JP2001010667A - ヒートシール容器の密封方法および容器 - Google Patents

ヒートシール容器の密封方法および容器

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JP2001010667A
JP2001010667A JP11181440A JP18144099A JP2001010667A JP 2001010667 A JP2001010667 A JP 2001010667A JP 11181440 A JP11181440 A JP 11181440A JP 18144099 A JP18144099 A JP 18144099A JP 2001010667 A JP2001010667 A JP 2001010667A
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JP
Japan
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flange
heat
film
container
curved
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JP11181440A
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Masahiro Abe
正寛 阿部
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Koyo Sangyo Co Ltd
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Koyo Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口外周にフランジを有するプラスチック容
器に、フィルム状蓋体をヒートシールして、接着不良な
く食品入り容器を密封する。 【解決手段】 プラスチック容器の開口外周に、上面に
頂点を有する曲面状のフランジを設け、この曲面の頂点
とヒートシール可能なフィルム状蓋体を、線状シールす
る事により、食品入り容器を密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開口外周にフランジ
を有する食品包装用プラスチック容器に、ヒートシール
可能なフィルム状蓋体をシールする事による食品入り容
器の密封方法および容器に関する。
【0002】
【従来技術】従来から熱成形性プラスチックを容器と
し、蓋部分にフィルムを使用したヒートシール型食品容
器は広く知られている。この方式の場合プラスチック容
器は開口外周にフランジを有し、このフランジ部分と蓋
部分であるフィルムが、ヒートシールされる事により内
容物は密封される。フランジ部分は平らの部分を全面ヒ
ートシールされるか又は平らなフランジ部の一部に線状
ヒートシールされる。またフランジ部の中央に線状の凸
部を設け、この部分を介して線状ヒートシールされる事
も行われている。しかし本発明のよう、容器の成形時に
曲面状の頂上を有するフランジを設け、このフランジを
介して線状シールする事は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱成形性プラス
チックの平らなフランジ部をフィルムとヒートシールす
る方法は、フランジ部が正確には平らでなく起伏がある
ため、全面ヒートシールの場合も、線状ヒートシールの
場合も剥離強度で見た場合、接着の弱い部分が存在する
と云う欠点があった。また食品をプラスチック容器に詰
めてからフィルムをヒートシールするため、フランジの
ヒートシール部に食品部分から移行した水滴が付着し、
その部分が接着不良となることがあった。一方平らなフ
ランジ部に線状の凸部を設ける方法でも、ヒートシール
部に水滴が付着し接着不良が生じると云う欠点が解消で
きなかった。本発明はフランジに水滴が付着しても容易
に脱落し、ヒートシールに問題がなく、且つ蓋のフィル
ムが容易に剥離できる線状ヒートシール方法による食品
容器の密封方法および容器を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプラスチック製食品容器に於いては、開口
外周に曲面状のフランジを有するプラスチック容器のフ
ランジの曲面の頂点とヒートシール可能なフィルム状蓋
体を線状シールする事を提案するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は開口外周に曲面状のフラ
ンジを有するプラスチック容器に於いて、図1の如く、
フランジの曲面の頂点とヒートシール可能なフィルム状
蓋体を、線状シールする事を特徴とする容器の密封方法
および容器に関するものである。本発明に於いてプラス
チック容器の開口外周にフランジを曲面状にすることに
よる性能改善点を列記すると次の様である。フランジ自
身が平面状の場合より強度が向上し、ヒートシールがむ
らなく均一に行える。フランジの曲面の頂点を線状ヒー
トシールすることによりフィルムの剥離も容易である。
フランジに曲面をつける事により、食品より水滴が移行
付着しても、勾配があるため頂点から脱落し易くヒート
シールした後、接着強度の弱い部分ができにくい。
【0006】本発明に使用しうるプラスチックは熱成形
ができ、食品容器として使用できるものならいずれでも
使用できるが、ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共
重合体、エチレンープロピレン共重合体、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリスチレン等は好適なプラスチックであ
る。更にこれらのプラスチックとエチレンービニルアル
コールやナイロンを積層したガスバリアー性の優れた複
合プラスチックも使用できる。
【0007】またプラスチック容器にヒートシールされ
るフィルム状蓋体としては、ヒートシール面が融点の低
いポリエチレンからなる複合フィルムが好ましいが、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等をヒート
シール面とした単独または複合プラスチックフィルム等
熱溶融性プラスチックフィルムならいずれも使用しう
る。更に本発明に於ける開口外周に曲面状フランジと
は、上面方向にに頂上を有する曲線状フランジである。
本発明の密封方法および容器は納豆、豆腐、もずく、と
ころてん、ガムシロップ、ゼリー、漬物、煮豆、ごは
ん、おでん等食品やレトルト食品の包装に使用できる。
【0008】
【実施例】(実施例1)開口外周に曲面状および平面上
のフランジを有する2種類のポリプロピレン製プラスチ
ック容器を用意し、この容器にそれぞれ煮豆を密に充填
した後、80μm厚のポリエチレンをヒートシール面と
したポリプロピレンとのラミネートフィルムをのせ15
0℃の温度で線状のヒートシールを行ない煮豆を密封し
た。常温に冷却後2種類のヒートシール面の接着強度調
べたところ、平面上のフランジにヒートシールしたサン
プルに一部接着不良が見られたのに対し、本発明の曲面
状のフランジにヒートシールしたサンプルには接着不良
はなく、全面接着の場合に比べ剥離も容易に行うことが
できた。
【0009】(実施例2)開口外周に曲面状のフランジ
を有する材質がポリエチレンテレフタレート、スチレ
ン、ポリプロピレンの容器を用意し、この容器にそれぞ
れおでんを密に充填した後、ポリエチレンをヒートシー
ル面とした100μm厚のそれぞれポリエチレンテレフ
タレートとポリエチレンのラミネートフィルム、エチレ
ンービニルアルコール共重合体とポリエチレンのラミネ
ートフイルム、単独ポリエチレンフイルムをのせ、それ
ぞれ160℃、160℃、140℃の温度で線状ヒート
シールを行った。常温に冷却後これら3種類のヒートシ
ール接着面を調べたところ、接着不良はなく、内容物を
取り出すためのフィルムの剥離も面倒なく行うことがで
きた。
【0010】
【発明の効果】本発明によりヒートシールの不良率が小
さく、開封が容易な使い易い開口外周にフランジを有す
る食品用密封容器が可能となった。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】開口外周にフランジを有するプラスチック容器
に、ヒートシール可能なフィルム状蓋体をヒートシール
した断面図である。
【符号の説明】
1 ヒートシール可能なフィルム状蓋体 2 曲面状フランジ 3 プラスチック容器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口外周に曲面状のフランジを有するプ
    ラスチック容器に於いて、フランジの曲面の頂点とヒー
    トシール可能なフィルム状蓋体を線状シールする事を特
    徴とする容器の密封方法。
  2. 【請求項2】 開口外周に曲面状のフランジを有する成
    形可能な請求項1記載の食品用容器。
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