JP2014149410A - 薄膜トランジスタアレイ基板およびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ基板およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶表示装置において、ゲート絶縁膜と層間絶縁膜との間の密着性を改善すると共に、シリコン層のパターン残によるショート不良を防止する
【解決手段】第1の透明導電膜6aをパターニングして画素電極6を形成するエッチング工程と、金属膜をエッチングしてソース電極4およびドレイン電極5を形成する共にTFTのチャネル領域となる半導体膜2を露出させるエッチング工程とは別々に行われる。画素電極6を形成するエッチング工程では、第1の透明導電膜6aの下から露出したパターン残部101の金属膜、オーミックコンタクト膜3、半導体膜2を除去可能なドライエッチングも行われる。このとき露出していたゲート絶縁膜11の部分は上面が削られ、薄膜部11a,11bが形成される。
【選択図】図14

Description

本発明は、例えば液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタアレイ基板に関し、特に、フリンジフィールドスイッチングモードの液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタアレイ基板およびその製造方法に関する。
フリンジフィールドスイッチング(Fringe Field Switching:FFS)モードの液晶表示装置は、対向する2枚の基板間に狭持された液晶にフリンジ電界を印加して表示を行う表示装置である。FFSモードの液晶表示装置では、画素電極と対向電極(共通電極)とを透明導電膜で形成しているため、インプレーンスイッチング(In-Plane Switching:IPS)モードの液晶表示装置よりも開口率および透過率を高くすることができる。
従来のFFSモードの液晶表示装置では、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)アレイ基板を製造するのに、(1)対向電極、(2)ゲート電極、(3)半導体膜、(4)ソース/ドレイン電極、(5)コンタクトホール、(6)画素電極、の各パターンを転写する少なくとも6回の写真製版(フォトリソグラフィ)工程が必要とされており、5回のフォトリソグラフィ工程でTFTアレイ基板を製造可能なTN(Twisted Nematic)モードと比較して製造コストが高くなるという問題があった。一方、例えば下記の特許文献1〜2には、5回のフォトリソグラフィ工程でFFSモードの液晶表示装置を形成する技術が提案されている。
特開2010−191410号公報 米国特許出願公開第2008/0303024号明細書
特許文献1の液晶表示装置の製造方法では、FFSモードのTFTアレイ基板の写真製版工程数を一般的なTNモードのTFTアレイ基板と同数(5回)にするために、ソース配線となる金属膜パターン上に絶縁膜を介さずに透明導電膜を配置する構成を採用している。
詳細は後述するが、特許文献1の製造方法では、ゲート絶縁膜上に半導体シリコン層およびソース・ドレイン層を形成し、これらの不要部分をエッチング除去してゲート絶縁膜を露出させる工程と、その露出したゲート絶縁膜の上に、画素電極となる透明導電性膜を成膜し、その不要部分をエッチング除去して再びゲート絶縁膜を露出させる工程とが行われる。そして、露出したゲート絶縁膜の上に、窒化シリコンあるいは酸化シリコンなどの層間絶縁膜が形成される。そのため、ゲート絶縁膜と層間絶縁膜との間の密着性が悪く、膜剥がれによりパターン欠陥を生じやすくなるという問題が発生する。
膜剥がれによって層間絶縁膜が欠落すると、絶縁不良を引き起こすばかりでなく、剥がれる大きさや位置によっては断線やショートを生じさせる。また、層間絶縁膜がその上の対向電極ごと剥がれる場合もあり、本来の設計どおりの性能が発揮されず表示不良を生じさせる場合もある。さらに、剥がれた層間絶縁膜等の一部が異物となって、プロセス装置をパーティクル汚染し、その装置で処理したデバイスの歩留まり低下を引き起こすこともある。
また、特許文献1の手法では、ソース配線(データバスライン)はソース/ドレイン電極と同じ配線層で形成され、その底面にはソース/ドレイン電極と同じようにシリコン層が残る。例えば、ソース配線の近傍に異物が付着したことでソース配線にパターン残が生じた場合、そのパターン残の下にもシリコン層が残る。このシリコン層は、以降の製造工程でも除去されずに残り、ソース配線とその隣にある画素電極とをショートさせる原因となる。また、ソース配線と画素電極間以外の場所にパターン残が生じても、同じようにショート不良を引き起こす可能性がある。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、FFSモードの液晶表示装置において、ゲート絶縁膜と層間絶縁膜との間の密着性を改善すると共に、シリコン層のパターン残によるショート不良を防止することを目的とする。
本発明に係る薄膜トランジスタアレイ基板は、基板上に形成された薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタアレイ基板であって、前記基板上に形成されたゲート電極および前記ゲート電極に接続するゲート配線と、前記ゲート電極および前記ゲート配線を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成された半導体膜と、前記ゲート電極の上方において、前記半導体膜上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、前記半導体膜上に形成され、前記ソース電極に接続するソース配線と、前記ドレイン電極上に直接重ねて形成された画素電極と、前記ソース電極、前記ドレイン電極、前記ソース配線および前記画素電極を覆う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を介して前記画素電極に対向配置された対向電極とを備え、前記半導体膜は、前記ソース電極とドレイン電極との間の領域を除いて、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ソース配線と同様にパターニングされており、前記ゲート絶縁膜は、前記層間絶縁膜と接する領域に、他の部分よりも薄い薄膜部を有しているものである。
本発明によれば、FFSモードの液晶表示装置において、ゲート絶縁膜とその上の層間絶縁膜との間の密着性が改善される。また、異物などによるパターン残が生じても正常なパターンからパターン残が分離するため、ショート等の欠陥を抑制できるので、歩留まりが向上する。
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るTFTアレイ基板の画素構成を示した平面図である。 本発明の実施の形態に係るTFTアレイ基板におけるTFT部の断面図である。 本発明の実施の形態に係るTFTアレイ基板におけるソース配線・画素電極部の断面図である。 本発明の実施の形態に係るTFTアレイ基板のコンタクト部の断面図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 従来のTFTアレイ基板の製造方法で生じる問題を説明するための図である。 従来のTFTアレイ基板の製造方法で生じる問題を説明するための図である。 実施の形態1の変形例を説明するための図である。 実施の形態2に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態2に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態2に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態2に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。 実施の形態2に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。
以下の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略および簡略化がなされている。また、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略されている。
<実施の形態1>
始めに、実施の形態1に係る液晶表示装置について説明する。実施の形態1に係る液晶表示装置は、画素電極と対向電極(共通電極)の両方がTFTアレイ基板に形成されたFFSモードの液晶表示装置である。なお、この液晶表示装置の全体構成については、以下に述べる実施形態2でも共通である。
図1は、当該液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の構成を示す正面図である。このTFTアレイ基板は、ガラス等の基板1を用いて形成されている。基板1には、表示領域41と、それを囲む額縁領域42とに区分される。
表示領域41には、複数のゲート配線(走査信号線)43と、複数のソース配線(表示信号線)44とが形成されている。複数のゲート配線43はそれぞれ平行に設けられ、複数のソース配線44もそれぞれ平行に設けられ、複数のゲート配線43と複数のソース配線44とは交差するように設けられる。隣り合う1組のゲート配線43と1組のソース配線44とで囲まれた領域が画素47となる。従って、表示領域41には、画素47がマトリクス状に配列することになる。
基板1の額縁領域42には、走査信号駆動回路45と表示信号駆動回路46とが設けられている。ゲート配線43は、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板1の端部で、走査信号駆動回路45に接続される。ソース配線44も同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設され、基板1の端部で、表示信号駆動回路46と接続される。また、基板1の走査信号駆動回路45の近傍には外部配線48が接続され、表示信号駆動回路46の近傍には外部配線49が接続されている。外部配線48、49は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等の配線基板である。
走査信号駆動回路45および表示信号駆動回路46には、外部からの各種信号が外部配線48、49を介して供給される。走査信号駆動回路45は、外部からの制御信号に基づいて、ゲート信号(走査信号)を各ゲート配線43に供給する。これにより、ゲート配線43が順次選択される。表示信号駆動回路46は、外部からの制御信号や表示データに基づいて、表示信号を各ソース配線44に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧を各画素47に供給することができる。
各画素47には、スイッチング素子であるTFT50が少なくとも1つ形成されている。TFT50は、ゲート配線43とソース配線44との交差点近傍に配置され、ゲート配線43に接続したゲート電極と、ソース配線44に接続したソース電極と、画素電極(不図示)に接続したドレイン電極とを有している。
TFT50は、ゲート配線43から供給されるゲート信号に応じてオンし、このときソース配線44に供給されている表示電圧(表示データ)を画素電極に印加する。画素電極は、スリットを有する対向電極と絶縁膜を介して対向配置されており、画素電極と対向電極との間に、表示電圧に応じたフリンジ電界が生じる。なお、図示は省略するが、基板1の表面(液晶との対向面)には配向膜が形成されている。画素47の詳細な構成については、後述する。
TFTアレイ基板の前面側(視認側)には、対向基板が対向配置される。対向基板は、カラーフィルタ、ブラックマトリクス(BM)および配向膜等が形成された、いわゆる「カラーフィルタ基板」である。TFTアレイ基板と対向基板との間には液晶層が狭持される。即ち、基板1と対向基板との間には液晶が導入されている。更に、基板1と対向基板との外側の面には、偏光板、および位相差板等が設けられる。また、液晶表示パネルの背面側(反視認側)には、バックライトユニット等が配設される。
TFTアレイ基板と対向基板との間の液晶は、画素電極と対向電極との間に生じるフリンジ電界によって駆動される。つまり、フリンジ電界によって液晶の配向方向が変化し、バックライトから発せされて液晶層を通過する光の偏光状態が変化する。より具体的には、バックライトユニットからの光は、アレイ基板側(背面側)の偏光板によって直線偏光になり、この直線偏光が液晶層を通過すると、その偏光状態が変化する。
対向基板側(視認側)の偏光板を通過する光量は、液晶層を通過した光の偏光状態によって変化する。光の変更状態は液晶の配向方向によって決まり、液晶の配向方向は、画素電極に印加されてフリンジ電界を発生させる表示電圧に応じて変化する。従って、表示電圧を制御することにより、視認側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。よって、画素ごとに表示電圧を変えることにより、所望の画像を表示できるのである。
続いて、実施の形態1に係る液晶表示装置の画素構成について、図2〜図5に基づいて説明する。図2は、実施の形態1に係るTFTアレイ基板の画素構成を示した平面図である。図3は、当該TFTアレイ基板におけるTFTの形成領域(以下「TFT部」)の断面図であり、図2のA1−A2線に沿った断面に対応している。図4は、当該TFTアレイ基板におけるソース配線と画素電極および対向電極の一部(以下「ソース配線・画素電極部」)の断面図であり、図2のB1−B2線に沿った断面に対応している。図5は、当該TFTアレイ基板における共通配線と対向電極とのコンタクトホールの形成領域(以下「コンタクトホール部」)の断面図であり、図2のC1−C2線に沿った断面に対応している。
例えばガラス基板などの絶縁性材料よりなる基板1の上に、TFT50のゲート電極に接続するゲート配線43が複数個形成される。本実施の形態では、ゲート配線43の一部がTFT50のゲート電極として機能する。複数のゲート配線43は、平行にそれぞれ直線的に配設される。また基板1上には、ゲート配線43と同じ配線層を用いて形成された複数の共通配線43aが平行に形成されている。共通配線43aは、ゲート配線43間に、ゲート配線43とほぼ平行に配設される。
これらゲート配線43(ゲート電極)および共通配線43aを構成する第1の金属膜は、例えばCr,Al,Ta,Ti,Mo,W,Ni,Cu,Au,Ag等や、これらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜によって形成される。
ゲート配線43および共通配線43a上には、第1の絶縁膜であるゲート絶縁膜11が形成される。ゲート絶縁膜11は、窒化シリコン、酸化シリコン等の絶縁膜により形成されている。
ゲート絶縁膜11の上には半導体膜2が形成される。図4のように、半導体膜2は、ソース配線44の下にも配設され、ソース電極44の形成領域に合わせて、ゲート配線43と交差する直線状に形成される(ソース配線44下の半導体膜2のパターンは、ゲート配線43に直交している)。半導体膜2は、非晶質シリコンや多結晶シリコンなどにより形成される。
この直線状の半導体膜2は、ソース配線44の冗長配線としても機能する。即ち、ソース配線44が断線した場合でも、半導体膜2がソース配線44に沿って配設されていることにより、電気信号の途絶を防止することが可能になる。
また、直線状の半導体膜2の一部は、ゲート配線43との交差部で分岐し、ゲート配線43に沿って延び、さらに画素47内へと延設される。TFT50は、ゲート配線43との交差部から分岐した半導体膜2の部分を用いて形成される。即ち、分岐した半導体膜2のうち、ゲート配線43(ゲート電極)と重複する部分が、TFT50を構成する活性領域となる。半導体膜2は、例えば、非晶質シリコン、多結晶ポリシリコン等により形成される。
半導体膜2の上には、導電性不純物がドーピングされたオーミックコンタクト膜3が形成される。オーミックコンタクト膜3は、半導体膜2上のほぼ全面に形成されるが、TFT50のチャネル領域となる部分(ソース電極4とドレイン電極5との間の領域)の上では除去されている。オーミックコンタクト膜3は、例えば、リン(P)などの不純物が高濃度にドーピングされたn型非晶質シリコンやn型多結晶シリコンなどにより形成される。
半導体膜2のゲート配線43と重複する部分のうち、オーミックコンタクト膜3が形成された領域は、ソース・ドレイン領域となる。図3を参照すると、半導体膜2において、ゲート配線43と重複する左側のオーミックコンタクト膜3の下の領域がソース領域となり、ゲート配線43と重複する右側のオーミックコンタクト膜3の下の領域がドレイン領域となる。そして、半導体膜2におけるソース領域とドレイン領域とに挟まれた領域がチャネル領域となる。
オーミックコンタクト膜3の上には、ソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5が、同一の配線層を用いて形成される。TFT部においては、図3のように、TFT50のソース領域側のオーミックコンタクト膜3上にソース電極4が形成され、ドレイン領域側のオーミックコンタクト膜3上にドレイン電極5が形成される。このような構成のTFT50は「チャネルエッチ型TFT」と呼ばれる。ソース配線・画素電極部では、図4のように、ソース配線44が、半導体膜2の上にオーミックコンタクト膜3を介して形成され、ゲート配線43と交差する方向に直線的に延在するように配設される。
TFT50のソース電極4とドレイン電極5は分離しているが、ソース電極4はソース配線44と繋がっている。即ち、ソース配線44は、ゲート配線43との交差部で分岐してゲート配線43に沿って延設され、その延設された部分がソース電極4となる。ソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5を構成する導電膜は、オーミックコンタクト膜3と同様に、半導体膜2上のほぼ全面に形成されるが、TFT50のチャネル領域となる部分の上では除去されている。
本実施の形態では、ソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5を構成する第2の導電膜は、例えばCr,Al,Ta,Ti,Mo,W,Ni,Cu,Au,Ag等や、これらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜によって形成される。
以上の説明から分かるように、半導体膜2は、ソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5の下のほぼ全領域と、ゲート配線43上に位置するソース電極4とドレイン電極5の間の領域に配設されている。また、オーミックコンタクト膜3は、ソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5と半導体膜2との間にそれぞれ配設されている。
ドレイン電極5は、画素47の領域(ソース配線44とゲート配線43とに囲まれた領域)のほぼ全面に形成された画素電極6に電気的に接続される。画素電極6は、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜によって形成される。
図3に示すように、画素電極6は、ドレイン電極5上に直接重ねられた部分を有している。即ち、その部分では、画素電極6の下面が、ドレイン電極5の上面に直接接触する。また、画素電極6は、ドレイン電極5上のほぼ全面を覆っている。但し、画素電極6のチャネル領域側の端部は、ドレイン電極5のチャネル領域側の端部とほぼ同じ位置に配置される。よって、ドレイン電極5のチャネル領域側の端面は、画素電極6に覆われない。
このように、画素電極6の一部を、絶縁膜を介さずに、ドレイン電極5に直接重ねる構成をとることにより、画素電極6とドレイン電極5と電気的に接続するためのコンタクトホールが不要になり、写真製版工程を減らすことができる。また、当該コンタクトホールを配置するエリアを確保する必要がなくなるため、画素47の開口率を高くできるという利点もある。
また、図3および図4に示すように、画素電極6と同層である第1の透明導電膜6aは、ソース電極4およびソース配線44上のほぼ全面にも直接重ねて形成される。ソース電極4上の第1の透明導電膜6aにおけるチャネル領域側の端部は、ソース電極4のチャネル領域側の端部とほぼ同じ位置に配置される。よって、ソース電極4のチャネル領域側の端部は、第1の透明導電膜6aには覆われていない。
このように画素電極6と同層の第1の透明導電膜6aは、第1の金属膜を用いて形成したソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5上のほぼ全面に形成されている。特に、ソース配線44上の第1の透明導電膜6aは、ソース配線44の冗長配線としても機能する。即ち、ソース配線44が断線した場合でも、第1の透明導電膜6aがソース配線44に沿って配設されていることにより、電気信号の途絶を防止することが可能になる。
ここで、ゲート絶縁膜11において、図3で符号11aを用いて示す部分と、図4で符号11bを用いて示す部分は、画素電極6、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3、ソース配線44、ソース電極4、ドレイン電極5およびそれらの同層膜の何れにも覆われていない部分である。本発明に係るTFTアレイ基板では、ゲート絶縁膜11の部分11a,11bは、他の部分(画素電極6、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3、ソース配線44、ソース電極4、ドレイン電極5およびそれらの同層膜の何れかに覆われた部分)よりも薄くなっている。以下、ゲート絶縁膜11の部分11a,11bを「薄膜部」と称する。
なお、図3及び図4に現れていない領域でも、画素電極6、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3、ソース配線44、ソース電極4、ドレイン電極5およびそれらの同層膜の何れにも覆われていないゲート絶縁膜11の部分は、同様に薄くなる。本実施の形態では、ゲート絶縁膜11の薄膜部は、平面視で、画素電極6および第1の透明導電膜6aが存在しない領域とほぼ同じパターンで形成されている。
画素電極6(第1の透明導電膜6a)の上は、第2の絶縁膜である層間絶縁膜12で覆われる。層間絶縁膜12は、窒化シリコン、酸化シリコン等により形成される。層間絶縁膜12上には、ITO等の第2の透明導電膜からなる対向電極8が形成される。層間絶縁膜12は、TFT50の保護膜として機能すると共に、画素電極6と対向電極8との間の層間絶縁膜としても機能する。
対向電極8は、層間絶縁膜12を介して画素電極6に対向配置され、画素電極6との間でフリンジ電界を発生させるためのスリットが設けられている。図2のように、対向電極8のスリットは、ソース配線44とほぼ平行に複数設けられている。
図5に示すように、対向電極8は、層間絶縁膜12およびゲート絶縁膜11を貫通するコンタクトホール13を介して、共通電位が供給される共通配線43aと電気的に接続されている。
また、対向電極8は、ゲート配線43を挟んで隣接する他の画素47の対向電極8に繋がるように一体的に形成されている。つまり、ゲート配線43を挟んで隣接する画素47の対向電極8の間は、それらと同層の対向電極連結部8aにより連結されている。ここでは、対向電極連結部8aは、ソース配線44およびTFT50と重複しない領域に、ゲート配線43を跨ぐように形成されている。即ち、対向電極8は、ゲート配線43と一部が重なり合うように形成されている。
続いて、実施の形態1に係る液晶表示装置の製造方法、特にTFTアレイ基板の製造方法について説明する。
図6〜図22は、実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程図である。図6〜図22の各図には、各工程におけるTFT部の断面(図2のA1−A2断面)およびソース配線・画素電極部の断面を示すが、本発明の効果を説明するために、ソース配線・画素電極部の断面としては、正常な部分(図2のB1−B2断面)と、ソース配線44のパターニングの際に異物100が付着してパターン残が生じる部分(図2のD1−D2断面)の2つを示す。
まず、ガラス等の透明な絶縁性の基板1を用意し(図6)、その全面にCr、Al、Ta、Ti、Mo、W、Ni、Cu、Au、Agやこれらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜からなる第1の金属膜を、例えばスパッタ法や蒸着法などにより成膜する。
次に、第1の金属膜上にレジストを塗布し、当該レジストをフォトマスク上から露光し、レジストを感光させる。感光させたレジストを現像してパターニングし、レジストパターンを形成する。そして、このレジストパターンをマスクとするエッチングにより第1の金属膜をパターニングしてゲート配線43(ゲート電極)および共通配線43aを形成し、その後、レジストパターンを除去する(図7)。
以下では、このようなパターン形成プロセスにおける、レジストパターンを形成するための一連の工程を「フォトリソグラフィ工程」と称し、レジストパターンを用いたパターニングの工程を「エッチング工程」と称し、レジストパターンを除去する工程を「レジスト除去工程」と称する。上記の第1のフォトリソグラフィ工程、第1のエッチング工程および第1のレジスト除去工程により、図7のように、第1の金属膜からなるゲート配線43(ゲート電極)および共通配線43aが、基板1上に形成される。
次に、ゲート配線43および共通配線43aを覆うように、ゲート絶縁膜11となる第1の絶縁膜と、半導体膜2と、オーミックコンタクト膜3とをこの順に成膜する。これらは、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)、常圧CVD、減圧CVDなどにより、基板1の全面に成膜する。
ゲート絶縁膜11としては、窒化シリコン、酸化シリコン等を用いることができる。ゲート絶縁膜11は、ピンホールなどの膜欠損発生による短絡を防止する目的で、複数回に分けて成膜することが好ましい。半導体膜2としては、非晶質シリコン、多結晶ポリシリコンなどを用いることができる。また、オーミックコンタクト膜3としては、リン(P)などの不純物を高濃度に添加したn型非晶質シリコンやn型多結晶シリコンなどを用いることができる。
さらに、オーミックコンタクト膜3の上に、Cr、Al、Ta、Ti、Mo、W、Ni、Cu、Au、Agやこれらを主成分とする合金膜、またはこれらの積層膜からなる第2の金属膜を、例えば、スパッタ法や蒸着法などで成膜する。
次に、第2のフォトリソグラフィ工程によりレジストパターンを形成し、それをマスクにする第2のエッチング工程により、第2の金属膜、オーミックコンタクト膜3、オーミックコンタクト膜3を順次エッチングする(図9)。
第2のエッチング工程では、第2の金属膜は、ソース配線44と、当該ソース配線44から分岐してTFT50の形成領域へと延在する金属膜40とからなる形状にパターニングされる。ソース配線44から分岐した金属膜40は、後の工程で2つに分離されて、ソース電極4およびドレイン電極5となる。即ち、この時点では、TFT50のチャネル領域となる部分には第2の金属膜(金属膜40)が残存しており、ソース電極4とドレイン電極5とが繋がった状態となっている。つまり、第2のエッチング工程では、互いに繋がった状態のソース電極4およびドレイン電極5と、ソース電極4に接続するソース配線44とが形成される。
また、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2も、第2の金属膜のパターニングと同じマスクを用いてエッチングされる(実質的には、パターニングされた第2の金属膜がマスクとなる)。これにより、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2が、第2の金属膜と同じ形状にパターニングされる。
このように、第2の金属膜のパターニングと、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2のパターニングは、同じマスクを用いるため、1回のエッチング工程(第2のエッチング工程)に統合できる。その後、第2のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターンを除去する第2のレジスト除去工程を行う。
ここで、異物100が付着した領域では、図9に示すように、第2の金属膜、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2は正常にパターニングされず、パターン残部101となる。このパターン残部101は、正常なソース配線44の部分と同様に、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3および第2の金属膜の3層構造である。そのため、パターン残部101が発生した部分は、ソース配線44とその下のオーミックコンタクト膜3および半導体膜2が、正常な部分よりも広くなる。
次に、画素電極6となる第1の透明導電膜6aを、スパッタ法などにより基板1の全面に成膜する(図10)。第1の透明導電膜6aとしては、ITO等を用いることができる。
そして、第3のフォトリソグラフィ工程により、第1の透明導電膜6aを除去する領域(但し、TFT50のチャネル領域を除く)に開口部を有するレジストパターン103を形成し(図11)、それをマスクにした第3のエッチング工程により、第1の透明導電膜6aをパターニングする(図12)。
実施の形態1では、レジストパターン103は、画素電極6の形成領域上と、残存する第2の金属膜(即ち、ソース配線44およびそれから分岐した金属膜40)の上を覆うように形成される。但し、パターン残部101は、本来、第2の金属が除去されるべき部分なので、レジストパターン103の開口部は、パターン残部101をソース配線44の延在方向に横断するように形成される。レジストパターン103の開口部に露出したパターン残部101上の第1の透明導電膜6aは、第3のエッチング工程により除去される。
第3のエッチング工程では、第1の透明導電膜6aがパターニングされて画素電極6が形成される。また、ソース配線44およびそれから分岐した金属膜40上に第1の透明導電膜6aが残る(第1の透明導電膜6aはチャネル領域の上方にも残る)。
第3のエッチング工程では、さらに、第1の透明導電膜6aをパターニングしたことでレジストパターン103の開口部に露出した第2の金属膜のエッチングも行われる(図13)。このとき、パターン残部101の第2の金属膜が除去される。
さらに、第3のエッチング工程では、レジストパターン103をマスクとするドライエッチングも行われる。これにより、レジストパターン103の開口部に露出したゲート絶縁膜11の表面が削られて堆積物等が除去されているため、ゲート絶縁膜11の表面状態が良好になり、この後形成される層間絶縁膜12との密着性が向上する。このドライエッチングでは、レジストパターン103から露出したパターン残部101のオーミックコンタクト膜3および半導体膜2も除去される(図14)。つまり、パターン残部101の導通部分が正常なソース配線44から完全に分離される。これにより、パターン残部101を介して画素電極6とソース配線44が短絡してショート欠陥が発生するのを防止できる。また、このような画素間の部分(画素電極6とソース配線44の間の部分)のみならず、同様の層構成を有する周辺端子部においても、特にパターン密度が高い部分において同様にショート欠陥が防止できる。
上記のドライエッチングは、塩化水素(HCl)と六フッ化硫黄(SF)とヘリウム(He)の混合ガスもしくは、塩化水素(HCl)と六フッ化硫黄(SF)の混合ガスを使用して行うのが好ましい。この場合、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2であるシリコン(Si)と、ゲート絶縁膜11である窒化シリコン(SiN)とのエッチングレート比が、Si:SiN=6:1〜10:1程度となり、パターン残部101のオーミックコンタクト膜3および半導体膜2を除去するのに効果的である。
より望ましくは、上記ドライエッチングの後、露出したゲート絶縁膜11に対して、四フッ化メタン(CF)と酸素(O)の混合ガスを使用してさらにドライエッチングを行う。このドライエッチングは、シリコン(Si)と窒化シリコン(SiN)とのエッチングレート比が、Si:SiN=1:2程度となるので、ゲート絶縁膜11の表面が効果的に削られ、ゲート絶縁膜11の表面状態がさらに良好になり、層間絶縁膜12との密着性がさらに向上する。
また、第3のエッチング工程において上記のドライエッチングが行われると、第2のエッチング工程(図9)でオーミックコンタクト膜3および半導体膜2が既に除去され、且つ、レジストパターン103の開口部に露出した領域では、ゲート絶縁膜11の表面がドライエッチングにより除去され、図14に示すようにゲート絶縁膜11が薄くなった薄膜部11a,11bが形成される。薄膜部11a,11bが形成される領域は、画素電極6、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3、ソース配線44、ソース電極4、ドレイン電極5およびそれらの同層膜の何れにも覆われない部分である。なお、本実施の形態では、ゲート絶縁膜11の薄膜部11a,11bは、平面視で、画素電極6および第1の透明導電膜6aが存在しない領域とほぼ同じパターンで形成されている(ドライエッチングの程度にもよるが、パターン残部101が存在した箇所には薄膜部は殆ど形成されない)。
ゲート絶縁膜11の薄膜部が形成される領域をさらに詳細に説明すると、ゲート絶縁膜11上に半導体膜2、オーミックコンタクト膜3、第2の金属膜を形成し、これらの不要部分を除去して露出した部分であり、なお且つ、ゲート絶縁膜11の上に第1の透明導電膜6aを成膜し、その不要部分を除去して露出した部分である領域である。つまり、ゲート絶縁膜11上面に直接層間絶縁膜12が成膜される箇所である。
先に述べたように、例えば特許文献1の製造方法では、層間絶縁膜12を成膜する前のゲート絶縁膜11の表面は度重なるエッチング除去の際のダメージや、微小残渣などにより、ゲート絶縁膜11と層間絶縁膜12との密着性が悪く、膜剥がれによってパターン欠陥を生じやすいという問題があった。実施の形態1では、その密着性が劣化する部分のゲート絶縁膜11の表面をドライエッチング処理するため、その部分の膜厚が減少すると共に表面のダメージや、微小残渣などが除去される。それにより、ゲート絶縁膜11の上に層間絶縁膜12を直接成膜しても、それらの間の密着性を十分に確保できる。
第3のエッチング工程の後は、第3のレジスト除去工程でレジストパターン103を除去する(図15)。
続いて、第4のフォトリソグラフィ工程により、レジストパターン104を形成する(図16)。このレジストパターン104は、TFT50のチャネル領域を含む開口部を有するものとする。ここでは、第3のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターン103と同じ開口部に加えて、TFT50のチャネル領域にも開口部を有するレジストパターン104を用いている。
そして、レジストパターン104をマスクにする第4のエッチング工程により、TFT50のチャネル領域上のオーミックコンタクト膜3、第2の金属膜および第1の透明導電膜6aを除去する。
第4のエッチング工程では、まず、レジストパターン104の開口部に露出する第1の透明導電膜6aが除去される(図17)。続いて、第1の透明導電膜6aが除去されたことでレジストパターン104の開口部に露出した第2金属膜(ソース配線44から分岐した金属膜40)が除去される(図18)。これにより、ソース配線44から分岐した金属膜40が、ソース電極4とドレイン電極5とに分離される。さらに、第2の金属膜を除去することによってレジストパターン104の開口部に露出したオーミックコンタクト膜3を除去する(図19)。その結果、TFT50のチャネル領域となる半導体膜2の部分が露出される。
その後、第4のレジスト除去工程により、第4のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターン104を除去する(図20)。
続いて、層間絶縁膜12となる第2の絶縁膜を成膜する(図21)。層間絶縁膜12は、例えば窒化シリコン、酸化シリコン等の無機絶縁膜を、CVD法などにより基板1全面に成膜する。これにより、画素電極6および第1の透明導電膜6aが、層間絶縁膜12に覆われる。また、半導体膜2のチャネル領域が層間絶縁膜12に覆われる。
次に、第5のフォトリソグラフィ工程および第5のエッチング工程により、層間絶縁膜12およびゲート絶縁膜11を貫通するコンタクトホール13を形成する。コンタクトホール13は、図5に示したように、共通配線43aに達するように形成される。
図示は省略するが、額縁領域42には、ゲート配線43を走査信号駆動回路45に接続させるための端子(ゲート端子)と、ソース配線44を表示信号駆動回路46に接続させるための端子(ソース端子)とが、ゲート配線43と同層の配線層(第1の金属膜)またはソース配線44と同層の配線層(第2の金属膜)を用いて形成されている。第4のフォトリソグラフィ工程および第4のエッチング工程では、それらの端子に達するコンタクトホールも形成される。
その後、第5のレジスト除去工程により、第5のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターンを除去する。
次に、層間絶縁膜12の上に、対向電極8となる第2の透明導電膜をスパッタ法等により基板1全面に成膜する。第2の透明導電膜としては、ITO等を用いることができる。そして、第6のフォトリソグラフィ工程および第6のフォトリソグラフィ工程により、第2の透明導電膜をパターニングして、スリットを有する対向電極8を形成する(図22)。図5に示したように、対向電極8は、共通配線43aに接続するように、コンタクトホール13の内側にも形成される。
このとき、額縁領域42では、コンタクトホールを介してゲート端子と接続するパッド(ゲート端子パッド)と、コンタクトホールを介してソース端子と接続するパッド(ソース端子パッド)とが形成される。
その後、第6のレジスト除去工程により、第6のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターンを除去する。
以上の工程を経て、実施の形態1のTFTアレイ基板が完成する。このように、実施の形態1では、少なくとも6回のフォトリソグラフィ工程を用いて、従来のFFSモードの液晶表示装置と比較して、ゲート絶縁膜11と層間絶縁膜12との間で高い密着力が得られるTFTアレイ基板を形成することができる。また、異物100の影響でソース配線44(第2の金属膜)にパターン残部101が発生しても、第3のエッチング工程で導通部分が正常なソース配線44から分離されるので、その部分でのショート欠陥が発生するのを防止できる。また、このような画素間の部分のみならず、同様の層構成を有する周辺端子部においても、特にパターン密度が高い部分において同様にショート欠陥が防止できる。これらの効果により、液晶表示装置の製造における歩留まりが向上される。
ここで、パターン残部101でのショート欠陥の発生を防止する効果について具体的に説明する。例えば、特許文献1におけるTFTアレイ基板の製造方法では、第1の透明導電膜6aの不要部分を除去するエッチング(画素電極6のパターニング)と、TFT50のチャネル領域となる半導体膜2を露出させるエッチングとが、図23のように、同じレジストパターン103aを用いた1回のエッチング工程により行われる。このエッチング工程では、チャネル領域を残存させる必要があるため半導体膜2は除去されない。そのため、パターン残部101の導通部分(半導体膜2)はソース配線44と繋がったままになる。パターン残部101の半導体膜2は、その後の工程でも除去されず、TFTアレイ基板が完成した状態でも、図24のようにソース配線44と画素電極6との間がパターン残部101の半導体膜2を介して接続され、ショート欠陥が生じる。また、このショート欠陥の問題は、画素間の部分のみならず、同様の層構成を有する周辺端子部においても、特にパターン密度が高い部分において同様に生じやすい。本発明ではこの問題を回避することができる。
このように作製したTFTアレイ基板の上に、その後のセル工程において配向膜を形成する。また、別途作製された対向基板の上にも配向膜を同様に形成する。そして、各配向膜の液晶との接触面に、ラビングなどの手法を用いて一方向にミクロな傷をつける配向処理を施す。その後、基板周縁部にシール材を塗布して、TFTアレイ基板と対向基板とを、互いの配向膜が向き合うように所定の間隔で貼り合わせる。TFTアレイ基板と対向基板とを貼り合わせた後、真空注入法等により、TFTアレイ基板と対向基板との間に液晶を注入し、その注入口を封止する。それにより、液晶セルが完成する。
そして、液晶セルの両面に偏光板を貼り付け、駆動回路を接続した後、バックライトユニットを取り付けることで、液晶表示装置が完成する。
なお、上記説明では、第3のエッチング工程において、第1の透明導電膜6a、第2の金属膜、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2の全てのエッチングに、第3のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターンがマスクとなるように説明した。しかし、第2の金属膜、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2のエッチングは、パターニング後の第1の透明導電膜6a(画素電極6を含む)をマスクにして行われてもよい。
同様に、第4のエッチング工程においても、第1の透明導電膜6a、第2の金属膜、オーミックコンタクト膜3の全てのエッチングに、第4のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターンがマスクとなるように説明したが、第2の金属膜およびオーミックコンタクト膜3のエッチングは、パターニング後の第1の透明導電膜6a(画素電極6を含む)をマスクにして行われてもよい。
また、上記説明では、第4のフォトリソグラフィ工程で形成するレジストパターン104として、第3のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターン103と同じ開口部に加えてTFT50のチャネル領域にも開口部を有するものを用いた。しかし、レジストパターン104は、図25のように、TFT50のチャネル領域のみに開口部を有するものであってもよい。TFT50のチャネル領域のみに開口部を有するレジストパターン104を用いる場合、第4のエッチング工程において、チャネル領域以外の、第1の透明導電膜6a、第2の金属膜、オーミックコンタクト膜3および半導体膜2の側壁が保護され、それらの側壁が庇構造となることを防止できる。それにより、その後に形成する層間絶縁膜12のカバレージ不良を防止でき、歩留まりがさらに向上される効果を有する。
<実施の形態2>
実施の形態2では、実施の形態1よりも必要なフォトマスクの数を減らすことが可能なTFTアレイ基板の製造方法を提案する。以下、当該製造方法を説明するが、実施の形態1の製造方法と重複する工程については説明を省略する。
まず、実施の形態1で図6〜図9を用いた説明したものと同様の処理により、基板1上に、ゲート配線43およびゲート絶縁膜11を形成し、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3および第1の金属膜の形成およびパターニングを行う(第1〜2のフォトリソグラフィ工程、エッチング工程およびレジスト除去工程)。このとき異物100が付着した部分では、パターン残部101が生じる。そして、図10のように、基板1の前面に第1の透明導電膜6aを形成する。
続いて、第3のフォトリソグラフィ工程により、第1の透明導電膜6aをパターニングするためのレジストパターン103を形成する(図26)。レジストパターン103は、画素電極6の形成領域上と、残存する第2の金属膜(即ち、ソース配線44およびそれから分岐した金属膜40)の上を覆うように形成される。
但し、本実施の形態では、第3のフォトリソグラフィ工程の露光処理では、TFT50のチャネル領域に対応する領域のレジストを、グレートーンマスクやハーフトーンマスクなどの半透過部を有するフォトマスクを用いて露光する。その結果、レジストパターン103は、図26に示すように、TFT50のチャネル領域に対応する部分が他の部分よりも薄くなる。即ち、レジストパターン103は、TFT50のチャネル領域に対応する部分に、凹部103bを有する形状となる。なお、グレートーンマスクを用いる方が、ハーフトーンマスクを用いる場合に比べて、パターン設計汎用性、コスト面、マスク品質においてより好適である。
そして、レジストパターン103をマスクにする第3のエッチング工程により、第1の透明導電膜6aをパターニングして、画素電極6を形成する(図27)。このとき、ソース配線44およびそれから分岐した金属膜40上に第1の透明導電膜6aが残る。
第3のエッチング工程では、第1の透明導電膜6aのパターニングにより露出した第2の金属膜もエッチングされる(図28)。このとき、パターン残部101の第2の金属膜が除去される。
さらに、第3のエッチング工程では、レジストパターン103をマスクとするドライエッチングも行われる。これにより、レジストパターン103の開口部に露出したゲート絶縁膜11の表面が削られて、その表面状態が良好になり、この後形成される層間絶縁膜12との密着性が向上する。このドライエッチングでは、レジストパターン103から露出したパターン残部101のオーミックコンタクト膜3および半導体膜2も除去される(図29)。つまり、パターン残部101の導通部分が正常なソース配線44から完全に分離される。これにより、パターン残部101を介して画素電極6とソース配線44が短絡してショート欠陥が発生するのを防止できる。また、このような画素間の部分のみならず、同様の層構成を有する周辺端子部においても、特にパターン密度が高い部分において同様にショート欠陥が防止できる。
第3のエッチング工程で行うドライエッチングの条件は、実施の形態1と同様でよい。また、より望ましくは、当該ドライエッチングの後、露出したゲート絶縁膜11に対して、四フッ化メタン(CF)と酸素(O)の混合ガスを使用してさらにドライエッチングを行うとよい。これにより、ゲート絶縁膜11の表面が効果的に削られ、ゲート絶縁膜11の表面状態がさらに良好になり、層間絶縁膜12との密着性がさらに向上する。
実施の形態1と同様に、第3のエッチング工程において上記のドライエッチングが行われると、第2のエッチング工程(図9)でオーミックコンタクト膜3および半導体膜2が既に除去され、且つ、レジストパターン103の開口部に露出した領域では、ゲート絶縁膜11の表面がドライエッチングにより除去され、図29に示すようにゲート絶縁膜11が薄くなった薄膜部11a,11bが形成される。薄膜部11a,11bが形成される領域は、画素電極6、半導体膜2、オーミックコンタクト膜3、ソース配線44、ソース電極4、ドレイン電極5およびそれらの同層膜の何れにも覆われない部分である。
続いて、レジストパターン103の表面にアッシング処理(灰化処理)を行って、その膜厚を減じ、凹部103bの底を第1の透明導電膜6aに到達させる(図30)。それにより、レジストパターン103の凹部103bが開口部になる。その結果、アッシング処理後のレジストパターン103は、実施の形態1において第4のフォトリソグラフィ工程で形成したレジストパターン104(図16)と同じパターン形状となる。よって、実施の形態1で行った第4のフォトリソグラフィ工程を省略でき、その分だけ必要なフォトマスクを少なくできる。
その後は、アッシング処理後のレジストパターン103をマスクにして、実施の形態1の第4のエッチング工程以降の処理(図17〜図22)を行うことにより、実施の形態1と同様の構造を有するTFTアレイ基板が完成する。
このように、実施の形2では、少なくとも5回のフォトリソグラフィ工程を用いて、本発明に係るTFTアレイ基板を形成できる。よって、従来と同様の生産性とコストを維持しつつ、ゲート絶縁膜11と層間絶縁膜12との間で高い密着力が得られるTFTアレイ基板を形成することができる。また、実施の形態1と同様に、パターン残部101でのショート欠陥の発生を防止でき、液晶表示装置の製造における歩留まりが向上される。また、このような画素間の部分のみならず、同様の層構成を有する周辺端子部においても、特にパターン密度が高い部分において同様にショート欠陥が防止できる。
また、実施の形態1および2のTFTアレイ基板では、ソース配線44、ソース電極4およびドレイン電極5などを構成する第2の金属膜の下のほぼ全域(全面)に、オーミックコンタクト膜3を介して半導体膜2が存在する。また、当該第2の金属膜の上のほぼ全域(全面)に、画素電極6を構成する第1の透明導電膜6aが存在する。これにより、第1の透明導電膜6aがソース配線44上に積層された構成となり、ソース配線44の冗長配線となる。従って、ソース配線44が断線したとしても、表示信号の途絶を防止することができる。
なお、実施の形態1および2では、画素電極6や対向電極8を構成する透明電極として、ITOを用いる例を示したが、例えばIZO(Indium Zinc Oxide)を用いてもよい。IZOは、それを除去するエッチングの際にゲート絶縁膜11上に生じる微小残渣が少ないので、微小残渣による白濁を防止でき、液晶表示装置の表示品位が向上する。また、ゲート絶縁膜上の微小残渣が少ないことは、ゲート絶縁膜11の表面をドライエッチングする際に、微小残渣を効率的に除去できるため、ゲート絶縁膜11と層間絶縁膜12との密着性向上にも有益である。同じ理由で、透明電極にIGZO(Indium Gallium Zinc Oxygen)を用いてもよい。
また、図2においては、ゲート配線43を挟んで隣り合う画素47の対向電極8が繋がった構成を示したが、対向電極8の形状はこれに限定されるものではない。各画素47の対向電極8は、コンタクトホール13を介して共通配線43aと電気的に接続されているので、共通配線43aのそれぞれに同じ信号(電圧)を印加すれば、ゲート配線43を挟んで隣り合う画素47の対向電極8が互いに離間されていてもよい。
また、図2では、対向電極8のスリットの長さ方向がソース配線44に平行な例を示したが、対向電極8のスリットの方向は任意の方向でよい。さらに、各対向電極8ごとにスリットの長さ方向が異なっていてもよい。対向電極8の形状は、例えば櫛歯状など、画素電極6との間でフリンジ電界を発生させることができるものであればよい。
また本発明の適用は、実施の形態1および2に示した構成のTFTを有するTFTアレイ基板に限定されるものではなく、各画素のTFTのドレイン電極上に画素電極が直接重なり形成される構成を有するTFTアレイ基板に対して広く適用可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 基板、2 半導体膜、3 オーミックコンタクト膜、4 ソース電極、5 ドレイン電極、6 画素電極、6a 第1の透明導電膜、8 対向電極、11 ゲート絶縁膜、11a,11b 薄膜部、12 層間絶縁膜、13 コンタクトホール、41 表示領域、42 額縁領域、43 ゲート配線、43a 共通配線、44 ソース配線、45 走査信号駆動回路、46 表示信号駆動回路、47 画素、48,49 外部配線、50 TFT、100 異物、101 パターン残部、103,104 レジストパターン、103b 凹部、104 レジストパターン。

Claims (9)

  1. 基板上に形成された薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタアレイ基板であって、
    前記基板上に形成されたゲート電極および前記ゲート電極に接続するゲート配線と、
    前記ゲート電極および前記ゲート配線を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成された半導体膜と、
    前記ゲート電極の上方において、前記半導体膜上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、
    前記半導体膜上に形成され、前記ソース電極に接続するソース配線と、
    前記ドレイン電極上に直接重ねて形成された画素電極と、
    前記ソース電極、前記ドレイン電極、前記ソース配線および前記画素電極を覆う層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜を介して前記画素電極に対向配置された対向電極とを備え、
    前記半導体膜は、前記ソース電極とドレイン電極との間の領域を除いて、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ソース配線と同様にパターニングされており、
    前記ゲート絶縁膜は、前記層間絶縁膜と接する領域に、他の部分よりも薄い薄膜部を有している
    ことを特徴とする薄膜トランジスタアレイ基板。
  2. 前記ソース電極および前記ソース配線の上には、前記画素電極と同層の透明導電膜が形成されており、
    前記薄膜部は、前記画素電極および前記透明導電膜が存在しない領域とほぼ同じパターンで形成されている
    請求項1記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  3. 前記画素電極は、IZO(Indium Zinc Oxide)またはIGZO(Indium Gallium Zinc Oxygen)で形成されている
    請求項1または請求項2記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  4. 薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法であって、
    (a)基板上に第1の金属膜を成膜してパターニングすることで、ゲート電極および前記ゲート電極に接続するゲート配線を形成する工程と、
    (b)前記ゲート電極および前記ゲート配線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記ゲート絶縁膜上に、半導体膜、オーミックコンタクト膜および第2の金属膜をこの順に成膜する工程と、
    (d)前記半導体膜、オーミックコンタクト膜および第2の金属膜をパターニングして、前記薄膜トランジスタのチャネル領域となる領域上で互いに接続した状態のソース電極およびドレイン電極と、前記ソース電極に接続するソース配線とを形成する工程と、
    (e)前記互いに接続した状態のソース電極およびドレイン電極、並びに前記ソース配線の上に第1の透明導電膜を成膜する工程と、
    (f)少なくとも前記チャネル領域となる領域上がマスクされたレジストパターンを用いるエッチングにより、前記第1の透明導電膜をパターニングして、前記ドレイン電極の上に直接重なる画素電極を形成する工程と、
    (g)前記工程(f)と同じレジストパターンまたは前記工程(f)でパターニングされた前記第1の透明導電膜をマスクにして、前記第1の透明導電膜をパターニングしたことで露出した前記第2の金属膜、前記オーミックコンタクト膜および前記半導体膜を除去可能なエッチングを行う工程と、
    (h)少なくとも前記チャネル領域となる領域上が開口されたレジストパターンを用いるエッチングにより、ソース電極とドレイン電極とを分離すると共に、前記チャネル領域となる領域の前記半導体膜を露出させる工程と、
    (i)前記画素電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    (j)前記層間絶縁膜上に、第2の透明絶縁膜を成膜してパターニングすることで、前記画素電極と対向する位置に対向電極を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  5. 薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法であって、
    (a)基板上に第1の金属膜を成膜してパターニングすることで、ゲート電極および前記ゲート電極に接続するゲート配線を形成する工程と、
    (b)前記ゲート電極および前記ゲート配線を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記ゲート絶縁膜上に、半導体膜、オーミックコンタクト膜および第2の金属膜をこの順に成膜する工程と、
    (d)前記半導体膜、オーミックコンタクト膜および第2の金属膜をパターニングして、前記薄膜トランジスタのチャネル領域となる領域上で互いに接続した状態のソース電極およびドレイン電極と、前記ソース電極に接続するソース配線とを形成する工程と、
    (e)前記互いに接続した状態のソース電極およびドレイン電極、並びに前記ソース配線の上に第1の透明導電膜を成膜する工程と、
    (f)前記チャネル領域に凹部を有するレジストパターンを用いるエッチングにより、前記第1の透明導電膜をパターニングして、前記ドレイン電極の上に直接重なる画素電極を形成する工程と、
    (g)前記工程(f)と同じレジストパターンをマスクにして、前記第1の透明導電膜をパターニングしたことで露出した前記第2の金属膜、前記オーミックコンタクト膜および前記半導体膜を除去可能なエッチングを行う工程と、
    (h)前記レジストパターンの厚さを減じて前記凹部の底を前記第1の透明導電膜に到達させた後、当該レジストパターンを用いるエッチングにより、ソース電極とドレイン電極を分離すると共に、前記チャネル領域となる前記半導体膜を露出させる工程と、
    (i)前記画素電極を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、
    (j)前記層間絶縁膜上に、第2の透明絶縁膜を成膜してパターニングすることで、前記画素電極と対向する位置に対向電極を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  6. 前記レジストパターンの前記凹部は、半透過のフォトマスクを用いて露光することにより形成される
    請求項5記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  7. 前記工程(g)で行われる前記エッチングは、ドライエッチングを含む
    請求項4から請求項6のいずれか一項記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  8. 前記工程(g)では、前記工程(f)で前記第1の透明導電膜をパターニングしたときに露出した前記ゲート絶縁膜は、その上面が削られる
    請求項4から請求項7のいずれか一項記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  9. 前記第1の透明導電膜は、IZO(Indium Zinc Oxide)またはIGZO(Indium Gallium Zinc Oxygen)である
    請求項4から請求項8のいずれか一項記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
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