JP5682927B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具枠に防虫用の網体を取り付けた建具に関する。
従来、建具枠に建具体を面内方向に移動して開閉するように装着した建具、例えば、窓枠に障子を面内方向に移動自在に装着した引き戸、引き違い窓などにおいては、網戸框組体に防虫用の網体を張設した網戸を窓枠(建具枠)に面内方向に移動自在に装着している。
他方、建具体を開閉操作部材により開閉できるようにした建具、例えば、オーニング窓、すべり出し窓、縦すべり出し窓、ガラスルーバー窓、外開き窓、突き出し窓等においては、窓枠(建具枠)に網戸を固定状態で取り付け、網体を嵌め殺し状態とすることがある。
例えば、特許文献1に開示したように、サッシ枠(建具枠)の上枠、下枠、左右の縦枠の網戸係合溝にアタッチメントを嵌合して取り付けることで、網体の四周縁をサッシ枠の内周に支持し、網体を嵌め殺し状態で取り付けるようにしている。
特開2010−270487号公報
前述した従来の建具のように、建具枠に網体を嵌め殺し状態で取り付けると、その網体の室内側面は室内側から清掃できるが、網体の室外側面は室内側から清掃できない。
前述した特許文献1に開示した建具は、アタッチメントを取り外し、サッシ枠(建具枠)から網体を取り外すことで、その網体の室外側面を清掃できるが、清掃した網体は再び取り付けるので、網戸の室外側面を清掃するためにはアタッチメントを取り外し、再び嵌合しなければならず、その網戸の室外側面を室内側から清掃する作業が大変面倒である。
本発明の目的は、建具枠に嵌め殺し状態で取り付けた網体の室外側面を室内側から簡単に清掃できるようにした建具とすることである。
本発明は、面内方向に対向した第1枠、第2枠と、面内方向に対向した2つの第3枠とで方形状の建具枠と、
対向した2つの側縁部と、対向した一端縁部、他端縁部とを有した矩形状の防虫用の網体を備え、
前記2つの第3枠は、網体の2つの側縁部をガイドする長手方向に連続したガイド溝を有し、
前記網体摺動用のシャフトの長手方向両端部に、網体ガイド用のガイド部品をそれぞれ取り付け、このシャフトと2つのガイド部品とに亘って網体を、その網体がシャフトのガイド面に沿って摺動自在で、網体の2つの側縁部が2つのガイド部品の挿入ガイド溝に沿って移動自在となるように設けて網体部材とし、
この網体部材を建具枠に、2つのガイド部品の挿入ガイド溝が、前記ガイド溝と連続するように取り付け、
前記網体の2つの側縁部を、前記2つの第3枠のガイド溝にスライド可能にそれぞれ支持することで、当該網体を2つの第3枠のガイド溝に沿って前記第1枠に向かう方向及び前記第2枠に向かう方向に移動可能に取り付け、
前記網体の一端縁部を、前記第1枠内に、当該第1枠から第2枠に向けて引き出し可能で、かつ第1枠に引き込み可能に支持し、
前記網体の他端縁部を前記第2枠に着脱自在に支持したことを特徴とする建具である。
本発明は、前記網体の他端縁部に支持部材を取り付け、
この支持部材を、第2枠の内側面に形成した凹部に嵌め込み、抜き出し自在とすることで、前記他端縁部を第2枠に着脱自在に支持した建具とすることができる。
このようにすれば、網体の他端縁部を第2枠に簡単に支持したり、支持を解放できる。
また、支持部材を手で持つことで網体の他端縁部をスムーズに第2枠に向けて移動できる。
本発明は、ガイド部品の挿入ガイド溝はシャフトよりも室外側寄りに設けられ、網体の一端縁部をシャフトのガイド面を経て室内側に垂れ下げ、網体の他端縁部をシャフトのガイド面を経て室外側に垂れ下げて側縁部を挿入ガイド溝に挿入した建具とすることができる。
本発明は、建具枠の2つの第3枠と第1枠との間に、ガイド部品が第1枠の長手方向に挿入可能な空間部をそれぞれ有し、この各空間部に2つのガイド部品を、第1枠の長手方向に沿ってけんどん式に挿入できるようにした建具とすることができる。
本発明によれば、網体の他端縁部を第2枠で支持しないようにし、一端縁部を第1枠から引き出すことで、網体は2つの第3枠のガイド溝に沿って第1枠に向けて移動するので、その網体の室外側面に室内側に居る人が手を触れることができる。
したがって、建具枠に嵌め殺し状態で取り付けた網体の室外側面を室内側から簡単に清掃することができる。
また、シャフトとガイド部品と網体を組み合わせた網体部材を建具枠内に取り付け、網体の側縁部を挿入ガイド溝から第3枠のガイド溝に挿入することで網体を取り付けできるので、網体を建具枠に簡単に取り付けできる。
本発明の第1の参考例を示す全体縦断面図である。 本発明の第1の参考例を示す全体横断面図である。 網体の正面図である。 網体を引き出した状態の縦断面図である。 図1のシャフト取付部分の拡大断面図である。 図2のガイド溝部分の拡大断面図である。 図1の支持部材の取付部分の拡大断面図である。 図1のA−A断面図である。 図8のガイド部品部分の拡大断面図である。 網体の取付動作説明図である。 本発明の第2の参考例を示すシャフト取付部分の縦断面図である。 図11のB−B断面図である。 本発明の第3の参考例を示すシャフト取付部分の縦断面図である。 図13のC−C断面図である。 本発明の第4の参考例を示すシャフト取付部分の縦断面図である。 図15のD−D断面図である。 ガイド部品の斜視図である。 本発明の実施の形態を示す網体、シャフト、ガイド部品を取り外した状態の縦断面図である。 網体、シャフト、ガイド部品を取り外した状態の横断面図である。 シャフトにガイド部品と網体を取り付けた網体部材の正面図である。 図20のE−E断面図である。 ガイド部品の斜視図である。 ガイド部品の平面図である。 ガイド部品の側面図である。 網体部材の取り付け説明用の縦断面図である。 網体部材の取り付けた状態の縦断面図である。 網体部材の取り付けた状態の横断面図である。
第1の参考例を説明する。
図1と図2に示すように、建具枠1に建具2を装着して建具としてある。
この参考例では建具枠1がサッシ枠で、建具2が障子であり、その障子がサッシ枠に縦すべり出し自在に装着され、ハンドル等の開閉操作部材3を操作することで障子が開閉する縦すべり出し窓としてある。
前記建具枠1は、面内方向に対向した第1枠と第2枠、例えば上枠4と下枠5及び面内方向に対向した2つの第3枠、例えば縦枠6,6を方形状に連結してある。
この建具枠1は、上枠4、下枠5が縦向きで、縦枠6が横向きとなるようにしても良い。つまり、第1枠、第2枠が横向きのときには第3枠が縦向きで、第1枠、第2枠が縦向きのときには第3枠が横向きになる。
前記建具枠1には防虫用の網体7が嵌め殺し状態で取り付けてある。
なお、嵌め殺し状態とは、網体7が開閉移動せずに常に建具枠1の開口部を閉塞する状態である。
前記網体7は図3に示すように、対向した2つの側縁部7aと、対向した一端縁部7b、他端縁部7cとで矩形状である。
そして、網体7の2つの側縁部7aが図2に示すように、2つの縦枠6に、その縦枠6の長手方向にスライド可能にそれぞれ支持されている。
例えば、縦枠6は、面内方向内側に開口したガイド溝6aを長手方向に連続して有し、そのガイド溝6aに網体7の側縁部7aが摺動自在に挿入して支持されている。
このようであるから、網体7は建具枠1に、左右の縦枠6に沿って上枠4に向かう方向及び下枠5に向かう方向に移動可能に取り付けてある。
前記網体7の一端縁部7bは図1に示すように、上枠4内に、その上枠4内から下枠5に向けて引き出し可能で、かつ引き出した状態から再び上枠4内に引き込み可能に支持されている。
このようであるから、網体7よりも室内側に居る人が、網体7の一端縁部7bを持って室内側に引き出すことができる。
例えば、上枠4内にシャフト8を配設し、そのシャフト8に網体7の一端縁部7b寄りを当該シャフト8の室外側から室内側に向けて巻き掛け、該シャフト8の面内方向における下枠5と反対側のガイド面8aに沿って網体7を面内方向(上枠4、下枠5に向かう方向)に摺動自在とすると共に、一端縁部7bをシャフト8よりも室内側となるようにし、網体7の一端縁部7bを手で持って下枠5に向けて移動することで、網体7がシャフト8のガイド面8aに沿って上枠4内から引き出しされるように構成する。このとき、網体7の側縁部7aが縦枠6に沿ってスライドし、網体7の他端縁部7cが上枠4に向けて移動する。
前述の上枠4内に配設したシャフト8とは、シャフト8を上枠4又は縦枠6、あるいは後述するガイド部品に取り付け、そのシャフト8が上枠4内に、その長手方向全長に亘って配設されていることである。
つまり、シャフト8は、建具枠1に取り付けられ、上枠4内に、その長手方向に連続して配設されていれば良い。
なお、シャフト8は後述するように上枠4又は縦枠6又はガイド部品(建具枠1)に着脱自在に取り付けることが望ましい。
前記網体7の他端縁部7cは図1に示すように、下枠5に着脱自在に支持されている。
例えば、下枠5に、面内方向内側に向けて開口した凹部5aを長手方向に亘って形成する。前記網体7の他端縁部7cに支持部材9を取り付ける。この支持部材9は図3に示すように、網体7の他端縁部7cの全長よりも若干短く、支持部材9の長手方向両端部は縦枠6のガイド溝6aには嵌まり込むことがなく、縦枠6とは離隔している。
この支持部材9を下枠5の凹部5aに嵌め込むことで、網体7の他端縁部7cを下枠5に支持する。
前記支持部材9を凹部5aから抜き出すことで、網体7の他端縁部7cを下枠5から離脱し、支持を解放する。
このようにすれば、網体7の他端縁部7cを下枠5に簡単に支持したり、支持を解放したりすることができる。
網体7の他端縁部7cを下枠5に着脱自在に支持するには、前述の構成に限ることはなく、面ファスナー、着脱容易なねじなどでも良い。
このようであるから、建具枠1に嵌め殺し状態で取り付けてある網体7の室外側面7dを室内から清掃する場合には、前記支持部材9を凹部5aから抜き出して網体7の他端縁部7cの支持を解放する。
この状態で、図4に示すように、網体7の一端縁部7bを上枠4内から室内側に向けて引き出すことで、室内側に居る人が、その網体7の室外側面7dに手を触れることができるから、網体7の室外側面7dを室内から簡単に清掃することができる。
前述のように、上枠4内から引き出した網体7を元の状態、つまり建具枠1に嵌め殺し状態で取り付ける場合には、前述の支持部材9の把手部9aを手で持ち、その支持部材9を下枠5に向けて移動することで、網体7の一端縁部7bを順次上枠4内に引き込む。
そして、支持部材9を下枠5の凹部5aに嵌め込むことで網体7の他端縁部7cを下枠5に支持し、網体7を建具枠1内に嵌め殺し状態で取り付ける。
このように、網体7の他端縁部7cの略長手方向全長に亘って支持部材9を取り付け、この支持部材9の把手部9aを持って移動することで、その支持部材9の剛性によって網体7の他端縁部7cが一直線状に保持されるから、2つの側縁部7aが同時に移動する。
したがって、網体7の他端縁部7cをスムーズに下枠5に向けて移動できる。
前述のように、支持部材9を下枠5の凹部5aに嵌め込むことで網体7が下枠5に向けて移動するので、このことを利用して網体7を、対向した一端縁部7b、他端縁部7cの方向、つまり、上枠4と下枠5の方向に緊張した状態とするために、網体7の一端縁部7bをシャフト8に着脱自在に固着し、前述のように支持部材9を凹部5aに嵌合したときに、その一端縁部7bが面内方向に動かないようにする。
例えば、図5に示すようにシャフト8の面内方向における下枠5側の取付面8bと、網体7の一端縁部7bに面ファスナー10の雄テープ10aと雌テープ10bを取り付け、その面ファスナー10によって網体7の一端縁部7bをシャフト8に着脱自在に固着する。
このようにすれば、網体7の一端縁部7bをシャフト8に固着した状態で、支持部材9を凹部5aに嵌め込むことで、網体7に一端縁部7bと他端縁部7cの方向の張力が付与されるから、網体7を上枠4と下枠5との方向に緊張することができる。
なお、前述のように網体7の一端縁部7bをシャフト8に巻き掛けて面ファスナー10でシャフト8に固着するようにすれば、前述のように網体7の他端縁部7cを下枠5に支持した状態で、網体7の一端縁部7bをシャフト8から離脱し、その一端縁部7bを強く引いてシャフト8に強く巻き掛けた状態で面ファスナー10でシャフト8に固着することで、網体7の上枠4、下枠5方向に緊張することができる。
前記網体7の一端縁部7bは上枠4に着脱自在に固着しても良い。
前記網体7は、図3に示すように網70の2つの側縁部と1つの端縁部に、スライドファスナーのファスナーストリンガー71をそれぞれ取り付けてある。
前記ファスナーストリンガー71のエレメント(務歯)72が網70、ファスナーストリンガー71のファスナーテープ73よりも厚さ方向に張り出し、そのエレメント72が膨出部となっている。
前記上枠4は図1に示すように、本体部40と建具体取付部41と網体支持部42を有し、建具体取付部41が室外側寄りで、網体支持部42が室内側寄りである。
前記網体支持部42は、図5に示すように、下枠5及び室内側に向けて開口した凹陥部43と、この凹陥部43の開口部43aを開閉するカバー体44とで空洞部45を形成している。
この凹陥部43内に前記シャフト8が設けられ、網体7の一端縁部7bは凹陥部43の開口部43aから凹陥部43内に入り込み、シャフト8に巻き掛けてシャフト8に固着してある。
前記網体7の一端縁部7bはシャフト8に巻き掛けてカバー体44に着脱自在に固着しても良い。
このようであるから、カバー体44で開口部43aを閉じることで、シャフト8、網体7の一端縁部7bが目視されないから、見栄えが良い。
また、前記カバー体44で開口部43aを開放することで、開口部43aから凹陥部43内に手を入れて網体7の一端縁部7bをシャフト8から離脱し、開口部43aから引き出すことができる。
前記下枠5、縦枠6は、図1、図2に示すように前述の上枠4と同様に、本体部50,60、建具体取付部51,61、網体支持部52,62を有し、建具体取付部51,61が室外側寄りで、網体支持部52,62が室内側寄りである。左右の縦枠6は同一断面形状であるが、異なる断面形状でも良い。
前記上枠4、下枠5、縦枠6の建具体取付部41,51,61、網体支持部42,52,62は、それぞれ四周連続し、かつ建具体取付部41,51,61よりも網体支持部42,52,62が面内方向の内側に張り出している。
図1、図2に示す建具体においては、本体部40,50,60と網体取付部42,52,62が別体で、本体部が金属(アルミ)製で、網体取付部が樹脂製である。
これに限ることはなく、一体でも良いことは勿論である。
前記下枠5の網体支持部52の面内方向の内側面52aに前述した凹部5aが形成してある。
前記縦枠6の網体支持部62の面内方向の内側面62aに、面内方向内側に向かう張り出し部63が設けてあり、この張り出し部63に前述のガイド溝6aが設けてあり、このガイド溝6aは前記内側面62a(縦枠6の室内側内側面に相当)よりも面内方向内側寄りである。
このガイド溝6aと前記凹部5aは面外方向(室内外側方向)に同一位置で、上枠4の凹陥部43の開口部43aと対向している。
図6に示すように、縦枠6の網体取付部62の張り出し部63に、その内側面63aに開口した凹部64が形成され、この凹部64にガイド溝6aを有するアタッチメント65が嵌合して取り付けてある。
このように、縦枠6の網体支持部62の面内方向の内側面は、室内側寄り(前述の内側面62a)がガイド溝6aを有する室外側寄り(前述の内側面63a)よりも面内方向の外側となるように段差を有している。
前記網体支持部62の室内側寄りの内側面(前述の内側面62a)は、網体7の側縁部7aよりも面内方向の外側に位置している。
前記アタッチメント65は、仕切片66を境として中空部67と凹部68を面内方向に離隔して有し、その仕切片66にスリット状のガイド溝6aが形成されている。
このガイド溝6aに網体7の側縁部7a(ファスナーストリンガー71のファスナーテープ73)が挿通し、エレメント72が中空部67に位置している。
これにより、エレメント72がガイド溝6aを通って凹部68に移動できないから、網体7の側縁部7aがガイド溝6aから長手方向と直角方向に抜けることがなく、前述のように網体7を上枠4から引き出し、引き込みするときに、縦枠6から外れることがない。
前記アタッチメント65を用いることなく、縦枠6にガイド溝6aを一体に形成しても良い。
例えば、図6における凹部64の開口縁に連結片を設けて中空部とし、その連結片にスリット状のガイド溝6aを形成する。
前記支持部材9は、図7に示すように、前記凹部5aに嵌合する本体90と把手91を有し、その本体90はスリット状の開口部92で開口した凹溝93を有した長尺材である。
そして、網体7の他端縁部7cを支持部材9の凹溝93に、長手方向から挿入し、ファスナーストリンガー71のエレメント72が開口部92から抜けないようにして網体7の他端縁部7cに支持部材9を取り付けている。
なお、網体7の他端縁部7cを下枠5に支持するには、凹部5aと支持部材9に限ることはなく、任意の連結手段を用いることができる。例えば、面ファスナーやスナップ釦など。
前記上枠4の網体支持部42の凹陥部43は図5に示すように、面外方向に向かう横片46と、面内方向の内側に向かう室外側内向片47、室内側内向片48で下枠5に向けて開口した略コ字形状で、室外側内向片47の内端部47aは室内側に向けて折曲している。
前記室内側内向片48は室外側内向片47よりも短く、その内端部48aは断面ほぼ円形状となっている。
前記室外側内向片47の内端部47aと室内側内向片48の内端部48aとの間が前述の開口部43aで、この開口部43aは下枠5のみではなく、室内側に向けても開口し、凹陥部43内に室内側から手を入れ易いようにしてある。
なお、室内側内向片48がなく、横片46と室外側内向片47で凹陥部43としても良い。
前記カバー体44は、面内方向に向かう第1片44aと面外方向に向かう第2片44bでほぼ鉤形状で、その第1片44aの端部44cが前記室内側内向片48の内端部48aに回動自在に嵌め合わせ、このカバー体44は開口部43aを閉じる閉じ姿勢と、開口部43aを開放する開き姿勢とに亘って室内外側方向に向けて回動自在である。
このカバー体44を閉じ姿勢とすると、第2片44bの室外側端部44dと室外側内向片47の内端部47aが室内外方向の隙間を有して対向し、その隙間に網体7が挿通する。
前述したシャフト8は、凹陥部43とカバー体44より成る空洞部45内に配設され、このシャフト8の外周面と凹陥部43の内面との間を網体7が移動可能である。
前述のシャフト8は後述するように建具枠1に着脱自在に取り付けてあり、カバー体44を開き姿勢として開口部43aを開放することで、シャフト8を凹陥部43内に出し入れ可能としてある。
前記上枠4と縦枠6は、縦枠6の網体支持部62の上部寄りを切断等して除去し、上枠4の長手方向端部を縦枠6の本体部60にビス等で固着して連結してある。
前記上枠4の網体支持部42は縦枠6の網体支持部62の内側面62aまで連続し、前述した凹陥部43(空洞部45)の長手方向両端部分は縦枠6の張り出し部63の長手方向端面と対向して、ガイド溝6aと連続していると共に、カバー体44の第2片44bの長手方向両端部は鉤形状に切欠きされ、縦枠6の網体支持部62の内側面62a(縦枠6の室内側内側面)と張り出し部63の内側面63aに接している(図8、図9参照)。なお、図8、図9には後述するガイド部品20が図示してある。
このようであるから、カバー体44を開き姿勢に回動することで、縦枠6のガイド溝6aは、上枠4の凹陥部43を経て室内側に連続するので、網体7の2つの側縁部7aを、室内側から左右の縦枠6の網体支持部62の内側面62a間を通してガイド溝6aに挿入できる。
したがって、支持部材9を手で持ち、網体7の2つの側縁部7aを左右の縦枠6のガイド溝6aに挿入して網体7を左右の縦枠6に沿って移動可能に取り付けできる。
なお、このとき、シャフト8は取り付けていない。
前述のようにすることで、網体7の2つの側縁部7aを左右の縦枠6のガイド溝6aに挿入することができるが、縦枠6のガイド溝6aの端部は上下方向(上枠4に向かう方向)に開口していると共に、そのガイド溝6aは図2に示すように縦枠6の室内側面(網戸支持部62の室内側面62b)よりも室外側寄りに位置しているので、網体7の2つの側縁部7aをガイド溝6aに挿入するには、凹陥部43内の室外側寄りで、その2つの側縁部7aを縦向きとして挿入しなければならず、面倒である。
このことを解消するために、図1、図5に示すように、建具枠1にガイド部品20を取り付け、網体7の2つの側縁部7aをガイド溝6aに挿入し易くしてある。
前述したガイド部品20は、図5、図8、図9に示すように、上枠4の凹陥部43の長手方向両端寄りに、前記縦枠6の網体支持部62と連続して設けられ、その網体支持部62のガイド溝6aを室内側まで連続する挿入ガイド溝21を有する。
この挿入ガイド溝21の室内外側方向に向かう形状は、ガイド部品20の室内側面20aに開口した室内外側方向に向かう第1の溝21aと下枠5に向かう面内方向一側面20bに開口した面内方向の下枠5方向に向かう第2の溝21bで略鉤形状である。
前記挿入ガイド溝21の上枠4の長手方向に向かう形状は、網体7の側縁部7aの薄い部分(ファスナーストリンガー71のファスナーテープ73)が挿通するスリット状溝部21cと膨出部(ファスナーストリンガー71のエレメント72)が挿通する幅広い溝部21dを有する段付きの形状で、スリット状溝部21cが面内方向の内側面(左右反対側の縦枠6に向かう面)20cに開口している。
このようであるから、カバー体44を開き姿勢とすることで、挿入ガイド溝21の第1の溝21aが、縦枠6の網体支持部62の室内側部である平坦な面内方向の内側面62aと隣接したスペース及び、凹陥部43の開口部43aから室内側に向けてそれぞれ開口するので、網体7の2つの側縁部7aを、前述のスペースにおいて室内側から水平に向かうようにして第1の溝21aに挿入し、順次スライド移動することで第2の溝21bから縦枠6のガイド溝6aに挿入するので、綱体7の2つの側縁部7aを室内側から縦枠6のガイド溝6aに挿入する作業がやり易い。
前述したシャフト8は網体7を取り付け、取り外しする際には建具枠1から取り外しするので、前述したガイド部品20に着脱自在に取り付けてある。
図5、図8、図9に示すように、シャフト8を、ガイド部品20の面内方向の内側面20cにおける挿入ガイド溝21よりも面内方向の下枠5側に取り付けできる大きさで、左右のガイド部品20の面内方向の内側面20c間の距離よりも若干短い長さとし、その長手方向両端部に支軸8cを設ける。
前記ガイド部品20の面内方向の内側面20cに凹部22を形成し、この凹部22に支軸8cを嵌め込むことでシャフト8をガイド部品20に着脱自在に取り付ける。
例えば、支軸8cをシャフト8の端面から突出した状態と、没した状態に図示しないレバーで移動して保持できるようにし、支軸8cを没した状態でシャフト8を左右のガイド部品20間に設け、支軸8cを突出させて凹部22に嵌め込んで取り付ける。
シャフト8を取り外す場合には、支軸8cを没した状態として凹部22から抜き出し、シャフト8を左右のガイド部品20間から取り外す。
次に、建具枠1に網体7を取り付ける作業の一例を説明する。
上枠4のカバー体44を開き姿勢として凹陥部43の開口部43aを開放する。このとき、シャフト8は取り付けていない。
網体7の支持部材9を手で持ち、その2つの側縁部7aにおける他端縁部7c寄りを、左右のガイド部品20の挿入ガイド溝21をガイドとして左右の縦枠6のガイド溝6aに挿入する(図10参照)。
この後、支持部材9を手で持って網体7の他端縁部7cを順次下方、つまり下枠5に向かう方向に移動することで、網体7を下枠5に向けて順次移動する。
前述のようにして網体7を下枠5に向けて順次移動し、支持部材9を下枠5の凹部5aに嵌め込んで網体7の他端縁部7cを下枠に支持すると、網体7の一端縁部7b寄り部分が上枠4の凹陥部43内で、ほぼ下向きU字状に湾曲した状態になる。
この後に、上枠4の凹陥部43内にシャフト8を入れ、前述のようにしてシャフト8をガイド部品20に取り付ける。
シャフト8を取り付けしたら、網体7の一端縁部7bをシャフト8に巻き掛け、面ファスナー10でシャフト8に固着する。
このとき、網体7の一端縁部7bをシャフト8に強く巻きつけて網体7に張力を付与し、網体7を上枠4と下枠5との方向に緊張して取り付ける。
最後にカバー体44を閉じ姿勢として開口部43を閉じる。
なお、下枠5の凹部5bに支持部材9を嵌め込む前にシャフト8を上枠4の凹陥部43内に入れてガイド部品20に取り付けるようにしても良い。
このようにすれば、支持部材9を下枠6に向けて移動するときに網体7がシャフト8のガイド面8aに沿って摺動するから、支持部材9を移動し易いと共に、凹部5aに嵌め込み易い。
前記網体7を取り外す場合には、カバー体44を開き姿勢とすると共に、支持部材9を凹部5aから抜き出す。この作業はどちらかが先でも後でも良い。
網体7の一端縁部7bをシャフト8から外し、網体7の一端縁部7bを順次引き出す。そして、支持部材9がシャフト8に接近した状態まで引き出したら、そのシャフト8を取り外し、支持部材9を手で持って網体7の2つの側縁部7aをガイド溝6aから完全に抜き出し、網体7とともに支持部材9を凹陥部43から取り出す。
このようであるから、網体7を建具体1に簡単に取り付けたし、外したりすることができる。
前述のカバー体44の取り付けは、回動自在に限ることはない。
例えば、つまみを持って左右にスライドすることで取り付け、取り外しできるようにしたり、上枠4とカバー体44に係止片と係止受片を設け、その係止片と係止受片を係脱することでカバー体44を着脱自在に取り付ける。
本発明の第2の参考例を図11、図12に基づいて説明する。
この参考例は、ガイド部品20の挿入ガイド溝21の形状が前述の第1の参考例と相違する。
つまり、ガイド部品20の挿入ガイド溝21を室内側の第1の溝21eと室外側の第2の溝21fと湾曲した第3の溝21gでほぼU字形状とし、第1の溝21eをガイド溝6aよりも室内側寄りにおいて下枠5に向けて開口し、第2の溝21fをガイド溝6aと連続するように下枠5に向けて開口する。
このようにすれば、網体7の2つの側縁部7aを左右の挿入ガイド溝21の第1の溝21eに向けて面内方向に向けて移動して挿入でき、上枠4の面内方向内側から網体7の2つの側縁部7aを2つのガイド部品20の挿入ガイド溝21を通して左右の縦枠6のガイド溝6aに挿入することができる。
したがって、上枠4の凹陥部43が面内方向の内側にのみ開口し、網体7を室内側から水平方向に移動して凹陥部43内に移動できない場合にも対応できる。
例えば、凹陥部43を形成する室外側内向片47と室外側内向片48が同一長さ、もしくは室内側内向片48が長い場合に対応できる。
この場合には、カバー体44を平板状として室内側内向片48に着脱自在に取り付ける。
本発明の第3の参考例を図13、図14に基づいて説明する。
この参考例は、縦枠6の形状が前述の第1・第2の参考例と相違する。
前述の第1・第2の参考例では、縦枠6の網体支持部62は、ガイド溝6aよりも室内側寄りに網体7の側縁部7aをガイド溝6aに挿入可能に位置できるスペースを有した形状である。
例えば、網体支持部62の面内方向の内側面は、室内側寄り内側面(内側面62a)が、ガイド溝6aが開口した室外側寄り内側面(張り出し部63の内側面63a)よりも面内方向の外側に位置する段差を有する形状で、その室内側寄り内側面に網体7の側縁部7aを位置させることで、その側縁部7aはガイド溝6aと対向する。
これに対して第3の参考例は、縦枠6の網体支持部62の面内方向の内側面62aは、室内側から室外側までほぼ直線状で、ガイド溝6aよりも室内側寄りに前述のスペースがない形状である。
例えば、網体支持部62の面内方向の内側面62aの室外側寄りにガイド溝6aが形成され、かつ内側面62aの室内側寄りは平坦面としてある。
そして、上枠4の凹陥部43を閉じるカバー体44は前述の内側面62aまでの長さである。
この場合には、ほぼU字状の挿入ガイド溝21を有したガイド部品20を前述と同様にガイド溝6aの上方に位置して設け、その挿入ガイド溝21の第2の溝21fを縦枠6のガイド溝6aと連続させると、第1の溝21eが網体支持部62の面内方向の内側面62aよりも面内方向の外側寄りに位置し、上枠4の凹陥部43と連続しないので、網体7の側縁部7aを室内側からガイド部品20の第1溝21eに挿入できない。
第3の参考例では、縦枠6の網体取付部62の面内方向の内側面62aの室内側寄りで上枠4側に、開口部69を形成し、この開口部69に補助ガイド部品30を取り付けてある。
この補助ガイド部品30は補助挿入ガイド溝31を有し、その補助挿入ガイド溝31は前記ガイド部品20の第1の溝21eと連続し、かつ面内方向の内側面30aに開口している。
このようであるから、網体7の2つの側縁部7aを補助ガイド部品30の挿入ガイド溝31を通してガイド部品20の第1の溝21eに挿入できるので、前述と同様にして網体7の側縁部7aをガイド溝6aまで挿入ガイドとすることができる。
本発明の第4の参考例を図15〜図17に基づいて説明する。
この参考例は、縦枠6の網体支持部62が前述の第3の参考例と同様で、ガイド部品20の形状が相違する。
この参考例のガイド部品20の挿入ガイド溝21は、前述の第1の参考例の挿入ガイド溝21と同様に室内側面20aに開口した第1の溝21aと面内方向の一側面20bに開口した第2の溝21bとで室内外側方向に略鉤形状で、ガイド部品20の面内方向の内側面における前述の挿入ガイド溝21のスリット状溝21cが開口した面内方向の内側面23は、室内側部23aが縦枠6の網体支持部62の面内方向の内側面62aよりも面内方向の内側に突出し、かつ室外側部23bが前述の内側面62aとほぼ面一となるように室内側面20aと直角に対して室内外方向に湾曲している。
前記ガイド部品20のシャフト8を取り付ける部分(凹部22を形成した部分)の面内方向の内側面24は、前述の内側面23の室内側部23aと同一位置で、かつ室内側面20aと直角である。
このようにすることで、挿入ガイド溝21の室内側面20aに開口した室内側部分21hは、図16に示すように縦枠6の網体支持部62の面内方向の内側面62aよりも面内方向の内側に突出する。
その挿入ガイド溝21の面内方向一側面20bに開口した室外側部分21iは図15に示すように縦枠6のガイド溝6aと連続する。
したがって、網体7の2つの側縁部7aにおける他端縁部7c寄りをガイド部品20の挿入ガイド溝21を通して縦枠6のガイド溝6aに室内側からスムーズに挿入できる。
例えば、支持部材9を弓形状に弾性変形することで網体7の2つの側縁部7a方向の長さ(幅)を短くし、その2つの側縁部7aを挿入ガイド溝21の室内側部分21hから第1の溝21aに挿入する。
この状態で、支持部材9を室外側に向けて移動することで側縁部7aを挿入ガイド溝21に沿って順次移動し、室外側部分21iから縦枠6のガイド溝6aに挿入する。
このとき、支持部材9の長手方向両端部をガイド部品20の面内方向の内側面23に接しながら移動することで、弓形状に弾性変形した支持部材9は直線状に弾性復元する。
また、ガイド部品20のシャフト8を取り付ける部分の面内方向の内側面24は室内側面20aと直角であるから、シャフト8を前述と同様に取り付け、取り外しできる。
本発明の実施の形態を説明する。
前述の各参考例では、縦枠6にガイド部品20を取り付け、網体7の側縁部7aを、ガイド部品20の挿入ガイド溝21に沿って縦枠6のガイド溝6aまで挿入し、そのガイド部品20にシャフト8を取り付けるようにしているが、本発明の実施の形態では、シャフト8にガイド部品20を取り付けると共に、そのシャフト8とガイド部品20に亘って網体7を摺動自在に設け、この状態でガイド部品20とともにシャフト8を縦枠6に取り付けるようにしている。
図18に示すように、建具枠1の上枠4は図1に示す第1の参考例の上枠4と略同じ形状であるが、網体支持部42の形状が若干相違し、この上枠4の網体支持部42は、横片46と室外側内向片47と室内側内向片48で下枠5に向けて開口した略コ字形状で、その室内側内向片48は室外側内向片47よりも短く、その内端部には室外側に向かう突片48bを有している。
前記横片46の室内側寄りに設けた垂下片49と前記突片48bとでカバー体支持部46aを形成している。
図18に示すように、建具枠1の下枠5は図1に示す第1の参考例の下枠5と同一形状である。
図19に示すように、建具枠1の縦枠6は図2に示す第2の参考例の縦枠6と略同じ形状であるが、網体支持部62の形状が相違し、この縦枠6の網体支持部62は、その面内方向の内側面62aに前述の張り出し部63が存在せずに、その内側面62aが室内外側方向に亘って一直線状の平坦面である。
この網体支持部62の室外側寄りに、前述のアタッチメント65を長手方向から挿入して取り付ける内側面62aに開口した凹部64を有し、室内側寄りには中空部69を有し、この中空部69の面内方向外側の外側内面69aは凹部64の底面64aと面内方向に同一位置である。
つまり、網体支持部62は、面内方向に向かう室内側板62−1と室外側板62−2と、この室内側板62−1と室外側板62−2を連続する面外方向に向かう面内方向内側の内側板62−3、面内方向外側の外側板62−4と、この内側板62−3と外側板62−4を連続する面内方向に向かう仕切板62−5を有し、その内側板62−3の室外側寄りに開口部を有して前述の凹部64を形成していると共に、仕切板62−5よりも室内側寄りに中空部69を有している。
そして、縦枠6の本体部60の上部寄りを平坦面とすると共に、網戸支持部62の上部寄りを切断して除去し、上枠4の本体部40を縦枠6の本体部60の上部寄りに接してビスで連結し、上枠4の網体支持部42を縦枠6の本体部60の上部寄りまで連続させる。
図18に示すように、縦枠6の網体支持部62の室外側部で上部寄りは鉤形に切断して除去され、その切断した部分の面外方向に向かう上端面62cは、上枠4の網体支持部42の室外側内向片47の下端面と同一高さで、室外側に向かう縦端面62dは、上枠4の網体支持部42の室内側内向片48(突片48b)と面外方向に同一位置である。
そして、縦枠6の網体支持部62の切断部分(上端面62c、縦端面62d)と上枠4の網体支持部42(凹陥部43)とで、後述するガイド部品を挿入して支持する空間部Sを形成している。
前記アタッチメント65の上端面65aは前述した切断部分の上端面62cよりも下方に位置し、凹部64の上部には、このアタッチメント65の上端面65aを底面とする上方に開口した上向凹部64aを形成している。
図20と図21に示すように、シャフト8の長手方向両端部にガイド部品20がそれぞれ取り付けてある。このガイド部品20はシャフト8の長手方向両端面よりも側方に突出していると共に、シャフト8の外周面よりも張り出している。
このシャフト8と2つのガイド部品20とに亘って網体7を、当該シャフト8のガイド面に沿って摺動自在で、網体7の側縁部7aがガイド部品20に沿って移動自在となるように設けて網体部材としてある。
そして、網体7の一端縁部7bに面ファスナー10(雌テープ10b)を取り付け、他端縁部7cに支持部材9を取り付ける。
網体7の幅寸法(左右の側縁部7a間の寸法)はシャフト8の長さよりも大きく、左右のガイド部品20間の寸法よりも小さく、ガイド部品20は網体7の側縁部7aよりも側方に突出している。
支持部材9はシャフト8よりも短く、その長手方向両端部が左右のガイド部品20の内側面20cと干渉しないようにしてある。
ガイド部品20は、前述した上枠4の網体支持部42(凹陥部43)と縦枠6の網体支持部62の切断部分である上端面62c、縦端面62dとの間に形成された空間部S内に、上枠4の長手方向に沿って面内方向に挿入して支持できるようにしてある。
これにより、シャフト8とガイド部品20と網体7を組み合わせた網体部材を、前述の左右の空間部S内に、上枠4の長手方向に沿って左右けんどん式に挿入して取り付けできる。
前記ガイド部品20は、図22〜図24に示すように、水平板状の本体25の上面にシャフト連結部26を設けてある。例えば、本体25の上面に立上り片26aを設け、この立上り片26aの側面に筒形状の突起26bを設けある。
そして、シャフト8の長手方向両端部を左右のガイド部品20のシャフト連結部26に連結してシャフト8の長手方向両端部にガイド部品20を取り付ける。例えば、シャフト8を突起26bが嵌合する筒形状とし、そのシャフト8の長手方向両端部を左右のガイド部品20の突起26bに嵌合して連結する。
前記突起26bは本体25の内側端面25aよりも内方に突出している。
ガイド部品20の本体25のシャフト支持部26よりも室内側寄りに室内側縦板27が設けてあり、シャフト支持部26よりも室外側寄りに室外側ガイド部材28が設けてあると共に、本体25のシャフト支持部26よりも面内方向外側寄り(突起26bと反対側)に支持片29が設けてある。
この室内側縦板27の内側端面27a、室外側ガイド部材28の内側端面28aが本体25の内側端面25aと面内方向に同一位置で、それらの内側端面が前述のガイド部品20の内側面(20c)である。
室内側縦板27の室内側面27bがガイド部品20の室内側面20aで、室外側ガイド部材28の室外側面28bがガイド部品20の室外側面20dである。
室外側ガイド部材28は、室内側縦板28cと室外側縦板28dを連結板28eで連結したコ字形状で、前述の挿入ガイド溝21を形成している。
この挿入ガイド溝21は室外側ガイド部材28の内側端面28a、下面28fと上面28gに貫通していると共に、図23に示すように突起26bと平行で、かつ突起26bよりも面内方向外側まで突出し、シャフト8に接して設けた網体7の側縁部7aを上下方向にガイドする。
この室外側ガイド部材28の下面28fは本体25の下面25bよりも下方に突出し、その本体25の下面25bには縦枠6の網体支持部62の中空部69に嵌合する下向きの突出部25cが設けてある。
ガイド部品20のシャフト連結部26の上面と突出部25cの下面との間の高さ寸法は、前述した空間部Sの高さ寸法よりも小さく、ガイド部品20の室内外側方向の寸法は空間部Sの室内側方向の寸法と同一で、室外側ガイド部材28の室内外側方向の寸法は縦枠6の凹部64の幅と同一で、突出部25cの室内外方向の寸法は縦枠6の中空部69の幅と同一である。
そして、前述の網体7、シャフト8、ガイド部品20を組み合わせた網体部材を取り付けるには、図25に示すように、網体7の一端縁部7bがシャフト8のガイド面から室内側に垂れ下がると共に、他端縁部7cがシャフト8のガイド面から室外側に垂れ下がると共に、支持部材9の下面が室外側ガイド部材28の下面28fと略同一高さとなるように網体7をシャフト8のガイド面に沿って引き下げ、シャフト8を水平で、左右一方が室外側寄りとなるように室内外側方向に斜めとして左右一方に移動し、一方のガイド部品20を一方の空間部S内に挿入し、シャフト8を室内外側方向に平行として他方のガイド部品20を他方の空間部Sと対向する。
この後にシャフト8を左右他方に移動して他方のガイド部品20を他方の空間部S内に挿入する。
つまり、上枠4の長手方向に沿って左右けんどん式に左右のガイド部品20を左右の空間部S内に挿入する。
ガイド部品20が空間部Sに挿入すると、その室内側面20aが切欠部分の縦端面62dに接し、室外側面20dが上枠4の網体支持部42の室外側内向片47に接し、ガイド部品20は室内外側方向に動くことがないように支持される。
前述のようにして左右のガイド部品20を左右の空間部S内に挿入した後に、網体部材を下方に移動し、図26、図27に示すように、突出部25cを網体支持部62の中空部69内に嵌合すると共に、室外側ガイド部材28の下端部を縦枠6の凹部64の上部に形成した上向き凹部64aに嵌合し、本体25の下面25bを切欠部分の上端面62cに当接する。
これと同時に、支持片29が前述の中空部69の外側内面69aに接する。
これによって、ガイド部品20を空間部S内にしっかりと取り付けできる。
前述のように左右のガイド部品20を左右の空間部S内に取り付けた状態で、図27に示すようにガイド部品20の内側面20cは縦枠6の網体支持部62の内側面62aよりも内方に突出しないようにしてある。
前述のようにしてガイド部品20を空間部S内に取り付けた後に、支持部材9を手で持って下方に移動し、網体7の側縁部7aを縦枠6のガイド部6a内に順次挿入し、支持部材9を下枠5の凹部5aに嵌合する。
これにより、網体7の一端縁部7bがシャフト8に接近し、その一端縁部7bに設けた面ファスナー10の雌テープ10bをシャフト8の下面に設けた雄テープ10aに係着してシャフト8に固定する(図26参照)。
そして、図26に示すように上枠4の網体支持部42に、カバー体44を左右の縦枠6の網体支持部62の内側面62a間に亘って取り付け、このカバー体44でシャフト8、ガイド部品20等が室内側から見えないようにする。
1…建具枠、2…建具体、4…上枠(第1枠)、5…下枠(第2枠)、5a…凹部、6…縦枠(第3枠)、6a…ガイド溝、7…網体、7a…側縁部、7b…一端縁部、7c…他端縁部、8…シャフト、9…支持部材、10…面ファスナー、20…ガイド部品、21…挿入ガイド溝、30…補助ガイド部品、31…補助挿入ガイド溝、S…空間部。

Claims (4)

  1. 面内方向に対向した第1枠、第2枠と、面内方向に対向した2つの第3枠とで方形状の建具枠と、
    対向した2つの側縁部と、対向した一端縁部、他端縁部とを有した矩形状の防虫用の網体を備え、
    前記2つの第3枠は、網体の2つの側縁部をガイドする長手方向に連続したガイド溝を有し、
    前記網体摺動用のシャフトの長手方向両端部に、網体ガイド用のガイド部品をそれぞれ取り付け、このシャフトと2つのガイド部品とに亘って網体を、その網体がシャフトのガイド面に沿って摺動自在で、網体の2つの側縁部が2つのガイド部品の挿入ガイド溝に沿って移動自在となるように設けて網体部材とし、
    この網体部材を建具枠に、2つのガイド部品の挿入ガイド溝が、前記ガイド溝と連続するように取り付け、
    前記網体の2つの側縁部を、前記2つの第3枠のガイド溝にスライド可能にそれぞれ支持することで、当該網体を2つの第3枠のガイド溝に沿って前記第1枠に向かう方向及び前記第2枠に向かう方向に移動可能に取り付け、
    前記網体の一端縁部を、前記第1枠内に、当該第1枠から第2枠に向けて引き出し可能で、かつ第1枠に引き込み可能に支持し、
    前記網体の他端縁部を前記第2枠に着脱自在に支持したことを特徴とする建具。
  2. 前記網体の他端縁部に支持部材を取り付け、
    この支持部材を、第2枠の内側面に形成した凹部に嵌め込み、抜き出し自在とすることで、前記他端縁部を第2枠に着脱自在に支持した請求項1記載の建具。
  3. 前記ガイド部品の挿入ガイド溝はシャフトよりも室外側寄りに設けられ、網体の一端縁部をシャフトのガイド面を経て室内側に垂れ下げ、網体の他端縁部をシャフトのガイド面を経て室外側に垂れ下げて側縁部を挿入ガイド溝に挿入した請求項1又は2記載の建具。
  4. 建具枠の2つの第3枠と第1枠との間に、ガイド部品が第1枠の長手方向挿入可能な空間部をそれぞれ有し、この各空間部に2つのガイド部品を第1枠の長手方向に沿ってけんどん式に挿入できるようにした請求項1又は2又は3記載の建具。
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