JPH11352743A - タンデム型カラー画像形成装置 - Google Patents
タンデム型カラー画像形成装置Info
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- JPH11352743A JPH11352743A JP10160234A JP16023498A JPH11352743A JP H11352743 A JPH11352743 A JP H11352743A JP 10160234 A JP10160234 A JP 10160234A JP 16023498 A JP16023498 A JP 16023498A JP H11352743 A JPH11352743 A JP H11352743A
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- Japan
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- belt
- paper
- image carrier
- roller
- belt member
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】モノクロ印字モードにおいて腰の固い用紙の場
合でも用紙ジャムを起さないタンデム型カラー画像形成
装置を提供する。 【解決手段】記録現像ユニット50が装置本体40に装
着されドラムカバー84の係合部材90が装置本体側の
回動杆92に係合する。回動杆92が回転軸に固着する
杆駆動ギア93はアイドルギア94及び不図示の駆動伝
達系を介してモータ71の駆動ギア72に連結する。モ
ータ71がクラッチギア68、電磁クラッチ67、駆動
軸65、回動杆66、中間連結杆64を介してベルト移
動アーム58を下方のモノクロ印字モード位置に位置決
めする。これに連動して回動杆92が右方に回動しドラ
ムカバー84を下方途中まで引き出す。搬送ベルト部4
2−1に搬入された用紙94の先端94−1は上記引き
出されたドラムカバー84のコロ91に摺接して浮きを
抑えられ、ドラム副ユニット80の下端部80−1に引
っ掛かるような不具合を引き起こすことなく通過する。
合でも用紙ジャムを起さないタンデム型カラー画像形成
装置を提供する。 【解決手段】記録現像ユニット50が装置本体40に装
着されドラムカバー84の係合部材90が装置本体側の
回動杆92に係合する。回動杆92が回転軸に固着する
杆駆動ギア93はアイドルギア94及び不図示の駆動伝
達系を介してモータ71の駆動ギア72に連結する。モ
ータ71がクラッチギア68、電磁クラッチ67、駆動
軸65、回動杆66、中間連結杆64を介してベルト移
動アーム58を下方のモノクロ印字モード位置に位置決
めする。これに連動して回動杆92が右方に回動しドラ
ムカバー84を下方途中まで引き出す。搬送ベルト部4
2−1に搬入された用紙94の先端94−1は上記引き
出されたドラムカバー84のコロ91に摺接して浮きを
抑えられ、ドラム副ユニット80の下端部80−1に引
っ掛かるような不具合を引き起こすことなく通過する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノクロ印字モー
ドのときも用紙を正しい姿勢で搬送ベルトにより搬送す
るタンデム型カラー画像形成装置に関する。
ドのときも用紙を正しい姿勢で搬送ベルトにより搬送す
るタンデム型カラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー画像形成装置がある。
このカラー画像形成装置には大別して単一ドラム型と多
段ドラム型(タンデム型)とがある。単一ドラム型は、
用紙の1頁に対して、減法混色の三原色であるM(マゼ
ンタ:赤色染料)トナー、C(シアン:緑味のある青
色)トナー、及びY(イエロー:黄色)トナーの各色ト
ナーと、画像の黒色部分や文字等の印字に専用されるK
(ブラック:黒)トナーの合計4種類のトナーを用紙面
に重ねて転写するために各トナー毎に個別に画像形成処
理を行うから、用紙1頁に対して印字工程が4回繰り返
されることになり、したがって印字処理に長時間を要す
る。
このカラー画像形成装置には大別して単一ドラム型と多
段ドラム型(タンデム型)とがある。単一ドラム型は、
用紙の1頁に対して、減法混色の三原色であるM(マゼ
ンタ:赤色染料)トナー、C(シアン:緑味のある青
色)トナー、及びY(イエロー:黄色)トナーの各色ト
ナーと、画像の黒色部分や文字等の印字に専用されるK
(ブラック:黒)トナーの合計4種類のトナーを用紙面
に重ねて転写するために各トナー毎に個別に画像形成処
理を行うから、用紙1頁に対して印字工程が4回繰り返
されることになり、したがって印字処理に長時間を要す
る。
【0003】これに対して、タンデム型は、4種類のト
ナーを用紙に順次重ねて1工程で転写するから、単一ド
ラム型に比較してほぼ4倍の処理速度を有している。こ
のため、近年、内部装置が小型化され且つ組装置化(ユ
ニット化)されて比較的安価になったこととも相俟っ
て、様々のタンデム型構成のカラー画像形成装置が実用
化されている。
ナーを用紙に順次重ねて1工程で転写するから、単一ド
ラム型に比較してほぼ4倍の処理速度を有している。こ
のため、近年、内部装置が小型化され且つ組装置化(ユ
ニット化)されて比較的安価になったこととも相俟っ
て、様々のタンデム型構成のカラー画像形成装置が実用
化されている。
【0004】図4は、そのようなタンデム型カラー画像
形成装置の一例を示す側断面図である。このタンデム型
カラー画像形成装置1は、給紙コロ2が一回転毎に、用
紙カセット3に載置収容されている用紙を、上方に配置
されている待機ローラ対5へ給紙路4を介して給送す
る。又は、サイズや質の異なる一枚乃至数枚の用紙に画
像形成するときなどには、開閉トレー6を同図に示すよ
うに装置前方へ回動させて開き、その上に載置した用紙
を給紙ローラ7によって待機ローラ対5へ給送する。待
機ローラ対5は、用紙カセット3又は開閉トレー6から
給紙された用紙を一旦停止させた後、印字タイミングに
合わせて、左方中央部に形成されている画像形成部へと
搬送を開始する。
形成装置の一例を示す側断面図である。このタンデム型
カラー画像形成装置1は、給紙コロ2が一回転毎に、用
紙カセット3に載置収容されている用紙を、上方に配置
されている待機ローラ対5へ給紙路4を介して給送す
る。又は、サイズや質の異なる一枚乃至数枚の用紙に画
像形成するときなどには、開閉トレー6を同図に示すよ
うに装置前方へ回動させて開き、その上に載置した用紙
を給紙ローラ7によって待機ローラ対5へ給送する。待
機ローラ対5は、用紙カセット3又は開閉トレー6から
給紙された用紙を一旦停止させた後、印字タイミングに
合わせて、左方中央部に形成されている画像形成部へと
搬送を開始する。
【0005】用紙は、ガイド板8に案内され、右方中央
部に形成されている画像形成部の吸着補助ローラ9と搬
送ベルト10との対向部に搬入される。画像形成部は、
2個の回転ローラ11及び12間に張設されて図の反時
計回り方向に循環移動する上記の搬送ベルト10と、こ
の搬送ベルト10の用紙搬送面(上循環部)に対向して
多段式に配設された詳しくは後述する4つの記録現像ユ
ニット13(13a、13b、13c、13d)と、こ
れらに、夫々係合する露光ヘッド14と、搬送ベルト1
0を挟んで夫々対向する転写ブラシ15とで構成される
(記録現像ユニット13a参照)。
部に形成されている画像形成部の吸着補助ローラ9と搬
送ベルト10との対向部に搬入される。画像形成部は、
2個の回転ローラ11及び12間に張設されて図の反時
計回り方向に循環移動する上記の搬送ベルト10と、こ
の搬送ベルト10の用紙搬送面(上循環部)に対向して
多段式に配設された詳しくは後述する4つの記録現像ユ
ニット13(13a、13b、13c、13d)と、こ
れらに、夫々係合する露光ヘッド14と、搬送ベルト1
0を挟んで夫々対向する転写ブラシ15とで構成される
(記録現像ユニット13a参照)。
【0006】一方の露光ヘッド14は、上蓋16の裏面
に支持部材17を介して支持され、記録現像ユニット1
3と係合し、記録現像ユニット13の感光体ドラム上に
静電潜像を記録する。他方の転写ブラシ15は、搬送ベ
ルト10を介して転写電圧を用紙に印加する。
に支持部材17を介して支持され、記録現像ユニット1
3と係合し、記録現像ユニット13の感光体ドラム上に
静電潜像を記録する。他方の転写ブラシ15は、搬送ベ
ルト10を介して転写電圧を用紙に印加する。
【0007】上記搬送ベルト部に搬入された用紙は、4
個の記録現像ユニット13及び転写ブラシ15により、
マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及び
ブラック(K)の各色トナー像を順次紙面に転写されな
がら後方(図の左方)に搬送され、定着器18でトナー
像を定着され、後部排紙トレー19上に画像面を上向き
にして排出される。または、後部排紙トレー19が閉じ
ているときは、上部排紙トレー21上に画像面を下向き
にして排出される。
個の記録現像ユニット13及び転写ブラシ15により、
マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及び
ブラック(K)の各色トナー像を順次紙面に転写されな
がら後方(図の左方)に搬送され、定着器18でトナー
像を定着され、後部排紙トレー19上に画像面を上向き
にして排出される。または、後部排紙トレー19が閉じ
ているときは、上部排紙トレー21上に画像面を下向き
にして排出される。
【0008】4個の記録現像ユニット13は、それぞれ
2つの副ユニットが一体に組み付けられて構成されてい
る。この記録現像ユニット13は、装置本体1の上蓋1
6を開閉して、着脱自在に装着される。
2つの副ユニットが一体に組み付けられて構成されてい
る。この記録現像ユニット13は、装置本体1の上蓋1
6を開閉して、着脱自在に装着される。
【0009】図5は、その記録現像ユニット13を外部
に取り出して示す拡大側断面図である。同図に示すよう
に、記録現像ユニット13は、ドラムセット部22と現
像セット部23とで形成されている。ドラムセット部2
2は、感光体ドラム24、ドラムカバー25、クリーナ
26、初期化帯電ブラシ27を備え、上部には露光ヘッ
ド係合用溝孔28が形成されている。
に取り出して示す拡大側断面図である。同図に示すよう
に、記録現像ユニット13は、ドラムセット部22と現
像セット部23とで形成されている。ドラムセット部2
2は、感光体ドラム24、ドラムカバー25、クリーナ
26、初期化帯電ブラシ27を備え、上部には露光ヘッ
ド係合用溝孔28が形成されている。
【0010】この記録現像ユニット13が装置本体1か
ら脱抜されて図5のように単独であるときは、感光体ド
ラム24の露出する下部を保護するために、ドラムカバ
ー25が、図の二点鎖線29で示す右方の位置へ移動し
て、感光体ドラム24の下部を外部から遮蔽する。そし
て、記録現像ユニット13が本体装置に装着されるとき
は、図の実線で示す左方の位置へ移動する。
ら脱抜されて図5のように単独であるときは、感光体ド
ラム24の露出する下部を保護するために、ドラムカバ
ー25が、図の二点鎖線29で示す右方の位置へ移動し
て、感光体ドラム24の下部を外部から遮蔽する。そし
て、記録現像ユニット13が本体装置に装着されるとき
は、図の実線で示す左方の位置へ移動する。
【0011】本体装置内では、上記の感光体ドラム24
は時計回り方向に回転する。初期化帯電ブラシ27は、
感光体ドラム24の周面に一様な高電荷を付与する。こ
の感光体ドラム24周面を、上記露光ヘッド係合用溝孔
28に挿入されて配置される露光ヘッド14(図4参
照)が画像信号に応じて露光する。この露光により電位
の減衰した低電位部と上記高電荷を付与されたままの高
電位部とからなる静電潜像が感光体ドラム14上に形成
される。
は時計回り方向に回転する。初期化帯電ブラシ27は、
感光体ドラム24の周面に一様な高電荷を付与する。こ
の感光体ドラム24周面を、上記露光ヘッド係合用溝孔
28に挿入されて配置される露光ヘッド14(図4参
照)が画像信号に応じて露光する。この露光により電位
の減衰した低電位部と上記高電荷を付与されたままの高
電位部とからなる静電潜像が感光体ドラム14上に形成
される。
【0012】一方、現像セット部23は、縦長の匡体
(トナーホッパー)31の下部開口に現像ローラ32を
回転可能に保持し、内部にトナー33を収容している。
下方にはトナー33に埋没するようにして攪拌部材3
4、供給ローラ35、及びドクターブレード36が配設
されている。攪拌部材34は、図の破線で示すように回
転して、トナー33を攪拌しながら供給ローラ35へ送
り込み、供給ローラ35は、現像ローラ32に圧接し
て、攪拌部材34から送られるトナー33を擦り付ける
ようにして現像ローラ32周面に供給する。現像ローラ
32の回転方向周面に当接するドクターブレード36
は、トナー33に摩擦電荷を与えて現像ローラ32への
付着を助成すると共に、付着するトナー層を一定の厚さ
に規制する。現像ローラ32は、供給ローラ35から供
給されるトナー33を、感光体ドラム24周面上の静電
潜像の低電位部に転移させて(反転現像の場合)、トナ
ー像を形成する。
(トナーホッパー)31の下部開口に現像ローラ32を
回転可能に保持し、内部にトナー33を収容している。
下方にはトナー33に埋没するようにして攪拌部材3
4、供給ローラ35、及びドクターブレード36が配設
されている。攪拌部材34は、図の破線で示すように回
転して、トナー33を攪拌しながら供給ローラ35へ送
り込み、供給ローラ35は、現像ローラ32に圧接し
て、攪拌部材34から送られるトナー33を擦り付ける
ようにして現像ローラ32周面に供給する。現像ローラ
32の回転方向周面に当接するドクターブレード36
は、トナー33に摩擦電荷を与えて現像ローラ32への
付着を助成すると共に、付着するトナー層を一定の厚さ
に規制する。現像ローラ32は、供給ローラ35から供
給されるトナー33を、感光体ドラム24周面上の静電
潜像の低電位部に転移させて(反転現像の場合)、トナ
ー像を形成する。
【0013】このタンデム型カラー画像形成装置1は、
パソコンラックの上に載置できるほどの小型のプリンタ
であり、その内部に着脱自在に4個も装着される記録現
像ユニット13は勿論小型な装置である。そして、これ
らの装置本体1への着脱は、上へ引き上げて脱抜、下に
押し下げて装着する仕組みであり、装着して上蓋16を
閉成した後では、記録現像ユニット13の上下には装置
本体1のフレームや他の諸装置との間に余裕のある間隙
は殆ど形成されない。
パソコンラックの上に載置できるほどの小型のプリンタ
であり、その内部に着脱自在に4個も装着される記録現
像ユニット13は勿論小型な装置である。そして、これ
らの装置本体1への着脱は、上へ引き上げて脱抜、下に
押し下げて装着する仕組みであり、装着して上蓋16を
閉成した後では、記録現像ユニット13の上下には装置
本体1のフレームや他の諸装置との間に余裕のある間隙
は殆ど形成されない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のタン
デム型カラー画像形成装置1は、フルカラー印字のみで
はなく、モノクロ印字も行うように構成されている。図
4には、フルカラー印字モードに設定されている場合の
状態を示している。モノクロ印字モードのときは図4の
固定補助ローラ37を支点にしてアーム38が揺れるよ
うに下方に僅かに回動する。
デム型カラー画像形成装置1は、フルカラー印字のみで
はなく、モノクロ印字も行うように構成されている。図
4には、フルカラー印字モードに設定されている場合の
状態を示している。モノクロ印字モードのときは図4の
固定補助ローラ37を支点にしてアーム38が揺れるよ
うに下方に僅かに回動する。
【0015】このアーム38の僅かな回動で、アーム3
8と一体な上流側の3個の転写ブラシ15と3個の可動
補助ローラ39が下方に僅かに降下し、これに伴われて
搬送ベルト10の上流側も僅かに下方に移動する。これ
により、搬送ベルト10は、移動しなかった下流側で最
下流の記録現像ユニット13dの感光体ドラム24との
み接触を維持し、上流側の記録現像ユニット13a〜1
3cの3個の感光体ドラム24からは離隔する。
8と一体な上流側の3個の転写ブラシ15と3個の可動
補助ローラ39が下方に僅かに降下し、これに伴われて
搬送ベルト10の上流側も僅かに下方に移動する。これ
により、搬送ベルト10は、移動しなかった下流側で最
下流の記録現像ユニット13dの感光体ドラム24との
み接触を維持し、上流側の記録現像ユニット13a〜1
3cの3個の感光体ドラム24からは離隔する。
【0016】このようにしてモノクロ印字モードが設定
され、記録現像ユニット13dのブラック(K)トナー
のみによる画像形成が行われる。ところが、このとき例
えば葉書やOHP用紙等のように腰の固い用紙である
と、その搬送に不具合が発生する。
され、記録現像ユニット13dのブラック(K)トナー
のみによる画像形成が行われる。ところが、このとき例
えば葉書やOHP用紙等のように腰の固い用紙である
と、その搬送に不具合が発生する。
【0017】図6は、そのモノクロ印字モードに設定さ
れた図4のタンデム型カラー画像形成装置1の用紙搬入
部近傍の状態を示す図である。同図に示すように、待機
ローラ対5によって用紙Pが搬送ベルト10に給送さ
れ、用紙Pが吸着補助ローラ9と回転ローラ12との対
向部で形成されている用紙搬入部を通過して、最下流の
記録現像ユニット13dが位置する画像転写部に向けて
搬送される際、用紙Pが葉書やOHP用紙等であると、
腰が固いために静電吸着がよく利かずに搬送ベルト10
から浮き上がってしまう。
れた図4のタンデム型カラー画像形成装置1の用紙搬入
部近傍の状態を示す図である。同図に示すように、待機
ローラ対5によって用紙Pが搬送ベルト10に給送さ
れ、用紙Pが吸着補助ローラ9と回転ローラ12との対
向部で形成されている用紙搬入部を通過して、最下流の
記録現像ユニット13dが位置する画像転写部に向けて
搬送される際、用紙Pが葉書やOHP用紙等であると、
腰が固いために静電吸着がよく利かずに搬送ベルト10
から浮き上がってしまう。
【0018】そして、浮き上がった用紙Pの先端P−1
が、最初の記録現像ユニット13aのドラムセット部2
2のセットフレーム下端22−1に引っ掛かり、用紙ジ
ャムを引き起こすという不具合が発生する。
が、最初の記録現像ユニット13aのドラムセット部2
2のセットフレーム下端22−1に引っ掛かり、用紙ジ
ャムを引き起こすという不具合が発生する。
【0019】装置本体1が大型のプリンタであれば、内
部の空間に余裕があるから、最初の記録現像ユニットの
上流側近傍に用紙押え部材等を配設して上記のような用
紙の浮きを防止することが出来るが、図6に示すような
小型のプリンタの場合は、記録現像ユニット13aと搬
送ベルト10との間に新たに他の部材を配置するような
空間的な余裕が全く無い。このため上記の不具合の解消
には苦慮を重ねるばかりで未だ効果的な対策は見出され
ていない。
部の空間に余裕があるから、最初の記録現像ユニットの
上流側近傍に用紙押え部材等を配設して上記のような用
紙の浮きを防止することが出来るが、図6に示すような
小型のプリンタの場合は、記録現像ユニット13aと搬
送ベルト10との間に新たに他の部材を配置するような
空間的な余裕が全く無い。このため上記の不具合の解消
には苦慮を重ねるばかりで未だ効果的な対策は見出され
ていない。
【0020】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
モノクロ印字モードにおいて腰の固い用紙の場合でも用
紙ジャムを起さないタンデム型カラー画像形成装置を提
供することである。
モノクロ印字モードにおいて腰の固い用紙の場合でも用
紙ジャムを起さないタンデム型カラー画像形成装置を提
供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のタンデ
ム型カラー画像形成装置の構成を述べる。本発明のタン
デム型カラー画像形成装置は、偏平なループ状をなし略
平面状に支持されて循環移動自在に設けられたベルト部
材と、該ベルト部材の搬送面に対向し該ベルト部材の搬
送面の循環移動方向に沿って多段式に並設された複数の
像担持体と、上記ベルト部材の搬送面の上方において上
記像担持体に対向し該像担持体上に形成される潜像を所
定色の現像剤を用いて現像する上記像担持体に対応して
設けられた複数の現像器と、上記ベルト部材の搬送面の
循環移動方向に沿い上記ベルト部材のループ状の一端か
ら供給される用紙を受け継いで上記ベルト部材に担持さ
せ該用紙を少なくとも上記像担持体の一つに接触させる
べく上記ベルト部材を循環移動させるベルト移動機構
と、を備え、少なくとも上記像担持体を像担持体ユニッ
トとして多段式に着脱自在に構成し、上記像担持体ユニ
ットは、装置本体に装着した際に上記像担持体が上記ベ
ルト部材の搬送面に対向できるよう待避する待避位置と
装置本体から脱着した際に上記像担持体の露出部を覆う
被覆位置とに移動可能なカバー部材を備えているタンデ
ム型カラー画像形成装置であって、上記ベルト部材のル
ープ状の一端を、上記用紙を上記複数の像担持体の全て
に接触させるべく支持する第1位置と、上記用紙を上記
複数の像担持体のうち用紙搬送方向最下流の像担持体の
みに接触させるべく該像担持体に搬送面を接触させ他の
像担持体とは搬送面を離隔させる第2位置とに移動自在
に支持する支持機構と、上記支持機構が上記第1位置に
あるときには用紙搬送方向最上流の上記像担持体ユニッ
トのカバー部材を上記ベルト部材の搬送面から遠ざかる
第1待避位置に保持させ、上記支持機構が上記第2位置
にあるときには上記カバー部材を上記ベルト部材の搬送
面に近づいた第2待避位置に移動させるように、上記カ
バー部材と上記支持機構とを係合させる係合手段と、用
紙搬送方向最上流の上記カバー部材に設けられ、上記支
持機構が上記第2位置にあるときのベルト部材に受け継
がれる上記用紙の浮き上がりを規制する浮き規制部材
と、を備えて構成される。
ム型カラー画像形成装置の構成を述べる。本発明のタン
デム型カラー画像形成装置は、偏平なループ状をなし略
平面状に支持されて循環移動自在に設けられたベルト部
材と、該ベルト部材の搬送面に対向し該ベルト部材の搬
送面の循環移動方向に沿って多段式に並設された複数の
像担持体と、上記ベルト部材の搬送面の上方において上
記像担持体に対向し該像担持体上に形成される潜像を所
定色の現像剤を用いて現像する上記像担持体に対応して
設けられた複数の現像器と、上記ベルト部材の搬送面の
循環移動方向に沿い上記ベルト部材のループ状の一端か
ら供給される用紙を受け継いで上記ベルト部材に担持さ
せ該用紙を少なくとも上記像担持体の一つに接触させる
べく上記ベルト部材を循環移動させるベルト移動機構
と、を備え、少なくとも上記像担持体を像担持体ユニッ
トとして多段式に着脱自在に構成し、上記像担持体ユニ
ットは、装置本体に装着した際に上記像担持体が上記ベ
ルト部材の搬送面に対向できるよう待避する待避位置と
装置本体から脱着した際に上記像担持体の露出部を覆う
被覆位置とに移動可能なカバー部材を備えているタンデ
ム型カラー画像形成装置であって、上記ベルト部材のル
ープ状の一端を、上記用紙を上記複数の像担持体の全て
に接触させるべく支持する第1位置と、上記用紙を上記
複数の像担持体のうち用紙搬送方向最下流の像担持体の
みに接触させるべく該像担持体に搬送面を接触させ他の
像担持体とは搬送面を離隔させる第2位置とに移動自在
に支持する支持機構と、上記支持機構が上記第1位置に
あるときには用紙搬送方向最上流の上記像担持体ユニッ
トのカバー部材を上記ベルト部材の搬送面から遠ざかる
第1待避位置に保持させ、上記支持機構が上記第2位置
にあるときには上記カバー部材を上記ベルト部材の搬送
面に近づいた第2待避位置に移動させるように、上記カ
バー部材と上記支持機構とを係合させる係合手段と、用
紙搬送方向最上流の上記カバー部材に設けられ、上記支
持機構が上記第2位置にあるときのベルト部材に受け継
がれる上記用紙の浮き上がりを規制する浮き規制部材
と、を備えて構成される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。尚、以下の説明において、上
記のベルト部材は例えば搬送ベルト42等からなり、上
記像担持体は例えば感光体ドラム45等からなり、上記
現像器は例えば現像器49、現像ローラ51等からな
り、上記ベルト移動機構は例えば電磁クラッチ67、ク
ラッチギア68、一方向回転ギア69、モータ71、駆
動ギア72等からなり、上記像担持体ユニットは例えば
ドラム副ユニット80等からなり、上記カバー部材は例
えばドラムカバー84等からなり、上記第1位置は例え
ばフルカラー印字モード位置等であり、上記第2位置は
例えばモノクロ印字モード位置等であり、上記支持機構
は例えばベルト移動アーム58、固定支持ローラ61、
可動支持ローラ62等からなり、上記第1待避位置は例
えば全開位置等であり、上記第2待避位置は例えば用紙
押え位置等であり、上記係合手段は例えば回動杆92、
杆駆動ギア93、アイドルギア94等からなり、上記浮
き規制部材は例えばコロ91等からなる。
を参照しながら説明する。尚、以下の説明において、上
記のベルト部材は例えば搬送ベルト42等からなり、上
記像担持体は例えば感光体ドラム45等からなり、上記
現像器は例えば現像器49、現像ローラ51等からな
り、上記ベルト移動機構は例えば電磁クラッチ67、ク
ラッチギア68、一方向回転ギア69、モータ71、駆
動ギア72等からなり、上記像担持体ユニットは例えば
ドラム副ユニット80等からなり、上記カバー部材は例
えばドラムカバー84等からなり、上記第1位置は例え
ばフルカラー印字モード位置等であり、上記第2位置は
例えばモノクロ印字モード位置等であり、上記支持機構
は例えばベルト移動アーム58、固定支持ローラ61、
可動支持ローラ62等からなり、上記第1待避位置は例
えば全開位置等であり、上記第2待避位置は例えば用紙
押え位置等であり、上記係合手段は例えば回動杆92、
杆駆動ギア93、アイドルギア94等からなり、上記浮
き規制部材は例えばコロ91等からなる。
【0023】図1(a) は、一実施の形態におけるタンデ
ム型カラー画像形成装置の主要部の側断面図であり、同
図(b) は、その画像形成部のベルト機構を示す図であ
る。尚、同図(a) は、搬送ベルトの用紙搬入部近傍の構
成を模式的に示しており、図外の全体構成は、図4に示
した画像形成装置の構成と略同様である。
ム型カラー画像形成装置の主要部の側断面図であり、同
図(b) は、その画像形成部のベルト機構を示す図であ
る。尚、同図(a) は、搬送ベルトの用紙搬入部近傍の構
成を模式的に示しており、図外の全体構成は、図4に示
した画像形成装置の構成と略同様である。
【0024】すなわち図1(a),(b) に示すタンデム型カ
ラー画像形成装置(本体装置)40は、図外下方に用紙
カセットを備え、図外右方に開閉給紙トレーを備えてい
る。また、上面には上蓋41を備え、前部側方には電源
スイッチ、液晶表示装置、複数の入力キー等を備え、後
部上面は上蓋41の後部と共に上部排紙トレーを形成し
ている。
ラー画像形成装置(本体装置)40は、図外下方に用紙
カセットを備え、図外右方に開閉給紙トレーを備えてい
る。また、上面には上蓋41を備え、前部側方には電源
スイッチ、液晶表示装置、複数の入力キー等を備え、後
部上面は上蓋41の後部と共に上部排紙トレーを形成し
ている。
【0025】本体装置40の内部には、略中央に、搬送
ベルト42が前後方向に偏平なループ状に配置され、そ
のループの水平方向の両端部を駆動ローラ43と従動ロ
ーラ44に保持されている。搬送ベルト42は、駆動ロ
ーラ43により駆動され、図の反時計回り方向に循環移
動する。この搬送ベルト42の上部循環部に、4個の感
光体ドラム45(45a、45b、45c、45d)が
用紙搬送方向(図の右から左方向)に、多段式に並設さ
れている。
ベルト42が前後方向に偏平なループ状に配置され、そ
のループの水平方向の両端部を駆動ローラ43と従動ロ
ーラ44に保持されている。搬送ベルト42は、駆動ロ
ーラ43により駆動され、図の反時計回り方向に循環移
動する。この搬送ベルト42の上部循環部に、4個の感
光体ドラム45(45a、45b、45c、45d)が
用紙搬送方向(図の右から左方向)に、多段式に並設さ
れている。
【0026】これらの感光体ドラム45を夫々取り囲む
ようにして、クリーナ46、初期化帯電ローラ47、露
光ヘッド48、現像器49、現像ローラ51及び転写ブ
ラシ52が配置されている。これらのうち感光体ドラム
47、クリーナ46及び初期化帯電ローラ47はドラム
副ユニットを構成し、現像器49及び現像ローラ51は
現像副ユニットを構成している。この2つの副ユニット
がユニットフレームに一体に組み付けられて記録現像ユ
ニット50を構成している。
ようにして、クリーナ46、初期化帯電ローラ47、露
光ヘッド48、現像器49、現像ローラ51及び転写ブ
ラシ52が配置されている。これらのうち感光体ドラム
47、クリーナ46及び初期化帯電ローラ47はドラム
副ユニットを構成し、現像器49及び現像ローラ51は
現像副ユニットを構成している。この2つの副ユニット
がユニットフレームに一体に組み付けられて記録現像ユ
ニット50を構成している。
【0027】そして、転写ブラシ52は、搬送ベルト4
2を介して感光体ドラム45に圧接し、ここに転写部を
形成している。現像器49は、内部にトナーを収容し、
現像ローラ51は、現像器49の下部開口部に回転可能
に支持され、感光体ドラム45周面に圧接して、ここに
現像部を形成している。露光ヘッド48は、支持部材5
3を介して上蓋41の裏面に配設され、上蓋41の開閉
に伴われて円弧を描いて昇降し、上蓋41の閉成により
初期化帯電ローラ47と現像器49の現像ローラ51と
の間に位置決めされ、ここに記録部を形成している。
2を介して感光体ドラム45に圧接し、ここに転写部を
形成している。現像器49は、内部にトナーを収容し、
現像ローラ51は、現像器49の下部開口部に回転可能
に支持され、感光体ドラム45周面に圧接して、ここに
現像部を形成している。露光ヘッド48は、支持部材5
3を介して上蓋41の裏面に配設され、上蓋41の開閉
に伴われて円弧を描いて昇降し、上蓋41の閉成により
初期化帯電ローラ47と現像器49の現像ローラ51と
の間に位置決めされ、ここに記録部を形成している。
【0028】上記用紙搬送方向最上流の感光体ドラム4
5aに対応する現像器49から最下流の感光体ドラム4
5dに対応する現像器49まで、4個の各現像器49に
は、M(マゼンタ)トナー、C(シアン)トナー、Y
(イエロー)トナー、及び文字や画像の黒色部分の印字
に専用されるK(ブラック)トナーが夫々収容されてい
る。
5aに対応する現像器49から最下流の感光体ドラム4
5dに対応する現像器49まで、4個の各現像器49に
は、M(マゼンタ)トナー、C(シアン)トナー、Y
(イエロー)トナー、及び文字や画像の黒色部分の印字
に専用されるK(ブラック)トナーが夫々収容されてい
る。
【0029】搬送ベルト42の上流側(図の右方)の端
部には、吸着補助ローラ54が配設される。吸着補助ロ
ーラ54は、搬送ベルト42を介して従動ローラ44に
圧接し、ここに用紙搬入部を形成している。この用紙搬
入部の上流方向に、待機ローラ対54が配設されてい
る。待機ローラ対54には、下方に用紙カセット又は右
方の開閉給紙トレーから用紙が給送される。
部には、吸着補助ローラ54が配設される。吸着補助ロ
ーラ54は、搬送ベルト42を介して従動ローラ44に
圧接し、ここに用紙搬入部を形成している。この用紙搬
入部の上流方向に、待機ローラ対54が配設されてい
る。待機ローラ対54には、下方に用紙カセット又は右
方の開閉給紙トレーから用紙が給送される。
【0030】また、搬送ベルト42の下流側(図外左
方)には、分離爪、定着器、排紙ローラ対、切換フラッ
プ等が設けられている。定着器は、断熱性の匡体内に組
み付けられた押圧ローラ、熱定着ローラ、定着分離爪、
周面清掃器、オイル塗布装置、温度センサ等から構成さ
れ、用紙上に転写されたトナー像を熱と圧とで紙面に定
着させる。
方)には、分離爪、定着器、排紙ローラ対、切換フラッ
プ等が設けられている。定着器は、断熱性の匡体内に組
み付けられた押圧ローラ、熱定着ローラ、定着分離爪、
周面清掃器、オイル塗布装置、温度センサ等から構成さ
れ、用紙上に転写されたトナー像を熱と圧とで紙面に定
着させる。
【0031】切換フラップは、上下に回動でき、下の位
置にあるときは用紙を上方の排出路を介して上部排紙ト
レーへ案内し、上の位置にあるときは用紙を装置後面に
開閉する開閉排紙トレーへ用紙を案内する。
置にあるときは用紙を上方の排出路を介して上部排紙ト
レーへ案内し、上の位置にあるときは用紙を装置後面に
開閉する開閉排紙トレーへ用紙を案内する。
【0032】搬送ベルト42と下方の用紙カセットとの
間には、クリーナボトル56が着脱自在に配設されてい
る。この、クリーナボトル56の上部にはブレードスク
レーパ57が取り付けられて、その先端が搬送ベルト4
2の下循環部の表面に当接している。ブレードスクレー
パ57は、搬送ベルト42の表面に残留するトナーを掻
き取って搬送ベルト42を清掃し、掻き取った不要のト
ナーをクリーナボトル56に貯留する。
間には、クリーナボトル56が着脱自在に配設されてい
る。この、クリーナボトル56の上部にはブレードスク
レーパ57が取り付けられて、その先端が搬送ベルト4
2の下循環部の表面に当接している。ブレードスクレー
パ57は、搬送ベルト42の表面に残留するトナーを掻
き取って搬送ベルト42を清掃し、掻き取った不要のト
ナーをクリーナボトル56に貯留する。
【0033】一方、搬送ベルト42のループ内には、搬
送ベルト42の上循環部と下循環部の間に位置し搬送方
向に平行に延在してベルト移動アーム58が配設され
る。ベルト移動アーム58は、下流側端部に固定支持ロ
ーラ61を備え、下流側端部に可動支持ローラ62を備
え、中間に2個の補助ローラ63a及び63bを備えて
いる。そして、それらのローラとローラの中間の上流側
寄りに、上流側の3個の感光体ドラム45a〜45cに
対応する3個の転写ブラシ52が配設されている。
送ベルト42の上循環部と下循環部の間に位置し搬送方
向に平行に延在してベルト移動アーム58が配設され
る。ベルト移動アーム58は、下流側端部に固定支持ロ
ーラ61を備え、下流側端部に可動支持ローラ62を備
え、中間に2個の補助ローラ63a及び63bを備えて
いる。そして、それらのローラとローラの中間の上流側
寄りに、上流側の3個の感光体ドラム45a〜45cに
対応する3個の転写ブラシ52が配設されている。
【0034】固定支持ローラ61は、本体装置40のフ
レームに回転自在に位置固定されて支持されている。固
定支持ローラ61は、駆動ローラ43に最も近い転写ブ
ラシ52の上流側近傍に設けられ、搬送ベルト42の内
周面に当接して、最下流の感光体ドラム56dと搬送ベ
ルト42を常時接触させている。可動支持ローラ62
は、従動ローラ44に最も近い転写ブラシ52と従動ロ
ーラ44との間の位置で搬送ベルト42の内周面に当接
して搬送ベルト42を支持している。
レームに回転自在に位置固定されて支持されている。固
定支持ローラ61は、駆動ローラ43に最も近い転写ブ
ラシ52の上流側近傍に設けられ、搬送ベルト42の内
周面に当接して、最下流の感光体ドラム56dと搬送ベ
ルト42を常時接触させている。可動支持ローラ62
は、従動ローラ44に最も近い転写ブラシ52と従動ロ
ーラ44との間の位置で搬送ベルト42の内周面に当接
して搬送ベルト42を支持している。
【0035】このベルト移動アーム58は、上記の固定
支持ローラ61を中心にして可動支持ローラ62のある
自由端側が僅かに上下に回動する。この回動は、ベルト
移動アーム58の上流側の端部近傍に上端で連結してい
る中間連結杆64によって行われる。中間連結杆64の
下端は、駆動軸65の端部から軸に垂直に突設された回
動杆66の先端に連結している。駆動軸65は電磁クラ
ッチ67を介してクラッチギア68に係合している。ク
ラッチギア68は、一方向回転ギア(ワンウエイギア)
69を介してモータ71の駆動ギア72に係合してい
る。
支持ローラ61を中心にして可動支持ローラ62のある
自由端側が僅かに上下に回動する。この回動は、ベルト
移動アーム58の上流側の端部近傍に上端で連結してい
る中間連結杆64によって行われる。中間連結杆64の
下端は、駆動軸65の端部から軸に垂直に突設された回
動杆66の先端に連結している。駆動軸65は電磁クラ
ッチ67を介してクラッチギア68に係合している。ク
ラッチギア68は、一方向回転ギア(ワンウエイギア)
69を介してモータ71の駆動ギア72に係合してい
る。
【0036】図1(b) に示す状態は、基準状態からモー
タ71が制御部により図の矢印Aで示す反時計回り方向
に駆動され、これによりワンウエイギア69を介してク
ラッチギア68が駆動されて駆動軸65が回転し、これ
に固着する回動杆66が図の矢印Bで示す反時計回り方
向に回動して中間連結杆64を介してベルト移動アーム
58を上方向に回動させ、全体がフルカラー印字モード
に設定されたときの状態を示している。この状態は回動
杆66の先端に一体に形成されている位置検知用突片6
6−1がフルカラー用センサ73によって検知され、こ
の検出に応じてモータ71が停止することによって位置
決めされる。
タ71が制御部により図の矢印Aで示す反時計回り方向
に駆動され、これによりワンウエイギア69を介してク
ラッチギア68が駆動されて駆動軸65が回転し、これ
に固着する回動杆66が図の矢印Bで示す反時計回り方
向に回動して中間連結杆64を介してベルト移動アーム
58を上方向に回動させ、全体がフルカラー印字モード
に設定されたときの状態を示している。この状態は回動
杆66の先端に一体に形成されている位置検知用突片6
6−1がフルカラー用センサ73によって検知され、こ
の検出に応じてモータ71が停止することによって位置
決めされる。
【0037】図2(a),(b),(c) は、記録現像ユニット5
0の一方の副ユニットであるドラム副ユニットの側面図
である。尚、同図は主要部を実線で示し、その他の部分
を二点鎖線で示している。同図に示すように、ドラム副
ユニット80は、ドラムセットケーシング81を備えて
いる。このドラムセットケーシング81に、感光体ドラ
ム45が、ドラム軸83を介して回転自在に支持されて
いる。感光体ドラム45の下部周面に沿ってドラムカバ
ー84が配置される。
0の一方の副ユニットであるドラム副ユニットの側面図
である。尚、同図は主要部を実線で示し、その他の部分
を二点鎖線で示している。同図に示すように、ドラム副
ユニット80は、ドラムセットケーシング81を備えて
いる。このドラムセットケーシング81に、感光体ドラ
ム45が、ドラム軸83を介して回転自在に支持されて
いる。感光体ドラム45の下部周面に沿ってドラムカバ
ー84が配置される。
【0038】ドラムカバー84は、その一端をくの字型
のカバー保持部材85の端部に配設されたカバー軸86
に回動自在に支持されており、そのカバー軸86を取り
巻いて配置された小型の捻りバネ87の可動端87aに
より、ドラム軸83方向つまり感光体ドラム45周面に
近接する方向へ常時付勢されている。
のカバー保持部材85の端部に配設されたカバー軸86
に回動自在に支持されており、そのカバー軸86を取り
巻いて配置された小型の捻りバネ87の可動端87aに
より、ドラム軸83方向つまり感光体ドラム45周面に
近接する方向へ常時付勢されている。
【0039】上記くの字型のカバー保持部材85は、丸
いつば状のカバーアーム88に固定されており、このカ
バーアーム88に上記小型の捻りバネ87の固定端87
bが固定されている。そして、カバーアーム88は、ド
ラム軸83と同心に回動自在となるように配置されてい
る。ドラム軸83の端部には、これを取り巻いて大型の
捻りバネ89が配設されており、この捻りバネ89の可
動端89aはカバーアーム88と係合し、他方の固定端
89bは、ドラムセットケーシング81との係合部に係
止している。
いつば状のカバーアーム88に固定されており、このカ
バーアーム88に上記小型の捻りバネ87の固定端87
bが固定されている。そして、カバーアーム88は、ド
ラム軸83と同心に回動自在となるように配置されてい
る。ドラム軸83の端部には、これを取り巻いて大型の
捻りバネ89が配設されており、この捻りバネ89の可
動端89aはカバーアーム88と係合し、他方の固定端
89bは、ドラムセットケーシング81との係合部に係
止している。
【0040】これにより、カバーアーム88は、上記大
型の捻りバネ89により常に反時計回り方向に付勢さ
れ、外部からの力が加わっていないときは、セットケー
シング81のストッパ部材81aに係止部が当接して係
止している。したがって、ドラムカバー84は、カバー
アーム88との係合端を中心にして、自由端が、感光体
ドラム45周面に対し近接及び離隔する方向に回動する
と共に、全体が、感光体ドラム45の露出する下部周面
に対してカバーアーム88と共にドラム軸83と同心に
回動する。
型の捻りバネ89により常に反時計回り方向に付勢さ
れ、外部からの力が加わっていないときは、セットケー
シング81のストッパ部材81aに係止部が当接して係
止している。したがって、ドラムカバー84は、カバー
アーム88との係合端を中心にして、自由端が、感光体
ドラム45周面に対し近接及び離隔する方向に回動する
と共に、全体が、感光体ドラム45の露出する下部周面
に対してカバーアーム88と共にドラム軸83と同心に
回動する。
【0041】そして、この回動により、同図(b) に示す
ように、感光体ドラム45の下部周面を開放する開位置
と、同図(c) に示す感光体ドラム45の下部周面を遮蔽
する閉位置とのいずれかに移動して停止する。
ように、感光体ドラム45の下部周面を開放する開位置
と、同図(c) に示す感光体ドラム45の下部周面を遮蔽
する閉位置とのいずれかに移動して停止する。
【0042】尚、図2(b) は、同図(a) 同様にドラムカ
バー84に関係する主要部のみを実線で示しており、同
図(c) は、同図(b) で二点鎖線で示したセットケーシン
グ81も実線で示している。同図(c) に示すように、上
述したカバーアーム88等は、セットケーシング81の
内側に配置されている。また、同図(c) にはドラム軸8
3と、これを支持するセットケーシング81のドラム軸
支持部81bも示している。
バー84に関係する主要部のみを実線で示しており、同
図(c) は、同図(b) で二点鎖線で示したセットケーシン
グ81も実線で示している。同図(c) に示すように、上
述したカバーアーム88等は、セットケーシング81の
内側に配置されている。また、同図(c) にはドラム軸8
3と、これを支持するセットケーシング81のドラム軸
支持部81bも示している。
【0043】上述したカバー保持部材85の、ドラムカ
バー84を支持するくの字型の端部は、ドラムカバー8
4の回動円周面よりも外側に突出し、その内側には半円
形の係合部材90が形成されている。そして、それより
下流側の外側に複数のコロ91が配設されている。
バー84を支持するくの字型の端部は、ドラムカバー8
4の回動円周面よりも外側に突出し、その内側には半円
形の係合部材90が形成されている。そして、それより
下流側の外側に複数のコロ91が配設されている。
【0044】上記の半円形の係合部材90は、このドラ
ム副ユニット80が現像副ユニットと合体し、記録現像
ユニット50として装置本体40に装着されたとき、図
1(a) に示す装置本体フレーム側の回動杆92の上端に
係合する。
ム副ユニット80が現像副ユニットと合体し、記録現像
ユニット50として装置本体40に装着されたとき、図
1(a) に示す装置本体フレーム側の回動杆92の上端に
係合する。
【0045】回動杆92の下端は杆駆動ギア93の回転
軸に固着している。杆駆動ギア93はアイドルギア94
に噛合している。アイドルギア94は不図示の他のアイ
ドルギア、遊星ギア、クラッチギア等を介して、図1
(b) に示すモータ71の駆動ギア72に連結している。
これにより、回動杆92は、ベルト移動アーム58の上
下への回動に連動して、左右に回動する。換言すれば、
搬送ベルト42の上下の移動に連動して回動杆92が左
右に回動する。
軸に固着している。杆駆動ギア93はアイドルギア94
に噛合している。アイドルギア94は不図示の他のアイ
ドルギア、遊星ギア、クラッチギア等を介して、図1
(b) に示すモータ71の駆動ギア72に連結している。
これにより、回動杆92は、ベルト移動アーム58の上
下への回動に連動して、左右に回動する。換言すれば、
搬送ベルト42の上下の移動に連動して回動杆92が左
右に回動する。
【0046】続いて上記構成のタンデム型カラー画像形
成装置40の動作を、上述した図1(a),(b) を再び参照
しながら、先ずフルカラー印字モードにおける処理動作
から説明する。図1(a) に示す装置本体40に電源が投
入され、使用する用紙の紙質、枚数、印字モード、その
他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの
信号として入力されると、同図(b) に示す電磁クラッチ
67が通電により動作して駆動軸65とクラッチギア6
8とを連結し、これに続いてモータ71が駆動されて、
ベルト移動アーム58が上方に回動し、これにより可動
ローラ62、補助ローラ62a及び63bが上方に移動
して、搬送ベルト42を、4個全ての感光体ドラム45
(45a、45b、45c、45d)に当接させる。
成装置40の動作を、上述した図1(a),(b) を再び参照
しながら、先ずフルカラー印字モードにおける処理動作
から説明する。図1(a) に示す装置本体40に電源が投
入され、使用する用紙の紙質、枚数、印字モード、その
他の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの
信号として入力されると、同図(b) に示す電磁クラッチ
67が通電により動作して駆動軸65とクラッチギア6
8とを連結し、これに続いてモータ71が駆動されて、
ベルト移動アーム58が上方に回動し、これにより可動
ローラ62、補助ローラ62a及び63bが上方に移動
して、搬送ベルト42を、4個全ての感光体ドラム45
(45a、45b、45c、45d)に当接させる。
【0047】続いて、給紙コロが用紙カセットに載置収
容されている用紙を一枚取り出し、給送ローラ対、給紙
案内路等を介して待機ローラ対55へ給送する。待機ロ
ーラ対55は回転を一時停止して、その挟持部に用紙の
先端を当接させて用紙の進行を制止し、搬送タイミング
を待機する。
容されている用紙を一枚取り出し、給送ローラ対、給紙
案内路等を介して待機ローラ対55へ給送する。待機ロ
ーラ対55は回転を一時停止して、その挟持部に用紙の
先端を当接させて用紙の進行を制止し、搬送タイミング
を待機する。
【0048】駆動ローラ43が反時計回り方向に回転
し、従動ローラ44が従動して同じく反時計回り方向に
回転する。これにより搬送ベルト42は、上循環部が4
個の感光体ドラム45に当接して全体が反時計回り方向
へ循環移動する。
し、従動ローラ44が従動して同じく反時計回り方向に
回転する。これにより搬送ベルト42は、上循環部が4
個の感光体ドラム45に当接して全体が反時計回り方向
へ循環移動する。
【0049】これと共に感光体ドラム45を中心に配設
された諸装置が印字タイミングに合わせて順次駆動され
る。感光体ドラム45は時計回り方向に回転し、初期化
帯電ローラ47は、感光体ドラム45周面に一様な高マ
イナス電荷を付与し、露光ヘッド48は、その感光体ド
ラム45周面に画像信号に応じて露光を行って低電位部
を形成する。これにより、上記初期化による高マイナス
電位部と、露光による低マイナス電位部からなる静電潜
像が形成される。
された諸装置が印字タイミングに合わせて順次駆動され
る。感光体ドラム45は時計回り方向に回転し、初期化
帯電ローラ47は、感光体ドラム45周面に一様な高マ
イナス電荷を付与し、露光ヘッド48は、その感光体ド
ラム45周面に画像信号に応じて露光を行って低電位部
を形成する。これにより、上記初期化による高マイナス
電位部と、露光による低マイナス電位部からなる静電潜
像が形成される。
【0050】現像ローラ51は、その静電潜像の低電位
部に現像器49のトナーを転移させて感光体ドラム45
周面上にトナー像を形成(反転現像)する。最上流の感
光体ドラム45a周面上のトナー像の先端が、搬送ベル
ト42との対向部に回転搬送されてくるタイミングで、
その対向部に用紙の印字開始位置が一致するように、待
機ローラ対55が回転を開始して用紙を用紙搬入部へ給
送する。
部に現像器49のトナーを転移させて感光体ドラム45
周面上にトナー像を形成(反転現像)する。最上流の感
光体ドラム45a周面上のトナー像の先端が、搬送ベル
ト42との対向部に回転搬送されてくるタイミングで、
その対向部に用紙の印字開始位置が一致するように、待
機ローラ対55が回転を開始して用紙を用紙搬入部へ給
送する。
【0051】従動ローラ44と吸着補助ローラ54は、
給送された用紙を搬送ベルト42と共に挟持して搬送す
る。用紙は、搬送ベルト42に吸着され、感光体ドラム
45aと転写ブラシ52により形成されている最初の転
写部へ搬送される。転写ブラシ52は、不図示の転写バ
イアス電源から出力される転写電流(又は転写電圧)を
搬送ベルト42を介して用紙に印加する。これにより、
感光体ドラム45a上のM(マゼンタ)トナー像が用紙
42に転写される。
給送された用紙を搬送ベルト42と共に挟持して搬送す
る。用紙は、搬送ベルト42に吸着され、感光体ドラム
45aと転写ブラシ52により形成されている最初の転
写部へ搬送される。転写ブラシ52は、不図示の転写バ
イアス電源から出力される転写電流(又は転写電圧)を
搬送ベルト42を介して用紙に印加する。これにより、
感光体ドラム45a上のM(マゼンタ)トナー像が用紙
42に転写される。
【0052】続いて、感光体ドラム45bと転写ブラシ
52により形成されている上流から2番目の転写部にお
いてC(シアン)トナー像が転写され、更に感光体ドラ
ム45cと転写ブラシ52により形成されている上流か
ら3番目の転写部でY(イエロー)トナー像が転写され
る。そして、感光体ドラム45dと転写ブラシ52によ
り形成されている最下流の転写部でK(ブラック)トナ
ー像が順次転写されて4色のトナー像が塗り重ねられ
る。
52により形成されている上流から2番目の転写部にお
いてC(シアン)トナー像が転写され、更に感光体ドラ
ム45cと転写ブラシ52により形成されている上流か
ら3番目の転写部でY(イエロー)トナー像が転写され
る。そして、感光体ドラム45dと転写ブラシ52によ
り形成されている最下流の転写部でK(ブラック)トナ
ー像が順次転写されて4色のトナー像が塗り重ねられ
る。
【0053】このようにして、4色のトナー像を転写さ
れた用紙は、搬送ベルト42から分離され、図外左方の
定着器に搬入される。定着器は熱と圧とにより、トナー
像を用紙に定着させる。この画像定着後、用紙は、排紙
ローラ対によって後部開閉排紙トレー上にトナー像を上
にして、又はコロ付き排紙ローラを介して上部排紙トレ
ー上にトナー像を下にして排出される。
れた用紙は、搬送ベルト42から分離され、図外左方の
定着器に搬入される。定着器は熱と圧とにより、トナー
像を用紙に定着させる。この画像定着後、用紙は、排紙
ローラ対によって後部開閉排紙トレー上にトナー像を上
にして、又はコロ付き排紙ローラを介して上部排紙トレ
ー上にトナー像を下にして排出される。
【0054】図3(a),(b) は、モノクロ印字モードにお
ける動作状態を示す図である。このモノクロ印字モード
においては、電磁クラッチ67の通電が一旦遮断されて
駆動軸65とクラッチギア68との連結が解除され、ベ
ルト移動アーム58が自重により下方へ回動し、不図示
のストッパに当接して基準位置に停止する。
ける動作状態を示す図である。このモノクロ印字モード
においては、電磁クラッチ67の通電が一旦遮断されて
駆動軸65とクラッチギア68との連結が解除され、ベ
ルト移動アーム58が自重により下方へ回動し、不図示
のストッパに当接して基準位置に停止する。
【0055】この後、電磁クラッチ67が再び通電して
駆動軸65とクラッチギア68を連結する。モータ71
が駆動されて駆動軸65が回転し、回動杆66先端の位
置検知用突片66−1がモノクロ用センサ95によって
検知され、この検出に応じてモータ71が停止する。こ
れにより、ベルト移動アーム58は、図3(b) に示す位
置に停止する。
駆動軸65とクラッチギア68を連結する。モータ71
が駆動されて駆動軸65が回転し、回動杆66先端の位
置検知用突片66−1がモノクロ用センサ95によって
検知され、この検出に応じてモータ71が停止する。こ
れにより、ベルト移動アーム58は、図3(b) に示す位
置に停止する。
【0056】これにより、可動支持ローラ63が下方に
移動して搬送ベルト42から離隔し、搬送ベルト42の
上循環部42−1は、駆動ローラ43、固定支持ローラ
61及び従動ローラ44間で支持される。すなわち転写
搬送ベルト42の上循環部42−1は、最下流の感光体
ドラム45dにのみ当接し、上流側の残る3個の感光体
ドラム45c〜45aからは離隔する。
移動して搬送ベルト42から離隔し、搬送ベルト42の
上循環部42−1は、駆動ローラ43、固定支持ローラ
61及び従動ローラ44間で支持される。すなわち転写
搬送ベルト42の上循環部42−1は、最下流の感光体
ドラム45dにのみ当接し、上流側の残る3個の感光体
ドラム45c〜45aからは離隔する。
【0057】尚、最下流の感光体ドラム45dに対応す
る転写ブラシ52は装置本体側のフレームに固定されて
おり、他の3個の転写ブラシ52は、ベルト移動アーム
58に固定されてベルト移動アーム58と共に下方に移
動して搬送ベルト42から離隔する。
る転写ブラシ52は装置本体側のフレームに固定されて
おり、他の3個の転写ブラシ52は、ベルト移動アーム
58に固定されてベルト移動アーム58と共に下方に移
動して搬送ベルト42から離隔する。
【0058】そして、この搬送ベルト42が下方向へ移
動してモノクロ印字モードが設定されたことに連動し
て、回動杆92が右方に回動する。この回動により、ド
ラムカバー84が下方に途中まで引き出されて停止し、
コロ91が搬送ベルト42の用紙搬送面に近接して対向
する。待機ローラ対55により給送され、従動ローラ4
4と吸着補助ローラ54による用紙搬入部を通過した用
紙94の先端94−1は、上記閉位置の途中まで引き出
されているドラムカバー84のコロ91に摺接して上方
への浮きを抑えられ、これにより、ドラム副ユニット8
0の下端部80−1に引っ掛かるような不具合を引き起
こすことなく通過して、最下流の感光体ドラム45dと
転写ブラシ52が待ち受けるモノクロ印字の転写部へと
何事もなく無事に搬送される。
動してモノクロ印字モードが設定されたことに連動し
て、回動杆92が右方に回動する。この回動により、ド
ラムカバー84が下方に途中まで引き出されて停止し、
コロ91が搬送ベルト42の用紙搬送面に近接して対向
する。待機ローラ対55により給送され、従動ローラ4
4と吸着補助ローラ54による用紙搬入部を通過した用
紙94の先端94−1は、上記閉位置の途中まで引き出
されているドラムカバー84のコロ91に摺接して上方
への浮きを抑えられ、これにより、ドラム副ユニット8
0の下端部80−1に引っ掛かるような不具合を引き起
こすことなく通過して、最下流の感光体ドラム45dと
転写ブラシ52が待ち受けるモノクロ印字の転写部へと
何事もなく無事に搬送される。
【0059】尚、上記のドラムカバー84のコロ91
は、このように必ずしもコロである必要ななく、例えば
円滑な曲線の縁を形成した複数の突片を配設するように
してもよい。
は、このように必ずしもコロである必要ななく、例えば
円滑な曲線の縁を形成した複数の突片を配設するように
してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ドラムカバーにモノクロ印字モード時における用
紙押え部材としての機能を兼用させるので、独立の用紙
押え部材を配設する配慮の必要がなくなり、これによ
り、装置本体を小型に維持したまま腰の固い用紙等の印
字の際の用紙ジャムの発生を防止することが可能とな
る。
れば、ドラムカバーにモノクロ印字モード時における用
紙押え部材としての機能を兼用させるので、独立の用紙
押え部材を配設する配慮の必要がなくなり、これによ
り、装置本体を小型に維持したまま腰の固い用紙等の印
字の際の用紙ジャムの発生を防止することが可能とな
る。
【0061】また、独立の用紙押え部材を用いないの
で、部品点数の増加を抑止でき、これにより、低コスト
で用紙ジャムの発生しないモノクロ兼用のタンデム型カ
ラー画像形成装置を提供することが可能となる。
で、部品点数の増加を抑止でき、これにより、低コスト
で用紙ジャムの発生しないモノクロ兼用のタンデム型カ
ラー画像形成装置を提供することが可能となる。
【図1】(a) は一実施の形態におけるタンデム型カラー
画像形成装置の主要部の側断面図、(b) はその画像形成
部のベルト機構を示す図である。
画像形成装置の主要部の側断面図、(b) はその画像形成
部のベルト機構を示す図である。
【図2】(a),(b),(c) は記録現像ユニットの一方の副ユ
ニットであるドラム副ユニットの側面図である。
ニットであるドラム副ユニットの側面図である。
【図3】(a),(b) はモノクロ印字モードにおける動作状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図4】従来のタンデム型カラー画像形成装置の一例を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図5】従来のタンデム型カラー画像形成装置の記録現
像ユニットを外部に取り出して示す拡大側断面図であ
る。
像ユニットを外部に取り出して示す拡大側断面図であ
る。
【図6】従来のモノクロ印字モードのときのタンデム型
カラー画像形成装置の用紙搬入部近傍の状態を示す図で
ある。
カラー画像形成装置の用紙搬入部近傍の状態を示す図で
ある。
1 従来のタンデム型カラー画像形成装置 2 給紙コロ 3 用紙カセット 4 給紙路 5 待機ローラ対 6 開閉トレー 7 給紙ローラ 8 ガイド板 9 吸着補助ローラ 10 搬送ベルト 11、12 回転ローラ 13(13a、13b、13c、13d) 記録現像ユ
ニット 14 露光ヘッド 15 転写ブラシ 16 上蓋 17 支持部材 18 定着器 19 後部排紙トレー 21 上部排紙トレー 22 ドラムセット部 22−1 セットフレーム下端 23 現像セット部 24 感光体ドラム 25 ドラムカバー 26 クリーナ 27 初期化帯電ブラシ 28 露光ヘッド係合用溝孔 31 匡体(トナーホッパー) 32 現像ローラ 33 トナー 34 攪拌部材 35 供給ローラ 36 ドクターブレード 37 固定補助ローラ 38 アーム 39 可動補助ローラ P 用紙 P−1 用紙先端 40 一実施の形態におけるタンデム型カラー画像形成
装置 41 上蓋 42 搬送ベルト 42−1 上循環部 43 駆動ローラ 44 従動ローラ 45(45a、45b、45c、45d) 感光体ドラ
ム 46 クリーナ 47 初期化帯電ローラ 48 露光ヘッド 49 現像器 51 現像ローラ 52 転写ブラシ 53 支持部材 54 吸着補助ローラ 55 待機ローラ対 56 クリーナボトル 57 ブレードスクレーパ 58 ベルト移動アーム 61 固定支持ローラ 62 可動支持ローラ 63a、63b 補助ローラ 64 中間連結杆 65 駆動軸 66 回動杆 66−1 位置検知用突片 67 電磁クラッチ 68 クラッチギア 69 一方向回転ギア(ワンウエイギア) 71 モータ 72 駆動ギア 73 フルカラー用センサ 80 ドラム副ユニット 81 ドラムセットケーシング 81a ストッパ部材 81b ドラム軸支持部 83 ドラム軸 84 ドラムカバー 85 カバー保持部材 86 カバー軸 87 小型捻りバネ 87a 可動端 87b 固定端 88 丸つば状カバーアーム 89 大型捻りバネ 89a 可動端 89b 固定端 90 半円形係合部材 91 コロ 92 回動杆 93 杆駆動ギア 94 アイドルギア 95 モノクロ用センサ
ニット 14 露光ヘッド 15 転写ブラシ 16 上蓋 17 支持部材 18 定着器 19 後部排紙トレー 21 上部排紙トレー 22 ドラムセット部 22−1 セットフレーム下端 23 現像セット部 24 感光体ドラム 25 ドラムカバー 26 クリーナ 27 初期化帯電ブラシ 28 露光ヘッド係合用溝孔 31 匡体(トナーホッパー) 32 現像ローラ 33 トナー 34 攪拌部材 35 供給ローラ 36 ドクターブレード 37 固定補助ローラ 38 アーム 39 可動補助ローラ P 用紙 P−1 用紙先端 40 一実施の形態におけるタンデム型カラー画像形成
装置 41 上蓋 42 搬送ベルト 42−1 上循環部 43 駆動ローラ 44 従動ローラ 45(45a、45b、45c、45d) 感光体ドラ
ム 46 クリーナ 47 初期化帯電ローラ 48 露光ヘッド 49 現像器 51 現像ローラ 52 転写ブラシ 53 支持部材 54 吸着補助ローラ 55 待機ローラ対 56 クリーナボトル 57 ブレードスクレーパ 58 ベルト移動アーム 61 固定支持ローラ 62 可動支持ローラ 63a、63b 補助ローラ 64 中間連結杆 65 駆動軸 66 回動杆 66−1 位置検知用突片 67 電磁クラッチ 68 クラッチギア 69 一方向回転ギア(ワンウエイギア) 71 モータ 72 駆動ギア 73 フルカラー用センサ 80 ドラム副ユニット 81 ドラムセットケーシング 81a ストッパ部材 81b ドラム軸支持部 83 ドラム軸 84 ドラムカバー 85 カバー保持部材 86 カバー軸 87 小型捻りバネ 87a 可動端 87b 固定端 88 丸つば状カバーアーム 89 大型捻りバネ 89a 可動端 89b 固定端 90 半円形係合部材 91 コロ 92 回動杆 93 杆駆動ギア 94 アイドルギア 95 モノクロ用センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 偏平なループ状をなし略平面状に支持さ
れて循環移動自在に設けられたベルト部材と、該ベルト
部材の搬送面に対向し該ベルト部材の搬送面の循環移動
方向に沿って多段式に並設された複数の像担持体と、前
記ベルト部材の搬送面の上方において前記像担持体に対
向し該像担持体上に形成される潜像を所定色の現像剤を
用いて現像する前記像担持体に対応して設けられた複数
の現像器と、前記ベルト部材の搬送面の循環移動方向に
沿い前記ベルト部材のループ状の一端から供給される用
紙を受け継いで前記ベルト部材に担持させ該用紙を少な
くとも前記像担持体の一つに接触させるべく前記ベルト
部材を循環移動させるベルト移動機構と、を備え、少な
くとも前記像担持体を像担持体ユニットとして多段式に
着脱自在に構成し、前記像担持体ユニットは、装置本体
に装着した際に前記像担持体が前記ベルト部材の搬送面
に対向できるよう待避する待避位置と装置本体から脱着
した際に前記像担持体の露出部を覆う被覆位置とに移動
可能なカバー部材を備えているタンデム型カラー画像形
成装置において、 前記ベルト部材のループ状の一端を、前記用紙を前記複
数の像担持体の全てに接触させるべく支持する第1位置
と、前記用紙を前記複数の像担持体のうち用紙搬送方向
最下流の像担持体のみに接触させるべく該像担持体に搬
送面を接触させ他の像担持体とは搬送面を離隔させる第
2位置とに移動自在に支持する支持機構と、 前記支持機構が前記第1位置にあるときには用紙搬送方
向最上流の前記像担持体ユニットのカバー部材を前記ベ
ルト部材の搬送面から遠ざかる第1待避位置に保持さ
せ、前記支持機構が前記第2位置にあるときには前記カ
バー部材を前記ベルト部材の搬送面に近づいた第2待避
位置に移動させるように、前記カバー部材と前記支持機
構とを係合させる係合手段と、 用紙搬送方向最上流の前記カバー部材に設けられ、前記
支持機構が前記第2位置にあるときのベルト部材に受け
継がれる前記用紙の浮き上がりを規制する浮き規制部材
と、 を備えたことを特徴とするタンデム型カラー画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10160234A JPH11352743A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | タンデム型カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10160234A JPH11352743A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | タンデム型カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11352743A true JPH11352743A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15710613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10160234A Withdrawn JPH11352743A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | タンデム型カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11352743A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6968142B2 (en) | 2002-02-20 | 2005-11-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
US7016629B2 (en) * | 2003-04-17 | 2006-03-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with discharging unit of increased capacity |
US7711294B2 (en) | 2007-03-01 | 2010-05-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer cartridge, developing device and image forming apparatus |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP10160234A patent/JPH11352743A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6968142B2 (en) | 2002-02-20 | 2005-11-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
US7046942B2 (en) | 2002-02-20 | 2006-05-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
US7016629B2 (en) * | 2003-04-17 | 2006-03-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with discharging unit of increased capacity |
US7620345B2 (en) | 2003-04-17 | 2009-11-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus including an operation panel provided on a facing |
US7711294B2 (en) | 2007-03-01 | 2010-05-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer cartridge, developing device and image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |