JP2014149463A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の用紙搬送路におけるジャム紙処理の作業性を向上した画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置の装置本体50と、これに対して開閉回動可能な両面ユニット60の間に用紙Pを搬送する用紙搬送路を形成し、レジストローラ対を配する。一方のローラ18aの軸18axに、レジストローラ対を回転させるレバー71を正逆回動可能に備え、両面ユニット60を開くと用紙搬送路、レジストローラ対、レバー71へのアクセスが可能となる。レバー71の頂面部71dの上面における正逆回動方向での両端部それぞれに、指を引っ掛けるための突部81、82を設ける。レバー71の頂面部71dに指を1本接触させてレバー71を回動させ得るようにすることで、狭い空間内でのジャム処理の作業性を向上させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置に関し、詳細にはジャム処理の操作性を向上させ得る構成としたものに関する。
複写機等の画像形成装置においては、用紙を給紙部から画像形成部へ縦に搬送する縦搬送部を備えるものがある。このような画像形成装置においては、縦搬送部における紙詰まり(ジャム)の処理を容易にするために外装カバーを設け、詰まった紙(以下、ジャム紙)にアクセスできるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
このような画像形成装置では、縦搬送部において紙詰まりが発生したときに、外装カバーを開けることでジャム紙を発見しやすくなる。またジャム紙を摘みやすくするために、レバーを例えばレジストローラの操作用に設け、用紙を送れるようにしたものがある。
外装カバーは、操作パネルに表示される画面や、操作説明用のシート見ながら操作者が開けることになるが、それによってレバーが外部から見えるようになっている。そして、レバー操作で例えばレジストローラを正転、逆転させながら、用紙が掴みやすくなるところまで送り出し、紙詰まりの処理を行う。
なお、ジャム紙の一部がレジストローラを通過し、画像を用紙に転写するための転写部に到達してしまっている場合がある。この場合、レジストローラから用紙搬送方向の上流側へ引き抜くと、トナーやインクがレジストローラに付着してレジストローラを汚してしまうことが考えられる。そこで外装カバーを開け、ジャム紙を用紙搬送方向で下流側(転写部、画像形成部側)へ引き抜くようにするのが一般的である。そのため、レジストローラの軸受部にワンウェイクラッチを設ける等してレジストローラを逆転させないようにし、用紙搬送方向で上流側へジャム紙を引き抜けなくしている。
ところが画像形成装置には、フレームやローラ、ガイド板など、搬送系を構成する複雑な部品が多く混在している。そのため縦搬送部におけるレバーの設置スペース、操作スペースを大きくとることが難しく、レバーを小さくせざるを得なくなっている。小さなレバーでは、当然ながら操作がしにくいため解決が望まれていた。
また、複合機では、画像形成装置の本体側面(通常は右側面)に両面ユニットが配置され、外装カバーの内側が両面ユニットとなっている構成が採用してある。したがって外装カバーを開けると、外装カバーととともに両面ユニットが開放される。そして両面ユニットがあるため、操作者の立ち位置や腕の稼動範囲が制限された状態となりやすい。そうなると、操作者はレバーを操作しづらくなる。特に、レバーを手前、すなわち画像形成装置の本体の外側へ引き戻す操作が難しくなりやすい。
そして、レバー操作で十分にジャム紙を用紙搬送方向で下流側へ送らないと、ジャム紙が薄手の場合等にはジャム紙が破れてしまい、ジャム処理が非常に面倒になる。
本発明は、上述の諸問題を解決し、ジャム処理の作業性を向上させ得る構成とした画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、該装置本体に対して回動開閉可能に設けた外装カバーと、前記装置本体と前記外装カバーの間に、用紙を挟持して搬送するローラ対を備えて形成した用紙搬送路と、前記ローラ対のうちの一方のローラの軸に、正逆回動が可能に支持したレバーとを備え、前記外装カバーを開いて前記用紙搬送路へのアクセスを可能とした画像形成装置において、前記レバーの頂面を形成する頂面部における前記正逆回動方向での両端部それぞれに、指を引っ掛けるための突部が設けてある、ことを特徴とする。
本発明によれば、ジャム処理性が向上するという効果がある。
本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略を示す断面図 図1のフルカラープリンタの両面ユニットと外装カバーを開放した様子を示す断面図 レジストローラ対18近傍を拡大して示す斜視図 さらに図3の要部を拡大して示す断面図 レバーの拡大斜視図 レバーの拡大側面図(A)、同平面図(B)及び同正面図(C)である レバーの操作状態を示す図4相当の断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略を示す断面構成図である。図2は、図1のフルカラープリンタの両面ユニットと外装カバーを開放した様子を示す断面図である。
図示のフルカラープリンタ100は、装置本体のほぼ中央部に、複数のローラに巻き掛けられた中間転写ベルト11を配してあり、中間転写ベルト11の下側走行辺に沿って4個の作像ユニット10M、10C、10Y、10Bkが配してある。なお、以下では特に必要がなければ単に作像ユニット10と記載する。
各作像ユニット10は像担持体としての感光体ドラム1を備えている。感光体ドラム1の周りには、帯電手段、現像装置、クリーニング手段等が配置してある。さらに各感光体ドラム1に対向する位置において中間転写ベルト11の内側に1次転写手段としての1次転写ローラ12が設けてある。なお図示の例の場合、4個の作像ユニット10は、図において左からマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順に配置してあるが、もちろんその他の配列でもよい。また各作像ユニット10は例えばプロセスカートリッジとして装置本体に対して一体に着脱可能なものとすることが多いが、もちろん、そのような構成でなくてもよい。
そして、作像ユニット10の下方には光書き込み装置14が設けてある。光書き込み装置14は図示はしないがポリゴンミラーやミラー群等を有しており、光変調されたレーザ光を各色作像ユニットの感光体ドラム1の表面に照射する。光書き込み装置は、各作像ユニット10に個別に設けてもよいが、共通の光書き込み装置を用いればコストの点で有利である。なお、本例では、中間転写ベルト11及び光書き込み装置14もユニット化されており、それぞれ装置本体に着脱可能に構成してある。
装置下部には2段の給紙カセット15a、15bが設けてあり、各給紙カセット15a、15bに対応させて給紙手段16a、16bが設けてある。給紙手段16a、16bはそれぞれ、呼び出しローラ、供給ローラ及び分離ローラを備えている。この給紙手段16a、16bによって給送する用紙搬送用に、搬送ローラ対17が設けてある。上側の搬送ローラ対17の上方(用紙搬送方向で下流側:以下同じ)にはレジストローラ対18が設けてある。またレジストローラ対18の上方には、2次転写手段としての2次転写ローラ19が転写対向ローラ13に対向させて設けてある。転写対向ローラ13は、中間転写ベルト11を掛け渡すローラの一つであり、2次転写部を構成している。なお、以上及び以下において用紙とは、転写紙等の記録媒体をいう。
2次転写部の上方には定着装置20が設けてあり、その上方には用紙搬送方向を切り替えるための第1〜第3の切替爪21、22、23が配してある。各切替爪21〜23は、図示しないソレノイド等のアクチュエータにより駆動し、用紙搬送方向を切り替える。符号24〜27は、用紙搬送路中に適宜配置された搬送ローラ対である。また、符号35〜41は、用紙搬送路中に適宜配置された用紙センサである。なお、用紙搬送路は、ガイド板等の部材によりガイドするようになっている。
装置本体50の上面は排紙トレイ30として構成してあり、排紙トレイ30に用紙を排出するための排紙ローラ対29が定着装置20の上方に設けてある。
また両面ユニット60(以下で両面ユニットと記載するときは、別段の記載がなければその外側を覆う外装カバーをも含むものとする)内には、スイッチバック搬送路61及び再給紙路62が形成してある。スイッチバック搬送路61の入口部(装置上側)には第1反転ローラ対31が設けてあり、スイッチバック搬送路61の中途には第2反転ローラ対32が設けてある。第1及び第2反転ローラ対31、32は正逆回転可能に構成してある。再給紙路62をほぼ三等分する位置に、搬送ローラ対26、27が配置してある。
また両面ユニット60の側面には手差しトレイ33が引き出し及び収納可能に設けてある。図1では手差しトレイ33を引き出した状態を示している。手差しトレイ33から用紙を給紙するために、呼び出しローラ、供給ローラ及び分離ローラからなる給紙手段34が設けてある。給紙手段34の側方で、画像形成装置の内側に位置して再給紙ローラ28が設けてある。再給紙ローラ28の上下両側には従動ローラがそれぞれ圧接している。この再給紙ローラ28は正逆回転可能であり、再給紙路62から用紙を再給紙する場合は図中反時計回りに回転駆動し、手差しトレイ33から用紙を給紙する場合は図中時計回りに回転駆動する。
上述したフルカラープリンタ100における画像形成動作について説明する。
作像ユニット10の感光体ドラム1を図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動し、その感光体ドラム1の表面を帯電手段によって所定の極性に一様に帯電させる。帯電した感光体表面には、光書き込み装置14からのレーザ光を照射し、それによって感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。各感光体ドラム1に露光させる画像情報は所望のフルカラー画像をマゼンタ、シアン、イエロー及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に現像装置から各色トナーを付与し、トナー像として可視化する。そして中間転写ベルト11を矢印で示すように図中反時計回りに走行駆動し、各作像ユニット10において1次転写ローラ12の作用により感光体ドラム1から中間転写ベルト11に各色トナー像を順次重ねて転写する。このようにして中間転写ベルト11はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
作像ユニット10のいずれか一つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は4個の作像ユニットのうちBkユニットを用いて画像形成を行う。
トナー像を転写した後の感光体ドラム1の表面に付着している残留トナーは、クリーニング装置によって感光体ドラム1の表面から除去する。ついで感光体ドラム1の表面電位を除電器によって初期化して次の画像形成に備える。
用紙は給紙カセット15a、15bあるいは手差しトレイ33から選択的に給紙し、レジストローラ対18によって中間転写ベルト11上に担持したトナー像とのタイミングをとって2次転写位置に向けて送出する。図示の例の画像形成装置では、2次転写ローラ19には中間転写ベルト11表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧を印加する。これによって中間転写ベルト11表面のトナー像が用紙上に一括して転写される。トナー像が転写された用紙が定着装置20を通過するとき、熱と圧力によってトナー像を用紙に溶融定着させる。画像を定着された用紙は、排紙ローラ29により装置本体50上面の排紙トレイ30に排出させる。
両面ユニット60は、その下部に設けた回動軸63を支点として揺動可能に設け、装置本体50に対して両面ユニット60を回動開閉可能としてある。なお、両面ユニット60は図示しないリンク機構により装置本体50に支持させてあり、開放時に所定の位置で止まるようになっている。なお両面ユニット60に含まれ、装置本体50に対して開閉されるものとしては、スイッチバック搬送路61を形成するガイド板、再給紙路62を形成する一部のガイド板66、転写ユニット64の他に、第3切替爪23、第1及び第2反転ローラ対31、32、手差しトレイ33、その給紙手段34、再給紙ローラ28等がある。また、2つの搬送ローラ対17、17の各従動側ローラ17b、17bも両面ユニット60に含まれる部材であり、両面ユニット60の開閉動作とともに移動する。
レジストローラ対18は装置本体50側に支持してあり、両面ユニット60を開放した場合でも装置本体50に残る。図1のように両面ユニット60を閉じた状態では、2次転写ローラ19が転写対向ローラ13に対向して中間転写ベルト11に圧接する。また2つの搬送ローラ対17の従動側ローラ17b、17bがそれぞれの駆動側ローラ17a、17aに圧接して動作可能となる。
そして図2に示すように、両面ユニット60を開放すると2次転写ローラ19は中間転写ベルト11(転写対向ローラ13)から離間し、2つの搬送ローラ対17の従動側ローラ17b、17bがそれぞれの駆動側ローラ17a、17aから離間する。これによりレジストローラ対18前後の用紙搬送路が開放される。すなわち、下側の搬送ローラ対17からレジストローラ対18まで及びレジストローラ対18から定着装置20までの用紙搬送路が開放され、ジャム処理を容易に行うことができる状態となる。
図3はレジストローラ対18近傍を拡大して示す斜視図、図4はさらに図3の要部を拡大して示す断面図、図5は後述するレバーの拡大斜視図、図6はレバーの拡大側面図(A)と同平面図(B)及び同正面図(C)である。また図7はレバーの操作状態を示す図4相当の断面図である。
レジストローラ対18は、レジスト駆動ローラ18aとレジスト従動ローラ18bを正逆回転可能に軸支して構成する。例えば、一方のレジスト駆動ローラ18aをゴムローラ、他方のレジスト従動ローラ18bを金属等の剛体ローラとする。レジスト駆動ローラ18aの軸18axにはレバー71が正逆回動が可能に装着してある。
図6からよく分かるように、レバー71は、レジスト駆動ローラ18aの軸18axが装着される中空円筒形の軸部71cと、ユーザがレバー71の回動動作の操作を行う操作部71aと、後述するレバー71の回動範囲を規制するストッパ部71bを備えている。
操作部71aは、ユーザの指が当接する当接部71axと、この当接部71axを軸部71cに対して支持する支持部71ayとを備えている。当接部71axは後述するように、複数の突部81、82、83が形成され、レバー71の頂面を構成する頂面部71dを備えている。当接部71axの一つの外周面、具体的には突部82側の外周面は、レバー71の識別表示を設ける表示面部85としてある。
このレバー71と軸18axとの間には例えばワンウェイクラッチを具備し、レバー71を固定した状態ではレジスト駆動ローラ18aは用紙を搬送する方向(図4の矢印A1方向:図中の時計回り方向)には回転できるが、逆方向の回転を規制されるようにする。すなわち、レバー71を矢印A1方向に回転させると、レジスト駆動ローラ18aも矢印A1方向に回転し、レバー71をA2方向へ回すと、レバー71が空転し、レジスト駆動ローラ18aは回転せずに停止したままとなる。そのため、用紙Pの先端がレジストローラ対18のニップに噛み込まれた状態でジャムしたときなどには、操作者が指Fでレバー71を矢印A1方向へ回動させ、ついで逆方向の矢印A2方向へ回動させて戻すという動作を繰り返す。
すると、レジストローラ対18のニップに噛み込まれていた用紙Pの先端がさらに噛み込まれていき、結果として用紙Pは搬送方向(図中矢印A3方向)へ送られる。それにより、ジャム紙の搬送方向先端側がレジストローラ対18から上方へ突出し、1本の指Fでの操作でジャム処理を行える。なお、ジャム紙の先端がレジストローラ対18からほとんど上方へ出ないために、ジャム紙の先端を掴み難い場合、上述のレバー71の動作を何回も行うことによりジャム紙の頭出しを行える。
図6で示すように、レバー71の操作部71aの当接部71axはレバー71の回動方向に長手方向が形成される矩形の投影平面形状を有する。そして頂面部71dは指Fの先を掛けて操作するのに適当な長さ(回動方向の寸法)を有するものとしてある。また頂面部71dの幅寸法(レジスト駆動ローラ18aの軸18ax方向の寸法)は広めの寸法とし、操作部71aは頂面部71dの頂面の面積を広げ、頂面部71dが目立ちやすくしてある。すなわち、両面ユニット60を開いた時(外装カバーを開けた時)にレバー71がアクセス可能なものとしてその存在が外部から視認しやすくなっている。
レバー71の頂面部71dには、その正逆回動方向での両端部それぞれに、レジスト駆動ローラ18aの軸18ax方向に伸びる複数の突部81〜83が設けてある。突部81、82は、平面形状の頂面部71dにおける用紙の搬送方向と交差する方向での端部にそれぞれ設けてあり、断面が略直角三角形状となっている。また突部83は、突部81、82の間に同じ方向に向けて複数個設けてある。なお図4ではレバー71と操作者の指Fを2つずつ描いてあるが、もちろんレバー71は1個だけ設けてあるものであり、その動作状態を示すために指Fとともに2個ずつ描いたものである。
レバー71の頂面部71dの正逆回動方向での両端部に突部81、82が設けてある。これにより、図4に示すように指1本をレバーの頂面部71dに接触させた状態で指Fを図4中の矢印A1、A2方向に往復移動させる動作で、レバー71を矢印A1、A2方向に回動させることができる。すなわち、レバー71を矢印A1方向に回動させるために指Fを矢印A1方向に移動させる場合には、図4に実線で示す指Fの状態のように指Fの第一関節から指Fの先端の間の中腹の部分を突部82に引っ掛けてレバー71を押し下げればよい。レバー71を矢印A2方向に回動させるために指Fを矢印A2方向に移動させる場合には、図4に鎖線で示す指Fの状態のように、指Fの先端を突部81に引っ掛け、レバーを矢印A2方向に押し上げればよい。従来のこの種のレバーは、レバーの操作部を例えば親指と人差指で摘んで回動させることが必要な構成のため、操作に用いる少なくとも2本以上の指をレバーが設置された狭い空間に挿入して操作を行う必要があったが、本発明の実施形態に係るレバーでは、指1本をレバー71の頂面部71dに接触させてレバー71を回動させることができるので、狭い空間内においてもジャム処理の作業性を良くすることができる。
突部81、82は、操作部71aが軸部71cから伸びる方向で突部83よりも高く突出している。そしてこれら突部81、82の対向する面、すなわち頂面部71dの内側を向く面はそれぞれ頂面部71dの内側に向かって下方に傾斜する斜面部81a、82aとしてある。これら突部81、82の斜面部81a、82aは、レバー操作がしやすくなるように、装置本体50側の突部81の斜面部81aのほうが両面ユニット60側の突部82の斜面部82aよりも緩い傾斜の緩斜面としてある。
すなわち、レバー71のホームポジション、すなわち図4の実線で示すように装置本体50側に直立に近い状態でいる位置であり、操作時はその状態からまず指Fで手前側(図4で右側)へ引き倒す形態(矢印A1方向へ回動させる)となる。そのため突部82の斜面部82aの傾斜角度を大きくして、指Fが掛かりやすくなるようにしている。またレバー71をホームポジションへ戻す(矢印A2方向へ回動させる)ときは指Fの先でレバー71の突部81を押し上げる形態となる。そのため、レバー71をホームポジションへ戻すほうが指Fに加わる力が大きくなるため、指Fと突部81との接触面積を大きくする目的で、突部81の斜面部81aの傾斜角度を小さくして上述のように緩斜面としてある。
複数の突部83は、突部81、82の間に図示の例では3個設けてある。個数は図示の例に限定されないが、適宜の間隔で配置し、指Fの先での操作における滑り止めのような作用を果せるように形成する。なお図示の例では突部83を上に凸の半円形でリブ状のものとしてあるが、三角や四角その他の断面形状でも構わない。操作時の抵抗と、目印的な外観を呈するものであればよい。なお、突部81、82と突部83の高さ比は適宜設定すればよく、図示の形態には限定されない。
また支持部71ayのレバー回動方向の長さは当接部71axのレバー回動方向の長さよりも短いため、軸部71cと当接部71axとの間に断面凹状の空間である凹み部84が形成される。図6からわかるように、この凹み部84は、レバー71の回動時、特に装置本体50から離れる矢印A1方向へ引き倒した時、他の部品との干渉を避ける空間部分として機能する。
さらに、レバー71の当接部71axの表面にはレバー71を識別する情報である識別表示が設けられている。識別表示は、両面ユニット60を開放した際にユーザがレバー71を視認しやすいように、当接部71axにおける両面ユニット60を向く外面(表示面部85)に設けられている。図の例では○の中にアルファベットのBをいれた表示を識別表示として成形してある。一般に画像形成装置では、操作パネルの画面表示や操作説明のシートの表記において操作すべき箇所をアルファベットで示すので、それに対応させてレバー71を「B」として示したものである。もちろん、レバー71を表記するアルファベットがBに限定されるものではなく、またアルファベットではなく他の文字、図形などの表記であってもよい。さらには、識別表示はデカルを貼り付けることによる表示でもよい。デカルを貼り付けても、直接には指Fが触れないので剥がれなども起きにくい。なお画像形成装置には複数のレバーが存在するので、それらにそれぞれ異なる色を付けて操作箇所や操作手順を色で表示、表記するようにしてもよい。
ストッパ部71bはレバー71のレジスト駆動ローラ18aの下方近傍に位置するように設けてある断面が台形状の部位である。このストッパ部71bは、レバー71の回転範囲を規制する部位として設けてある。具体的には図6に示すように機能する。
図6(A)のように両面ユニット60を開け、レジストローラ対18や、レバー71に対して操作者がアクセスできるようにしてある。すなわちレバー71がホームポジションにある状態では、ストッパ部71bは装置本体50または両面ユニット60を構成する部材に当接する(詳細は図示は省略する)。これによりレバー71の装置本体50側への回動は規制される。したがってこのストッパ部71bによりレバー71の回動範囲が規定される。また、図6(A)の状態からレバー71を矢印A1の方向へ回動させて図6(B)の状態としたときは、装置本体50を構成する部材に当接する(これも詳細は図示は省略する)。これにより、レバー71の矢印A1方向への回転も規制される。そして、開けていた両面ユニット60を戻して閉めるとき、両面ユニット60に押されてレバー71が矢印A2方向に回転し、ホームポジションに戻る。すなわち、両面ユニット60を閉めるときにはレバー71を単独で操作しなくてもよい。なお、図示の例には限定されず、ストッパ部71bに代わる適当な他の位置規制構造を備えるようにしてもよい。なお、ストッパ部71bの断面形状は図示の例には限定されず、上述のような動作が行えれば、例えば矩形の断面のものなど適宜の形状のものとすることができる。
すなわち、上述してきた本発明の実施形態では、以下のような特徴がある。
(1)レジスト駆動ローラ18aの軸18axとレバー71の軸18axの軸線方向での幅を広くすることで複数の部品が混在する狭い場所でも目立つようにできる。そのため、レバー71を見つけやすい。
(2)レバー71の表面に突部81〜83で複数の凹凸をつけており、指がしっかりと引っ掛ける。そのため、軽く操作でき、指1本でも操作が可能となっている。
(3)指1本でレバー71を操作可能なため、部品が多くて十分な空間がない場所でも操作できる。
(4)レバー71の幅が広いので当接部に記号等を表記しやすい。この表記を画像形成装置の画面や操作説明のシートの表記と合わせることで、操作が必要なレバー71を発見しやすい。
(5)レバー71をホームポジションへ戻しわすれても、両面ユニット60(外装カバー)を閉めるとレバー71が連動してホームポジションに戻る。そのため、ジャム処理時はレバー71の操作をいつもホームポジションから始めることができる。また閉じていた両面ユニット60を開いたときは、レバー71がホームポジションに戻っているため、レバー部の表記を確認しやすい。
また本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
1 :感光体ドラム
10 :作像ユニット
11 :中間転写ベルト
12 :1次転写ローラ
13 :転写対向ローラ
14 :光書き込み装置
15a :給紙カセット
16a :給紙手段
17、24〜27: 搬送ローラ対
18 :レジストローラ対
18a :レジスト駆動ローラ
18ax :レジスト駆動ローラの軸
18b :レジスト従動ローラ
19 :2次転写ローラ
20 :定着装置
26、27: 搬送ローラ対
28 :再給紙ローラ
29 :排紙ローラ
30 :排紙トレイ
31 :第1反転ローラ対
32 :第2反転ローラ対
33 :手差しトレイ
34 :給紙手段
35〜41 :用紙センサ
50 :装置本体
60 :両面ユニット
61 :スイッチバック搬送路
62 :再給紙路
63 :回動軸
64 :転写ユニット
66 :ガイド板
71 :レバー
71a :操作部
71ax :当接部
71ay :支持部
71b :ストッパ部
71c :軸部
71d :頂面部
81〜83 :突部
81a :斜面部
82a :斜面部
84 :凹み部
85 :符号表示面部
100 :フルカラープリンタ
F :指
P :用紙
特開2007−70117号公報 特開2010−217377号公報

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    該装置本体に対して回動開閉可能に設けた外装カバーと、
    前記装置本体と前記外装カバーの間に、用紙を挟持して搬送するローラ対を備えて形成した用紙搬送路と、
    前記ローラ対のうちの一方のローラの軸に、正逆回動が可能に支持したレバーとを備え、
    前記外装カバーを開いて前記用紙搬送路へのアクセスを可能とした画像形成装置において、
    前記レバーの頂面を形成する頂面部における前記正逆回動方向での両端部それぞれに、指を引っ掛けるための突部が設けてある、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記突部が、前記レバーの頂面部の内側を向く面に頂面部の内側に向かって下方に傾斜する斜面部を有し、
    前記装置本体側の突部の斜面部が、前記外装カバー側の突部の斜面部よりも緩い傾斜の緩斜面であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    前記レバーの頂面部が、前記両端部の突部の間に該両端部の突部より高さが低く、指での操作時に指が引っ掛かりやすくするための突部を複数設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置において、
    前記レバーが、
    前記ローラの軸へ支持させる軸部と、
    前記軸部に対して前記装置本体の上方へ伸びている操作部と、
    前記軸部に対して前記装置本体下方へ伸び、前記操作部の正逆回動を規制して回動範囲を規定するストッパ部とを有し、
    前記操作部は、指が当接される前記頂面部を有する当接部と、前記当接部を前記軸部に対して支持する支持部とを備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    前記レバーの当接部と前記軸部との間に凹み状の空間である凹み部を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は5の画像形成装置において、
    前記当接部における前記外装カバー側へ向く面には、前記レバーを識別する識別表示が設けられている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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