JP2014148793A - 建築用シャッターにおけるガイドレール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外レール6を、該外レール6の溝底部(第一片部8a)を備えた内側半部8と、外レール6の前後側片を備えた一対の外側半部9とで構成し、内側半部8を外側半部9に対して左右方向内側から外側に向けて組み付けることができるようにして、外レール6を埋込み納まり、露出納まりの両者に使用できるようにした。
【選択図】図4
Description
そこでガイドレールを、外レールと内レールの二重レール構造とし、シャッターカーテンを交換するときに、内レールを外レールから外すことでシャッターカーテンの左右ずれ寸法を大きく取れる構成にし、これによってシャッターカーテンをガイドレールから外すことができるようにしたものが知られている(例えば特許文献1、2参照)。
請求項2の発明は、外レール内側半部は、外レールの溝底部を構成する溝底面部と、該溝底面部の前後方向両端部から左右方向内方に向けて延出して外レールの前後方向内側面を構成する前後内側面部とを備え、外レール外側半部は、内側半部溝底面部を前後方向に延長するための延長面部と、該延長面部の前後方向外側端から左右方向内方に向けて延出して外レールの前後方向外側面を構成する前後外側面部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッターにおけるガイドレールである。
請求項3の発明は、内側半部と外側半部とのあいだには、内側半部が外側半部に対して左右方向内側から外側に向けて互いに凹凸嵌合する凹凸嵌合部が形成されていると共に、内側半部前後内側面部と外側半部前後外側面部とには、互いに対向方向に延出していて左右に積層していて左右方向内方から外方に向けて螺入するビスにより締結される締結片部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の建築用シャッターにおけるガイドレールである。
請求項4の発明は、締結片部は、内側半部前後内側面部および外側半部前後外側面部の左右方向内端よりも左右方向外側位置に形成されていて、内側半部前後内側面部および外側半部前後外側面部の左右方向内端から締結片部に至るまでの第一のスペースが形成され、該第一のスペースには塞ぎ材が嵌め込まれていて前記ビスを隠すように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の建築用シャッターにおけるガイドレールである。
請求項5の発明は、内レールの溝底部を形成するための溝底面部と外レールの溝底面部との間には第二のスペースが形成され、該第二のスペースに配した補強部材を、外レール内側半部前後内側面部の前後方向外側面から内側に向けて螺入するビスを介して該外レール内側半部前後内側面部に固定したことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の建築用シャッターにおけるガイドレールである。
請求項2の発明とすることにより、外レールが、溝底面部と前後内側面部とを備えた一つの内側半部と、延長面部と前後外側面部とを備えた一対の外側半部との組み合わせで構成されることになって、構造の単純化が図れると共に、外レールを矩形型にできることになってカーテン芯に対して前後対称状にできて外観性に優れたものになる。
請求項3の発明とすることにより、外レール外側半部に対する外レール内側半部の組付け固定が左右方向内方からできることになる結果、例えばガイドレールの溝底側外方に壁等の邪魔ものがあって、溝底側からのレール組立ができない場合であっても外レールを組み付けることができることになり、露出納まりが確実にできる。
請求項4の発明とすることにより、外レールの内側半部と外側半部を固定するためのビスが、塞ぎ材で隠れることになって外観を損なうことがない。
請求項5の発明とすることにより、ガイドレールを補強したい場合に、外レール溝底面部と内レール溝底面部とにあいだに形成される第二スペースに補強部材を配することになるが、該配された補強部材は、外レール内側半部を外レール外側半部から外した状態でビスを介して外レール内側半部前後内側面部に固定できることになって、作業性が損なわれることがない。
尚、開口部の通過方向を前後方向、ガイドレールが取り付けられる間口幅方向を左右方向、間口高さを上下方向、そして前後方向においてシャッターカーテン2のカーテン芯L(開口の前後方向中心)から離れる方向を外側方向、近づく方向を内側方向、左右方向においてガイドレールから開口の左右方向中心側を内側、反対側を外側と便宜上定義するが、これに限定されるものではない。
そしてこのものにおいては、第二、第三、第四片部8b、8c、8dが本発明の前後内側面部となっている。そして後述する障害物検知センサ(光電センサ)の取り付けの必要がない場合には、これら第二、第三、第四片部8b、8c、8dを直線状にすることもできる。
そして内レール7は、前述したようにビス10aにより内側片部12と外側片部13とが組み付け固定されることになるが、該内レール7に形成されるガイド溝Gの溝底面は内側半部12の第一片部12aにより、溝奥側前後面部は内側半部12の第二片部12dにより、開口側前後面部は外側半部13の第二片部13cによりそれぞれ形成された凹溝状になっている。
さらに内レール外側半部13の第二片部13cには、内レール内側半部第二片部12dの左右方向内端12cが左右方向外側から内側に向けて嵌入する嵌入凹部13iと、第二片部13cの左右方向内端部位においてカーテン芯L側に向けて突設され、モヘア等の緩衝材15が組み込まれる組み込み片13jとが形成されている。
ところでこのように、強風仕様とした場合、ガイドレール3自体の強度アップを図ることが好ましいが、この場合、図11に示すように、補強部材19を、鋼製のC型チャンネルのような開口部が形成されたものとし、そして斯かる補強部材19を、この開口部が左右方向内側を向く姿勢でビス10fを介して外レール内側半部第二片部8bに固定することになるが、この補強部材19のビス固定手順としては、外レール内側半部8を外レール外側半部9に固定する以前であって、かつ内レール7を外レール6に組み込む以前の段階で行うことになる。つまり、外レール6内側半部8が単体の状態で開口部が左右方向内方に向いた状態の補強部材19を第二スペースS2に組み込み、そして外レール内側半部第二片部8bの前後方向外側面から内側に向けてビス10fを螺入することにより前記第二スペースS2に配した補強部材19が外レール内側半部第二片部8bに取り付けられることになり、このようにすることにより、内レール内側半部12を前記強風仕様として内レール溝底面部を深いものとした場合であっても、該深い溝底面部が補強部材19の開口に入り込むことになって仕様変更に支障をきたすことがない。
さらにはシャッターカーテン2に設けられる耐風フック14には様々な形状のものがあり、第三片部12eについても耐風フック14の形状に対応させたものとした場合に、同じく内レール7について、外側半部13は変更することなくそのまま用い、そして耐風フック14に対応した形状の第三片部12eが形成された内側半部12を採用すればよいことになる。
この場合の組み込み手法としては、例えば工場においてガイドレール3を仮組込したものを現場に搬入し、外レール6の壁Xや柱Yに取り付ける側の外側半部9をビス10を抜き取ることでガイドレール3から取り外し、該取り外した外側半部9をビス20やアンカーボルト21を介して固定した後、前記取り外したガイドレール3をビス10を介して前記固定した外レール外側半部9に固定することができるが、ガイドレールの建付けについては、外レール6、内レール7をそれぞればらばらに分解したものや、仮組込した内レール7、外レール6をそれぞれを現場に持ち込んでガイドレール3を現場で組み立てるようにしてもよいことは言うまでもない。
一方、埋込み納まりをする場合、本実施の形態のガイドレールはアルミニウムの押し出し形材で形成されているため溶接ができず、そこで外レール6の底部外面に鋼製の補助部材22を外嵌させたものを壁Z内に埋め込んだ状態で、補助部材22を躯体側から延出した鉄筋23に溶着することで埋込み固定ができるようになっている。
そしてこのものでは、図10に示すように、投受光器16が組み込まれた第一補助部材17を、前後何れか一方の第三スペースS3に組み込むようにすることで、光軸IまたはIIでの障害物検知ができるが、さらには内外両第三スペースS3に投受光器16が組み込まれた第一補助部材17を組み込むことで、カーテン芯Lを挟んだ前後両側の光軸IおよびIIでの障害物検知ができるように構成することもできる。またさらには投受光器16が組み込まれた第一補助部材17を、例えば左右何れか一方のガイドレール3の前後方向一方の第三スペースS3に組み込み、他方のガイドレール3の前後方向他方の第三スペースS3に組み込むようにすればカーテン芯Lを通過する光軸IIIまたはIVの内外交差状の障害物検知をすることができ、この光軸IIIおよびIVによる交差状の障害物検知を上下に交互に行うようにすることもでき、これらは必要において取捨選択して実施できることはいうまでもない。
尚この場合に、内側半部8に残りのレール部材の一部または全部を予め組み込んだものを前記固定した外側半部9に組み込むようにすることもできる。
しかも外レール6は、外レール6の溝底部を構成する第一片部8aと、外レール6の前後内側面部を構成する第二、第三、第四の片部8b、8c、8dとを備えた一つの内側半部8と、第一片部8aを前後に延長する第一片部9aと、外レールの前後外側面部を構成する第二片部9bを備えた一対の外側半部9とを組み合わせることで形成されるため、外レール6を三つの部材で組み立て構成していながら、外観性に優れたものになる。
2 シャッターカーテン
3 ガイドレール
6 外レール
7 内レール
8 外レール内側半部
9 外レール外側半部
10 ビス
11 塞ぎ材
S1 第一スペース
S2 第二スペース
Claims (5)
- 前後方向の出入りをする開口部の開閉をするシャッターカーテンと、該シャッターカーテンの開閉ガイドをする左右のガイドレールと、シャッターカーテンを巻き取る巻取りドラムとを備えて構成される建築用シャッターにおいて、ガイドレールを、外レールに対して内レールが着脱自在に固定された二重レール構造として、内レールが外レールから開口部の左右方向外方から内方に向けて取り外しができるように構成するにあたり、外レールは、外レールのレール溝部を形成するための内側半部と、該内側半部の前後方向両端に取り付けられて外レールの前後板面を形成するための前後一対の外側半部とを組み合わせて構成されていることを特徴とする建築用シャッターにおけるガイドレール。
- 外レール内側半部は、外レールの溝底部を構成する溝底面部と、該溝底面部の前後方向両端部から左右方向内方に向けて延出して外レールの前後方向内側面を構成する前後内側面部とを備え、外レール外側半部は、内側半部溝底面部を前後方向に延長するための延長面部と、該延長面部の前後方向外側端から左右方向内方に向けて延出して外レールの前後方向外側面を構成する前後外側面部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッターにおけるガイドレール。
- 内側半部と外側半部とのあいだには、内側半部が外側半部に対して左右方向内側から外側に向けて互いに凹凸嵌合する凹凸嵌合部が形成されていると共に、内側半部前後内側面部と外側半部前後外側面部とには、互いに対向方向に延出していて左右に積層していて左右方向内方から外方に向けて螺入するビスにより締結される締結片部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の建築用シャッターにおけるガイドレール。
- 締結片部は、内側半部前後内側面部および外側半部前後外側面部の左右方向内端よりも左右方向外側位置に形成されていて、内側半部前後内側面部および外側半部前後外側面部の左右方向内端から締結片部に至るまでの第一のスペースが形成され、該第一のスペースには塞ぎ材が嵌め込まれていて前記ビスを隠すように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の建築用シャッターにおけるガイドレール。
- 内レールの溝底部を形成するための溝底面部と外レールの溝底面部との間には第二のスペースが形成され、該第二のスペースに配した補強部材を、外レール内側半部前後内側面部の前後方向外側面から内側に向けて螺入するビスを介して該外レール内側半部前後内側面部に固定したことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1記載の建築用シャッターにおけるガイドレール。
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- 2013-01-31 JP JP2013016722A patent/JP6069000B2/ja active Active
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