JP2014156148A - 車両の緊急停止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車両をスタートさせた直後に、緊急停止の必要が生じたときに、アクセルペタルからブレーキペタルに踏み変えることなく、そのままアクセルペタルを踏み込んでも、エンジンを切り、ブレーキが掛かるようにした車両の緊急停止装置を提供する。
【解決手段】本発明は、アクセルペタル下のフロア上に、バッテリーから始動キーを介してエンジンに繋がっている回路をオン−オフする作動スイッチを設置するとともにフロア上又は下に、ブレーキペタルを踏込む方向に牽引できるように繋がっている作動モーターを設けてなり、前記作動スイッチは、前記アクセルペタルの踏込みにより前記バッテリーとエンジンとの回路をオフとし、前記バッテリーと作動モーターとの回路をオンすることを特徴とし、エンジンを掛けてスタートして直ぐに緊急停止するときに機能するように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、アクセルペタル下のフロア上に、バッテリーから始動キーを介してエンジンに繋がっている回路をオン−オフする作動スイッチを設置するとともにフロア上又は下に、ブレーキペタルを踏込む方向に牽引できるように繋がっている作動モーターを設けてなり、前記作動スイッチは、前記アクセルペタルの踏込みにより前記バッテリーとエンジンとの回路をオフとし、前記バッテリーと作動モーターとの回路をオンすることを特徴とし、エンジンを掛けてスタートして直ぐに緊急停止するときに機能するように構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンを掛け、前進又は後進にギアチェンジした後、アクセルペタルを踏んで車両をスタートさせた際に、緊急事態に対応してブレーキペタルに踏み変えないでそのままアクセルペタルを強く踏んで仕舞った場合にも、車両の暴走事故を防ぐようにした車両の緊急停止装置に関するものである。
従来からブレーキペタルとアクセルペタルを踏み間違えて車両を暴走させる事故が起こることがあった。この車両の暴走事故を未然に防止するものとして、特開2006−123878号がある。これは、車両に距離センサー、加速度センサー、車速センサー及びコンピューターを搭載し、距離に対し、加速度及び速さが設定値より大きい場合は「衝突モード」に入ったことをコンピューターが判断し、燃料バルブ及びマスターシリンダーに指令を出し、エンジンを止め、ブレーキを効かせて緊急停止させるように構成している。
特開2006−123878号公報
しかしながら、上記従来(特開2006−123878号公報)のものは、車両に、距離センサー、加速度センサー、車速センサー及びコンピューターを搭載しなければならず、嵩張るばかりでなく、「衝突モード」をコンピューターが判断したときにエンジンを止め、ブレーキを緊急作動させるための機構が複雑化した。また、既成の自動車に搭載しようとするとその改造する度合いが大きくなるという問題もあった。
本発明は、上記のそれぞれの問題を解消するためのもので、その目的とするところは、車両をスタートさせた直後に、緊急停止の必要が生じたときに、アクセルペタルからブレーキペタルに踏み変えることなく、そのままアクセルペタルを踏み込んでも、エンジンを切り、ブレーキが掛かるようにした構造至簡にして現状の自動車に搭載してもその改造度が少なくなる車両の緊急停止装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、アクセルペタル下のフロア上に、バッテリーから始動キーを介してエンジンに繋がっている回路をオン−オフする作動スイッチを設置するとともに、フロア上又は下に、ブレーキペタルを踏込む方向に牽引できるように繋がっている作動モーターを設けてなり、前記作動スイッチは、前記アクセルペタルの踏込みにより前記バッテリーとエンジンとの回路をオフし、前記バッテリーと作動モーターとの回路をオンすることを特徴とし、エンジンを掛けてスタートして直ぐに緊急停止する必要の生じたときにブレーキペタルを間違えてアクセルペタルを踏込んだとしてもエンジンが切れてブレーキが掛かるように構成した。
また、請求項2に記載の発明は、前記作動スイッチとエンジンとの間に、視認ランプの点灯回路を設けたことを特徴とし、始動キーを回してオン状態(セルモーターの作動前)にてアクセルペタルとともに作動スイッチを強く深く踏んだときに点灯することで、バッテリーと作動モーターとの回路が正しく繋がっていることを運転者として容易に確認できるように構成した。
また、請求項3に記載の発明は、前記作動スイッチが、周囲を囲まれたコイルバネの上縁より低くなっていることを特徴とし、通常走行中においてアクセルペタルの踏込みでは作動スイッチが働かないように構成した。
本発明によれば、始動キーを回してエンジンを掛け、前進又は後進にギアチェンジした後、アクセルペタルを踏んで車両をスタート(発進)させた後に、緊急停止の必要が生じたときにブレーキペタルを踏み間違えてアクセルペタルを強く踏んだとしても車両が暴走しないばかりでなく、この機能を既製の自動車に搭載するにあたり僅かな改造度で済むようにしたという優れた効果を奏するものである。
また、請求項2に記載の発明によれば、作動スイッチとエンジンとの回路中に設けた視認ランプが点灯することで、アクセルペタルを踏んで作動スイッチが作動すれば、ブレーキが働くことが容易に確認できるという優れた効果を奏するものである。
また、請求項3に記載の発明によれば、通常の運転中に、アクセルペタルを踏込んでもコイルバネに抗して踏込まねば作動スイッチを働かせることができず、通常走行中にエンジンを止めたりブレーキを掛けたりする思いがけない現象を、無意識のうちに起こすことがないという優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の実施の態様を添付図面に基づいて説明する。図1は本願装置の略示的説明図、図2は作動スイッチの作用を示し、(a)はバッテリーとエンジンとをオンにし、バッテリーと作動モーターとをオフにした状態で、(b)はバッテリーとエンジンとをオフにし、バッテリーと作動モーターとをオンにした状態である。
本願装置1は、アクセルペタル2を踏んだときに押圧(押下げる)される作動スイッチ3と、ブレーキペタル4の踏込み方向にロープ5を牽引(リール6に巻き込む)するように繋いだ作動モーター7とからなる。
前記アクセルペタル2は自動車の速度を調整するために足(靴)で踏むペタルで、ガソリンエンジンでは空気の吸入量を、ディーゼルエンジンでは燃料の噴射量を調整してエンジンの回転数をコントロールするものである。アクセルペタル2には、ダッシュボードから吊り下げるペンダントタイプもあるが、図面にはフロア8に取付られるオルガンタイプのものを示している。前記ブレーキペタル4は走行している自動車を制動するときに足で操作するもので、駐車ブレーキ(サイドブレーキ)とは区別される。
前記作動スイッチ3は、前記アクセルペタル下のフロア8上に設置されており、バッテリー(蓄電池)9から始動キー(イグニッションスイッチ)10を介してエンジン11に繋がっている回路12をオン−オフするもので、該回路12は通常ではオン状態にある。しかして、始動キー10は、これを必要な角度だけ回すことによりセルモーター(図示せず)をスタートさせる。これによりエンジン11が始動するようになっている。
前記作動モーター7は、フロア8上(又はフロア下でもよい)に設けられ、そのオンにより作動し、前記ブレーキペタル4に繋いだロープ5をリール6に急速に巻き込む。これは、ブレーキペタル4を、足で勢い良く踏込んだと同じ格好となる。換言すれば、車輪(図示せず)に急制動(急ブレーキ)を掛けるようになっている。これにより、暴走が防げ、事故をなくすことができる。なお、静止後、一息ついてアクセルペタル2からゆっくり足を離し、改めてアクセルペタル2を踏むとリセットされる。以後は再びエンジンを掛けることができる。
前記アクセルペタル下のフロア8上に設置されている作動スイッチ3は、平時では図2(a)の如く、バネ手段13により押上げられ、前記バッテリー9とエンジン11との回路12をオンとし、前記バッテリー9と作動モーター7との回路12をオフとしている。一方、前記バネ手段13に抗してアクセルペタル2とともに作動スイッチ3を踏込む(押下げる)と、図2(b)の如く、前記バッテリー9とエンジン11との回路12はオフとなり(エンジンが止まる)、前記バッテリー9と作動モーター7との回路12とをオンすることとなる(ブレーキがかかる)。
前記作動スイッチ3とエンジン11との間には、視認ランプ14の点灯回路14′が設けられている。この視認ランプ14は、運転席に着いた運転者が目視できる位置(たとえばダッシュボード上)にあることが好ましい。すなわち、前記始動キー10を回してオン状態(セルモーターが回る前)にしてアクセルペタル2を踏んだときに、前記視認ランプ14を点灯させると、バッテリー9と作動モーター7との回路12が正しく繋がっていることが運転者をして容易に確認できるからである。
前記作動スイッチ3は、その周囲をコイルバネ15により囲み、かつ、作動スイッチ3の頂面3′をコイルバネ15の上縁15′より低くしていることが好ましい。これは通常の運転中において、アクセルペタル2を最大踏込んでも、コイルバネ15の上縁15′にあたり、冷静である限り、支障なくアクセルペタル2を踏込みでき、走行中にエンジンが切れたりブレーキが掛かったりする機能が生じないようにしている。これは安全装置の意味もある。尤も、車両の速度がある速度以上に達したとき、或いは、手動により本願装置の機能を解除できる機構を設けるようにしてもよい。
次に、本願装置1の作用について説明する。まず、運転者が運転席に着き、シートベルトして始動キー14を回してエンジン11を掛け、前進又は後進にギアチェンジした後、アクセルペタルを踏んで車両をスタート(発進)させる。このスタート直後に、ギアチェンジが誤っていたとか、進行方向に人が入ってきたとかで緊急停止の必要が生じたときにアクセルペタルからブレーキペタルに足を移す余裕がないように焦ってしまい、そのままアクセルペタルを強く踏んで暴走させてしまうことがある。
上記の場合、焦ってアクセルペタルを強く踏んでも、アクセルペタル下のフロア8上に設置されている作動スイッチ3が押下げられると、バッテリー9とエンジン11との回路12はオフされ、これと同時に、バッテリー9と作動モーター7との回路12がオンされることとなる。したがって、エンジン11が止まると同時に、作動モーター7がリール6を急速に作動させることによりブレーキペタル4に繋いだロープ5が巻き取られ、ブレーキペタル4を足で勢い良く踏込んだと同じ格好となる。つまり、車輪に急制動(急ブレーキ)が掛かることとなり、車両の暴走が防げられることとなる。
前記作動モーター7は、その緊急作動でロープ5を巻き取ったリール6は、車両の停止後、再度、ブレーキペタルを踏むとリセットされるようになっている。換言すれば、ブレーキペタルを踏みながら始動キーを回すと再びエンジンを掛けることができる。
なお、前記作動スイッチ3とエンジン11との間には、視認ランプ14の点灯回路14′が設けられているから、前記始動キー10を回してオン状態(セルモーターが回る前)にてアクセルペタル2を踏んで視認ランプ14を点灯させることによりバッテリー9と作動モーター7との回路12が正しく繋がっていることを運転者が確認でき、したがって、運転者は安心して車両をスタートできることとなる。
本願装置は、車両をスタートさせた直後に、何らかの事由により緊急停止の必要が生じたときに、アクセルペタルからブレーキペタルに踏み変えることなく、そのままアクセルペタルを踏込んでも、エンジンを切り、ブレーキが掛かるようにした。また、この機能を車両に搭載するにあたり、大きく改造しないで済むようにし、既製の車両へも搭載可能性が高いものである。
1 本願装置
2 アクセルペタル
3 作動スイッチ
3′ 頂面
4 ブレーキペタル
5 ロープ
6 リール
7 作動モーター
8 フロア
9 バッテリー(蓄電池)
10 始動キー(イグニッションスイッチ)
11 エンジン
12 回路
13 バネ手段
14 視認ランプ
14′ 点灯回路
15 コイルバネ
15′ 上縁
2 アクセルペタル
3 作動スイッチ
3′ 頂面
4 ブレーキペタル
5 ロープ
6 リール
7 作動モーター
8 フロア
9 バッテリー(蓄電池)
10 始動キー(イグニッションスイッチ)
11 エンジン
12 回路
13 バネ手段
14 視認ランプ
14′ 点灯回路
15 コイルバネ
15′ 上縁
Claims (3)
- アクセルペタル下のフロア上に、バッテリーから始動キーを介してエンジンに繋がっている回路をオン−オフする作動スイッチを設置するとともに、フロア上又は下に、ブレーキペタルを踏込む方向に牽引できるように繋がっている作動モーターを設けてなり、前記作動スイッチは、前記アクセルペタルの踏込みにより前記バッテリーとエンジンとの回路をオフし、前記バッテリーと作動モーターとの回路をオンすることを特徴とする車両の緊急停止装置。
- 前記作動スイッチとエンジンとの間に、視認ランプの点灯回路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両の緊急停止装置。
- 前記作動スイッチが、周囲を囲まれたコイルバネの上縁より低くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の緊急停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013026715A JP2014156148A (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | 車両の緊急停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013026715A JP2014156148A (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | 車両の緊急停止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014156148A true JP2014156148A (ja) | 2014-08-28 |
Family
ID=51577351
Family Applications (1)
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JP2013026715A Pending JP2014156148A (ja) | 2013-02-14 | 2013-02-14 | 車両の緊急停止装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014156148A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106427562A (zh) * | 2016-11-02 | 2017-02-22 | 哈尔滨理工大学 | 一种防止误将油门当刹车的装置 |
CN108116383A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-05 | 安徽航途智能科技有限公司 | 一种汽车电控制动装置及其工作方法 |
JP7252409B1 (ja) | 2022-10-26 | 2023-04-04 | 睦夫 半沢 | アクセル誤操作防止装置 |
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2013
- 2013-02-14 JP JP2013026715A patent/JP2014156148A/ja active Pending
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JP2023157828A (ja) * | 2022-10-26 | 2023-10-26 | 睦夫 半沢 | アクセル誤操作防止装置 |
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