JP6538934B2 - サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、縦骨を備えるサッシに関する。
下枠と、上枠と、上枠と下枠間に設けた縦骨とに押縁でパネルを固定するFIXサッシが公知である。かかるFIXサッシでは、下枠の上端に縦骨の下端部を当接して固定していた。
なし
しかし、パネルの室外側に正圧が生じると、下枠に対して縦骨が浮き上がり、下枠との間に隙間が生じて、その隙間から室内側に水が浸入するおそれがあった。
そこで、本発明は、下枠に対する縦骨の浮き上がりを防止することで、水の浸入を防止できるサッシの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、上枠と、下枠と、上枠と下枠間に設けた縦骨と、止水部材とを備え、下枠には室外側見付面の長手方向に下室外側タイト材が設けてあり、縦骨には室外側見付面の長手方向に亘って縦骨タイト材が設けてあり、下室外側タイト材の長手方向一端部の上面に縦骨タイト材の下端を当接してあり、止水部材は下室外側タイト材の長手方向一端部の端面と縦骨タイト材の下端部の側面とに当接していることを特徴とするサッシである。
請求項1に記載の発明によれば、縦骨の下端部は、下枠の室外側縦壁と室内側縦壁との間に挿入して室外側縦壁にねじで固定してあるので、サッシの室外側で正圧が生じた場合でも縦骨が下枠に対して浮き上がるのを防止することで、縦骨と下枠との間から室内側へ水が浸入するのを防止できる。
本発明の第1実施の形態にかかるサッシであって、障子閉鎖状態における横断面図である。 図1に示すサッシであって、引戸障子を開いて網戸を展開した状態の図であり、(a)は展開した網戸及びその周囲部分の横断面図、(b)は(a)に示すA−A断面図であり、(c)は(b)に示すC−C断面図である。 図2(a)に示すB−B断面図である。 図1に示すE−E位置における下枠の断面図である。 本発明の第1実施の形態にかかるサッシにおいて引戸障子を省略して示す縦断面図であり、(a)は図2に示すJ−J位置で切断した図、(b)はK−K位置で切断した図である。 図1のF−F断面図である。 図1に示す防虫タイト材の横断面図である。 網戸を展開した状態のサッシを室内側から見た正面図である。 図1に示すサッシにおいて、網戸を外した状態の横断面図である。 本発明の第1実施の形態であって、図1に示す縦骨と下枠との接合部分を示す図であり、(a)は室外側から見た正面図であり、(b)は(a)に示すM−M位置における横断面図であり、(c)は(a)に示すN−N位置における断面図であり引戸障子とFIX障子を含む下枠全体の断面図である。 本発明の第1実施の形態であって、図1に示す縦骨と下枠との接合部分を示す分解斜視図である。 (a)は縦骨の横断面図であり、(b)は(a)に示すY−Y位置における縦骨と下枠との断面図である。 補強材の図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。 本発明の第2実施の形態であって、縦骨と下枠との接合部分を示す図であり、図10(c)に対応する断面図である。
以下に、添付図面を参照して本発明の第1実施の形態を説明する。
図8に示すように、本発明の第1実施の形態にかかるサッシ1は、枠3と、引戸障子5と、FIX障子7と、網戸9とを備えている。
枠3は、戸先縦枠(縦枠)11と、戸尻縦枠13と、上枠15と、下枠17とを四周に組んである。
FIX障子7は、縦骨21と戸尻縦枠13と上枠15と下枠19と、これらに四周を取付けたパネル7aとで構成してある。
引戸障子5は、戸先縦枠11に対向する戸先框19を有し、網戸9は、引戸障子5の戸先框19と戸先縦枠11との間に着脱自在に設けてあり、戸先框19と戸先縦枠11との間で巾Lの寸法を網戸展開領域8として展開自在になっている。巾Lは例えば、10cmである。
図1及び図2に示すように、戸先縦枠11は、内周側見込壁11aと、内周側見込壁11aの室内側から内周側に突設する内周側見付壁11bを有している。
図1に示すように、戸尻縦枠13には、FIX障子7のパネル7aを取付ける室内側壁13aと室外側壁13bとが形成されている。
図6に示すように、上枠15には、引戸障子5の移動を案内する案内レール15cと、案内レール15cの室内側にFIX障子7のパネル7aを取付ける室内側壁15aと室外側壁15bとが設けてある。また、図5(a)に示すように、上枠15の室内側部において、障子展開領域8とFIX障子7との間では、室内側壁15aと室外側壁15bに上枠キャップ23が装着してある。図5(b)に示すように、網戸展開領域8では、室内側壁15aと室外側壁15bに網戸案内キャップ25が装着してある。
図6に示すように、下枠17の室外側には、その長手方向に亘って、引戸障子5の走行レール27が設けてあり、走行レール27の室内側には室外側縦壁17bと室内側縦壁17aと、室外側縦壁17bと室内側縦壁17aとの間で見込面に設けた押縁係止片17cとが設けてある。
図6及び図11に示すように、室外側縦壁17bの上端部には室内側へ突設する押縁支持部18が設けてあり、室内側縦壁17aには室外側面の長手方向に亘ってタイト材ホルダ20が設けてある。押縁係止片17cは、下枠17の見込面から上方に立設して上端部に室外側に突出した押縁係止部16が設けてある。
図6に示すように、下枠17において、FIX障子7の位置には押縁22が設けてあり、押縁22は、押縁支持部18に載置すると共に押縁係止部16に係止して、パネル7aを下枠17の室内側縦壁17bに向けて押さえている。尚、図6及び図1に示すように、上枠15、戸尻側縦枠13、及び縦骨21には下枠17と同様に、押縁22、押縁係止部16及び押縁支持部18が設けてある。
図6に示すように、下枠17において、室外側縦壁17bの下には、室外側面にタイト材ホルダ30が設けてあり、タイト材ホルダ30が保持した下室外側タイト材30aが引戸障子5を開いたときに引戸障子5の下框77の室内側面に当接するようにしている。また、上枠15の室外側壁15bに引戸障子5の上框72の室内側面に当接する上室外側タイト材30bが設けあり、図1に示すように、戸先縦枠11には、閉状態にある引戸障子5の戸先框19の室内側見付面19aに当接する戸先室外側タイト材30cが戸先縦枠11の長手方向に亘って設けてある。
図5(b)に示すように、網戸展開領域8(図2参照)において、上枠15には網戸9の上端部を呑み込む網戸案内溝15dが形成してあり、下枠17にも網戸9の下端部を呑み込む網戸案内溝17dが形成してある。
図5(a)(b)に示すように、下枠17において、縦骨21と戸先縦枠11との間には、下枠17の室外側縦壁17bと室内側縦壁17aに下枠キャップ31が取付けてある。図5(b)に示すように、下枠キャップ31の室内側には網戸案内溝17dが形成してあり、図5(a)及び図2に示すように、網戸展開領域8と縦骨21との間では、下枠キャップ31の網戸案内溝17dに溝閉鎖キャップ28を取付けて、網戸展開領域8のみに網戸案内溝17dが露出するようにしてある。
図1に示すように、縦骨21にはその室外側面の長手方向にタイト材ホルダ32と、煙返し34とが設けてある。
引戸障子5は、図1に示すように、戸先框19に室内側見付壁19aと、室内側見付壁19aの内周側から室内側へ突設する室内側見込壁19bを備えている。
引戸障子5を閉じた状態のときに、室内側見込壁19bの室内側端は戸先縦枠11の内周側見付壁11bの内周側端に対応する位置に配置してある。
室内側見込壁19bには網戸取付部33と網戸取付部33の室内側に設けた網戸収納部35とが形成してある。網戸取付部33には、その長手方向に亘って磁性部材36が取付けてあり、網戸収納部35には後述する網戸可動桟37が配置されている。
引戸障子5の召合せ框38には、その戸尻側端部には召合せ框38の長手方向に亘って防虫タイト材40が取付けてある。防虫タイト材40は、召合せ框38に取付ける取付部40aと、FIX窓7の室外側面に当接する先端部40bとを有している。図7に示すように、先端部40bには、切り取り自在部40cが形成してあり、必要に応じて切り取り自在部40cで切り取り、先端部40bの長さを調整自在にしてある。切り取り自在部40cは太さを細くした括れである。
図1及び図2に示すように、網戸9は、戸先縦枠11の内周側見込壁11aの室内側部に取付ける枠側被取付部39と、戸先框19の網戸取付部33に取付ける框側被取付部41と、網戸可動桟37と、網42とを備えている。
枠側被取付部39は戸先縦枠11の内周側見込壁11aにねじ43で固定してある。
框側被取付部41は、マグネット45を備え、マグネット45で戸先框19の磁性部材36に磁力により吸着してある。
網戸可動桟37は框側被取付部41の室内側に設けてあり、網戸収納部35に配置してある。
網42は、折畳み網であり、見付方向に山折と谷折りを交互にしてあり、戸先枠側端は枠側被取付部39に固定してあり、戸先框側端は網戸可動桟37に固定してある。
網42の上端部と下端部と上下方向中間部とには、各々垂れ防止ワイヤ47が挿通してある。上端部と下端部との垂れ防止ワイヤ47は後述するワイヤ巻取部49に巻き掛けてある。
図5(b)に示すように、網戸可動桟37の上端部と下端部とには、各々車輪51が設けてあり、対応する下枠15及び上枠17とにスムーズに移動するようにしてある。
ここで、引戸障子5の開き位置を制限する障子ストッパー53及び網戸9の展開領域8を制限する網戸ストッパー55について説明する。
図2及び図3に示すように、引戸障子5の戸先框19には、その室内側見込壁19bの戸尻側面には、網戸取付部33に対応する位置にストッパー補助材57が取付けてある。一方、図2に示すように、下枠17には、網戸展開領域8の戸尻側端に、障子ストッパー53が取付けてある。この障子ストッパー53は、下枠キャップ31(図5(a)参照)に取付ける台座59と、台座59から上方に出没自在に設けたストッパー本体61を備え、操作部57aを下方に押し操作することで下枠キャップ31の上面に突出するようになっている。
また、図2(b)に示すように、下枠17の網戸案内溝17d(図5(b)参照)において、その戸尻側端には障子ストッパー53の室内側に、網戸ストッパー55が取付けてある。
図2(a)(b)に示すように、網戸ストッパー55には、網戸可動桟37が当接する網戸当接部55aが網戸案内溝17d側に突出して設けてあり、この網戸ストッパー55は網戸案内溝17dの戸尻側端で図5(b)に示す下枠キャップ31に装着した溝閉鎖キャップ28(図2(c)参照)に装着してある。
また、網戸案内溝17dにおいて、網戸ストッパー55の網戸当接部55aの下側には、ワイヤ巻取部49が網戸案内溝17dの底にねじ62で固定してある。
障子ストッパー53が戸先框19のストッパー補助材57に当接している位置では、網戸ストッパー55は網戸可動桟37との間に隙間Sを形成してあり、未だ網戸可動桟37に当接していない位置にある。
次に、縦骨21と下枠17との固定部分について説明する。図10及び図11に示すように、下枠17の縦骨取付位置には、室内側縦壁17aのタイト材ホルダ20と室外側縦壁17bの押縁支持部18と、押縁係止片17cとを切除して、室内側縦壁17aと室外側縦壁17bの間に縦骨21の下端部を挿入してある。また、下枠17の室外側縦壁17bは、縦骨21のタイト材ホルダ32に対応する部分を切除している。
図11〜図13に示すように、下枠17の縦骨21を取付ける位置には、補強材81が取付けてあり、補強材81に縦骨21が固定してある。補強材81は、底壁部81aと、底壁部81の左側(室外側から見て左側)に設けた左壁部81bと右側(室外側から見て右側)に設けた右壁部81cとを有し、底壁部81aと、左壁部81bと、右壁部81cとで断面略コ字形状を成しており、左壁部81bはFIX障子7のパネル7a側に位置している。
図12に示すように、底壁部81aは上から止めるねじ83で下枠17の見込面に固定してあり、左壁部81bは縦骨21のパネル側壁21aにねじ85で固定してある。
縦骨21の下端部は下枠17の室外側縦壁17bに止水部材63を介してねじ65で固定してある。
止水部材63は、下枠17の室外側に設けたタイト材ホルダ30に取付けた下室外側タイト材30aと縦骨のタイト材ホルダ32に取付けた縦骨タイト材32aとの端部に当接して連続した止水を図っている。
尚、下枠17のタイト材ホルダ30を切除した切除部67は、引戸障子5を立て込むときに引戸障子5に設けた外れ防止具69(図10(c)参照)を下枠17に挿入するためのものである。
また、縦骨21の上端部も下枠17と同様に、上枠15の取付位置に対応する縦骨21の上端部では煙返し34を切除してあると共に、上枠15の室外側壁15b(図6参照)と室内側壁15aとの間に挿入して固定してある。
ここで、各枠及び框の見付寸法について説明する。図9に示すように、戸先縦枠11の内周側見付壁11bの見付寸法Pは、戸先框19の室内側見付壁19aの見付寸法Qと略同じ寸法としてある。また、引戸障子5の召合せ框38の見付寸法R、縦骨21の室内側見付寸法T、及び戸尻縦枠13の室内側見付寸法Uを略同じ寸法としてある。図6に示すように、上枠15の室内側見付面の下端71と引戸障子5の上框72の下端73を略一致する位置にしてあり、下枠17においても下枠17の上端75と引戸障子5の下框77の上端79とを略一致する寸法にしてある。
第1実施の形態にかかるサッシの施工について説明する。
図8に示すように、上枠15、下枠17、戸先縦枠11、戸尻縦枠13を枠組みし、縦骨21の上端部を上枠15に嵌め入れ、下端部を下枠17に取付ける。
図10及び図11に示すように、縦骨21の下端部では、煙返し34を切除し、下枠17の縦骨21を取付け箇所では、補強材81の底壁部81aをねじ83で固定する。
また、縦骨21の取付け箇所では、室内側縦壁17aの室内側タイト材ホルダ20と、室外側縦壁17bの押縁支持部18と、押縁係止片17cとを切除して、更に縦骨21のタイト材ホルダ32に対応する位置で室外側縦壁17bを切除して、縦骨21の内部に補強材81の左右壁部81b、81cを挿入するようにして、下枠17の室内側縦壁17aと室外側縦壁17bとの間に縦骨21の下端部を挿入し、縦骨21のパネル側壁21aにねじ85で補強材81に固定すると共に、室外側縦壁17bに室外側から止水部材63を当ててねじ65で固定する。
止水部材63は、下枠17の下室外側タイト材30aと縦骨21の縦骨タイト材32aとに当接して取付ける。
縦骨21の上端部は、上枠15の室内側壁15aと室外側壁15bとの間に配置して上枠15に取り付けてある。尚、縦骨21の上端部では、上枠15の上室外側タイト材30bと縦骨21の縦骨タイト材32aとを当接させてタイト材30b、32aを連続してある。 図1及び図6に示すように、FIX障子7では、戸尻縦枠13と、縦骨21と、上枠15と、下枠17とで囲まれる内周側にパネル7aを配置して、各枠13、15、17及び縦骨21に押縁22でパネル7aを固定する。
図6に示すように、引戸障子5は、下枠17の切除部67から外れ防止具69を挿入して枠3内に建て込む。
一方、図4及び図2に示すように、下枠17において縦骨21と戸先縦枠11との間は、室内側縦壁17aと室外側縦壁17bとに下枠キャップ31を取付け、更に網戸開閉領域8と縦骨21との間の下枠キャップ31には溝閉鎖キャップ28を取付ける。
網戸9の取り付けは、図2に示す溝閉鎖キャップ28を下枠キャップ31から外して網戸案内溝17dを露出して、引戸障子5を開いた状態で、網戸9の上下を斜めにして下枠17の網戸案内溝17dと、上枠15の網戸案内溝15dとに挿入する。
その後、図9に示す網戸9の取り付け前の状態において、引戸障子5を少し開き、図1に参照されるように、枠側被取付部39を戸先縦枠11の室内側見込壁11aにねじ43で固定し、引戸障子5の戸先框19において、網戸取付部33に磁性部材36を固定し、磁性部材36に網戸9の框側被取付部41に取付けたマグネット45を吸着固定すると共に網戸可動桟37を網戸収納部35に対向配置する。
一方、図5(b)に示すように、網戸開閉領域8(図2参照)では、上枠15の下面に網戸案内キャップ25を取付け、網戸開閉領域8と他の障子7との間では、図2及び図5(a)に示すように、上枠15には上枠キャップ23を取付け、図2に示すように、下枠キャップ31には障子ストッパー53を取付け、更に溝閉鎖キャップ28に網戸ストッパー55を取付ける。
また、垂れ防止ワイヤ47をワイヤ巻取部49に掛けて、ワイヤ巻取部49を下枠17の網戸案内溝17dの底にねじ62で固定する。
次に、第1実施の形態にかかるサッシの作用及び効果について説明する。
図10及び図11に示すように、縦骨21の下端部は、下枠17の室外側縦壁17bと室内側縦壁17aとの間に収納して室外側縦壁17bにねじ65で固定してあるので、サッシ1の室外側で正圧が生じた場合でも縦骨21が下枠17に対して浮き上がるのを防止でき、縦骨21と下枠17との間から室内側へ水が浸入するのを防止できる。
縦骨21は、その長手方向に亘って設けた煙返し34を備えているが、下枠17の縦骨取付位置では、煙返し34を切除してあるから、煙返しが邪魔にならないで組み立てできる。
下枠17は室外側に長手方向に亘って設けた下室外側タイト材30aを備え、縦骨21は室外側に縦骨タイト材32aを備え、下枠17の室外側縦壁17bを切除して、下室外側タイト材30aと縦骨タイト材32aとを当接させているので、下室外側タイト材30aと縦骨タイト材32aとの間から水が浸入するのを防止できる。
更に、下室外側タイト材30aと縦骨タイト材32aとの当接部近傍では、止水部材63が下室外側タイト材30aと縦骨タイト材32aとに当接してあるから、下室外側タイト材30aと縦骨タイト材32aとの当接部に風圧や水圧がかかった場合に、これらの当接部が離れて水が室内側へ浸入するのを防止できる。
止水部材63は縦骨21を下枠17に止めるねじ65で下枠17に固定してあり、縦骨21を下枠17に止めるねじ65を利用して止水部材63を固定しているので、部品点数を少なくできる。
縦骨21は下枠17の室内側縦壁17aと室外側縦壁17bとで挟持し室内外方向の位置ずれを防止し、室外側縦壁17bの押縁支持部18を切除した箇所に嵌め入れていると共に下枠タイト材ホルダ20を切除した部分に嵌め入れて左右方向の位置ずれを防止しているので、下枠17に対する縦骨21の室内側方向及び左右方向の組ずれを防止できる。
縦骨21は、下枠17に固定した断面コ字形状の補強材81にパネル7a側から止めるねじ85でパネル側壁21aに固定し、室外側縦壁17bに室外側から止めるねじ65で固定してあるので、各ねじ85、65の露出を少なくして縦骨21を下枠17に強固に固定できる。
また、第1実施の形態にかかるサッシ1によれば、図1に示すように、障子閉鎖時には、網戸9は網戸収納空間12に収まり、室内側からは戸先縦枠11の内周側見付壁11bで隠れ、室外側からは戸先框19で隠れるので、網戸9の非使用時に網戸9が露出しないから意匠性が良い。また、障子閉鎖時には、室内側からは戸先縦枠11の内周側見付壁11bと戸先框19の室内側見込壁19bとで隠れるので、この点からも網戸9の非使用時に網戸9が室内側に露出しないから意匠性が良い。
網戸9は戸先縦枠11の内周側見込壁11aと戸先框19の室内側見込壁19bとの間に着脱自在であるから、図9に示すサッシ1に網戸9を後付可能であると共に網戸9のメンテナンスが容易にできる。
図2に示すように、引戸障子5の開き位置を規制する障子ストッパー53と、網戸ストッパー55とが設けてあり、引戸障子5が障子ストッパー53に当接したときには、網戸9と網戸ストッパー55との間に隙間S(図2(b)参照)があり、障子ストッパー53を解除して、引戸障子5をさらに開くと、網戸9の網戸可動桟37が網戸ストッパー55に当接して、マグネット45で網戸取付部33に吸着している框側被取付部41が外れることで、網戸9を残して引戸障子5のみが移動する。
このように、引戸障子5を開く動作で網戸9を引き出し、引戸障子5を障子ストッパー53に当接することで、網戸9を展開(使用)した状態で引戸障子5を小開状態でストップさせて換気することができる。
そして、障子ストッパー53を解除した後、引戸障子5をさらに開くことで、網戸9が網戸ストッパー55に当接して展開した網戸9を残した状態で引戸障子5だけが開くので、引戸障子5を大きく開ける際に、網戸9を引戸障子5から取外す作業が不要になり、操作性が良い。
図5(b)に示すように、上枠15及び下枠17にはその長手方向に各々網戸案内溝15d、17dが形成してあり、網戸案内溝15d、17dに網戸9の下端及び上端が呑み込まれているので、網戸9が倒れずに安定して展開できる。
垂れ防止ワイヤ47のワイヤ巻取部49を有しているので、網戸9を安定して展開できる。
ワイヤ巻取部49は、下枠17の網戸案内溝17dの底面にねじ62で固定しているので、網戸ストッパー55を溝閉鎖キャップ28に取付ける前は、ねじ62が下枠17の見込面に露出するので、後付けが容易で、メンテナンスが容易である。
網戸9は引戸障子5の戸先框19と追従する網戸可動桟37を有し、網戸可動桟37の移動により網戸9が展開及び収縮するから、このような網戸可動桟37を設けることで、網戸9を安定して展開及び収縮できる。
また、網戸9の取り付けは、図2に示す溝閉鎖キャップ28を外して、引戸障子5を開いた状態で、網戸9の上下を斜めにして下枠17の網戸案内溝17dと、上枠15の網戸案内溝15dとに挿入して建込みできるから、施工が容易にできる。
網戸収空間12を形成する網戸収納部35の室外側に網戸取付部33を設けたことで、網戸9を網戸収納空間12にコンパクトに納めることができる。また、網戸収納空間12を大きくしないで済むから、図9に示すように、戸先縦枠11の内周側見付壁11bの左右方向の見付寸法Pを、縦骨21及び網戸9が付かない戸尻縦枠13との各左右方向の見付寸法T、Uを統一できるので意匠性が良い。
図1に示すように、網戸9は、戸先縦枠11の内周側見込面11a及び内周側見付壁11bと、戸先框19の内周側見付壁19a及び室内側見込壁19bとで囲まれた網戸収納空間12に収納する構成であるから、図9に示すように網戸を設けない場合でもサッシ1を同じ仕様にすることができ、網戸9を取付ける場合と取付けない場合とで室内側から見た意匠を略同じにできる。
図1に示すように、引戸障子5の召合せ框38に、FIX障子7のパネル7a、上枠15の室外側壁15b(図6参照)及び押縁22、下枠17の室外側壁17b(図6参照)及び押縁22に当接する防虫タイト材40を設けてあるので、引戸障子5をあけた状態でも、引戸障子5とFIX窓7との間から虫が入るのを防止できる。
防虫タイト材40は折り取り自在部40cを有するので、FIX障子7のガラス厚等に応じて切り取りして長さを調整できるので、施工が容易であり且つ部品点数を削減できる。
図6及び図9に示すように、上枠15の下端71と、引戸障子5の上框72の下端73の位置を略同じにしてあり、下枠17の上端75と、引戸障子5の下框77の上端79の位置を略同じにしてあり、引戸障子5の戸先框19の室内側見付壁19aの左右方向の見付寸法Qは戸先縦枠11の内周側見付壁11bの左右方向の見付寸法Pと略同じにしてあり、召合せ框38の左右方向の見付寸法Rは、縦骨21の左右方向の見付寸法Tと略同じにしてあるので、障子閉鎖時には引戸障子5の上框72は上枠15に、下框77は下枠17に、戸先框19は戸先縦枠11に、召合せ框38は縦骨21に室内側から見たときに重なって遮蔽されるので、意匠性が良い。尚、図9では網戸9を取付けていないが、図1に示すように網戸9を取付けた場合でも同様に意匠性が良い。
図1及び図6に示すように、引戸障子5を閉じた状態では、引戸障子5の戸先框19、召合せ框38、上框72及び下框77の室内側面を、対応する戸先室外側タイト材30c、縦骨タイト材32a、上室外側タイト材30b及び下室外側タイト材30aで連続して当接しているので、引戸障子5に対して室内側の水密を図ることができる。
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図14に、本発明の第2実施の形態にかかるサッシ1の下枠部分の断面図を示す。この第2実施の形態にかかるサッシ1では、下枠17の押縁係止片17cの上端部に設けた押縁係止部16が室内側に向けて突出していること及び押縁22の形状が第1実施の形態と異なっている。
押縁22は、押縁係止部16に室内側から係止する鉤状の被係止部22aを有すると共に、押縁支持部18の下側(枠3の外周側)に係合可能な係合部22bと、中空形成部22cとが設けてある。尚、押縁22の係合部22bは上枠15に取り付ける場合に押縁支持部18に係合して落下するのを防止するものであり、中空形成部22cは押縁の長手方向に亘って中空部を形成して強度を高めるものである。この第2実施の形態におけるその他の構成は、第1実施の形態と同様である。
この第2実施の形態においても上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、サッシ1は、引戸であっても良い。
FIX障子7は、引戸5と共に設けることに限らず、サッシ1はFIX障子のみの構成としても良い。
1 サッシ
7a パネル
15 上枠
16 押縁係止部
17 下枠
17a 室内側縦壁
17b 室外側縦壁
17c 押縁係止片
18 押縁支持部
20 タイト材ホルダ
21 縦骨
22 押縁
65 ねじ

Claims (1)

  1. 上枠と、下枠と、上枠と下枠間に設けた縦骨と、止水部材とを備え、下枠には室外側見付面の長手方向に下室外側タイト材が設けてあり、縦骨には室外側見付面の長手方向に亘って縦骨タイト材が設けてあり、下室外側タイト材の長手方向一端部の上面に縦骨タイト材の下端を当接してあり、止水部材は下室外側タイト材の長手方向一端部の端面と縦骨タイト材の下端部の側面とに当接していることを特徴とするサッシ。
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