JP5768728B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、相手側通信装置との間で通信を行う通信装置に関し、詳細には通信に使用するチャネルを切り替え可能とした通信装置に関する。
従来、車両と携帯機(電子キー)との間で無線通信を行い、その通信結果に基づいて車両ドアの施解錠を許可したり、エンジン始動を許可したりするスマートエントリーシステムや、携帯機(ワイヤレスキー)から送信される信号に基づいて車両ドアの施解錠を行うワイヤレスキーシステムが知られている。それらスマートエントリーシステムやワイヤレスキーシステムを実現するために、車両には携帯機(相手側通信装置)からの無線信号を受信する受信装置(通信装置)が搭載される。そして、従来、この種の通信装置において、耐妨害波性能を向上させるために、通信に使用するチャネルを切り替え可能とする技術の提案がある(例えば特許文献1、2参照)。
例えば特許文献1の技術は、無線通信でお互いの存在確認を行う複数の動作モードで動作している携帯機と本体機器において、混信の検出時には、利用頻度が低く混信の可能性が少ない動作モード(サーチモード)に遷移する。そして、それら携帯機、本体機器がサーチモードで互いに通信を行うことで、利用頻度が高く混信の可能性が大きい動作モード(アプリモード)で利用する周波数を決定している。
また、特許文献2の技術は、車両側ユニットと携帯機の相互通信を行うことによって携帯機の照合を実施し、照合結果に応じて車載機器を制御するシステムにおいて、照合不成立の場合には通信周波数を切り替えて相互通信を行い、再度照合を実施している。具体的には、車両側ユニットのメモリには、複数の通信周波数の情報である周波数情報が記憶されており、各周波数情報には照合が成立する可能性の高さによって優先順位が設定されている。そして、車両側ユニットは、優先順位が高い周波数情報の通信周波数を指定して携帯機と相互通信を行っている。
特開2007−202133号公報 特開2010−167958号公報
ところで、複数のチャネルに切り替え可能な通信装置は、相手側通信装置からの無線信号を受信し又は相手側通信装置に無線信号を送信する通信回路(受信回路又は送信回路)を備えた通信部と、複数のチャネルの中から通信(受信又は送信)に使用するチャネルを指定してその指定したチャネルで通信するように通信部を制御するチャネル制御部とを備えている。通信部とチャネル制御部はチャネル制御用の信号線(ワイヤーハーネス等)で接続されており、チャネル制御部はその信号線を介してチャネルを制御するためのチャネル制御信号を通信部に送信する。通信部は、そのチャネル制御信号に基づいて定まる通信周波数(チャネル)で通信を行うように通信回路を動作させる。
また、消費電力抑制の観点で、通信部に供給する電源が間欠になっている場合がある。この場合、通信部の電源を制御する電源制御部は、間欠電源の供給時に、通信部による無線信号の送受信の状況を監視し、無線信号の送受信が無い場合には通信部の電源を停止させ、無線信号の送受信が有る場合にはその送受信が完了するまで通信部の電源供給期間を延長する。この間欠電源の期間のように短期間で通信状況の監視が要求されるシステムにおいては、通信回路の状態を早期に、チャネル制御部で指定された通信周波数(チャネル)の無線信号を送受信できる状態にする必要がある。つまり、システムの応答時間を短くする必要がある。
また、耐妨害波性能の向上の観点では、チャネル数が多い程好ましい。しかし、チャネル数が多くなるほど、チャネル制御部から通信部に送信されるチャネル制御信号の種類(ビット数)が多くなるので、通信部は、どのチャネルが指定されたのかを認識するのに時間がかかってしまう。つまり、システムの応答時間が長くなってしまう。なお、チャネル制御信号をパラレル通信で通信部に送信すれば、通信部は複数のビット情報を同時に受信できるので、どのチャネルが指定されたのかを速く認識できる(システムの応答時間が長くなるのを抑えることができる)。しかし、この場合には、チャネル制御用の信号線の本数が増加してしまう。信号線(ワイヤーハーネス)の本数が増加すると、重量の増加やコストアップを伴う。
この点、特許文献1の発明では、アプリモードで利用する通信周波数を決定するために事前にサーチモードを実施する必要があり、そのサーチモードが終わるまでアプリモードによる通信ができないので、システムの応答時間が長くなってしまう。また、特許文献2の発明では、チャネル数を多くすると、上記の理由でシステムの応答時間が長くなったり、チャネル制御用の信号線の本数が増加したりしてしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、チャネル制御用の信号線の本数を増やすことなくシステムの応答時間が長くなってしまうのを抑制しつつ、3チャネル以上の通信周波数に切り替え可能な通信装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、各々通信周波数が設定された複数のチャネルの中から通信に使用するチャネルを指定して、その指定した前記チャネルを特定するチャネル特定信号をチャネル制御用の信号線に出力するチャネル制御部と、
各々の前記チャネルに設定されている通信周波数を各チャネルに関連付けて記憶する周波数記憶手段と、相手側通信装置との間で通信を行う通信回路と、前記信号線から入力された前記チャネル特定信号で特定される前記チャネルに関連付けて前記周波数記憶手段に記憶されている通信周波数を読み出し、その読み出した通信周波数で通信を行うように前記通信回路を動作させる動作制御手段とを備えた通信部と、を備えた通信装置であって、
前記チャネル制御部は、
前記複数のチャネルの中で通信が成立しにくいチャネルである通信困難チャネルを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記通信困難チャネルに新たに設定する通信周波数を決定する周波数決定手段と、
前記検出手段が前記通信困難チャネルを検出した場合、前記チャネル特定信号の代わりに、前記通信困難チャネルの通信周波数を変更する周波数設定モードへの移行を指示する指示信号を前記信号線で前記通信部に送信するとともに、前記指示信号の送信後に、前記周波数決定手段が決定した通信周波数を示した周波数設定情報を前記信号線で前記通信部に送信する送信手段と、を備え、
前記動作制御手段は、前記チャネル制御部からの前記指示信号を受信した場合には、前記周波数設定モードに移行して、前記周波数設定モードとして、前記通信困難チャネルに関連付けて前記周波数記憶手段に記憶されている通信周波数を前記周波数設定情報で示される通信周波数に書き換えることを特徴とする。
本発明によれば、チャネル制御部(検出手段)が、複数のチャネルの中で通信が成立しにくい通信困難チャネルを検出した場合には、その通信困難チャネルの通信周波数を変更する周波数設定モードに移行する。その周波数設定モードでは、チャネル制御部(送信手段)から周波数設定情報が通信部に送信されて、通信部の動作制御手段は、その周波数設定情報で示される通信周波数に、周波数記憶手段に記憶された通信困難チャネルの通信周波数を書き換える。これによって、3チャネル以上の通信周波数(当初の各チャネルに設定された通信周波数、周波数設定モードで設定した通信周波数)を使用することができる。また、周波数設定モードによる通信周波数の設定前後で、チャネル制御部から通信部に送信されるチャネル特定信号の内容を変える必要がない。つまり、3チャネル以上の通信周波数を使用可能とした場合であっても、チャネル特定信号の種類(ビット数)が増加してしまうのを防止できるので、チャネル制御用の信号線の本数を増やすことなくシステムの応答時間が長くなってしまうのを抑制できる。
また、本発明において、前記複数のチャネルは2つのチャネルであり、それら2つのチャネルの一方の前記チャネル特定信号は、ハイレベル及びローレベルの2値信号におけるハイレベル信号であり、他方の前記チャネル特定信号は前記2値信号におけるローレベル信号である。
これによれば、チャネル制御部から通信部に送信されるチャネル特定信号は、ハイレベル信号とローレベル信号の2値しかないので、通信部では、2つのチャネルのうちどちらのチャネルが指定されたのかを早期に認識でき、通信回路の状態を早期に、指定されたチャネルの通信周波数で通信できる状態にすることができる。よって、システムの応答時間を短くできる。
また、本発明において、前記指示信号は、ハイレベルからローレベルに、又はローレベルからハイレベルに遷移する遷移信号である。これによって、チャネル制御用の信号線から通信部に入力される信号が、指示信号かチャネル特定信号(ハイレベル信号、ローレベル信号)かを容易に通信部に判別させることができる。
また、本発明において、前記通信部に間欠電源を供給する電源供給手段を備え、
前記動作制御手段は、前記信号線の信号レベルがハイレベルかローレベルかを判定するレベル判定手段を備え、前記電源供給手段による今回の間欠電源の期間の開始直後における前記信号線の信号レベルがハイレベルであると前記レベル判定手段が判定した場合には、その判定した段階で前記通信回路を、前記2つのチャネルのうち前記ハイレベル信号を前記チャネル特定信号とした第1チャネルで通信を行う回路に設定する設定動作を予め実施し、その設定動作の実施後、前記信号線の信号レベルがハイレベルに継続していると前記レベル判定手段が判定した場合には、前記チャネル制御部から前記ハイレベル信号が送信されたとして、今回の間欠電源の期間は前記第1チャネルの通信を試みる期間とし、
今回の間欠電源の供給直後における前記信号線の信号レベルがローレベルであると前記レベル判定手段が判定した場合には、その判定した段階で前記通信回路を、前記2つのチャネルのうち前記ローレベル信号を前記チャネル特定信号とした第2チャネルで通信を行う回路に設定する設定動作を予め実施し、その設定動作の実施後、前記信号線の信号レベルがローレベルに継続していると前記レベル判定手段が判定した場合には、前記チャネル制御部から前記ローレベル信号が送信されたとして、今回の間欠電源の期間は前記第2チャネルの通信を試みる期間とし、
前記設定動作の実施後に前記信号線の信号レベルがハイレベルからローレベルに又はローレベルからハイレベルに遷移したと前記レベル判定手段が判定した場合には、前記チャネル制御部から前記遷移信号が送信されたとして、前記通信回路の動作を停止させて、今回の間欠電源の期間は前記周波数設定モードに移行する期間とする。
これによれば、通信部には間欠電源が供給されるので、常時電源が供給される場合に比べて消費電力を抑えることができる。このとき、各回の間欠電源の期間では、ハイレベル信号に対応した第1チャネルの通信、ローレベル信号に対応した第2チャネルの通信又は遷移信号(指示信号)に対応した周波数設定モードが行われる。間欠電源の期間の開始直後における信号線の信号レベルがローレベルの場合には、チャネル制御部から通信部にローレベル信号か遷移信号のどちらかが送信されたことになる。また、間欠電源の期間の開始直後における信号線の信号レベルがハイレベルの場合には、チャネル制御部から通信部にハイレベル信号か遷移信号のどちらかが送信されたことになる。このように、間欠電源の期間の開始直後の段階では、チャネル制御部からの信号がハイレベル信号、ローレベル信号、遷移信号のどれであるかを決定できないが、通信部(動作制御手段)は、間欠電源の期間の開始直後の段階で通信回路の設定動作を予め実施している。そのため、信号の種類を最終決定した段階で通信回路の設定動作をする場合に比べて、システムの応答時間を短くできる。
また、本発明において、前記送信手段は、前記検出手段が前記通信困難チャネルを検出した時点の次に到来する前記電源供給手段による間欠電源の期間に、前記指示信号及び前記周波数設定情報を送信する。これによれば、通信困難チャネルが検出された次の間欠電源の期間に周波数設定モードが実施されることになるので、通信困難チャネルの通信周波数を迅速に変更でき、その結果、耐妨害波性能を向上できる。
また、本発明において、前記チャネル制御部は、
前記通信回路による今回の通信結果を取得して、その取得した通信結果に基づいて今回指定した前記チャネルで通信が成立したか否かを判断する通信成否判断手段と、
前記通信成否判断手段が判断した各回の通信の成否結果を前記チャネルごとに蓄積する通信成否蓄積手段と、を備え、
前記検出手段は、前記通信成否蓄積手段に蓄積された前記チャネルごとの前記成否結果の蓄積情報に基づいて前記通信困難チャネルを検出する。
これによれば、通信部(通信回路)による通信の成否結果(通信成否判断手段が判断した各回の通信の成否結果)が通信成否蓄積手段に蓄積されて、その通信成否蓄積手段に蓄積された蓄積情報に基づいて通信困難チャネルを検出している。そのため、特許文献1のようにサーチモードを実施する必要がなく、迅速に通信困難チャネルを検出できる。
また、本発明において、前記検出手段は、前記通信回路で過去に複数回通信を試みたときの通信が不成立となった不成立確率を前記通信成否蓄積手段に蓄積された前記蓄積情報から算出し、その算出した前記不成立確率が所定の閾値を超えた前記チャネルを前記通信困難チャネルとする。これによれば、通信回路で過去に複数回通信を試みたときの通信が不成立となった不成立確率に基づいて通信困難チャネルを検出しているので、精度良くその検出を行うことができる。
また、本発明における前記相手側通信装置は、車両のユーザに所持されて前記車両に搭載された車載機器を制御するための無線信号を送信する携帯機であり、前記通信装置は、前記車両に搭載されて前記携帯機からの無線信号を受信する受信装置である。このように、車両に搭載される受信装置に本発明を適用すると、信号線(ワイヤーハーネス)の本数を増やすことなくシステムの応答時間を短縮できるので、好適である。
車両側装置1の構成図である。 車両2を上方から見た図である。 チャネル情報を記憶するメモリ23の記憶領域231の概念図である。 携帯機6の構成図である。 通常時におけるチャネル制御のタイミングを説明する図である。 周波数設定モードへ移行する場合におけるチャネル制御のタイミングを説明する図である。 通信困難チャネルに新たに設定する通信周波数の候補を記憶した記憶領域122の概念図である。 信号処理部10が実行する処理のフローチャートである。 チャネルch1、ch2の通信成否情報を記憶する記憶領域123の概念図である。
以下、本発明に係る通信装置の実施形態を説明する。本実施形態では、スマートエントリーシステムにおける携帯機からの無線信号(レスポンス信号)を受信する受信装置に本発明を適用した例を説明する。図1は、スマートエントリーシステムの車両側装置1の構成を示している。また、図2は、車両2を上方から見た図を示しており、車両側装置1の各構成(信号処理部10、チューナ20、発信機40)の設置位置等を説明する図である。図1に示すように、車両側装置1は、チューナ20、発信機40、ドア101(図2参照)の施解錠を制御するドアECU51、エンジンを制御するエンジンECU52及びそれらと接続された信号処理部10を備えている。
発信機40は、図2に示すように、車両2の複数の箇所に設けられ、詳細には、車両2の各ドア101に設けられて各ドア101から1m程度のエリア41にリクエスト信号を送信する車室外発信機と、車室内に設けられて車室内にリクエスト信号を送信する車室内発信機とを含む。各発信機40から送信されるリクエスト信号はLF帯(例えば134kHz)の電波とされる。
チューナ20は、ユーザ3に所持される携帯機6(電子キー、図2参照)から送信されるRF帯(例えば300〜400MHz)のレスポンス信号を受信する。そのチューナ20は、図2に示すように例えば車両2のCピラー内に設けられている。チューナ20の詳細な構成を説明すると、チューナ20は、携帯機6からのレスポンス信号を実際に受信する受信回路21と、その受信回路21の動作を制御する制御回路22と、メモリ23とを備えている。受信回路21は、レスポンス信号の電波を受信するアンテナ211と、そのアンテナ211で受信された電波の信号から不要周波数成分(レスポンス信号の周波数帯以外の周波数成分)を除去するフィルタ212と、特定の周波数の信号を発振する局部発振回路213と、フィルタ212通過後の受信信号と局部発振回路213で発振された発振信号とを混合して所定の中間周波数(例えば50MHz)の信号に変換するミキサー214と、ミキサー214で変換された信号から不要周波数成分(中間周波数以外の周波数成分)を除去するフィルタ215と、フィルタ215通過後の信号(例えばFSK変調やASK変調された信号)をデジタル信号(ベースバンド信号)に復調する復調回路216とを備えている。
制御回路22は、後述する信号処理部10から指定されたチャネル(以下指定チャネルという)の無線信号を受信するように受信回路21を制御する。具体的には、制御回路22は、局部発振回路213から指定チャネルに応じた周波数の信号が発振されるようにその局部発振回路213を制御する。より具体的には、制御回路22は、局部発振回路213で発振される信号の周波数を、指定チャネルの通信周波数とミキサー214で変換後の中間周波数(50MHz)との和になるように制御している。例えば、指定チャネルの通信周波数が300MHzの場合には、制御回路22は、局部発振回路213から250MHzの周波数の信号を発振させる。これによって、ミキサー214にて300MHz−250MHz=50MHzの信号に変換される。
本実施形態では、2つのチャネルch1、ch2が設けられており、メモリ23には各チャネルch1、ch2に関するチャネル情報が記憶されている。制御回路22は、信号処理部10から指定された指定チャネルに関連付けてメモリ23に記憶されたチャネル情報に基づいて、上記のように受信回路21(局部発振回路213の周波数)を制御している。ここで、図3は、メモリ23におけるチャネル情報の記憶領域231の概念図を示している。記憶領域231は、チャネルch1(チャネル番号「1」)、チャネルch2(チャネル番号「2」)及び周波数設定モード(チャネルch1、ch2の通信周波数を変更するモード)に区分されている。チャネルch1で区分した領域231Aには、チャネルch1に関するチャネル情報が記憶されており、具体的には、信号処理部10から送信されるチャネル制御信号S1及びチャネルch1の通信周波数fAが記憶されている。チャネル制御信号S1は、指定チャネルがチャネルch1であることを示した信号であり、ハイレベル、ローレベルの2値信号におけるハイレベル信号とされている。通信周波数fAは、チャネルch1に当初に設定されていた通信周波数とされ、具体的には例えば300MHzとされている。
記憶領域231におけるチャネルch2で区分した領域231Bには、チャネルch2に関するチャネル情報が記憶されており、具体的には、信号処理部10から送信されるチャネル制御信号S2及びチャネルch2の通信周波数fBが記憶されている。チャネル制御信号S2は、指定チャネルがチャネルch2であることを示した信号であり、ハイレベル、ローレベルの2値信号におけるローレベル信号とされている。通信周波数fBは、チャネルch2に当初に設定されていた通信周波数され、具体的には例えば310MHzとされている。
記憶領域231における周波数設定モードで区分した領域231Cには、信号処理部10から送信されるチャネル制御信号S3が記憶されている。そのチャネル制御信号S3は、信号処理部10からチューナ20に対して、周波数設定モードへの移行を指示する信号とされている。具体的には、チャネル制御信号S3は、ローレベルからハイレベルに遷移する信号(1ビットのローレベル信号と1ビットのハイレベル信号を組み合わせた2ビットの信号)とされている。なお、メモリ23は、記憶した内容の書き換えが可能なメモリ(例えばフラッシュメモリ等)が採用される。
制御回路22は、例えば信号処理部10から送信されたチャネル制御信号がS1の場合には、図3の記憶領域231に記憶された内容を参照して、今回の指定チャネルはチャネルch1であると判断する。そして、制御回路22は、記憶領域231からチャネルch1の通信周波数fAを読み出して、その通信周波数fAの無線信号を受信するように局部発振回路213を制御する。なお、制御回路22によるチャネルch1、ch2、周波数設定モード間の切り替えタイミングや、周波数設定モードの詳細については後述する。
信号処理部10は、CPU11、メモリ12(RAM、ROM等)等から構成され、CPU11がメモリ12に記憶された制御プログラムにしたがった処理を実行することで、スマートエントリーシステムに関する各種処理を実行する。具体的には、信号処理部10(CPU11)は、車両2の駐車時には発信機40にリクエスト信号を間欠的に送信させる。このとき、信号処理部10は、チャネルch1、2の中から各回で使用する指定チャネルを指定する。そして、携帯機6が指定チャネルの通信周波数で応答するように、信号処理部10は、各リクエスト信号に指定チャネルの通信周波数の情報を含める。そのため、メモリ12には、図3の記憶領域231と同様の、各チャネルch1、ch2に関するチャネル情報が記憶された記憶領域121が設けられ、信号処理部10は、その記憶領域121を参照することで各チャネルch1、ch2の通信周波数を把握している。なお、記憶領域121には、各チャネルch1、ch2の通信周波数だけでなく、各チャネルch1、ch2のチャネル制御信号S1、S2や周波数設定モードのチャネル制御信号S3も記憶されている。
また、信号処理部10は、チューナ20と受信信号用の信号線31(ワイヤーハーネス)で接続されており、その信号線31を介して、チューナ20で受信された携帯機6からのレスポンス信号(デジタル信号)を取得する。そして、信号処理部10は、取得したレスポンス信号に含まれたIDコードと、メモリ12に記憶されたマスターコードとを照合し、照合可の場合には、ドアECU51に対しドア101の施錠又は解錠を指示したり、エンジンECU52に対しエンジン始動スイッチ(図示外)の操作を条件としたエンジン始動を指示したりする。
また、信号処理部10にはチューナ20の電源線33が接続されており、信号処理部10はその電源線33を介してチューナ20の電源を制御している。具体的には、信号処理部10はチューナ20に間欠で電源を供給している。さらに、信号処理部10は、チューナ20とチャネル制御用の信号線32(ワイヤーハーネス)で接続されている。そして、信号処理部10は、チューナ20に供給する各回の間欠電源の期間において、信号線32で上記したチャネル制御信号S1〜S3のいずれかをチューナ20に送信する(チャネル制御を行う)。つまり、各回の間欠電源の期間において、信号処理部10は、チューナ20でどのチャネルch1、ch2の信号を受信させるのかを決定したり、周波数設定モードに移行するのかを決定したりする。なお、信号処理部10によるチューナ20の電源制御の具体例や、チャネル制御の詳細は後述する。なお、信号線31と信号線32を1つの信号線で共用しても良い。
信号処理部10は、図2に示すように例えば車両2のエンジンルーム付近等、チューナ20と離れた位置に設けられる。なお、信号処理部10を、チューナ20と一体(チューナ20と同一基板上)に設けたとしても良い。
次に、携帯機6の構成を説明する。図4は、携帯機6の概略構成を示したブロック図である。図4に示すように、携帯機6は、信号処理部61とLF受信部62とRF送信部63とを備えている。LF受信部62は、発信機40からのLF帯のリクエスト信号を受信して、そのリクエスト信号をデジタル信号(ベースバンド信号)に復調する。LF受信部62で受信、復調されたリクエスト信号は信号処理部61に入力される。信号処理部61は、入力されたリクエスト信号に応答して、携帯機6のIDコードを含むレスポンス信号を生成し、生成したレスポンス信号をRF送信部63に送信させる。また、信号処理部61は、リクエスト信号に含まれた、指定チャネルの通信周波数の情報に基づいて、その通信周波数でレスポンス信号を送信するようにRF送信部63のチャネル制御を行う。
RF送信部63は、信号処理部61からのレスポンス信号(ベースバンド信号)をRF帯(300MH帯)に変調して(例えばFSK変調やASK変調等)、その変調したレスポンス信号を車両側装置1に送信する。このとき、RF送信部63は、信号処理部61によるチャネル制御にしたがった通信周波数でレスポンス信号を送信する。RF送信部63は、チューナ20の構成(図1参照)と同様に、局部発振回路やミキサー等から構成されている。レスポンス信号の送信範囲は例えば携帯機6から10m程度の範囲とされている。なお、車両側装置1と携帯機6とからスマートエントリーシステムが構成されている。
次に、図1の信号処理部10及びチューナ20の動作の詳細を説明する。図5は、周波数設定モードに移行しない通常時におけるチャネル制御のタイミングを例示している。具体的には、図5(A)はチューナ20に供給される間欠電源のタイミングを示しており、図5(B)は信号処理部10からチューナ20に送信されるチャネル制御信号の種類及び送信タイミングを示しており、図5(C)はシステム(信号処理部10、チューナ20)の状態変化を示している。信号処理部10は、例えば図5(A)に示す期間T1、T2、T3、T4にチューナ20に電源を供給したとする。なお、各間欠電源の期間はリクエスト信号の送信期間とほぼ同期している。このとき、信号処理部10は、チャネルch1、ch2のうち各期間T1、T2、T3、T4で使用するチャネルを指定する。どちらのチャネルch1、ch2を指定するかはどの方法でも良く、例えば、チャネルch1、ch2の中から主に使用する主チャネル(例えばチャネルch1)を予め決めておき、その主チャネルによる通信が成功しなかったときには、次の間欠電源の期間では副チャネル(例えばチャネルch2)を指定する。又は、通信の成否にかかわらず間欠電源の期間が到来するたびにチャネルch1、チャネルch2を交互に指定しても良い。
信号処理部10は、例えば期間T1に使用するチャネルとしてチャネルch1を指定した場合には、メモリ12の記憶領域121(図3参照)を参照して、チャネルch1のチャネル制御信号S1、つまりハイレベル信号を、間欠電源の期間T1に合わせて信号線32に出力する(図5(B)参照)。このとき、間欠電源によってチューナ20が起動するとともに、チューナ20の制御回路22は、起動直後の時点T11における信号線32から入力される信号レベルがハイレベルかローレベルかを判定する。この場合には制御回路22はハイレベルであると判定する。制御回路22は、図3の記憶領域231を参照して、判定した信号レベル(ハイレベル)に対応するチャネル制御信号が、チャネルch1のチャネル制御信号S1であると判定する。そして、制御回路22は、記憶領域231からチャネルch1の通信周波数fAを読み出して、その通信周波数fAの無線信号を受信するように受信回路21の設定動作を行う(通信周波数fAに応じた周波数の信号を発振するように局部発振回路213を制御する)。これによって、図5(C)に示すように、受信回路21によるチャネルch1の受信が開始される(状態C1)。
信号処理部10は、チャネル制御信号の送信後に、信号線31からレスポンス信号の入力の有無を判定し、状態C1のようにレスポンス信号の入力が無い場合には、チューナ20に供給する電源を停止する。このとき、チューナ20による受信動作が停止される。レスポンス信号を受信できなかったときの間欠電源の期間は例えば10msとされている。この10msは、チューナ20の起動後、受信回路21で指定チャネルの信号を受信できる状態になるまでの時間より長い時間とされる。
信号処理部10は、期間T1の間欠電源の停止から例えば125ms後に、次の間欠電源をチューナ20に供給する。つまり、隣り合う2つの間欠電源間の長さは例えば125msとされる。信号処理部10は、その間欠電源の期間T2で使用するチャネルとしてチャネルch2を指定した場合には、チャネルch2のチャネル制御信号S2、つまりローレベル信号を、間欠電源の期間T2に合わせて信号線32に出力する(図5(B)参照)。このとき、制御回路22は、起動直後の時点T21における信号線32から入力されるが信号レベルがローレベルであると判定する。この場合、信号処理部10から送信されたチャネル制御信号は、チャネルch2のチャネル制御信号S2と、周波数設定モードのチャネル制御信号S3(ローレベルからハイレベルに遷移する信号)のどちらかとなる。この場合、制御回路22は、時点T21で信号レベルを判定した段階で、チャネルch2で受信を行うように受信回路21の設定動作を予め実施する。
制御回路22は、時点T21から一定時間(チャネル制御信号S3におけるローレベルからハイレベルに変化するタイミングより遅い時間でかつ間欠電源の終了時間10msより短い時間)経過後に、再度、信号線32の信号レベルを判定する。そして、信号レベルがローレベルに継続している場合には、信号処理部10からチャネル制御信号S2が送信されたとして、チャネルch2に設定された受信回路21の動作がそのまま継続されて、期間T2ではチャネルch2の受信が行われる(図5(C)の状態C2)。信号処理部10は、この期間T2においてもチューナ20からレスポンス信号の入力が無いとして、チューナ20の電源を停止する。
次の間欠電源の期間T3で使用するチャネルとしてチャネルch2を信号処理部10が指定した場合には、信号線32にはチャネルch2のチャネル制御信号S2(ローレベル信号)が送信され、チューナ20によるチャネルch2の受信が開始される(図5(C)の状態C3)。このとき、信号処理部10は、チューナ20からレスポンス信号の入力が有った場合には、そのレスポンス信号の受信が少なくとも完了するまでは間欠電源の期間T3を延長する。これによって、チューナ20によるレスポンス信号の受信が継続されて(図5(C)の状態C4)、チューナ20が受信したレスポンス信号に基づいて信号処理部10による携帯機6の認証(IDコードの照合)が行われ(状態C5)、認証できた場合にはドア101の施解錠等が行われる(状態C6)。その後、信号処理部10は、チューナ20の電源を停止する。
期間T3の後も、リクエスト信号の送信期間に合わせてチューナ20に間欠電源が供給され(期間T4)、信号処理部10からチューナ20にチャネル制御信号(図5ではチャネルch1のチャネル制御信号S1)が送信され、チューナ20による指定チャネル(チャネルch1)の受信が行われる(状態C7)。
次に、周波数設定モードへの移行時における信号処理部10及びチューナ20の動作を説明する。ここで、図6は、周波数設定モードへ移行する場合におけるチャネル制御のタイミングを例示している。具体的には、図6(A)はチューナ20に供給される間欠電源のタイミングを示しており、図6(B)は信号処理部10からチューナ20に送信されるチャネル制御信号の種類及び送信タイミングを示しており、図6(C)はシステム(信号処理部10、チューナ20)の状態変化を示している。なお、図6において、間欠電源の期間T5におけるチャネル制御信号S1やシステムの状態C8は図5の期間T1におけるそれらと同じとしている。また、期間T6におけるチャネル制御信号S2やシステムの状態C9は図5の期間T2におけるそれらと同じとしている。
信号処理部10は、各回の間欠電源の期間において周波数設定モードに移行するか否か、移行する場合にはどのチャネルの通信周波数をどの通信周波数に変更するのかを決定している。なお、どの条件を満たした場合に周波数設定モードに移行するかについては後述する。図6(A)の期間T7において、信号処理部10は周波数設定モードに移行すると決定した場合には、図3の記憶領域121から周波数設定モードのチャネル制御信号S3を読み出す。そして、信号処理部10は、読み出したチャネル制御信号S3を期間T7の開始に合わせて信号線32に出力する(図6(B)参照)。
このとき、期間T7の開始直後の時点T71における信号線から入力される信号レベルがローレベルとなるので、チューナ20の制御回路22は、この時点71の段階で、ローレベル信号のチャネル制御信号S2に対応したチャネルch2の信号を受信するように受信回路21の設定動作を行う。これによって、受信回路21によるチャネルch2の受信が開始される(図6(C)の状態C10)。その後、制御回路22は、信号線32から入力される信号レベルを再度判定する。この再度の判定は時点71から10ms(レスポンス信号の受信が無い場合の間欠電源の期間の長さ)経過前に行う。この場合、信号レベルはハイレベルとなっている、つまり信号レベルがローレベルからハイレベルに変化したので、制御回路22は、信号処理部10から周波数設定モードのチャネル制御信号S3が送信されたと判定する。そして、制御回路22は受信回路21の動作を停止させて周波数設定モードに切り替える(状態C11)。
信号処理部10は、チャネル制御信号S3の送信後、どのチャネルの通信周波数を変更するのかを示した情報及び変更後の通信周波数を示した情報を含む周波数設定情報72を、信号線32のシリアル通信によってチューナ20に送信する。ここで、メモリ12(図1参照)には、図7に示すように、チャネルに新たに設定する通信周波数の候補を複数記憶した記憶領域122が設けられている。この記憶領域122には、チャネルch1、ch2に当初に設定されていた通信周波数fA、fBに加えて、他の通信周波数fC、fD・・・も記憶されている。なお、それら通信周波数fA、fB、fC、fD・・・は、例えば300MHz帯の周波数とされ、具体的には例えば300MHzから10MHz間隔の周波数とすることができる。つまり、fA=300MHz、fB=310MHz、fC=320MHz、fD=330MHz・・・とされる。
信号処理部10は、図7の記憶領域122に記憶された、チャネルch1、ch2に現在設定されている周波数以外の周波数(fC、fD・・・)から、チャネルに新たに設定する通信周波数を決定する。具体的にどの通信周波数に決定するかは、例えば小さい通信周波数から順番に今回の周波数設定モードで使用する通信周波数を決定したり、通信が成立する可能性の高さによって優先順位を設定して優先順位の高い通信周波数から決定したりする。ここでは、信号処理部10は、チャネルch1の通信周波数を周波数fCに変更すると決定したとする。この場合、図6(B)の周波数設定情報72は、チャネルch1の通信周波数を周波数fCに変更することを示した情報となる。
チューナ20の制御回路22は、周波数設定モードに移行すると、信号処理部10からの周波数設定情報72を受信する(状態C12)。そして、制御回路22は、受信した周波数設定情報72に基づいて、図3の記憶領域231におけるチャネルch1の通信周波数をfAからfCに書き換える(状態C13)。その後、信号処理部10はチューナ20の電源を停止して、周波数設定モードを終了する。
周波数設定モード以降の間欠電源の期間T8では、信号処理部10がチャネルch1を指定した場合には、周波数変更前と同一のチャネル制御信号S1(ハイレベル信号)が信号処理部10からチューナ20に送信される。そして、制御回路22によって、記憶領域231に記憶された新たな通信周波数fCが読み出されて、その通信周波数fCの信号を受信するように受信回路21の設定が行われる(状態C14)。
ここで、図8は信号処理部10が実行する処理のフローチャートを示している。次に、このフローチャートを参照して、信号処理部10がどの条件を満たしたときに周波数設定モードに移行しているかを説明する。この図8の処理は、チャネルch1で受信を行うところから開始している。なお、図8の処理開始時点では、チャネルch1には通信周波数fAが設定され、チャネルch2には通信周波数fBが設定されているものとする。先ず、信号処理部10は、チューナ20に間欠電源を供給するとともに、その間欠電源に合わせてチャネルch1のチャネル制御信号S1をチューナ20に送信してチューナ20にチャネルch1の信号の受信を開始させる(S31)。次いで、チューナ20の受信信号を取得して、その受信信号に基づいてチャネルch1での通信が成立するか否か、つまり携帯機6からのレスポンス信号を正常に受信できたか否かを判定する(S32)。
チャネルch1での通信が成立した場合(レスポンス信号を正常に受信できた場合)には(S32:Yes)、受信したレスポンス信号の照合可を条件として、ドア101の施解錠やエンジン始動等を実行する(S41)。その後、S31の処理に戻る。
これに対して、チャネルch1での通信が成立しない場合(レスポンス信号を正常に受信できない場合)には(S32:No)、処理をS33に進める。なお、ここで言う「チャネルch1での通信が成立しない場合」とは、チャネルch1の通信周波数fAに妨害波が存在するために、携帯機6がレスポンス信号を送信したにもかかわらずチューナ20がそのレスポンス信号を正常に受信できない場合を言い、携帯機6が周囲に位置していないためにチューナ20が携帯機6からのレスポンス信号を受信していない場合は含まない。携帯機6が周囲に位置していないためにチューナ20が携帯機6からのレスポンス信号を受信しない場合には、信号処理部10は、今回のチューナ20の電源を停止させて、次の間欠電源の期間でS31の処理(チャネルch1での通信)又は後述するS36の処理(チャネルch2での通信)を実行する。
S33では、今回のチャネルch1での通信が成立したか否かを示した通信成否情報D1(1)をメモリ12に記憶する(S33)。ここで、図9は、メモリ12における、チャネルch1、チャネルch2での通信成否情報を記憶する記憶領域123の概念図を示している。記憶領域123は、チャネルch1の通信成否情報D1を記憶する記憶領域123Aと、チャネルch2の通信成否情報D2を記憶する記憶領域123Bに区分されている。記憶領域123Aには、過去所定回数分(図9では過去100回分)のチャネルch1の通信成否情報D1(1)、D1(2)、・・・D1(100)が記憶されている。ここで、括弧内の数字は、過去のどの回の通信成否情報であるかを示しており、括弧内の数字が小さい程、新しい通信成否情報とされる。具体的には、D1(1)は今回のチャネルch1での通信成否情報、D1(2)は1つ前の回のチャネルch1での通信成否情報、・・・、D1(100)は99回前の通信成否情報とされる。同様に、記憶領域123Bには、過去所定回数分(図9では過去100回分)のチャネルch2の通信成否情報D2(1)、D2(2)、・・・D2(100)が記憶されている。なお、S33で、新たに今回の通信成否情報D1(1)を記憶する場合には、それまでに記憶されていた各通信成否情報D1(1)、D1(2)、・・・D1(99)の括弧内の数字を1加算するとともに、最も古い通信成否情報D1(100)を破棄して、記憶領域123の内容を更新する。
なお、図8のフローチャートでは図示していないが、S32又は後述するS37で通信が成立したと判定した場合にも、信号処理部10は、通信成否情報D(この場合には通信が成立したことを示す情報)をメモリ12に記憶している。
S33の処理の後、次いで、図9の記憶領域123Aに記憶された過去100回分の通信成否情報D1に基づいて、過去100回チャネルch1で通信を試みたときの通信が不成立となった確率R1(通信不成立確率)を算出する(S34)。この場合、通信が不成立したことを示す通信不成立情報D1の個数を100で除算することで通信不成立確率R1を算出できる。そして、その通信不成立確率R1が高いか低いかを判定する(S34)。具体的には、通信不成立確率R1が所定の閾値(例えば30%)を超えたか否かを判定する(S34)。
S34において通信不成立確率R1が所定の閾値を超えた場合には、通信不成立確率R1が高いとして処理をS35に進める。S35の処理は、S34の処理を行った時点の次の間欠電源の期間(S31の間欠電源の期間の次の間欠電源の期間)に実行される。そのS35では、上述した周波数設定モードに移行する。具体的には、周波数設定モードのチャネル制御信号S3をチューナ20に送信するとともに、その送信後に、チャネルch1に新たに設定する通信周波数(例えば図7の通信周波数fC)を示した周波数設定情報をチューナ20に送信する(S35)。これによって、チャネルch1の通信周波数が周波数fAから周波数fCに変更される。また、S35では、図9の記憶領域123Aをリセットする(通信周波数fAでの通信成否情報D1を消去する)。その後、S31の処理に戻って、新たに設定した通信周波数fCで通信が行われる。また、チャネルch1で通信を行う度に、記憶領域123Aに、通信周波数fCでの通信成否情報D1が蓄積されていく。
S34において、通信不成立確率R1が所定の閾値以下の場合には、通信不成立確率R1が低いとして処理をS36に進める。S36の処理は、S31の間欠電源の期間の次の間欠電源の期間に実行される。そのS36では、チャネルch2を指定チャネルとして、チャネルch2のチャネル制御信号S2をチューナ20に送信してチューナ20にチャネルch2の信号の受信を開始させる(S36)。次いで、S32と同様にして、チャネルch2での通信が成立するか否かを判定する(S37)。通信が成立する場合には(S37:Yes)、上述したS41の処理を実行する。その後、S31の処理に戻る。
S37において、通信が成立しない場合には(S37:No)、今回のチャネルch2での通信が成立しなかったことを示した通信成否情報D2(1)を図9の記憶領域123Bに記憶するとともに、それまでに記憶されていた通信成否情報D2の括弧内の数字を更新する(S38)。次いで、記憶領域123Bに記憶された過去100回分の通信成否情報D2に基づいて、過去100回チャネルch2で通信を試みたときの通信が不成立となった確率R2(通信不成立確率)を算出する(S39)。そして、その通信不成立確率R2が所定の閾値(例えば30%)を超えたか否かを判定する(S39)。
通信不成立確率R2が所定の閾値を超えた場合には処理をS40に進める。S40の処理は、S39の処理を行った時点の次の間欠電源の期間(S36の間欠電源の期間の次の間欠電源の期間)に実行される。そのS40では、周波数設定モードのチャネル制御信号S3をチューナ20に送信するとともに、その送信後に、チャネルch2に新たに設定する通信周波数(例えば図7の通信周波数fD)を示した周波数設定情報をチューナ20に送信する(S40)。これによって、チャネルch2の通信周波数が周波数fBから周波数fDに変更される。また、S40では、図9の記憶領域123Bをリセットする(通信周波数fBでの通信成否情報D2を消去する)。その後、S31の処理に戻る。この場合、次回のS36では、新たに設定した通信周波数fDで通信が行われる。また、チャネルch2で通信を行う度に、記憶領域123Bに、通信周波数fDでの通信成否情報D2が蓄積されていく。一方、S39において、通信不成立確率R2が所定の閾値以下の場合にはS31の処理に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、周波数設定モードに移行しない通常時では、信号処理部10からチューナ20に送信されるチャネル制御信号S1、S2がハイレベル信号、ローレベル信号のいずれかであるので、チューナ20はチャネルch1が指定されたのか、チャネルch2が指定されたのかをすぐに判断できる。よって、受信回路21(特に局部発振回路213)の動作を早期に安定させることができ、チャネル制御用の信号線の本数を増やさなくても、システムの応答時間(指定チャネルの信号を受信できる状態になるまでの時間)を短くできる。
また、本実施形態では、チャネルch1、ch2の通信不成立確率が高い場合には、チャネルch1、ch2の通信周波数を変更する周波数設定モードに移行するので、3チャネル以上の通信周波数に対応可能となり、耐妨害波性能を向上できる。また、過去の通信成否情報の履歴に基づいてチャネルch1、ch2の通信が成立しにくいか否かを判定しているので、通信が成立しにくいチャネルをサーチするサーチモードを設けなくても、迅速に通信が成立しにくいチャネルを検出できる。
また、チューナ20(制御回路22)は、間欠電源の開始直後における信号レベル(ローレベル)を判定した段階で、受信回路21の設定動作を予め実施するので、チャネル制御信号S2(ローレベル信号)かチャネル制御信号S3(ローレベルからハイレベルの遷移する信号)かを判別した段階で受信回路21の設定動作を実施する場合に比べて、システムの応答時間を短くできる。また、チューナ20は、周波数設定モードに移行する場合には、予め設定動作をした受信回路21の動作を停止させているので、消費電力を抑えることができる。
なお、本発明に係る通信装置は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、チャネルch1のチャネル制御信号S1をローレベル信号とし、チャネルch2のチャネル制御信号S2をハイレベル信号としても良い。また、周波数設定モードのチャネル制御信号S3をハイレベルからローレベルに遷移する信号としても良い。また、通信が成立しにくいチャネルの検出に関して、過去所定時間前(例えば1時間前)から現在までの通信成否情報の履歴に基づいて、通信が成立しにくいチャネルを検出するようにしても良い。
また、スマートエントリーシステムのチューナ以外の通信部、具体的には、リクエスト信号を送信する発信機や、携帯機の受信部、送信部に本発明を適用しても良い。例えば、発信機に本発明を適用することで、3チャネル以上の通信周波数のリクエスト信号の送信が可能となり、なおかつ、システムの応答時間を短くできる。また、ワイヤレスキーシステムのチューナに本発明を適用しても良い。
なお、上記実施形態において、信号処理部10が本発明の「チャネル制御部」、「検出手段」、「周波数決定手段」、「送信手段」、「電源供給手段」及び「通信成否判断手段」に相当する。メモリ12が本発明の「通信成否蓄積手段」に相当する。チューナ20が本発明の「通信部」に相当する。メモリ23が本発明の「周波数記憶手段」に相当する。受信回路21が本発明の「通信回路」に相当する。制御回路22が本発明の「動作制御手段」及び「レベル判定手段」に相当する。携帯機6が本発明の「相手側通信装置」に相当する。チャネル制御信号S1、S2が本発明の「チャネル特定信号」に相当する。チャネル制御信号S3が本発明の「指示信号」に相当する。
1 車両側装置
10 信号処理部
20 チューナ
21 受信回路
22 制御回路
23 メモリ
40 発信機

Claims (8)

  1. 各々通信周波数が設定された複数のチャネルの中から通信に使用するチャネルを指定して、その指定した前記チャネルを特定するチャネル特定信号をチャネル制御用の信号線に出力するチャネル制御部と、
    各々の前記チャネルに設定されている通信周波数を各チャネルに関連付けて記憶する周波数記憶手段と、相手側通信装置との間で通信を行う通信回路と、前記信号線から入力された前記チャネル特定信号で特定される前記チャネルに関連付けて前記周波数記憶手段に記憶されている通信周波数を読み出し、その読み出した通信周波数で通信を行うように前記通信回路を動作させる動作制御手段とを備えた通信部と、を備えた通信装置であって、
    前記チャネル制御部は、
    前記複数のチャネルの中で通信が成立しにくいチャネルである通信困難チャネルを検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記通信困難チャネルに新たに設定する通信周波数を決定する周波数決定手段と、
    前記検出手段が前記通信困難チャネルを検出した場合、前記チャネル特定信号の代わりに、前記通信困難チャネルの通信周波数を変更する周波数設定モードへの移行を指示する指示信号を前記信号線で前記通信部に送信するとともに、前記指示信号の送信後に、前記周波数決定手段が決定した通信周波数を示した周波数設定情報を前記信号線で前記通信部に送信する送信手段と、を備え、
    前記動作制御手段は、前記チャネル制御部からの前記指示信号を受信した場合には、前記周波数設定モードに移行して、前記周波数設定モードとして、前記通信困難チャネルに関連付けて前記周波数記憶手段に記憶されている通信周波数を前記周波数設定情報で示される通信周波数に書き換えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記複数のチャネルは2つのチャネルであり、それら2つのチャネルの一方の前記チャネル特定信号は、ハイレベル及びローレベルの2値信号におけるハイレベル信号であり、他方の前記チャネル特定信号は前記2値信号におけるローレベル信号であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記指示信号は、ハイレベルからローレベルに、又はローレベルからハイレベルに遷移する遷移信号であることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信部に間欠電源を供給する電源供給手段を備え、
    前記動作制御手段は、前記信号線の信号レベルがハイレベルかローレベルかを判定するレベル判定手段を備え、前記電源供給手段による今回の間欠電源の期間の開始直後における前記信号線の信号レベルがハイレベルであると前記レベル判定手段が判定した場合には、その判定した段階で前記通信回路を、前記2つのチャネルのうち前記ハイレベル信号を前記チャネル特定信号とした第1チャネルで通信を行う回路に設定する設定動作を予め実施し、その設定動作の実施後、前記信号線の信号レベルがハイレベルに継続していると前記レベル判定手段が判定した場合には、前記チャネル制御部から前記ハイレベル信号が送信されたとして、今回の間欠電源の期間は前記第1チャネルの通信を試みる期間とし、
    今回の間欠電源の供給直後における前記信号線の信号レベルがローレベルであると前記レベル判定手段が判定した場合には、その判定した段階で前記通信回路を、前記2つのチャネルのうち前記ローレベル信号を前記チャネル特定信号とした第2チャネルで通信を行う回路に設定する設定動作を予め実施し、その設定動作の実施後、前記信号線の信号レベルがローレベルに継続していると前記レベル判定手段が判定した場合には、前記チャネル制御部から前記ローレベル信号が送信されたとして、今回の間欠電源の期間は前記第2チャネルの通信を試みる期間とし、
    前記設定動作の実施後に前記信号線の信号レベルがハイレベルからローレベルに又はローレベルからハイレベルに遷移したと前記レベル判定手段が判定した場合には、前記チャネル制御部から前記遷移信号が送信されたとして、前記通信回路の動作を停止させて、今回の間欠電源の期間は前記周波数設定モードに移行する期間とすることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記送信手段は、前記検出手段が前記通信困難チャネルを検出した時点の次に到来する前記電源供給手段による間欠電源の期間に、前記指示信号及び前記周波数設定情報を送信することを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記チャネル制御部は、
    前記通信回路による今回の通信結果を取得して、その取得した通信結果に基づいて今回指定した前記チャネルで通信が成立したか否かを判断する通信成否判断手段と、
    前記通信成否判断手段が判断した各回の通信の成否結果を前記チャネルごとに蓄積する通信成否蓄積手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記通信成否蓄積手段に蓄積された前記チャネルごとの前記成否結果の蓄積情報に基づいて前記通信困難チャネルを検出することを特徴とする請求項4又は5に記載の通信装置。
  7. 前記検出手段は、前記通信回路で過去に複数回通信を試みたときの通信が不成立となった不成立確率を前記通信成否蓄積手段に蓄積された前記蓄積情報から算出し、その算出した前記不成立確率が所定の閾値を超えた前記チャネルを前記通信困難チャネルとすることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記相手側通信装置は、車両のユーザに所持されて前記車両に搭載された車載機器を制御するための無線信号を送信する携帯機であり、
    前記通信装置は、前記車両に搭載されて前記携帯機からの無線信号を受信する受信装置であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
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