JP2014151936A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】包装体1は、外装袋10およびトレー100を有している。外装袋10は、袋本体部20および開封部30を有する。袋本体部20は、袋内空間21を有する。袋内空間21は、トレー100を収容している。開封部30は、袋本体部20と連続して形成されている。開封部30は、袋本体部20との分離が可能な構造を有する。開封部30は、袋本体部20から分離されることにより袋内空間21を開放する。トレー100は、トレー本体部110および取手部170を有する。トレー本体部110は、内容物を収容する構造を有する。取手部170は、トレー100のうちの開封部30に面する箇所に形成されている。取手部170は、トレー本体部110から突出している。
【選択図】図1
Description
図13および図14は、特許文献1の包装体300を示している。
包装体300は、外装袋310およびトレー320を有している。
袋本体部311は、開封部312と連続して形成されている。袋本体部311は、袋内空間311Aを有している。袋本体部311は、袋内空間311Aにトレー320を収容している。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、外装袋からトレーが取り出されやすい包装体を提供することを目的とする。
加熱後のトレーは、高い温度を有することがある。このため、作業者の不快感を軽減する観点からすると、取手部と作業者の手との接触面積が小さくても、トレーが外装袋から取り出しやすいことが好ましい。
(3)上記手段の一形態は、「前記トレー本体部は、収容部およびトレーシール部を有し、前記収容部は、内容物を収容する収容空間、および開口部を有し、前記トレーシール部は、前記収容部と連続して形成され、前記外装袋は、外装袋シール部を有し、前記袋内空間が閉じられた構造を有し、前記包装体は、内シール部を有し、前記内シール部は、前記トレーシール部の少なくとも一部が前記外装袋シール部と互いにシールされていることにより形成され、前記開口部は、前記内シール部が形成されていることにより、前記外装袋により閉じられている包装体」を含む。
上記包装体の内シール部は、より大きなシール面積を有する。このため、トレーから内容物が漏れることを抑制する効果が高められる。また、内容物が米等のように小さい場合においても、内容物がトレーから漏れにくくなる。
前後方向ZAは、包装体1の平面視において、前側および後側を規定する方向を示している。前後方向ZAは、前方向ZA1および後方向ZA2を有する。前方向ZA1は、前後方向ZAにおいて、第1側方縁15から第2側方縁16に向かう方向を示している。後方向ZA2は、前後方向ZAにおいて、第2側方縁16から第1側方縁15に向かう方向を示している。
外装袋10は、積層シートにより形成されている。積層シートは、最外層、中間層、および最内層(いずれの層も図示略)を有する。最外層は、ポリエチレンテレフタレート層により形成されている。
ノッチ61は、開封部30が袋本体部20から分離されるときの始点となる位置を規定している。ノッチ61は、下縁18のうち、袋本体部20と開封部30との境界部分に形成されている。ガイド線62は、ノッチ61から右方向ZB1に延伸している。
図3〜図5を参照して、トレー100の構成について説明する。
トレー100は、混合樹脂材料を真空成形することにより形成されている。混合樹脂材料は、ポリプロピレンおよびタルクを含んでいる。混合樹脂材料は、ポリプロピレンを70重量%含んでいる。混合樹脂材料は、タルクを30重量%含んでいる。
トレー本体部110は、取手部170と同一の材料により一体的に形成されている。トレー本体部110は、収容部120およびトレーシール部160を有する。
側壁130は、底壁140およびトレーシール部160と連続して形成されている。
内側凹凸加工部142は、収容空間150に配置された内容物の滑り止めの機能を有する。内側凹凸加工部142は、底壁本体141の内周面の全体に形成されている。内側凹凸加工部142は、凸部142Aを有する。凸部142Aは、収容空間150に配置された内容物に水分および油分が付着することを抑制する。凸部142Aは、底壁本体141から上方向ZC1に突出している。
図6に示されるように、包装体1は、外装袋10、トレー100、および内容物200を有する。内容物200は、トレー100の収容部120に収容されている。内容物200は、シューマイを示している。包装体1は、外シール部40および内シール部50がシールされた状態で電子レンジを用いて加熱される。内容物200は、包装体1の加熱にともない、水蒸気が発生する。このため、トレー100の収容部120の内圧が上昇する。
内シール部50の剥離後、トレー100の開口部151を介して水蒸気が袋内空間21に排出される。内シール部50の剥離後においても外シール部40はシールされている。このため、トレー100および内容物200は、外装袋10により密封されている。このため、包装体1の内圧は内シール部50の剥離後においても上昇する。
図12に示されるように、開封部30が袋本体部20から切り離された後、トレー100は、使用者により取手本体171が把持されて袋本体部20から取り出される。
(1)包装体1の取手部170は、トレー100のうちの開封部30に面する箇所に形成されている。このため、開封部30が袋本体部20から分離されたとき、袋本体部20に形成された開口部分を介して取手部170が露出する。このため、作業者は、取手部170をつかみやすい。このため、加熱後のトレー100が外装袋10から取り出されるとき、作業者の手がトレー100の高温の部分に触れにくくなる。このため、包装体1は、作業者が不快感を覚えることが抑制される。このため、包装体1は、トレー100を外装袋10から取り出しやすい。
Claims (9)
- 包装体であって、
前記包装体は、外装袋およびトレーを有し、
前記外装袋は、袋本体部および開封部を有し、
前記袋本体部は、袋内空間を有し、
前記袋内空間は、前記トレーを収容し、
前記開封部は、前記袋本体部と連続して形成され、前記袋本体部との分離が可能な構造を有し、前記袋本体部から分離されることにより前記袋内空間を開放し、
前記トレーは、トレー本体部および取手部を有し、
前記トレー本体部は、内容物を収容する構造を有し、
前記取手部は、前記トレーのうちの前記開封部に面する箇所に形成され、前記トレー本体部から突出している
包装体。 - 前記取手部は、滑り止め加工が施されている
請求項1に記載の包装体。 - 前記トレー本体部は、収容部およびトレーシール部を有し、
前記収容部は、内容物を収容する収容空間、および開口部を有し、
前記トレーシール部は、前記収容部と連続して形成され、
前記外装袋は、外装袋シール部を有し、前記袋内空間が閉じられた構造を有し、
前記包装体は、内シール部を有し、
前記内シール部は、前記トレーシール部の少なくとも一部が前記外装袋シール部と互いにシールされていることにより形成され、
前記開口部は、前記内シール部が形成されていることにより、前記外装袋により閉じられている
請求項1または2に記載の包装体。 - 前記トレーシール部は、前記外装袋シール部と溶着したトレーシール面を有し、
前記取手部は、前記トレーシール面よりも下方に形成されている
請求項3に記載の包装体。 - 前記取手部は、前記トレーシール部および前記収容部の少なくとも一方から前記開封部に向けて突出し、前記開封部に向かうにつれて下方に向けて傾斜している
請求項3または4に記載の包装体。 - 前記トレーシール部は、前記収容部の全周または一部に形成されている
請求項3〜5のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記外装袋は、外シール部を有し、
前記外シール部は、前記外装袋の縁に形成され、前記外装袋の一部と別の一部とが互いにシールされていることにより形成され、
前記内シール部は、前記外シール部よりもシール強度が低い
請求項3〜6のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記収容部は、側壁および底壁を有し、
前記トレーシール部は、前記側壁と連続して形成され、
前記開口部は、前記側壁の一部として形成され、
前記底壁は、前記側壁と連続して形成され、凹凸加工が施されている
請求項3〜7のいずれか一項に記載の包装体。 - 前記包装体および内容物を有し、
前記内容物は、前記トレーに収容されている
請求項1〜8のいずれか一項に記載の包装体。
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