、プランジャを上方からボディに組み付けるため、ボディの内周面に傷がつくおそれがある。また、第1のシール部材がめくれたり、その位置がずれたりするおそもある。
また、キャップリテーナ又はスナップリングを利用したプランジャのストッパ構造は、ラッシュアジャスタの全長が長くなるおそれがある。特に、ボディにプランジャが収容され、ボディの内周面及びプランジャの外周面のそれぞれにシール部材が取り付けられるラッシュアジャスタでは、ラッシュアジャスタの全長が長くなり、エンジンスペースにラッシュアジャスタが収まらないという課題がある。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、ボディの内周面の傷の発生を回避することが可能なラッシュアジャスタの組付方法、及び従来より全長を短くすることが可能なラッシュアジャスタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のラッシュアジャスタの組付方法は、第1シール手段を備えるプランジャの下端に設けられた突起を、第2シール手段を備えるボディに当接することで、前記プランジャの伸び上がり量を規制するラッシュアジャスタの組付方法において、前記第1シール手段が前記第2シール手段を乗り越えないように、前記ボディの底側に設けられた開口部から、前記プランジャを挿入した後に、底ボディを前記開口部に取り付けることを特徴とする。
かかる構成によれば、ボディの底側に設けられた開口部からプランジャを挿入するので、ボディの内周面の傷の発生を回避することができる。また、プランジャがボディに下方から挿入され、並びにボディに設けられた凹部及びプランジャの突起によりプランジャの伸び上がり量が規制されるので、第1シール手段及び第2シール手段が互いに接触することはなく、シール手段の破損を回避することができる。
上記目的を達成するため、本発明のラッシュアジャスタは、内周面に筒状の凹部を有する筒状のボディと、突起が下端に設けられ、前記凹部の上面と接触することにより伸び上がり量が規制されるプランジャと、前記プランジャに装着される第1シール手段と、前記ボディに装着される第2シール手段と、前記プランジャを前記ボディに下方から挿入した後に、当該ボディの底側の開口部に取り付ける底ボディとを備え、前記第1シール手段が前記第2シール手段を乗り越えないように、前記第1シール手段が前記第2シール手段の下方に配置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ボディに設けられた凹部及びプランジャの突起によりプランジャの伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。プランジャをボディに下方から挿入するので、ボディの内周面の傷の発生を回避することができる。また、第1シール手段が第2シール手段の下方に配置されており、プランジャがボディに下方から挿入され、並びにボディに設けられた凹部及びプランジャの突起によりプランジャの伸び上がり量が規制されるので、第1シール手段及び第2シール手段が互いに接触することはなく、シール手段の破損を回避することができる。
好ましくは、本発明のラッシュアジャスタは、前記プランジャに装着される第1シール手段と、前記ボディに装着される第2シール手段とを更に備え、前記第1シール手段が前記第2シール手段を乗り越えないように、前記第1シール手段が前記第2シール手段の下方に配置されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、第1シール手段が第2シール手段の下方に配置されており、プランジャがボディの下方から挿入され、並びにボディに設けられた凹部及びプランジャの突起によりプランジャの伸び上がり量が規制されるので、第1シール手段及び第2シール手段が互いに接触することはなく、シール手段の破損を回避することができる。
好ましくは、前記底ボディの外周には、前記プランジャが最も下降した位置で、前記突起と接触する筒状の突出部が形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、、底ボディに形成された突出部によってもプランジャの伸び上がり量を調整できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
好ましくは、前記プランジャの下端には、溝が形成されており、当該溝には、前記凹部の上面と接触可能なサークリップが嵌め込まれていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ボディに設けられた凹部及びサークリップによりプランジャの伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
好ましくは、前記プランジャの下端には、前記凹部の上面と接触可能なリングが圧入、溶接又はビスで固定されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、ボディに設けられた凹部及びリングによりプランジャの伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
好ましくは、さらに、複数のつば部を有する花弁形状のケージを備え、前記プランジャの下端には、複数の孔部又は複数の切り欠き部が形成されており、当該複数のつば部が前記凹部の上面と接触可能なように前記複数の孔部又は前記複数の切り欠き部から突出することを特徴とする。
かかる構成によれば、ボディに設けられた凹部及び複数のつば部を有するケージによりプランジャの伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
好ましくは、前記プランジャの伸び上がりの方向における前記第1シール手段と記第2シール手段との間の距離が前記プランジャの伸び上がり量よりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、ボディの内周面の傷の発生を回避することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。 (A)は、上方から見た場合のケージ63の形状及びケージ63の断面を示す図であり、(B)は、上方から見た場合のケージ81の形状及びケージ81の断面を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。 つば81aが切り欠き部83から突出している状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。
図1のラッシュアジャスタ100は、油供給式のラッシュアジャスタである。ラッシュアジャスタ100は、ボディ2、底ボディ21及びプランジャ3を有している。プランジャ3は、上部プランジャ部材4及び下部プランジャ部材5から形成されており、ボディ2内に精密な嵌合関係で収納されており、上部プランジャ部材4及び下部プランジャ部材5の間には低圧室6が形成されている。尚、プランジャ3の先端部は、その底部よりも直径が短い。下部プランジャ部材5の底部は、底ボディ21と協同して高圧室8を形成する。逆止弁9が、低圧室6と高圧室8とを接続する通路10の終端内に設けられている。
逆止弁9は、下部プランジャ部材5内に形成されたカウンタボア22に締まりばめされているケージ11により保持され、このケージ11はスプリング12の弁座を提供する。図1では、逆止弁9はボールとして示されているがフラットディスク等とすることもできる。最も一般的な設計慣行に従えば、ケージ11の底部と逆止弁9間で作用するバイアススプリング13は、逆止弁9を常時閉位置へ付勢する。
油入口ポート14は、ボディ2に開口されており、上部プランジャ部材4内のラジアルポート16と交差するコレクタ溝15と交差して、圧液を低圧室6へ供給する。上部プランジャ部材4内の第2のコレクタ溝17及びポート18は、アキシャルボア19へ規制された圧液を供給し、上部プランジャ部材4の終端に形成された修正ボールエンド20と係合するロッカーアーム(図示せず)へ潤滑剤を供給する。上記圧液の規制は、ポート14とコレクタ溝17との間のランド領域のプランジャとボア間の制御されたクリアランスによって行われる。
図1の例では、ボディ2及び下部プランジャ部材5の外径間の嵌合により漏出が制御される。これらの部材間の直径のクリアランスは非常に精密に、例えば0.00508mm(0.000200インチ)から0.00584mm(0.000230インチ)の間に保持する必要があり、これは個別の部品を極端に厳しい公差で加工し、所望のクリアランスが達成されるようにプランジャ3とボディ2を選択的に対とすることによってのみ達成することができる。
ラッシュアジャスタ100の筐体は、ボディ2及び底ボディ21で構成されている。図1の領域Aに示すように、下部プランジャ部材5の下端には、つば状の突起27が設けられている。また、ボディ2の内周には、下部プランジャ部材5の突起27が上下動可能なように、筒状の凹部25が形成されている。尚、下部プランジャ部材5及び突起27は一体形成されている。
突起27は、プランジャ3が最も上昇した位置で、ボディ2の平坦部26と接触し、プランジャ3のストッパ機能(即ち、プランジャ3の飛び出しを禁止する機能)が働き、プランジャ3が最上昇した位置が決定される。
ボディ2にプランジャ3を嵌挿する場合、ボディ2にプランジャ3を下方から挿入し、高圧室8内の部品が組付けされた後に、底ボディ21がボディ2に圧入される。底ボディ21の外周には、筒状の突出部23が形成されている。突起27は、プランジャ3が最も下降した位置で、筒状の突出部23と接触する。このように、筒状の突出部23は、プランジャ3が最も下降した位置を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボディ2の底側に設けられた開口部から、プランジャ3を挿入した後に、底ボディ21を当該開口部に取り付けるので、ボディ2の内周面の傷の発生を回避することができる。また、ボディ2に設けられた凹部25及びプランジャ3の突起27によりプランジャの伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。さらに、底ボディ21に形成された突出部23の高さによってもプランジャ3の伸び上がり量を調整できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態と比べて、ラッシュアジャスタの構成が異なる。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。
図2のラッシュアジャスタ101は、密封型ラッシュアジャスタであり、基本構成としてボディ51と、プランジャ52と、チェック弁53と、プランジャスプリング54と、第1シール部材55と、ボールプラグ56と、底ボディ66と、第2シール部材64とを有している。
ボディ51は円筒状の部材で構成されており、ボディ51にはプランジャ52が中心軸線と平行な方向で摺動自在に嵌挿されている。プランジャ52は、略円柱状の部材で構成されており、その内部にはリザーバ室60が形成されている。なお、リザーバ室60は適宜の形状に形成されていてよい。
プランジャ52の先端側にはオイル(流体)を注入するための注入孔52aが形成されており、さらにこの注入孔52aには注入したオイルや気体を密封するためのボールプラグ56が圧入されている。オイルは規定量注入されており、リザーバ室60の残りの空間には気体(例えば製造雰囲気から得た空気など)が存在する。密封するオイルとしては、例えばシリコンオイルが適用される。尚、プランジャ52の先端部は、その底部よりも直径が短い。
プランジャ52の後端部には、高圧室61と連通する連通孔52bが形成されており、さらにこの連通孔52bにはチェック弁53が配設されている。プランジャ52の後端側には高圧室61が形成され、この高圧室61にはチェック弁53を収容するケージ63と、プランジャスプリング54とが配設されている。チェック弁53は、プランジャスプリング54がケージ63を介してプランジャ52をその先端側(図2の上方向)へ突出するように付勢する際に開いて、リザーバ室60から高圧室61へのオイルの移動のみを許容し、その逆方向のオイルの移動を遮断する。
また、プランジャ52には、摺動面62からリザーバ室60に通じるリサイクル孔52cが、リザーバ室60側の開口部52fが使用状態で常にオイルの油面Lよりも高圧室61側になるように形成されている。なお、本実施の形態に係るラッシュアジャスタ101は、鉛直方向に対して45度傾斜した状態で内燃機関(不図示)に取り付けられるため、図2では油面Lを45度傾斜した状態で示している。
リサイクル孔52cは、中心軸線に向かって中心軸線と直交するように形成されており、プランジャ52の摺動面62には、リサイクル孔52cと同じ高さ(摺動方向における位置)で一周に亘って溝部52dが形成されている。さらに、プランジャ52の先端側の摺動面62には溝部52eが一周に亘って形成されており、この溝部52eには外部のオイルの流出を防止するための第1シール部材55が配設されている。第1シール部材55は、ボディ51とプランジャ52との間の隙間をリサイクル孔52cの位置よりもプランジャ52の先端に近い位置でシールしている。第1シール部材55には、例えばXシール(具体的には、断面がX文字状である複数のリップを有するオイルシール)を適用できるが、これに限られずその他のシール用部品など適宜のシール手段を適用してよい。尚、Xシールの具体例は、特公昭62−29605号公報に開示されている。
ボディ51の内周面には、一周に亘って溝部51aが形成されており、この溝部51aには外部からのオイルの進入を防止するための第2シール部材64が配設されている。第2シール部材64の材質としては、例えばゴムが適用されるが、これに限らず、適宜の材質が適用されてもよい。また、プランジャ52をボディ51に嵌挿する場合や、ラッシュアジャスタ101の動作中に、第1シール部材55が第2シール部材64を乗り越えない(即ち接触しない)ように、第1シール部材55は第2シール部材64の下方に配置されている。
ラッシュアジャスタ101の筐体は、ボディ51及び底ボディ66で構成されている。図2の領域Bに示すように、プランジャ52の下端には、つば状の突起65が設けられている。また、ボディ51の内周には、プランジャ52の突起65が上下動可能なように、筒状の凹部58が形成されている。尚、プランジャ52及び突起65は一体形成されている。
突起65は、プランジャ52が最も上昇した位置で、ボディ51の平坦部57と接触し、プランジャ52のストッパ機能(即ち、プランジャ52の飛び出しを禁止する機能)が働き、プランジャ52が最も上昇した位置が決定される。
ボディ51にプランジャ52を嵌挿する場合、ボディ51にプランジャ52を下方から挿入し、高圧室11内の部品が組付けされた後に、底ボディ66がボディ51に圧入される。底ボディ66の外周には、筒状の突出部67が形成されている。突起65は、プランジャ52が最も下降した位置で、筒状の突出部67と接触する。このように、筒状の突出部67は、プランジャ52が最も下降した位置を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボディ51の底側に設けられた開口部から、プランジャ52を挿入した後に、底ボディ66を当該開口部に取り付けるので、ボディ2の内周面の傷の発生を回避することができる。また、ボディ51に設けられた凹部58及びプランジャ52の突起65によりプランジャの伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
さらに、第1シール部材55が第2シール部材の64の下方に配置されており、ボディ1にプランジャ52が下方から挿入され、且つ突起65及び平坦部57が、プランジャ52が上昇する位置を規制するので、第1シール部材55及び第2シール部材の64が互いに接触することはなく、これらのシール部材の破損を回避することができる。
また、底ボディ66に形成された突出部67の高さによってもプランジャ52の伸び上がり量を調整できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
(第3の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るラッシュアジャスタ102は、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101とプランジャ52の下端の構造が異なるが、その他の構成ついては同一である。
以下、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101と異なる構成のみ説明する。
図3は、本発明の第3の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。
図3の領域Cに示すように、プランジャ52の下端には、溝70が形成されており、溝70には、サークリップ71が嵌め込まれている。サークリップ71は、プランジャ52が最も上昇した位置で、ボディ51の平坦部57と接触し、プランジャ52のストッパ機能(即ち、プランジャ52の飛び出しを禁止する機能)が働き、プランジャ52が最も上昇した位置が決定される。
また、ボディ51にプランジャ52を嵌挿する場合、ボディ51にプランジャ52を下方から挿入し、高圧室11内の部品が組付けされた後に、底ボディ66がボディ51に圧入される。底ボディ66の外周には、筒状の突出部67が形成されている。プランジャ52の下端は、プランジャ52が最も下降した位置で、筒状の突出部67と接触する。このように、筒状の突出部67は、プランジャ52が最も下降した位置を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボディ51に設けられた凹部58及びサークリップ71によりプランジャ52の伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
(第4の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るラッシュアジャスタ103は、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101とプランジャ52の下端の構造が異なるが、その他の構成ついては同一である。
以下、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101と異なる構成のみ説明する。
図4は、本発明の第4の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。
図4の領域Dに示すように、プランジャ52の下端には、リング72が圧入又は溶接等で固定されている。リング72は、プランジャ52が最も上昇した位置で、ボディ51の平坦部57と接触し、プランジャ52のストッパ機能(即ち、プランジャ52の飛び出しを禁止する機能)が働き、プランジャ52が最も上昇した位置が決定される。
また、ボディ51にプランジャ52を嵌挿する場合、ボディ51にプランジャ52を下方から挿入し、高圧室11内の部品が組付けされた後に、底ボディ66がボディ51に圧入される。底ボディ66の外周には、筒状の突出部67が形成されている。プランジャ52の下端は、プランジャ52が最も下降した位置で、筒状の突出部67と接触する。このように、筒状の突出部67は、プランジャ52が最も下降した位置を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボディ51に設けられた凹部58及びリング72によりプランジャ52の伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
(第5の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るラッシュアジャスタ104は、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101とプランジャ52の下端の構造が異なるが、その他の構成ついては同一である。
以下、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101と異なる構成のみ説明する。
図5は、本発明の第5の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。
図5の領域Eに示すように、プランジャ52の下端には、リング74がビス75で固定されている。リング74は、プランジャ52が最も上昇した位置で、ボディ51の平坦部57と接触し、プランジャ52のストッパ機能(即ち、プランジャ52の飛び出しを禁止する機能)が働き、プランジャ52が最も上昇した位置が決定される。
また、ボディ51にプランジャ52を嵌挿する場合、ボディ51にプランジャ52を下方から挿入し、高圧室11内の部品が組付けされた後に、底ボディ66がボディ51に圧入される。底ボディ66の外周には、筒状の突出部67が形成されている。プランジャ52の下端は、プランジャ52が最も下降した位置で、筒状の突出部67と接触する。このように、筒状の突出部67は、プランジャ52が最も下降した位置を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボディ51に設けられた凹部58及びリング74によりプランジャ52の伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
(第6の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るラッシュアジャスタ105は、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101と、ケージ63の形状及びプランジャ52の下端の構造が異なるが、その他の構成ついては同一である。
以下、第2の実施の形態に係るラッシュアジャスタ101と異なる構成のみ説明する。
図6(A)は、上方から見た場合のケージ63の形状及びケージ63の断面を示す図であり、図6(B)は、上方から見た場合のケージ81の形状及びケージ81の断面を示す図である。
図6(A)に示すように、第2〜第5の実施の形態で使用されるケージ63は、上方から見た場合、リング形状である。一方、本実施の形態で使用されるケージ81は、花弁形状であり、4つのつば81a〜81dを有する。尚、ケージ81は、複数のつばを有すればよく、4つのつば81a〜81dに限定されるものではない。
図7は、本発明の第6の実施の形態に係るラッシュアジャスタの構成を示す図である。
図7の領域Fに示すように、プランジャ52の下端には、4つの貫通孔82が設けられており、ケージ81のつば81a〜81dはそれぞれ4つの貫通孔82に嵌め込まれて、ボディ51側に突出している。ケージ81のつば81a〜81dは、プランジャ52が最も上昇した位置で、ボディ51の平坦部57と接触し、プランジャ52のストッパ機能(即ち、プランジャ52の飛び出しを禁止する機能)が働き、プランジャ52が最も上昇した位置が決定される。
また、ボディ51にプランジャ52を嵌挿する場合、ボディ51にプランジャ52を下方から挿入し、高圧室11内の部品が組付けされた後に、底ボディ66がボディ51に圧入される。底ボディ66の外周には、筒状の突出部67が形成されている。プランジャ52の下端は、プランジャ52が最も下降した位置で、筒状の突出部67と接触する。このように、筒状の突出部67は、プランジャ52が最も下降した位置を決定する。
尚、プランジャ52の下端には、図8に示すように、貫通孔82に代えて、切り欠き部83を設けてもよい。この場合、ケージ81のつば81a〜81dはそれぞれ4つの切り欠き部83からボディ51側に突出し、ケージ81はボディ51の底部にネジ又は溶接等により固定される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ボディ51に設けられた凹部58及び複数のつば81a〜81dを有するケージ81によりプランジャ52の伸び上がり量を規制できるので、従来よりラッシュアジャスタの全長を短くすることができる。
突起51、突起65、サークリップ71、リング72、及びリング74は、リング状に形成されているが、プランジャ3又は52を下方から見た場合に、これらは、一つ以上のつばを有する形状に構成されていてもよい。即ち、プランジャ3又は52を下方から見た場合に、突起51、突起65、サークリップ71、リング72及びリング74の形状は、C形形状でも、花弁形状でもよい。この場合も、上記第1〜第5の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
2,51 ボディ、3,52 プランジャ、4 上部プランジャ部材、5 下部プランジャ部材、21,66 底ボディ、23,67 突出部、25,58 凹部、27,65 突起、53 チェック弁、54 プランジャスプリング、55 第1シール部材、56 ボールプラグ、64 第2シール部材、100〜105 ラッシュアジャスタ

Claims (7)

  1. 第1シール手段を備えるプランジャの下端に設けられた突起を、第2シール手段を備えるボディに当接することで、前記プランジャの伸び上がり量を規制するラッシュアジャスタの組付方法において、
    前記第1シール手段が前記第2シール手段を乗り越えないように、前記ボディの底側に設けられた開口部から、前記プランジャを挿入した後に、底ボディを前記開口部に取り付けることを特徴とするラッシュアジャスタの組付方法。
  2. 内周面に筒状の凹部を有する筒状のボディと、
    突起が下端に設けられ、前記凹部の上面と接触することにより伸び上がり量が規制されるプランジャと、
    前記プランジャに装着される第1シール手段と、
    前記ボディに装着される第2シール手段と、
    前記プランジャを前記ボディに下方から挿入した後に、当該ボディの底側の開口部に取り付ける底ボディとを備え
    前記第1シール手段が前記第2シール手段を乗り越えないように、前記第1シール手段が前記第2シール手段の下方に配置されていることを特徴とするラッシュアジャスタ。
  3. 前記底ボディの外周には、前記プランジャが最も下降した位置で、前記突起と接触する筒状の突出部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のラッシュアジャスタ。
  4. 前記プランジャの下端には、溝が形成されており、当該溝には、前記凹部の上面と接触可能なサークリップが嵌め込まれていることを特徴とする請求項2又は3に記載のラッシュアジャスタ。
  5. 前記プランジャの下端には、前記凹部の上面と接触可能なリングが圧入、溶接又はビスで固定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のラッシュアジャスタ。
  6. さらに、複数のつば部を有する花弁形状のケージを備え、
    前記プランジャの下端には、複数の孔部又は複数の切り欠き部が形成されており、当該複数のつば部が前記凹部の上面と接触可能なように前記複数の孔部又は前記複数の切り欠き部から突出することを特徴とする請求項2又は3に記載のラッシュアジャスタ。
  7. 前記プランジャの伸び上がりの方向における前記第1シール手段と記第2シール手段との間の距離が前記プランジャの伸び上がり量よりも長いことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のラッシュアジャスタ。
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