JP2014145230A - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リレーアタックの実施を困難にする。
【解決手段】車載通信装置は、認証要求信号を送信する際に途中でボーレートを変更する。一方、携帯機は、認証要求信号を受信する際に、認証要求信号のボーレートの変更に合わせて受信アンテナを含む受信回路のQ値を変更する。また、携帯機は、正規の認証要求信号を受信した場合、応答信号を送信する。車載通信装置は、正規の応答信号を受信した場合、車両の所定の処理の実行を指令する。本発明は、例えば、車両用の通信システムに適用することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信システム及び通信装置に関し、特に、リレーアタックの実施を困難にするようにした通信システム及び通信装置に関する。
近年、車両に設けられている車載通信装置とユーザが所持する携帯機との間で無線通信を行うことにより、機械的な鍵を使用したり、携帯機を操作したりすることなく、車両のドアの開錠及び施錠を可能にする機能(以下、自動エントリ機能と称する)を有する電子キーシステムの普及が進んでいる。
自動エントリ機能には、大きく分けて以下の2種類の方式がある。1つ目は、携帯機を所持するユーザが車両に対して所定の操作(例えば、ドアに触れる、ドアに設けられているボタンを操作する等)を行った場合、車両のドアが自動的に開錠又は施錠する方式である。この方式では、例えば、ユーザが車両に対して所定の操作を行った場合、車載通信装置から所定のエリア内に認証要求信号が送信され、認証要求信号を受信した携帯機が認証情報を含む応答信号を送信し、認証が成功したとき、ドアの開錠又は施錠が行われる。
2つ目は、携帯機を所持するユーザが車両に近づくと自動的にドアを開錠し、車両から遠ざかると自動的にドアを施錠する方式である。この方式では、例えば、車載通信装置から定期的に所定のエリア内に認証要求信号が送信され、認証要求信号を受信した携帯機が認証情報を含む応答信号を送信し、認証が成功した場合、ドアの開錠が行われ、応答信号を受信できなかった場合、ドアの施錠が行われる。
ところで、自動エントリ機能を備えた車両は、リレーアタックと呼ばれる手法を用いて、盗難や侵入にあう危険性がある。ここで、リレーアタックとは、携帯機を所持するユーザが車載通信装置の通信エリア外にいるにも関わらず、悪意を持った第三者が中継器を用いて、車載用通信装置と携帯機との間の通信を可能にし、車両のドアを開錠する等の不正行為を行う手法である。
そこで、従来、リレーアタックに対する対策として、例えば、強度が途中で変化する強度測定用信号を付加して車載通信装置からリクエスト信号を送信することが提案されている。そして、携帯機において、強度測定用信号の強度の変化の検出値が所定値以上である場合にのみ、携帯機から車載通信装置にアンサ信号が送信される。これに対して、中継器は、強度測定用信号の強度の変化に追従することが困難なため、リアーアタックの実施が困難になる(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、車載通信装置からの要求信号、及び、それに対する携帯機からの応答信号の送信タイミングを通信毎に異ならせることが提案されている。これに対して、中継器は、信号の送信タイミングの変化に追従することが困難なため、リアーアタックの実施が困難になる(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−185186号公報 特開2011−63939号公報
本発明は、リレーアタックの実施を困難にするようにするものである。
本発明の第1の側面の通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムであって、第1の通信装置は、第2の通信装置への信号を送信する第1の送信部と、第1の送信部を制御する第1の送信制御部とを備え、第2の通信装置は、第1の通信装置からの信号を受信する第1の受信回路と、第1の受信回路を制御する第1の受信制御部とを備え、第1の送信制御部は、所定の第1の信号を送信する際に、ボーレートを途中で変更するように制御し、第1の受信制御部は、第1の信号を受信する際に、第1の信号のボーレートが途中で変更されるのに合わせて第1の受信回路のQ値を変更する。
本発明の第1の側面においては、所定の第1の信号を送信する際に、ボーレートが途中で変更され、第1の信号を受信する際に、第1の信号のボーレートが途中で変更されるのに合わせて第1の受信回路のQ値が変更される。
従って、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
この第1の通信装置及び第2の通信装置は、例えば、一方が車両用のキーフォブにより構成され、他方が車載用の通信装置により構成される。この第1の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。この第1の送信制御部、第1の受信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この第1の受信回路は、例えば、受信アンテナと、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。
この第1の通信装置を車両に設け、この第1の通信装置には、第2の通信装置からの信号を受信する第2の受信回路と、第2の受信回路を制御する第2の受信制御部と、車両の処理の制御を行う車両制御部とをさらに設け、この第2の通信装置には、第1の通信装置への信号を送信する第2の送信部と、第2の送信部を制御する第2の送信制御部とをさらに設け、この第1の送信制御部には、車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に第1の信号を送信するように制御させ、この第2の送信制御部には、第1の信号に対する応答信号として第2の信号を送信するように制御させ、この車両制御部には、第2の通信装置から正規の第2の信号を受信した場合、車両の所定の処理の実行を指令させることができる。
これにより、例えば、自動エントリ機能を有する車両においてリレーアタックの実施を困難にすることができる。
この第2の受信回路は、例えば、受信アンテナと、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。この第2の受信制御部、車両制御部、第2の送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この第2の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。
この第1の通信装置には、第2の通信装置からの信号を受信する第2の受信回路と、第2の受信回路を制御する第2の受信制御部とをさらに設け、この第2の通信装置を車両に設け、この第2の通信装置には、第1の通信装置への信号を送信する第2の送信部と、第2の送信部を制御する第2の送信制御部と、車両の処理の制御を行う車両制御部とをさらに設け、この第2の送信制御部には、車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に所定の第2の信号を送信するように制御させ、この第1の送信制御部には、第2の信号に対する応答信号として第1の信号を送信するように制御させ、この車両制御部は、第1の通信装置から正規の第1の信号を受信した場合、車両の所定の処理の実行を指令させることができる。
これにより、例えば、自動エントリ機能を有する車両においてリレーアタックの実施を困難にすることができる。
この第2の受信回路は、例えば、受信アンテナと、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。この第2の受信制御部、第2の送信制御部、車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この第2の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。
この第1の送信制御部には、第1の信号のボーレートを段階的に上げていくように制御させ、この第1の受信制御部には、第1の受信回路のQ値を段階的に下げていくように制御させることができる。
これにより、リレーアタックの実施をより困難にすることができる。
この第1の送信制御部には、第1の信号のボーレートの変更値を示す情報を第1の信号に含めて通知するように制御させ、この第1の受信制御部には、通知されたボーレートの変更値に基づいて、第1の受信回路のQ値を変更するように制御させることができる。
これにより、リレーアタックの実施をより困難にすることができる。
この第1の送信制御部には、第1の信号のボーレートの変更位置を示す情報を第1の信号に含めて通知するように制御させ、この第1の受信制御部には、通知された第1の信号の変更位置において、第1の受信回路のQ値を変更するように制御させることができる。
これにより、リレーアタックの実施をより困難にすることができる。
この第1の送信制御部には、第1の信号の予め設定した所定の位置でボーレートを変更するように制御させ、この第1の受信制御部には、第1の信号の予め設定した所定の位置で第1の受信回路のQ値を変更するように制御させることができる。
これにより、送信側のボーレートと受信側のQ値の切り替えを確実に同期させることができる。
この第1の通信装置を車両に設け、この第1の通信装置には、第2の通信装置からの信号を受信する第2の受信回路と、第2の受信回路を制御する受信制御部と、車両の処理の制御を行う車両制御部とをさらに設け、第2の通信装置には、第1の通信装置に送信する信号を生成する信号処理部と、第1の通信装置への信号を送信する第2の送信部と、第2の送信部を制御する第2の送信制御部とをさらに設け、この第1の送信制御部には、車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に第1の信号を送信するように制御させ、この信号処理部には、第1の信号に対する応答として、車両の処理の実行の指令を含み、第1の信号の受信が成功した範囲に応じて、実行を指令する車両の処理の内容が変化する第2の信号を生成させ、この第2の送信制御部には、第1の通信装置への第2の信号の送信を制御させ、この車両制御部は、第2の信号に基づいて、車両の処理の実行を指令させることができる。
これにより、例えば、自動エントリ機能を有する車両においてリレーアタックの実施を困難にすることができる。また、第1の信号の受信状況に応じて、車両が実行する処理を切り替えることができる。
この第2の受信回路は、例えば、受信アンテナと、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。この第2の受信制御部、車両制御部、信号処理部、第2の送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この第2の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。
本発明の第2の側面の通信装置は、他の通信装置と無線通信を行う通信装置であって、他の通信装置への信号を送信する送信部と、送信部を制御する送信制御部とを備え、送信制御部は、所定の信号を送信する際に、ボーレートを途中で変更するように制御する。
本発明の第2の側面においては、所定の信号を送信する際に、ボーレートが途中で変更される。
従って、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
この通信装置及び他の通信装置は、例えば、一方が車両用のキーフォブにより構成され、他方が車載用の通信装置により構成される。この送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。この送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。
本発明の第3の側面の通信装置は、他の通信装置と無線通信を行う通信装置であって、他の通信装置からの信号を受信する受信回路と、受信回路を制御する受信制御部とを備え、受信制御部は、他の通信装置からの所定の信号を受信する際に、所定の信号のボーレートが途中で変更されるのに合わせて受信回路のQ値を変更する。
本発明の第3の側面においては、他の通信装置からの所定の信号を受信する際に、所定の信号のボーレートが途中で変更されるのに合わせて受信回路のQ値が変更される。
従って、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
この通信装置及び他の通信装置は、例えば、一方が車両用のキーフォブにより構成され、他方が車載用の通信装置により構成される。この受信回路は、例えば、受信アンテナと、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。
本発明の第1の側面乃至第3の側面によれば、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
本発明を適用した通信システムの一実施の形態を示すブロック図である。 携帯機の受信アンテナの回路構成の例を示す図である。 車載通信装置の処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 車載通信装置と携帯機の間の信号の流れの第1の例を示す図である。 携帯機の処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 Q値の違いによる受信信号の立ち上がり速度の違いを説明するための図である。 中継器によるリレーアタックが困難になる原理を説明するための図である。 車載通信装置の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 車載通信装置と携帯機の間の信号の流れの第2の例を示す図である。 携帯機の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 車載通信装置と携帯機の間の信号の流れの第3の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[通信システム101の構成例]
図1は、本発明を適用した通信システム101の一実施の形態を示している。通信システム101は、車両102の所定の機能を実現するために用いられる。ここで、所定の機能とは、例えば、機械的な鍵を使用したり、携帯機112を操作したりしなくても、車両102のドアの開錠及び施錠を実行したり(自動エントリ機能)、車両102のボタン等を操作するだけでエンジンやモータ等の駆動機関を始動できるようにしたり(以下、プッシュスタート機能と称する)、ウェルカムランプを点灯したり(以下、ウェルカムランプ点灯機能と称する)する機能等である。なお、ウェルカムランプとは、車内やドアミラーの付近等に設けられ、周囲が暗い場合に車両102や周囲の状況を確認する等の目的で点灯するランプである。
また、後述するように、通信システム101には、中継器103を用いたリレーアタックを防止するための対策が施されている。
通信システム101は、車両102に設けられる車載通信装置111、及び、ユーザが所持する携帯機112を含むように構成される。車載通信装置111と携帯機112は、双方向の無線通信を行う。
車載通信装置111は、受信部121、制御部122及び送信部123を含むように構成される。
受信部121は、受信アンテナ131及び受信機132を含むように構成される。受信機132は、例えば、各種の受信回路、又は、専用のICにより構成される。受信機132は、制御部122の受信制御部141の制御の下に、受信アンテナ131を介して、UHF帯の信号(以下、RF信号と称する)を携帯機112から受信し、受信したRF信号を復調する。また、受信機132は、RF信号の復調により得られたベースバンド信号を受信制御部141に供給する。
制御部122は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU(Electronic Control Unit)等により構成される。制御部122は、受信制御部141、信号処理部142、送信制御部143、及び、車両制御部144を含むように構成される。
受信制御部141は、受信部121の制御を行う。また、受信制御部141は、受信部121の受信機132から供給されるベースバンド信号を、信号処理部142に供給する。
信号処理部142は、受信制御部141から供給されるベースバンド信号に対する各種の信号処理(例えば、信号の解析や解析結果に基づく処理等)を行う。また、信号処理部142は、必要に応じて、信号処理の結果を受信制御部141、送信制御部143及び車両制御部144に通知する。さらに、信号処理部142は、信号処理の結果や、車両制御部144からの指令等に基づいて、携帯機112に送信する信号(ベースバンド信号)を生成し、送信制御部143に供給する。
送信制御部143は、信号処理部142から供給されるベースバンド信号を、送信部123の送信機151に供給する。また、送信制御部143は、送信部123の制御を行う。例えば、送信制御部143は、送信部123の送信機151から送信されるLF信号のボーレートを制御する。さらに、送信制御部143は、送信機151のボーレートの設定値を信号処理部142に通知する。
車両制御部144は、車両102に設けられている他の装置(例えば、ECU等)と通信を行い、各種の情報の送受信を行ったり、指令を与えたり、指令を受けたりする。
送信部123は、送信機151及び送信アンテナ152を含むように構成される。送信機151は、例えば、各種の送信回路、又は、専用のIC等により構成される。送信機151は、送信制御部143の制御の下に、送信制御部143から供給されるベースバンド信号をLF帯の搬送波により所定の変調方式で変調する。また、送信機151は、送信制御部143の制御の下に、変調後の信号(以下、LF信号と称する)を、送信アンテナ152を介して、携帯機112に送信する。
なお、送信機151の変調方式として、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)復調方式、FSK(Frequency Shift Keying)復調方式、PSK(Phase Shift Keying)復調方式等を採用することが可能である。以下、送信機151の変調方式にASK変調方式を採用した場合について説明する。
携帯機112は、例えば、車両102を利用するユーザが所持するキーフォブにより構成される。携帯機112は、受信部161、操作部162、制御部163及び送信部164を含むように構成される。
受信部161は、受信アンテナ171及び受信機172を含むように構成される。受信機172は、例えば、各種の受信回路、又は、専用のICにより構成される。受信機172は、制御部163の受信制御部181の制御の下に、受信アンテナ171を介して、車載通信装置111からLF信号を受信し、受信したLF信号を復調する。また、受信機172は、LF信号の復調により得られたベースバンド信号を受信制御部181に供給する。さらに、受信機172は、復調前のLF信号を必要に応じて受信制御部181に供給する。また、受信アンテナ171を含む受信回路は、受信制御部181の制御の下に、Q値を変更することが可能である。なお、この受信回路は、例えば、受信アンテナ171単体で構成される場合もあるし、受信アンテナ171と受信機172の一部又は全部により構成される場合もある。また、この受信回路は、例えば、受信制御部181の一部を含む場合もある。
操作部162は、例えば、ボタンやスイッチ等により構成され、車両102の所定の操作を行うときに操作される。操作部162は、操作内容を示す信号を制御部163の信号処理部182に供給する。
制御部163は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ等により構成される。制御部163は、受信制御部181、信号処理部182、及び、送信制御部183を含むように構成される。
受信制御部181は、受信部161の制御を行う。例えば、受信制御部181は、受信部161の受信アンテナ171を含む受信回路のQ値を制御する。また、受信制御部181は、受信部161の受信機172から供給されるベースバンド信号を信号処理部182に供給する。
信号処理部182は、受信制御部181から供給されるベースバンド信号に対する各種の信号処理(例えば、信号の解析や解析結果に基づく処理等)を行う。また、信号処理部182は、信号処理の結果や、操作部162からの操作信号等に基づいて、車載通信装置111に送信する信号(ベースバンド信号)を生成し、送信制御部183に供給する。
送信制御部183は、信号処理部142から供給されるベースバンド信号を、送信部164の送信機191に供給する。また、送信制御部183は、送信部164の制御を行う。
送信部164は、送信機191及び送信アンテナ192を含むように構成される。送信機191は、例えば、各種の送信回路、又は、専用のIC等により構成される。送信機191は、送信制御部183の制御の下に、送信制御部183から供給されるベースバンド信号をUHF帯の搬送波により所定の変調方式で変調する。また、送信機191は、送信制御部183の制御の下に、変調後のRF信号を、送信アンテナ192を介して、車載通信装置111に送信する。
なお、送信機191の変調方式として、例えば、ASK変調方式、FSK変調方式、PSK変調方式等を採用することが可能である。なお、以下、送信機191の変調方式にFSK変調方式を採用した場合について説明する。
[携帯機112の受信アンテナ171の回路構成の例]
図2は、携帯機112の受信アンテナ171の回路構成の例を示している。
図2の受信アンテナ171は、コイル201、キャパシタ202、抵抗203、抵抗204、及び、スイッチ205乃至スイッチ207により構成される。コイル201の一端は、キャパシタ202の一端、抵抗203の一端、及び、スイッチ205の端子aに接続され、コイル201の他の一端は、キャパシタ202の他の一端、抵抗204の一端、及び、スイッチ205の端子bに接続されている。抵抗203のコイル201に接続されている一端と異なる一端は、スイッチ206の一端に接続されている。抵抗204のコイル201に接続されている一端と異なる一端は、スイッチ207の一端に接続されている。スイッチ205の端子cは、スイッチ206の抵抗203に接続されている一端とは異なる一端、及び、スイッチ207の抵抗204に接続されている一端とは異なる一端に接続されている。
ここで、受信アンテナ171を含む受信回路のQ値は、次式(1)により表される。
Figure 2014145230
なお、ωは受信アンテナ171が受信するLF信号の角周波数、Lはコイル201のインダクタンス、Cはキャパシタ202のキャパシタンス、Rは受信アンテナ171全体の抵抗値を示している。
従って、例えば、受信制御部181が、スイッチ205乃至207の状態を切り替えることにより、受信アンテナ171の抵抗値Rが変化する。これに伴い、式(1)により求められる受信回路のQ値を変化させることができる。
なお、図2は、携帯機112の受信アンテナ171の回路構成の一例であり、他の構成の回路を採用することも可能である。また、例えば、抵抗203、抵抗204、及び、スイッチ205乃至207により構成される回路を、受信アンテナ171から分離して、受信機172又は受信制御部181に組み込むことも可能である。
[通信システム101の処理の第1の実施の形態]
次に、図3乃至図7を参照して、通信システム101の処理の第1の実施の形態について説明する。具体的には、車載通信装置111が認証要求信号を送信し、認証要求信号を受信した携帯機112が応答信号を送信し、正規の応答信号を受信した車載通信装置111が、自動エントリ機能、プッシュスタート機能、ウェルカムランプ点灯機能等の処理を実行させる場合の処理の第1の実施の形態について説明する。
(車載通信装置111の処理の第1の実施の形態)
まず、図3のフローチャートを参照して、車載通信装置111の処理の第1の実施の形態について説明する。
なお、この処理は、例えば、車両102の操作部(不図示)に対して所定の操作(例えば、車両102のドアに設けられているボタン等を操作する等)が行われた場合、又は、定期的に実行される。
ステップS1において、送信制御部143は、送信機151のボーレートを予め設定されているB1に設定する。
ステップS2において、車載通信装置111は、認証要求信号のプリアンブルを送信する。
ここで、図4を参照して、認証要求信号の構成例について説明する。認証要求信号は、例えば、プリアンブル、ヘッダ、データ部、及び、CW(Continuous Wave)部の各ブロックにより構成される。
プリアンブルは、例えば、車載通信装置111と携帯機112との間の同期をとるための、所定の値の同期コードを含むブロックである。
ヘッダは、信号の種類、長さ等の認証要求信号に関するデータを含むブロックである。
データ部は、携帯機112の処理に必要なデータを含むブロックである。
CW部は、認証要求信号の電波強度を測定するための連続波を含むブロックである。
なお、ヘッダ及びデータ部にそれぞれ、車載通信装置111の認証に用いるID等の認証情報が含まれる。
そして、信号処理部142は、認証要求信号を生成し、送信制御部143を介して送信機151に供給する。送信機151は、送信制御部143の制御の下に、認証要求信号のプリアンブルをボーレートB1でASK変調し、送信アンテナ152を介して送信する。
ステップS3において、送信制御部143は、送信機151のボーレートを予め設定されているB2に設定する。なお、ボーレートB2は、ボーレートB1と異なる値に設定される。
ステップS4において、送信機151は、送信制御部143の制御の下に、認証要求信号のヘッダをボーレートB2でASK変調し、送信アンテナ152を介して送信する。
ステップS5において、送信制御部143は、送信機151のボーレートを予め設定されているB3に設定する。なお、ボーレートB3は、少なくとも隣接するボーレートB2と異なる値に設定される。また、ボーレートが段階的に高くなるように、すなわち、B1<B2<B3となるように設定することが望ましい。
ステップS6において、送信機151は、送信制御部143の制御の下に、認証要求信号のデータ部をボーレートB3でASK変調し、送信アンテナ152を介して送信する。
ステップS7において、送信制御部143は、送信機151のボーレートをB1に設定する。
ステップS8において、送信機151は、送信制御部143の制御の下に、認証要求信号のCW部をボーレートB1でASK変調し、送信アンテナ152を介して送信する。
ステップS9において、信号処理部142は、正規の応答信号を受信したか否かを判定する。具体的には、後述する図5のステップS63において、認証要求信号に対する応答信号が携帯機112から送信された場合、受信機132は、受信アンテナ131を介して応答信号を受信する。受信機132は、FSK変調された応答信号を復調し、受信制御部141を介して信号処理部142に供給する。信号処理部142は、応答信号に含まれる携帯機112の認証情報の照合を行う。そして、信号処理部142は、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規の応答信号を受信したと判定し、処理はステップS10に進む。
ステップS10において、車両通信装置111は、車両の所定の処理の実行を指令する。具体的には、信号処理部142は、応答信号に含まれるコマンドを車両制御部144に供給する。車両制御部144は、取得したコマンドに対応する処理を実行するように、ECU等の車両102の他の装置に指令する。これにより、例えば、上述した自動エントリ機能、プッシュスタート機能、ウェルカムランプ点灯機能等の処理が実行される。
なお、後述するように、このとき実行される機能(車両102の処理の内容)は、携帯機112の認証要求信号の受信状況(より具体的には、受信が成功した範囲)に応じて変化する。
その後、車載通信装置111の処理は終了する。
一方、ステップS9において、信号処理部142は、応答信号の受信に失敗した場合、又は、応答信号の認証に失敗した場合、正規の応答信号を受信しなかったと判定し、ステップS10の処理はスキップされ、車載通信装置111の処理は終了する。
(携帯機112の処理の第1の実施の形態)
次に、図5のフローチャートを参照して、図3の車載通信装置111の処理に対応して実行される携帯機112の処理の第1の実施の形態について説明する。
ステップS51において、受信制御部181は、受信アンテナ171を含む受信回路のQ値を予め設定されているQ1に設定する。このQ1は、ボーレートB1の信号の受信に適した値に設定される。
ステップS52において、受信機172は、認証要求信号が送信されてきたか否かを判定する。ステップS52の判定処理は、認証要求信号が送信されてきたと判定されるまで繰り返し実行される。そして、受信機172は、図3のステップS2において車載通信装置111から送信されてきた認証要求信号のプリアンブルを、受信アンテナ171を介して受信した場合、認証要求信号を受信したと判定し、処理はステップS53に進む。
ステップS53において、受信制御部181は、プリアンブルの受信に成功したか否かを判定する。具体的には、受信機172は、受信した認証要求信号のプリアンブルを復調し、受信制御部181に供給する。受信制御部181は、受信したプリアンブルの同期コードに基づいて、受信機172を制御し、車載通信装置111との間の位相同期を行う。そして、受信制御部181は、車載通信装置111との間の位相同期を確立できた場合、プリアンブルの受信に成功したと判定し、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、受信制御部181は、受信回路のQ値を予め設定されているQ2に設定する。このQ2は、ボーレートB2の信号の受信に適した値に設定される。
ステップS55において、信号処理部182は、車両102の処理の許可レベルをレベル1に設定する。具体的には、受信制御部181は、認証要求信号のプリアンブルの受信に成功したことを信号処理部182に通知する。信号処理部182は、認証要求信号のプリアンブルの受信に成功したことにより、車両102の処理の許可レベルをレベル1に設定する。例えば、許可レベル1では、上述した自動エントリ機能、スマート始動機能及びウェルカムランプ点灯機能の3つの機能のうち、リスクレベルが最も低いウェルカムランプ点灯機能のみの実行が許可される。
ここで、リスクレベルとは、第三者による車両102の盗難や侵入が発生する危険度を表す。例えば、ウェルカムランプ点灯機能は、リレーアタックにより実行されても、車両102の盗難や侵入が発生する危険性が低いため、リスクレベルが低い機能である。自動エントリ機能は、リレーアタックにより実行された場合、車両102に侵入される恐れがあるため、ウェルカムランプ機能よりリスクレベルが高い機能である。プッシュスタート機能は、リレーアタックにより実行された場合、車両102が盗難される恐れがあるため、自動エントリ機能よりさらにリスクレベルが高い機能である。
ステップS56において、信号処理部182は、正規のヘッダを受信したか否かを判定する。具体的には、受信機172は、図3のステップS4において、車載通信装置111から送信された認証要求信号のヘッダを、受信アンテナ171を介して受信する。受信機172は、受信したヘッダを復調し、受信制御部181を介して信号処理部182に供給する。信号処理部182は、ヘッダに含まれる車載通信装置111の認証情報の照合を行う。そして、信号処理部142は、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規のヘッダを受信したと判定し、処理はステップS57に進む。
ステップS57において、受信制御部181は、受信回路のQ値を予め設定されているQ3に設定する。このQ3は、ボーレートB3の信号の受信に適した値に設定される。
ステップS58において、信号処理部182は、認証要求信号のヘッダまでの受信に成功したことにより、車両102の処理の許可レベルをレベル2に設定する。例えば、許可レベル2では、上述した3つの機能のうち、ウェルカムランプ点灯機能に加えて、自動エントリ機能の実行が許可される。
ステップS59において、信号処理部182は、正規のデータ部を受信したか否かを判定する。具体的には、受信機172は、図3のステップS6において、車載通信装置111から送信された認証要求信号のデータ部を、受信アンテナ171を介して受信する。受信機172は、受信したデータ部を復調し、受信制御部181を介して信号処理部182に供給する。信号処理部182は、データ部に含まれる車載通信装置111の認証情報の照合を行う。そして、信号処理部142は、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規のデータ部を受信したと判定し、処理はステップS59に進む。
ステップS60において、受信制御部181は、受信回路のQ値をQ1に設定する。
ステップS61において、携帯機112は、受信強度を測定する。具体的には、受信機172は、図3のステップS8において、車載通信装置111から送信された認証要求信号のCW部を、受信アンテナ171を介して受信する。受信制御部181は、復調前のCW部を受信機172から取得し、CW部の受信強度を測定する。
ステップS62において、信号処理部182は、認証要求信号のデータ部までの受信に成功したことにより、車両102の処理の許可レベルをレベル3に設定する。例えば、許可レベル3では、上述した3つの全ての機能の実行が許可される。
その後、処理はステップS63に進む。
一方、ステップS59において、信号処理部142は、認証要求信号のデータ部の受信に失敗した場合、又は、データ部の認証に失敗した場合、正規のデータ部を受信しなかったと判定し、ステップS60乃至S62の処理はスキップされ、処理はステップS63に進む。
また、ステップS56において、信号処理部142は、認証要求信号のヘッダの受信に失敗した場合、又は、ヘッダの認証に失敗した場合、正規のヘッダを受信しなかったと判定し、ステップS57乃至S62の処理はスキップされ、処理はステップS63に進む。
ステップS63において、携帯機112は、設定した許可レベルに応じた処理の実行を指令するコマンドを含む応答信号を送信する。具体的には、信号処理部182は、受信した認証要求信号に対する応答信号を生成する。この応答信号には、携帯機112を識別するためのID等の認証情報、及び、車両102の所定の機能の実行を指令するコマンドを含む。例えば、許可レベル1に設定されている場合、応答信号は、ウェルカムランプ機能の実行を指令するコマンドを含む。許可レベル2に設定されている場合、応答信号は、ウェルカムランプ機能及び自動エントリ機能の実行を指令するコマンドを含む。許可レベル3に設定されている場合、応答信号は、ウェルカムランプ機能、自動エントリ機能及びプッシュスタート機能の実行を指令するコマンドを含む。
このように、設定された許可レベルに応じて、車両102において実行が許可される機能が変化する。すなわち、認証要求信号の受信が成功した範囲が広いほど、よりリスクレベルを高い機能の実行が許可され、認証要求信号の受信が成功した範囲が狭いほど、よりリスクレベルの低い機能の実行のみが許可される。
その後、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が実行される。
一方、ステップS53において、受信制御部181は、車載通信装置111との間の位相同期の確立に失敗した場合、プリアンブルの受信に失敗したと判定し、処理はステップ51に戻る。その後、ステップS51以降の処理が実行される。
以上のようにして、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
具体的には、図6は、Q値が高い場合と低い場合の一般的な受信アンテナの受信信号の立ち上がり波形を比較した図である。この図に示されるように、受信信号の強度が所定のレベルXに達する時間は、Q値が低い場合の時間T2の方が、Q値が高い場合の時間T1より短くなる。すなわち、Q値が低い方が、受信信号の立ち上がりが早く、受信信号の検出が早くなる。
従って、車載通信装置111から送信される認証要求信号のボーレートに対して受信アンテナを含む受信回路のQ値が高すぎると、又は、受信回路のQ値に対して認証要求信号のボーレートが高すぎると、受信信号の検出が間に合わなくなり、認証要求信号の受信を失敗する可能性が高くなる。
一方、一般的に、受信回路のQ値が高いほど受信感度が良く、Q値が低いほど受信感度が悪くなる傾向がある。また、リレーアタックに使用される中継器103は、車両102(車載通信装置111)又は携帯機112からある程度距離が離れた位置において信号を中継する必要がある。そのため、中継器103では、受信回路の受信感度を良くするためにQ値を高く設定することが想定される。逆に、受信回路のQ値を低くすると、受信感度の低下により、車載通信装置111と携帯機112との間に中継器を複数用意する必要が生じ、現実的でない。
図7は、認証要求信号のボーレートを段階的に上げた場合(ボーレートを徐々に高くした場合)の中継器103と携帯機112の受信波形を比較した例を模式的に示している。なお、携帯機112の受信波形は、中継器103を介さずに、車載通信装置111から直接受信した場合の波形を示している。
この図に示されるように、中継器103の受信アンテナを含む受信回路のQ値は、認証要求信号のボーレートの変化に関わらず、所定の高い値Qxに固定される。従って、中継器103は、認証要求信号のボーレートの変化に追従できずに、信号検出に失敗する可能性が高くなる。そして、中継器103が、認証要求信号の中継に失敗し、リレーアタックの実施が困難になる。
一方、携帯機112の受信アンテナ171を含む受信回路のQ値は、認証要求信号のボーレートの変化に追従して変化する。より具体的には、携帯機112の受信回路のQ値は、ボーレートが段階的に上がるのに応じて、Q1>Q2>Q3となるように段階的に下げられる。従って、ボーレートの変化に関わらず、正しく信号検出を行うことができ、認証要求信号の受信に成功する。
なお、携帯機112と車両102(車載通信装置111)との間の距離が遠く、認証要求信号の強度が弱い場合、携帯機112の受信回路のQ値を低くすることにより、受信感度が低下し、認証要求信号の受信に失敗するおそれがある。しかし、車両102との間の距離が遠い場合には、自動エントリ機能、ウェルカムランプ点灯機能等を動作させる必要はないため、実用上問題ない。
また、認証要求信号のボーレートを段階的に高くすることにより、中継器103は、Q値が一定であるため、認証要求信号の後半になるほど(ボーレートが高くなるほど)、受信を失敗する可能性が高くなる。従って、上述したように、認証要求信号の受信に成功した範囲が広くなるほど、リスクレベルの高い機能を実行させるようにすることができる。
[通信システム101の処理の第2の実施の形態]
次に、図8乃至図10を参照して、通信システム101の処理の第2の実施の形態について説明する。
(車載通信装置111の処理の第1の実施の形態)
まず、図8のフローチャートを参照して、車載通信装置111の処理の第2の実施の形態について説明する。
なお、この処理は、例えば、車両102の操作部(不図示)に対して所定の操作(例えば、車両102のドアに設けられているボタン等を操作する等)が行われた場合、又は、定期的に実行される。
ステップS101において、図3のステップS1の処理と同様に、送信機151のボーレートがB1に設定される。
ステップS102において、送信制御部143は、ボーレートB2及びB3の値を設定する。このとき、ボーレートB2及びB3の値は、車載通信装置111が送信可能で、携帯機112が受信可能な範囲内に設定することができる。ただし、隣接するボーレートB1とボーレートB2、及び、ボーレートB2とボーレートB3の値が異なることが条件となる。また、第1の実施の形態の場合と同様に、B1<B2<B3となるようにボーレートを設定することが望ましい。そして、送信制御部143は、設定したボーレートB2及びB3の値を信号処理部142に通知する。
ステップS103において、車載通信装置111は、プリアンブルを送信するとともに、ボーレートB2及びB3の値を通知する。具体的には、信号処理部142は、認証要求信号を生成し、送信制御部143を介して送信機151に供給する。このとき、信号処理部142は、認証要求信号のプリアンブルに、設定したボーレートB2及びB3の値(ボーレートの変更値)を示す情報を含ませる。そして、送信機151は、送信制御部143の制御の下に、認証要求信号のプリアンブルをASK変調し、変調後のプリアンブルをボーレートB1で送信アンテナ152を介して送信する。
以降、ステップS104乃至S111において、図3のステップS3乃至S10と同様の処理が行われる。
これにより、図9に示されるように、認証要求信号のヘッダがボーレートB2で変調され、データ部がボーレートB3で変調され、CW部がボーレートB1で変調される。ただし、上述した図4の例と異なり、ボーレートB2とボーレートB3の値は可変であり、通信毎に変更することが可能である。
(携帯機112の処理の第2の実施の形態)
次に、図10のフローチャートを参照して、図8の車載通信装置111の処理に対応して実行される携帯機112の処理の第2の実施の形態について説明する。
ステップS151において、図5のステップS51の処理と同様に、受信回路のQ値がQ1に設定される。
ステップS152において、図5のステップS52の処理と同様に、認証要求信号が送信されてきたか否かが判定される。認証要求信号が送信されてきたと判定された場合、処理はステップS153に進む。
ステップS153において、図3のステップS53の処理と同様に、認証要求信号のプリアンブルの受信に成功したか否かが判定される。認証要求信号のプリアンブルの受信に成功したと判定された場合、処理はステップS154に進む。
ステップS154において、携帯機112は、Q値をボーレートB2に対応した値Q2に設定する。具体的には、受信制御部181は、認証要求信号のプリアンブルを信号処理部182に供給する。信号処理部182は、プリアンブルに含まれるボーレートB2及びB3の値を示す情報を受信制御部181に供給する。受信制御部181は、受信回路のQ値を、ボーレートB2の信号の受信に適した値Q2に設定する。
ステップS155において、図5のステップS55の処理と同様に、車両102の処理の許可レベルがレベル1に設定される。
ステップS156において、図5のステップS56の処理と同様に、正規のヘッダを受信したか否かを判定する。正規のヘッダを受信したと判定された場合、処理はステップS157に進む。
ステップS157において、受信制御部181は、Q値をボーレートB3に対応した値Q3に設定する。すなわち、受信制御部181は、受信回路のQ値を、ボーレートB3の信号の受信に適した値Q3に設定する。
以降、ステップS158乃至S163において、図5のステップS58乃至S63と同様の処理が実行される。
その後、処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
また、ステップS156において、正規のヘッダを受信していないと判定された場合、ステップS157乃至S162の処理はスキップされ、処理はステップS163に進む。
ステップS163において、図5のステップS63の処理と同様に、設定した許可レベルに応じた処理の実行を指令するコマンドを含む応答信号が送信される。
その後、処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
以上のようにして、車載通信装置111と携帯機112の間の通信が行われる毎に、ボーレートB2及びB3の値を変更し、それに合わせてQ2及びQ3の値を変更することができる。これにより、中継器103のボーレートの追従がより困難になり、その結果、リレーアタックの実施がより困難になる。
<2.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
[変形例1:変調方式及び復調方式に関する変形例]
認証要求信号のボーレートを変更する位置は、上述したブロック単位に限定されるものではなく、任意の位置に設定することが可能である。例えば、図11に示されるように、認証要求信号のヘッダ内で、ボーレートをB1、B2、B3のように変更することが可能である。あるいは、例えば、認証要求信号のヘッダの途中でボーレートを変更し、データ部の途中でボーレートを再度変更するように、同じ値のボーレートが複数のブロックにまたがるようにボーレートを変更するようにしてもよい。
また、ボーレート及びQ値の変更回数は、上述した2回に限定されるものではなく、1回以上の任意の回数に設定することができる。
さらに、ボーレートを2回以上変更する場合、隣接するボーレートの値が異なっていれば、同じ値のボーレートを複数回使用することも可能である。例えば、ボーレートB1とボーレートB2の値が異なり、ボーレートB2とボーレートB3の値が異なっていれば、ボーレートB1とボーレートB3の値を同じ値に設定することが可能である。これは、Q値についても同様である。
また、ボーレートの変更位置を送信側の車載通信装置111で設定し、携帯機112に通知するようにしてもよい。この場合、例えば、図8を参照して上述したボーレートの設定値を通知する場合と同様の方法により通知することが可能である。これにより、通信毎にボーレート及びQ値の変更位置を変えることができ、リレーアタックの実施をより困難にすることができる。さらに、例えば、ボーレートの値を固定値とし、ボーレートの変更位置のみ可変にすることも可能である。
また、携帯機112から車載通信装置111に応答信号を送信する際も同様に、送信側の携帯機112のボーレートと受信側の車載通信装置111のQ値を同期して変更するようにしてもよい。この場合も、上述した認証要求信号の場合と同様に、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
さらに、認証要求信号と応答信号の両方のボーレートを変更するようにしてもよいし、どちらか一方のみのボーレートを変更するようにしてもよい。
[変形例2:装置の構成に関する変形例]
また、車載通信装置111の構成は、図1に示される例に限定されるものではなく、様々に変更することが可能である。例えば、受信制御部141や送信制御部143を制御部122の外部に設けたり、受信機132や送信機151を制御部122の内部に設けたりすることが可能である。また、例えば、受信機132と受信制御部141を組み合わせたり、送信機151と送信制御部143を組み合わせたりすることが可能である。さらに、例えば、受信機132と送信機151を組み合わせることが可能である。また、車載通信装置111の送信処理を行う部分と受信処理を行う部分を2つの装置に分けるようにすることも可能である。
さらに、携帯機112の構成は、図1に示される例に限定されるものではなく、様々に変更することが可能である。例えば、受信制御部181や送信制御部183を制御部163の外部に設けたり、受信機172や送信機191を制御部163の内部に設けたりすることが可能である。また、例えば、受信機172と受信制御部181を組み合わせたり、送信機191と送信制御部183を組み合わせたりすることが可能である。さらに、例えば、受信機172と送信機191を組み合わせることが可能である。
また、携帯機112の数は1台に限定されるものではなく、2台以上設けることも可能である。また、車載通信装置111の数も1台に限定されるものではなく、2台以上設けることも可能である。
[変形例3:その他の変形例]
また、上述した携帯機112による車両102の処理の許可レベルの設定方法は、その一例であり、レベル数を変更したり、各レベルで実行を許可する機能を変更したりすることが可能である。また、許可レベルの設定処理を省略し、認証要求信号の受信が全て成功した場合に、所定の機能の実行を全て許可するようにしてもよい。
さらに、携帯機112において認証要求信号の各部分の受信が成功したか否かの判定方法は、その一例であり、他の判定方法を用いることが可能である。
また、本発明を適用する車両の種類は、特に限定されるものではない。例えば、自動車等の四輪車だけでなく、二輪車やその他の種類の車両にも適用することが可能である。
さらに、本発明は、車両以外の無線通信システムにも適用することが可能である。特に、本発明は、例えば、一方の通信装置からの要求に対して他方の通信装置が自動的に応答信号を送信するシステムに適用する場合に有効である。例えば、建物のドアを操作した場合に、建物に設けられている通信装置から携帯機に認証要求信号が送信され、携帯機からの応答信号に応じて、ドアの開錠又は施錠を行うシステムにおいて有効である。
[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
また、コンピュータが実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディアに記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
その他、プログラムは、例えば、ROMや記憶部に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
101 通信システム
102 車両
103 中継器
111 車載通信装置
112 携帯機
121 受信部
122 制御部
123 送信部
131 受信アンテナ
132 受信機
141 受信制御部
142 信号処理部
143 送信制御部
144 車両制御部
151 送信機
152 送信アンテナ
161 受信部
163 制御部
164 送信部
171 受信アンテナ
172 受信機
181 受信制御部
182 信号処理部
183 送信制御部
191 送信機
192 送信アンテナ

Claims (10)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置への信号を送信する第1の送信部と、
    前記第1の送信部を制御する第1の送信制御部と
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置からの信号を受信する第1の受信回路と、
    前記第1の受信回路を制御する第1の受信制御部と
    を備え、
    前記第1の送信制御部は、所定の第1の信号を送信する際に、ボーレートを途中で変更するように制御し、
    前記第1の受信制御部は、前記第1の信号を受信する際に、前記第1の信号のボーレートが途中で変更されるのに合わせて前記第1の受信回路のQ値を変更する
    通信システム。
  2. 前記第1の通信装置は、
    車両に設けられ、
    前記第2の通信装置からの信号を受信する第2の受信回路と、
    前記第2の受信回路を制御する第2の受信制御部と、
    前記車両の処理の制御を行う車両制御部と
    をさらに備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置への信号を送信する第2の送信部と、
    前記第2の送信部を制御する第2の送信制御部と
    をさらに備え、
    前記第1の送信制御部は、前記車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に前記第1の信号を送信するように制御し、
    前記第2の送信制御部は、前記第1の信号に対する応答信号として第2の信号を送信するように制御し、
    前記車両制御部は、前記第2の通信装置から正規の前記第2の信号を受信した場合、前記車両の所定の処理の実行を指令する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置からの信号を受信する第2の受信回路と、
    前記第2の受信回路を制御する第2の受信制御部と
    をさらに備え、
    前記第2の通信装置は、
    車両に設けられ、
    前記第1の通信装置への信号を送信する第2の送信部と、
    前記第2の送信部を制御する第2の送信制御部と、
    前記車両の処理の制御を行う車両制御部と
    をさらに備え、
    前記第2の送信制御部は、前記車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に所定の第2の信号を送信するように制御し、
    前記第1の送信制御部は、前記第2の信号に対する応答信号として前記第1の信号を送信するように制御し、
    前記車両制御部は、前記第1の通信装置から正規の前記第1の信号を受信した場合、前記車両の所定の処理の実行を指令する
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記第1の送信制御部は、前記第1の信号のボーレートを段階的に上げていくように制御し、
    前記第1の受信制御部は、前記第1の受信回路のQ値を段階的に下げていくように制御する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 前記第1の送信制御部は、前記第1の信号のボーレートの変更値を示す情報を前記第1の信号に含めて通知するように制御し、
    前記第1の受信制御部は、通知されたボーレートの変更値に基づいて、前記第1の受信回路のQ値を変更するように制御する
    請求項1乃至4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記第1の送信制御部は、前記第1の信号のボーレートの変更位置を示す情報を前記第1の信号に含めて通知するように制御し、
    前記第1の受信制御部は、通知された前記第1の信号の前記変更位置において、前記第1の受信回路のQ値を変更するように制御する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の通信システム。
  7. 前記第1の送信制御部は、前記第1の信号の予め設定した所定の位置でボーレートを変更するように制御し、
    前記第1の受信制御部は、前記第1の信号の予め設定した前記所定の位置で前記第1の受信回路のQ値を変更するように制御する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の通信システム。
  8. 前記第1の通信装置は、
    車両に設けられ、
    前記第2の通信装置からの信号を受信する第2の受信回路と、
    前記第2の受信回路を制御する受信制御部と、
    前記車両の処理の制御を行う車両制御部と
    をさらに備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置に送信する信号を生成する信号処理部と、
    前記第1の通信装置への信号を送信する第2の送信部と、
    前記第2の送信部を制御する第2の送信制御部と
    をさらに備え、
    前記第1の送信制御部は、前記車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に前記第1の信号を送信するように制御し、
    前記信号処理部は、前記第1の信号に対する応答として、前記車両の処理の実行の指令を含み、前記第1の信号の受信が成功した範囲に応じて、実行を指令する前記車両の処理の内容が変化する第2の信号を生成し、
    前記第2の送信制御部は、前記第1の通信装置への前記第2の信号の送信を制御し、
    前記車両制御部は、前記第2の信号に基づいて、前記車両の処理の実行を指令する
    請求項1に記載の通信システム。
  9. 他の通信装置と無線通信を行う通信装置において、
    前記他の通信装置への信号を送信する送信部と、
    前記送信部を制御する送信制御部と
    を備え、
    前記送信制御部は、所定の信号を送信する際に、ボーレートを途中で変更するように制御する
    通信装置。
  10. 他の通信装置と無線通信を行う通信装置において、
    前記他の通信装置からの信号を受信する受信回路と、
    前記受信回路を制御する受信制御部と
    を備え、
    前記受信制御部は、前記他の通信装置からの所定の信号を受信する際に、前記所定の信号のボーレートが途中で変更されるのに合わせて前記受信回路のQ値を変更する
    通信装置。
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