JP2014141288A - 吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の漏出を防止することができる吐出器を提供すること。
【解決手段】ステム20を有する吐出器本体2と押下ヘッド4とを備える吐出器であって、押下ヘッドには、側方に向けて突設された連結筒部35と、側方に向けて突設され連結筒部との間にステム内に連通する流路Rを画成させる連結軸部36とが設けられ、連結筒部には、内容物を線状に吐出させる吐出孔40を有するL字状の吐出筒3が軸線O2回りに回転可能に装着され、吐出筒の基端には、連結筒部に装着された外側装着筒41及び連結軸部に装着されると共に外側装着筒との間で連結筒部を挟み込む内側装着筒42が備えられ、吐出筒は、外側装着筒及び内側装着筒を介して連結筒部に装着され、内側装着筒と連結軸部との間には、吐出筒の回転に伴って吐出孔と流路との連通及びその遮断を切り替えるシール機構47が設けられている吐出器1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、容器本体の口部に装着される装着筒と、該装着筒の上端から内向きフランジを介して起立した覆合筒と、該覆合筒の上方に配置された押下ヘッドと、該押下ヘッドの前面から突出し、且つ押下ヘッドに対して回転自在に設けられ、先端に吐出孔が形成されたノズルと、該ノズルの基端部から下方に向けて垂下されて覆合筒の上面に係合され、押下ヘッドを押し下げ不能とさせる板状のストッパと、を備え、ノズルを回転させることでストッパの係合を解除することができる吐出器が知られている。
特開2007−268485号公報
しかしながら、上記吐出器において、押下ヘッドに不意に外力が加わった場合、がたつき等によって該押下ヘッドが僅かながらでも押し下げられてしまい、内容物が漏出する恐れがあった。特に、押下ヘッドのうちストッパから離れた部分に外力が加わった場合には、がたつきが生じ易く、漏出し易くなってしまう。
さらに、倒れ等によって容器本体が姿勢変動した場合、ノズル内に内容物が流入してしまい、やはり漏出が生じる恐れがあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、内容物の漏出を防止することができる吐出器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る吐出器は、上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムを有し、容器本体の口部に装着される吐出器本体と、前記ステムに装着されると共に内部が前記ステム内に連通する押下ヘッドと、を備える吐出器であって、前記押下ヘッドには、側方に向けて突設されると共に、内部が前記ステム内に連通する連結筒部と、前記連結筒部の内側に配設されると共に側方に向けて突設され、該連結筒部との間に前記ステム内に連通する流路を画成させる連結軸部と、が設けられ、前記連結筒部には、基端から先端に向かう途中で屈曲され、先端に内容物を線状に吐出させる吐出孔を有するL字状の吐出筒が該連結筒部の軸線回りに回転可能に装着され、前記吐出筒の基端には、前記連結筒部に装着された外側装着筒、及び前記連結軸部に装着されると共に、前記外側装着筒との間で前記連結筒部を径方向に挟み込む内側装着筒が備えられ、前記吐出筒は、前記外側装着筒及び前記内側装着筒を介して前記連結筒部に装着され、前記内側装着筒と前記連結軸部との間には、前記吐出筒の回転に伴って前記吐出孔と前記流路との連通及びその遮断を切り替えるシール機構が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る吐出器によれば、未使用時や保管時等では、シール機構が吐出孔と流路との間の連通を遮断しているので、不意な押下ヘッドの押し下げや倒れ等の姿勢変動によってステム内から流路内に内容物が流入したとしても、この内容物が吐出孔側に流れてしまうことを防止することができる。これにより、内容物の漏出を防止することができる。
(2)上記本発明に係る吐出器において、前記連結筒部及び前記外側装着筒のうちの一方には、前記遮断時に、他方に形成された第1係合凹部に対して離脱自在に係合する係合突起部が形成されていることが好ましい。
この場合には、シール機構による上記遮断時、係合突起部が第1係合凹部に係合しているので、連結筒部に対する吐出筒の不意な回転が抑制され、シール機構による上記遮断を確実に維持し易い。
(3)上記本発明に係る吐出器において、前記吐出筒には、前記遮断時に、前記吐出器本体に係合して、前記押下ヘッドの押し下げを規制する規制部材が形成されていることが好ましい。
この場合には、未使用時や保管時等において、規制部材が押下ヘッドの押し下げを規制するので、押下ヘッドが不意に押し下げられてしまうことを防止でき、内容物の漏出をさらに防止し易い。
(4)上記本発明に係る吐出器において、前記吐出筒は、前記規制部材により押し下げが規制される規制位置と、その規制が解除される解除位置と、の間を前記軸線回りに回転自在に前記連結筒部に装着され、前記連結筒部及び前記外側装着筒のうちの他方には、前記係合突起部が離脱自在に係合する第2係合凹部が前記軸線回りに沿う周方向に沿って複数連設されるように形成され、前記係合突起部は、前記吐出筒が前記解除位置に位置した際に、複数の前記第2係合凹部に対して離脱自在に係合可能とされていることが好ましい。
この場合には、吐出筒を連結筒部に対して軸線回りに回転させて、規制位置から解除位置に移動させると、係合突起部が第1係合凹部から離脱した後、複数の第2係合凹部のいずれかに係合する。これにより、吐出筒を解除位置に位置決めできると共に、規制部材による押下ヘッドの押し下げと、シール機構による遮断とが解除される。従って、押下ヘッドを押し下げ操作することで、吐出筒における吐出孔から内容物を線状(ストレート状)に吐出することが可能である。
また、第2係合凹部は複数形成されているので、いずれかの第2係合凹部に係合突起部を係合させることで吐出筒を解除位置において任意の回転角度に位置決めできる。よって、使い易いうえ狙った位置に内容物を吐出し易い。
しかも、軸線回りに沿う周方向に沿って第2係合凹部が複数連設されているので、解除位置における吐出筒の回転操作に伴って、第2係合凹部への係合突起部の係合と、第2係合凹部からの係合突起部の離脱とが連続して繰り返される。よって、吐出筒の回転操作に伴って間欠的な抵抗感、いわゆるクリック感を感じながら操作でき、操作性が向上する。
(5)上記本発明に係る吐出器において、前記シール機構は、前記内側装着筒及び前記連結軸部のうちの一方に形成され、前記吐出孔と前記流路とを連通させる連通溝と、前記内側装着筒及び前記連結軸部のうちの他方に形成され、前記連通溝と、前記吐出孔又は前記流路と、の間の連通を遮断する遮断壁と、を備え、前記遮断壁は、前記連通溝よりも前記軸線回りに沿う周方向の長さが長いことが好ましい。
この場合には、遮断壁が連通溝と吐出孔又は流路との間の連通を遮断しているので、内容物が連通溝を通じて吐出孔側に流れてしまうことを防止でき、漏出をより確実に防止し易い。しかも、遮断壁は、連通溝よりも軸線回りに沿う周方向の長さが長いので、未使用時や保管時等に吐出筒が多少回転したとしても、上記遮断を安定して維持し続けることができる。従って、この点においても漏出を確実に防止し易い。
また、遮断壁と連通溝とでシール機構を構成するので、例えば弁体等を採用する場合よりも構成を簡略化し易いうえ、コストを低減し易い。
本発明に係る吐出器によれば、不意な押下ヘッドの押し下げや倒れ等の姿勢変動等があったとしても、内容物の漏出を防止することができる。
本発明に係る実施形態を示す図であって、容器本体に装着された状態における吐出器の縦断面図である。 図1に示す吐出器を吐出ノズル側から見た側面図である。 図2に示す吐出器の上面図である。 図1に示す吐出器の拡大断面図である。 図4に示す吐出器のA−A断面図である。 図5に示す状態から吐出ノズルを回転させて、規制位置から解除位置に移行させた状態を示す図である。 図6に示す状態における吐出器を吐出ノズル側から見た側面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
(吐出器の構成)
図1〜3に示すように、本実施形態の吐出器1は、図示しない内容物が収容される有底筒状の容器本体Dの口部D1に装着される、ステム20を具備する吐出器本体2と、吐出ノズル(吐出筒)3が取り付けられた有頂筒状の押下ヘッド4と、を備えている。
なお、本実施形態では、ポンプを利用して内容物を吐出させるポンプタイプの吐出器を例に挙げて説明する。また、容器本体D、ステム20及び押下ヘッド4は、それぞれ共通軸線と同軸に配置されている。以下、この共通軸線を容器軸O1と称し、この容器軸O1に沿って容器本体Dから押下ヘッド4に向かう方向を上方、その反対方向を下方とする。また、容器軸O1に直交する方向を径方向といい、容器軸O1回りに周回する方向を周方向という。また、内容物としては、特に限定されるものではないが、例えば薬液等の液体が好適とされる。
吐出器本体2は、容器本体Dの口部D1に螺着される装着キャップ10と、上方付勢状態で下方移動可能に起立したステム20を有するポンプ部21と、を備えている。
装着キャップ10は、容器本体Dの口部D1に螺着される外筒部11と、外筒部11から径方向内側に向かって突設され、容器本体Dの口部D1における上端開口縁上にパッキン15を介して当接する環状のフランジ部12と、該フランジ部12の径方向内縁部から上方に向かって起立した内筒部13と、該内筒部13の上端部から径方向内側に向かって突設された後、下方に折り曲げられた支持筒部14と、を備えている。
外筒部11は、容器本体Dの口部D1よりも上方に突出しており、この突出した部分における内周面には、上下方向に延びる縦リブ16が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ポンプ部21は、ステム20の押し込みによって内容物を送り出す送出器であり、シリンダ筒22と、このシリンダ筒22内に上下動可能に挿入された図示しないピストン筒と、を有しており、このピストン筒の上部に上記ステム20が連通状態で取り付けられている。
なお、ピストン筒及びステム20は、図示しないコイルバネによって常時、上方付勢されている。また、シリンダ筒22は、装着キャップ10における内筒部13と支持筒部14との間に挟持されるように該装着キャップ10に対して一体的に組み付けられており、ステム20は装着キャップ10における支持筒部14に下方移動可能に案内支持されている。
上記押下ヘッド4は、ステム20を下方に押し込み操作する操作部材であり、ステム20の上端部に装着されると共に、内部がステム20内に連通している。
具体的には、押下ヘッド4は、円板状に形成された天壁部30と、この天壁部30から下方に向けてそれぞれ突設されたスライド筒31及び嵌合筒32と、で有頂筒状に形成されている。
嵌合筒32は、ステム20の上端部に外嵌されており、その内部がステム20内に連通している。
スライド筒31は、天壁部30の外周縁から下方に向けて突設されており、装着キャップ10における外筒部11の内側に配設されている。そして、スライド筒31は、押下ヘッド4の押し下げ操作に伴って外筒部11の内側を下方移動する。また、スライド筒31の下端部における外周面には、装着キャップ10に形成された縦リブ16の間に嵌まり込む突起片33が径方向外側に向けて突設されている。これにより、押下ヘッド4は装着キャップ10に対して回り止めがなされている。
なお、突起片33は、押下ヘッド4の押し下げ操作に伴って、縦リブ16の間で下方移動する。また、図示の例では、突起片33は容器軸O1を挟んで向かい合うように一対形成された場合を例にしているが、1つだけでも構わないし、周方向に間隔をあけて複数(3つ以上)形成されていても構わない。
また、押下ヘッド4には、図4及び図5に示すように、側方に向けて突設された連結筒部35と、この連結筒部35の内側に配設された連結軸部36とが一体的に形成されている。
連結筒部35は、嵌合筒32の上端側からスライド筒31を越えて径方向外側に向かうように突設されており、その内部は嵌合筒32に形成された流入孔32aを通じてステム20内に連通している。
連結軸部36は、嵌合筒32から連結筒部35の軸線O2に沿いながらスライド筒31を越えて径方向外側に向かうように突設されており、連結筒部35との間にステム20内に連通する環状の流路Rを画成している。
連結軸部36の先端部は連結筒部35よりも径方向外側に突出している。そして、この連結筒部35の先端部には、上記流路Rに連通すると共に連結軸部36の先端側に開放された連通溝37が軸線O2方向に沿って形成されている。
上記吐出ノズル3は、図1及び図2に示すように、基端から先端に向かう途中でL字状に屈曲されており、その先端に内容物を線状(ストレート状)に吐出(いわゆる直吐出)させる吐出孔40が形成され、基端が上記連結筒部35に対して上記軸線O2回りに360度、回転可能に装着されている。
図4及び図5に示すように、吐出ノズル3の基端には、押下ヘッド4における連結筒部35に対して装着された外側装着筒41、及び押下ヘッド4における連結軸部36に対して装着された内側装着筒42が設けられている。
外側装着筒41は、連結筒部35を外側から囲繞する円筒状に形成され、連結筒部35に対して抜け止めがなされた状態で該連結筒部35の軸線O2回りに回転可能に装着されている。
内側装着筒42は、連結軸部36を外側から囲繞する円筒状に形成され、連結軸部36のうち連結筒部35よりも径方向外側に突出している先端部の全周に対して回転可能に装着されている。
なお、内側装着筒42は、上記のように連結軸部36の先端部に装着されているが、先端部以外の部分については非接触とされている。そのため、内側装着筒42と、連結軸部36の先端部以外の部分との間には隙間が画成され、この隙間が上記流路Rの一部として機能している。
また、この内側装着筒42は、外側装着筒41との間で連結筒部35を径方向から挟み込むように装着されている。これにより、吐出ノズル3の基端は、外側装着筒41及び内側装着筒42を介して、上記流路Rをシールした状態で連結筒部35に装着することができる。
上述したように吐出ノズル3はL字状に屈曲されているが、具体的には図1及び図2に示すように、外側装着筒41に隣接する部分で略90度下方に向けて屈曲されており、吐出孔40が形成された先端が容器本体Dの側方に位置するL字状とされている。なお、吐出ノズル3の先端にはノズルキャップ45が取り外し可能に装着されており、吐出孔40を塞いでいる。
ところで、図4及び図5に示すように、吐出ノズル3における内側装着筒42には、連結軸部36の先端部に形成された連通溝37と流路Rとの間を遮断する遮断壁46が連結軸部36側に向けて突設されている。
この遮断壁46は、連通溝37よりもステム20側に寄った連結軸部36の外周面に当接することで、流路Rから連通溝37への内容物の流入を遮断(シール)している。この遮断は、図6に示すように、吐出ノズル3の回転によって遮断壁46が軸線O2回りに移動して、連通溝37から離間することで解除される。
従って、これら連通溝37及び遮断壁46は、吐出ノズル3の回転に伴って吐出孔40と流路Rとの連通及びその遮断を切り替えるシール機構47として機能する。なお、吐出孔40は、吐出ノズル3内に形成された通路3aを通じて連通溝37に連通している。
なお、図示の例では、遮断壁46は軸線O2回りに沿う周方向に沿って延びており、その周方向の長さが連通溝37の溝幅よりも周方向に3倍程度長く形成されている(図5参照)。これにより、吐出ノズル3の僅かな回転で遮断壁46が連通溝37の遮断を解除してしまうことを防止しており、図6及び図7に示すように吐出ノズル3を一定角度θ1(例えば60度〜70度程度)大きく回転させてはじめて、遮断壁46が連通溝37の遮断を解除することが可能とされている。
また、図4及び図5に示すように、押下ヘッド4における連結筒部35の外周面のうち最上部に位置する部分には、第1係合凹部50が形成されている。これに対して、吐出ノズル3における外側装着筒41の内周面には、遮断壁46が連通溝37を遮断している際に、第1係合凹部50に対して離脱自在に係合する係合突起部51が突設されている。
そして、第1係合凹部50に対する係合突起部51の係合により、吐出孔40が下方を向いた吐出ノズル3の不意な回転が抑制されている。
また、吐出ノズル3には、吐出器本体2における装着キャップ10に係合して、押下ヘッド4の押し下げを規制する規制部材55が一体的に形成されている。
この規制部材55は、吐出ノズル3における外側装着筒41の外周面のうち最下部に位置する部分から下方に向けて突設されたストッパ片56と、そのストッパ片56の下端部に連設され、装着キャップ10の上端開口縁に当接して係合するストッパ壁57と、を備え、縦断面視T字状に形成されている。
ストッパ片56は、上下方向に沿った板片であり、下向きに屈曲された吐出ノズル3の中間部にも一体的に形成されている。また、ストッパ片56の一部は、押下ヘッド4のスライド筒31の外周面に形成された縦溝31a内に離脱自在に係合しており、吐出孔40が下方を向いた吐出ノズル3を位置決めさせる役割も担っている。この点においても、吐出孔40が下方を向いた吐出ノズル3の不意な回転が抑制されている。
ストッパ壁57は、ストッパ片56に対して直交する板片であり、ストッパ片56の下端部の略全長に亘って連設されている。
上記のように規制部材55が形成されているので、図1に示すように、吐出孔40が下方を向いた位置に吐出ノズル3が位置している場合には、ストッパ壁57が装着キャップ10の上端開口縁に係合し、押下ヘッド4の押し下げが規制される。本実施形態では、吐出ノズル3の押し下げが規制されている位置を規制位置P1と称する。
一方、図6及び図7に示すように、吐出ノズル3を規制位置P1から軸線O2回りに上記一定角度θ1回転させた場合には、ストッパ壁57が装着キャップ10の上端開口縁から離間するので、規制部材55による押し下げの規制が解除される。従って、本実施形態では、吐出ノズル3が図7に示す角度範囲θ2内であって、押し下げの規制が解除されている位置を解除位置P2と称する。
なお、吐出ノズル3を解除位置P2に位置させた場合には、シール機構47の遮断壁46が連通溝37を開放し、流路Rと連通溝37とが連通される。
また、押下ヘッド4の連結筒部35の外周面には、吐出ノズル3が上述した解除位置P2に位置している際、吐出ノズル3側の係合突起部51が離脱自在に係合する第2係合凹部59が軸線O2回りに沿う周方向に沿って複数連設されている。
そのため、係合突起部51を第2係合凹部59のいずれかに係合させることで、吐出ノズル3を解除位置P2における任意の回転位置に位置決めすることが可能とされる。
(吐出器の作用)
次に、上述したように構成された吐出器1の作用について説明する。
はじめに、図1に示すように、吐出ノズル3が規制位置P1(吐出孔40が下方を向いている位置)にある未使用時や保管時等では、規制部材55によって押下ヘッド4の押し下げが規制されているうえ、シール機構47が吐出孔40と流路Rとの間の連通を遮断している。即ち、遮断壁46が流路Rと連通溝37との間の連通を遮断している。
これにより、押下ヘッド4の押し下げによるステム20内から流路R内への内容物の流入を防止できるうえ、仮に、容器本体Dの倒れ等による姿勢変動によってステム20内から流路R内に内容物が流入したとしても、連通溝37を通じて吐出孔40側に流れてしまうことを防止できる。これにより、内容物の漏出を防止することができる。
しかも、シール機構47による上記遮断時、係合突起部51が第1係合凹部50に係合していることに加え、規制部材55のストッパ片56の一部が押下ヘッド4のスライド筒31の縦溝31a内に係合している。そのため、連結筒部35に対する吐出ノズル3の不意な回転が抑制され、吐出ノズル3を規制位置P1に安定して位置決めさせ易い。そのため、シール機構47による上記遮断を確実に維持し易い。
また、シール機構47の遮断壁46は、軸線O2回りに沿う周方向に沿って延びて、連通溝37の溝幅よりも長く形成されているので、未使用時や保管時等に、吐出ノズル3が多少回転(解除位置P2に達しない程度の回転)したとしても、流路Rと連通溝37との間の連通の遮断を安定して維持できる。従って、この点においても漏出を確実に防止し易い。
続いて、内容物の吐出を行う場合には、図6及び図7に示すように、吐出ノズル3を軸線O2回りに回転させて、係合突起部51を第1係合凹部50内から離脱させると共に、規制部材55のストッパ片56の一部を縦溝31a内から離脱させる。そして、吐出ノズル3を規制位置P1から解除位置P2に移動させ、係合突起部51を第2係合凹部59のいずれかに係合させる。
これにより、吐出ノズル3を解除位置P2に位置決めできると共に、規制部材55による押下ヘッド4の押し下げと、シール機構47による遮断とが解除される。
従って、押下ヘッド4を押し下げ操作することで、ステム20内から流路R内、該流路R内から連通溝37を通じて吐出孔40側へと内容物を流入させることができ、吐出孔40から内容物を線状に吐出することができる。
特に、第2係合凹部59は複数形成されているので、いずれかの第2係合凹部59に係合突起部51を係合させることで、吐出ノズル3を解除位置P2において任意の回転角度で位置決めできる。よって、使い易いうえ、狙った位置に内容物を吐出し易い。
しかも、軸線O2回りに沿う周方向に沿って第2係合凹部59が複数連設されているので、解除位置P2における吐出ノズル3の回転操作に伴って、第2係合凹部59への係合突起部51の係合と、第2係合凹部59からの係合突起部51の離脱とが連続して繰り返される。よって、吐出ノズル3の回転操作に伴って間欠的な抵抗感、いわゆるクリック感を感じながら操作でき、操作性が向上する。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
D…容器本体
D1…容器本体の口部
O2…連結筒部の軸線
P1…規制位置
P2…解除位置
R…流路
1…吐出器
2…吐出器本体
3…吐出ノズル(吐出筒)
4…押下ヘッド
20…ステム
35…連結筒部
36…連結軸部
37…連通溝
40…吐出孔
41…外側装着筒
42…内側装着筒
46…遮断壁
47…シール機構
50…第1係合凹部
51…係合突起部
55…規制部材
59…第2係合凹部

Claims (5)

  1. 上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムを有し、容器本体の口部に装着される吐出器本体と、
    前記ステムに装着されると共に内部が前記ステム内に連通する押下ヘッドと、を備える吐出器であって、
    前記押下ヘッドには、
    側方に向けて突設されると共に、内部が前記ステム内に連通する連結筒部と、
    前記連結筒部の内側に配設されると共に側方に向けて突設され、該連結筒部との間に前記ステム内に連通する流路を画成させる連結軸部と、が設けられ、
    前記連結筒部には、基端から先端に向かう途中で屈曲され、先端に内容物を線状に吐出させる吐出孔を有するL字状の吐出筒が該連結筒部の軸線回りに回転可能に装着され、
    前記吐出筒の基端には、前記連結筒部に装着された外側装着筒、及び前記連結軸部に装着されると共に、前記外側装着筒との間で前記連結筒部を径方向に挟み込む内側装着筒が備えられ、
    前記吐出筒は、前記外側装着筒及び前記内側装着筒を介して前記連結筒部に装着され、
    前記内側装着筒と前記連結軸部との間には、前記吐出筒の回転に伴って前記吐出孔と前記流路との連通及びその遮断を切り替えるシール機構が設けられていることを特徴とする吐出器。
  2. 請求項1に記載の吐出器において、
    前記連結筒部及び前記外側装着筒のうちの一方には、前記遮断時に、他方に形成された第1係合凹部に対して離脱自在に係合する係合突起部が形成されていることを特徴とする吐出器。
  3. 請求項2に記載の吐出器において、
    前記吐出筒には、前記遮断時に、前記吐出器本体に係合して、前記押下ヘッドの押し下げを規制する規制部材が形成されていることを特徴とする吐出器。
  4. 請求項3に記載の吐出器において、
    前記吐出筒は、前記規制部材により押し下げが規制される規制位置と、その規制が解除される解除位置と、の間を前記軸線回りに回転自在に前記連結筒部に装着され、
    前記連結筒部及び前記外側装着筒のうちの他方には、前記係合突起部が離脱自在に係合する第2係合凹部が前記軸線回りに沿う周方向に沿って複数連設されるように形成され、
    前記係合突起部は、前記吐出筒が前記解除位置に位置した際に、複数の前記第2係合凹部に対して離脱自在に係合可能とされていることを特徴とする吐出器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の吐出器において、
    前記シール機構は、
    前記内側装着筒及び前記連結軸部のうちの一方に形成され、前記吐出孔と前記流路とを連通させる連通溝と、
    前記内側装着筒及び前記連結軸部のうちの他方に形成され、前記連通溝と、前記吐出孔又は前記流路と、の間の連通を遮断する遮断壁と、を備え、
    前記遮断壁は、前記連通溝よりも前記軸線回りに沿う周方向の長さが長いことを特徴とする吐出器。
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