JP2014143858A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を低減することができるとともに、センサ磁石によるモータ特性への影響を回避することができるブラシレスモータを提供すること。
【解決手段】ブラシレスモータ11は、第1コアベース31aの外周部に複数の第1爪状磁極31bが形成された第1ロータコア31と第2コアベースの外周部に複数の第2爪状磁極32bが形成された第2ロータコア32と、第1及び第2コアベース31a,32a同士の軸方向の間に配置され軸方向に磁化されることで第1爪状磁極31bをN磁極として機能させ、第2爪状磁極32bをS磁極として機能させる環状磁石33とを有するロータ21と、回転磁界を発生するステータ16と、ステータ16に対して固定され、ロータ21の回転位置を検出するホールIC42とを備える。ホールIC42は、ロータ21の軸方向に対向する位置であって第1及び第2爪状磁極31b,32bと径方向に一致した位置に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラシレスモータに関するものである。
ブラシレスモータのロータとしては、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされる2つのロータコアと、それらの間に配置され軸方向に磁化された界磁磁石とを備え、各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させるいわゆる永久磁石界磁のランデル型構造のロータがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、ブラシレスモータでは、ロータの回転位置(角度)が検出され、その回転位置に応じてステータの巻線に駆動電流が供給されることで回転磁界が発生され、その回転磁界によってロータが回転駆動される。
実開平5−43749号公報
ところで、ブラシレスモータにおいて、ロータの回転位置を検出する構成としては、例えば、周方向に交互に異なる磁極(N極とS極)を有するセンサ磁石をロータコアの軸方向に並設して設け、ステータ側に前記センサ磁石と軸方向に対向してその磁界を検出する磁気センサを設ける構成がある。
しかしながら、上記ブラシレスモータでは、センサ磁石が必要であり、その分、部品点数が増加し、更に組み付け工数等も増加してしまうことになる。又、上記のようなロータは、界磁磁石が軸方向に磁化され軸方向に向かう磁束(ロータの外部において軸方向等に向かう漏れ磁束を含む)を利用する構成であり、ロータの軸方向にセンサ磁石を設けると該センサ磁石によるモータ特性への影響が懸念される。このことは、例えば、センサ磁石をも考慮したロータの設計を必要とする原因となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数を低減することができるとともに、センサ磁石によるモータ特性への影響を回避することができるブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するブラシレスモータは、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータと、前記ロータの径方向外側に対向して配置され、回転磁界を発生するステータと、前記ステータに対して固定され、前記ロータの回転位置を検出する磁気センサとを備えたブラシレスモータであって、前記磁気センサは、前記ロータの軸方向に対向する位置であって前記爪状磁極と径方向に一致した位置に配置される。
同構成によれば、磁気センサは、前記ロータの軸方向に対向する位置であって爪状磁極と径方向に一致した位置に配置されるため、特にセンサ磁石を用いることなく、ロータの回転位置を検出することができる。即ち、上記構成では、ロータの回転時には磁気センサに対して第1ロータコアの爪状磁極の周方向位置が一致する際と第2ロータコアの爪状磁極の周方向位置が一致する際とで磁気センサを通過する漏れ磁束の向きを異ならせることができる。よって、特にセンサ磁石を用いることなく、磁気センサにてロータの回転位置を検出することができる。又、センサ磁石によるモータ特性への影響を回避することができ、例えば、ロータの設計が容易となる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記爪状磁極の前記磁気センサとの対向面には、軸方向に突出する凸部が設けられることが好ましい。
同構成によれば、爪状磁極の磁気センサとの対向面には、軸方向に突出する凸部が設けられるため、磁気センサに対して該部分(凸部)の周方向位置が一致した際の磁気センサを通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができ、ロータの回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記凸部は、前記爪状磁極と一体成形されることが好ましい。
同構成によれば、前記凸部は、爪状磁極と一体成形されるため、凸部が別体で固定されるものに比べて、例えば、部品点数や組み付け工数を抑えることができる。又、例えば、凸部が別体で固定されるものでは組み付け精度によっては磁束の流れが不安定になる虞があるが、これに比べて、磁束の流れが安定し、ロータの回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記凸部は、前記第1及び第2ロータコアのそれぞれの前記爪状磁極における軸方向に延出した部位の径方向の位置に形成されることが好ましい。
同構成によれば、凸部は、第1及び第2ロータコアのそれぞれの爪状磁極における軸方向に延出した部位の径方向の位置に形成されるため、それぞれの凸部によって磁気センサを通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができ、ロータの回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
上記ブラシレスモータにおいて、前記第1ロータコアの前記凸部と前記第2ロータコアの前記凸部との高さを、前記磁気センサでの磁束密度が均等に切り替わるように近づけるべく異ならせることが好ましい。
同構成によれば、第1ロータコアの凸部と第2ロータコアの凸部との高さが、磁気センサでの磁束密度が均等に切り替わるように近づくように異なるため、該磁気センサの検出信号に基づいてより最適なタイミングでステータに駆動電流を供給することが可能となる。
本発明のブラシレスモータでは、部品点数を低減することができるとともに、センサ磁石によるモータ特性への影響を回避することができる。
一実施形態におけるブラシレスモータの断面図。 同形態におけるブラシレスモータの一部断面斜視図。 (a)はホールICに対して第1爪状磁極の周方向位置が一致した際の磁束を説明する模式図。(b)はホールICに対して第2爪状磁極の周方向位置が一致した際の磁束を説明する模式図。 回転角度−磁束密度特性図。 別例におけるロータの斜視図。 別例におけるロータの斜視図。 別例におけるロータの斜視図。 別例におけるロータの斜視図。 回転角度−磁束密度模式特性図。
以下、ブラシレスモータの一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のモータケース12は、有底筒状に形成された筒状ハウジング13と、該筒状ハウジング13のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞するフロントエンドプレート14とを有している。
図1に示すように、筒状ハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数(本実施形態では12個)の集中巻用ティースとしてのティース17aを有する電機子コア17と、電機子コア17のティース17aにインシュレータ18を介して巻回される巻線19とを備えている。ステータ16は、外部の制御回路Sから巻線19に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
ブラシレスモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、筒状ハウジング13の底部13a及びフロントエンドプレート14に支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。
図1及び図2に示すように、ロータ21は、前記回転軸22に外嵌される第1及び第2ロータコア31,32と、界磁磁石としての環状磁石33とを備える。
第1ロータコア31は、略円板状の第1コアベース31aの外周部に、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極31bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。
第2ロータコア32は、第1ロータコア31と同形状であって、略円板状の第2コアベース32aの外周部に、等間隔に複数の第2爪状磁極32bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出して形成されている。そして、第2ロータコア32は、各第2爪状磁極32bが周方向に隣り合う第1爪状磁極31b間に配置されるようにして、且つ第1コアベース31aと第2コアベース32aとの軸方向の間に環状磁石33が配置(挟持)されるようにして第1ロータコア31に対して組み付けられている。尚、本実施形態では、第1及び第2コアベース31a,32aは環状磁石33に対してそれぞれ接着剤により固着されている。
環状磁石33は、第1爪状磁極31bを第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、第2爪状磁極32bを第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石33を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる4つの第1爪状磁極31bと、S極となる4つの第2爪状磁極32bとが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されている。
又、本実施形態のロータ21は、第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向内側(背面)に設けられ、径方向に磁化された背面補助磁石34を備えている。
そして、図1に示すように、フロントエンドプレート14において、ロータ21の軸方向に対向する位置であって前記第1及び第2爪状磁極31b,32bと径方向に一致した位置には、基板41に実装された磁気センサとしてのホールIC42が配置されている。詳しくは、本実施形態のホールIC42は、第1ロータコア31における第1爪状磁極31bの径方向外側に突出する部位と対向する位置に配置され、より詳しくは、前記径方向外側に突出する部位の径方向の中心位置と軸方向に2mmの隙間を有して配置されている。ホールIC42は、自身を通過する磁束(ロータ21からの漏れ磁束)の向きに応じてそれぞれHレベルの検出信号とLレベルの検出信号とを前記制御回路Sに出力する。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
例えば、図3(a)に示すように、ロータ21の回転時に、ホールIC42に対して第1ロータコア31の第1爪状磁極31bの周方向位置が一致する際には、第1爪状磁極31bの軸方向端面から軸方向の外部に向かう漏れ磁束(図中、上方向に向かう漏れ磁束であって矢印A参照)がホールIC42を通過する。
又、例えば、図3(b)に示すように、ホールIC42に対して第2ロータコア32の第2爪状磁極32bの周方向位置が一致する際には、第1コアベース31aの軸方向端面から軸方向の外部に向かった後に第2爪状磁極32bの軸方向端面に向かう漏れ磁束(図中、下方向に向かう漏れ磁束であって矢印B参照)がホールIC42を通過する。
ここで、図4は、本実施形態のホールIC42の位置における磁束密度を測定した結果である特性Xを示し、ほぼ45°毎に磁極(漏れ磁束の向き)が切り替わっていることがわかる。又、特性Yは、第1コアベース31aと対向した径方向位置おける磁束密度を測定した結果であって、この場合、磁極(漏れ磁束の向き)が切り替わらないことがわかる。
これにより、本実施形態では、ホールIC42から出力される検出信号のレベルがロータ21の回転角度(位置)に応じて切り替わり、その検出信号に基づいて制御回路Sから巻線19に最適なタイミングで切り替わる3相の駆動電流が供給されて回転磁界が発生され、ロータ21が良好に連続して回転駆動される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ホールIC42は、ロータ21の軸方向に対向する位置であって第1及び第2爪状磁極31b,32bと径方向に一致した位置に配置されるため、特にセンサ磁石を用いることなく、ロータ21の回転位置を検出することができる。即ち、上記構成では、ロータ21の回転時にはホールIC42に対して第1爪状磁極31bの周方向位置が一致する際と第2爪状磁極32bの周方向位置が一致する際とでホールIC42を通過する漏れ磁束の向きを異ならせることができる。よって、特にセンサ磁石を用いることなく、ホールIC42にてロータ21の回転位置を検出することができる。又、センサ磁石によるモータ特性への影響を回避することができ、例えば、ロータ21の設計が容易となる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の第1爪状磁極31bのホールIC42との対向面に凸部を設けてもよい。
例えば、図5に示すように、変更してもよい。この例の凸部51は、第1爪状磁極31b(第1ロータコア31)と一体成形されている。尚、この例の凸部51は、第1爪状磁極31bのホールIC42との非対向面側から圧力をかけて肉を移動させる絞り加工により成形されている。
又、この例の凸部51は、ホールIC42と対向する径方向の位置であって、詳しくは第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向外側に突出する部位における径方向の中心位置に形成されている。又、この例の凸部51は、第1爪状磁極31bの周方向の一端部から他端部まで円弧状に形成されている。
このようにすると、凸部51を設けると、ホールIC42に対して該部分(凸部51)の周方向位置が一致した際のホールIC42を通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができ、ロータ21の回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
又、凸部51は、第1爪状磁極31bと一体成形されるため、凸部が別体で固定されるものに比べて、例えば、部品点数や組み付け工数を抑えることができる。又、例えば、凸部が別体で固定されるものでは組み付け精度によっては磁束の流れが不安定になる虞があるが、これに比べて、磁束の流れが安定し、ロータ21の回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
又、凸部51は、ホールIC42と対向する径方向の位置における第1爪状磁極31bの周方向の一端部から他端部まで円弧状に形成されるため、第1爪状磁極31bの周方向位置がホールIC42に対して一致する範囲では常にホールIC42を通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができる。
又、例えば、図6に示すように、変更してもよい。この例の凸部52は、第1爪状磁極31bに(例えば、接着剤等にて)固定されている。又、この例の凸部52は、円柱形状であって、その一端が第1爪状磁極31bの周方向中心位置に固定されている。
このように凸部52を設けても、ホールIC42に対して該部分(凸部52)の周方向位置が一致した際のホールIC42を通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができ、ロータ21の回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
又、凸部52は、第1爪状磁極31bに固定されてなるため、例えば、第1及び第2ロータコア31,32を共通部品とすることができる。よって、例えば、第1及び第2ロータコア31,32の一方の第1爪状磁極31bに凸部を一体成形するもの(上記別例(図5参照))に比べて、共通部品を多くすることが可能となる。但し、上記別例(図5参照)における第2ロータコア32の第2爪状磁極32bにも凸部51を一体成形して、第1及び第2ロータコア31,32を共通部品としてもよい。
又、例えば、図7に示すように、変更してもよい。この例の凸部53,54は、第1及び第2爪状磁極31b,32bにおける軸方向に延出した部位の径方向の位置に形成されている。即ち、凸部53は、第1爪状磁極31bの軸方向に延出した部位の径方向の位置において、軸方向に延出する側とは反対側に凸設されている。又、凸部54は、第2爪状磁極32bの軸方向に延出した部位の径方向の位置において、軸方向に延出した先端から更に延長して凸設されている。この例では、凸部53,54の突出量、即ち高さが一定とされている。又、勿論、この例のホールIC42は、凸部53,54と径方向に一致した位置であって凸部53,54と対向した位置に配置されている。
このようにすると、それぞれの凸部53,54によってホールIC42を通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができ、ロータ21の回転位置をより精度良く安定して検出することが可能となる。
又、例えば、図8に示すように、変更してもよい。この例の凸部53,55は、上記別例(図7参照)の凸部53,54のように高さが一定ではなく、ホールIC42での磁束密度が均等に切り替わるように近づけるべく高さを異ならせてある。詳しくは、この例では、径方向外側に突出する部位がホールIC42と対向しない側にありS極として機能する第2爪状磁極32bの凸部55が、N極として機能する第1爪状磁極31bの凸部53よりも高く形成されている。
このようにすると、図9の模式的特性Z1に示すように、ホールIC42の位置における磁束密度をほぼ45°毎に磁極(漏れ磁束の向き)が切り替わり、その振幅もほぼ均等に近づけることができる。尚、図9の模式的特性Z2は、高さが一定の凸部53,54を有した上記別例(図7参照)のものである。つまり、図7に示すように高さが一定の凸部53,54では模式的特性Z2のように、ホールIC42での磁束密度が均等に切り替わらない場合、図8に示すように凸部53,55の高さを異ならせることで、ホールIC42での磁束密度が均等に(等角度間隔で均等な振幅で)切り替わるように近づけることができる。よって、ホールIC42の検出信号に基づいてより最適なタイミングでステータ16の巻線19に駆動電流を供給することが可能となる。
・上記実施形態では、特に言及していないが、第1及び第2ロータコア31,32は、鍛造やプレス等にて成形してもよいし、軸方向に複数枚のコアシートを積層して成形してもよい。又、上記凸部53〜55においても、鍛造やプレス等にて一体成形してもよいし、軸方向に複数枚の凸部用のコアシートを積層して成形してもよい。
・上記実施形態では、ホールIC42は、第1ロータコア31における第1爪状磁極31bの径方向外側に突出する部位の径方向の中心位置と軸方向に2mmの隙間を有して配置されるとしたが、ロータ21の軸方向に対向する位置であって第1及び第2爪状磁極31b,32bと径方向に一致した位置であれば、変更してもよい。例えば、第1及び第2爪状磁極31b,32bの軸方向に延出した部位と径方向に一致する位置に配置してもよい。又、例えば、第1爪状磁極31bと軸方向に1mmの隙間を有して配置してもよいし、3mmの隙間を有して配置してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向内側に設けられ径方向に磁化された背面補助磁石34を備えるとしたが、これに限定されず、背面補助磁石34を備えていないロータに変更してもよい。
・上記実施形態のロータ21は、第1及び第2爪状磁極31b,32b同士の周方向の各間に周方向に磁化された極間磁石を備えたものとしてもよい。
上記実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、前記凸部は、前記爪状磁極に固定されてなることを特徴とするブラシレスモータ。
同構成によれば、前記凸部は、爪状磁極に固定されてなるため、例えば、第1及び第2ロータコアを共通部品とすることができる。よって、例えば、第1及び第2ロータコアの一方の爪状磁極に凸部を一体成形するものに比べて、共通部品を多くすることが可能となる。
(ロ)請求項2〜5及び上記(イ)のいずれか1つに記載のブラシレスモータにおいて、前記凸部は、前記磁気センサと対向する径方向の位置における前記爪状磁極の周方向の一端部から他端部まで円弧状に形成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
同構成によれば、前記凸部は、磁気センサと対向する径方向の位置における爪状磁極の周方向の一端部から他端部まで円弧状に形成されるため、その爪状磁極の周方向位置が磁気センサに対して一致する範囲では常に磁気センサを通過する漏れ磁束の向きを顕著にさせることができる。
16…ステータ、21…ロータ、31…第1ロータコア、31a…第1コアベース(コアベース)、31b…第1爪状磁極(爪状磁極)、32…第2ロータコア、32a…第2コアベース(コアベース)、32b…第2爪状磁極(爪状磁極)、33…環状磁石(界磁磁石)、42…ホールIC(磁気センサ)、51〜55…凸部。

Claims (5)

  1. それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石とを有するロータと、
    前記ロータの径方向外側に対向して配置され、回転磁界を発生するステータと、
    前記ステータに対して固定され、前記ロータの回転位置を検出する磁気センサと
    を備えたブラシレスモータであって、
    前記磁気センサは、前記ロータの軸方向に対向する位置であって前記爪状磁極と径方向に一致した位置に配置されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記爪状磁極の前記磁気センサとの対向面には、軸方向に突出する凸部が設けられたことを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記凸部は、前記爪状磁極と一体成形されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 請求項2又は3に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記凸部は、前記第1及び第2ロータコアのそれぞれの前記爪状磁極における軸方向に延出した部位の径方向の位置に形成されたことを特徴とするブラシレスモータ。
  5. 請求項4に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記第1ロータコアの前記凸部と前記第2ロータコアの前記凸部との高さを、前記磁気センサでの磁束密度が均等に切り替わるように近づけるべく異ならせたことを特徴とするブラシレスモータ。
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