JP2014152221A - ポリイミドフィルムおよびそれを用いたポリイミド金属積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分と、式(1)で示すジアミン化合物を含むジアミン成分とから得られるポリイミドフィルム。3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分と、式(1)で示すジアミン化合物を含むジアミン成分とを混合しポリイミド前駆体溶液とする工程と、ポリイミド前駆体溶液を支持体上に流延し乾燥することにより自己支持性フィルムとする工程と、自己支持性フィルムを加熱してイミド化する工程とを含むポリイミドフィルムの製造方法。
【選択図】なし
Description
非特許文献1には、芳香族ポリイミドの耐熱性について記載されている。また、非特許文献2には、イミド骨格を有する芳香族ポリマーが記載されている。
前記式(1)で示すジアミン化合物は、N−(4’−アミノフェニル)−4−アミノフタルイミドであることが好ましい。
また、前記ジアミン成分は、フェニレンジアミンを含むことが好ましい。
さらに、前記ジアミン成分中に含まれる式(1)で示すジアミン化合物は、20モル%以下であることが好ましい。
さらに本発明は、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分と、式(1)で示すジアミン化合物を含むジアミン成分とを混合しポリイミド前駆体溶液とする工程と、前記ポリイミド前駆体溶液を支持体上に流延し乾燥することにより自己支持性フィルムとする工程と、前記自己支持性フィルムを加熱してイミド化する工程と、を含むポリイミドフィルムの製造方法である。
本発明のポリイミドフィルムは、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(以下「s−BPDA」ということがある)を含むテトラカルボン酸二無水物成分と、式(1)で示すジアミン化合物を含むジアミン成分とから得られる。
テトラカルボン酸二無水物に含まれるs−BPDAの量は、0を超え100モル%、好ましくは50モル%以上、特に好ましくは75モル%以上である。
ジアミン成分中に含まれる式(1)で示すジアミン化合物は、0を超え100モル%以下であり、ポリイミドフィルムのコストを考慮すれば、20モル%以下である。
1)1,4−ジアミノベンゼン(パラフェニレンジアミン、PPD)、1,3−ジアミノベンゼン(メタフェニレンジアミン)などのフェニレンジアミン、および2,4−トルエンジアミン、2,5−トルエンジアミン、2,6−トルエンジアミンなどのトルエンジアミン、などのベンゼン核1つのジアミン、
2)4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(4,4’−オキシジアニリン)、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテルなどのジアミノジフェニルエーテル類(オキシジアニリン類;ODA)、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジカルボキシ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス(4−アミノフェニル)スルフィド、4,4’−ジアミノベンズアニリド、3,3’−ジクロロベンジジン、3,3’−ジメチルベンジジン、2,2’−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、2,2’−ジメトキシベンジジン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジクロロベンゾフェノン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホキシド、3,4’−ジアミノジフェニルスルホキシド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホキシドなどのベンゼン核2つのジアミン、
3)1,3−ビス(3−アミノフェニル)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェニル)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)−4−トリフルオロメチルベンゼン、3,3’−ジアミノ−4−(4−フェニル)フェノキシベンゾフェノン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジ(4−フェニルフェノキシ)ベンゾフェノン、1,3−ビス(3−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,3−ビス〔2−(4−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,4−ビス〔2−(3−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,4−ビス〔2−(4−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼンなどのベンゼン核3つのジアミン、
4)3,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、3,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンなどのベンゼン核4つのジアミン、
これらは単独でも、2種以上を混合して用いることもできる。用いるジアミンは、所望の特性などに応じて適宜選択することができる。
これらの中で、他のジアミン成分としてフェニレンジアミンが好ましく用いられ、パラフェニレンジアミン(PPD)がより好ましく用いられる。
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物以外のテトラカルボン酸二無水物成分はPMDAおよびBTDAから選ばれる少なくとも1種以上であることが好ましく、式(1)で示すジアミン化合物以外のジアミン成分はPPDおよびODAから選ばれる少なくとも1種以上であることが好ましい。
本発明のポリイミド金属積層体は、前記ポリイミドフィルムと金属層を直接積層したもの、または前記ポリイミドフィルムと金属層の間に接着層を介して積層させたものである。
接着層に使用する接着剤としては、電気・電子分野で使用されているポリイミド系、エポキシ系、アクリル系、ポリアミド系又はウレタン系などの耐熱性接着剤であれば特に制限はなく、例えばポリイミド系接着剤、エポキシ変性ポリイミド系接着剤、フェノール変性エポキシ樹脂接着剤、エポキシ変性アクリル樹脂系接着剤、エポキシ変性ポリアミド系接着剤などの耐熱性接着剤などが挙げられる。
接着剤は、それ自体電子分野で実施されている任意の方法で設けることができ、例えばポリイミドフィルムに、接着剤溶液を塗布・乾燥してもよく、別途に形成したフィルム状接着剤を貼り合わせてもよい。
本発明のポリイミドフィルムの製造方法は、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分と、式(1)で示すジアミン化合物を含むジアミン成分とを混合しポリイミド前駆体溶液とする工程と、前記ポリイミド前駆体溶液を支持体上に流延し乾燥することにより自己支持性フィルムとする工程と、前記自己支持性フィルムを加熱してイミド化する工程とを含む。
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、テトラカルボン酸二無水物成分、式(1)で示すジアミン化合物およびジアミン成分は、前で述べた形態と同じである。
本発明のポリイミドフィルムを製造する方法としては、
(1)ポリアミック酸溶液、またはポリアミック酸溶液に必要に応じてイミド化触媒、脱水剤、離型助剤、無機微粒子などを選択して加えたポリアミック酸溶液組成物をフィルム状に支持体上に流延し、加熱乾燥して自己支持性フィルムを得た後、加熱により脱水環化、脱溶媒することによりポリイミドフィルムを得る方法、
(2)ポリアミック酸溶液に環化触媒及び脱水剤を加え、さらに必要に応じて無機微粒子などを選択して加えたポリアミック酸溶液組成物をフィルム状に支持体上に流延し、化学的に脱水環化させて、必要に応じて加熱乾燥して自己支持性フィルムを得た後、これを加熱により脱溶媒、イミド化することによりポリイミドフィルムを得る方法、により得ることができる。
ポリアミック酸の製造例としては、反応温度は100℃以下、好ましくは80℃以下にて、0.2〜60時間反応させる。
ポリアミック酸溶液には、化学イミド化であれば必要に応じて、環化触媒及び脱水剤、無機微粒子などを加えてもよい。
自己支持性フィルムは、支持体上より剥離することができる程度にまで溶媒が除去され、および/またはイミド化されていれば特に限定されないが、熱イミド化では、その加熱減量が20〜50質量%の範囲にあることが好ましく、加熱減量が20〜50質量%の範囲で且つイミド化率が7〜55%の範囲にある場合、自己支持性フィルムの力学的性質が十分となる。また、自己支持性フィルムの加熱減量およびイミド化率が上記範囲内であれば、イミド化後に得られるポリイミドフィルムに発泡、亀裂、クレーズ、クラック、ひびワレなどの発生が観察されないために好ましい。
ここで、自己支持性フィルムの加熱減量とは、自己支持性フィルムの質量W1とキュア後のフィルムの質量W2とから次式によって求めた値である。
加熱減量(質量%)={(W1−W2)/W1}×100
また、自己支持性フィルムのイミド化率は、IR(ATR)で測定し、フィルムとフルキュア品との振動帯ピーク面積または高さの比を利用して算出される。振動帯ピークとしては、イミドカルボニル基の対称伸縮振動帯やベンゼン環骨格伸縮振動帯などを利用する。
加熱処理温度の上限はポリイミドフィルムの特性が低下しない温度であれば良く、好ましくは600℃以下、より好ましくは550℃以下である。
加熱処理の際、キュア炉中においては、ピンテンター、クリップ、枠などで、少なくとも長尺の固化フィルムの長手方向に直角の方向、すなわちフィルムの幅方向の両端縁を固定し、必要に応じて幅方向、又は長さ方向に拡縮して加熱処理を行っても良い。
[線熱膨張係数(CTE)]
得られたポリイミドフィルムを幅4mmの短冊状に切り取って試験片とし、TMA/SS6100 (エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製)を用い、チャック間長15mm、荷重2g、昇温速度20℃/分で30℃から530℃まで昇温した。得られたTMA曲線から50℃から200℃までの線熱膨張係数を求めた。
得られたポリイミドフィルムを試験片とし、TAインスツルメント社製 熱量計測定装置(Q5000IR)を用い、窒素気流中、昇温速度10℃/分で40℃から700℃まで昇温した。得られた重量曲線から5%重量減少温度を求めた。
(ポリアミック酸溶液Aの調製)
重合槽に有機溶媒としてN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、式(1)で示すジアミン化合物としてN-(4'-アミノフェニル)-4-アミノフタルイミド(DAPHI)を加えた。その後、30℃で撹拌しながら、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(s−BPDA)をDAPHIと該等モルとなるように段階的に添加して反応させ、固形分濃度が25質量%であるポリアミック酸溶液(ポリイミド前駆体溶液)Aを得た。ポリアミック酸溶液Aは、DAPHI以外の他のジアミン成分を含まない。
重合槽にDMAc、パラフェニレンジアミン(PPD)、DAPHIを加えた。全ジアミン成分中、DAPHIの量を10モル%、PPDの量を90モル%とした。その後、30℃で撹拌しながら、s−BPDAを全ジアミン成分と該等モルとなるように段階的に添加して反応させ、固形分濃度が25質量%であるポリアミック酸溶液(ポリイミド前駆体溶液)Bを得た。
全ジアミン成分中、DAPHIの量を20モル%、PPDの量を80モル%とした以外は、ポリアミック酸溶液Bの調製と同様にし、ポリアミック酸溶液Cを得た。
DAPHIをPPDに変更し、DAPHIを使用しないこと以外は、ポリアミック酸溶液Aの調製と同様にし、ポリアミック酸溶液Dを得た。
(実施例1)
ポリアミック酸溶液Aをガラス板上に薄膜状にキャストし、80℃で270秒加熱した後、ガラス板から剥離して、自己支持性フィルムを得た。この自己支持性フィルムの四辺をピンテンターで固定し、140℃から490℃まで加熱してイミド化を進めることにより、厚みが20μmのポリイミドフィルムを得た。イミド化の最高加熱温度は490℃であった。ポリイミドフィルムの各種物性値を表1に示す。
イミド化の最高加熱温度を490℃から510℃に変更した以外は、実施例1と同様にしてポリイミドフィルムを得た。ポリイミドフィルムの各種物性値を表1に示す。
ポリアミック酸溶液Aをポリアミック酸溶液Bに変更した以外は実施例2と同様な方法によりポリイミドフィルムを得た。ポリイミドフィルムの各種物性値を表1に示す。
ポリアミック酸溶液Aをポリアミック酸溶液Cに変更した以外は実施例1と同様な方法によりポリイミドフィルムを得た。ポリイミドフィルムの各種物性値を表1に示す。
ポリアミック酸溶液Aをポリアミック酸溶液Cに変更した以外は実施例2と同様な方法によりポリイミドフィルムを得た。ポリイミドフィルムの各種物性値を表1に示す。
ポリアミック酸溶液Aをポリアミック酸溶液Dに変更した以外は実施例2と同様な方法によりポリイミドフィルムを得た。ポリイミドフィルムの各種物性値を表1に示す。
1)s−BPDAとDAPHIとから得られたポリイミドフィルムの線膨張係数は、s−BPDAとPPDとから得られたポリイミドフィルムの線膨張係数よりもさらに低い。
2)全ジアミン成分中にDAPHIの量が20モル%以下の場合においても、ポリイミドフィルムの線膨張係数が低い。
3)本発明のポリイミドフィルムの耐熱性は、5%重量減少温度のデータから、s−BPDAとPPDとから得られ、耐熱性が高いとされる従前のポリイミドフィルムと同等程度である。
4)イミド化の最高加熱温度が510℃の場合に得られるポリイミドフィルムの線膨張係数は、490℃のそれよりもさらに小さくなる。
Claims (7)
- 前記式(1)で示すジアミン化合物は、N−(4’−アミノフェニル)−4−アミノフタルイミドである請求項1記載のポリイミドフィルム。
- 前記ジアミン成分は、フェニレンジアミンを含む請求項1または2記載のポリイミドフィルム。
- 前記ジアミン成分中に含まれる式(1)で示すジアミン化合物は、20モル%以下である請求項1から3のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載のポリイミドフィルムに、金属層を直接または接着層を介して積層したポリイミド金属積層体。
- 前記イミド化する工程の最高加熱温度が500℃以上である請求項6記載のポリイミドフィルムの製造方法。
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