JPH051708Y2 - - Google Patents

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JPH051708Y2
JPH051708Y2 JP12257388U JP12257388U JPH051708Y2 JP H051708 Y2 JPH051708 Y2 JP H051708Y2 JP 12257388 U JP12257388 U JP 12257388U JP 12257388 U JP12257388 U JP 12257388U JP H051708 Y2 JPH051708 Y2 JP H051708Y2
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JP
Japan
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bracket
oil
tube
oil reservoir
shock absorber
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JP12257388U
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動二輪車等で使用される油圧緩衝器
のオイル溜り構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車等に使用される油圧緩衝器として、
例えばチユーブ内にピストンロツドを挿通して、
このピストンロツドの先端部にチユーブ内周面に
摺接するピストンを装着したもの等が知られてい
るが、チユーブとピストンロツドとの間をオイル
シール等によつてシールしても、やはりその隙間
からチユーブ内に充填した作動油の初期にじみや
作動時に少量のオイル洩れが生じることがある。
そこで、従来、例えば第4図に示すように、チ
ユーブ51の外周部にロアースプリングシート5
2の上方にオイル溜りとしてのブラケツト53を
圧入して取付け、このブラケツト53の上方を拡
開せしめて、チユーブ51とピストンロツド54
との〓間から洩れたオイルをブラケツト53で受
けることによつて、オイルが外部へ流出したこと
を容易に知り得るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したような油圧緩衝器のオ
イル溜り構造においては、チユーブ外周にブラケ
ツトを圧入するために、圧入時にチユーブ外周面
に傷が生じて錆が発生したり、またチユーブとブ
ラケツトの圧入部の〓間からオイルが洩れたり、
更に圧入のみによつてブラケツトをチユーブに固
定するために圧入時の位置決めが難しく、振動に
よつてブラケツトが外れたりするおそれがある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の課題を解決するため、ブラケツ
トにOリング溝を形成して、このOリング溝にチ
ユーブ外周面との間にOリングを介装した。
ブラケツトはダンパキヤツプあるいはロアース
プリングシートと一体成形することができる。
(作用) ブラケツトとチユーブ外周面との間はOリング
溝にてシールされているので、ブラケツトのオイ
ル溜り部に溜つたオイルがチユーブ外周面との間
から洩れることがなくなる。
また、ブラケツトをダンパキヤツプあるいはロ
アースプリングシートと一体成形することで、ブ
ラケツト取付け時の位置決めが容易となり、振動
によつて外れるようなこともなくなる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に掛かるオイル溜り構造を適用
した油圧緩衝器を示す断面図、第2図は同緩衝器
の要部拡大断面図、第3図は本考案の別実施例を
示す要部断面図である。
油圧緩衝器は、アウタチユーブ1内にシリンダ
2を植設し、このシリンダ2内に上方からロツド
3を挿通し、このロツド3の先端部にはシリンダ
2内周面に摺接する図示しない減衰力発生用のピ
ストンを装着している。アウタチユーブ1の上端
部内にはロツド3を案内するためのロツドガイド
5を嵌装し、このロツドガイド5の内周面にはロ
ツド3の外周面に摺接するプツシユ6を嵌装し、
またロツドガイド5の下端部外周面にはシリンダ
2の上端部を嵌着し、更にロツドガイド5の上面
及び外周面には戻し油路7を形成している。
そして、ロツドガイド5とアウタチユーブ1の
内側上端面との間にはオイルシールケース8を嵌
着し、このオイルシールケース8内周面にはロツ
ド3の外周面に摺接するオイルシート9を嵌装
し、このオイルシール9の下側にループリケータ
10を嵌装している。
またアウタチユーブ1の上端部外周面にはダン
パキヤツプ12を嵌着し、このダンパキヤツプ1
2の下側にオイル溜り用のブラケツト13を圧入
して取付けている。このブラケツト13にはOリ
ング溝14を形成して、このOリング溝14の上
方を拡開せしめてオイル溜り部15となし、更に
ブラケツト13のOリング溝14とアウタチユー
ブ1外周面との間にはOリング16を介装してい
る。このブラケツト13の下端部内周面にはロア
ースプリングシート17を一体的に固着して、ブ
ラケツト13とロアーススプリングシート17は
一体としてアウタチユーブ1の外周面に圧入して
いる。
更に、アウタチユーブの下端部にはロアーブラ
ケツト19を取付け、またロツド3の上端部には
インナーベース20を取付け、このインナベース
20にはマウンドラバー21を焼結し、このマウ
ントラバー21にはアウターベース22を固着し
ている。
以上のように構成したので、アウタチユーブ外
周部にブラケツト3を取付ける際には、ロアース
プリングシート17と一体のブラケツト13をア
ウタチユーブ1外周面に圧入すればよく、このと
きロアースプリングシート17はアウタチユーブ
1の膨出部1aにて位置決めされるので、ロアー
スプリングシート17と一体のブラケツト13の
位置決めもでき、取付け時の位置決めが容易にな
る。またロアースプリングシート17は図示しな
い懸架ばね受けているので振動等によつて外れる
じょとなく、よつてロアースプリングシート17
と一体のブラケツト13が外れることもなくな
る。
そして、油圧緩衝器の伸縮動等によつて内部の
作動油がオイルシール9とロツド3との間の〓間
等を通じてロツド3とダンパキヤツプ12との間
から洩れたようなときには、洩れたオイルはダン
パキヤツプ12の外周面からアウタチユーブ1の
外周面を伝わつてブラケツト13のオイル溜り部
15に溜り、このときブラケツト13のオイル溜
り部15の下方にはアウタチユーブ1外周面との
間にOリング14を介装してシールしているの
で、オイル溜り部15に溜つたオイルが更にアフ
タチユーブ1外周面とブラケツト13との間から
下方に流出するようなことがなくなる。
第3図に示す実施例では、ダンパキヤツプ12
とオイル溜り用のブラケツト25とを一体成形
し、ブラケツト25にはOリング溝26を形成し
て、このOリング溝26にはアウタチユーブ1外
周面との間にOリング27を介装し、更にブラケ
ツト25の下端部は外側に湾曲させてオイル溜り
部28となしている。
このように構成しても、ダンパキヤツプ12外
周面を伝うオイルはブラケツト25の外周面を伝
わつてオイル溜り部28に溜り、またアウタチユ
ーブ1外周面とダンパキヤツプ12内周面との間
を通じて洩れたオイルはOリング27によつてシ
ールされているので、それ以上下方に流出するこ
とがなく、またブラケツト25はダンパキヤツプ
12と一体であるので取付け時の位置決めが容易
で振動によつて外れることもない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、オイル溜
り用ブラケツトとチユーブ外周面との間にOリン
グを介してシールしたので、ブラケツトとチユー
ブ外周面との間から更にオイルが漏れることがな
くなり、またロアースプリングシートあるいはダ
ンパキヤツプと一体的にすることによつて取付け
時の位置決めが容易になり、振動等によつて外れ
ることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオイル溜り構造を適用し
た油圧緩衝器を示す断面図、第2図は同緩衝器の
要部拡大断面図、第3図は本考案の別実施例を示
す要部断面図、第4図は従来のオイル溜り構造を
提供した油圧緩衝器を示す要部断面図である。 尚、図面中、1はアウタチユーブ、2はシリン
ダ、3はロツド、12はダンパキヤツプ、13,
25はブラケツト、14,26はOリング溝、1
5,28はオイル溜り部、16,27はOリング
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) チユーブの外周にオイル溜り用のブラケツト
    を取付けた油圧緩衝器において、前記ブラケツ
    トにOリング溝を形成して、このOリング溝に
    前記チユーブ外周面に圧接するOリングを介装
    したことを特徴とする油圧緩衝器のオイル溜り
    構造。 (2) 前記ブラケツトはダンバキヤツプと一体成形
    したことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩
    衝器のオイル溜り構造。 (3) 前記ブラケツトはロアースプリングシートと
    一体成形したことを特徴とする請求項1に記載
    の油圧緩衝器のオイル溜り構造。
JP12257388U 1988-09-19 1988-09-19 Expired - Lifetime JPH051708Y2 (ja)

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JP12257388U JPH051708Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19

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JP12257388U JPH051708Y2 (ja) 1988-09-19 1988-09-19

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JPH0243541U JPH0243541U (ja) 1990-03-26
JPH051708Y2 true JPH051708Y2 (ja) 1993-01-18

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ID=31370630

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0780095B2 (ja) * 1992-08-06 1995-08-30 有限会社新城製作所 ピアスナット自動組立装置
JP2021127818A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 日立Astemo株式会社 シリンダ装置
JPWO2022050063A1 (ja) * 2020-09-01 2022-03-10

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