JP5688776B2 - 通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信システム及び通信装置

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Description

本発明は、通信システム及び通信装置に関し、特に、リレーアタックの実施を困難にするようにした通信システム及び通信装置に関する。
近年、車両に設けられている車載通信装置とユーザが所持する携帯機との間で無線通信を行うことにより、機械的な鍵を使用したり、携帯機を操作したりすることなく、車両のドアの開錠及び施錠を可能にする機能(以下、自動エントリ機能と称する)を有する電子キーシステムの普及が進んでいる。
自動エントリ機能には、大きく分けて以下の2種類の方式がある。1つ目は、携帯機を所持するユーザが車両に対して所定の操作(例えば、ドアに触れる、ドアに設けられているボタンを操作する等)を行った場合、車両のドアが自動的に開錠又は施錠する方式である。この方式では、例えば、ユーザが車両に対して所定の操作を行った場合、車載通信装置から所定のエリア内に認証要求信号が送信され、認証要求信号を受信した携帯機が認証情報を含む応答信号を送信し、認証が成功したとき、ドアの開錠又は施錠が行われる。
2つ目は、携帯機を所持するユーザが車両に近づくと自動的にドアを開錠し、車両から遠ざかると自動的にドアを施錠する方式である。この方式では、例えば、車載通信装置から定期的に所定のエリア内に認証要求信号が送信され、認証要求信号を受信した携帯機が認証情報を含む応答信号を送信し、認証が成功した場合、ドアの開錠が行われ、応答信号を受信できなかった場合、ドアの施錠が行われる。
ところで、自動エントリ機能を備えた車両は、リレーアタックと呼ばれる手法を用いて、盗難や侵入にあう危険性がある。ここで、リレーアタックとは、携帯機を所持するユーザが車載通信装置の通信エリア外にいるにも関わらず、悪意を持った第三者が中継器を用いて、車載用通信装置と携帯機との間の通信を可能にし、車両のドアを開錠する等の不正行為を行う手法である。
そこで、従来、リレーアタックに対する対策として、例えば、車載通信装置から携帯機に2度リクエスト信号を送信することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、携帯機が、1度目のリクエスト信号に対する応答時に2度目のリクエスト信号に対する返信モードを通知し、2度目のリクエスト信号に対して、通知した返信モードで応答するようにしている。これにより、2度リクエスト信号を送信することで認証が完了するまでの所用時間は長くなるものの、中継器が返信モードを把握し、切り替えるのは困難であるため、リレーアタックの実施が困難になる。
また、リレーアタックに対する対策とは別に、携帯機から同じ内容の信号を異なる最大周波数偏移でFSK変調して複数回送信することにより、携帯機と車載通信装置との間の無線通信に対する外乱等による妨害を防ぐことが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−52412号公報 特開2012−209924号公報
本発明は、リレーアタックの実施を困難にするようにするものである。
本発明の第1の側面の通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムであって、第1の通信装置は、第2の通信装置に信号を変調して送信する第1の送信部と、第1の送信部を制御する第1の送信制御部とを備え、第2の通信装置は、第1の通信装置からの信号を受信して復調する第1の受信部を備え、第1の送信制御部は、所定の第1の信号を変調して送信する際に、第1の信号を少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分け、第2の分割信号の変調方式の変更位置を設定し、設定した変更位置を第1の分割信号により第2の通信装置に通知するとともに、第2の分割信号の変更位置で変調方式を変更するように制御し、第1の受信部は、第1の信号を受信して復調する際に、第1の分割信号により通知された変更位置において第2の分割信号の復調方式を変更する。
本発明の第1の側面においては、第1の通信装置において所定の第1の信号を変調して送信する際に、第1の信号が少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分けられ、第2の分割信号の変調方式の変更位置が設定され、設定された変更位置が第1の分割信号により第2の通信装置に通知されるとともに、第2の分割信号の変更位置で変調方式が変更され、第2の通信装置において第1の信号を受信して復調する際に、第1の分割信号により通知された変更位置において第2の分割信号の復調方式が変更される。
従って、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
この第1の通信装置及び第2の通信装置は、例えば、一方が車両用のキーフォブにより構成され、他方が車載用の通信装置により構成される。この第1の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。この第1の送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この第1の受信部は、例えば、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。
この第1の通信装置には、第2の通信装置から信号を受信して復調する第2の受信部をさらに設け、この第2の通信装置を車両に設け、この第2の通信装置には、第1の通信装置に信号を変調して送信する第2の送信部と、第2の送信部を制御する第2の送信制御部と、車両の処理の制御を行う車両制御部とをさらに設け、この第2の送信制御部には、車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に所定の第2の信号を送信するように制御させ、この第1の送信制御部には、第2の信号に対する応答信号として第1の信号を送信するように制御させ、この車両制御部には、第1の通信装置から正規の第1の信号を受信した場合、車両の所定の処理の実行を指令させることができる。
これにより、例えば、自動エントリ機能を有する車両においてリレーアタックの実施を困難にすることができる。
この第2の受信部は、例えば、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。この第2の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。この第2の送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。
この第1の通信装置を車両に設け、この第1の通信装置には、第2の通信装置から信号を受信して復調する第2の受信部と、車両の処理の制御を行う車両制御部とをさらに設け、この第2の通信装置には、第1の通信装置に信号を変調して送信する第2の送信部と、第2の送信部を制御する第2の送信制御部とをさらに設け、この第1の送信制御部には、車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に第1の信号を送信するように制御させ、この第2の送信制御部には、第1の信号に対する応答信号として第2の信号を送信するように制御させ、この車両制御部は、第2の通信装置から正規の第2の信号を受信した場合、車両の所定の処理の実行を指令させることができる。
これにより、例えば、自動エントリ機能を有する車両においてリレーアタックの実施を困難にすることができる。
この第2の受信部は、例えば、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。この車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。この第2の送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。この第2の送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。
この第1の送信制御部には、所定の第1の変調方式と異なる複数の変調方式の中から第2の変調方式を選択し、選択した第2の変調方式を第1の分割信号により第2の通信装置に通知するとともに、第1の変調方式で第1の分割信号、及び、第2の分割信号の変更位置より前の部分を変調し、第2の変調方式で第2の分割信号の変更位置より後の部分を変調するように制御させ、この第1の受信部には、第1の変調方式に対応する第1の復調方式で第1の分割信号、及び、第2の分割信号の変更位置より前の部分を復調させ、第1の分割信号により通知された第2の変調方式に対応する第2の復調方式で第2の分割信号の変更位置より後の部分を復調させることができる。
これにより、リレーアタックの実施をより困難にすることができる。
本発明の第2の側面の通信装置は、他の通信装置と無線通信を行う通信装置であって、他の通信装置に信号を変調して送信する送信部と、送信部を制御する送信制御部とを備え、送信制御部は、所定の信号を変調して送信する際に、所定の信号を変調して送信する際に、所定の信号を少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分け、第2の分割信号の変調方式の変更位置を設定し、設定した変更位置を第1の分割信号により第2の通信装置に通知するとともに、第2の分割信号の変更位置で変調方式を変更するように制御する。
本発明の第2の側面においては、所定の信号を変調して送信する際に、所定の信号が少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分けられ、第2の分割信号の変調方式の変更位置が設定され、設定された変更位置が第1の分割信号により第2の通信装置に通知されるとともに、第2の分割信号の変更位置で変調方式が変更される。
従って、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
この通信装置及び他の通信装置は、例えば、一方が車両用のキーフォブにより構成され、他方が車載用の通信装置により構成される。この送信部は、例えば、各種の送信回路又は専用のICにより構成される。この送信制御部は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU等により構成される。
本発明の第3の側面の通信装置は、他の通信装置と無線通信を行う通信装置であって、他の通信装置からの信号を受信して復調する受信部を備え、受信部は、少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分けて送信される所定の信号を受信して復調する際に、第1の分割信号により通知される第2の分割信号の変調方式の変更位置において第2の分割信号の復調方式を変更する。
本発明の第3の側面においては、少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分けて送信される所定の信号を受信して復調する際に、第1の分割信号により通知される第2の分割信号の変調方式の変更位置において第2の分割信号の復調方式が変更される。
従って、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
この通信装置及び他の通信装置は、例えば、一方が車両用のキーフォブにより構成され、他方が車載用の通信装置により構成される。この受信部は、例えば、各種の受信回路又は専用のICにより構成される。
本発明の第1の側面乃至第3の側面によれば、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
本発明を適用した通信システムの一実施の形態を示すブロック図である。 通信システムの処理の第1の実施の形態を説明するための図である。 通信システムの処理の第1の実施の形態における信号の流れを示すタイミングチャートである。 車載通信装置111から送信される応答信号の波形の例を示す図である。 従来の通信システムの信号の流れを示すタイミングチャートである。 通信システムの処理の第2の実施の形態を説明するための図である。 通信システムの処理の第2の実施の形態における信号の流れを示すタイミングチャートである。 通信システムの処理の第3の実施の形態を説明するための図である。 通信システムの処理の第3の実施の形態における信号の流れを示すタイミングチャートである。 通信システムの処理の第4の実施の形態を説明するための図である。 通信システムの処理の第4の実施の形態における信号の流れを示すタイミングチャートである。 通信システムの処理の第5の実施の形態を説明するための図である。 通信システムの処理の第5の実施の形態における信号の流れを示すタイミングチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[通信システム101の構成例]
図1は、本発明を適用した通信システム101の一実施の形態を示している。通信システム101は、車両102の所定の機能を実現するために用いられる。ここで、所定の機能とは、例えば、機械的な鍵を使用したり、携帯機112を操作したりしなくても、車両102のドアの開錠及び施錠を実行したり(自動エントリ機能)、車両102のボタン等を操作するだけでエンジンやモータ等の駆動機関を始動できるようにしたり(以下、プッシュスタート機能と称する)、ウェルカムランプを点灯したり(以下、ウェルカムランプ点灯機能と称する)する機能等である。なお、ウェルカムランプとは、車内やドアミラーの付近等に設けられ、周囲が暗い場合に車両102や周囲の状況を確認する等の目的で点灯するランプである。
また、後述するように、通信システム101は、中継器103を用いたリレーアタックを防止するための対策が施されている。
通信システム101は、車両102に設けられる車載通信装置111、及び、ユーザが所持する携帯機112を含むように構成される。車載通信装置111と携帯機112は、双方向の無線通信を行う。
車載通信装置111は、アンテナ121、受信部122、制御部123、送信部124、及び、アンテナ125を含むように構成される。
受信部122は、例えば、各種の受信回路、又は、専用のICにより構成される。受信部122は、制御部123の受信制御部131の制御の下に、アンテナ121を介して、UHF帯の信号(以下、RF信号と称する)を携帯機112から受信し、受信したRF信号を復調する。また、受信部122は、複数の種類の変調方式の信号の復調が可能であり、受信制御部131の制御の下に、RF信号の復調方式を変更する。さらに、受信部122は、RF信号の復調により得られたベースバンド信号を受信制御部131に供給する。
なお、受信部122の復調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)復調方式、FSK(Frequency Shift Keying)復調方式、PSK(Phase Shift Keying)復調方式等を採用することが可能である。
制御部123は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ、又は、ECU(Electronic Control Unit)等により構成される。制御部123は、受信制御部131、信号処理部132、送信制御部133、及び、車両制御部134を含むように構成される。
受信制御部131は、受信部122の制御を行う。また、受信制御部131は、受信部122から供給されるベースバンド信号を、信号処理部132に供給する。
信号処理部132は、受信制御部131から供給されるベースバンド信号に対する各種の信号処理(例えば、信号の解析や解析結果に基づく処理等)を行う。また、信号処理部132は、必要に応じて、信号処理の結果を受信制御部131、送信制御部133及び車両制御部134に通知する。さらに、信号処理部132は、信号処理の結果や、車両制御部134からの指令等に基づいて、携帯機112に送信する信号(ベースバンド信号)を生成し、送信制御部133に供給する。
送信制御部133は、信号処理部132から供給されるベースバンド信号を、送信部124に供給する。また、送信制御部133は、送信部124の制御を行う。
車両制御部134は、車両102に設けられている他の装置(例えば、ECU等)と通信を行い、各種の情報の送受信を行ったり、指令を与えたり、指令を受けたりする。
送信部124は、例えば、各種の送信回路、又は、専用のIC等により構成される。送信部124は、送信制御部133の制御の下に、送信制御部133から供給されるベースバンド信号をLF帯の搬送波によりASK変調する。また、送信部124は、送信制御部133の制御の下に、変調後の信号(以下、LF信号と称する)を、アンテナ125を介して、携帯機112に送信する。
携帯機112は、例えば、車両102を利用するユーザが所持するキーフォブにより構成される。携帯機112は、アンテナ141、受信部142、操作部143、制御部144、送信部145、及び、アンテナ146を含むように構成される。
受信部142は、例えば、各種の受信回路、又は、専用のIC等により構成される。受信部142は、制御部144の受信制御部151の制御の下に、アンテナ141を介して、車載通信装置111からLF信号を受信し、受信したLF信号を復調する。また、受信部122は、LF信号の復調により得られたベースバンド信号を受信制御部151に供給する。
操作部143は、例えば、ボタンやスイッチ等により構成され、車両102の所定の操作を行うときに操作される。操作部143は、操作内容を示す信号を制御部144の信号処理部152に供給する。
制御部144は、例えば、CPU等のプロセッサを備えるマイクロコンピュータ等により構成される。制御部144は、受信制御部151、信号処理部152、及び、送信制御部153を含むように構成される。
受信制御部151は、受信部142の制御を行う。また、受信制御部151は、受信部142から供給されるベースバンド信号を信号処理部152に供給する。
信号処理部152は、受信制御部151から供給されるベースバンド信号に対する各種の信号処理(例えば、信号の解析や解析結果に基づく処理等)を行う。また、信号処理部152は、信号処理の結果や、操作部143からの操作信号等に基づいて、車載通信装置111に送信する信号(ベースバンド信号)を生成し、送信制御部153に供給する。
送信制御部153は、信号処理部152から供給されるベースバンド信号を、送信部124に供給する。また、送信制御部153は、送信部145の制御を行う。
送信部145は、例えば、各種の送信回路、又は、専用のIC等により構成される。送信部145は、送信制御部153の制御の下に、送信制御部153から供給されるベースバンド信号をUHF帯の搬送波により変調する。また、送信部145は、複数の種類の変調方式に対応可能であり、送信制御部153の制御の下に、RF信号の変調方式を変更する。さらに、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、変調後のRF信号を、アンテナ146を介して、車載通信装置111に送信する。
なお、送信部145の変調方式としては、例えば、ASK変調方式、FSK変調方式、PSK変調方式等を採用することが可能である。
[通信システム101の処理の第1の実施の形態]
次に、図2乃至図4を参照して、通信システム101の処理の第1の実施の形態について説明する。
なお、図2は、通信システム101の処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、図3は、通信システム101の信号の流れを示すタイミングチャートである。図4は、車載通信装置111から送信される応答信号の波形の例を示している。
ステップS1において、車載通信装置111の受信制御部131は、受信部122の復調方式をASK復調方式に設定する。
ステップS2において、車載通信装置111は、認証要求信号を送信する。具体的には、信号処理部132は、認証要求信号を生成し、送信制御部133を介して、送信部124に供給する。送信部124は、認証要求信号をASK変調し、変調後の認証要求信号を、アンテナ125を介して送信する。
この処理により、図3のタイミングチャートの先頭部分に示されるように、ASK変調された認証要求信号が車載通信装置111から携帯機112に送信される。
なお、認証要求信号を、車両102に対して所定の操作(例えば、車両102のドアに触れたり、ドアに設けられているボタン等を操作したりする等)が行われた場合に送信するようにしてもよいし、又は、定期的に送信するようにしてもよい。以下、前者の方式を事後認証方式と称し、後者の方式を事前認証方式と称する。また、以下、主に事後認証方式を採用した場合の処理を中心にして説明する。
ステップS3において、携帯機112の信号処理部152は、認証要求信号を受信したか否かを判定する。ステップS3の判定処理は、認証要求信号を受信したと判定されるまで、繰り返し実行される。
そして、携帯機112の受信部142は、ステップS1の処理で車載通信装置111から送信された認証要求信号を、アンテナ141を介して受信した場合、受信した認証要求信号を復調する。また、受信部142は、復調した認証要求信号を、受信制御部151を介して信号処理部152に供給する。ここで、信号処理部152は、認証要求信号を受信したと判定し、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、携帯機112は、応答信号に含まれるデータの所定の部分をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、応答信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。
応答信号は、例えば、図3に示されるように、同期コード部、コマンド部、データ部、及び、CW(Continuous Wave)部の各ブロックにより構成される。
同期コード部は、携帯機112と車載通信装置111の間の同期をとるための、所定の値の同期コードを含むブロックである。
コマンド部は、車両102が実行する処理を指令するためのコマンドを含むブロックである。
データ部は、コマンドにより指令された処理を車両102が実行するために必要なデータを含むブロックである。データ部には、携帯機112を識別するためのID等の認証情報が少なくとも含まれる。
CW部は、応答信号の電波強度を測定するための連続波を含むブロックである。
なお、図3の例では、応答信号の同期コード部をASK変調し、その他の部分をFSK変調するように予め決められている。そして、送信部145は、同期コード部をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。
以下、図3に示されるように、コマンド部で変調方式を変更する場合の例について説明する。
ステップS5において、車載通信装置111の信号処理部132は、ASK変調方式により送信されてくる応答信号の所定部分を受信したか否かを判定する。具体的には、車載通信装置111の受信部122は、ステップS4の処理で携帯機112から送信された応答信号の同期コード部を、アンテナ121を介して受信した場合、ASK変調された同期コード部を復調し、受信制御部131を介して信号処理部132に供給する。また、受信部122は、同期コード部に含まれる同期コードに基づいて、位相同期を行う。以上の処理が、認証要求信号を送信してから所定の時間内に行われた場合、信号処理部132は、応答信号の変調方式の変更前の部分を受信したと判定し、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、車載通信装置111の受信制御部131は、受信部122の復調方式をFSK復調方式に変更する。
ステップS7において、携帯機112は、応答信号の残りの部分をFSK変調して送信する。具体的には、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、図3に示されるように、応答信号のコマンド部乃至CW部をFSK変調し、アンテナ146を介して送信する。
これにより、図4に示されるように、応答信号の途中で、変調方式がASK変調方式からFSK変調方式に切り替わる。
その後、携帯機112の処理はステップS3に戻り、ステップS3以降の処理が実行される。
ステップS8において、車載通信装置111の信号処理部132は、正規の応答信号を受信したか否かを判定する。具体的には、車載通信装置111の受信部122は、ステップS7の処理で携帯機112から送信された応答信号のコマンド部乃至CW部を、アンテナ121を介して受信した場合、FSK変調されたそれらの部分を復調し、受信制御部131を介して信号処理部132に供給する。信号処理部132は、データ部に含まれる携帯機112の認証情報の照合を行う。そして、信号処理部132は、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規の応答信号を受信したと判定し、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、車載通信装置111の車両制御部134は、車両102の所定の処理の実行を指令する。具体的には、信号処理部132は、応答信号のコマンド部に含まれるコマンドを車両制御部134に供給する。車両制御部134は、取得したコマンドに対応する処理を実行するように、ECU等の車両102の他の装置に指令する。これにより、例えば、上述した自動エントリ機能、プッシュスタート機能、ウェルカムランプ点灯機能等の処理が実行される。
その後、車載通信装置111の処理は終了する。
一方、ステップS8において、信号処理部132は、応答信号のコマンド部、データ部、CW部のいずれか若しくは全ての受信に失敗した場合、又は、応答信号の認証に失敗した場合、正規の応答信号を受信しなかったと判定し、車載通信装置111の処理は終了する。
また、ステップS5において、信号処理部132は、応答信号の同期コード部の受信に失敗した場合、応答信号の残りの部分は変調せずに、車載通信装置111の処理は終了する。
なお、事前認証方式の場合、例えば、ステップS5において、応答信号の変調方式の変更前の部分を受信しなかったと判定された場合、ステップS8において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS9の処理が終了した場合、車載通信装置111の処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
以上のように、従来は、図5に示されるように、応答信号の変調方式がFSK変調方式に固定されていたのに対し、通信システム101では、図3に示されるように、応答信号の途中で変調方式が変更され、それに合わせて応答信号の復調方式が変更される。一方、中継器103が、応答信号の中継時に変調方式の変化を検出し、追従することは困難である。従って、中継器103が応答信号の中継を失敗する可能性が高くなり、その結果、リレーアタックの実施が困難になる。
また、変調方式又は復調方式を容易に変更可能なICが市販されており、そのようなICを採用することにより、回路構成を複雑にしたり、回路規模を大きくしたりすることなく、容易に車載通信装置111や携帯機112を実現することができる。
さらに、新たに送受信する信号を追加したり、各信号に新たな情報を追加したりする必要がないため、従来と処理時間はほとんど変わらない。
[通信システム101の処理の第2の実施の形態]
次に、図6及び図7を参照して、通信システム101の処理の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、応答信号を認証信号(第1の分割信号)とコマンド信号(第2の分割信号)の2つに分けて携帯機112から送信するようにしたものである。
なお、図6は、通信システム101の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、図7は、通信システム101の信号の流れを示すタイミングチャートである。
ステップS51において、図2のステップS1の処理と同様に、車載通信装置111の受信部122の復調方式がASK復調方式に設定される。
ステップS52において、図2のステップS2の処理と同様に、車載通信装置111から認証要求信号が送信される。
ステップS53において、図2のステップS3の処理と同様に、携帯機112において、認証要求信号を受信したか否かが判定され、認証要求信号を受信したと判定された場合、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、携帯機112は、認証信号をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、認証信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。
認証信号は、例えば、図7に示されるように、同期コード部及び認証データ部の各ブロックにより構成される。
同期コード部は、図3の応答信号の同期コード部と同様のブロックである。
認証データ部は、携帯機112の認証情報を含むブロックである。
そして、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、認証信号をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。
ステップS55において、車載通信装置111の信号処理部132は、正規の認証信号を受信したか否かを判定する。具体的には、車載通信装置111の受信部122は、ステップS54の処理で携帯機112から送信された認証信号を、アンテナ121を介して受信した場合、ASK変調された認証信号を復調し、受信制御部131を介して信号処理部132に供給する。また、受信部122は、認証信号の同期コード部に含まれる同期コードに基づいて、位相同期を行う。さらに、信号処理部132は、認証データ部に含まれる携帯機112の認証情報の照合を行い、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規の認証信号を受信したと判定し、処理はステップS56に進む。
ステップS56において、図2のステップS6に処理と同様に、車載通信装置111の受信部122の復調方式が、FSK復調方式に変更される。
ステップS57において、携帯機112は、コマンド信号をFSK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、コマンド信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。
コマンド信号は、例えば、図7に示されるように、同期コード部、コマンド部、データ部及びCW部の各ブロックにより構成される。コマンド信号は、図3の応答信号と同様の構成を有するが、図3の応答信号と比較して、先に認証信号により送信したデータの一部を省略することが可能である。
そして、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、コマンド信号をFSK変調し、アンテナ146を介して送信する。なお、認証信号の送信が終了してからコマンド信号の送信が開始されるまでの間には、所定の間隔が設けられる。
これにより、図7に示されるように、応答信号の途中で、より厳密には、応答信号を構成する認証信号とコマンド信号の間で、変調方式が切り替わる。
その後、携帯機112の処理はステップS53に戻り、ステップS53以降の処理が実行される。
ステップS58において、車載通信装置111の信号処理部132は、正規の応答信号を受信したか否かを判定する。具体的には、車載通信装置111の受信部122は、ステップS57の処理で携帯機112から送信されたコマンド信号をアンテナ121を介して受信した場合、FSK変調されたコマンド信号を復調し、受信制御部131を介して信号処理部132に供給する。信号処理部132は、コマンド信号のデータ部に含まれる携帯機112の認証情報の照合を行う。そして、信号処理部132は、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規のコマンド信号を受信したと判定し、さらに正規の応答信号(すなわち、正規の認証信号と正規のコマンド信号の組合せ)を受信したと判定し、処理はステップS59に進む。
ステップS59において、車載通信装置111の車両制御部134は、車両102の所定の処理の実行を指令する。具体的には、信号処理部132は、コマンド信号のコマンド部に含まれるコマンドを車両制御部134に供給する。車両制御部134は、取得したコマンドに対応する処理を実行するように、ECU(Engine Control Unit)等の車両102の他の装置に指令する。これにより、例えば、上述した自動エントリ機能、プッシュスタート機能、ウェルカムランプ点灯機能等の処理が実行される。
その後、車載通信装置111の処理は終了する。
一方、ステップS58において、信号処理部132は、コマンド信号の受信に失敗した場合、又は、コマンド信号の認証に失敗した場合、正規の応答信号を受信しなかったと判定し、車載通信装置111の処理は終了する。
また、ステップS55において、信号処理部132は、認証信号の受信に失敗した場合、又は、認証信号の認証に失敗した場合、正規の認証信号を受信しなかったと判定し、車載通信装置111の処理は終了する。
なお、事前認証方式の場合、例えば、ステップS55において、正規の認証信号を受信しなかったと判定された場合、ステップS58において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS59の処理が終了した場合、車載通信装置111の処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が実行される。
以上のように、第2の実施の形態では、応答信号を認証信号とコマンド信号の2つに分け、応答信号とコマンド信号の間において変調方式を切り替えるため、携帯機112の変調方式と車載通信装置111の復調方式の切り替えを確実に同期させることができる。
[通信システム101の処理の第3の実施の形態]
次に、図8及び図9を参照して、通信システム101の処理の第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態においては、認証信号とコマンド信号の2つに分けて携帯機112から応答信号を送信するとともに、コマンド信号の変調方式の変更位置を可変にするものである。
なお、図8は、通信システム101の処理の第3の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、図9は、通信システム101の信号の流れを示すタイミングチャートである。
ステップS101において、図2のステップS1の処理と同様に、車載通信装置111の受信部122の復調方式がASK復調方式に設定される。
ステップS102において、図2のステップS2の処理と同様に、車載通信装置111から認証要求信号が送信される。
ステップS103において、図2のステップS3の処理と同様に、携帯機112において、認証要求信号を受信したか否かが判定され、認証要求信号を受信したと判定された場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、携帯機112の信号処理部152は、コマンド信号の変調方式の変更位置を設定する。具体的には、信号処理部152は、コマンド信号の同期コード部乃至CW部のどのブロックから変調方式をFSK変調方式に変更するかを設定する。
なお、変調方式の変更位置は、例えば、ランダムに設定するようにしてもよいし、所定の規則に従って設定するようにしてもよい。
ステップS105において、携帯機112は、設定内容を含む認証信号をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、認証信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。
認証信号は、例えば、図9に示されるように、同期コード部及び認証・設定データ部の各ブロックにより構成される。
同期コード部は、図3の応答信号の同期コード部と同様のブロックである。
認証・設定データ部は、携帯機112の認証情報、及び、コマンド信号の変調方式の変更位置の設定情報を含むブロックである。
そして、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、認証信号をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。これにより、認証信号を用いて、コマンド信号の変調方式の変更位置が車載通信装置111に通知される。
ステップS106において、図6のステップS55の処理と同様に、車載通信装置111において、正規の認証信号を受信したか否かが判定される。正規の認証信号を受信したと判定された場合、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、車載通信装置111は、コマンド信号の復調方式の変更位置を設定する。具体的には、信号処理部132は、認証信号の認証・設定データ部に示されるコマンド信号の変調方式の変更位置を、受信制御部131に通知する。受信制御部131は、通知された変更位置をコマンド信号の復調方式を変更する位置として記憶する。
ステップS108において、携帯機112は、コマンド信号の変調方式の変更前の部分をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、図7のコマンド信号と同様の構成のコマンド信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。また、信号処理部152は、設定したコマンド信号の変調方式の変更位置を送信制御部153に通知する。
送信部145は、送信制御部153の制御の下に、コマンド信号の変調方式の変更前の部分をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。なお、認証信号の送信が終了してからコマンド信号の送信が開始されるまでの間には、所定の間隔が設けられる。
図9には、コマンド信号の変調方式の変更位置がデータ部に設定された場合の例が示されている。従って、この場合、送信部145は、変調方式の変更位置であるデータ部の前の同期コード部及びコマンド部をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。
なお、以下、図9に示されるように、コマンド信号の変調方式の変更位置がデータ部に設定された場合の処理について説明する。
ステップS109において、車載通信装置111の信号処理部132は、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信したか否かを判定する。具体的には、受信部122は、ステップS108の処理で携帯機112から送信されたコマンド信号の同期コード部及びコマンド部を、アンテナ121を介して受信した場合、ASK変調されたそれらの部分を復調し、受信制御部131を介して信号処理部132に供給する。また、受信部122は、同期コード部に含まれる同期コードに基づいて、位相同期を行う。以上の処理が、認証信号を受信してから所定の時間内に行われた場合、信号処理部132は、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信したと判定し、処理はステップS110に進む。
ステップS110において、図1のステップS6の処理と同様に、車載通信装置111の受信部122の復調方式がFSK復調方式に変更される。
ステップS111において、携帯機112は、コマンド信号の変調方式の変更後の部分をFSK変調して送信する。具体的には、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、コマンド信号の変調方式の変更後の部分であるデータ部及びCW部をFSK変調し、アンテナ146を介して送信する。
これにより、図9に示されるように、応答信号の途中で、より厳密には、応答信号を構成するコマンド信号の途中で、変調方式が切り替わる。
その後、携帯機112の処理はステップS103に戻り、ステップS103以降の処理が実行される。
ステップS112において、車載通信装置111の信号処理部132は、正規の応答信号を受信したか否かを判定する。具体的には、車載通信装置111の受信部122は、ステップS111の処理で携帯機112から送信されたコマンド信号のデータ部及びCW部を、アンテナ121を介して受信した場合、FSK変調されたそれらの部分を復調し、受信制御部131を介して信号処理部132に供給する。信号処理部132は、コマンド信号のデータ部に含まれる携帯機112の認証情報の照合を行う。そして、信号処理部132は、当該認証情報が正規の認証情報である場合、正規のコマンド信号を受信したと判定し、さらに正規の応答信号(すなわち、正規の認証信号と正規のコマンド信号の組合せ)を受信したと判定し、処理はステップS113に進む。
ステップS113において、図6のステップS59の処理と同様に、車載通信装置111において、車両102の所定の処理の実行が指令される。
その後、車載通信装置111の処理は終了する。
一方、ステップS112において、信号処理部132は、コマンド信号のデータ部及びCW部の受信に失敗した場合、又は、コマンド信号の認証に失敗した場合、正規の応答信号を受信しなかったと判定し、車載通信装置111の処理は終了する。
また、ステップS109において、信号処理部132は、コマンド信号の同期コード部及びコマンド部の受信に失敗した場合、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信しなかったと判定し、車載通信装置111の処理は終了する。
さらに、ステップS106において、信号処理部132は、認証信号の受信に失敗した場合、又は、認証信号の認証に失敗した場合、正規の認証信号を受信しなかったと判定し、車載通信装置111の処理は終了する。
なお、事前認証方式の場合、例えば、ステップS106において、正規の認証信号を受信しなかったと判定された場合、ステップS109において、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信しなかったと判定された場合、ステップS112において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS113の処理が終了した場合、車載通信装置111の処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
また、例えば、コマンド信号の変調方式の変更位置が先頭の同期コード部に設定された場合、ステップS108及びS109の処理は省略される。
以上のように、第3の実施の形態では、コマンド信号の変調方式の変更位置が通信毎に異なるため、リレーアタックの実施がより困難になる。
[通信システム101の処理の第4の実施の形態]
次に、図10及び図11を参照して、通信システム101の処理の第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態においては、認証信号とコマンド信号の2つに分けて携帯機112から応答信号を送信するとともに、コマンド信号の変調方式の組合せを可変にするものである。従って、この実施の形態は、携帯機112が3種類以上の変調方式に対応可能な場合に適用することができる。
なお、図10は、通信システム101の処理の第4の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、図11は、通信システム101の信号の流れを示すタイミングチャートである。
ステップS151において、図2のステップS1の処理と同様に、車載通信装置111の受信部122の復調方式が、ASK復調方式に設定される。
ステップS152において、図2のステップS2の処理と同様に、車載通信装置111から認証要求信号が送信される。
ステップS153において、図2のステップS3の処理と同様に、携帯機112において、認証要求信号を受信したか否かが判定され、認証要求信号を受信したと判定された場合、処理はステップS154に進む。
ステップS154において、携帯機112の信号処理部152は、コマンド信号の変調方式を設定する。具体的には、信号処理部152は、送信部145が対応可能な変調方式のうち、ASK変調方式を除く変調方式の中から任意のものを1つ選択し、コマンド信号の変調方式に設定する。
なお、コマンド信号の変調方式は、例えば、ランダムに設定するようにしてもよいし、所定の規則に従って設定するようにしてもよい。
ステップS155において、携帯機112は、設定内容を含む認証信号をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、認証信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。
認証信号は、例えば、図11に示されるように、同期コード部及び認証・設定データ部の各ブロックにより構成される。
同期コード部は、図3の応答信号の同期コード部と同様のブロックである。
認証・設定データ部は、携帯機112の認証情報、及び、コマンド信号の変調方式の設定情報を含むブロックである。
そして、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、認証信号をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。これにより、認証信号を用いて、コマンド信号の変調方式が車載通信装置111に通知される。
ステップS156において、図6のステップS55の処理と同様に、車載通信装置111において、正規の認証信号を受信したか否かが判定される。正規の認証信号を受信したと判定された場合、処理はステップS157に進む。
ステップS157において、車載通信装置111は、コマンド信号の復調方式を通知された方式に変更する。具体的には、信号処理部132は、認証信号の認証・設定データ部に示されるコマンド信号の変調方式を受信制御部131に通知する。受信制御部131は、受信部122の復調方式を、通知された変調方式に対応する復調方式に変更する。
ステップS158において、携帯機112は、コマンド信号を設定した変調方式で変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、図7のコマンド信号と同様の構成のコマンド信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。また、信号処理部152は、設定したコマンド信号の変調方式を送信制御部153に通知する。
送信部145は、送信制御部153の制御の下に、コマンド信号を設定した変調方式で変調し、アンテナ146を介して送信する。なお、認証信号の送信が終了してからコマンド信号の送信が開始されるまでの間には、所定の間隔が設けられる。
これにより、図11に示されるように、応答信号の途中で、より厳密には、応答信号を構成する認証信号とコマンド信号の間で、変調方式が切り替わる。
その後、携帯機112の処理はステップS153に戻り、ステップS153以降の処理が実行される。
ステップS159において、図6のステップS58の処理と同様に、車載通信装置111において、正規の応答信号を受信したか否かが判定される。正規の応答信号を受信したと判定された場合、処理はステップS160に進む。
ステップS160において、図6のステップS59の処理と同様に、車載通信装置111において、車両102の所定の処理の実行が指令される。
その後、車載通信装置111の処理は終了する。
一方、ステップS156において、正規の認証信号を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS159において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、車載通信装置111の処理は終了する
なお、事前認証方式の場合、例えば、ステップS156において、正規の認証信号を受信しなかったと判定された場合、ステップS159において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS160の処理が終了した場合、車載通信装置111の処理はステップS151に戻り、ステップS151以降の処理が実行される。
以上のように、第4の実施の形態では、コマンド信号の変調方式が通信毎に異なるため、リレーアタックの実施がより困難になる。
[通信システム101の処理の第5の実施の形態]
次に、図12及び図13を参照して、通信システム101の処理の第5の実施の形態について説明する。この第5の実施の形態は、第3の実施の形態と第4の実施の形態を組み合わせたものである。
なお、図12は、通信システム101の処理の第5の実施の形態を説明するためのフローチャートであり、図13は、通信システム101の信号の流れを示すタイミングチャートである。
ステップS201において、図2のステップS1の処理と同様に、車載通信装置111の受信部122の復調方式がASK復調方式に設定される。
ステップS202において、図2のステップS2の処理と同様に、車載通信装置111から認証要求信号が送信される。
ステップS203において、図2のステップS3の処理と同様に、携帯機112において、認証要求信号を受信したか否かが判定され、認証要求信号を受信したと判定された場合、処理はステップS204に進む。
ステップS204において、携帯機112の信号処理部152は、コマンド信号の変調方式及び変更位置を設定する。具体的には、信号処理部152は、図10のステップS154の処理と同様に、コマンド信号の変調方式を設定する。また、信号処理部152は、図8のステップS104の処理と同様に、コマンド信号の変調方式の変更位置を設定する。
ステップS205において、携帯機112は、設定内容を含む認証信号をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、認証信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。
認証信号は、例えば、図13に示されるように、同期コード部及び認証・設定データ部の各ブロックにより構成される。
同期コード部は、図3の応答信号の同期コード部と同様のブロックである。
認証・設定データ部は、携帯機112の認証情報、並びに、コマンド信号の変調方式及び変更位置の設定情報を含むブロックである。
そして、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、認証信号をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。これにより、認証信号を用いて、コマンド信号の変調方式及び変更位置が車載通信装置111に通知される。
ステップS206において、図6のステップS55の処理と同様に、車載通信装置111において、正規の認証信号を受信したか否かが判定される。正規の認証信号を受信したと判定された場合、処理はステップS207に進む。
ステップS207において、車載通信装置111は、コマンド信号の復調方式及び変更位置を設定する。具体的には、信号処理部132は、認証信号の認証・設定データ部に示されるコマンド信号の変調方式及び変更位置を、受信制御部131に通知する。受信制御部131は、通知された変調方式に対応する復調方式を、コマンド信号の変更後の復調方式として記憶する。また、受信制御部131は、通知された変更位置をコマンド信号の復調方式の変更位置として記憶する。
ステップS208において、携帯機112は、コマンド信号の変調方式の変更前の部分をASK変調して送信する。具体的には、信号処理部152は、車載通信装置111から受信した認証要求信号に対して、図7のコマンド信号と同様の構成のコマンド信号を生成し、送信制御部153を介して送信部145に供給する。また、信号処理部152は、設定したコマンド信号の変調方式の変更位置、及び、変更後の変調方式を送信制御部153に通知する。
送信部145は、送信制御部153の制御の下に、コマンド信号の変調方式の変更前の部分をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。なお、認証信号の送信が終了してからコマンド信号の送信が開始されるまでの間には、所定の間隔が設けられる。
図13には、コマンド信号の変調方式の変更位置がデータ部に設定された場合の例が示されている。従って、この場合、送信部145は、変調方式の変更位置であるデータ部の前の同期コード部及びコマンド部をASK変調し、アンテナ146を介して送信する。
なお、以下、図13に示されるように、コマンド信号の変調方式の変更位置がデータ部に設定された場合の処理について説明する。
ステップS209において、図8のステップS109の処理と同様に、車載通信装置111において、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信したか否かが判定される。コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信したと判定された場合、処理はステップS210に進む。
ステップS210において、車載通信装置111の受信制御部131は、受信部122の復調方式を通知された方式(より厳密には、通知された変調方式に対応する復調方式)に変更する。
ステップS211において、コマンド信号の変調方式の変更後の部分を、設定した変調方式で変調して送信する。具体的には、送信部145は、送信制御部153の制御の下に、コマンド信号の変調方式の変更後の部分であるデータ部及びCW部を、設定した変調方式で変調し、アンテナ146を介して送信する。
これにより、図13に示されるように、応答信号の途中で、より厳密には、応答信号を構成するコマンド信号の途中で、変調方式が切り替わる。
その後、携帯機112の処理はステップS203に戻り、ステップS203以降の処理が実行される。
ステップS212において、図8のステップS112の処理と同様に、車載通信装置111において、正規の応答信号を受信したか否かが判定される。正規の応答信号を受信したと判定された場合、処理はステップS213に進む。
ステップS213において、図6のステップS59の処理と同様に、車載通信装置111において、車両102の所定の処理の実行が指令される。
その後、車載通信装置111の処理は終了する。
一方、ステップS206において、正規の認証信号を受信しなかったと判定された場合、ステップS209において、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS212において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、車載通信装置111の処理は終了する
なお、事前認証方式の場合、例えば、ステップS206において、正規の認証信号を受信しなかったと判定された場合、ステップS209において、コマンド信号の変調方式の変更前の部分を受信しなかったと判定された場合、ステップS212において、正規の応答信号を受信しなかったと判定された場合、又は、ステップS213の処理が終了した場合、車載通信装置111の処理はステップS201に戻り、ステップS201以降の処理が実行される。
以上のように、第5の実施の形態では、コマンド信号の変調方式及び変更位置が通信毎に異なるため、リレーアタックの実施がさらに困難になる。
<2.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
[変形例1:変調方式及び復調方式に関する変形例]
以上に示した変調方式及び復調方式の組み合わせ及び順番は、その一例であり、任意に変更することが可能である。例えば、ASK変調方式とFSK変調方式の順番を変えたり、他の変調方式を採用したりすることが可能である。
また、以上の説明では、第1の実施の形態において、応答信号の変調方式を1回のみ変更する例を示したが、2回以上変更するようにしてもよい。同様に、第3の実施の形態及び第5の実施の形態において、コマンド信号の変調方式を2回以上変更するようにしてもよい。また、変調方式を2回以上変更する場合、2種類の変調方式を交互に切り替えるようにすることも可能であるし、3種類以上の中から変調方式を切り替えるようにすることも可能である。
さらに、以上の説明では、第2乃至第5の実施の形態において、応答信号を認証信号とコマンド信号の2つに分けて送信する例を示したが、3つ以上に分けて送信するようにしてもよい。また、3つ以上に分けて送信する場合、3つ目以降の信号の変調方式の種類や変更位置を、上述したコマンド信号と同様に可変にすることが可能である。
また、以上の説明では、第1、第3及び第5の実施の形態において、応答信号又はコマンド信号のブロック単位で変調方式を変更する例を示したが、必ずしも、隣接するブロックの境界で変調方式を変更する必要はなく、ブロックの途中で変更するようにすることが可能である。例えば、同期コード部の途中で変調方式を変更するようにしたり、コマンド部の先頭又は末尾にダミー信号を付加し、ダミー信号の途中で変調方式を変更したりするようにすることが可能である。
さらに、以上の説明では、携帯機112から車載通信装置111に送信する応答信号の変調方式を変更する例を示したが、同様の方法により、車載通信装置111から携帯機112に送信する認証要求信号の変調方式を変更するようにすることも可能である。この場合も、応答信号の変調方式を変更する場合と同様に、リレーアタックの実施を困難にすることができる。
[変形例2:装置の構成に関する変形例]
また、車載通信装置111の構成は、図1に示される例に限定されるものではなく、様々に変更することが可能である。例えば、受信制御部131や送信制御部133を制御部123の外部に設けたり、受信部122や送信部124を制御部123の内部に設けたりすることが可能である。また、例えば、受信部122と受信制御部131を組み合わせたり、送信部124と送信制御部133を組み合わせたりすることが可能である。さらに、例えば、受信部122と送信部124を組み合わせることが可能である。また、車載通信装置111の送信処理を行う部分と受信処理を行う部分を2つの装置に分けるようにすることも可能である。
さらに、携帯機112の構成は、図1に示される例に限定されるものではなく、様々に変更することが可能である。例えば、受信制御部151や送信制御部153を制御部144の外部に設けたり、受信部142や送信部145を制御部144の内部に設けたりすることが可能である。また、例えば、受信部142と受信制御部151を組み合わせたり、送信部145と送信制御部153を組み合わせたりすることが可能である。さらに、例えば、受信部142と送信部145を組み合わせることが可能である。
また、携帯機112の数は1台に限定されるものではなく、2台以上設けることも可能である。また、車載通信装置111の数も1台に限定されるものではなく、2台以上設けることも可能である。
[変形例3:その他の変形例]
さらに、本発明を適用する車両の種類は、特に限定されるものではない。例えば、自動車等の四輪車だけでなく、二輪車やその他の種類の車両にも適用することが可能である。
また、本発明は、車両以外の無線通信システムにも適用することが可能である。特に、本発明は、例えば、一方の通信装置からの要求に対して他方の通信装置が自動的に応答信号を送信するシステムに適用する場合に有効である。例えば、建物のドアを操作した場合に、建物に設けられている通信装置から携帯機に認証要求信号が送信され、携帯機からの応答信号に応じて、ドアの開錠又は施錠を行うシステムにおいて有効である。
[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
また、コンピュータが実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディアに記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
その他、プログラムは、例えば、ROMや記憶部に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
101 通信システム
102 車両
103 中継器
111 車載通信装置
112 携帯機
122 受信部
123 制御部
124 送信部
131 受信制御部
132 信号処理部
133 送信制御部
134 車両制御部
142 受信部
144 制御部
145 送信部
151 受信制御部
152 信号処理部
153 送信制御部

Claims (6)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置とが無線通信を行う通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置に信号を変調して送信する第1の送信部と、
    前記第1の送信部を制御する第1の送信制御部と
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置からの信号を受信して復調する第1の受信部を
    備え、
    前記第1の送信制御部は、所定の第1の信号を変調して送信する際に、前記第1の信号を少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分け、前記第2の分割信号の変調方式の変更位置を設定し、設定した前記変更位置を前記第1の分割信号により前記第2の通信装置に通知するとともに、前記第2の分割信号の前記変更位置で変調方式を変更するように制御し、
    前記第1の受信部は、前記第1の信号を受信して復調する際に、前記第1の分割信号により通知された前記変更位置において前記第2の分割信号の復調方式を変更する
    通信システム。
  2. 前記第1の通信装置は、
    前記第2の通信装置から信号を受信して復調する第2の受信部を
    さらに備え、
    前記第2の通信装置は、
    車両に設けられ、
    前記第1の通信装置に信号を変調して送信する第2の送信部と、
    前記第2の送信部を制御する第2の送信制御部と、
    前記車両の処理の制御を行う車両制御部と
    をさらに備え、
    前記第2の送信制御部は、前記車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に所定の第2の信号を送信するように制御し、
    前記第1の送信制御部は、前記第2の信号に対する応答信号として前記第1の信号を送信するように制御し、
    前記車両制御部は、前記第1の通信装置から正規の前記第1の信号を受信した場合、前記車両の所定の処理の実行を指令する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の通信装置は、
    車両に設けられ、
    前記第2の通信装置から信号を受信して復調する第2の受信部と、
    前記車両の処理の制御を行う車両制御部と
    をさらに備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置に信号を変調して送信する第2の送信部と、
    前記第2の送信部を制御する第2の送信制御部と
    をさらに備え、
    前記第1の送信制御部は、前記車両に対して所定の操作が行われたとき、又は、定期的に前記第1の信号を送信するように制御し、
    前記第2の送信制御部は、前記第1の信号に対する応答信号として第2の信号を送信するように制御し、
    前記車両制御部は、前記第2の通信装置から正規の前記第2の信号を受信した場合、前記車両の所定の処理の実行を指令する
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記第1の送信制御部は、所定の第1の変調方式と異なる複数の変調方式の中から第2の変調方式を選択し、選択した前記第2の変調方式を前記第1の分割信号により前記第2の通信装置に通知するとともに、前記第1の変調方式で前記第1の分割信号、及び、前記第2の分割信号の前記変更位置より前の部分を変調し、前記第2の変調方式で前記第2の分割信号の前記変更位置より後の部分を変調するように制御し、
    前記第1の受信部は、前記第1の変調方式に対応する第1の復調方式で前記第1の分割信号、及び、前記第2の分割信号の前記変更位置より前の部分を復調し、前記第1の分割信号により通知された前記第2の変調方式に対応する第2の復調方式で前記第2の分割信号の前記変更位置より後の部分を復調する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 他の通信装置と無線通信を行う通信装置において、
    前記他の通信装置に信号を変調して送信する送信部と、
    前記送信部を制御する送信制御部と
    を備え、
    前記送信制御部は、所定の信号を変調して送信する際に、前記所定の信号を少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分け、前記第2の分割信号の変調方式の変更位置を設定し、設定した前記変更位置を前記第1の分割信号により前記第2の通信装置に通知するとともに、前記第2の分割信号の前記変更位置で変調方式を変更するように制御する
    通信装置。
  6. 他の通信装置と無線通信を行う通信装置において、
    前記他の通信装置からの信号を受信して復調する受信部を
    備え、
    前記受信部は、少なくとも第1の分割信号と第2の分割信号に分けて送信される所定の信号を受信して復調する際に、前記第1の分割信号により通知される前記第2の分割信号の変調方式の変更位置において前記第2の分割信号の復調方式を変更する
    通信装置。
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