JP2014144824A - 物品移動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造によって把持力を向上させると共に、物品への損傷等を防止できる、物品移動装置。
【解決手段】所定位置に設置されている把持対象物を、他の位置である移動先に移動する物品移動装置300であって、把持対象物の底面に対向する底面支持部材301と、底面支持部材の一方の側面に連結し、把持対象物の第1側面に対向する第1側面支持部材303と、底面支持部材の他方の側面に連結し、把持対象物の第2側面に対向する第2側面支持部材304と、を備える本体部330と、底面支持部材を基準に、第1側面支持部材および第2側面支持部材のそれぞれは、把持対象物に対する位置および角度の少なくとも一方を制御する制御部と、を備え、第1側面支持部材と第2側面支持部材とは、相互に対向し、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材の少なくとも一つは、把持対象物に接触可能な回転ベルト302、306、307を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動倉庫や商品仕分け装置などにおいて使用され、商品や物品(以下、「物品」という)を、把持して移動させる、物品移動装置に関する。
種々の製品を製造する工場、製品を流通させる配送センター、製品の集積・配送を行う集積倉庫などにおいては、配送先にあわせた単数もしくは複数の種類、単数もしくは複数の個数の物品(物品群)を、配送ケースに仕分けることが必要である。例えば、ある配送先には、物品Aを2個、物品Bを3個および物品Cを1個、を配送する必要がある。このとき、物品を、単数もしくは複数の配送ケースに仕分けして、この配送ケースを、次のステージである配送業務に渡す必要がある。
ここで、上述のような工場、配送センター、集積倉庫においては、仕分けを必要とする物品を一時的に保管する自動倉庫を有している。自動倉庫は、立体形状を有する、複数の列、段からなる構造物であり、要は大きな棚のようなものである。棚であるので、それぞれの列や段に、様々な種類と数の物品が一時的に配置(保管)される。商品仕分けにおいては、この自動倉庫に配置されている複数の種類、複数の個数の物品から、配送先に必要となる物品を選択して配送ケースに詰めて、配送業務に引き渡される。
当然ながら、自動倉庫を構成する複数の棚(段と列)から、作業者が人力で必要となる物品を探して配送ケースに詰めてもよい。しかしながら、作業者の体力負担と能力に頼った仕分け作業は、作業速度、作業効率、作業精度のいずれにとっても好ましくなく、特に国際競争の厳しい現在においては工場での作業コスト削減が求められる。このため、作業者のみに頼る商品仕分け作業が、工場や配送センターにおいて採用されることは困難である。
一方で、物品を一時的に保管する自動倉庫は、自動倉庫の棚に保管される物品を棚に設置したり、棚に保管されている物品を取り出したりするクレーンを備えている。このクレーンにより、自動倉庫の棚に保管されている様々な物品を、直接的に配送ケースに詰めることが考えられる。この結果、人力作業が省力化されると考えられるからである。あるいは、自動倉庫から中間的な介在機構を介して物品を配送ケースにつめることがありえる。
このような物品を配送ケースに仕分けして詰める仕分け作業を行う物品仕分け装置が、工場や配送センターにおいて使用されることが多くある。この物品仕分け装置では、自動倉庫、クレーン、介在機構、配送ケースを搬送する搬送レーンなどを用いることがある。このような物品仕分け装置では、配送ケースもクレーンなどによって搬送レーンに投入(移動)させられる。
このように、工場や配送センターでは、配送ケース、商品、部材などの様々な物品が、クレーンなどのように、物品を把持して移動を行う装置によって、ある位置から別の位置に移動させられる処理が多く行われる。把持して移動させる対象となる物品は、自動倉庫に保管されている商品や部材であったり、搬送レーンに投入される配送ケースであったりする。
もちろん、クレーンなどの物品を把持して移動を行う装置(以下、「物品移動装置」という)は、自動倉庫や物品仕分け装置だけではなく、工場の製造ラインや配送ラインなどにおいても、様々に用いられる。例えば、物品移動装置は、製造ラインに部材や物品を投入したり、製造ラインで組み立てられた商品を、製造ラインから取り出したりすることも行う。 もちろん、工場などの特殊な場所だけでなく、物品移動装置は、物品を把持して移動させることをその機能とするので、様々な場所で用いられる。
このような状況においては、物品移動装置の対象となる物品は様々となり、その形状、大きさ、重さ、把持面の特性、移動量、移動ベクトル、などの様々な相違や変化に、物品移動装置は、対応する必要がある。例えば、非常に重たい物品や、形状の複雑な物品の場合には、物品移動装置は、十分な力で把持する必要を有している。あるいは、移動距離が長い場合には、把持力は十分のこと、移動中に把持力が衰えないことも必要とする。あるいは、高速で物品を把持して移動させる必要がある場合には、把持、移動、開放、移動、再度の把持、との連続動作の中で、把持力や移動性能を衰えさせないことが求められる。
このような把持や移動を確実とするための、種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2012−158441号公報 特開2012−153482号公報
特許文献1は、回転基準軸に沿って回転し、回転基準軸から外周までの距離が第1距離と、第1距離よりも大きい第2距離とを有する一対のクランプ部6と、クランプ部を、第2距離部分が下方側から一対のクランプ部6の内側となる方向へ回転するように駆動させる駆動部8と、を備え、クランプ部6を一対のクランプ部6の外側となる方向へ移動可能に構成した移動装置を開示する。
特許文献1の移動装置は、一対のクランプ部で挟んだ物品を、クランプ部が回転し続けることで挟んで、その把持力を維持する。この把持力の維持によって、物品移動における、物品の取り落としなどを防止することを目的としている。
しかしながら、所定距離の間隔を有する一対のクランプ部で物品を挟むので、所定の大きさの物品にしか対応できない問題を有している。また、一対のクランプ部で挟む構造であるので、把持力を上げるには、挟む力を強くする必要を有している。移動対象物の強度によっては、把持力が強くなりすぎると、破損や損傷の恐れを生じさせる問題もある。また、回転を続けることでの把持力向上を目的としているので、移動ベクトルに制限を有する問題もある。例えば、垂直方向のみであるとか、水平方向のみであるなどの移動ベクトルに縛られる。もちろん、回転するだけの空間を必要とするので、工場や配送センターなどでの狭小空間には適用できない問題もある。
もちろん、回転によって、物品への悪影響も懸念される。
特許文献2は、荷物Wを載置する荷物載置部31aと、移動部32と、移載制御部81cと、を備えている。移動部32は、第1伸縮部33aおよび第2伸縮部33bと、前フック34aおよび後フック34bと、を有している。第1伸縮部33aおよび第2伸縮部33bは、荷物載置部31aに対して移載方向に沿った前後X方向に伸縮自在である。前フック34aおよび後フック34bは、前後X方向に間隔を隔てて第1伸縮部33aおよび第2伸縮部33bに配置される。前フック34aおよび後フック34bは、荷物Wの前後X方向の第1端面W1に接触可能な第1接触面35aおよび第1端面W1と逆側の第2端面W2に接触可能な第2接触面35bをそれぞれ有している移動装置を開示する。
特許文献2は、複数のフックを備えることで、把持力をあげることを目的としている。
しかしながら、複数のフックを備えることで、特許文献2の移動装置は、その構造を複雑化させてしまう問題を有する。複雑な構造となってしまうと、当然ながら使用できる環境や装置が限定されてしまう。また、移動装置そのものの故障や損傷などの要因を増加させることにもなる。もちろん、複数のフックによって把持することで、把持して移動できる対象物品も制限されることもあり、使い勝手が悪くなる問題がある。
以上のように、従来技術の移動装置は次のような問題を有している。
(問題1)工場、配送センター、自動倉庫、製造工程、出荷工程など、様々な場面における、様々な制約条件のある場所に適用が困難である。
(問題2)把持力を上げるための複雑な構造や複雑な機構によって、設置適用、対象物、移動軌跡などに、種々の制限を生じさせてしまう。
(問題3)複雑な構造や複雑な機構ゆえに、把持対象物の把持力が却って低下したり、移動能力が劣ったりする問題も生じる。
(問題4)移動させる物品の損傷や、移動装置の損傷などの問題も生じうる。
(問題5)自動倉庫などから物品を移動させるスピードが遅いことで、自動倉庫での時間辺りの処理個数が減少する問題も生じる。
本発明は、様々な場所に適用が容易であって、簡易な構造によって把持力を向上させると共に、物品への損傷等を防止できる、物品移動装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の物品移動装置は、所定位置に設置されている把持対象物を、他の位置である移動先に移動する物品移動装置であって、把持対象物の底面に対向する底面支持部材と、底面支持部材の一方の側面に連結し、把持対象物の第1側面に対向する第1側面支持部材と、底面支持部材の他方の側面に連結し、把持対象物の第2側面に対向する第2側面支持部材と、を備える本体部と、底面支持部材を基準に、第1側面支持部材および第2側面支持部材のそれぞれは、把持対象物に対する位置および角度の少なくとも一方を制御する制御部と、を備え、第1側面支持部材と第2側面支持部材とは、相互に対向し、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材の少なくとも一つは、把持対象物に接触可能な回転ベルトを有する。
本発明の物品移動装置は、物品に対して少なくとも3方向、特に底面と両側面とに支持部材を有することで、物品を3方向から把持できる。3方向からの把持により、重力等による落下を防止しつつ、確実に把持して物品を移動できる。
また、3方向の支持部材のそれぞれに、引き込みベルトを有していることで、物品を挟むだけでなく、挟み込んだ物品をベルトの回転方向に合わせて、物品を所定方向に移動させることができる。
また、この引き込みベルトの回転による引き込みにより、把持対象物品の物品移動装置の把持空間での設置位置を適切にできる。この結果、両側面からの挟み込みと合わせて、物品移動装置は、物品を確実に固定して移動させることができる。
加えて、把持力が上がるだけでなく、移動の際に把持力が低下して落下したり、目的の位置に正しく移動させることができなかったりする問題も解消できる。
また、両側面および底面がその角度を変えることで、物品を把持空間に取り込む際、把持した状態で垂直方向あるいは水平方向に移動する際、移動後に物品を排出する際、のそれぞれで、物品移動装置は、物品を十分かつ確実に把持できる。
加えて、3方向である底面、両側面の角度がそれぞれ変化することで、物品の大きさや形状にフレキシブルに対応できる。結果として様々な特性を有する物品を把持して,従来よりも速く正確に移動できる。また、物品移動装置の構造が簡易であることで、工場、配送センター、自動倉庫、製造工程、出荷工程などの様々な場所や場面に、本発明の物品移動装置は、適用容易である。
本発明の実施の形態1における自動倉庫を用いた商品仕分けシステムの模式図である。 図1に示される商品仕分けシステムを正面から見た模式図である。 本発明の実施の形態1における物品移動装置とその周辺の模式図である。 本発明の実施の形態1における本体部の移動を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における物品移動装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1における物品移動装置の正面図である。 本発明の実施の形態1における物品移動装置とその周辺の斜視図である。 本発明の実施の形態1における物品移動装置の把持空間に把持対象物が固定されている状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2における物品移動装置の上面図である。 本発明の実施の形態2における、フレームと接続された物品移動装置の状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態2における物品移動装置とその周辺での動作を示す説明図である。
本発明の第1の発明に係る物品移動装置は、所定位置に設置されている把持対象物を、他の位置である移動先に移動する物品移動装置であって、把持対象物の底面に対向する底面支持部材と、底面支持部材の一方の側面に連結し、把持対象物の第1側面に対向する第1側面支持部材と、底面支持部材の他方の側面に連結し、把持対象物の第2側面に対向する第2側面支持部材と、を備える本体部と、底面支持部材を基準に、第1側面支持部材および第2側面支持部材のそれぞれは、把持対象物に対する位置および角度の少なくとも一方を制御する制御部と、を備え、第1側面支持部材と第2側面支持部材とは、相互に対向し、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材の少なくとも一つは、把持対象物に接触可能な回転ベルトを有する。
この構成により、物品移動装置は、把持対象物を確実に把持して固定し、その上で、目標とする位置に移動させることができる。
本発明の第2の発明に係る物品移動装置では、第1の発明に加えて、本体部を、垂直方向および水平方向の少なくとも一方に移動させる、駆動部を更に有する。
この構成により、物品移動装置は、様々な位置にある把持対象物を把持できる。更には、様々な位置に、把持対象物を移動できる。
本発明の第3の発明に係る物品移動装置では、第2の発明に加えて、制御部および駆動部の少なくとも一方は、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材によって形成される、把持対象物が把持される把持空間の形状、体積、角度および方向の少なくとも一つを変更可能である。
この構成により、物品移動装置は、種々の形状、大きさ、設置態様を有する把持対象物を、把持空間に確実に取り込んで把持できる。
本発明の第4の発明に係る物品移動装置では、第2又は第3の発明に加えて、制御部および駆動部の少なくとも一方は、底面部材の水平面に対する角度を変更可能である。
この構成により、物品移動装置は、把持対象物を、すくい上げるようにして取り込んで把持できる。
本発明の第5の発明に係る物品移動装置では、第1から第4のいずれかの発明に加えて、把持空間は、第1側面支持部材および第2側面支持部材以外における、底面支持部材の前面と後面において開放されており、本体部は、前面および後面の少なくとも一方より把持対象物を、把持空間に取り込み、前面および後面の少なくとも一方より把持対象物を排出する。
この構成により、物品移動装置は、把持空間の一方から把持対象物を取り込み、他方から把持対象物を排出できる。
本発明の第6の発明に係る物品移動装置では、第5の発明に加えて、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材のそれぞれが有する回転ベルトは、把持対象物の、把持空間への取り込み、把持空間での位置決めおよび把持空間からの排出を行う。
この構成により、物品移動装置は、自動倉庫とこれに対向する搬送レーンなどの間での、把持対象物の受け渡しを行うことができる。
本発明の第7の発明に係る物品移動装置では、第6の発明に加えて、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材のそれぞれが有する回転ベルトは、把持対象物の移動方向を決定する。
この構成により、物品移動装置は、把持対象物の取り込みと排出とを、確実に行える。また、回転ベルトによる取り込み、固定、排出であるので、把持対象物を損傷させることもない。
本発明の第8の発明に係る物品移動装置では、第1から第7のいずれかの発明に加えて、駆動部は、底面支持部材を、所定位置に設置されている把持対象物の底面より低い位置に合わせるように、本体部を移動させ、底面支持部材は、把持対象物の一部を持ち上げるようにして、把持対象物を、把持空間に取り込む。
この構成により、物品移動装置は、設置されている把持対象物を確実に把持空間に取り込める。
本発明の第9の発明に係る物品移動装置では、第1から第8のいずれかの発明に加えて、制御部は、第1側面支持部材と第2側面支持部材との対向距離を制御して、把持対象物の両側面を挟み込み,把持空間に取り込む。
この構成により、物品移動装置は、把持対象物を把持空間において、確実に固定できる。
本発明の第10の発明に係る物品移動装置では、第1から第9の発明に加えて、制御部は、把持対象物が把持空間における所定位置に到達すると、底面支持部材、第1側面支持部材および第2側面支持部材のそれぞれが有する回転ベルトの回転を停止させる。
この構成により、物品移動装置は、把持空間において、把持対象物を確実に固定できる。
本発明の第11の発明に係る物品移動装置では、第1から第10のいずれかの発明に加えて、駆動部は、底面支持部材を、移動先の底面より高い位置に合わせるように、本体部を移動させ、支持部材は、把持対象物を、移動先に排出する。
この構成により、物品移動装置は、排出先に、容易に把持対象物を排出できる。
本発明の第12の発明に係る物品移動装置では、第11の発明に加えて、底面支持部材は、把持対象物の排出の際には、移動先に向けて下方向に傾きを作る。
この構成により、物品移動装置は、排出を容易にできる。
本発明の第13の発明に係る物品移動装置では、第1から第12の発明に加えて、本体部に連結され、本体部の垂直方向の駆動軸となる第1フレームと、第1フレームを水平方向に移動させる駆動軸となる第2フレームと、を更に備え、駆動部は、本体部を、第1フレームおよび第2フレーム上で、移動させる。
この構成により、物品移動装置は、自動倉庫のような設置設備に、好適に使用できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
(適用システム)
まず、実施の形態1における物品移動装置が適用されるシステムを説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における自動倉庫を用いた商品仕分けシステムの模式図である。図2は、図1に示される商品仕分けシステムを正面から見た模式図である。本発明の実施の形態1における物品移動装置は、図1、図2に示すような自動倉庫を用いた商品仕分けシステム1に適用されることが多い。もちろん、このような商品仕分けシステム1のみでなく、商品やダンボールなどのケースをある位置から別の位置に移動させる必要のあるシステムに適用される。特に、図1、図2に示される商品仕分けシステム1に代表されるシステムでは、クレーン6を有している。あるいは、商品やケースなどを投入したり排出したりする要素を有している。
実施の形態1における物品移動装置は、このようなクレーン6、投入や排出を行う要素などに適用されることが多い。適用されるシステムの一例である図1、図2に示される商品仕分けシステム1について、その概要を簡単に説明する。
商品仕分けシステム1は、自動倉庫2と、入庫ライン4と、フローラック5と、クレーン6と、搬送レーン7を備える。これらが、商品仕分けシステム1を構成する主な要素である。また、搬送レーン7の一端は、配送ケース200を投入する投入部8を有し、搬送レーン7の他端は、配送ケース200を排出する排出部9を有する。
商品仕分けシステム1は、入庫した商品アイテム100を保管する自動倉庫2を中心に、自動倉庫2への入庫方向と自動倉庫2からの出庫方向とを有している。この入庫方向となるものが、商品アイテム100を自動倉庫2に入庫させる入庫ライン4と、後述する分岐レーン30を通じて搬送レーン7から再度自動倉庫に入庫する再入庫ライン50である。
一方、出庫方向となるものは、配送ケース200を投入する投入部8であり、自動倉庫2の配置棚3からフローラック5に商品アイテム100を移動して設置するクレーン6である。また、自動倉庫2からの直接的な出庫ではないが、搬送レーン7での仕分けとつめこみが完了した配送ケース200を排出する排出部9が、出庫方向の一つとなる。また、自動倉庫2と搬送レーン7とを結ぶ、まとめ出庫ライン40が備わっている。まとめ出庫ラインは、後述する、完成配送ケースが、一時的に配置棚3に保管される場合に、保管されている複数の完成配送ケースをまとめて出庫して、排出部9から排出する。
すなわち、商品仕分けシステム1は、自動倉庫2を基準にして対向するように搬送レーン7が配置され、自動倉庫2への入庫と自動倉庫2(もしくは搬送レーン7)からの出庫と、の方向性を有している。この方向性が適切な構造によって実現されていることで、自動倉庫2を基点とする入庫、出庫が実現される。
自動倉庫2は、複数の列および段により仕切られる複数の配置棚3を有する。自動倉庫2が、配置棚3を有する態様は、図2に示されている。図2では、自動倉庫2は、複数の配置棚3を備えており、配置される商品アイテム100によって、対応する配置棚3Aや配置棚3Bを備えている。配置棚3Aには、商品アイテム100Aが配置され、配置棚3Bには、商品アイテム100Bが配置される。
フローラック5は、複数の配置棚3のそれぞれに一時的に保管されている商品アイテム100の内、所定の種類の商品アイテム100を、作業者の仕分けのために(ある配送ケース200に詰め込むための仕分けであって、例えば、ある配送ケース200が、所定の商店や別の工場などに運送される場合に、運送される必要のある単数または複数の商品アイテム100が、この配送ケース200に詰め込まれる。この詰め込みための商品アイテム100を選択すること(場合によっては詰め込みも含めて)仕分けとして定義している)設置する。
クレーン6は、自動倉庫2の横方向および縦方向に移動可能であって、入庫ライン4から入庫する商品アイテム100を、配置棚3に配置する。加えて、クレーン6は、配置棚3に一時的に保管されている商品アイテム100を、フローラック5に移動して設置する。このように、商品アイテム100は、入庫ライン4、自動倉庫2の配置棚3、フローラック5へと、順々に移動していく。
作業者は、フローラック5と搬送レーン7との間に形成される作業領域10において作業する。作業者は立って作業しても良いし、座って作業しても良い。作業者は、この作業領域10で、上述の仕分けを行う。すなわち、作業者は、作業領域10において、フローラック5に設置されている商品アイテム100であって搬送レーン7で、目前に搬送されてきた配送ケース200に詰め込むべき商品アイテム100を、フローラック5から手作業で取り出して、配送ケース200に詰め込む。
搬送レーン7は、フローラック5を挟んで、自動倉庫2と対向する位置に設けられ、投入部8および排出部9は、自動倉庫の両端のそれぞれの側に(両端とは限らず、両端の側に近い位置であればよい)位置する。搬送レーン7は、図1に示されるように、投入部8で自動倉庫2に対して突出するように延伸した後で、湾曲部7Aで湾曲して、自動倉庫2に対して平行するように延伸する。この自動倉庫2に対して平行して延伸する際には、フローラック5を挟んでいる。
この投入部8は、作業者がフローラック5に設置されている商品アイテム100を詰め込む配送ケース200を、搬送レーン7に投入する。例えば配送ケース200も自動倉庫2に積載されており、投入部8が、積載されている配送ケース200を一つずつ把持して、自動倉庫から搬送レーン7に移動する。また、排出部9は、搬送レーン7で搬送された配送ケース200を、次工程に排出することで移動させる。
図1、図2に示される商品仕分けシステム1においては、まず、このような投入部8や排出部9において、本発明の物品移動装置が用いられる。この場合には、物品移動装置の把持対象物は、配送ケース200である。
また、入庫ライン4と再入庫ライン50は、商品アイテム100を、外部から自動倉庫2に入庫させる。この入庫によって、自動倉庫2の配置棚3には、商品アイテム100が配置されることになる。入庫ライン4と配置棚3との間には一定の距離がある。同様に再入庫ライン50と配置棚3との間には一定の距離がある。場合によっては、高さの差もあり、この距離と高さの差により、商品アイテム100が、目標とする配置棚3に入庫される際には、把持対象物としての商品アイテム100が、物品移動装置によって移動される。すなわち、図1、図2に示される商品仕分けシステム1においては、入庫ライン4や再入庫ライン50において、物品移動装置が用いられる。
また、自動倉庫2においては、クレーン6が設置されている。クレーン6は、入庫ライン4や再入庫ライン50などから入庫される商品アイテム100を、目標とする配置棚3に移動させる。あるいは、クレーン6は、配置棚3に配置されている商品アイテム100を、フローラック5に移動させる。更には、クレーン6は、配置棚3に積載されていたり別の場所に積載されていたりする配送ケース200を、投入部8を介して搬送レーン7に投入する。これらの場合には、クレーン6は、上下左右の軸において移動して、把持対象物である商品アイテム100や配送ケース200を把持する。次いで、クレーン6は、把持した把持対象物を、所定の位置から別の位置に移動させる。
このように、本発明の物品移動装置は、クレーン6において用いられる(クレーン6そのものに組み込まれてもよいし、クレーン6と対応する投入部8、入庫ライン4などの他の要素との介在部分に組み込まれても良い)こともある。
以上のように、図1、図2に示される商品仕分けシステム1に代表される物品を保管したり仕分けしたりするシステムにおいて、本発明の物品移動装置が、用いられる。
(物品移動装置の概要)
図3は、本発明の実施の形態1における物品移動装置とその周辺の模式図である。図1、図2で説明した、商品仕分けシステム1に物品移動装置300が組み込まれた状態を前提に説明している。また、図3は、物品移動装置300を、上から見た状態であって、物品移動装置300が、横方向に移動する状態を示している。
自動倉庫2は、図1、図2で説明したように、配置棚3を備えている。配置棚3は、商品アイテム100や配送ケース200などに代表される把持対象物110を配置している。この自動倉庫2に対応して物品移動装置300が備えられる。物品移動装置300は、自動倉庫2の所定位置に設置されている把持対象物110を、他の位置である移動先に移動する。
物品移動装置300は、把持対象物110を受ける底面支持部材301と、第1側面支持部材303と、第2側面支持部材304とを備える。底面支持部材301は、把持対象物110の底面に対向する。図3は、模式的に示しており、上から見た状態を示しているので不明瞭であるが、第1側面支持部材303は、底面支持部材301の一方の側面に立脚するように連結している。同様に、第2側面支持部材304は、底面支持部材301の他方の側面に立脚するように連結している。結果として、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304とは、相互に対向する。
また、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304の少なくとも一つは、把持対象物110に接触可能な回転ベルトを有している。図3では、底面支持部材301は、回転ベルト302を有している。第1側面支持部材303は、回転ベルト306を有する。第2側面支持部材304は、回転ベルト307を有する。
また、物品移動装置300は、制御部310を備える。制御部310は、図3では、底面支持部材301の内部もしくは裏面に設けられているように示されているが、これに限られるものではなく、物品移動装置300の外部に設けられても良い。例えば、自動倉庫2に制御部310が設けられてもよいし、図3では図示していないが、物品移動装置300を組み込むクレーンに制御部310が設けられても良い。あるいは、図3では図示していないが、物品移動装置300を始めとした商品仕分けシステム1を操作する操作装置に、制御部310が組み込まれても良い。
制御部310は、底面支持部材301を基準に、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304のそれぞれが、把持対象物110に対する位置および角度の少なくとも一方を制御する。あるいは、制御部310は、底面支持部材301の把持対象物110に対する位置および角度の少なくとも一方を制御する。更には、制御部310は、回転ベルト302、306、307の回転を制御しても良い。
また、物品移動装置300は、駆動部320を、更に備える。駆動部320は、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304を備える本体部330を、垂直方向および水平方向の少なくとも一方に移動させる。
物品移動装置300の動作を、図3を用いて説明する。
物品移動装置300は、自動倉庫2のある面に対向して設けられる。ここでは、自動倉庫2に設置されている把持対象物110を、位置Aから、位置Bを経由して、位置Cに移動させる動作を説明する(言い換えれば、位置Aに設置されている把持対象物110を、搬送レーン7のある位置Cに移動させて、搬送レーン7に排出(投入)する)。
(ステップ1)
物品移動装置300は、位置Aに移動する。このとき、駆動部320が、本体部330を、位置Aに移動させる。位置Aは、移動させる対象となる把持対象物110が設置されている位置である。このとき、把持対象物110は、その端部の一部を、自動倉庫2の端面であって物品移動装置300側に、はみ出させていることも好適である。端部の一部がはみ出していることで、物品移動装置300の底面支持部材301は、はみ出している部分にあてがうことで、把持対象物110を本体部330によって形成される把持空間331に取り込めるようになるからである。
例えば、自動倉庫2に把持対象物110が設置される場合には、常に端部の一部がはみ出すように設置される仕組みが設けられていれば良い。もちろん、設置の時点で端部の一部がはみ出していなくても、物品移動装置300に対して、端部の一部をはみ出させるように動作させられれば良い。
(ステップ2)
位置Aに移動した物品移動装置300は、はみ出している把持対象物110の端部の一部に、底面支持部材301をあてがう。このとき、駆動部320が、把持対象物110の底面よりもやや低い位置に、底面支持部材301の表面が位置するように、本体部330を移動させる。
その後、駆動部320および制御部310が、底面支持部材301を上昇させて(本体部330毎上昇させてもよいし、底面支持部材301のみを上昇させてもよい)、底面支持部材301の表面が、把持対象物110の底面に接触する。
(ステップ3)
底面支持部材301の表面が、把持対象物110の底面に接触すると、制御部310は、底面支持部材301を更に上昇させる。この上昇によって、自動倉庫2に設置されている把持対象物110の端部がやや持ち上がる。これに合わせて、制御部310は、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304を動かして、把持対象物110の両側面を挟ませる。この結果、把持対象物110の底面、両側面のそれぞれには、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304のそれぞれが接触するようになる。
なお、制御部310は、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304のそれぞれを動かすことで、把持対象物110の両側面との接触を可能にしてもよいし、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304の一方のみを動かすことで、把持対象物110の両側面との接触を可能にしてもよい。
更に、自動倉庫2の配置棚3の端部上面にズレ防止の処置(落下防止用の摩擦部材が、配置棚3の端部に取り付けられている場合など)が行われている場合には、ステップ3で説明したように、底面支持部材301の表面が、把持対象物110の端部を、持ち上げることが好適である。このようなズレ防止の処置が行われている場合であっても、把持対象物110の端部は配置棚3からはみ出している。
底面支持部材301は、把持対象物110の配置棚3からはみ出している部分を持ち上げることで、ズレ防止の処置が施されている部分から把持対象物110を浮かせることができる。浮かせた後で、把持対象物110を、このズレ防止の処置がなされている部分に面接触させないようにして、斜めに引き上げる。このようにして、配置棚3にズレ防止の処置が施されている場合であっても、このズレ防止の部材と把持対象物110との摩擦を最小限に抑えることができる。この結果、物品移動装置300は、配置棚にズレ防止の処置が施されている場合でも、スムーズに把持対象物110を取り出して移動させることもでき、加えて、把持対象物110をズレ防止の部材との摩擦によって損耗させることも少なくでき、更には、ズレ防止の部材そのものの損耗も減少させて耐久性維持を可能とできる。
これは、物品移動装置300が、ズレ防止の部材を備える配置棚3に、把持対象物110を戻す(入れる)場合でも同様である。
(ステップ4)
本体部330の各要素が把持対象物110の底面および両側面と接触状態となった後で、制御部310は、回転ベルト302、306および307を回転させる。これら回転ベルト302、306および307が回転することで、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304のそれぞれで形成される把持空間331に、把持対象物110が引き込まれる。
図3では、矢印Xが回転ベルト302、306および307の回転方向を示している。この方向に回転ベルト302、306および307が回転することで、把持対象物110が、図3の下半分で示されるように、自動倉庫2から把持空間331に移動する。また、把持対象物110は、その底面を底面支持部材301に接触させ、その両側面を第1側面支持部材303と第2側面支持部材304とに接触させている。この結果、把持空間331において、本体部330は、把持対象物110をしっかりと固定できる。
(ステップ5)
駆動部320は、本体部330を位置Aから位置Bに移動させる。図4は、本発明の実施の形態1における本体部の移動を示す模式図である。図4は、図3と異なり、自動倉庫2の正面から見た態様を示している。駆動部320は、本体部330を、自動倉庫2の位置Aから、水平方向の移動と垂直方向の移動とを組み合わせて、位置Bに移動させる。
図4に示されるように、物品移動装置300は、水平方向だけでなく垂直方向も含めた、把持対象物110の移動を行える。もちろん、水平方向のみの移動、垂直のみの移動もありえる。
(ステップ6)
本体部330が、位置Bに移動すると、物品移動装置300は、把持対象物110を、移動先である位置Cに排出する。位置Cは、把持対象物110を排出する搬送レーン7に対応する。物品移動装置300は、把持対象物110を、自動倉庫2の位置Aから、搬送レーン7に移動させて排出することを、ここでは作業目的としている。
本体部330が位置Bに到達すると、本体部330および把持空間331が搬送レーン7に対応する位置Cに対向するようになる。この状態で、制御部310は、回転ベルト302、306および307を矢印Xの方向に回転させる。この回転ベルト302、306および307の回転によって、把持空間331で固定されていた把持対象物110は、搬送レーン7に排出される。
搬送レーン7は、回転ローラー71を備えている。このため、把持空間331から排出される把持対象物110は、回転ローラー71の回転力も受けることで、搬送レーン7へと進んでいく。
また、駆動部320が、本体部330(物品移動装置300)を、次の把持対象物110の位置に移動させたり、所定位置に戻したりする。このときも、垂直方向と水平方向との組み合わせによって、次の把持対象物110の位置や所定位置に、本体部330(物品移動装置300)が、移動する。移動後に、再び必要に応じて、ステップ1からの動作を開始する。例えば、物品移動装置300がクレーンに装着されている場合には、クレーンのキャリッジ動作やクレーンの走行によって、図4に示されるような垂直方向と水平方向の組み合わせの移動を行う。もちろん、自動倉庫2(把持対象物110)に近づいたり、遠ざかったりする動作も、クレーンのフォークの動きによって、行われても良い。
以上のステップ1〜ステップ6によって、物品移動装置300は、位置Aから位置Cに、把持対象物110を移動させる。
このとき、ステップ1〜3で説明したように、物品移動装置300は、自動倉庫2などの設置場所に設置されている把持対象物110を、容易に把持空間331に取り込むことができる。特に、底面支持部材301で持ち上げつつ左右から第1側面支持部材303および第2側面支持部材304で挟み込むことで、端部の一部のみがはみ出ているに過ぎない把持対象物110を、把持空間331に取り込むことができる。特に、回転ベルト302、306および307の回転によって、物品移動装置300は、把持対象物110を、把持空間331内部に取り込める。
加えて、ステップ4で説明したように、物品移動装置300は、把持対象物110の底面と両側面とを、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304によって、しっかりと固定できる。この固定によって、本体部330が移動する際にも、把持対象物110を落下させることもない。また、回転ベルト302、306、307に挟まれて固定されるので、把持対象物110は、損傷しにくい。回転ベルト302、306、307のそれぞれは、軟質表面を有している素材で形成されるからである。
更に、ステップ5,6で説明したように、回転ベルト302、306および307の回転によって、物品移動装置300は、把持空間331から把持対象物110を、移動先に移動させる(排出などにより)ことが、確実にできる。また、このときも、把持対象物110の底面と両側面とが固定された状態で、物品移動装置300は、把持対象物110を移動先に移動させることができる。この結果、移動先での把持対象物110の落下や排出ミスも防止される。
実施の形態1における物品移動装置300は、以上のようなメリットを有している。
(物品移動装置の構成の詳細)
次に、物品移動装置の構成の詳細を説明する。図5は、本発明の実施の形態1における物品移動装置の斜視図である。図5に示される物品移動装置300は、図3〜図4でのシステムに用いられる。
物品移動装置300は、上述の説明どおり、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304を備える。これら3つの要素により、本体部330が形成される。本体部330による空間は、把持対象物110を把持する把持空間331となる。
また、本体部330は、物品移動装置300の中心的な要素であり、移動対象となる把持対象物110の把持空間331を形成する。本体部330は、駆動部320および制御部310の動作制御を受ける。ベルト駆動機構335は、第1側面支持部材303に備わる回転ベルト306と第2側面支持部材304に備わる回転ベルト307と、を回転させる。加えて、ベルト駆動機構335は、支柱的な役割を有しており、例えば、物品移動装置300がクレーンなどに取り付けられる際に、本体部330を、クレーンなどに固定する際の連結部材としての役割を果しても良い。
図5では、制御部310および駆動部320は、省略されているが、図3、図4を用いて説明したように、物品移動装置300の本体部330に取り付けられているか、もしくは本体部330と電気的あるいは機械的に接続された状態で、本体部330の外部に設けられている。
把持空間331は、制御部310および駆動部320の少なくとも一方によって、その形状、体積、角度および方向の少なくとも一つを変更可能である。把持空間331の体積や形状が変更可能であることで、把持空間331は、把持対象物110の形状や大きさに合わせて、把持対象物110を確実に把持できる。
また、角度および方向の少なくとも一つを変更可能であることで、本体部330は、把持対象物110の設置状態に合わせて、把持対象物110を、把持空間331に引き込むことができる。例えば、自動倉庫2などに横方向に傾いて把持対象物110が設置されている場合には、制御部310および駆動部320の少なくとも一方は、把持空間331の方向を変化させる。この方向の変化によって、傾いて設置されている把持対象物110に、平行になるように、把持空間331を合わせることができる。
また、制御部310および駆動部320の少なくとも一方が、把持空間331の角度(例えば底面支持部材301の角度)を変化させることができれば、把持対象物110が把持しにくい形状や重さを有していても、物品移動装置300は、把持空間331に把持対象物110を取り込むことができるようになる。
例えば、制御部310および駆動部320の少なくとも一方が、底面支持部材301の水平面に対する角度を変更可能である。底面支持部材301の先端(把持対象物110側)を水平面に対して持ち上げるように角度が変更されると、非常に重い把持対象物110であっても、把持空間110に引き込むことができる。
(把持空間と開放面)
図6は、本発明の実施の形態1における物品移動装置の正面図である。図6は、図5で示される物品移動装置300を開放されている正面から見た状態を示している。
図5、図6で示されるとおり、把持空間331は、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304位該における、底面支持部材301の前面と後面において開放されている。このように開放されていることで、本体部330は、前面および後面の少なくとも一方より把持対象物110を、把持空間331に取り込み、他方から把持対象物110を、排出する。
図6の矢印γは、回転ベルト302の回転方向を示している。回転ベルト302が矢印γの回転方向で回転することで、搬送レーン7に向けて、本体部330は、把持対象物110を排出する。もちろん、図6では図示していないが、回転ベルト306および回転ベルト307も矢印γの回転方向に回転することで、搬送レーン7に向けて、本体部330は、把持対象物110を排出する。
このように、本体部330は、前面と後面とを開放した構造を有することで、回転ベルト302、306、307の回転によって、一方の面から把持空間331に把持対象物110を取り込み、他方の面から把持対象物110を排出する。すなわち、回転ベルト302、306、307は、把持対象物110の把持空間331への取り込み、把持空間331内部での位置決めおよび把持空間331からの排出の少なくとも一つを行う。
当然ながら、矢印γに表されるように、回転ベルト302、306、307は、把持対象物110の移動方向を決定できる。図3を用いて説明すれば、自動倉庫2側からこれに対向する搬送レーン7側にむけた移動方向を決定できる。
ここで、底面支持部材301、第1側面支持部材303、第2側面支持部材304のそれぞれは、把持空間331を形成できる部材であればよい。板材によって形成され、その周囲を回転ベルト302、306、307が覆っている構造でも良い。あるいは、底面支持部材301、第1側面支持部材303、第2側面支持部材304のそれぞれは、回転ベルト302、306、307を指示する支柱のような部材であってもよい。この支柱のような部材が、回転ベルト302、306、307のそれぞれの両端に設けられ、回転ベルト302、306、307が、この両端の支柱を軸として回転することでもよい。
後者の場合には、回転ベルト302、306、307が、把持空間331を形成する。但し、把持対象物110を把持して固定しつつ、ある位置から別の位置へ移動できるように、十分な強度で固定できる強度を、回転ベルト302、306、307は、支柱と共に有している必要がある。
このため、例えば、底面支持部材301のみ板材で形成されて、この板材の周囲を回転ベルト302が覆っており、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304のそれぞれは、両端の支柱のみで、両端の支柱を基準に、回転ベルト306、307が設けられる構造でも良い。
なお、底面支持部材301、第1側面支持部材303、第2側面支持部材304のそれぞれは、強度の確保のため、金属、合金、硬質樹脂などで形成される事が好ましく、回転ベルト302、306、307は、樹脂、ビニール、塩ビ、ゴムなどの素材で形成される事が適当である。
(把持対象物の取り込み)
図7は、本発明の実施の形態1における物品移動装置とその周辺の斜視図である。図7は、図6などで説明した物品移動装置300が、搬送レーン7に把持対象物110を移動させる状態を示している。図7は、自動倉庫2の配置棚3に設置されている把持対象物110を、そのまま対向する位置にある搬送レーン7に移動させる状態を示している。矢印γは、図6と同じく、回転ベルト302、306、307の回転方向であり、把持対象物110の移動方向でもある。
例えば、駆動部320が、物品移動装置300を、配置棚3の把持対象物110の設置されている位置に移動させる。図7の場合、ちょうど搬送レーン7と対向する位置に、把持対象物110が設置されている。駆動部320は、この位置に物品移動装置300(本体部330)を、移動させる。さらにステップ1〜6の動作で説明した通り、駆動部320は、底面支持部材301が、把持対象物110の底面より低い位置に合うように、まず、本体部330を移動する。
次いで、駆動部320もしくは制御部310が、底面支持部材301を上昇させて、配置棚3からはみ出している把持対象物110の一部を底面支持部材301の先端を、底面支持部材301に載せる。
次に、図6の矢印α、矢印βのように、制御部310は、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304との対向距離を制御して、把持対象物110の両側面を挟む。第1側面支持部材303と第2側面支持部材304が、把持対象物110の両側面を挟む状態になると、回転ベルト302、306、307が回転を始めて、把持対象物110は、矢印γの方向に移動して、把持空間331に取り込まれる。
(把持対象物の固定)
図8は、本発明の実施の形態1における物品移動装置の把持空間に把持対象物が固定されている状態を示す斜視図である。
回転ベルト302、306、307は、把持空間331における所定位置に到達すると、その回転を停止する。回転が停止することで、把持対象物110は、把持空間331の所定位置で固定される。図8は、このように、把持空間331の所定位置で固定された把持対象物110を示している。言い換えれば、把持空間331の所定位置で、本体部330は、把持対象物110を固定する。固定されることで、ステップ1〜6で説明したように、物品移動装置300は、把持対象物110を落下させたりすることなく、ある位置から別の位置に移動させる。
もちろん、図7のように、把持対象物110の設置されている位置と排出される位置とが、一直線上となっている場合には、このように把持空間331での固定は省略されても良い。
固定された後あるいは固定が省略される場合でも、移動させる位置(図7では、搬送レーン7)に本体部330が到達すると、回転ベルト302、306、307は、再び回転を行って、把持対象物110を、移動先に送り出す。
(把持対象物の排出の工夫)
物品移動装置300は、回転ベルト302、306、307の回転によって、把持空間331で固定している把持対象物110を、移動先に送り出す(排出する)。このとき、回転ベルト302、306、307の全ての回転力を与えることで、把持対象物110を移動先に送り出してもよい。あるいは、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304の対向距離が大きくなって、第1側面支持部材303と第2側面支持部材304と、把持対象物110の両側面の接触がなくなってから、回転ベルト302のみの回転で、把持対象物110が、把持空間331から送り出されても良い。
また、駆動部320は、底面支持部材301が移動先の表面(図7では、搬送レーン7の表面)より高い位置に合うように、本体部330を移動させることも好適である。この場合には、駆動部320もしくは制御部310は、底面支持部材301の先端(移動先側。図7では搬送レーン7側)を下方向に下げて傾ける。
底面支持部材301が、移動先に向けて下向きに傾くことで、本体部330は、把持対象物110を、移動先に送り出しやすくなる。特に移動先が、搬送レーン7であって回転ローラー71などを有している場合には、下向きに傾いて把持空間331から排出された把持対象物110が、回転ローラー71の回転とも相まって、容易且つ高速に、把持対象物110を送り出すことができる。
以上、実施の形態1における物品移動装置300は、高速かつ確実に、把持対象物110を、ある位置から別の位置に移動させることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
(垂直・水平方向の移動)
図9は、本発明の実施の形態2における物品移動装置の上面図である。物品移動装置を上から見た状態を示している。図9に示されるように、前面と後面が開放されて、底面支持部材301、第1側面支持部材303および第2側面支持部材304によって、3方向が枠囲いされて、本体部330および把持空間331が形成される。
また、図9に示されるように、本体部330には、ベルト駆動機構335が備わっている。ベルト駆動機構335は、上述した通り、第1側面支持部材303の回転ベルト306および第2側面支持部材304の回転ベルト307を、回転させると共に、本体部330の形状の固定や、本体部330の他の装置への取り付けの連結などの機能を発揮する。
図10は、本発明の実施の形態2における、フレームと接続された物品移動装置の状態を示す模式図である。物品移動装置300は、把持対象物110が設置されている自動倉庫2などの設置場所に対して、ある位置から別の位置に移動する必要がある。(1)把持対象物110を把持した後で、把持した把持対象物110を別の位置に排出するための移動、(2)ある位置に留まっていた状態から、次の把持対象物110を把持するために、当該把持対象物110が設置されている位置への移動、の2つの場合がある。
図10は、この(1)、(2)の両方の場合を示している。物品移動装置300が、位置Aで把持対象物110を把持した後に、位置Bに移動して、把持している把持対象物110を排出する場合でもよい。あるいは、物品移動装置が、位置Aで把持していた把持対象物110を排出したあと、位置Bに移動して新たな把持対象物110を把持する場合でもよい。
このとき、第1フレーム360そのものが動作することで、あるいは、第1フレーム360に沿って駆動部320が本体部330を動作させることで、第1フレーム360によって、物品移動装置300は、垂直方向に移動できる。図10では、位置Aにあった物品移動装置300が、第1フレーム360が垂直方向に上昇することで、位置Bの高さに、移動できる。
また、第2フレーム350そのものが動作することで、あるいは第2フレーム350に沿って駆動部320が本体部330を動作させることで、第2フレーム350によって、物品移動装置300は、水平方向に移動できる。図10では、位置Aにあった物品移動装置300が、第2フレーム350が水平方向に移動することで、位置Bの位置まで移動できる。
このように、第1フレーム360と第2フレーム350との組み合わせにより、物品移動装置300は、垂直方向および水平方向に移動できる。ここで、第1フレーム360と第2フレーム350は、自動倉庫2に組み込まれた状態でも良い。
以上のように、物品移動装置300に、第1フレーム360と第2フレーム350とが連結されることで、物品移動装置300は、把持対象物110の把持あるいは排出のために必要な位置に、正確に移動できる。
(自動倉庫内での移動)
実施の形態1では、図3に示されるように自動倉庫2に設置されている把持対象物110を把持して、自動倉庫2に対向する搬送レーン7に排出するパターンを説明した。
これに対して、図11に示すように、自動倉庫2の位置Aに設置されている把持対象物110を把持して、自動倉庫2の別の位置である位置Bに移動させるパターンもありえる。すなわち、物品移動装置300は、把持において把持対象物110を移動させる方向と、排出において把持対象物110を移動させる方向を、逆として移動する。
図11は、本発明の実施の形態2における物品移動装置とその周辺での動作を示す説明図である。図3で説明した場合と異なり、物品移動装置300は、自動倉庫2の位置Aで把持した把持対象物110を、自動倉庫2の位置Bに移動させている。すなわち、自動倉庫2にまた戻している状態である。
物品移動装置2が、例えば、図1で示される自動倉庫2の内部に組み込まれるクレーン6に取り付けられる場合であれば、自動倉庫2内部での位置を移動させるのに、物品移動装置300が用いられる可能性がある。自動倉庫2内部での把持対象物110の位置を、変更したい場合もあるからである。
この場合、物品移動装置300は、実施の形態1にて説明したのと同様の構成を有する。また、把持対象物110の把持および移動は、実施の形態1で説明したのと同様である。すなわち、実施の形態1で説明したステップ1〜ステップ6に従った動作を行うことによって、物品移動装置300は、把持対象物110を、位置Aから位置Bに移動させる。
但し、把持対象物の排出方向が、実施の形態1のステップ1〜6で説明した場合と異なる。すなわち、物品移動装置300は、把持対象物110を把持した状態で、位置Aから位置Bに移動する。位置Bに移動したところで、物品移動装置300は、自動倉庫2の方向に把持対象物110を排出する。すなわち、回転ベルト302、306、307は、図11に示すベルト回転方向に沿って(把持空間331から自動倉庫2に向けた方向)回転する。この回転によって、物品移動装置300は、把持していた把持対象物110を、再び自動倉庫2に戻すことができる。
これらの動作によって、物品移動装置300は、自動倉庫2の位置Aに設置してあった把持対象物110を、自動倉庫2の位置Bに移動させることができる。この場合でも、前面と後面とが開放された把持空間331によって、実行できる。もちろん、場合によっては、把持対象物110が通過しない側にストッパーとなる壁材が設けられても良い。
以上のように、物品移動装置300は、把持によって取り込む方向と排出で送り出す方向とが異なる(逆)場合でも、把持対象物110を移動できる。
なお、実施の形態1〜2で説明された物品移動装置は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 商品仕分けシステム
2 自動倉庫
3 配置棚
4 入庫ライン
5 フローラック
6 クレーン
7 搬送レーン
7A 湾曲部
8 投入部
9 排出部
10 作業領域
30 分岐レーン
40 まとめ出庫ライン
50 再入庫ライン
110 把持対象物
300 物品移動装置
301 底面支持部材
302、306、307 回転ベルト
303 第1側面支持部材
304 第2側面支持部材
310 制御部
320 駆動部
330 本体部
331 把持空間
335 ベルト駆動機構
350 第2フレーム
360 第1フレーム

Claims (14)

  1. 所定位置に設置されている把持対象物を、他の位置である移動先に移動する物品移動装置であって、
    前記把持対象物の底面に対向する底面支持部材と、
    前記底面支持部材の一方の側面に連結し、前記把持対象物の第1側面に対向する第1側面支持部材と、
    前記底面支持部材の他方の側面に連結し、前記把持対象物の第2側面に対向する第2側面支持部材と、を備える本体部と、
    前記底面支持部材を基準に、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材のそれぞれは、前記把持対象物に対する位置および角度の少なくとも一方を制御する制御部と、を備え、
    前記第1側面支持部材と前記第2側面支持部材とは、相互に対向し、
    前記底面支持部材、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材の少なくとも一つは、前記把持対象物に接触可能な回転ベルトを有する、物品移動装置。
  2. 前記本体部を、垂直方向および水平方向の少なくとも一方に移動させる、駆動部を更に有する、請求項1記載の物品移動装置。
  3. 前記制御部および前記駆動部の少なくとも一方は、前記底面支持部材、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材によって形成される、前記把持対象物が把持される把持空間の形状、体積、角度および方向の少なくとも一つを変更可能である、請求項2記載の物品移動装置。
  4. 前記制御部および前記駆動部の少なくとも一方は、前記底面部材の水平面に対する角度を変更可能である、請求項2または3記載の物品移動装置。
  5. 前記把持空間は、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材以外における、前記底面支持部材の前面と後面において開放されており、
    前記本体部は、前記前面および前記後面の少なくとも一方より前記把持対象物を、前記把持空間に取り込み、前記前面および前記後面の少なくとも一方より前記把持対象物を排出する、請求項1から4のいずれか記載の物品移動装置。
  6. 前記底面支持部材、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材のそれぞれが有する回転ベルトは、前記把持対象物の、前記把持空間への取り込み、前記把持空間での位置決めおよび前記把持空間からの排出を行う、請求項5記載の物品移動装置。
  7. 前記底面支持部材、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材のそれぞれが有する回転ベルトは、前記把持対象物の移動方向を決定する、請求項6記載の物品移動装置。
  8. 前記駆動部は、前記底面支持部材を、前記所定位置に設置されている前記把持対象物の底面より低い位置に合わせるように、前記本体部を移動させ、
    前記底面支持部材は、前記把持対象物の一部を持ち上げるようにして、前記把持対象物を、前記把持空間に取り込む、請求項1から7のいずれか記載の物品移動装置。
  9. 前記制御部は、前記第1側面支持部材と前記第2側面支持部材との対向距離を制御して、前記把持対象物の両側面を挟み込み,前記把持空間に取り込む、請求項1から8のいずれか記載の物品移動装置。
  10. 前記制御部は、前記把持対象物が前記把持空間における所定位置に到達すると、前記底面支持部材、前記第1側面支持部材および前記第2側面支持部材のそれぞれが有する回転ベルトの回転を停止させる、請求項1から9のいずれか記載の物品移動装置。
  11. 前記駆動部は、前記底面支持部材を、前記移動先の底面より高い位置に合わせるように、前記本体部を移動させ、
    前記支持部材は、前記把持対象物を、前記移動先に排出する、請求項1から10のいずれか記載の物品移動装置。
  12. 前記底面支持部材は、前記把持対象物の排出の際には、前記移動先に向けて下方向に傾きを作る、請求項11記載の物品移動装置。
  13. 前記本体部に連結され、前記本体部の垂直方向の駆動軸となる第1フレームと、
    前記第1フレームを水平方向に移動させる駆動軸となる第2フレームと、を更に備え、
    前記駆動部は、前記本体部を、前記第1フレームおよび前記第2フレーム上で、移動させる、請求項1から12のいずれか記載の物品移動装置。
  14. 前記第1フレームおよび前記第2フレームは、自動倉庫に組み込まれる、請求項13記載の物品移動装置。
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