JP2014151948A - トレー - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの位置決め効果を確保しつつ、汎用化を図ることのできるトレーを提供する。
【解決手段】トレー1は、共通のミッションケース22と、形状の異なる複数種類のコンバータハウジング23、31のうちいずれかとが連結されてなるトランスミッション21を載置可能に構成されている。また、トレー1は、ミッションケース22のケース側フランジ部24、及び、ボルト26によってケース側フランジ部24と連結されているコンバータハウジング23のハウジング側フランジ部25に当接して支持する突条部5、6、及び、補助凸部8を備えている。さらに、トレー1は、コンバータハウジング23のうちハウジング側フランジ部25の下部との連接部位において下方に開口形成され、ボルト26での連結に際して利用される連結用凹部28に挿入されるガタ止め部11を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークの運搬等に使用され、ワークを載置可能に構成されてなるトレーに関するものである。
従来、ワークをトレーに載せて運搬等することが知られている。また、トレーをワークと1対1で対応して形成するような場合、トレーに載せられたワークの安定化を図るという点に関しては非常に優れるが、ワークと同じ種類分だけ各種形状のトレーを準備しなければならない。
このため、近年では、省資源化、低コスト化、保管場所の省スペース化等を図るべく、多種のワークに対応できるトレーの提案もなされている。そのようなトレーとして、例えば、変速装置等を収容するケースと、トルクコンバータ等を収容するハウジングとが連結されたワークとしての自動車用ミッションのうち、ケースよりも下方に突出するハウジングの下部を嵌合させ、自動車用ミッションの軸方向の動きを規制するための「間隙」が、一方の長手方向の側壁との間に形成されたものがある。さらに、かかるトレーには、中央部側が低く形成された一対の突出部が対向して設けられ、一方の突出部には、ハウジングの基部を支持し、自動車用ミッションの横方向の動きを規制する段部が形成され、他方の突出部には、無段階に変化する傾斜部が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3446072号公報
しかしながら、自動車用ミッションは、その下部も含め、種類毎に形状が比較的大きく異なるものである。このため、上記特許文献1に開示されている技術を採用したとしても、ハウジングの下部を上記「間隙」に嵌合できないケースが多数発生することが懸念される。その一方で、上記「間隙」をハウジングの下部の大きさよりもかなり広めに形成した場合には、位置決め効果が損なわれる上、トレーの大型化を招くおそれがあり、汎用化の目的(省資源化、低コスト化、保管場所の省スペース化等)に反してしまうことが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、ワークの位置決め効果を確保しつつ、汎用化を図ることのできるトレーを提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.端部に第1フランジ部を有する共通の第1パーツと、端部に第2フランジ部を有し、形状の異なる複数種類の第2パーツのうちいずれかの第2パーツとが、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部が当接状態で連結手段によって連結されてなるワークを載置可能なトレーであって、
前記第1フランジ部、及び、前記第2フランジ部のうち少なくとも一方の外周面に対し、当接して支持する支持凸部と、
前記第2パーツのうち前記第2フランジ部の下部との連接部位において下方に開口形成され、前記連結手段での連結に際して利用される連結用凹部に挿入されるガタ止め部とを備えていることを特徴とするトレー。
ワークの第1パーツは、形状の異なる複数種類の第2パーツと連結可能に構成された共通(汎用)のパーツである。このため、複数種類の第2パーツは、形状が異なるとは言うものの、第1パーツとの連結部位に関しては、ほぼ共通した形状をなしている。
そこで、本手段1では、先ず、支持凸部において、共通パーツである第1パーツの第1フランジ部、及び、当該第1フランジ部に連結されるほぼ共通形状の第2フランジ部のうち少なくとも一方が当接して支持される。このため、第1パーツに連結される第2パーツが別の第2パーツに変更された場合でも、支持凸部を第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方と確実に当接させてワークを支持することができる。
さらに、手段1のトレーは、第2パーツの連結用凹部に挿入されるガタ止め部を備えている。つまり、第2パーツの連結用凹部に関しては、第2フランジ部に連接する部位に形成されており、また、連結用凹部自体も連結手段での連結に際して利用されるものであるため、その形成位置や形状が第2パーツの種類によって大きく異なることはない。従って、かかる連結用凹部に挿入されるようなガタ止め部を設けることにより、第1パーツに連結される第2パーツの種類が変更された場合でも、かかる第2パーツの連結用凹部にガタ止め部を挿入させ、ワークのがたつき(位置ずれ)を防止することができる。
従って、共通の第1パーツと、当該第1パーツの第1フランジ部と連結可能な第2パーツとからなるワークであれば、ガタ止め部で位置ずれ等を防止しつつ、支持凸部によって確実に支持することができる。結果として、ワークの位置決め効果を確保しつつ、トレーの汎用化を図ることができ、トレーに載置されたワークの安定化を図るとともに、利便性の向上、省資源化、低コスト化、保管場所の省スペース化等を図ることができる。
手段2.前記支持凸部を構成する壁部間を連結する補強リブ、及び、前記ガタ止め部を構成する壁部間を連結する補強リブのうち少なくとも一方を備えていることを特徴とする手段1に記載のトレー。
手段2によれば、支持凸部やガタ止め部の強度を向上させることができる。従って、支持凸部に第1フランジ部や第2フランジ部が当接した場合や、ガタ止め部に連結用凹部の内面が当接した場合において、支持凸部やガタ止め部が損傷してしまうといった事態をより確実に抑制することができる。
手段3.前記支持凸部は、前記第1フランジ部と前記第2フランジ部との合わせ面に沿って延びる2列の突条部を備え、当該2列の突条部の間に溝部が形成されていることを特徴とする手段1又は2に記載のトレー。
手段3によれば、ワークをトレーに載置する際に、第1フランジ部と第2フランジ部との合わせ面と、2列の突条部の間に形成される溝部とを一致させるようにして、ワークをトレーに載せることで、上記手段1等の作用効果が確実に奏される好適な位置にワークを載せることができる。また、溝部がワークをトレーに載せる際の目印となる点において、作業性の向上を図ることができる。
さらに、ワークとしては、第1フランジ部と第2フランジ部との合わせ面にシール材が設けられるケースも考えられる。これに対し、本手段3では、第1フランジ部と第2フランジ部との合わせ面(の下辺部)を、2列の突条部間に形成された溝部に臨ませることができる。従って、フランジ部の外周面にまで施されているシール材がトレーと擦れ合って剥がれてしまう、或いは、シール材がトレー素材よりも硬いような場合にトレーが削れてしまう(削りカスがワークに付着してしまう)といった事態を抑制することができる。加えて、該シール材がフランジ部の外周面から多少はみ出していたとしても、当該シール材を溝部内に受け入れることができ、例えば、フランジ部よりも下方にはみ出したシール材が支持凸部に当接することで、フランジ部が浮いてしまうといった事態を回避することができる。従って、支持凸部(突条部)でワーク(第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方)を支持するといった作用効果が確実に奏されることとなる。
手段4.前記溝部は、平面視においてトレーの端部にまで延在していることを特徴とする手段3に記載のトレー。
手段4によれば、トレーにワークをある程度近接させると、溝部がワークに隠れて見えなくなってしまうといった事態等を抑制することができる。従って、溝部を目印として確認しながら、ワークをトレーに載置する際の作業性の向上を図ることができる。さらに、ワークがトレーに支持されるギリギリのところまで、フランジ部の合わせ面と、溝部との相対位置の確認を行うことができ、より正確な設置を行うことができる。
トレーの上面側を示す斜視図である。 トレーの上面側を示す斜視図である。 トレーの下面側を示す斜視図である。 トレーの下面側を示す部分拡大斜視図である。 トレーの平面図である。 トレーの下面図である。 トランスミッションの正面図である。 トランスミッションの斜視図である。 トランスミッション及びトレーの斜視図である。 トランスミッション及びトレーの斜視図である。 図5のA−A線断面図である。 図5のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。 図5のD−D線断面図である。 図5のE−E線断面図である。 図5のF−F線断面図である。 図5のG−G線断面図である。 トランスミッションの正面図である。 トランスミッションの斜視図である。 トランスミッション及びトレーの斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2、図5等に示すように、トレー1は、平面視略矩形状をなし、上面側がワークとしてのトランスミッション21(図9等参照)を安定して載置できるようにトランスミッション21の形状に対応して凹凸形状をなしている。より具体的には、トレー1は、平面視において内周側の部位が外周部に比べて相対的に下方に凹んでおり、トランスミッション21をトレー1に対して所定の向きで載置することで、トランスミッション21の下部がトレー1の内周側の凹部に収容されることとなる。本実施形態のトレー1はポリプロピレンによって一体的に形成されている。
図7〜図10に示すように、本実施形態のトレー1に載置され、トレー1とともに運搬されるトランスミッション21は、変速装置等を収容する第1パーツとしてのミッションケース22と、トルクコンバータ等を収容する第2パーツとしてのコンバータハウジング23とを備えている。ミッションケース22の端部には、第1フランジ部としてのケース側フランジ部24が設けられ、コンバータハウジング23の端部には、ケース側フランジ部24と当接状態で連結される第2フランジ部としてのハウジング側フランジ部25が設けられている。そして、ケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25とを当接させ、ケース側フランジ部24のボルト孔と、ハウジング側フランジ部25のボルト孔とを位置合わせし、連結手段としてのボルト26で締結することにより、ミッションケース22とコンバータハウジング23とが連結されている。尚、ミッションケース22には、オートマチックトランスミッションフルードを貯留するオイルパン27が設けられている。
さらに、コンバータハウジング23には、ハウジング側フランジ部25の下部との連接部位において、ボルト26用のボルト孔が形成された部位をハウジング側フランジ部25の厚みに統一し、コンバータハウジング23側からボルト26をボルト孔に差し込むための連結用凹部28が設けられている。ボルト26での連結に際しては、連結用凹部28を介して、ボルト26をボルト孔に差し込んでレンチ等で締めるとともに、連結後においては、連結用凹部28にボルト26の頭部が位置することとなる。
また、図1、図2、図5、図11〜図17等に示すように、トレー1は、トレー1に載置されたトランスミッション21の下面の一部と当接してトランスミッション21を支持する支持部2と、トランスミッション21の下面側側面と当接可能に構成され、トランスミッション21の位置ずれを防止する位置決め部3とを備えている。尚、「トランスミッション21の下面」とあるのは、トレー1に載置された姿勢のトランスミッション21を下面視した場合に視認される部位を意図しており、支持部2に支持される部位の面は、トレー1への載置状態において水平に延びていてもよいし、傾斜していてもよい。また、トランスミッション21の下面側側面とは、トレー1への載置状態において、水平方向に対して傾斜している面を意図している。
図1等に示すように、支持部2は、トレー1に載置されたトランスミッション21のケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25との合わせ面に沿って延びる2列の第1突条部5及び第2突条部6を備えている。第1突条部5及び第2突条部6は基本的に同じ高さであり、両者間に溝部7が形成されるように若干離間して設けられている。さらに、ハウジング側フランジ部25に対応した第2突条部6には、長手方向の一部から上方に突出した補助凸部8が設けられている。そして、トランスミッション21をトレー1に載置した場合、ケース側フランジ部24及びハウジング側フランジ部25の外周面下辺部の一端部側(コンバータハウジング23が設置される側を前側、ミッションケース22が設置される側を後側とすると左側の部位;図9では右側)が、第1突条部5及び第2突条部6に当接して支持される(図14参照)とともに、ハウジング側フランジ部25の外周面下辺部の中間部位が、補助凸部8に当接して支持される(図15参照)ようになっている。本実施形態では、第1突条部5、第2突条部6、及び、補助凸部8が支持凸部を構成する。
特に、本実施形態では、図14、図15等に示すように、トランスミッション21をトレー1の適正位置に載置すると、ケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25との合わせ面が、第1突条部5と第2突条部6との間に形成される溝部7に臨むように構成されている。より具体的に、本実施形態では、ケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25との合わせ面にシール材(図示略)が設けられており、合わせ面からはみ出したシール材は、かかる溝部7内に位置するようになっている。
加えて、図1、図5等に示すように、溝部7は、平面視においてトレー1の端部にまで延在している。本実施形態の第1突条部5及び第2突条部6に関しては、トレー1のコンバータハウジング23が設置される側を前側とした場合のトレー1の右側の部位(図1では左側の部位)において、当該第1突条部5及び第2突条部6よりも高い部位に突き当たり、そこで途絶えているが、溝部7に関しては、第1突条部5及び第2突条部6が突き当たった壁部、ひいては、平面視でトレー1の端部に到達するまで、連続して延設されている(平面視では真っ直ぐに延びているように見える)。特に、本実施形態では、図9、図10等に示すように、溝部7がさらにトレー1の外周面にまで連続して延設されている。
また、本実施形態では、第1突条部5、第2突条部6、及び、補助凸部8以外にも、ミッションケース22の下面と当接して支持する支持部2が1つと、コンバータハウジング23の下面と当接して支持する支持部2が2つ設けられている。ちなみに、図1、図2、図5において、斜め格子の網掛けを施している部位が支持部2である。さらに、図8において、斜め格子の網掛けを施している部位が、トランスミッション21のうち支持部2に当接して支持される部位となっている。
図1、図2、図5等に示すように、位置決め部3は、トレー1に載置されたトランスミッション21の水平方向における全方向への位置ずれが防止できるように複数箇所に設けられている。本実施形態では、図1、図2、図5において、散点の網掛けを施した部位が位置決め部3であるが、位置決め部3は、基本的に、ケース側フランジ部24やハウジング側フランジ部25の近傍位置に当接し得るように形成されている。さらに、図11等に示すように、位置決め部3は、コンバータハウジング23の連結用凹部28に対して下方から相対的に挿入されるガタ止め部11を備えている。
また、図3、図4、図6等に示すように、トレー1の裏面側(下面側)には、第1突条部5及び第2突条部6を構成する壁部の間を連結する支持用補強リブ13が設けられている。図4(a)に示すように、支持用補強リブ13は、第1突条部5の上面及び側面を構成する壁部の間、及び、第2突条部6の上面及び側面を構成する壁部の間をそれぞれ連結するとともに、第1突条部5に対応して形成された支持用補強リブ13と、第2突条部6に対応して形成された支持用補強リブ13とが真っ直ぐに連続するようにして連結されている。加えて、溝部7の裏面側にも、溝部7に沿って溝対応リブ14が設けられており、当該溝対応リブ14は、支持用補強リブ13に対して交差するようにして連結されている。さらに、支持用補強リブ13は、トレー1を構成する他の補強リブに当接するまで延設され、かかる補強リブと連結されている。
また、図4(b)に示すように、ガタ止め部11の裏面側に形成される内部空間を横切るようにして、ガタ止め部11を構成する壁部の間を連結するガタ止め用補強リブ15が設けられている。ガタ止め用補強リブ15は、ガタ止め部11の上面及び側面を構成する壁部の間を連結するとともに、トレー1を構成する他の補強リブに当接するまで延設され、かかる補強リブと連結されている。
尚、本実施形態のトランスミッション21は、ミッションケース22に連結されるコンバータハウジング23を図18、図19に示す別のコンバータハウジング31に付替え可能に構成されており、コンバータハウジング23、31の付替えを行うことによって、異なる形状のエンジンと連結できるように構成されたものである。ちなみに、トランスミッションのメーカーでは、取引先のエンジンの形状が変更された場合、該エンジンに連結されるコンバータハウジング23、31については、エンジンに対応した形状に変更する必要がある。その一方で、ミッションケース22に関しては、エンジン形状が変更されても、コンバータハウジング23、31のうちミッションケース22との連結部位の形状を統一すれば、ミッションケース22の形状を共通化できる場合もある。つまり、本実施形態のトランスミッション21は、形状の異なる複数種類のコンバータハウジング23、31のいずれかと、ミッションケース22とが連結されてなるものを意図している。
また、本実施形態のトレー1は、図20に示すように、共通のミッションケース22に対して、形状の異なるコンバータハウジング31が連結された場合のトランスミッション21についても載置可能に構成されている。すなわち、かかるトランスミッション21についても、トレー1に載置することで、ケース側フランジ部24及びハウジング側フランジ部25が支持部2(第1突条部5、第2突条部6、及び補助凸部8)に支持されるとともに、連結用凹部28にガタ止め部11が挿入される等して位置ずれが防止されるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ワークとしてトレー1に載置されることとなるトランスミッション21のミッションケース22は、形状の異なる複数種類のコンバータハウジング23、31と連結可能に構成された共通(汎用)のパーツである。このため、複数種類のコンバータハウジング23、31は、形状が異なるとは言うものの、ミッションケース22との連結部位に関しては、ほぼ共通した形状をなしている。
そこで、本実施形態では、先ず、第1突条部5、第2突条部6、及び、補助凸部8において、共通パーツであるミッションケース22のケース側フランジ部24、及び、当該ケース側フランジ部24に連結されるほぼ共通形状のハウジング側フランジ部25が当接して支持される。このため、ミッションケース22に連結されるコンバータハウジング23が、別のコンバータハウジング31に変更された場合でも、第1突条部5、第2突条部6、及び、補助凸部8をケース側フランジ部24及びハウジング側フランジ部25に確実に当接させてトランスミッション21を支持することができる。
さらに、トレー1は、コンバータハウジング23、31の連結用凹部28に挿入されるガタ止め部11を備えている。つまり、コンバータハウジング23、31の連結用凹部28に関しては、ハウジング側フランジ部25に連接する部位に形成されており、また、連結用凹部28自体もボルト26での連結に際して利用されるもの(ボルト26をボルト孔に差し込んでレンチ等で締めるとともに、ボルト26の頭部を据えておくために確保された空間)であるため、その形成位置や形状がコンバータハウジング23、31の種類によって大きく異なることはない。従って、かかる連結用凹部28に挿入されるようなガタ止め部11を設けることにより、ミッションケース22に連結されるコンバータハウジング23、31の種類が変更された場合でも、かかるコンバータハウジング23、31の連結用凹部28にガタ止め部11を挿入させ、トランスミッション21のがたつき(位置ずれ)を防止することができる。
従って、共通のミッションケース22と、当該ミッションケース22のケース側フランジ部24と連結可能なコンバータハウジング23、31とからなるトランスミッション21であれば、ガタ止め部11で位置ずれ等を防止しつつ、第1突条部5、第2突条部6、及び、補助凸部8によって確実に支持することができる。結果として、トランスミッション21の位置決め効果を確保しつつ、トレー1の汎用化を図ることができ、トレー1に載置されたトランスミッション21の安定化を図るとともに、利便性の向上、省資源化、低コスト化、保管場所の省スペース化等を図ることができる。
また、ケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25との合わせ面に沿って延びている2列の第1突条部5及び第2突条部6の間には溝部7が形成されている。そして、トランスミッション21をトレー1に載置する際に、ケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25との合わせ面と、溝部7とを一致させるようにして、トランスミッション21をトレー1に載せることで、上記各種作用効果が確実に奏される好適な位置にトランスミッション21を載せることができる。また、溝部7がトランスミッション21をトレー1に載せる際の目印となるという点において、作業性の向上を図ることができる。
特に、本実施形態の溝部7は、平面視においてトレー1の端部にまで延在している上、さらには、トレー1の外周面にまで延在している。このため、トレー1にトランスミッション21をある程度近接させると、溝部7がトランスミッション21に隠れて見えなくなってしまうといった事態等を抑制することができる。従って、溝部7を目印として確認しながら、トランスミッション21をトレー1に載置する際の作業性の向上を図ることができる。さらに、トランスミッション21がトレー1に支持されるギリギリのところまで、フランジ部24、25の合わせ面と、溝部7との相対位置の確認を行うことができ、より正確な設置を行うことができる。
また、トランスミッション21のケース側フランジ部24が第1突条部5に支持され、ハウジング側フランジ部25が第2突条部6に支持される構成であることから、ケース側フランジ部24とハウジング側フランジ部25との合わせ面を、突条部5、6間に形成される溝部7に臨ませることができる。このため、前記合わせ面のフランジ部24、25外周面にまで塗布されたシール材がトレー1と擦れ合って剥がれてしまう、或いは、シール材がトレー1の素材よりも硬いような場合にトレー1が削れてしまう(削りカスがトランスミッション21に付着してしまう)といった事態を抑制することができる。加えて、該シール材がフランジ部24、25の外周面から多少はみ出していたとしても、当該シール材を溝部7内に受け入れることができ、例えば、フランジ部24、25よりも下方にはみ出したシール材が突条部5、6に当接することで、フランジ部24、25が浮いてしまうといった事態を回避することができる。従って、突条部5、6でトランスミッション21(フランジ部24、25)を支持するといった作用効果が確実に奏されることとなる。
また、本実施形態では、トレー1の裏面側において、第1突条部5及び第2突条部6を構成する壁部間を連結する支持用補強リブ13、及び、ガタ止め部11を構成する壁部間を連結するガタ止め用補強リブ15を備えている。このため、第1突条部5及び第2突条部6やガタ止め部11の強度を向上させることができる。従って、第1突条部5及び第2突条部6にケース側フランジ部24やハウジング側フランジ部25が当接した場合や、ガタ止め部11に連結用凹部28の内面が当接した場合において、第1突条部5及び第2突条部6やガタ止め部11が損傷してしまう(押し潰される等してしまう)といった事態をより確実に抑制することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、ミッションケース22とコンバータハウジング23、31とを備えるトランスミッション21をワークとして載置するためのトレー1に具体化されているが、別のワークを載置するためのトレーに適用してもよい。すなわち、ワークとしては、共通形状の第1パーツと、形状の異なる複数種類の第2パーツのうちいずれかの第2パーツとを連結してなるものであればよい。また、トレー1の形状は、ワークの形状(特に第1パーツの形状)に応じて適宜変更可能である。例えば、コンバータのないトランスミッション(ミッションケースとクラッチハウジングを連結したもの)を載置するトレーに適用したり、トランスミッションとは別の機器(例えば、エンジンとシリンダブロックとを連結したものや、主装置と副装置とが連結された機械等)を載置するトレーに適用したりすることも可能である。
(b)上記実施形態では、第1突条部5及び第2突条部6の構成壁部の間を連結する支持用補強リブ13と、ガタ止め部11の構成壁部の間を連結するガタ止め用補強リブ15とが、トレー1の裏面側(下面側)に設けられているが、上面側にも、或いは、上面側だけに設けることとしてもよい。また、上記実施形態では特に言及していないが、支持用補強リブ13やガタ止め用補強リブ15は、トレー1の下辺部(複数のトレー1をまとめて運搬等することのできるパレットにトレー1を載置した場合にパレットの載置面に当接支持される部位)にまで延在している。これに対し、支持用補強リブ13やガタ止め用補強リブ15を、トレー1の下辺部よりも上方に位置させる、或いは、トレー1の裏面側に形成することを止めることで、トレー1同士を水平方向への位置ずれを防止しつつ上下に重ねること(ネスティング)ができるように構成してもよい。
(c)上記実施形態では、ケース側フランジ部24及びハウジング側フランジ部25の両方が支持部2(第1突条部5、第2突条部6、及び、補助凸部8)に当接して支持されるように構成されているが、少なくとも一方が支持されていればよい。さらに、上記実施形態では、ケース側フランジ部24及びハウジング側フランジ部25以外の部位も支持部2に当接して支持されるように構成されているが、かかる支持部2を省略することも可能である。このように、ケース側フランジ部24及びハウジング側フランジ部25以外の部位を支持する支持部2を省略しても、十分にトランスミッション21を安定状態で支持することができるが、設けることによって、トランスミッション21をより安定して運搬等することができる。
加えて、上記実施形態では、コンバータハウジング23、31に対して、ハウジング側フランジ部25以外の部位に当接して支持するような支持部2がトレー1と一体的に設けられているが、これを着脱自在に構成する(別部材の支持具を設ける)こととしてもよい。この場合、コンバータハウジング23、31のハウジング側フランジ部25以外の部位に関して形状が比較的大きく変更された場合でも、支持具を付け代えて対処することができる。また、コンバータハウジング23、31のうちハウジング側フランジ部25から比較的離間した部位を支持することも可能となる。
(d)上記実施形態では、トレー1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…トレー、2…支持部、3…位置決め部、5…第1突条部、6…第2突条部、7…溝部、8…補助凸部、11…ガタ止め部、13…支持用補強リブ、15…ガタ止め用補強リブ、21…トランスミッション、22…ミッションケース、23…コンバータハウジング、24…ケース側フランジ部、25…ハウジング側フランジ部、26…ボルト、28…連結用凹部、31…(別形状の)コンバータハウジング。

Claims (4)

  1. 端部に第1フランジ部を有する共通の第1パーツと、端部に第2フランジ部を有し、形状の異なる複数種類の第2パーツのうちいずれかの第2パーツとが、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部が当接状態で連結手段によって連結されてなるワークを載置可能なトレーであって、
    前記第1フランジ部、及び、前記第2フランジ部のうち少なくとも一方の外周面に対し、当接して支持する支持凸部と、
    前記第2パーツのうち前記第2フランジ部の下部との連接部位において下方に開口形成され、前記連結手段での連結に際して利用される連結用凹部に挿入されるガタ止め部とを備えていることを特徴とするトレー。
  2. 前記支持凸部を構成する壁部間を連結する補強リブ、及び、前記ガタ止め部を構成する壁部間を連結する補強リブのうち少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項1に記載のトレー。
  3. 前記支持凸部は、前記第1フランジ部と前記第2フランジ部との合わせ面に沿って延びる2列の突条部を備え、当該2列の突条部の間に溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトレー。
  4. 前記溝部は、平面視においてトレーの端部にまで延在していることを特徴とする請求項3に記載のトレー。
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