JP2014147180A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータの自己インダクタンスの増加を抑えることが可能なモータを提供する。
【解決手段】コアシートのティース構成部33及び磁性板40の積層ティース部43はそれぞれ、径方向に延びる径方向延出部34,45と、その径方向延出部34,45のロータ側端部(径方向内側端部)で周方向両側に突出する鍔部35,46とを有する。そして、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1は、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2に対して異なる寸法に設定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、コアの軸方向端面において、コアに積層される積層部と、この積層部から軸方向外側に延びて磁石と径方向において対向する対向部を有する磁性板(特許文献1では補助ロータコア)を備えたモータが知られている。このように磁石と径方向において対向する対向部を設けることで、磁気取り込み量を増やすことが可能となる。
特開平5−284679号公報
ところで、ブラシレスモータにおいて弱め界磁(弱め磁束制御)を行う場合、誘起電圧が小さく、つまり、ステータの自己インダクタンスが小さくなるように設計すれば、弱め界磁の効果がより発揮されて回転数が良好に向上される。しかしながら、上記のようなステータコアに磁性板を備えたモータにおいては、磁性板によって磁気取り込み量の向上を図ることができるものの、ステータの自己インダクタンスも増加してしまい、この点においてなお、改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、上記磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータの自己インダクタンスの増加を抑えることが可能なモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、ステータコアに電機子巻線が巻装されてなるステータと、前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、前記ステータコアは、環状ヨーク部及び該環状ヨーク部から径方向に延びるティース構成部をそれぞれ有する複数のコアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを有し、前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートの各ティース構成部に積層された積層ティース部と、その各積層ティース部の前記ロータ側の端部で屈曲されて軸方向に延びるとともにロータと径方向に対向するロータ対向部とを有し、前記ステータコアのティースは、前記各コアシートのティース構成部と前記磁性板の積層ティース部が軸方向に積層されて構成され、その各ティースの周方向間に構成されるスロットに前記電機子巻線が巻装されてなるモータであって、前記コアシートのティース構成部及び前記磁性板の積層ティース部はそれぞれ、径方向に延びる径方向延出部と、その径方向延出部の前記ロータ側の端部で周方向両側に突出する鍔部とを有し、前記ティース構成部の鍔部の径方向幅は、前記積層ティース部の鍔部の径方向幅に対して異なる寸法に設定されている。
この構成によれば、メインコア部を新規設計せずに従来形状のまま用いる場合には、そのメインコア部(コアシート)のティース構成部の鍔部の径方向幅に対し、積層ティース部(磁性板)の鍔部の径方向幅を狭くすることで、自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。一方、メインコア部を新規設計する場合には、積層ティース部の鍔部の径方向幅に対し、ティース構成部(コアシート)の鍔部の径方向幅を狭く設計することで、自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。このように、本構成によれば、軸方向に延びるロータ対向部を有する磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータの自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。また、コアシートのティース構成部及び磁性板の積層ティース部の各鍔部の形状変更によって、自己インダクタンスを容易に調整することが可能となる。
上記モータにおいて、前記ティース構成部の鍔部の径方向幅は、前記積層ティース部の鍔部の径方向幅よりも狭く設定されていることが好ましい。
この構成によれば、ティース構成部(コアシート)の鍔部の径方向幅を積層ティース部(磁性板)の鍔部の径方向幅よりも狭く設定することで、自己インダクタンスの増加を抑えつつも、積層ティース部の鍔部の径方向幅を十分確保でき、それにより、積層ティース部の鍔部から軸方向に延出されるロータ対向部を容易に屈曲成形することができる。
上記モータにおいて、前記磁性板の積層ティース部は、前記コアシートのティース構成部における前記径方向延出部と前記鍔部との境界部位に対して軸方向に当接され、前記積層ティース部の鍔部の周方向幅は、前記境界部位の周方向幅よりも広く設定されていることが好ましい。
この構成によれば、メインコア部(コアシート)のティース構成部における径方向延出部と鍔部との境界部位は、鍔部に対して幅狭なため磁気が集中しやすい部位であるが、その境界部位に対し、幅広な積層ティース部(磁性板)の鍔部が軸方向に当接されるため、境界部位に集中する磁気を緩和させて磁気飽和を効果的に抑えることができる。
上記モータにおいて、前記ティース構成部の鍔部の反ロータ側の空間には、樹脂成形品が装填されていることが好ましい。
この構成によれば、樹脂成形品によりティース構成部の鍔部とスロット内に配置される電機子巻線との間の電気的絶縁を確保することが可能となる。なお、樹脂成形品は非磁性体であるため、自己インダクタンスを増加させることなく構成可能である。
上記モータにおいて、前記樹脂成形品は、前記ステータコアにインサート成形されてなることが好ましい。
この構成によれば、樹脂成形品をティース構成部の鍔部の反ロータ側の空間に容易に成形することが可能となる。
上記モータにおいて、前記ティース構成部の前記径方向延出部は、前記ロータ側ほど周方向幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、メインコア部(コアシート)のティース構成部における径方向延出部と鍔部との境界部位に磁気が集中しやすくなるため、そのティース構成部に磁性板の積層ティース部が積層(当接)されることによる前記境界部位への磁気集中を抑える効果がより顕著に発揮される。また、インナロータ型のモータでは、径方向内側において電機子巻線のスペースを確保することができる。
上記課題を解決するモータは、ステータコアに電機子巻線が巻装されてなるステータと、前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、前記ステータコアは、環状ヨーク部及び該環状ヨーク部から径方向に延びるティース構成部をそれぞれ有する複数のコアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを有し、前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートの各ティース構成部に積層された積層ティース部と、その各積層ティース部の前記ロータ側の端部で屈曲されて軸方向に延びるとともにロータと径方向に対向するロータ対向部とを有し、前記ステータコアのティースは、前記各コアシートのティース構成部と前記磁性板の積層ティース部が軸方向に積層されて構成され、その各ティースの周方向間に構成されるスロットに前記電機子巻線が巻装されてなるモータであって、前記磁性板の積層ティース部はそれぞれ、径方向に延びる径方向延出部と、その径方向延出部の前記ロータ側の端部で周方向両側に突出する鍔部とを有し、前記コアシートのティース構成部は、基端から先端までの全体に亘って周方向両端面が軸方向視で直線状に延びる形状をなしている。
この構成によれば、積層ティース部(磁性板)のロータ側端部には、周方向に幅広な鍔部が形成され、その鍔部からロータ対向部が軸方向に延出されるため、周方向に幅広なロータ対向部を容易に構成でき、その幅広なロータ対向部によって磁気取り込み量を好適に向上させることができる。また、コアシートのティース構成部は、磁性板の積層ティース部に形成するような鍔部を備えず、基端から先端までの全体に亘って周方向両端面が軸方向視で直線状に延びる形状をなすため、自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。これにより、軸方向に延びるロータ対向部を有する磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータの自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。
上記モータにおいて、前記ティース構成部は、前記ロータ側ほど周方向幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、コアシートのティース構成部の先端部(ロータ側端部)に磁気が集中しやすくなるため、そのティース構成部に磁性板の積層ティース部が積層(当接)されることによる磁気集中を抑える効果がより顕著に発揮される。また、インナロータ型のモータでは、径方向内側において電機子巻線のスペースを確保することができる。
上記モータにおいて、前記電機子巻線は、前記各スロットに挿入されるとともに該スロットから軸方向に突出する突出部が互いに電気的に接続された複数のセグメント導体よりなることが好ましい。
この構成によれば、電機子巻線の占積率を高く構成することが可能となり、モータの高出力化や小型化に寄与できる。
上記モータにおいて、前記セグメント導体の前記突出部は、前記磁性板の前記ロータ対向部と径方向に対向することが好ましい。
この構成によれば、ステータの軸方向への大型化を抑えつつも、磁性板のロータ対向部によってステータコアにおけるロータとの対向面の軸方向長さを確保することができる。
上記モータにおいて、前記スロットには、前記セグメント導体が径方向に沿って一列に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、スロット内においてセグメント導体が径方向に沿って一列に配置されたステータは、ティース(スロット)が多数で構成され、その多数のティースにおいてティース構成部及び積層ティース部の鍔部の形状変更によって、自己インダクタンスを調整することが可能となる。
上記モータにおいて、前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向両側にそれぞれ設けられていることが好ましい。
この構成によれば、軸方向両側の各磁性板のロータ対向部によって磁気取り込み量をより一層向上させることができる。
上記モータにおいて、前記ロータの界磁磁石は、フェライト磁石よりなることが好ましい。
この構成によれば、ロータの界磁磁石は、比較的安価なフェライト磁石よりなるため、モータの低コスト化に寄与できる。
上記モータにおいて、前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームを備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されていることが好ましい。
この構成によれば、ステータコアの外周面が各フレームの間から外部に露出されるため、ステータの熱を良好に放散させることができる。
本発明のモータによれば、磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータの自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。
実施形態のモータの模式断面図である。 同形態のステータの平面図である。 同形態のステータコアを部分的に示す斜視図である。 同形態のステータの一部を示す平面図である。 同形態における磁性板を取り外した状態のステータの一部を示す平面図である。 同形態のステータの断面図である。 同形態のセグメント導体の屈曲部位を示す模式断面図である。 同形態のモータを部分的に拡大して示す模式断面図である。 別例のステータコアを部分的に示す斜視図である。 別例のステータの一部を示す平面図である。 別例のモータを部分的に拡大して示す模式断面図である。 別例のモータを部分的に拡大して示す模式断面図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、リヤフレーム11とフロントフレーム12によってモータ10の軸方向に挟持された環状のステータ13の内側にロータ14が配置されて構成されている。なお、モータ10の軸方向出力側(後述するジョイント63側)を保持するフレームをフロントフレーム12とし、軸方向反出力側を保持するフレームをリヤフレーム11としている。各フレーム11,12は、互いに離間しないようにステータ13の外周側の位置でスルーボルト15にて締結固定されている。
[フレーム]
リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、アルミニウムや鋼鉄等の金属材料にて形成されている。リヤフレーム11は、略円盤状の本体部11aと、本体部11aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円筒状のステータ保持部11bとを備えている。一方のフロントフレーム12も略同様の構成であり、略円盤状の本体部12aと、本体部12aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円環状のステータ保持部12bとを備えている。各フレーム11,12の本体部11a,12aの径方向中央には、同軸上に配置された軸受16,17が保持され、その軸受16,17には、ロータ14の回転軸18が軸支されている。
各フレーム11,12の本体部11a,12aには、その外周縁の複数箇所(例えば2箇所)から径方向外側に延びる締結固定部11c,12cが形成されている。なお、図1では、周方向に複数設けられた締結固定部11c,12cをそれぞれ1つのみ図示している。リヤフレーム11側の締結固定部11cとフロントフレーム12側の締結固定部12cは互いに同数設けられるとともに、回転軸18の軸方向に互いに対向している。そして、それぞれ対をなす締結固定部11c,12cがスルーボルト15によって締結固定されることで、各フレーム11,12がステータ13を挟持する状態で互いに固定されるようになっている。
[ステータ]
図1及び図2に示すように、ステータ13は、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに挟持された円環状のステータコア21と、そのステータコア21に装着された電機子巻線22とを備える。
図3に示すように、ステータコア21は、複数の鋼板を積層して一体化することによって成形されている。詳述すると、ステータコア21は、鋼板をプレス加工により打ち抜いて形成した複数枚のコアシート30を軸方向に積層してかしめて一体化することにより形成されたメインコア部31と、メインコア部31の軸方向両端部にそれぞれ固定された磁性板40(補助コア部)とから構成されている。なお、本実施形態では、磁性板40は、同形状のものがメインコア部31の軸方向両側に1枚ずつ設けられている。
図3に示すように、メインコア部31の各コアシート30は同一形状をなし、板面が軸方向と直交するように配置されている。この各コアシート30は、円環状をなす環状ヨーク部32と、その環状ヨーク部32から径方向内側に延びる複数(本実施形態では、60個)のティース構成部33を有している。各コアシート30は、ティース構成部33が軸方向沿って重なるように積層されている。
図5に示すように、ティース構成部33は、環状ヨーク部32から径方向内側に延びる径方向延出部34と、その径方向延出部34の先端部(ロータ14側端部)で周方向両側に突出する鍔部35とを有している。径方向延出部34は、先端側(径方向内側)に向かうにつれて周方向幅(コアシート30の軸線を中心とする角度幅)が狭くなるテーパ状をなし、鍔部35の周方向幅は、径方向延出部34の周方向幅よりも大きく形成されている。つまり、ティース構成部33は、径方向延出部34と鍔部35との境界部位Bで最も周方向幅が狭い形状をなしている。なお、径方向延出部34の周方向両端面は、軸方向視で直線状をなすとともに、周方向に隣り合う(対向する)周方向端面同士が平行をなしている。
図3及び図4に示すように、磁性板40は、プレス加工により成形されるものであり、メインコア部31の軸方向両端のコアシート30に積層された板状の積層部41を有している。積層部41は、メインコア部31のコアシート30に対して平行且つ同軸となるように積層されている。また、磁性板40は、その板厚T1がメインコア部31のコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されている(図1参照)。
積層部41には、コアシート30の環状ヨーク部32と軸方向に重なる円環状をなす環状部42と、その環状部42から径方向内側に延びる複数の積層ティース部43とが形成されている。積層部41の環状部42の外径は、コアシート30の環状ヨーク部32の外径よりも小さく形成されている。これにより、軸方向視において環状ヨーク部32の外周縁全体が露出するように構成されている。
積層部41の積層ティース部43は、コアシート30のティース構成部33と同数形成されるとともに、そのティース構成部33に対して軸方向に積層されている。積層ティース部43は、環状部42から径方向内側に延びる径方向延出部45と、その径方向延出部45の先端部(ロータ14側端部)で周方向両側に突出する鍔部46とを有している。径方向延出部45は、先端側(径方向内側)に向かうにつれて周方向幅(コアシート30の軸線を中心とする角度幅)が狭くなるテーパ状をなし、鍔部46の周方向幅は、径方向延出部45の周方向幅よりも大きく形成されている。なお、径方向延出部45の周方向両端面は、軸方向視で直線状をなすとともに、周方向に隣り合う周方向端面同士が平行をなしている。また、この径方向延出部45の周方向端面は、ティース構成部33(コアシート30)の径方向延出部34の周方向端面と軸方向に重なっている。
各積層ティース部43の径方向内側端部(ロータ14側端部)、つまり、鍔部46の先端部には、軸方向外側(反メインコア部側)に延出されたロータ対向部44が形成されている。ロータ対向部44は、鍔部46の先端部で軸方向外側に直角に屈曲することで形成されている。つまり、磁性板40は、ロータ対向部44で板面が径方向を向くように形成されている。なお、ロータ対向部44の内径面は、メインコア部31(コアシート30)の内径と同径となるように曲面形成されている。また、積層部41の軸方向厚みとロータ対向部44の径方向厚みは、磁性板40の板厚T1によって決まり、それらは互いに等しい厚みとなっている。また、ロータ対向部44と積層ティース部43との間の折曲部位(積層ティース部43とロータ対向部44のなす角部)の肉厚は、ロータ対向部44の板厚(つまり、磁性板40の板厚T1)よりも厚くなるように形成されている。
また、ロータ対向部44は、周方向両側に周方向側部としての側縁部44aを有する。この側縁部44aは、回転軸18の軸線方向に対して周方向に傾斜する形状とされる。側縁部44aは、先端側(反メインコア部側)ほどロータ対向部44の周方向中央側に近づくように傾斜されている。また、各側縁部44aは、ロータ対向部44を径方向から見たときに、ロータ対向部44の周方向の中心線に対して左右対称となるように形成されている。このため、ロータ対向部44は、軸方向基端側(軸方向内側)の周方向幅が鍔部46の周方向幅と等しく形成されるとともに、軸方向先端側(軸方向外側)ほど周方向幅が狭く、径方向視で台形形状をなすように形成される。なお、本実施形態の各ロータ対向部44は全て同形状をなすように形成される。
以上のような構成の各コアシート30と各磁性板40とは、環状ヨーク部32及び環状部42に設定されたかしめ部21aにて積層状態で一体に固定(ダボかしめ)されている(図2参照)。そして、磁性板40の積層ティース部43及びコアシート30のティース構成部33は、軸方向に積層されることでステータコア21のティース24を構成している。
ここで、図4に示すように、ティース構成部33及び積層ティース部43の各鍔部35,46の先端部(径方向内側端部)は、軸方向に重なるように形成されるとともに、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1は、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2よりも狭く設定されている。これにより、ステータ13の自己インダクタンスが小さく抑えられるとともに、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2が確保されることで、鍔部46にロータ対向部44を容易に屈曲形成することが可能となっている。
また、積層ティース部43の鍔部46は、その周方向幅C2がティース構成部33の前記境界部位Bの周方向幅C1よりも大きく形成されるとともに、その境界部位Bに対して軸方向に当接している。ティース構成部33の境界部位Bは、鍔部35に対して幅狭であることから磁気が集中しやすい部位であるが、その境界部位Bに対して幅広な積層ティース部43の鍔部46が軸方向に当接されることで、境界部位Bでの磁気集中が緩和されるようになっている。
ステータコア21において、各ティース24の間の空間は、電機子巻線22を構成するセグメント導体25を収容する部位であるスロットSとして構成される。本実施形態では、ティース24を構成する各径方向延出部34,45(ティース構成部33及び積層ティース部43)の周方向端面同士が平行となるように形成されるため、各スロットSが軸方向視で略矩形状をなすように構成されている。なお、セグメント導体25は、積層ティース部43の鍔部46の径方向外側に配置される。また、各スロットSは、ステータコア21を軸方向に沿って貫通するとともに、径方向内側に開口する形状をなしている。なお、ステータコア21に形成されたスロットSの個数は、ティース24と同数(本実施形態では60個)である。
[絶縁部材]
図4に示すように、ステータコア21の各スロットS内には、絶縁性の樹脂材料から形成されたシート状の絶縁部材47が装着されている。各絶縁部材47は、スロットSの径方向外側端部で折り返された状態で設けられ、スロットSの内周面に沿うように形成されている。また、各絶縁部材47はスロットSに軸方向に挿入されるものであり、絶縁部材47の軸方向長さは、スロットSの軸方向長さよりも長く設定されている。つまり、絶縁部材47の軸方向両端部は、スロットSの軸方向両端部から外部に突出している(図6参照)。
また、図4、図5及び図6に示すように、ティース構成部33の鍔部46の径方向外側(反ロータ側)において、積層ティース部43の各鍔部46の軸方向間には、樹脂材料よりなる介在部材48(樹脂成形品)がインサート成形にてステータコア21に一体に設けられている。介在部材48は、ティース構成部33の鍔部35と、スロットS内に配置されるセグメント導体25との径方向間に介在されている。
[電機子巻線]
図4及び図8に示すように、上記したステータコア21に装着された電機子巻線22は、複数のセグメント導体25(セグメントコンダクタ)にて構成されている。各セグメント導体25は、所定のもの同士で接続されて、3相(U相、V相、W相)Y結線の電機子巻線22を構成している。また、各セグメント導体25は、同一断面形状(断面矩形状)の線材から形成されるものである。
各セグメント導体25は、スロットS内に挿通される部位である一対の直線部51と、スロットSから軸方向一方側(リヤフレーム11側)に突出する第1突出部52と、スロットSから軸方向他方側(フロントフレーム12側)に突出する第2突出部53とを有し、第1突出部52側で折り返される略U字状をなしている。第1及び第2突出部52,53は、軸方向両側のロータ対向部44と径方向に間隙を介してそれぞれ対向している。
一対の直線部51は、径方向位置が互いにずれるように形成されるとともに、周方向位置の異なるスロットSにそれぞれ挿入される。また、直線部51はスロットS内において絶縁部材47の内側に配置されている(図4参照)。この絶縁部材47によってセグメント導体25とステータコア21とが電気的に絶縁されている。
セグメント導体25は、各スロットS内において直線部51が径方向に4つ並ぶように配置されている。そして、セグメント導体25には、2つの直線部51が径方向内側から1つ目と4つ目に配置されるもの(図8において外側に図示されたセグメント導体25x)と、2つの直線部51が径方向内側から2つ目と3つ目に配置されるもの(図8において内側に図示されたセグメント導体25y)の2種類が用いられている。なお、主にこの2種類のセグメント導体25x,25yから電機子巻線22が構成されるが、例えば電機子巻線22の端部(電源接続端子や中性点接続端子等)を構成するセグメント導体には、別種類のもの(例えば、直線部が1つだけのセグメント導体)が用いられる。
各直線部51は、スロットSを軸方向に貫通してフロントフレーム12側に突出した第2突出部53が、周方向に屈曲されて他のセグメント導体25の第2突出部53や、特殊な種類のセグメント導体と溶接等により電気的に接続され、これにより、各セグメント導体25によって電機子巻線22が構成される。
また、セグメント導体25の第1及び第2突出部52,53は、スロットSの軸方向両端で直線部51に対して周方向に屈曲されている。ここで、第1突出部52が周方向に屈曲されたスロットSの軸方向端部付近の拡大図を図7に示す。同図に示すように、スロットSの軸方向一端を構成する磁性板40(積層部41)の積層ティース部43の角部には、円弧状に面取りされた面取り部43aが形成されている。また、第2突出部53側の磁性板40にも同様に、スロットSの軸方向他端を構成する積層ティース部43の角部に面取り部43aが形成されている。面取り部43aは、第1及び第2突出部52,53の周方向への屈曲形状に沿う円弧状をなし、その屈曲部位に対して広い面積で接触するようになっている。これにより、第1及び第2突出部52,53の周方向の屈曲部位に対して、積層ティース部43の角部から局所的に力が加わることが抑制され、その屈曲部位の損傷が抑制されるようになっている。また同様に、第1及び第2突出部52,53の屈曲部位と面取り部43aとに挟まれた絶縁部材47の損傷も抑制されている。また、本実施形態では、磁性板40の板厚T1(積層ティース部43の板厚)がコアシート30の板厚T2よりも厚いため、面取り部43aの曲率半径Rmをコアシート30の板厚T2よりも大きく設定可能となっている。これにより、曲率半径Rmが大きい面取り部43aによってセグメント導体25の屈曲部位の損傷がより好適に抑制されるようになっている。
また、図8に示すように、セグメント導体25の折り返し部25aが形成された第1突出部52は、径方向外側に傾く(膨らむ)ように形成されている。これにより、折り返し部25aがスロットSの径方向中央よりも径方向外側に偏倚するとともに、第1突出部52の径方向内側端部52aがスロットSの径方向内側端部Saよりも径方向外側に位置するように構成される。これにより、第1突出部52と磁性板40のロータ対向部44との径方向間の間隙が広く構成されるため、第1突出部52とロータ対向部44との干渉がより好適に抑制されている。その結果、セグメント導体25とロータ対向部44との絶縁性がより好適に確保されるだけでなく、第1突出部52との干渉によってロータ対向部44が変形することによるコギングトルクの増大や出力の低下が抑制されている。
一方、セグメント導体25の第2突出部53には、折り返し部が形成されず、その第2突出部53同士が溶接接合される構成のため、第2突出部53とロータ対向部44との間隙を容易に確保できるようになっている。また、第2突出部53の溶接部位は、フロントフレーム12側のロータ対向部44の軸方向先端部よりも軸方向外側(反メインコア部側)に形成されている。これにより、第2突出部53の溶接作業においてロータ対向部44が邪魔になりにくく、作業性が向上されるとともに、第2突出部53とロータ対向部44との絶縁性をより確実に確保することが可能となっている。なお、第2突出部53の溶接部位を、フロントフレーム12側のロータ対向部44の軸方向先端部よりも軸方向内側(メインコア部31側)に設定してもよく、この場合には、第2突出部53がロータ対向部44よりも軸方向外側に突出しないように構成できるため、ステータ13の軸方向の小型化に寄与できる。
[ステータコアの保持構成]
図1に示すように、上記構成のステータ13を保持する各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、各フレーム11,12の本体部11a,12aから軸方向に延出する円筒状をなしている。ステータ保持部11b,12bの外径は、ステータ保持部11b,12bのメインコア部31の外径よりも大きく形成されている。また、ステータ保持部11b,12bの内径は、メインコア部31の外径よりも小さく、且つ、磁性板40(積層部41)の外径よりも大きく形成されている。
図8に示すように、ステータ保持部11b,12bの先端部(軸方向内側端部)には、外嵌部11d,12dがそれぞれ形成されている。各外嵌部11d,12dは、ステータ保持部11b,12bの内径を大きくすることにより径方向の厚さが薄く形成された部分であり、円環状をなしている。外嵌部11d,12dの内径は、メインコア部31の外径と略等しく形成されており、外嵌部11d,12dの径方向内側には、軸方向と直交する平面状をなす当接面11e,12eがそれぞれ形成されている。
ステータコア21において、磁性板40の積層部41の外周側でメインコア部31の外周縁が軸方向両側に露出された部位(露出面31a)が各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに挟持されている。詳しくは、ステータ保持部11b,12bは、外嵌部11d,12dがメインコア部31の軸方向両端の外周縁にそれぞれ外嵌されるとともに、当接面11e,12eがメインコア部31の軸方向両側の露出面31aにそれぞれ軸方向に当接している。この状態で、各フレーム11,12が前記スルーボルト15によって互いに連結固定されることで、メインコア部31がステータ保持部11b,12bによって軸方向に挟持される。また、ステータ保持部11b,12bの先端部の間からは、ステータコア21のメインコア部31の外周面が外部に露出されている。
[ロータ]
図1に示すように、ロータ14は、軸受16,17に軸支された回転軸18と、回転軸18に一体回転可能に固定された円筒状のロータコア61と、ロータコア61の外周面に固着された複数(本実施形態では10個)の界磁磁石62とから構成されている。各界磁磁石62は、フェライト磁石よりなり、磁極(N極とS極)が周方向で交互に異なるように配置されている。ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さは、ステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)と略等しく設定されている。即ち、界磁磁石62は、ステータコア21のメインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44に対して径方向に対向している。
回転軸18の先端部(図1において左側の端部)は、フロントフレーム12を貫通してモータ10の外部に突出している。そして、この回転軸18の先端部には、該回転軸18と一体回転するジョイント63が設けられている。このジョイント63は図示しない外部装置に連結され、その外部装置に回転軸18の回転を伝達する。
なお、本実施形態のモータ10では、ステータ13のティース24の個数tは、ロータ14の極数を2p(pは自然数)、電機子巻線22の相数をn(nは3以上の自然数)、1極1相あたりのティース24の数をm(mは自然数)として、「t=2p×n×m」となるように設定されている。本実施形態では、ロータ14の極数が10、電機子巻線22の相数が3、そして、1極1相あたりのティース24の数が2であるため、ティース24の個数tは、10×3×2=60個に設定されている。また、電機子巻線22は、全節巻・分布巻で構成されるとともに、セグメント導体25の直線部51がスロットS内において径方向に一列に並ぶように構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ステータ13の電機子巻線22への通電により発生した磁界とロータ14の界磁磁石62の磁界とが、メインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44を介して作用し合い、ロータ14が回転する。このロータ対向部44は、ステータコア21のティース24のロータ14側端部(径方向内側端部)から軸方向に延びるように形成されているため、ステータコア21のロータ14との対向面(ステータコア21の内周面)の軸方向長さを確保して高出力化を図ることが可能となっている。そして、各ロータ対向部44の外周側の空間には、スロットSから軸方向両側に突出するセグメント導体25の第1及び第2突出部52,53が配置されており、その第1及び第2突出部52,53が軸方向両側のロータ対向部44と径方向にそれぞれ対向するように構成されている。このため、磁性板40のロータ対向部44によって出力を確保しつつも、ステータ13の軸方向長さ(本実施形態では、第1突出部52の軸端から第2突出部53までの長さ)を抑えることが可能となっている。なお、本実施形態では、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されているため、磁性板40での磁気飽和が生じにくく、磁性板40を介して磁気を取り込みやすくなっている。また、ロータ対向部44は、径方向視で台形形状をなすため、周方向に磁気的にスキューされた形状とされる。これにより、コギングトルクを低減されるようになっている。
そして、本実施形態のステータコア21では、ティース構成部33(メインコア部31)の鍔部35の径方向幅D1は、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2よりも狭く設定されている。ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1が狭いほど、自己インダクタンスが小さくなるという相関関係があり、ステータ13の自己インダクタンスが小さく抑えられている。これにより、弱め界磁による出力増大効果を向上させることが可能となっている。なお、本実施形態のステータ13のように、セグメント導体25(電機子巻線22)が全節巻・分布巻で構成され、セグメント導体25の直線部51がスロットS内において径方向に一列に並ぶように構成されるものは、ティース24の個数が多くなる傾向があり、その各ティース24の鍔部35の径方向幅D1を狭くすることでより効果的に自己インダクタンスが抑制されるようになっている。
また、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1を積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2よりも狭くすることで、ティース構成部33の鍔部35とセグメント導体25の直線部51との径方向の間隔が空くこととなり、セグメント導体25の保持機能の低下が懸念される。この点、本実施形態では、ティース構成部33の鍔部35とセグメント導体25の直線部51との間の径方向の隙間を介在部材48によって埋めているため、セグメント導体25の直線部51が安定保持され、その結果、セグメント導体25の振動による絶縁部材47の損傷やレアショートが抑制されている。
また、本実施形態では、ロータ対向部44によって出力を確保しつつも、ステータコア21のメインコア部31の積厚が抑えられるため、メインコア部31の積厚の変動(公差)が少なく抑えられる。これにより、メインコア部31を挟む各フレーム11,12の軸方向の間隔の変動が抑えられ、ひいては、モータ10全体の軸方向寸法の変動が抑えられるようになっている。なお、磁性板40は、その板厚T1が厚いほどその変動(公差)が大きくなるが、本実施形態のように、各フレーム11,12がメインコア部31のみを挟持して磁性板40とは軸方向に当接しないように構成することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動がより抑えられるようになっている。
また、セグメント導体25は、溶接接合された第2突出部53だけでなく、湾曲成形された折り返し部25aを有する第1突出部52も、スロットSの径方向内側端部Saよりも径方向外側(反ロータ対向部側)に位置するように構成されている。このため、スロットSをロータ対向部44から径方向外側に離した構成としなくても、セグメント導体25の第1及び第2突出部52,53とロータ対向部44との間隙を確保することができるようになっている。これにより、ステータコア21の径方向への大型化を抑えつつも、セグメント導体25の第1及び第2突出部52,53とロータ対向部44との干渉を抑えることが可能となっている。
また、電機子巻線22にセグメント導体25を用いた構成では、セグメント導体25を収容するスロットSの数(ティース24の数)が多く、ティース24の周方向幅が狭くなる傾向がある。このため、ティース24におけるロータ14との対向面(径方向内側端面)の面積を広くして出力を向上させるためには、本実施形態のように、ロータ対向部44によってティース24の径方向内側端面を軸方向に延ばす構成が適している。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)コアシート30のティース構成部33及び磁性板40の積層ティース部43はそれぞれ、径方向に延びる径方向延出部34,45と、その径方向延出部34,45のロータ14側端部(径方向内側端部)で周方向両側に突出する鍔部35,46とを有する。そして、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1は、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2よりも狭く設定される。これにより、軸方向に延びるロータ対向部44を有する磁性板40を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータ13の自己インダクタンスの増加を抑えることができる。更には、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2を十分に確保することができるため、積層ティース部43の鍔部46から軸方向に延出されるロータ対向部44を容易に屈曲成形することができる。
(2)磁性板40の積層ティース部43は、ティース構成部33において磁気が集中しやすい境界部位Bに対して軸方向に当接され、積層ティース部43の鍔部46の周方向幅C2は、境界部位Bの周方向幅C1よりも広く設定される。このため、境界部位Bに集中する磁気を緩和させて磁気飽和を効果的に抑えることができる。
(3)ティース構成部33の鍔部35の径方向外側(反ロータ側)の空間には、介在部材48(樹脂成形品)が装填されるため、介在部材48によりティース構成部33の鍔部35とスロットS内に配置されるセグメント導体25との間の電気的絶縁を確保することが可能となる。また、介在部材48によってセグメント導体25の直線部51が安定保持され、その結果、セグメント導体25の振動による絶縁部材47の損傷やレアショートが抑制されている。なお、介在部材48は非磁性体であるため、ステータ13の自己インダクタンスを増加させることなく構成可能である。また、介在部材48は、ステータコア21にインサート成形されてなるため、介在部材48をティース構成部33の鍔部35の径方向外側の空間に容易に成形することが可能となる。
(4)ティース構成部33の径方向延出部34は、ロータ14側(径方向内側)ほど周方向幅が狭くなるように形成される。この構成によれば、コアシート30のティース構成部33の境界部位Bに磁気が集中しやすくなるため、そのティース構成部33に磁性板40の積層ティース部43(鍔部46)が積層(当接)されることによる境界部位Bへの磁気集中を抑える効果がより顕著に発揮される。また、インナロータ型のモータ10では、径方向内側において電機子巻線22の配置スペースを確保することができる。
(5)電機子巻線22は、ステータコア21に軸方向に沿って形成された複数のスロットSに挿入されるとともに該スロットSから軸方向に突出する第1及び第2突出部52,53を有する複数のセグメント導体25よりなる。この構成によれば、電機子巻線22の占積率を高く構成することが可能となり、モータ10の高出力化や小型化に寄与できる。
(6)セグメント導体25の第1及び第2突出部52,53は、磁性板40のロータ対向部44と径方向に対向するように構成される。これにより、ステータ13の軸方向への大型化を抑えつつも、磁性板40のロータ対向部44によってステータコア21におけるロータ14との対向面の軸方向長さを確保して、出力の低下を抑えることが可能となる。
(7)スロットSには、セグメント導体25が径方向に沿って一列に配置される。この構成によれば、スロットS内においてセグメント導体25が径方向に沿って一列に配置されたステータ13は、ティース24が多数で構成され、その多数のティース24においてティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1を薄くすることで、自己インダクタンスをより良好に調整することが可能となる。
(8)磁性板40は、メインコア部31の軸方向両側にそれぞれ設けられるため、ステータコア21の磁気取り込み量をより一層向上させることができる。
(9)ロータ14の界磁磁石62が比較的安価なフェライト磁石よりなるため、モータ10の低コスト化に寄与できる。
(10)ステータコア21の軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコア21を軸方向に挟持するリヤフレーム11及びフロントフレーム12を備え、その各フレーム11,12の間からメインコア部31の外周面が外部に露出されるため、メインコア部31の外周面からステータ13の熱を良好に放散させることができる。
(11)磁性板40の板厚T1は、コアシート30の板厚T2よりも厚く設定されるため、磁性板40を介して磁気を取り込みやすくすることができ、その結果、より一層の高出力化に寄与できる。また、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚いため、磁性板40の積層ティース部43の角部に大きな面取り部43a(例えば、コアシート30の板厚T2よりも大きな曲率半径Rmを有する断面弧状の面取り部)を形成しやすく、その結果、セグメント導体25の屈曲部位の損傷を好適に抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、コアシート30のティース構成部33に鍔部35を形成したが、これに特に限定されるものではなく、上記実施形態のティース構成部33から鍔部35を省略して、例えば図9及び図10に示すように、ティース構成部70を径方向の基端から先端までの全体に亘って周方向両端面70aが軸方向視で直線状に延びる形状としてもよい。このような構成では、上記実施形態における鍔部35の径方向幅D1をゼロとした構成であるため、自己インダクタンスの増加をより好適に抑えることが可能となる。また、積層ティース部43(磁性板40)の径方向内側端部には、上記実施形態と同様に、周方向に幅広な鍔部46が形成され、その鍔部46からロータ対向部44が軸方向に延出されるため、周方向に幅広なロータ対向部44を容易に構成でき、ロータ対向部44の磁気取り込み量を好適に向上させることができる。このような構成によっても、軸方向に延びるロータ対向部44を有する磁性板40を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、ステータ13の自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。
また、図9及び図10に示す構成では、ティース構成部70は、径方向内側(ロータ14側)ほど周方向幅が狭くなるように形成されることから、ティース構成部70の径方向内側端部に磁気が集中しやすくなるため、そのティース構成部70に磁性板40の積層ティース部43が積層(当接)されることによる磁気集中を抑える効果がより顕著に発揮される。また、インナロータ型のモータでは、径方向内側において電機子巻線22のスペースを確保することができる。
・上記実施形態では、ティース構成部33及び積層ティース部43の各径方向延出部34,45は、ロータ14側(径方向内側)ほど周方向幅が狭くなるように形成されたが、これ以外に例えば、径方向延出部34,45の周方向両端面が互いに平行となるように形成してもよい。
・上記実施形態では、介在部材48をステータコア21にインサート成形したが、これ以外に例えば、個別に成形した介在部材48をステータコア21に装着してもよい。
・上記実施形態では、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1を、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2よりも狭く設定したが、これに特に限定されるものではない。例えば、メインコア部31(コアシート30)を新規設計せずに従来形状のまま用いる場合等には、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2を、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1よりも狭く設定することで、自己インダクタンスの増加を抑えることが可能となる。つまり、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1を、積層ティース部43の鍔部46の径方向幅D2に対して異なる寸法に設定することで、各鍔部35,46の形状変更によって自己インダクタンスを容易に調整することが可能となる。
・上記実施形態では、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、メインコア部31の外周縁(露出面31a)を軸方向に直接的に挟み、磁性板40に対しては軸方向に当接しないように構成されたが、これに特に限定されるものではなく、例えば図11に示すように、磁性板40の環状部42(積層部41)を介してメインコア部31を軸方向に挟むように構成してもよい。この図11に示すような構成によれば、磁性板40の積層部41をステータ保持部11b,12bに対して軸方向に干渉しないように径方向に小さくする必要がないため、出力の低下を抑えることができる。また、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚くして出力向上を図る場合には、磁性板40よりも板厚が薄いコアシート30の枚数を調整することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動を抑えることが可能である。
・上記実施形態では、各セグメント導体25は、スロットSに挿通された一対の直線部51を繋ぐ第1突出部52側で折り返されるように形成し、第2突出部53側で溶接等により接合するように構成されたが、これに特に限定されるものではない。例えば図12に示すように、一対の直線部51をそれぞれ別体とし、第1突出部52においても溶接等により接合するように構成してもよい。また、セグメント導体25同士の接続は、溶接以外に例えば、バスバー等の別部材を用いた接続構造としてもよい。
・上記実施形態では、セグメント導体25の直線部51を径方向に沿って一列に配置したが、これに限らず、直線部51が周方向にも並ぶように配置してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40の積層部41の外径をコアシート30の外径よりも小さくすることで、メインコア部31の軸方向端面の外周縁全体に亘って露出面31aを形成し、その露出面31aを各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bで挟むように構成したが、これに特に限定されるものではない。例えば、メインコア部31(コアシート30)の外周面から径方向外側に突出する突出部を形成し、その突出部をステータ保持部11b,12bで挟むように構成してもよい。
・上記実施形態では、ロータ対向部44を径方向視で台形形状に形成したが、これ以外に例えば、径方向視で矩形状に形成してもよく、磁気の取り込みが可能な形状であればよい。
・上記実施形態では、磁性板40の積層部41は、環状部42と積層ティース部43とを有するが、これ以外に例えば、積層部41を積層ティース部43のみで構成してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40はメインコア部31(コアシート30)にかしめ固定されたが、これ以外に例えば、接着や溶接によって固定してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚く設定したが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2に対して等しく、又は薄く設定してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40をメインコア部31の軸方向両側にそれぞれ設けたが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40をメインコア部31の軸方向一方側のみに設けてもよい。また例えば、磁性板を軸方向両側にそれぞれ複数枚設けた構成としてもよい。
・上記実施形態では、セグメント導体25にて構成される電機子巻線22を用いたが、これ以外に例えば、銅線等をティースに巻回してなる電機子巻線を用いてもよい。
・上記実施形態では、ロータ14の界磁磁石62にフェライト磁石を用いたが、これ以外に例えば、ネオジム磁石等を用いてもよい。
・上記実施形態では、界磁磁石62をロータコア61の外周面に設けたが、これ以外に例えば、ロータコア61の内部に埋設してもよい。
・上記実施形態において、ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さを、ステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)に対して異なるように設定してもよい。
・上記実施形態では、ステータコア21を一対のフレーム11,12で挟持する構成としたが、これ以外に例えば、ステータコア21を円筒状の金属製のハウジングに圧入や焼嵌め等により固定する構成としてもよい。
・上記実施形態では、ロータ14をステータ13の内周側に配置したインナロータ型のモータ10に具体化したが、これに特に限定されるものではなく、ロータをステータの外周側に配置したアウタロータ型のモータに具体化してもよい。
10…モータ、11…リヤフレーム(第1フレーム)、12…フロントフレーム(第2フレーム)、13…ステータ、14…ロータ、18…回転軸、21…ステータコア、22…電機子巻線、24…ティース、25,25x,25y…セグメント導体、30…コアシート、31…メインコア部、32…環状ヨーク部、33,70…ティース構成部、34,45…径方向延出部、35,46…鍔部、40…磁性板、43…積層ティース部、44…ロータ対向部、48…介在部材(樹脂成形品)、52,53…第1及び第2突出部(突出部)、62…界磁磁石、B…境界部位、S…スロット。

Claims (14)

  1. ステータコアに電機子巻線が巻装されてなるステータと、前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、
    前記ステータコアは、環状ヨーク部及び該環状ヨーク部から径方向に延びるティース構成部をそれぞれ有する複数のコアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを有し、
    前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートの各ティース構成部に積層された積層ティース部と、その各積層ティース部の前記ロータ側の端部で屈曲されて軸方向に延びるとともにロータと径方向に対向するロータ対向部とを有し、
    前記ステータコアのティースは、前記各コアシートのティース構成部と前記磁性板の積層ティース部が軸方向に積層されて構成され、その各ティースの周方向間に構成されるスロットに前記電機子巻線が巻装されてなるモータであって、
    前記コアシートのティース構成部及び前記磁性板の積層ティース部はそれぞれ、径方向に延びる径方向延出部と、その径方向延出部の前記ロータ側の端部で周方向両側に突出する鍔部とを有し、
    前記ティース構成部の鍔部の径方向幅は、前記積層ティース部の鍔部の径方向幅に対して異なる寸法に設定されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記ティース構成部の鍔部の径方向幅は、前記積層ティース部の鍔部の径方向幅よりも狭く設定されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記磁性板の積層ティース部は、前記コアシートのティース構成部における前記径方向延出部と前記鍔部との境界部位に対して軸方向に当接され、
    前記積層ティース部の鍔部の周方向幅は、前記境界部位の周方向幅よりも広く設定されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記ティース構成部の鍔部の反ロータ側の空間には、樹脂成形品が装填されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記樹脂成形品は、前記ステータコアにインサート成形されてなることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記ティース構成部の前記径方向延出部は、前記ロータ側ほど周方向幅が狭くなるように形成されていることを特徴とするモータ。
  7. ステータコアに電機子巻線が巻装されてなるステータと、前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、
    前記ステータコアは、環状ヨーク部及び該環状ヨーク部から径方向に延びるティース構成部をそれぞれ有する複数のコアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを有し、
    前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部の前記コアシートの各ティース構成部に積層された積層ティース部と、その各積層ティース部の前記ロータ側の端部で屈曲されて軸方向に延びるとともにロータと径方向に対向するロータ対向部とを有し、
    前記ステータコアのティースは、前記各コアシートのティース構成部と前記磁性板の積層ティース部が軸方向に積層されて構成され、その各ティースの周方向間に構成されるスロットに前記電機子巻線が巻装されてなるモータであって、
    前記磁性板の積層ティース部はそれぞれ、径方向に延びる径方向延出部と、その径方向延出部の前記ロータ側の端部で周方向両側に突出する鍔部とを有し、
    前記コアシートのティース構成部は、基端から先端までの全体に亘って周方向両端面が軸方向視で直線状に延びる形状をなしていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項7に記載のモータにおいて、
    前記ティース構成部は、前記ロータ側ほど周方向幅が狭くなるように形成されていることを特徴とするモータ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記電機子巻線は、前記各スロットに挿入されるとともに該スロットから軸方向に突出する突出部が互いに電気的に接続された複数のセグメント導体よりなることを特徴とするモータ。
  10. 請求項9に記載のモータにおいて、
    前記セグメント導体の前記突出部は、前記磁性板の前記ロータ対向部と径方向に対向することを特徴とするモータ。
  11. 請求項9又は10に記載のモータにおいて、
    前記スロットには、前記セグメント導体が径方向に沿って一列に配置されていることを特徴とするモータ。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向両側にそれぞれ設けられていることを特徴とするモータ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ロータの界磁磁石は、フェライト磁石よりなることを特徴とするモータ。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームを備え、
    前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されていることを特徴とするモータ。
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