JP2014144491A - ロボットおよびロボット制御装置 - Google Patents

ロボットおよびロボット制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014144491A
JP2014144491A JP2013012949A JP2013012949A JP2014144491A JP 2014144491 A JP2014144491 A JP 2014144491A JP 2013012949 A JP2013012949 A JP 2013012949A JP 2013012949 A JP2013012949 A JP 2013012949A JP 2014144491 A JP2014144491 A JP 2014144491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
operation mode
robot
drive source
angular velocity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013012949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6008121B2 (ja
Inventor
Shunsuke Toshimitsu
俊介 年光
Hiroaki Fujimori
広明 藤森
Masatoshi Ono
政俊 大野
Katsushi Igarashi
克司 五十嵐
Atsushi Asada
篤 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013012949A priority Critical patent/JP6008121B2/ja
Priority to EP14152433.0A priority patent/EP2759382A3/en
Priority to CN201410035620.9A priority patent/CN103963051B/zh
Priority to US14/164,718 priority patent/US9298179B2/en
Publication of JP2014144491A publication Critical patent/JP2014144491A/ja
Priority to US15/044,471 priority patent/US9785138B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6008121B2 publication Critical patent/JP6008121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1638Programme controls characterised by the control loop compensation for arm bending/inertia, pay load weight/inertia
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1641Programme controls characterised by the control loop compensation for backlash, friction, compliance, elasticity in the joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1646Programme controls characterised by the control loop variable structure system, sliding mode control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1651Programme controls characterised by the control loop acceleration, rate control
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/404Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control arrangements for compensation, e.g. for backlash, overshoot, tool offset, tool wear, temperature, machine construction errors, load, inertia
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/42Servomotor, servo controller kind till VSS
    • G05B2219/42114Loop mode, dual mode incremental coarse, analog fine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】高速特化型と、動作停止時の制振特化型と、高速性と動作停止時の制振性との両立を図った両立型とを実現できるロボットおよびロボット制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明のロボットは、回動可能なアームと、前記アームを回動させる駆動源と、前記アームに設置された角速度センサーと、前記駆動源の回転角度を検出する位置センサーと、前記角速度センサーの検出結果に基づき制振制御を行うサーボ回路と、動作モードを設定する動作モード設定部とを有する。前記動作モード設定部は、前記アームの最大加速度および最大減速度に乗算する補正係数と、前記サーボ回路のサーボゲインとを変更することによって、第1の動作モード、前記第1の動作モードよりも前記アームが高速に動作する第2の動作モードおよび前記第1の動作モードよりも前記アームの振動が少ない第3の動作モードの3つの動作モードを選択的に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットおよびロボット制御装置に関するものである。
複数の回動可能なアームを備え、3次元空間で自在に作業を行うロボットが知られている。このようなロボットは、例えば、産業用ロボットとして用いる場合、通常時は、ロボットを高速で作動させ、作業効率を向上させ、一方、緻密な作業(精密作業)を行う場合は、ロボットの振動を抑制し精密作業を行いたいという要望がある。
そこで、ロボットの動作モードとして、標準の速度で動作する標準モードと、高速で動作する高速モードとを選択し得るロボットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、標準モードと高速モードとの一方から他方へ変更する際は、ロボットの作動を制御するサーボ回路のサーボゲインを変更する。
特開平4−286003号公報
しかしながら、従来のロボットでは、ロボットの姿勢に応じてサーボゲインを変更する必要あるので、一旦、ロボットを停止させ、サーボゲインを変更してから、再度、ロボットを作動させなければならない。このため、作業効率が悪いという問題がある。また、ロボットに取り付けるツールの形状や負荷によっては期待通りの制振性が得られない場合もある。
本発明の目的は、1つのロボットで、高速特化型と、動作停止時の制振特化型と、高速性と動作停止時の制振性との両立を図った両立型とを実現でき、角速度センサーを使用してサーボゲインのチューニングを行うことによりツールの形状や負荷の影響を受け難いロボットおよびロボット制御装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のロボットは、回動可能なアームと、
前記アームを回動させる駆動源と、
前記アームに設置された角速度センサーと、
前記駆動源の回転角度を検出する位置センサーと、
前記角速度センサーの検出結果に基づき制振制御を行うサーボ回路と、
動作モードを設定する動作モード設定部と、を有し、
前記動作モード設定部は、前記アームの最大加速度および最大減速度に乗算する補正係数と、前記サーボ回路のサーボゲインと、を変更することによって、第1の動作モード、前記第1の動作モードよりも前記アームが高速に動作する第2の動作モード、および、前記第1の動作モードよりも前記アームの振動が少ない第3の動作モード、の3つの動作モードを選択的に設定することを特徴とする。
これにより、1つのロボットで、目標位置へ到達する時間を短くすることができる高速特化型と、動作を停止する際の振動を小さくすることができる動作停止時の制振特化型と、高速性と動作停止時の制振性との両立を図った両立型とを実現することができる。
また、ロボットの動作中の振動を抑制することができる。
本発明のロボットでは、前記サーボ回路は、前記角速度センサーおよび前記位置センサーの検出結果に基づいて前記駆動源の作動を制御するものであり、
前記第2の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、2.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときと等しく設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行う際に要する時間であるサイクルタイムが前記第1の動作モードのときの90%以下であり、
前記第3の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行って目標位置に変位する際に、初めに前記目標位置を通過し、前記目標位置からずれるときのずれ量である位置行き過ぎ量が前記第1の動作モードのときの0.5倍以下または30μm以下であることが好ましい。
これにより、第2の動作モードと第1の動作モードとのサーボゲインは等しいので、ロボットの動作中においても、第2の動作モードから第1の動作モードへの変更と、第1の動作モードから第2の動作モードへの変更を行なうことができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
本発明のロボットでは、前記第2の動作モードにおける前記アームの最大加速度および前記最大減速度は、それぞれ、前記第1の動作モードのときよりも大きいことが好ましい。
これにより、目標位置へ到達する時間をより短くすることができる。
本発明のロボットでは、前記第2の動作モードにおける前記補正係数は、前記第1の動作モードのときよりも大きいことが好ましい。
これにより、目標位置へ到達する時間をより短くすることができる。
本発明のロボットでは、前記第2の動作モードと前記第1の動作モードとで前記アームの最大速度は等しいことが好ましい。
これにより、安定した動作を行うことができる。
本発明のロボットでは、前記アーム、前記駆動源、前記角速度センサーおよび前記位置センサーを有するロボット本体と、
前記ロボット本体と別体であり、前記サーボ回路および前記動作モード設定部を有し、前記ロボット本体の制御を行うロボット制御装置と、
前記ロボット本体と前記ロボット制御装置とを接続するケーブルと、を備えることが好ましい。
これにより、ロボット本体の小型化を図ることができる。
本発明のロボットでは、前記アーム、前記駆動源、前記角速度センサーおよび前記位置センサーを有するロボット本体と、
前記ロボット本体に内蔵され、前記サーボ回路および前記動作モード設定部を有し、前記ロボット本体の制御を行うロボット制御装置と、を備えることが好ましい。
これにより、ロボット全体の構造を簡素化することができる。
本発明のロボットでは、前記サーボ回路は、前記角速度センサーおよび前記位置センサーの検出結果から導かれる補正成分をフィードバックして前記駆動源を制御するものであり、前記アームの動作を停止する際、前記補正成分のサーボゲインを0にする機能を有し、
前記第3の動作モードにおいては、前記アームの動作を停止する際、前記補正成分の前記サーボゲインを0にする場合、前記第1の動作モードに比べて、前記補正成分の前記サーボゲインを0にするタイミングが早いことが好ましい。
これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
本発明のロボットでは、前記アームおよび前記駆動源をそれぞれ複数有し、前記複数のアームの隣り合う前記アーム同士を回動自在に連結してなるアーム連結体を備え、
前記サイクルタイムの測定の際の前記テスト用動作は、前記アーム連結体の先端部に2kgの錘を保持した状態で、前記各アームの最大速度、最大加速度および最大減速度で、前記アーム連結体の先端部を往復移動させることであり、
前記往復移動における往路および復路では、それぞれ、前記アーム連結体の先端部を鉛直方向上方へ25mm移動させる上昇動作と、水平方向へ300mm移動させる水平方向移動動作と、鉛直方向下方へ25mm移動させる下降動作とを行い、かつ、前記上昇動作と前記水平方向移動動作の初期とを同時に行い、前記下降動作と前記水平方向移動動作の終期とを同時に行うことが好ましい。
このようにサイクルタイムを規定することにより、目標位置へ到達する時間をより確実に短くすることができる。
本発明のロボットでは、前記アームおよび前記駆動源をそれぞれ複数有し、前記複数のアームの隣り合う前記アーム同士を回動自在に連結してなるアーム連結体を備え、
前記位置行き過ぎ量の測定の際の前記テスト用動作は、前記アーム連結体の先端部に2kgの錘を保持した状態で、前記アームの最大速度、最大加速度および最大減速度で、前記アームを90°回転させることであることが好ましい。
このように位置行き過ぎ量を規定することにより、動作を停止する際の振動を確実に小さくすることができる。
本発明のロボット制御装置は、回動可能なアームと、前記アームを回動させる駆動源と、前記アームに設置された角速度センサーと、前記駆動源の回転角度を検出する位置センサーと、を有するロボット本体の制御を行うロボット制御装置であって、
前記角速度センサーの検出結果に基づき制振制御を行うサーボ回路と、
動作モードを設定する動作モード設定部と、を有し、
前記動作モード設定部は、前記アームの最大加速度および最大減速度に乗算する補正係数と、前記サーボ回路のサーボゲインと、を変更することによって、第1の動作モード、前記第1の動作モードよりも前記アームが高速に動作する第2の動作モード、および、前記第1の動作モードよりも前記アームの振動が少ない第3の動作モード、の3つの動作モードを選択的に設定することを特徴とする。
これにより、1つのロボットで、目標位置へ到達する時間を短くすることができる高速特化型と、動作を停止する際の振動を小さくすることができる動作停止時の制振特化型と、高速性と動作停止時の制振性との両立を図った両立型とを実現することができる。
また、ロボットの動作中の振動を抑制することができる。
本発明のロボット制御装置では、前記サーボ回路は、前記角速度センサーおよび前記位置センサーの検出結果に基づいて前記駆動源の作動を制御するものであり、
前記第2の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、2.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときと等しく設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行う際に要する時間であるサイクルタイムが前記第1の動作モードのときの90%以下であり、
前記第3の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行って目標位置に変位する際に、初めに前記目標位置を通過し、前記目標位置からずれるときのずれ量である位置行き過ぎ量が前記第1の動作モードのときの0.5倍以下または30μm以下であることが好ましい。
これにより、第2の動作モードと第1の動作モードとのサーボゲインは等しいので、ロボットの動作中においても、第2の動作モードから第1の動作モードへの変更と、第1の動作モードから第2の動作モードへの変更を行なうことができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
本発明のロボットの第1実施形態であって、そのロボットを正面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットであって、そのロボットを背面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 サイクルタイムを説明するための図である。 位置行き過ぎ量を説明するための図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 本発明のロボットの第2実施形態を示す概略図である。 図15に示すロボットの概略図である。
以下、本発明のロボットおよびロボット制御装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のロボットの第1実施形態であって、そのロボットを正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示すロボットであって、そのロボットを背面側から見た斜視図である。図3は、図1に示すロボットの概略図である。図4は、図1に示すロボットの概略図である。図5は、図1に示すロボットの主要部のブロック図である。図6は、図1に示すロボットの主要部を示すブロック図である。図7は、サイクルタイムを説明するための図である。図8は、位置行き過ぎ量を説明するための図である。図9〜図14は、それぞれ、図1に示すロボットの主要部のブロック図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1〜図4中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1〜図4中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図1および図2では、ロボット制御装置20は、それぞれ、ブロック図で示されている。また、図4では、回転軸O2、O3は、それぞれ、誇張して図示されている。また、図4では、角速度センサー31、32は、それぞれ、その存在を明確にするため、アーム12、13の外部に図示されている。
図1〜図5に示すロボット(産業用ロボット)1は、例えば腕時計のような精密機器等を製造する製造工程で用いることができ、ロボット本体10と、ロボット本体10(ロボット1)の作動を制御するロボット制御装置20とを有している。ロボット本体10と、ロボット制御装置20とは、ケーブル18で電気的に接続されている。また、ロボット制御装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)等で構成することができる。なお、ロボット制御装置20については、後で詳述する。
ロボット本体10は、基台11と、4本のアーム(リンク)12、13、14、15と、リスト(リンク)16と、6つの駆動源401、402、403、404、405、406とを備えている。アーム12、13、14、15、リスト16により、アーム連結体の主要部が構成される。このロボット1は、基台11と、アーム12、13、14、15と、リスト16とが基端側から先端側に向ってこの順に連結された垂直多関節(6軸)ロボット(ロボット本体)である。垂直多関節ロボットでは、基台11と、アーム12〜15と、リスト16とを総称して「アーム」と言うこともでき、アーム12を「第1アーム」、アーム13を「第2アーム」、アーム14を「第3アーム」、アーム15を「第4アーム」、リスト16を「第5アーム、第6アーム」と分けて言うことができる。なお、本実施形態では、リスト16は、第5アームと、第6アームとを有している。リスト16にはエンドエフェクタ等を取り付けることができる。
アーム12〜15、リスト16は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。このアーム12〜15、リスト16の長さは、それぞれ、特に限定されないが、図示の構成では、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14の長さが、第4アーム15およびリスト16よりも長く設定されている。
基台11と第1アーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、第1アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な第1回転軸O1を回転中心とし、その第1回転軸O1回りに回動自在となっている。第1回転軸O1は、基台11の設置面である床101の上面の法線と一致している。この第1回転軸O1回りの回動は、モーター401Mを有する第1駆動源401の駆動によりなされる。また、第1駆動源401はモーター401Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター401Mは電気的に接続されたモータードライバー301を介してロボット制御装置20により制御される(図5参照)。なお、第1駆動源401はモーター401Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター401Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよいが、本実施形態では、第1駆動源401は、減速機を有している。
第1アーム12と第2アーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、第2アーム13は、第1アーム12に対し、水平方向と平行な第2回転軸O2を軸中心として回動自在となっている。第2回転軸O2は、第1回転軸O1と直交している。この第2回転軸O2回りの回動は、モーター402Mを有する第2駆動源402の駆動によりなされる。また、第2駆動源402はモーター402Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター402Mは電気的に接続されたモータードライバー302を介してロボット制御装置20により制御される(図5参照)。なお、第2駆動源402はモーター402Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター402Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよいが、本実施形態では、第2駆動源402は、減速機を有している。また、第2回転軸O2は、第1回転軸O1に直交する軸と平行であってもよい。
第2アーム13と第3アーム14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、第3アーム14は、第2アーム13に対して水平方向と平行な回転軸O3を回転中心とし、その第3回転軸O3回りに回動可能となっている。第3回転軸O3は、第2回転軸O2と平行である。この第3回転軸O3回りの回動は、第3駆動源403の駆動によりなされる。また、第3駆動源403は、モーター403Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター403Mは電気的に接続されたモータードライバー303を介してロボット制御装置20により制御される(図5参照)。なお、第3駆動源403はモーター403Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター403Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよいが、本実施形態では、第3駆動源403は、減速機を有している。
第3アーム14と第4アーム15とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、第4アーム15は、第3アーム14(基台11)に対し、第3アーム14の中心軸方向と平行な第4回転軸O4を回転中心とし、その第4回転軸O4回りに回動自在となっている。第4回転軸O4は、第3回転軸O3と直交している。この第4回転軸O4回りの回動は、第4駆動源404の駆動によりなされる。また、第4駆動源404は、モーター404Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター404Mは電気的に接続されたモータードライバー304を介してロボット制御装置20により制御される(図5参照)。なお、第4駆動源404はモーター404Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター404Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよいが、本実施形態では、第4駆動源404は、減速機を有している。第4回転軸O4は、第3回転軸O3に直交する軸と平行であってもよい。
第4アーム15とリスト16とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、リスト16は、第4アーム15に対して水平方向(y軸方向)と平行な第5回転軸O5を回転中心とし、その第5回転軸O5回りに回動自在となっている。第5回転軸O5は、第4回転軸O4と直交している。この第5回転軸O5回りの回動は、第5駆動源405の駆動によりなされる。また、第5駆動源405は、モーター405Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター405Mは電気的に接続されたモータードライバー305を介してロボット制御装置20により制御される(図5参照)。なお、第5駆動源405はモーター405Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター405Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよいが、本実施形態では、第5駆動源405は、減速機を有している。また、リスト16は、関節(ジョイント)176を介して、第5回転軸O5と垂直な第6回転軸O6を回転中心とし、その第6回転軸O6回りにも回動自在となっている。回転軸O6は、回転軸O5と直交している。この第6回転軸O6回りの回動は、第6駆動源406の駆動によりなされる。また、第6駆動源406の駆動は、モーターとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター406Mは電気的に接続されたモータードライバー306を介してロボット制御装置20により制御される(図5参照)。なお、第6駆動源406はモーター406Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター406Mからの駆動力を伝達するように構成してもよく、また、減速機が省略されていてもよいが、本実施形態では、第6駆動源406は、減速機を有している。また、第5回転軸O5は、第4回転軸O4に直交する軸と平行であってもよく、また、第6回転軸O6は、第5回転軸O5に直交する軸と平行であってもよい。
また、第1アーム12には、第1角速度センサー31が設置されている。この第1角速度センサー31により第1アーム12の第1回転軸O1の回りの角速度を検出する。第1アーム12における第1角速度センサー31の設置位置は、特に限定されないが、第1アーム12の先端部が好ましい。本実施形態では、第1角速度センサー31は、第1アーム12の内部の先端部に設置されている。第1アーム12の振動は、その先端部において最大になるので、これにより、より確実にロボット1の振動を抑制することができる。なお、第1角速度センサー31が、第1アーム12の基端部に設置されていてもよいことは、言うまでもない。
また、第2アーム13には、第2角速度センサー32が設置されている。この第2角速度センサー32により第2アーム13の第2回転軸O2の回りの角速度を検出する。第2アーム13における第2角速度センサー32の設置位置は、特に限定されないが、第2アーム13の先端部が好ましい。本実施形態では、第2角速度センサー32は、第2アーム13の内部の先端部に設置されている。第2アーム13の振動は、その先端部において最大になるので、これにより、より確実にロボット1の振動を抑制することができる。なお、第2角速度センサー32が、第2アーム13の基端部に設置されていてもよいことは、言うまでもない。
なお、第1角速度センサー31、第2角速度センサー32としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、ジャイロセンサー等を用いることができる。
ここで、このロボット1では、第1アーム12および第2アーム13の振動を抑制するために、第1アーム12に第1角速度センサー31を設置し、その第1角速度センサー31の検出結果に基づいて第1駆動源401の作動を制御し、第2アーム13に第2角速度センサー32を設置し、その第2角速度センサー32の検出結果に基づいて第2駆動源402の作動を制御する。これにより、確実に、第1アーム12および第2アーム13の振動を抑制することができ、これによって、ロボット1全体の振動を抑制することができる。
なお、ロボット1のアーム12〜15、リスト16の振動の主な原因としては、例えば、減速機のねじれや撓み、アーム12〜15、リスト16の撓み等が挙げられる。
駆動源401〜406には、それぞれのモーターまたは減速機に、第1位置センサー411、第2位置センサー412、第3位置センサー413、第4位置センサー414、第5位置センサー415、第6位置センサー416が設けられている。これらの位置センサーとしては、それぞれ、特に限定されず、例えば、エンコーダー、ロータリーエンコーダー、レゾルバー、ポテンショメーター等を用いることができる。これらの位置センサー411〜416により、それぞれ、駆動源401〜406のモーターまたは減速機の軸部の回転角度を検出する。この駆動源401〜406のモーターとしては、それぞれ、特に限定されず、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いるのが好ましい。
図5に示すように、ロボット本体10は、ロボット制御装置20と電気的に接続されている。すなわち、駆動源401〜406、位置センサー411〜416、角速度センサー31、32は、それぞれ、ロボット制御装置20と電気的に接続されている。
そして、ロボット制御装置20は、アーム12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、駆動源401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この場合、ロボット制御装置20は、位置センサー411〜416、第1角速度センサー31、第2角速度センサー32により検出を行い、その検出結果に基づいて、駆動源401〜406の駆動、例えば、角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、ロボット制御装置20の記憶部22(図6参照)に予め記憶されている。
図1、図2に示すように、基台11は、ロボット1が垂直多関節ロボットの場合、当該垂直多関節ロボットの最も下方に位置し、設置スペースの床101に固定される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、図1、図2に示す本実施形態では、複数本のボルト111による固定方法を用いている。なお、基台11の設置スペースでの固定箇所としては、床の他に、設置スペースの壁や天井とすることもできる。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部114とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401Mやモータードライバー301〜306が収納されている。
アーム12〜15は、それぞれ、中空のアーム本体(筺体)2と、駆動機構3と、封止手段4とを有している。なお、以下では、説明の都合上、第1アーム12が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2a」、「駆動機構3a」、「封止手段4a」と言い、第2アーム13が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2b」、「駆動機構3b」、「封止手段4b」と言い、第3アーム14が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2c」、「駆動機構3c」、「封止手段4c」と言い、第4アーム15が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2d」、「駆動機構3d」、「封止手段4d」と言うことがある。
また、関節171〜176は、それぞれ、回動支持機構(図示せず)を有している。この回動支持機構は、互いに連結された2本のアームのうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構、互いに連結された基台11と第1アーム12のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構、互いに連結された第4アーム15とリスト16のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構である。互いに連結された第4アーム15とリスト16とを一例とした場合、回動支持機構は、リスト16を第4アーム15に対し回動させることができる。また、各回動支持機構は、それぞれ、対応するモーターの回転速度を所定の減速比で減速して、その駆動力を対応するアーム、リスト16のリスト本体161、支持リング162に伝達する減速機(図示せず)を有している。なお、前述したように、本実施形態では、この減速機とモーターとを含めて駆動源とする。
第1アーム12は、基台11の上端部(先端部)に水平方向に対し傾斜した姿勢で連結されている。この第1アーム12では、駆動機構3aがモーター402Mを有しており、アーム本体2a内に収納している。また、アーム本体2a内は、封止手段4aにより気密封止されている。
第2アーム13は、第1アーム12の先端部に連結されている。この第2アーム13では、駆動機構3bがモーター403Mを有しており、アーム本体2b内に収納している。また、アーム本体2a内は、封止手段4bにより気密封止されている。
第3アーム14は、第2アーム13の先端部に連結されている。この第3アーム14では、駆動機構3cがモーター404Mを有しており、アーム本体2c内に収納している。また、アーム本体2c内は、封止手段4cにより気密封止されている。
第4アーム15は、第3アーム14の先端部に、その中心軸方向と平行に連結されている。このアーム15では、駆動機構3dがモーター405M、406Mを有しており、アーム本体2d内に収納している。また、アーム本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
第4アーム15の先端部(基台11と反対側の端部)には、リスト16が連結されている。このリスト16には、その先端部(第4アーム15と反対側の端部)に、機能部(エンドエフェクタ)として、例えば、腕時計等のような精密機器を把持するマニピュレーター(図示せず)が着脱自在に装着される。なお、マニピュレーターとしては、特に限定されず、例えば、複数本の指部(フィンガー)を有する構成のものが挙げられる。そして、このロボット1は、マニピュレーターで精密機器を把持したまま、アーム12〜15やリスト16等の動作を制御することにより、当該精密機器を搬送することができる。
リスト16は、円筒状をなすリスト本体(第6アーム)161と、リスト本体161と別体で構成され、当該リスト本体161の基端部に設けられ、リング状をなす支持リング(第5アーム)162とを有している。
リスト本体161の先端面163は、平坦な面となっており、マニピュレーターが装着される装着面となる。また、リスト本体161は、関節176を介して、第4アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406Mの駆動により、回転軸O6回りに回動する。
支持リング162は、関節175を介して、第4アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405Mの駆動により、リスト本体161ごと回転軸O5回りに回動する。
アーム本体2の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種金属材料を用いることができ、これらの中でも、特にアルミニウムまたはアルミニウム合金が好ましい。アーム本体2が金型を用いて成形される鋳物である場合、当該アーム本体2の構成材料にアルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることにより、金型成形を容易に行なうことができる。
また、基台11の基台本体112、リスト16のリスト本体161、支持リング162の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、前記アーム本体2の構成材料と同様のもの等が挙げられる。なお、リスト16のリスト本体161の構成材料は、ステンレス鋼を用いるのが好ましい。
また、封止手段4の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料を用いることができる。なお、封止手段4の構成材料として、樹脂材料を用いることにより、軽量化を図ることができる。
次に、図5、図6、図9〜図14を参照し、ロボット制御装置20の構成について説明する。
図5、図6、図9〜図14に示すように、ロボット制御装置20は、第1駆動源401の作動を制御する第1駆動源制御部201と、第2駆動源402の作動を制御する第2駆動源制御部202と、第3駆動源403の作動を制御する第3駆動源制御部203と、第4駆動源404の作動を制御する第4駆動源制御部204と、第5駆動源405の作動を制御する第5駆動源制御部205と、第6駆動源406の作動を制御する第6駆動源制御部206と、ロボット本体10(ロボット1)の動作モードを設定する動作モード設定部21と、各種の情報やプログラム等を記憶する記憶部22とを有している。なお、記憶部22としては、特に限定されず、例えば、各種の半導体メモリー等を用いることができる。
ロボット制御装置20は、動作モード設定部21により、3つの動作モード、すなわち、「標準モード(第1の動作モード)」と、「高速モード(第2の動作モード)」と、「低振動モード(第3の動作モード)」とのうちのいずれかを動作モードとて選択し、設定するよう構成されている。この動作モードの選択は、操作者が所定の入力手段により行うようになっている。また、動作モードの選択は、制御装置20において、所定の情報に基づいて判断がなされ、自動的に行われるようになっていてもよい。なお、各動作モードの説明を行う前に、まずは、各駆動源制御部201〜206について説明する。
図9に示すように、第1駆動源制御部201は、第1角速度センサー31および第1位置センサー411の検出結果に基づいて第1駆動源401の作動を制御するサーボ回路、すなわち、減算器511と、位置制御部521と、減算器531と、増幅器541と、積分器551と、増幅器561と、微分器571と、増幅器581と、加減算器591と、トルク制御部601と、バンドエリミネーションフィルター(帯域阻止フィルター)611と、変換部621と、回転角度算出部631と、角速度算出部641と、減算器651と、ハイパスフィルター661と、増幅器(補正値算出部)671と、加算器681とを有している。
なお、減算器531と、バンドエリミネーションフィルター611と、変換部621と、角速度算出部641と、減算器651と、ハイパスフィルター661と、増幅器671と、加算器681とにより、制振制御を行うジャイロサーボ回路691の主要部が構成されている。
図10に示すように、第2駆動源制御部202は、第2角速度センサー32および第2位置センサー412の検出結果に基づいて第2駆動源402の作動を制御するサーボ回路、すなわち、減算器512と、位置制御部522と、減算器532と、増幅器542と、積分器552と、増幅器562と、微分器572と、増幅器582と、加減算器592と、トルク制御部602と、バンドエリミネーションフィルター(帯域阻止フィルター)612と、変換部622と、回転角度算出部632と、角速度算出部642と、減算器652と、ハイパスフィルター662と、増幅器(補正値算出部)672と、加算器682とを有している。
なお、減算器532と、バンドエリミネーションフィルター612と、変換部622と、角速度算出部642と、減算器652と、ハイパスフィルター662と、増幅器672と、加算器682とにより、制振制御を行うジャイロサーボ回路692の主要部が構成されている。
図11に示すように、第3駆動源制御部203は、第3位置センサー413の検出結果に基づいて第3駆動源403の作動を制御するサーボ回路、すなわち、減算器513と、位置制御部523と、減算器533と、増幅器543と、積分器553と、増幅器563と、微分器573と、増幅器583と、加減算器593と、トルク制御部603と、回転角度算出部633と、角速度算出部643とを有している。
図12に示すように、第4駆動源制御部204は、第4位置センサー414の検出結果に基づいて第4駆動源404の作動を制御するサーボ回路、すなわち、減算器514と、位置制御部524と、減算器534と、増幅器544と、積分器554と、増幅器564と、微分器574と、増幅器584と、加減算器594と、トルク制御部604と、回転角度算出部634と、角速度算出部644とを有している。
図13に示すように、第5駆動源制御部205は、第5位置センサー415の検出結果に基づいて第3駆動源405の作動を制御するサーボ回路、すなわち、減算器515と、位置制御部525と、減算器535と、増幅器545と、積分器555と、増幅器565と、微分器575と、増幅器585と、加減算器595と、トルク制御部605と、回転角度算出部635と、角速度算出部645とを有している。
図14に示すように、第6駆動源制御部206は、第6位置センサー416の検出結果に基づいて第6駆動源406の作動を制御するサーボ回路、すなわち、減算器516と、位置制御部526と、減算器536と、増幅器546と、積分器556と、増幅器566と、微分器576と、増幅器586と、加減算器596と、トルク制御部606と、回転角度算出部636と、角速度算出部646とを有している。
ここで、ロボット制御装置20は、ロボット1が行う処理の内容に基づいてリスト16の目標位置を演算し、その目標位置にリスト16を移動させるための軌道を生成する。そして、ロボット制御装置20は、その生成した軌道に沿ってリスト16が移動するように、各駆動源401〜406の回転角度を所定の制御周期ごとに測定し、この測定結果に基づいて演算した値をそれぞれ各駆動源401〜406の位置指令Pcとして駆動源制御部201〜206に出力する(図9〜図14参照)。なお、前記および以下では、「値が入力、出力」等と表記しているが、これは、「その値に対応する信号が入力、出力」の意味である。
図9に示すように、第1駆動源制御部201には、第1駆動源401の位置指令(角度指令)Pcの他、第1位置センサー411、第1角速度センサー31からそれぞれ検出信号が入力される。第1駆動源制御部201は、第1位置センサー411の検出信号から算出される第1駆動源401の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第1駆動源401を駆動する。
すなわち、第1駆動源制御部201の減算器511には、位置指令Pcが入力され、また、回転角度算出部631から後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。回転角度算出部631では、第1位置センサー411から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第1駆動源401の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして減算器511に出力される。減算器511は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第1駆動源401の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を位置制御部521に出力する。
位置制御部521は、減算器511から入力された偏差と、予め定められた係数であるゲイン(サーボゲイン)Kpp等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第1駆動源401の角速度の目標値を演算する。位置制御部521は、その第1駆動源401の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令ωcとして減算器531に出力する。なお、ここでは、フィードバック制御として、例えば、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。
減算器531には、角速度指令ωcが入力され、また、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器531は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第1駆動源401の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を増幅器541および積分器551にそれぞれ出力する。
増幅器541は、減算器531から入力された偏差と、予め定められた係数であるゲイン(比例ゲイン)(サーボゲイン)Kvp等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器591に出力する。
また、積分器551は、減算器531から入力された偏差を積分し、次いで、増幅器561は、予め定められた係数であるゲイン(積分ゲイン)(サーボゲイン)Kvi等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器591に出力する。
また、微分器571には、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。微分器571は、その角速度フィードバック値ωfbを微分し、次いで、増幅器581は、予め定められた係数であるゲイン(微分ゲイン)(サーボゲイン)Kw等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器591に出力する。
加減算器591は、増幅器541からの入力値を加算し、増幅器561からの入力値を加算し、増幅器581からの入力値を減算して、減算器531から入力された偏差に応じた第1駆動源401のトルクの目標値を演算する。加減算器591は、その第1駆動源401のトルクの目標値(指令値)を示す信号をトルク指令Tcとしてトルク制御部601に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PID制御がなされるが、これに限定されるものではない。
トルク制御部601は、トルク指令Tcに応じた駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー301を介して第1駆動源401のモーター401Mに供給する。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第1駆動源401の駆動電流が制御される。
次に、第1駆動源制御部201における角速度フィードバック値ωfbについて説明する。
角速度算出部641では、第1位置センサー411から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第1駆動源401の角速度ωm1が算出され、その角速度ωm1は、加算器681および減算器651にそれぞれに出力される。
また、第1角速度センサー31により、第1アーム12の第1回転軸O1の回りの角速度が検出される。そして、その第1角速度センサー31の検出信号、すなわち、第1角速度センサー31により検出された第1アーム12の第1回転軸O1の回りの角速度ωA1は、バンドエリミネーションフィルター611において、特定周波数帯域の周波数成分が除去される。次いで、角速度ωA1は、変換部621において、第1駆動源401のモーター401Mと第1アーム12との間、すなわち、関節171における減速比等を用いて、その角速度ωA1に相当する第1駆動源401の角速度ωAm1に変換され、減算器651に出力される。
減算器651には、角速度ωAm1および角速度ωm1が入力され、減算器651は、この角速度ωAm1から角速度ωm1を減算した値ωs1(=ωAm1−ωm1)をハイパスフィルター661に出力する。この値ωs1は、第1アーム12の第1回転軸O1の回りの角速度の振動成分(振動角速度)に相当する。以下、ωs1を振動角速度と言う。本実施形態では、この振動角速度ωs1が後述するゲインKgp倍されて第1駆動源401の入力側に戻るフィードバック制御を行う。具体的には、振動角速度ωs1が可及的に0になるように、第1駆動源401に対してフィードバック制御がなされる。これにより、ロボット1の振動を抑制することができる。なお、このフィードバック制御では、第1駆動源401の角速度が制御される。
ハイパスフィルター661は、振動角速度ωs1から所定周波数以下の周波数成分を除去し、増幅器671に出力する。
増幅器671は、振動角速度ωs1に予め定められた係数であるゲイン(サーボゲイン)Kgpを乗算し、補正値Kgp・ωs1を求め、その補正値Kgp・ωs1を加算器681に出力する。
加算器681には、角速度ωm1が入力され、また、補正値Kgp・ωs1が入力される。加算器681は、角速度ωm1と補正値Kgp・ωs1との加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器531および微分器571にそれぞれ出力する。なお、以降の動作は、前述した通りである。
また、第1駆動源制御部201は、第1アーム12の動作を停止する際、第1アーム12が停止する前に、ゲインKgpを0にする機能を有している。このゲインKgpを0にするタイミングは、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定される。
図10に示すように、第2駆動源制御部202には、第2駆動源402の位置指令Pcの他、第2位置センサー412、第2角速度センサー32からそれぞれ検出信号が入力される。第2駆動源制御部202は、第2位置センサー412の検出信号から算出される第2駆動源402の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第2駆動源402を駆動する。
すなわち、第2駆動源制御部202の減算器512には、位置指令Pcが入力され、また、回転角度算出部632から後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。回転角度算出部632では、第2位置センサー412から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第2駆動源402の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして減算器512に出力される。減算器512は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第2駆動源402の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を位置制御部522に出力する。
位置制御部522は、減算器512から入力された偏差と、予め定められた係数であるゲイン(サーボゲイン)Kpp等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第2駆動源402の角速度の目標値を演算する。位置制御部522は、その第2駆動源402の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令ωcとして減算器532に出力する。なお、ここでは、フィードバック制御として、例えば、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。また、この第2駆動源制御部202におけるゲインKppと、第1駆動源制御部201におけるゲインKppとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
減算器532には、角速度指令ωcが入力され、また、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器532は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第2駆動源402の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を増幅器542および積分器552にそれぞれ出力する。
増幅器542は、減算器532から入力された偏差と、予め定められた係数であるゲイン(比例ゲイン)(サーボゲイン)Kvp等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器591に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKvpと、第1駆動源制御部201におけるゲインKvpとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、積分器552は、減算器532から入力された偏差を積分し、次いで、増幅器562は、予め定められた係数であるゲイン(積分ゲイン)(サーボゲイン)Kvi等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器592に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKviと、第1駆動源制御部201におけるゲインKviとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、微分器572には、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。微分器572は、その角速度フィードバック値ωfbを微分し、次いで、増幅器582は、予め定められた係数であるゲイン(微分ゲイン)(サーボゲイン)Kw等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器592に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKwと、第1駆動源制御部201におけるゲインKwとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
加減算器592は、増幅器542からの入力値を加算し、増幅器562からの入力値を加算し、増幅器582からの入力値を減算して、減算器532から入力された偏差に応じた第2駆動源402のトルクの目標値を演算する。加減算器592は、その第2駆動源402のトルクの目標値(指令値)を示す信号をトルク指令Tcとしてトルク制御部602に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PID制御がなされるが、これに限定されるものではない。
トルク制御部602は、トルク指令Tcに応じた駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー302を介して第2駆動源402のモーター402Mに供給する。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第2駆動源402の駆動電流が制御される。なお、第2回転軸O2は、第1回転軸O1に対して直交しているので、第1アーム12の動作や振動の影響を受けず、第1駆動源401に対して独立して第2駆動源402の作動を制御することができる。
次に、第2駆動源制御部202における角速度フィードバック値ωfbについて説明する。
角速度算出部642では、第2位置センサー412から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第2駆動源402の角速度ωm2が算出され、その角速度ωm2は、加算器682および減算器652にそれぞれに出力される。
また、第2角速度センサー32により、第2アーム13の第2回転軸O2の回りの角速度が検出される。そして、その第2角速度センサー32の検出信号、すなわち、第2角速度センサー32により検出された第2アーム13の第2回転軸O2の回りの角速度ωA2は、バンドエリミネーションフィルター612において、特定周波数帯域の周波数成分が除去される。次いで、角速度ωA2は、変換部622において、第2駆動源402のモーター402Mと第2アーム13との間、すなわち、関節172における減速比等を用いて、その角速度ωA2に相当する第2駆動源402の角速度ωAm2に変換され、減算器652に出力される。なお、第2回転軸O2は、第1回転軸O1に対して直交しているので、第1アーム12の動作や振動の影響を受けずに、容易かつ確実に、第2アーム13の第2回転軸O2の回りの角速度を求めることができる。
減算器652には、角速度ωAm2および角速度ωm2が入力され、減算器652は、この角速度ωAm2から角速度ωm2を減算した値ωs2(=ωAm2−ωm2)をハイパスフィルター662に出力する。この値ωs2は、第2アーム13の第2回転軸O2の回りの角速度の振動成分(振動角速度)に相当する。以下、ωs2を振動角速度と言う。本実施形態では、この振動角速度ωs2が後述するゲインKgp倍されて第2駆動源402の入力側に戻るフィードバック制御を行う。具体的には、振動角速度ωs2が可及的に0になるように、第2駆動源402に対してフィードバック制御がなされる。これにより、ロボット1の振動を抑制することができる。なお、このフィードバック制御では、第2駆動源402の角速度が制御される。
ハイパスフィルター662は、振動角速度ωs2から所定周波数以下の周波数成分を除去し、増幅器672に出力する。
増幅器672は、振動角速度ωs2に予め定められた係数であるゲイン(サーボゲイン)Kgpを乗算し、補正値Kgp・ωs2を求め、その補正値Kgp・ωs2を加算器682に出力する。なお、この第2駆動源制御部202におけるゲインKgpと、第1駆動源制御部201におけるゲインKgpとは、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
加算器682には、角速度ωm2が入力され、また、補正値Kgp・ωs2が入力される。加算器682は、角速度ωm2と補正値Kgp・ωs2との加算値を角速度フィードバック値ωfbとして減算器532および微分器572にそれぞれ出力する。なお、以降の動作は、前述した通りである。
また、第2駆動源制御部202は、第2アーム13の動作を停止する際、第2アーム13が停止する前に、ゲインKgpを0にする機能を有している。このゲインKgpを0にするタイミングは、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定される。
図11に示すように、第3駆動源制御部203には、第3駆動源403の位置指令Pcの他、第3位置センサー413から検出信号が入力される。第3駆動源制御部203は、第3位置センサー413の検出信号から算出される第3駆動源403の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第3駆動源403を駆動する。
すなわち、第3駆動源制御部203の減算器513には、位置指令Pcが入力され、また、回転角度算出部633から後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。回転角度算出部633では、第3位置センサー413から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第3駆動源403の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして減算器513に出力される。減算器513は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第3駆動源403の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を位置制御部523に出力する。
位置制御部523は、減算器513から入力された偏差と、予め定められた係数であるゲイン(サーボゲイン)Kpp等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第3駆動源403の角速度の目標値を演算する。位置制御部523は、その第3駆動源403の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令ωcとして減算器533に出力する。なお、ここでは、フィードバック制御として、例えば、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。また、この第2駆動源制御部203におけるゲインKppは、第1駆動源制御部201におけるゲインKpp、第2駆動源制御部202におけるゲインKppと、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
減算器533には、角速度指令ωcが入力され、また、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。減算器533は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第3駆動源403の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を増幅器543および積分器553にそれぞれ出力する。
増幅器543は、減算器533から入力された偏差と、予め定められた係数であるゲイン(比例ゲイン)(サーボゲイン)Kvp等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器591に出力する。なお、この第3駆動源制御部203におけるゲインKvpは、第1駆動源制御部201におけるゲインKvp、第2駆動源制御部202におけるゲインKvpと、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、積分器553は、減算器533から入力された偏差を積分し、次いで、増幅器563は、予め定められた係数であるゲイン(積分ゲイン)(サーボゲイン)Kvi等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器593に出力する。なお、この第3駆動源制御部203におけるゲインKviは、第1駆動源制御部201におけるゲインKvi、第2駆動源制御部202におけるゲインKviと、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
また、微分器573には、後述する角速度フィードバック値ωfbが入力される。微分器573は、その角速度フィードバック値ωfbを微分し、次いで、増幅器583は、予め定められた係数であるゲイン(微分ゲイン)(サーボゲイン)Kw等を用いた所定の演算処理を行ない、加減算器593に出力する。なお、この第3駆動源制御部203におけるゲインKwは、第1駆動源制御部201におけるゲインKw、第2駆動源制御部202におけるゲインKwと、同一でもよく、また、異なっていてもよい。
加減算器593は、増幅器543からの入力値を加算し、増幅器563からの入力値を加算し、増幅器583からの入力値を減算して、減算器533から入力された偏差に応じた第3駆動源403のトルクの目標値を演算する。加減算器593は、その第3駆動源403のトルクの目標値(指令値)を示す信号をトルク指令Tcとしてトルク制御部603に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PID制御がなされるが、これに限定されるものではない。
トルク制御部603は、トルク指令Tcに応じた駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー303を介して第3駆動源403のモーター403Mに供給する。
このようにして、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなり、かつ、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第3駆動源403の駆動電流が制御される。
なお、駆動源制御部204〜206については、それぞれ、前記第3駆動源制御部203と同様であるので、その説明は省略する。
前述したように、ロボット制御装置20の動作モード設定部21は、ロボット本体10(ロボット1)の動作モードとして、「標準モード(第1の動作モード)」と、「高速モード(第2の動作モード)」と、「低振動モード(第2の動作モード)」とのうちのいずれかを選択し、設定する。なお、各動作モードにおいて設定される各パラメーターは、それぞれ、予め、記憶部22に記憶されており、動作モード設定部21は、必要時に、記憶部22から必要なパラメーターを読み出して、動作モードの設定を行う。
高速モードは、目標位置へ到達する時間が短い高速特化型の動作モードである。また、低振動モードは、動作を停止する際の振動が小さい動作停止時の制振特化型の動作モードである。また、標準モードは、前記の高速性と前記の動作停止時の制振性との両立を図った両立型の動作モードである。なお、高速モードでは、標準モードよりもアーム12〜15、リスト16が高速に動作する。また、低振動モードでは、標準モードよりもアーム12〜15、リスト16の振動が少ない。以下では、標準モードにおける各パラメーターの値を基準にして説明を行う。また、各アーム12〜15、リスト16の動作モードは、同様であるので、以下では、代表的に第1アーム12の動作モードについて説明する。
まず、標準モードでは、第1アーム12の最大加速度と、第1アーム12の最大減速度と、第1アーム12の最大速度と、第1アーム12の姿勢に応じて第1アーム12の最大加速度および最大減速度にそれぞれ乗算する補正係数であるオートアクセル補正係数と、第1駆動源制御部201の各ゲインKpp、Kvp、Kvi、Kw、Kgpとがそれぞれ標準値に設定される。
なお、前記第1アーム12の姿勢に応じて第1アーム12の最大加速度および最大減速度にそれぞれ乗算する補正係数は、厳密には、定数である前記オートアクセル補正係数と、第1アーム12の姿勢に応じて変化する可変係数との積である。前記可変係数は、第1アーム12が曲がっているほど、すなわち、慣性モーメントが大きいほど、大きい値となる。そして、前記補正係数は、オートアクセル補正係数に比例する。
次に、標準モードを基準にして高速モードについて説明する。
高速モードでは、第1アーム12の最大加速度が標準モードのときの1倍以上、2倍以下に設定される。これにより、目標位置へ到達する時間を短くすることができる。
この場合、最大加速度は、標準モードのときよりも大きいことが好ましい。具体的には、第1アーム12の最大加速度は、標準モードのときの1.1倍以上、2倍以下であることが好ましく、1.1倍以上、1.5倍以下であることがより好ましい。これにより、目標位置へ到達する時間をより短くすることができる。
この第1アーム12の最大加速度の変更は、第1駆動源の駆動電流の大きさを変更することで行うことができる。
また、高速モードでは、第1アーム12の最大減速度(最大減速度の絶対値)が標準モードのときの1倍以上、2倍以下に設定される。これにより、目標位置へ到達する時間を短くすることができる。
この場合、第1アーム12の最大減速度(最大減速度の絶対値)は、標準モードのときよりも大きいことが好ましい。具体的には、第1アーム12の最大加速度は、標準モードのときの1.1倍以上、2倍以下であることが好ましく、1.1倍以上、1.5倍以下であることがより好ましい。これにより、目標位置へ到達する時間をより短くすることができる。
この第1アーム12の最大減速度の変更は、第1駆動源の駆動電流の大きさを変更することで行うことができる。
また、高速モードでは、第1アーム12の最大速度は、標準モードのときと異なる値に設定してもよいが、標準モードのときと等しく設定されることが好ましい。これにより、安定した動作を行うことができる。
また、高速モードでは、第1アーム12のオートアクセル補正係数が標準モードのときの0.5倍以上、2.5倍以下に設定される。これにより、目標位置へ到達する時間を短くすることができる。
この場合、オートアクセル補正係数は、標準モードのときよりも大きいことが好ましい。具体的には、第1アーム12のオートアクセル補正係数は、標準モードのときの1.1倍以上、2倍以下であることが好ましく、1.1倍以上、1.8倍以下であることがより好ましい。これにより、目標位置へ到達する時間をより短くすることができる。
また、高速モードでは、第1駆動源制御部201の各ゲインKpp、Kvp、Kvi、Kw、Kgpがすべて標準モードのときと等しく設定される。これにより、ロボット1の動作中においても、高速モードから標準モードへの変更と、標準モードから高速モードへの変更を行なうことができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
また、高速モードでは、ロボット1(第1アーム12)が予め決められたテスト用動作を行う際に要する時間であるサイクルタイムが標準モードのときの90%以下である。これにより、目標位置へ到達する時間を短くすることができる。
なお、サイクルタイムは、短いほど好ましいが、他の特性が低下してしまうことを考慮すると、標準モードのときの1%以上、90%以下であることが好ましく、5%以上、80%以下であることがより好ましい。
次に、サイクルタイムの測定の際のテスト用動作について説明する。
図7に示すように、サイクルタイムの測定の際のテスト用動作は、ロボット1のリスト16の先端部(アーム連結体の先端部)に2kgの錘を保持した状態で、各アーム12〜15、リスト16の最大速度、最大加速度および最大減速度で、リスト16の先端部を往復移動させることである。
この往復移動における往路および復路では、それぞれ、リスト16の先端部を鉛直方向上方へ25mm移動させる上昇動作と、水平方向へ300mm移動させる水平方向移動動作と、鉛直方向下方へ25mm移動させる下降動作とを行い、かつ、前記上昇動作と前記水平方向移動動作の初期とを同時に行い、前記下降動作と前記水平方向移動動作の終期とを同時に行う。
次に、標準モードを基準にして低振動モードについて説明する。
低振動モードでは、第1アーム12の最大加速度が標準モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定される。これにより、動作を停止する際の振動を小さくすることができる。
この場合、最大加速度は、標準モードのときよりも小さいことが好ましい。具体的には、第1アーム12の最大加速度は、標準モードのときの0.5倍以上、0.9倍以下であることが好ましく、0.6倍以上、0.8倍以下であることがより好ましい。これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
また、低振動モードでは、第1アーム12の最大減速度(最大減速度の絶対値)が標準モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定される。これにより、動作を停止する際の振動を小さくすることができる。
この場合、第1アーム12の最大減速度(最大減速度の絶対値)は、標準モードのときよりも小さいことが好ましい。具体的には、第1アーム12の最大減速度は、標準モードのときの0.5倍以上、0.9倍以下であることが好ましく、0.6倍以上、0.8倍以下であることがより好ましい。これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
また、低振動モードでは、第1アーム12の最大速度は、標準モードのときと異なる値に設定してもよいが、標準モードのときと等しく設定されることが好ましい。これにより、安定した動作を行うことができる。
また、低振動モードでは、第1アーム12のオートアクセル補正係数が標準モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定される。これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
この場合、オートアクセル補正係数は、標準モードのときよりも大きいか、または、等しいことが好ましい。具体的には、第1アーム12のオートアクセル補正係数は、標準モードのときの1倍以上、1.5倍以下であることが好ましく、1倍以上、1.3倍以下であることがより好ましい。これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
また、低振動モードでは、第1駆動源制御部201の各ゲインKpp、Kvp、Kvi、Kw、Kgpは、それぞれ、標準モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定される。これにより、動作を停止する際の振動を小さくすることができる。
この場合、各ゲインKpp、Kvp、Kvi、Kw、Kgpは、それぞれ、標準モードのときよりも小さいか、または、等しいことが好ましい。具体的には、各ゲインKpp、Kvp、Kvi、Kw、Kgpは、それぞれ、標準モードのときの0.5倍以上、1倍以下であることが好ましい。これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
また、低振動モードでは、第1アーム12の動作を停止する際、サーボゲインKgpを0にする場合、サーボゲインKgpを0にするタイミングは、標準モードと同じでもよく、また、異なっていてもよいが、標準モードに比べて早く設定することが好ましい。この場合、サーボゲインKgpを0にするタイミングは、標準モードよりも0.1秒以上、1秒以下、早いことが好ましい。これにより、動作を停止する際の振動をより小さくすることができる。
また、低振動モードでは、第1アーム12が予め決められたテスト用動作を行って目標位置に変位する際に、初めに目標位置を通過し、目標位置からずれるときのずれ量である位置行き過ぎ量が標準モードのときの0.5倍以下または30μm以下である。これにより、動作を停止する際の振動を小さくすることができる。
なお、位置行き過ぎ量は、小さいほど好ましいが、他の特性が低下してしまうことを考慮すると、標準モードのときの0.1倍以上、0.5倍以下または0.01μm以上、30μm以下であることがより好ましい。
次に、位置行き過ぎ量の測定の際のテスト用動作について説明する。
第1アーム12の位置行き過ぎ量の測定の際の前記テスト用動作は、ロボット1のリスト16の先端部(アーム連結体の先端部)に2kgの錘を保持した状態で、第1アーム12の最大速度、最大加速度および最大減速度で、第1アーム12を90°回転させることである。
第1アーム12の位置行き過ぎ量の測定は、第1アーム12を90°曲げた状態から、90°回転させて行う。そして、図8に示すように、初めに目標位置を通過し、その目標位置からずれるときのずれ量(最大ずれ量)を測定する。
また、位置行き過ぎ量の測定は、第2アーム13、第3アーム14、第4アーム15、リスト16でも行われ、それぞれ、第1アーム12と同様に、90°曲げた状態から、90°回転させて行う。また、位置行き過ぎ量の測定は、第1アーム12および第2アーム13の複合動作に対しても行われ、第1アーム12と第2アーム13とを同時に、90°曲げた状態から、90°回転させて行う。
以上説明したように、このロボット1は、標準モード、高速モードおよび低振動モードの3つの動作モードを有しているので、その1つのロボット1で、目標位置へ到達する時間を短くすることができる高速特化型と、動作を停止する際の振動を小さくすることができる動作停止時の制振特化型と、高速性と動作停止時の制振性との両立を図った両立型とを実現することができる。
また、高速モードと標準モードとの各ゲインKpp、Kvp、Kvi、Kw、Kgpは等しいので、ロボット1の動作中においても、高速モードから標準モードへの変更と、標準モードから高速モードへの変更を行なうことができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
また、ロボット1の動作中の振動を確実に抑制することができる。
なお、本発明では、ロボット(ロボット本体)の構造は、本実施形態で説明したものに限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、ロボットの回転軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットの回転軸の数は、1つ、2つ、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。
すなわち、本実施形態では、リストが2本のアームを有しているので、ロボットのアームの本数は、6本であるが、本発明では、これに限定されず、ロボットのアームの本数は、1本、2本、3本、4本、5本または7本以上でもよい。
また、本実施形態では、ロボットは、複数のアームの隣り合う前記アーム同士を回動自在に連結してなるアーム連結体を1つ有する単腕ロボットであるが、本発明では、これに限定されず、例えば、複数のアームの隣り合う前記アーム同士を回動自在に連結してなるアーム連結体を2つ有する双腕ロボット等、前記アーム連結体を複数有するロボットであってもよい。
<第2実施形態>
図15は、本発明のロボットの第2実施形態を示す概略図である。図16は、図15に示すロボットの概略図である。
以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
なお、以下では、説明の都合上、図15中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図15、図16中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図15および図16では、ロボット制御装置20は、それぞれ、ブロック図で示されている。また、図15、図16では、慣性センサー33は、その存在を明確にするため、アーム12の外部に図示されている。
以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図15および図16に示す第2実施形態のロボット1Aは、スカラーロボットと呼ばれているものである。
このロボット1Aのロボット本体10Aは、基台11と、2本のアーム(リンク)12、13と、シャフト(作業軸)19と、4つの駆動源401、402、407、408とを備えている。基台11と、第1アーム12と、第2アーム13と、シャフト19とは、基端側から先端側に向ってこの順に連結されている。また、シャフト19は、その下端部(先端部)に、機能部(エンドエフェクター)が着脱自在に装着される取付部191を有している。なお、シャフト19は、アーム(第3、第4アーム)、すなわち、最も先端側のアームとみなすこともできる。
図15および図16に示すように、第1アーム12、第2アーム13、シャフト19は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。
基台11と第1アーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、第1アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な第1回転軸O1を回転中心とし、その第1回転軸O1回りに回動自在となっている。第1回転軸O1は、基台11の設置面である床101の上面の法線と一致している。この第1回転軸O1回りの回動は、第1駆動源401の駆動によりなされる。また、第1駆動源401の駆動(作動)は、第1駆動源401とケーブル18を介して電気的に接続されたモータードライバー301を介して制御装置20により制御される。
第1アーム12と第2アーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、第2アーム13は、第1アーム12(基台11)に対し、鉛直方向と平行な第2回転軸O2を回転中心とし、その第2回転軸O2回りに回動自在となっている。第2回転軸O2は、第2回転軸O1と平行である。この第2回転軸O2回りの回動は、第2駆動源402の駆動によりなされる。また、第2駆動源402の駆動は、第2駆動源402とケーブル18を介して電気的に接続されたモータードライバー302を介して制御装置20により制御される。
シャフト19は、第2アーム13の先端部(基台11と反対側の端部)に連結されている。この場合、シャフト19は、第2アーム13に対して、鉛直方向と平行な第3回転軸O7を回転中心とし、その第3回転軸O7回りに回動自在で、かつ、第3回転軸O7の方向に沿って移動可能に設置されている。第3回転軸O7は、シャフト19の中心軸と一致している。また、第3回転軸O7は、回転軸O1、O2と平行である。また、シャフト19の第3回転軸O7の方向への移動は、第3モーター407Mを有する第3駆動源407の駆動によりなされる。また、第3駆動源407の駆動は、第3駆動源407とケーブル18を介して電気的に接続されたモータードライバー(図示せず)を介して制御装置20により制御される。また、シャフト19の第3回転軸O7回りの回動は、第4モーター404Mを有する第4駆動源404の駆動によりなされる。また、第4駆動源404の駆動は、第4駆動源404とケーブル18を介して電気的に接続されたモータードライバー(図示せず)を介して制御装置20により制御される。なお、第3回転軸O7は、回転軸O1、O2と非平行であってもよい。
また、第1実施形態と同様に、第1アーム12には、角速度センサー33が設置されており、その角速度センサー33により第1アーム12の第1回転軸O1の回りの角速度を検出する。
なお、第1駆動源401、第2駆動源402と同様に、第3駆動源407には第3角度センサー(図示せず)が設けられ、第4駆動源408には第4角度センサー(図示せず)が設けられている。第3駆動源407、第4駆動源408、第3角度センサー、第4角度センサーは、それぞれ、第2アーム13内に収納されており、制御装置20と電気的に接続されている。
また、第2アーム13内には、第2アーム13に対してシャフト19を移動可能でかつ回動可能に支持する移動支持機構(図示せず)が設けられている。この移動支持機構は、第3駆動源407の駆動力をシャフト19に伝達し、第2アーム13に対してシャフト19を第3回転軸O7回りに回動させ、第4駆動源404の駆動力をシャフト19に伝達し、第2アーム13に対してシャフト19を第3回転軸O7の方向へ移動させるものである。
ロボット制御装置20Aは、第1駆動源401の作動を制御する第1駆動源制御部と、第2駆動源402の作動を制御する第2駆動源制御部と、第3駆動源407の作動を制御する第3駆動源制御部と、第4駆動源408の作動を制御する第4駆動源制御部と、動作モード設定部と、記憶部とを有している(図5、図6参照)。
第1駆動源制御部は、第1実施形態の第1駆動源制御部201と同様であり、また、第2駆動源制御部、第3駆動源制御部、第4駆動源制御部は、それぞれ、第1実施形態の第3駆動源制御部203と同様であるので、その説明は、省略する。
なお、位置行き過ぎ量については、シャフト19について、そのシャフト19を第3回転軸O7回りに90°回転させて測定する他に、シャフト19を第3回転軸O7の方向に移動させて測定する。シャフト19を第3回転軸O7の方向に移動させて位置行き過ぎ量測定する場合は、シャフト19が最上部に位置している状態から、シャフト19を最下部まで移動させて測定する。なお、第1アーム12、第2アーム13、第1アーム12と第2アーム13の複合動作については、それぞれ、第1実施形態と同様である。
このロボット1Aによれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上、本発明のロボットおよびロボット制御装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、本発明では、標準モード、高速モード、低振動モードの他に、さらに、別の動作モードを有していてもよい。
また、前記実施形態では、ロボット制御装置は、ロボット本体とは別体として設けられているが、本発明では、これに限定されず、ロボット制御装置は、ロボット本体に設けられていてもよい。この場合、ロボット制御装置は、ロボット本体内に内蔵されていてもよく、また、ロボット本体の外面、例えば、基台の外面等に設置されていてもよい。
また、各駆動源のモーターとしては、それぞれ、前記サーボモーターの他、例えば、ステッピングモーター等が挙げられる。また、モーターとしてステッピングモーターを用いる場合は、位置センサーとして、例えば、ステッピングモーターへ入力する駆動パルスの数を計測することで、モーターの回転角度を検出するものを用いてもよい。
また、各位置センサー、各角速度センサーの方式は、それぞれ、特に限定されず、例えば、光学式、磁気式、電磁式、電気式等が挙げられる。
また、本発明のロボットは、アーム型ロボット(ロボットアーム)、スカラーロボットに限定されず、他の形式のロボット、例えば、脚式歩行(走行)ロボット等であってもよい。
1、1A……ロボット(産業用ロボット) 10、10A……ロボット本体 101……床 11……基台 111……ボルト 112……基台本体 113……円筒状部 114……箱状部 12、13、14、15……アーム(リンク) 16……リスト(リンク) 161……リスト本体 162……支持リング 163……先端面 171、172、173、174、175、176……関節(ジョイント) 18……ケーブル 19……シャフト 191……取付部 2、2a、2b、2c、2d……アーム本体 3、3a、3b、3c、3d……駆動機構 31、32、33……角速度センサー 4、4a、4b、4c、4d……封止手段 20、20A……ロボット制御装置 21……動作モード設定部 22……記憶部 201、202、203、204、205、206……駆動源制御部 301、302、303、304、305、306……モータードライバー 401、402、403、404、405、406、407、408……駆動源 401M、402M、403M、404M、405M、406M、407M、408M……モーター 411、412、413、414、415、416……位置センサー 511、512、513、514、515、516……減算器 521、522、523、524、525、526……位置制御部 531、532、533、534、535、536……減算器 541、542、543、544、545、546……増幅器 551、552、553、554、555、556……積分器 561、562、563、564、565、566……増幅器 571、572、573、574、575、576……微分器 581、582、583、584、585、586……増幅器 591、592、593、594、595、596……加減算器 601、602、603、604、605、606……トルク制御部 611、612……バンドエリミネーションフィルター 621、622……変換部 631、632、633、634、635、636……回転角度算出部 641、642、643、644、645、646……角速度算出部 651、652……減算器 661、662……ハイパスフィルター 671、672……増幅器 681、682……加算器 691、692……ジャイロサーボ回路 O1、O2、O3、O4、O5、O6、O7……回転軸

Claims (12)

  1. 回動可能なアームと、
    前記アームを回動させる駆動源と、
    前記アームに設置された角速度センサーと、
    前記駆動源の回転角度を検出する位置センサーと、
    前記角速度センサーの検出結果に基づき制振制御を行うサーボ回路と、
    動作モードを設定する動作モード設定部と、を有し、
    前記動作モード設定部は、前記アームの最大加速度および最大減速度に乗算する補正係数と、前記サーボ回路のサーボゲインと、を変更することによって、第1の動作モード、前記第1の動作モードよりも前記アームが高速に動作する第2の動作モード、および、前記第1の動作モードよりも前記アームの振動が少ない第3の動作モード、の3つの動作モードを選択的に設定することを特徴とするロボット。
  2. 前記サーボ回路は、前記角速度センサーおよび前記位置センサーの検出結果に基づいて前記駆動源の作動を制御するものであり、
    前記第2の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、2.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときと等しく設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行う際に要する時間であるサイクルタイムが前記第1の動作モードのときの90%以下であり、
    前記第3の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行って目標位置に変位する際に、初めに前記目標位置を通過し、前記目標位置からずれるときのずれ量である位置行き過ぎ量が前記第1の動作モードのときの0.5倍以下または30μm以下である請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第2の動作モードにおける前記アームの最大加速度および最大減速度は、それぞれ、前記第1の動作モードのときよりも大きい請求項1または2に記載のロボット。
  4. 前記第2の動作モードにおける前記補正係数は、前記第1の動作モードのときよりも大きい請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記第2の動作モードと前記第1の動作モードとで前記アームの最大速度は等しい請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記アーム、前記駆動源、前記角速度センサーおよび前記位置センサーを有するロボット本体と、
    前記ロボット本体と別体であり、前記サーボ回路および前記動作モード設定部を有し、前記ロボット本体の制御を行うロボット制御装置と、
    前記ロボット本体と前記ロボット制御装置とを接続するケーブルと、を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記アーム、前記駆動源、前記角速度センサーおよび前記位置センサーを有するロボット本体と、
    前記ロボット本体に内蔵され、前記サーボ回路および前記動作モード設定部を有し、前記ロボット本体の制御を行うロボット制御装置と、を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記サーボ回路は、前記角速度センサーおよび前記位置センサーの検出結果から導かれる補正成分をフィードバックして前記駆動源を制御するものであり、前記アームの動作を停止する際、前記補正成分のサーボゲインを0にする機能を有し、
    前記第3の動作モードにおいては、前記アームの動作を停止する際、前記補正成分の前記サーボゲインを0にする場合、前記第1の動作モードに比べて、前記補正成分の前記サーボゲインを0にするタイミングが早い請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  9. 前記アームおよび前記駆動源をそれぞれ複数有し、前記複数のアームの隣り合う前記アーム同士を回動自在に連結してなるアーム連結体を備え、
    前記サイクルタイムの測定の際の前記テスト用動作は、前記アーム連結体の先端部に2kgの錘を保持した状態で、前記各アームの最大速度、最大加速度および最大減速度で、前記アーム連結体の先端部を往復移動させることであり、
    前記往復移動における往路および復路では、それぞれ、前記アーム連結体の先端部を鉛直方向上方へ25mm移動させる上昇動作と、水平方向へ300mm移動させる水平方向移動動作と、鉛直方向下方へ25mm移動させる下降動作とを行い、かつ、前記上昇動作と前記水平方向移動動作の初期とを同時に行い、前記下降動作と前記水平方向移動動作の終期とを同時に行う請求項1ないし8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 前記アームおよび前記駆動源をそれぞれ複数有し、前記複数のアームの隣り合う前記アーム同士を回動自在に連結してなるアーム連結体を備え、
    前記位置行き過ぎ量の測定の際の前記テスト用動作は、前記アーム連結体の先端部に2kgの錘を保持した状態で、前記アームの最大速度、最大加速度および最大減速度で、前記アームを90°回転させることである請求項1ないし9のいずれか1項に記載のロボット。
  11. 回動可能なアームと、前記アームを回動させる駆動源と、前記アームに設置された角速度センサーと、前記駆動源の回転角度を検出する位置センサーと、を有するロボット本体の制御を行うロボット制御装置であって、
    前記角速度センサーの検出結果に基づき制振制御を行うサーボ回路と、
    動作モードを設定する動作モード設定部と、を有し、
    前記動作モード設定部は、前記アームの最大加速度および最大減速度に乗算する補正係数と、前記サーボ回路のサーボゲインと、を変更することによって、第1の動作モード、前記第1の動作モードよりも前記アームが高速に動作する第2の動作モード、および、前記第1の動作モードよりも前記アームの振動が少ない第3の動作モード、の3つの動作モードを選択的に設定することを特徴とするロボット制御装置。
  12. 前記サーボ回路は、前記角速度センサーおよび前記位置センサーの検出結果に基づいて前記駆動源の作動を制御するものであり、
    前記第2の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの1倍以上、2倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、2.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときと等しく設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行う際に要する時間であるサイクルタイムが前記第1の動作モードのときの90%以下であり、
    前記第3の動作モードにおいては、前記アームの最大加速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記アームの最大減速度が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記補正係数が前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下、前記サーボゲインが前記第1の動作モードのときの0.5倍以上、1.5倍以下に設定され、前記アームが予め決められたテスト用動作を行って目標位置に変位する際に、初めに前記目標位置を通過し、前記目標位置からずれるときのずれ量である位置行き過ぎ量が前記第1の動作モードのときの0.5倍以下または30μm以下である請求項11に記載のロボット制御装置。
JP2013012949A 2013-01-28 2013-01-28 ロボットおよびロボット制御装置 Active JP6008121B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012949A JP6008121B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 ロボットおよびロボット制御装置
EP14152433.0A EP2759382A3 (en) 2013-01-28 2014-01-24 Robot and robot controller
CN201410035620.9A CN103963051B (zh) 2013-01-28 2014-01-24 机器人以及机器人控制装置
US14/164,718 US9298179B2 (en) 2013-01-28 2014-01-27 Robot and robot controller
US15/044,471 US9785138B2 (en) 2013-01-28 2016-02-16 Robot and robot controller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013012949A JP6008121B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 ロボットおよびロボット制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014144491A true JP2014144491A (ja) 2014-08-14
JP6008121B2 JP6008121B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49998131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013012949A Active JP6008121B2 (ja) 2013-01-28 2013-01-28 ロボットおよびロボット制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US9298179B2 (ja)
EP (1) EP2759382A3 (ja)
JP (1) JP6008121B2 (ja)
CN (1) CN103963051B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024144A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 セイコーエプソン株式会社 ロボット、制御装置およびロボットシステム

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175553A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 株式会社安川電機 ロボット
JP5978027B2 (ja) * 2012-06-28 2016-08-24 本田技研工業株式会社 移動ロボットの制御装置
JP6332899B2 (ja) * 2012-08-31 2018-05-30 セイコーエプソン株式会社 ロボット
JP6111562B2 (ja) * 2012-08-31 2017-04-12 セイコーエプソン株式会社 ロボット
CN104883105A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 北京谊安医疗系统股份有限公司 电机的转速控制方法、转速控制装置及电机的控制系统
US9718187B2 (en) * 2014-06-11 2017-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Robot controlling method, robot apparatus, program, recording medium, and method for manufacturing assembly component
EP3001164B1 (en) * 2014-09-25 2019-03-27 ABB Schweiz AG Evaluation of static brake torque in a robot
US10029366B2 (en) * 2014-11-21 2018-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Control device for motor drive device, control device for multi-axial motor, and control method for motor drive device
CN104827404A (zh) * 2015-04-29 2015-08-12 上海华力微电子有限公司 一种化学机械研磨设备
US10806534B2 (en) * 2015-08-25 2020-10-20 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Information sharing system and method of sharing information between a plurality of robot systems
US10413373B2 (en) 2016-08-16 2019-09-17 Ethicon, Llc Robotic visualization and collision avoidance
US10182875B2 (en) * 2016-08-16 2019-01-22 Ethicon Llc Robotic visualization and collision avoidance
US10350754B2 (en) * 2016-09-27 2019-07-16 Denso Wave Incorporated Control device for robot
JP6857818B2 (ja) * 2016-10-24 2021-04-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 エンコーダの異常検出方法及び異常検出装置、並びにロボット制御システム
JP6862854B2 (ja) * 2017-01-27 2021-04-21 セイコーエプソン株式会社 制御装置、ロボットシステムおよびネジ締めトルク設定方法
JP2018171668A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 セイコーエプソン株式会社 制御装置、ロボット、およびロボットシステム
JP6870433B2 (ja) 2017-03-31 2021-05-12 セイコーエプソン株式会社 制御装置、およびロボットシステム
WO2019041145A1 (zh) * 2017-08-29 2019-03-07 西门子公司 一种数据读取周期的确定方法和装置
JP6936081B2 (ja) * 2017-08-30 2021-09-15 パナソニック株式会社 ロボット
CN107378955A (zh) * 2017-09-07 2017-11-24 云南电网有限责任公司普洱供电局 一种基于多传感器信息融合的配网检修机器人操作臂自主作业方法
JP6693939B2 (ja) 2017-12-14 2020-05-13 ファナック株式会社 ロボットシステム
CN113924195A (zh) * 2019-05-29 2022-01-11 优傲机器人公司 多用途机器人臂的控制
IT201900011334A1 (it) 2019-07-10 2021-01-10 Comau Spa "Procedimento e sistema per monitorare il backlash in un ingranaggio di un giunto di un robot industriale"
CN111745646B (zh) * 2020-06-10 2021-12-24 杭州凯尔达机器人科技股份有限公司 机器人伺服电机增益参数控制方法及系统
CN111986522B (zh) * 2020-07-29 2022-03-22 广州市新航科技有限公司 基于ads-b信号的机载设备定位方法、机载设备及其存储介质
US20240173856A1 (en) * 2021-04-01 2024-05-30 Intuitive Surgical Operations, Inc. Systems and methods for controlling a robotic manipulator or associated tool
WO2024035949A1 (en) * 2022-08-12 2024-02-15 Dexterity, Inc. Robot with seven or more degrees of freedom

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4507594A (en) * 1982-08-17 1985-03-26 Sumitomo Electric Industries, Ltd. DC servomotor position control
JPH01108604A (ja) * 1987-10-21 1989-04-25 Hitachi Ltd ロボットの制御方法
JPH04315205A (ja) * 1991-04-12 1992-11-06 Citizen Watch Co Ltd ロボットの加減速制御方法および装置
JPH07295650A (ja) * 1994-04-21 1995-11-10 Ricoh Co Ltd 多関節型ロボットの制御方法
JP2008194760A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Toyota Motor Corp ロボットアーム、及びその制御方法
US20110004343A1 (en) * 2009-07-06 2011-01-06 Seiko Epson Corporation Position control method and robot
JP2012016817A (ja) * 2011-10-17 2012-01-26 Seiko Epson Corp ロボット、搬送装置、及び慣性センサーを用いた制御方法

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4403281A (en) * 1981-04-03 1983-09-06 Cincinnati Milacron Industries, Inc. Apparatus for dynamically controlling the tool centerpoint of a robot arm off a predetermined path
JPS6051500A (ja) * 1983-08-29 1985-03-22 Hitachi Ltd ロボットの動作制御装置
JPS6188301A (ja) * 1984-10-05 1986-05-06 Mitsubishi Electric Corp 産業用ロボツト装置
JPS62172581U (ja) * 1986-04-22 1987-11-02
US4794312A (en) * 1986-09-29 1988-12-27 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for controlling a servo motor
JPH04286003A (ja) 1991-03-15 1992-10-12 Fujitsu Ltd ロボットの制御方法
JP3265670B2 (ja) * 1993-01-21 2002-03-11 株式会社ニコン ステージ装置、ステージ駆動方法、及び露光装置
US5331264A (en) * 1993-04-15 1994-07-19 Fanuc Robotics North America, Inc. Method and device for generating an input command for a motion control system
US5594309A (en) * 1994-06-15 1997-01-14 Iowa State University Research Foundation, Inc. Robot control scheme
WO1996030169A1 (fr) * 1995-03-31 1996-10-03 Toyo Kohan Co., Ltd. Robot de manutention ainsi que son procede
JP3757016B2 (ja) * 1997-02-20 2006-03-22 ローツェ株式会社 ハンドリング用ロボット
JP3900789B2 (ja) * 2000-04-14 2007-04-04 セイコーエプソン株式会社 モータの速度・加速度決定方法、加減速生成方法、加減速制御方法、加減速制御装置及びモータ制御装置
WO2003079532A2 (en) * 2002-03-13 2003-09-25 Georgia Tech Research Corporation Shaping and smooth baseline function command generator
JP3883544B2 (ja) * 2004-02-27 2007-02-21 株式会社東芝 ロボット制御装置およびロボットの制御方法
JP5234772B2 (ja) * 2008-10-28 2013-07-10 オークマ株式会社 工作機械の振動抑制方法及び装置
JP4957753B2 (ja) * 2009-06-15 2012-06-20 セイコーエプソン株式会社 ロボット、搬送装置、及び慣性センサーを用いた制御方法
JP5214578B2 (ja) * 2009-12-02 2013-06-19 本田技研工業株式会社 動力装置の制御装置
JP5645423B2 (ja) * 2010-02-23 2014-12-24 キヤノン株式会社 回転駆動装置及びロボットアーム
JP2011200943A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Canon Inc 力制御ロボット
JP5594685B2 (ja) * 2010-03-30 2014-09-24 国立大学法人名古屋大学 工具軌跡生成装置、工具軌跡算出方法および工具軌跡生成プログラム
JP5525411B2 (ja) * 2010-10-25 2014-06-18 オークマ株式会社 振動抑制方法及び振動抑制装置
WO2012056868A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 三菱電機株式会社 電動機制御装置
JP5682314B2 (ja) * 2011-01-06 2015-03-11 セイコーエプソン株式会社 ロボット
JP5821210B2 (ja) * 2011-02-22 2015-11-24 セイコーエプソン株式会社 水平多関節ロボット及び水平多関節ロボットの制御方法
US9381608B2 (en) * 2011-03-28 2016-07-05 Okuma Corporation Vibration determination method and vibration determination device
JP5929224B2 (ja) * 2012-01-20 2016-06-01 セイコーエプソン株式会社 ロボット

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4507594A (en) * 1982-08-17 1985-03-26 Sumitomo Electric Industries, Ltd. DC servomotor position control
JPH01108604A (ja) * 1987-10-21 1989-04-25 Hitachi Ltd ロボットの制御方法
JPH04315205A (ja) * 1991-04-12 1992-11-06 Citizen Watch Co Ltd ロボットの加減速制御方法および装置
JPH07295650A (ja) * 1994-04-21 1995-11-10 Ricoh Co Ltd 多関節型ロボットの制御方法
JP2008194760A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Toyota Motor Corp ロボットアーム、及びその制御方法
US20110004343A1 (en) * 2009-07-06 2011-01-06 Seiko Epson Corporation Position control method and robot
JP2012016817A (ja) * 2011-10-17 2012-01-26 Seiko Epson Corp ロボット、搬送装置、及び慣性センサーを用いた制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017024144A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 セイコーエプソン株式会社 ロボット、制御装置およびロボットシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US9785138B2 (en) 2017-10-10
JP6008121B2 (ja) 2016-10-19
US9298179B2 (en) 2016-03-29
US20160161937A1 (en) 2016-06-09
EP2759382A3 (en) 2018-04-04
CN103963051A (zh) 2014-08-06
EP2759382A2 (en) 2014-07-30
US20140214204A1 (en) 2014-07-31
CN103963051B (zh) 2017-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6008121B2 (ja) ロボットおよびロボット制御装置
JP6111562B2 (ja) ロボット
US10688659B2 (en) Robot
JP5962340B2 (ja) ロボット
JP6332900B2 (ja) ロボットシステム及びロボット制御装置
US9481088B2 (en) Robot control device, robot, and robot system
JP6111563B2 (ja) ロボット
US9950427B2 (en) Robot, control apparatus, and robot system
JP2015182143A (ja) ロボットおよびロボットシステム
JP2017226045A (ja) ロボット、制御装置およびロボットシステム
JP2014050935A (ja) ロボット制御装置、ロボットおよびロボットシステム
JP6036476B2 (ja) ロボット
JP2017056558A (ja) ロボット
JP2015003349A (ja) ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151008

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160610

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6008121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150