JP2014151992A - 車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置 - Google Patents

車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減し、車両を安全に走行させ得る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置を提供する。
【解決手段】クレーンの各位置情報(ブーム最縮小、ブーム最伏、フック格納状態、旋回角度)を取得する検出手段を装備し、これら検出手段からの出力をコントローラ30が取得する。コントローラ30は、取得した位置情報に基づいて、所定のブーム格納位置にあるか否かを判断し、所定のブーム格納位置にある場合に限ってアウトリガを作動可能にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両搭載型クレーンのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減するためのアウトリガインターロック装置に関する。
車両搭載型クレーンは、旋回体の下部のべースの両側にアウトリガが設けてあり、荷役作業の開始前に、アウトリガを引き出して地面に接地することで作業時にクレーンの姿勢を安定させる。作業終了後はアウトリガを格納する。また、荷物を運搬するときはクレーンのブームを格納し、その後、アウトリガを格納して走行状態にする。
ここで、オペレータがブームの格納を忘れてブームが起きた状態のままアウトリガを格納して走行した場合、車両が不安定になり、また道路の上方に電線や、看板などがあった場合は、それらに接触して事故を起してしまうおそれがある。そこで、そのような事故を防止するために、ブームの格納姿勢が伏せているか否かを検出して、クレーンのブームが格納されていない場合には、アウトリガを格納作動できない、又は警報を促す装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−139282号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ブームの格納姿勢が伏せているか否かでしかブームの姿勢を判断しておらず、ブームの旋回位置やブームの長さがどのような状態であってもアウトリガを格納可能であった。そのため、同文献記載の技術では、例えばブームが車両に対して真横を向いており、ブームが車両の全長、全幅よりも張出していても走行可能である。したがって、オペレータは、ブーム格納位置の安全確認に際し、結局、ブームの格納姿勢が伏せ以外の要件についても視認確認を必要とするため、未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、オペレータのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減し、車両走行時の安全性を向上させ得る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、ブームが最縮小時であることを検出するブーム縮小検出手段と、ブーム角が最伏時であることを検出するブーム伏検出手段と、ブームの旋回角度を検出する旋回角度検出手段と、格納時のブーム先端とフック間の距離が零であることを検出するフック格納状態検出手段とを有する車両搭載型クレーンに用いられ、前記各検出手段からの信号を取得するコントローラを有するアウトリガインターロック装置であって、前記コントローラは、前記各検出手段からの信号に基づいて、格納時のブームの位置が、以下の条件1〜4に一つでも該当しない場合には、アウトリガを作動できないようにし、条件1〜4のすべてに該当する場合にはアウトリガを作動可能にすることを特徴とする。
条件1:格納時のブーム長さが最縮小時の長さである。
条件2:格納時のブーム角度が最伏時の角度である。
条件3:格納時の旋回角度が車両の真後方向又は真正面方向の角度である。
条件4:格納時のブーム先端とフック間の距離が零(フック格納状態)である。
本発明に係る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置によれば、クレーンの各位置情報(ブーム最縮小、ブーム最伏、フック格納状態、旋回角度)を取得するための検出手段を装備し、これら検出手段からの出力をコントローラが取得し、コントローラは、取得した位置情報に基づいて、ブームが所定のブーム格納位置にあるか否かを判断し、所定のブーム格納位置にある場合にはアウトリガの作動ができるようにし、所定のブーム格納位置にない場合には、アウトリガの作動ができないようにするので、オペレータのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減し、車両走行時の安全性を向上させることができる。
また、本発明に係る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置において、前記コントローラが、車両走行時のクレーン格納状態を監視するクレーン格納状態監視手段を更に備え、該クレーン格納状態監視手段は、前記各検出手段からの信号に基づいて、車両走行時に格納時のブームの位置が、前記条件1〜4に一つでも該当しない場合には、警報を発することは好ましい。
つまり、クレーンは運転席よりも後方に架装されている場合では、走行中はクレーンの状態をオペレータが確認することができない。そこで、このような構成とすれば、走行中においてもクレーンの格納状態を監視することができるので、クレーンが何らかの原因(例えば、クレーンが旋回しないように固定する機械ロックブレーキの故障など)で格納状態から動いてしまった場合であっても、警報を出力してオペレータに注意を促すことで事故を未然に防止することができる。
また、車両の荷台には荷物を載せるため、荷物の形状によっては、通常の所定の格納位置にブームを格納できない場合がある。そこで、このような場合に対応すべく、本発明に係る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置において、コントローラが、前記条件1〜4のうち、前記条件2、3に替えて、格納時のブーム角度、格納時の旋回角度の2条件において、ブーム先端が、車両の全幅、全高を超えないブーム格納可能範囲内という条件下のときに、任意の一位置をブーム格納位置として新たに設定可能に構成してもよい。このような構成であれば、通常のブーム格納位置にブームが格納できない場合であっても、前記条件2、3に替えて、新たにブーム格納位置を設定すれば、その設定前に決めた格納位置で格納できなくても、新たなブーム格納位置に格納された場合のみ、アウトリガを作動させることができる。
さらに、前記コントローラは、設定すべきブーム格納可能範囲の4つの隅角において、いずれか一つの隅までブーム先端をオペレータが作動させ、ブームを停止後、コントローラにその隅角の座標を記憶させ、同様に他の隅も順にブームを作動させてその先端位置を記憶させることにより取得して前記ブーム格納可能範囲として設定する構成とすれば、オペレータが任意のブーム格納可能範囲を設定する上で好適である。
上述のように、本発明に係る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置によれば、ブームの格納時の角度、旋回角度の格納時のブームの位置の検出に対して所定の格納位置にあるか否かを判断できるので、オペレータのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減し、車両走行時の安全性を向上させることができる。
本発明に係る車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置を備える車両搭載型クレーンの一実施形態を説明する正面図である。 図1の車両搭載型クレーンの制御装置を説明する構成図である。 制御装置のコントローラが実行するアウトリガインターロック処理のフローチャートである。 制御装置のコントローラが実行する、車両走行時におけるクレーン格納状態監視処理のフローチャートである。 図1の車両搭載型クレーンでのアウトリガインターロック動作の説明図である。 制御装置のコントローラが実行するホームポジション設定処理に係る車両、および演算によって形成されるブーム格納可能範囲のイメージを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、この車両搭載型クレーン(以下、単に「クレーン」ともいう)1は、アウトリガ2を備えたベース4上にコラム6が旋回自在に設けられ、このコラム6の上端部には伸縮するブーム7が起伏自在に枢支されている。コラム6にはウインチ11が設けられており、このウインチ11からワイヤロープ12をブーム7の先端部7sに導いて、ブーム7の先端部7sの滑車(図示略)を介して吊荷用のフック13に掛回すことにより、フック13をブーム7の先端部7sから吊下している。
ここで、このクレーン1には、コラム6の旋回、ブーム7の起伏と伸縮、及びウインチ11の巻上巻下の作動を行うための複数のアクチュエータとして、旋回用油圧モータ5、ブーム起伏用油圧シリンダ9、ブーム伸縮用油圧シリンダ8、ウインチ用油圧モータ10、及びアウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rを備えている。
そして、これらの旋回用油圧モータ5、ブーム起伏用油圧シリンダ9、ブーム伸縮用油圧シリンダ8、ウインチ用油圧モータ10、及びアウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rは、図2に示すように、何れも車両のエンジン15のPTO16に連結して駆動される油圧ポンプ17からコントロールバルブ20を介して圧油を供給することにより作動するようになっている。
上記コントロールバルブ20は、上記各アクチュエータをそれぞれ制御する複数の切換弁を連結して構成した多連結弁装置であり、図2に示すように、旋回用油圧モータ5、ブーム起伏用油圧シリンダ9、ブーム伸縮用油圧シリンダ8、及びウインチ用油圧モータ10の、各アクチュエータにそれぞれ対応する複数の切換弁31、32、33、34と、アウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rの、各アクチュエータにそれぞれ対応する複数の切換弁28、29と、各アクチュエータを所望の速度で作動させるためのアクセルシリンダ50とを備えて構成されている。なお、ポンプポートとタンクポートとの間には、メインリリーフ弁38とアンロード弁39とが設けられ、アンロード弁39は、アンロードが必要なときにメインリリーフ弁38を開き、ポンプポートとタンクポートとを連通させるようになっている。
そして、コントローラ30は、操作レバー18(図1参照)ないし図2に示す遠隔操作器19による各アクチュエータの選択と操作量等に基づいてアクセル操作量を求め、必要なアクセル制御信号をアクセルシリンダ50の比例ソレノイド51に出力し、アクセルシリンダ50を作動させるようになっている。また、アクセルシリンダ50の位置検出器53は、その検出値をコントローラ30にフィードバックし、コントローラ30は過不足が有れば必要な補正を行う。なお、油圧ポンプ17からの圧油の吐出量は、アクセル操作によってエンジン15の回転速度を上げるほど多くなる。
次に、このクレーン1の制御装置についてより詳しく説明する。
まず、このクレーン1に装備された検出手段である各検出器について説明する。図2に示すように、このクレーン1は、上記ブーム7の長さを検出するブーム長検出器61、ブーム7の起伏角度を検出するブーム角度検出器62、コラム6の旋回角度を検出する旋回角度検出器63、ウインチ11からのワイヤロープ12の繰り出しおよび繰り込み量を検出するウインチドラム回転検出器64、並びに、ブームの最伏状態を検出するブーム最伏検出器(リミットスイッチ等)65を備えている。そして、各検出器からの信号は、クレーン1のコントローラ30に読み込まれ、コントローラ30は、上記各検出器からの信号により、ブーム7の先端部7sの位置とフック13の位置、およびブームの最伏状態を認識できるようになっている。なお、ワイヤロープ12の繰り出し、繰り込み量を検出する方法は種々考えられるが、本実施形態の例では、ウインチドラムの回転を検出して、繰り出しおよび繰り込み量を計算する方法を採用している。
つまり、このクレーン1は、ブーム長検出器61でブーム7の長さを検出することができるので、コントローラ30側ではブーム長さがわかり、同様に、ブーム角度検出器62でブーム7の起伏角度を検出することができるので、ブームの起伏角度がわかる。また、ウインチドラム回転検出器64でウインチ11からのワイヤロープ12の繰り出し、繰り込み量を検出することができるので、ブーム7の先端とフック13間の距離がわかり、旋回角度検出器63でブーム7の旋回角度を検出することができるので、ブーム7の旋回角度がわかる。さらに、ブーム最伏検出器65でブームの最伏状態を検出することができる。なお、厳密には、ブーム7の長さが変化するとブーム7の先端部7sとフック13間の距離が変わってしまう。そのため、ウインチドラム回転検出器64単独ではブーム7の先端部7sとフック13間の距離を検出することはできないが、ブーム長検出器61とブーム角度検出器62によってブーム長さとブーム角度の変化を同時に検出し、距離の変動分を補正することでブーム7の先端部7sとフック13間の距離を検出することが可能となっている。
次に、上記コントローラ30についてより詳しく説明する。
このコントローラ30は、以下いずれも図示しない、所定の制御プログラムに基づいて、演算およびこの車両搭載型クレーン1のシステム全体を制御するCPUと、所定領域に予めCPUの制御プログラム等を格納しているROMと、ROM等から読み出したデータやCPUの演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAMと、クレーン1の遠隔操作器19等を含めた外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(インターフェイス)とを有して構成されている。これらは、データを転送するための信号線であるバスで相互にかつデータ授受可能に接続されている。そして、遠隔操作器19またはクレーン1本体の手動レバー18からは、クレーン1の各アクチュエータを作動させる実行指令となる所定の操作信号が、オペレータによるスイッチ操作またはレバー操作により入力されるようになっている。
次に、このコントローラ30で実行されるアウトリガインターロック処理について図3を参照しつつ説明する。
コントローラ30は、上述した各検出器61〜65からの信号に基づいて、アウトリガ2(アウトリガ用油圧シリンダ3L、3R)を作動可能にするか否かを判断する。このとき、コントローラ30は、下記の条件1〜4に一つでも該当しない項目がある場合は、アウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rを作動できないようにし、また、下記条件1〜4にすべて該当する場合はアウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rを作動可能にする。
すなわち、このアウトリガインターロック処理がコントローラ30で実行されると、まず、ステップS1に移行して格納時のブーム長さが最縮小時の長さであるか否か(条件1)を判定する。条件1が満たされれば(Yes)ステップS2に移行し、そうでなければステップS6に移行する。また、ステップS2では、格納時のブーム角度が最伏せ時の角度であるか否か(条件2)を判定する。条件2が満たされれば(Yes)ステップS3に移行し、そうでなければステップS6に移行する。ステップS3では、格納時の旋回角度が車両の真後方向又は真正面方向の角度であるか否か(条件3)を判定する。条件3が満たされれば(Yes)ステップS4に移行し、そうでなければステップS6に移行する。ステップS4では、格納時のブーム先端とフック間の距離が零(フック格納状態)であるか否か(条件4)を判定する。条件4が満たされれば(Yes)ステップS5に移行し、そうでなければステップS6に移行する。そして、ステップS5では、アウトリガ2(アウトリガ用油圧シリンダ3L、3R)を作動可能にする。具体的には、アウトリガ作動時に、図2のアンロード弁39に信号を出力しない。一方、ステップS6では、アウトリガ2を作動できないようにする。具体的には、アウトリガ作動時に、アンロード弁39に信号を出力する。このように、ブーム7が所定の格納位置にある場合は、アウトリガ2の作動を可能にし、所定の格納位置にない場合は、アウトリガ2の作動を不可能とすることで、オペレータのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減し、車両走行時の安全性を向上させることができる。
なお、ステップS3で判定する、格納時の旋回格納位置が真後方向か真正面方向かのいずれかは、車両のタイプによって決定されているものである。そのため、車両に応じて真後方向か真正面方向かを予め記憶させておき、それに従って判断する。また、実際の使用においては、上記条件1〜4のそれぞれの判断には許容範囲を持たせる。例えば、条件1:最縮小時±0.5[cm]、条件2:最伏せ時±1[deg]、条件3:旋回角度±3[deg]、条件4:ブーム先端とフック間の距離0±0.5[cm]等である。
次に、コントローラ30の備える、車両走行時のクレーン格納状態監視機能について図4を参照しつつ説明する。
この車両走行時クレーン格納状態監視機能は、車両走行中においても各検出器61〜65によりクレーンの位置を検出し、上記条件1〜4を満たすか否かをコントローラ30で判断するものである。なお、図4のステップS11〜S14は、それぞれ図3のステップS1〜S4に対応するため、説明を省略する。
図4に示すように、この車両走行時のクレーン格納状態監視機能は、車両が走行中にコントローラ30にて実行されて、上記条件1〜4に一つでも該当しない項目がある場合(ステップS11〜S14)は、ステップS15に移行して、ブザーの鳴動(あるいは音声、ランプ等)によりオペレータに警報を発する。警報機器はオペレータが車両走行中に分かるように運転室内に設置されていることが望ましい。条件1〜4にすべて該当する場合は警報を発しない(ステップS14での「Yes」)。後述のホームポジション(ブーム格納可能範囲)が設定されている場合はその設定に従って判断する。
なお、ブーム角度検出器62は地面に対する角度を検出するものである。そのため、走行状態により車両が前後に傾いてしまうとブーム7が起伏方向に動いていない場合でもブーム角度検出が変わってしまう。したがって、車両走行時にクレーン格納状態を監視する場合は、ブーム起伏の格納状態をブーム角度検出器62ではなく、別個に設けたブーム最伏検出器65により検出する方が望ましい。
同じく、ブーム長検出器61も、ブーム7の最縮小時を検出するものであるため、別個に設けたリミットスイッチ等(図示略)により検出してもよい。また、ウインチドラム回転検出器64でなくても、ブーム先端部7sの下面部に近接スイッチ(図示略)を設け、この近接スイッチでフック格納状態を検出してもよい。
次に、このコントローラ30の実行する上記処理の作用・効果について説明する。
上述したように、このクレーン1は、自身の各位置情報(ブーム最縮小、ブーム最伏、フック格納状態、旋回角度)を取得するための検出器61〜65を装備しており、コントローラ30は、検出器61〜65からの信号を取得し、その取得した位置情報に基づいて、ブーム7が所定の格納位置(条件1〜4)にあるか否かを判断し、所定の格納位置にない場合(図5(a)参照)には、アウトリガを作動できないようにし、所定の格納位置にある場合(図5(b)参照)にはアウトリガを作動できるようにするので、オペレータのブーム格納位置の安全確認の負担を軽減し、車両走行時の安全性を向上させることができる(アウトリガインターロック機能)。
また、このコントローラ30は、車両走行時のクレーン格納状態を監視するクレーン格納状態監視手段を更に備えており、このクレーン格納状態監視手段は、各検出器61〜65からの信号に基づいて、車両走行時に格納時のブームの位置が、前記条件1〜4に一つでも該当しない場合には、警報を出力するので、これにより、車両走行中に、クレーンが何らかの原因で格納状態から動いてしまった場合、警報を出力してオペレータに注意を促すようにすることで事故を未然防止することができる(走行時格納状態監視機能)。
なお、本発明に係るアウトリガインターロック装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、アウトリガインターロック機能および走行時格納状態監視機能は、条件1〜4について判断しているが、これに限定されず、条件1〜4のうち、条件2、3に替えて、格納時のブーム角度、格納時の旋回角度が最伏時、真後方向、真正面方向に限らず、ブームの位置が、車両の全幅、全高を超えないブーム格納可能範囲内であれば任意の一位置として設定し、その任意に設定したブーム格納可能範囲にてアウトリガインターロックおよび走行時格納状態監視を行なうか否かを判断させる構成(ホームポジション設定)とすることができる。
以下、このホームポジション(ブーム格納可能範囲)設定(ホームポジション設定機能)について説明する。
このホームポジション設定機能は、通常のブーム格納位置にブームが格納できない場合であっても、格納位置を、新たに支障を生じさせない任意の位置に一か所設定することができるようにするものである。つまり、このホームポジション設定機能は、上記条件1〜4の格納時の各ブーム位置(格納時のブーム長が最縮小状態、格納時のブーム角度、格納時の旋回角度、格納時のブーム先端とフック間の距離)を車両の全幅、全高を超えないような、車両の走行に支障がないブーム格納可能範囲内で任意に設定可能にするものである。
そして、設定したブーム格納可能範囲外のときは、上述した例同様にアウトリガを作動できないようにする。この条件では、ブーム格納時には、ブームを伸長させたまま格納しなければならない必要性が特に見られないことから、ブーム長さは完全に最縮小した状態のほうが望ましいため、条件1は変更しない方が望ましい。
また、フックはブーム先端とフック間の距離が零となる位置まで格納されていたほうが望ましいため、条件4も変更しない方が望ましい。この機能によって設定したブーム格納可能範囲の内容はコントローラ30のROM等の記憶装置(不揮発性メモリ)に記憶する。
ホームポジション設定を行なうときは、クレーン操作レバー付近、又は遠隔操作器19に記憶ボタン等を設け、オペレータが自己の使用用途に合わせて、ブーム7を所望するホームポジションに位置させ、その位置をコントローラ30に記憶させるときにこの記憶ボタンを押せば、コントローラ30にブームの座標を記憶させてホームポジション(ブーム格納可能範囲)を認識させることができる。但し、当該ホームポジション位置が記憶される際には、コントローラ30によって下記の所定の演算が行なわれ、当該ホームポジションとすべき位置が、車両走行時の安全性上問題がないか否かが判断される。
詳しくは、当該ホームポジション位置が記憶される際には、図6に示すように、ブーム先端7sの任意の一点を「P」と定めている。そして、車両の全幅の半分の値「γ」と、ブーム起伏回動ピン6pの地上からの高さ「α」、およびブーム起伏回動ピン6pからブーム長検出器61までのブーム7と平行をなす距離「λ′」が予めコントローラ30に記憶されており、これらが車両基本情報として記憶装置に記憶されている。この記憶された車両基本情報は不揮発な記憶装置に記憶されており消去されない。なお、図6は、コントローラ30に予め記憶された、車両の全幅データと地上からクレーンブームの起伏回転軸との距離データに基づいて、コントローラ30内で演算によって形成されるブーム先端7sのブーム格納可能範囲のイメージを示す図である。
上述のように、このクレーン1は、ブーム7の各位置情報(ブーム長さ、ブーム角度、旋回角度)を取得するための検出器として、上記ブーム長検出器61、ブーム角検出器62、および旋回角度検出器63を装備しており、コントローラ30がブーム先端の位置を把握するには、これら検出器からの信号に基づいて、所定の演算を行なうことでブーム先端の位置「P」を把握して記憶装置(不揮発性メモリ)に記憶する。以下、その第一の例を説明する。
ここで、以降の演算を行なう上では、座標軸の中心となる0点を予め決めている。例えば、ブーム7が水平時且つ最縮小になっており、さらに、車両後方方向へ向かってブーム7の中心軸が車両中央のときのブーム先端「P」を、座標軸の中心(x,y,z)=(0,0,0)とする。そして、その座標軸の中心からブーム先端「P」が車両の安全範囲となる範囲として設定されたブーム格納可能範囲内であるかを算出し、ブーム先端が格納可能なブーム格納可能範囲内であるか否かの比較を開始する。
詳しくは、最初のステップでブームが最縮小であることを確認する。図6に示すように、ブーム長検出器61から取得されるデータに基づいて、ブームの先端の点「P」までのブーム長データ「λ」が、予め決められた最小値以内を示せばよい。
y=λ≦λmin (式1)
但し、λmin:ブーム最縮小長さ(ブーム長検出器からブーム先端の位置Pまでのブームと平行をなす最小距離)
なお、ブーム7の最縮小時を検出するリミットスイッチ等を別個に設ける場合は、当該演算(式1)は不要である。
続くステップでは、ブーム長検出器61およびブーム角検出器62から取得されるデータに基づいて、ブーム高さが3.8m(ビル等の建設現場内、工場内等の決められた敷地内の低いガード下やトンネルなどの天井面に干渉させないための走行車両高さ基準値)以内か否かを監視する。ブーム長検出器61からブームの先端の点「P」までのブーム長データ「λ」と、ブーム角検出器62からの角度データ「θ」から、次の(式2)を用いてブーム先端高さ「x」を求める。この「x」の値が地表から「3.8m−α」以内であれば、ブーム先端がブーム格納可能範囲内であるとの判断をする。なお、実際の演算では、ブーム先端の高さ、幅、その形状、及び作動時の誤差等を考慮して、ブーム格納可能範囲の設定を、3.75m等、3.8mより若干低い値とするのが良いのは勿論である。
x=(λ+λ′)sinθ<(3800−α) (式2)
但し、α:地上からブーム起伏回動ピンまでの高さ
λ′:ブーム起伏回動ピンからブーム長検出器までのブームと平行をなす距離
なお、上記の(式2)では、ブーム7最縮小長さの値を「λ+λ′」として演算したが、ブーム7の最縮小時の長さは常に一定値であるため、「λ+λ′」の代わりに、定数を(式2)に予め記憶しておいてもよい。
次のステップでは、ブーム先端が自車両の車幅未満か否かを監視する。つまり、このステップでは、ブーム先端が車両幅から突出している場合が監視される。
詳しくは、オペレータによるブーム7の旋回操作によって、車両の中心方向にブーム7を回動させる作動が監視される。この際、コントローラ30は、次の(式3)を用いて、ブーム車幅距離「z」が予め記憶しておいた、車両中心から見た車両幅の1/2以内の値「γ」に納まるか否かを判定する。つまり、ブーム先端が車両幅未満か否かは、ブーム車幅距離「z」の値が車両中心から見た車両幅の1/2以内の値「γ」未満であればよい。
z=(λ+λ′)cosθ×sin|δ|<γ (式3)
但し、γ:車両幅÷2
λ′:ブーム起伏回動ピンからブーム長検出器までのブームと平行をなす距離
θ:ブーム角検出器からの角度データ
δ:旋回角度検出器からの角度データ
なお、本発明に係るホームポジション設定手段(ホームポジション設定機能)についても、上記第一の例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記第一の例では、車両基本情報は、上述の車両の幅データ「γ」、クレーンブームのブーム起伏回動ピン6pと地上からの距離データ「α」、およびクレーンブームのブーム起伏回動ピン6pからブーム長検出器61までのブーム7と平行をなす距離「λ′」をコントローラ30に記憶させ、この車両基本情報に、ブーム長検出器61、ブーム角検出器62、旋回角度検出器63からのデータを加算して一つのホームポジションを設定しているが、これに限定されるものではない。
別途の方法(第二の例)として、図6に符号A〜Dで示すような、設定すべきブーム格納可能範囲の4つの隅角において、いずれか一つの隅までブーム先端をオペレータが作動させ、ブームを停止後、コントローラ30にその隅角の座標を記憶させる。そして、同様に他の隅も順にオペレータがブームを作動させてその先端位置をコントローラ30に記憶させるものである。
この符号A〜Dで囲まれたエリア内に、ブーム先端7sの任意の点「P」が収まっていれば、ブーム7がブーム格納可能範囲であるとの判断をし、そのエリア内で、ホームポジション位置を記憶するものである。
図6に示す例では、後方の左上を「A」、後方右上を「B」、後方左下を「C」、後方右下を「D」と決定する。この順にオペレータが各隅角までブーム先端を作動させ、各々の座標点でその位置をコントローラ30に記憶させる。各位置での設定の適否の判断は上記第一の例と同様である。また、その後のホームポジション位置設定方法も、上記第一の例と同様である。このブーム格納可能範囲設定方法によれば、オペレータが自己の使用用途に合わせて広いブーム格納可能範囲を設定することができるので、オペレータの幅広い要求に応えることができる。
1 車両搭載型クレーン(クレーン)
2 アウトリガ
3L、3R アウトリガ用油圧シリンダ
4 ベース
5 旋回用油圧モータ(アクチュエータ)
6 コラム
7 ブーム
8 ブーム伸縮用油圧シリンダ(アクチュエータ)
9 ブーム起伏用油圧シリンダ(アクチュエータ)
10 ウインチ用油圧モータ(アクチュエータ)
11 ウインチ
12 ワイヤロープ
13 フック
14 タンク
15 エンジン 16 PTO
17 油圧ポンプ
18 操作レバー
19 遠隔操作器
20 コントロールバルブ
28、29 (アウトリガ用)切換弁
30 コントローラ
31、32、33、34 切換弁
38 メインリリーフ弁
39 アンロード弁
50 アクセルシリンダ
61 ブーム長検出器
62 ブーム角度検出器
63 旋回角度検出器
64 ウインチドラム回転検出器
65 ブーム最伏検出器

Claims (4)

  1. ブームが最縮小時であることを検出するブーム縮小検出手段と、ブーム角が最伏時であることを検出するブーム伏検出手段と、ブームの旋回角度を検出する旋回角度検出手段と、格納時のブーム先端とフック間の距離が零であることを検出するフック格納状態検出手段とを有する車両搭載型クレーンに用いられ、前記各検出手段からの信号を取得するコントローラを有するアウトリガインターロック装置であって、
    前記コントローラは、前記各検出手段からの信号に基づいて、格納時のブームの位置が、以下の条件1〜4に一つでも該当しない場合には、アウトリガを作動できないようにし、条件1〜4のすべてに該当する場合にはアウトリガを作動可能にすることを特徴とする車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置。
    条件1:格納時のブーム長さが最縮小時の長さである。
    条件2:格納時のブーム角度が最伏時の角度である。
    条件3:格納時の旋回角度が車両の真後方向又は真正面方向の角度である。
    条件4:格納時のブーム先端とフック間の距離が零(フック格納状態)である。
  2. 前記コントローラは、車両走行時のクレーン格納状態を監視するクレーン格納状態監視手段を更に備え、該クレーン格納状態監視手段は、前記各検出手段からの信号に基づいて、車両走行時に格納時のブームの位置が、前記条件1〜4に一つでも該当しない場合には、警報を発することを特徴とする請求項1に記載の車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置。
  3. 前記コントローラは、前記条件1〜4のうち、前記条件2、3に替えて、格納時のブーム角度、格納時の旋回角度の2条件において、ブーム先端が、車両の全幅、全高を超えないブーム格納可能範囲内という条件下のときに、任意の一位置をブーム格納位置として新たに設定可能になっていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置。
  4. 前記コントローラは、設定すべきブーム格納可能範囲の4つの隅角において、いずれか一つの隅までブーム先端をオペレータが作動させ、ブームを停止後、コントローラにその隅角の座標を記憶させ、同様に他の隅も順にブームを作動させてその先端位置を記憶させることにより取得して前記ブーム格納可能範囲として設定することを特徴とする請求項3に記載の車両搭載型クレーン用アウトリガインターロック装置。
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