JPS6113685Y2 - - Google Patents

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JPS6113685Y2
JPS6113685Y2 JP17806180U JP17806180U JPS6113685Y2 JP S6113685 Y2 JPS6113685 Y2 JP S6113685Y2 JP 17806180 U JP17806180 U JP 17806180U JP 17806180 U JP17806180 U JP 17806180U JP S6113685 Y2 JPS6113685 Y2 JP S6113685Y2
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JP
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oil
reservoir chamber
engine
tappet
plunger
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JP17806180U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンのオイルタペツトの改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
エンジンのオイルタペツトとして従来、特開昭
51−57321号公報あるいは特開昭55−112813号公
報に記載のようなものが知られている。ところで
このようなオイタペツトを水平対向型エンジンや
一部のV型エンジンに用いる場合に、エンジンの
構造上オイルタペツトを横置きまたは横置きに近
い状態で装着しなければならず、このめにエンジ
ン停止中またはエンジンの組立中にオイルタペツ
ト内のオイルが外部に流出してしまい、この状態
でエンジン起動中に騒音を発生することがしばし
ば起る。
前述したオイルタペツトからのオイルの流出に
ついて、水平対向型のエンジンを例にして以下に
説明する。第1図は水平対向型エンジンにオイル
タペツトを設けた一例を示す。
第1図において、符号1はカムシヤフトのカ
ム、2はオイルカム、3はカム1の回転によりオ
イルタペツト2を介して作動されるプツシユロツ
ドであり、第1図に破線で示すメインギヤラリ4
が第1図と紙面垂直方向に通つており、メインギ
ヤラリ4からオイルタペツト2内にオイルが供給
される。
第2図はオイルタペツトの一例を示す。
このオイルタペツト2は、ボデイ5とこのボデ
イ5内に設けたプツシユロツドソケツト6および
プランジヤ7とにより、内部にリザーバ室8と圧
力室9の2室が形成されている。そして、エンジ
ンの運転中は、通常1〜4Kg/cm2の圧力をもつオ
イが、メインギヤラリからボデイ5に設けたオイ
ル注入穴10およびプツシユロツドソケツト6に
設けたオイル注入切欠き11(通常2〜4箇所に
形成される)を経て、プランジヤ7内に形成した
前記リザーバ室8に供給れている。圧力室9はリ
ザーバ室8と球弁からなる逆止弁13を介して連
通されているカムシヤフトのカム1の回転によつ
てオイルタペツト2が第2図の右方向に押圧され
ると、プツシユロツド3によつてプツシユロツド
ソケツト6、プランジヤ7の順に第2図左側に押
付け、圧力室9内のオイルに圧縮力を与える。オ
イルが非圧縮性であるために、圧力室9の容積は
変化せず、オイルタペツト2内部全体があたかも
剛体のようになつてプツシユロツド3を右側に押
圧して移動させるが、この時にボデイ5とプラン
ジヤ7の摺動面12を通して圧力室9内のオイが
僅かにその外部に漏る。そして、カム1がカム山
が通過した後にベースサークルに戻ると、圧力室
9内のプランジヤばね15によつて圧力室9の容
積が増加して圧力室9内の圧力が低下する。その
ためリザーバ室8との間に圧力差が生じ、その圧
力差が逆止弁13の弁ばね14の荷重と釣合うま
で逆止弁13を動かしてリザーバ室8内から圧力
室9内にオイルが供給され、圧力室9から前述の
よつうにして洩れたオイル量を補充する。また、
カム1とオイルタペツト2との間にクリアランス
があると、これがOになるまでリザーバ室8内か
らオイルが圧力室9内に供給され続ける。つま
り、エンジンの運転中は、カム1のベースサーク
ルがオイルタペツトに接続する時、僅かずつリザ
ーバ室8内から圧力室9内にイオルが流れること
になる。
なお、第2図中、符号22はボールゲージ、2
3はスナツプリングである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第1図、第2図に示すようにオイルタ
ペツト2が横置きされている場合、エンジンの停
止時にはリザーバ室8内のオイルがオイル注入切
欠き11を通り、オイル注入穴10またはプツシ
ユロツドソケツト6とボデイ5との摺動間〓から
オイルタペツト外に流れてしまう。また、エンジ
ンの停止時に、カム1のカム山に乗上げているオ
イルタペツト2では、プツシユロツド3を介して
弁ばね荷重がかかつているために、圧力室9内の
オイルは長時間にわたり押圧力を受け、ボデイ5
とプランジヤ7の摺動面12を通つて次第に洩れ
出し、ついに第3図に示すようにプランジヤ7の
左端がボデイ5の段部5aに当接した状態で止ま
る。リザーバ室8内からオイルが流出するとその
上部に第3図に示すようにエアが侵入する。この
状態でエンジンを再起動すると、リザーバ室8内
のエアが圧力室9に逆止弁13を介して入り込
み、エアの圧縮性のために圧力室9の容積はカム
1のカム上にオイタペツト2が乗るめに縮小し、
バルブ上昇カーブが正常でなくなり、これは圧力
室9内のエアがなくなるまで、起動後数秒間〜数
分間続く。
前述のようなリザーバ室8からのオイル流出を
防止するには、リザーバ室8のプツシユロツドソ
ケツト6側端部に逆止弁を設けて、エンジンの停
止時には、リザーバ室8内のオイル流出を防ぎ、
運転時にはメインギヤラリ4からリザーバ室8内
にオイルを供給できるようにしておけばよい。そ
して、前記逆止弁の構造には種々の例が考えら
れ、第1図に例示するように、リード片16を設
けたバルブ本体17をプランジヤ7の内周面に固
定すればよいが、こうすると一般に構成が複雑で
あると共に、装着が難しいという問題がある。
この考案は、前述した問題を解決しようとする
ものであつて、簡単な構成で、しかも容易にプラ
ンジヤに装着できるシール体によつて、エンジン
停止時にリザーバ室から外部にオイルが流出する
ことを防止できるようにしたオイルタペツトを提
供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するめに、本考案によるエンジ
ンのオイルタペツトは、外圧の変化により体積が
変化する弾性体または気体封入袋からなるシール
体をプランジヤ内に収容し、エンジン停止時のリ
ザーバ室内圧力の低下によりシール体を膨脹させ
てリザーバ室の少なくともプツシユロツドソケツ
ト側開口端部をシールさせるようにしたものであ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を具体的
に説明する。
本考案の一実施例を示す第5図、第6図におい
て、符号18はシール体であり、このシール体1
8は内部にエアなどの気体を封入したゴムまり状
の気体封入袋、独立気泡のスポンジボール、軟質
ゴムの中空ボールなど、外圧の変化により体積が
変化する弾性体または気体封入袋から構成されて
いる。前記シール体18は、大気圧中では外径が
リザーバ室8内径よりやや大きいものとし、リザ
ーバ室8に強制嵌合させ、コイルばね19を介し
てリザーバ室8の逆止弁13側壁面に支持するこ
とにより、リザーバ室8のプツシユロツドソケツ
ト6側開口端部に配置してある。なお、図示省略
したが、シール体18のプツシユロツドソケツト
6側開口端部からの抜け止めを防止するストツパ
をプランジヤ7に設けておくことが好ましい。
なお、本実施例の前述した以外の構成は第2図
に示した従来のものと同様であるから、第5図、
第6図の第2図と対応する部分に第2図と同符号
をつけて説明を省略する。
以上のように構成したものは、エンジン停止機
にリザーバ室8内のオイルの圧力が低下して大気
力になると、第5図に示すように、シール体18
が膨脹してリザーバ室8のプツシユロツドソケツ
ト6側開口端部の周壁面に圧接してシールし、リ
ザーバ室8内のオイルがオイル注入穴10または
プツシユロツドソケツト6とボデイ5との摺動間
〓などから外部に流出することを防止できる。し
たがつて、リザーバ室8にエアが侵入することも
防止できる。
エンジンを起動すると、リザーバ室へのオイル
供給油圧が1〜4Kg/cm2であるため、シール体1
8が圧縮され、第6図に示すように、シール体1
8とリザーバ室8の周壁との間にオイル供給通路
が形成される。したがつて、前述した第2図に示
す従来のオイタペツトと同様な作動ができる。な
お、シール体18はコイルばね19で第6図の右
側に押されているため、リザーバ室8に供給され
るオイルにより、リザーバ室8と逆止弁3を介し
て連通する圧力室9側へのオイの供給に支障を与
えることがない。
第7図は本考案の他の実施例を示し、本実施例
では、コイルばね19を省くためにシール体18
をリザーバ室8のオイ供給側からプランジヤ7に
嵌合させたもので、プランジヤ7に嵌合させたも
ので、プランジヤ7にオイル供給用の切欠き20
aをもつ支持用段部20を形成し、エンジン運転
時にシール体18が圧縮された第7図の状態で、
シール体18が支持用段部20に押付けられて
も、前記切欠き20aからオイルがリザーバ室8
に供給されるようにしたものである。なお、本実
施例でもエンジン停止時にはシール体18が膨脹
してプランジヤ7の内周壁に圧接し、リザーバ室
8からのオイの流出を防止できることは勿論であ
る。
第8図は本考案のさらに他の実施例を示し、本
実施例では、リザーバ室8内にこれのほぼ全長に
わたる筒状のエアバツグからなるシール体21を
収容したものであり、第8図に示すエンジンの運
転時にはシール体21が圧縮されてオイルが供給
され、また、エンジン停止時にはシール体21が
内、外径両方向に膨脹してリザーバ室8をシール
するものである。
なお、第7図、第8図において、前述した以外
の構成、作用は第5図、第6図のものと同様であ
るから説明を省略し、第8図の第5図、第6図と
対応する部分には同一符号をつける。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるエンジンの
オイルタペツトは、プランジヤ内に収容したシー
ル体を、エンジン停止時のリザーバ室内圧力の低
下によつて膨脹させることにより、リザーバ室の
少くともプツシユロツドソケツト側開口端部をシ
ールさせるものであるから、水平対向型エンジン
などのように、オイルタペツトが横置きまたはこ
れに近い状態で装着された場合でも、エンジン停
止時や組立時にリザーバ室から外部へのオイの流
出を防ぐことができ、したがつて、エンジン起動
時の騒音の発生、エンジンの性能低下および部品
の損傷を防止でき、しかも他のリザーバ室からの
オイル流出防止対策に比べて、構成が簡単で故障
が少く、シール体の装着も容易であるため安価に
提供でき、しかも軽量であつてエンジンの限界回
転数の低下が少く、さらに既存のリザーバ室、プ
ランジヤの形状をほとんど変更しなくてもよいと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は水平対向型エンジンにオイタペツトを
設けた一例を示す要部の水平断面図、第2図は従
来のオイルタペツトの一例を示す縦断面図、第3
図は同オイル流出状態説明用の部分縦断面図、第
4図はオイルの流出防止対策を施したオイルタペ
ツトの一例を示すプランジヤ部分の縦断面図、第
5図および第6図は本考案の実施例によるオイル
タペツトをそれぞれ示すエンジン運転時および停
止時の縦断面図、第7図は本考案の他の実施例に
よるプランジヤ部分の縦断面図、第8図は本考案
のさらに他の実施例によるオイルタペツトの縦断
面図である。 1……カム、2……オイルタペツト、3……プ
ツシユロツド、4……メインギヤラリ、5……ボ
デイ、5a……段部、6……プツシユロツドソケ
ツト、7……プランジヤ、8……リザーバ室、9
……圧力室、10……オイル注入穴、11……オ
イル注入切欠き、12……摺動面、13……逆止
弁、14……弁ばね、15……プランジヤばね、
16……リード片、17……バルブ本体、18…
…シール体、19……コイルばね、20……支持
用段部、20a……切欠き、21……シール体、
22……ボールケージ、23……スナツプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外圧の変化により体積が変化する弾性体または
    気体封入袋からなるシール体をプランジヤ内に収
    容し、エンジン停止時のリザーバ室内圧力の低下
    によりシール体を膨脹させてリザーバ室の少なく
    ともプツシユロツドソケツト側開口端部をシール
    させるようにしたことを特徴とするエンジンのオ
    イタペツト。
JP17806180U 1980-12-10 1980-12-10 Expired JPS6113685Y2 (ja)

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JP17806180U JPS6113685Y2 (ja) 1980-12-10 1980-12-10

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JP17806180U JPS6113685Y2 (ja) 1980-12-10 1980-12-10

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JPS5799903U JPS5799903U (ja) 1982-06-19
JPS6113685Y2 true JPS6113685Y2 (ja) 1986-04-28

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JP17806180U Expired JPS6113685Y2 (ja) 1980-12-10 1980-12-10

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JP5358265B2 (ja) * 2009-04-24 2013-12-04 トヨタ自動車株式会社 ラッシュアジャスタ及びその組付方法
CN112912596B (zh) * 2018-09-10 2022-11-04 雅各布斯车辆系统公司 空动可变气门致动系统和方法

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JPS5799903U (ja) 1982-06-19

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