JP2024065838A - トリガー式吐出具 - Google Patents

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【課題】加圧加熱殺菌に対応可能なトリガー式吐出具を提供することである。【解決手段】装着部材10、押下げ体20、ポンプ30及びトリガー40を有するトリガー式吐出具1であって、支持筒部13の内周面に、支持筒部13の下端から上端よりも下方位置にまで延びて設けられ、シリンダ31と支持筒部13との間の隙間61及びシリンダ31と嵌合筒部12との間の隙間62を通して容器本体2の内部に連通する縦溝60と、合成ゴムにより形成され、ピストン32の外周面に装着された第1のOリング70と、合成ゴムにより形成され、ステム部22の外周面に装着されて、押下げ体20が第1位置にあるときには縦溝60よりも上方側において支持筒部13の内周面に全周に亘って当接し、押下げ体20が第2の位置にあるときには縦溝60が設けられた部分において支持筒部13の内周面に当接する第2のOリング71と、を有するトリガー式吐出具1。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体の口部に装着して使用されるトリガー式吐出具に関する。
従来、容器本体の口部に装着されて使用される吐出具として、容器本体の口部に装着されるキャップ部と、キャップ部の上部に連なる嵌合筒部と、嵌合筒部の上部に連なる支持筒部とを備えた装着部材と、内部に流路を備えるとともに流路に連なるノズルが装着された本体部と、本体部に連なるステム部とを有し、ステム部において支持筒部に第1の位置と前記第1の位置よりも下方の第2の位置との間で上下方向に移動自在に支持された押下げ体と、下端に流入口を備え、嵌合筒部の内側に嵌合固定されたシリンダと、流路に連なる流出口を軸心に備え、ステム部の下端に装着されてシリンダの内部に摺動自在に配置されたピストンと、流入口を開閉する逆止弁と、を備えたポンプと、装着部材に回動軸により回動自在に支持され、回動軸と操作部との間において押下げ体に係止されたトリガーと、を有し、トリガーが引き操作されると、トリガーにより押下げ体が第1の位置から第2の位置に向けて押し下げられてポンプが吐出動作し、容器本体の内部の液体を流入口から流路を通してノズルから外部に吐出するように構成されているトリガー式のものが知られている(例えば特許文献1、2参照)。
特開2019-130478号公報 特開2002-136898号公報
上記従来のトリガー式吐出具では、ポンプを構成するピストンは、シリンダの内周面に対するシール性を確保するために、比較的柔軟な低密度ポリエチレン(LDPE)で形成されている。
そのため、液体を収納した容器本体にトリガー式吐出具を取り付けた後、オートクレーブ等により容器本体に収納した液体のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行うと、ピストンが熱により変形を生じ、使用時にポンプが作動不良を起こす虞がある、という問題点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、加圧加熱殺菌に対応可能なトリガー式吐出具を提供することにある。
本発明のトリガー式吐出具は、容器本体の口部に装着されるキャップ部と、前記キャップ部の上部に連なる嵌合筒部と、前記嵌合筒部の上部に連なる支持筒部とを備えた装着部材と、内部に流路を備えるとともに前記流路に連なるノズルが装着された本体部と、前記本体部に連なるステム部とを有し、前記ステム部において前記支持筒部に第1の位置と前記第1の位置よりも下方の第2の位置との間で上下方向に移動自在に支持された押下げ体と、下端に流入口を備え、前記嵌合筒部の内側に嵌合固定されたシリンダと、前記流路に連なる流出口を軸心に備え、前記ステム部の下端に装着されて前記シリンダの内部に摺動自在に配置されたピストンと、前記流入口を開閉する逆止弁と、を備えたポンプと、前記装着部材に回動軸により回動自在に支持され、前記回動軸と操作部との間において前記押下げ体に係止されたトリガーと、を有し、前記トリガーが引き操作されると、前記トリガーにより前記押下げ体が前記第1の位置から前記第2の位置に向けて押し下げられて前記ポンプが吐出動作し、前記容器本体の内部の液体を前記流入口から前記流路を通して前記ノズルから外部に吐出するように構成されているトリガー式吐出具であって、前記支持筒部の内周面に、前記支持筒部の下端から上端よりも下方位置にまで延びて設けられ、前記シリンダと前記支持筒部との間の隙間及び前記シリンダと前記嵌合筒部との間の隙間を通して前記容器本体の内部に連通する縦溝と、合成ゴムにより形成され、前記ピストンの外周面に装着されて前記シリンダの内周面に接する第1のOリングと、合成ゴムにより形成され、前記ステム部の外周面に装着されて、前記押下げ体が前記第1の位置にあるときには前記縦溝よりも上方側において前記支持筒部の内周面に全周に亘って当接し、前記押下げ体が前記第2の位置にあるときには前記縦溝が設けられた部分において前記支持筒部の内周面に当接する第2のOリングと、を有することを特徴とする。
本発明のトリガー式吐出具は、上記構成において、前記第1のOリング及び前記第2のOリングが、それぞれフッ素ゴム製またはアクリロニトリル・ブタジエンゴム製であるのが好ましい。
本発明のトリガー式吐出具は、上記構成において、前記シリンダの外周面に一体に設けられ、前記口部と前記装着部材との間に挟持されるフランジ部と、前記フランジ部に設けられ、前記縦溝と前記容器本体の内部とを連通させる貫通孔と、前記フランジ部の下方に設けられ、弾性変形した状態で前記フランジ部に当接して前記貫通孔を閉塞するとともに、前記フランジ部から離れて前記貫通孔を開放するように弾性変形可能な開閉弁と、を有するのが好ましい。
本発明のトリガー式吐出具は、上記構成において、前記開閉弁が、フッ素ゴム製であるのが好ましい。
本発明のトリガー式吐出具は、上記構成において、前記トリガー式吐出具が正立姿勢のときには、前記流入口を前記流入口に連なるチューブを通して前記容器本体の底部の側に連通させ、前記トリガー式吐出具が倒立姿勢のときには、前記流入口を前記容器本体の前記口部の側に連通させるように切り替える正倒立切り替え機構を有するのが好ましい。
本発明によれば、加圧加熱殺菌に対応可能なトリガー式吐出具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るトリガー式吐出具を備えた吐出容器の正面視での断面図である。 図1に示すトリガー式吐出具の、ピストンが設けられた部分の拡大断面図である。 図1に示すトリガー式吐出具の、液体を吐出している状態における正面視での断面図である。 図1に示すトリガー式吐出具の、倒立姿勢で液体を吐出している状態における正面視での断面図である。 図1に示すトリガー式吐出具の、開閉弁が設けられた部分の拡大断面図である。 図5におけるA-A線に沿う断面図である。 図5に示す開閉弁の、容器本体の内部に外気を取り込んでいる状態における拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るトリガー式吐出具について、図面を参照しつつ詳細に例示説明する。
なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、トリガー式吐出具1を図1に示す正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとする。また、径方向は、中心軸線Oを通り当該中心軸線Oに垂直な直線に沿う方向を意味するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るトリガー式吐出具1は、容器本体2の口部2aに装着して使用される所謂ディスペンサーである。トリガー式吐出具1と容器本体2とにより吐出容器3が構成される。トリガー式吐出具1は、容器本体2に収納されている液体4を所定量ずつ分配して外部に吐出させることができる。
容器本体2は、例えば合成樹脂製のボトル容器であり、口部2aは、中心軸線Oを中心とした円筒状である。容器本体2は、その内部に液体4を内容物として収納することができる。
トリガー式吐出具1は、装着部材10、押下げ体20、ポンプ30及びトリガー40を有している。
装着部材10は、容器本体2の口部2aに装着されるキャップ部11と、キャップ部11の上部に連なる嵌合筒部12と、嵌合筒部12の上部に連なる支持筒部13とを備えている。
より具体的には、キャップ部11は、中心軸線Oを中心とした円筒状であり、ねじ結合によって口部2aの外側に装着されるように構成されている。なお、キャップ部11は、打栓(アンダーカット係合)により口部2aの外側に装着される構成であってもよい。
嵌合筒部12は、キャップ部11よりも小径の中心軸線Oを中心とした円筒状となっており、フランジ部14を介してキャップ部11の上部に一体に連なっている。
支持筒部13は、嵌合筒部12よりも小径の中心軸線Oを中心とした円筒状となっており、上方に向かって縮径するテーパー状部15を介して嵌合筒部12の上部に一体に連なっている。
また、装着部材10は、一対の支持壁部16(図1においては一方の支持壁部16のみを示している。)を有している。一対の支持壁部16は、それぞれフランジ部14、嵌合筒部12及びテーパー状部15に一体に連なるとともに、装着部材10から図1中で右斜め上方に向けて延びる、中心軸線Oに平行な板状となっている。一対の支持壁部16の間には連結リブ17が設けられ、連結リブ17を介して一対の支持壁部16は互いに連結されている。
押下げ体20は、本体部21とステム部22とを有している。
本体部21は、内部に液体4の流路21aを備えた筒状となっており、基端に対して先端が僅かに上方に位置するように斜めに配置されている。本体部21の先端には、流路21aに連なるノズル23が装着されている。ノズル23は吐出口23aを備えており、流路21aから圧送されてきた液体4を吐出口23aから外部にスプレー状に吐出させることができる。
本実施形態では、本体部21は、流路21aと吐出口23aとの間に、流路21aよりも大径のバルブ収容部21bを備えている。バルブ収容部21bの内部には、吐出口23aへ液体4を供給する旋回路を備えたノズルチップ23bと、流路21aとバルブ収容部21bとの間の段差面に当接して流路21aを閉塞するバルブ24と、バルブ24を段差面に向けて付勢するバネ部材25が配置されている。バルブ25の段差面に当接する面には、シール部材としてパッキン26を有している。バルブ24は、その軸心に流路21aより小径の円柱状の支持部24aを一体に備え、この支持部24aが流路21aに配置されることで段差面に接近離反する方向に移動自在となっている。支持部24aのバルブ24とは反対側の端部は、流路21aの基端にまで達している。
ステム部22は、支持筒部13よりも小径の中心軸線Oを中心とした円筒状となっており、その上端において本体部21の基端に一体に連なっている。ステム部22の内部は、本体部21の流路21aに連なる液体4の流路22aとなっている。ステム部22の下端側部分は、支持筒部13の内側に配置され、支持筒部13に上下方向に移動自在に支持されている。これにより、押下げ体20は、ステム部22において支持筒部13に支持されて、第1の位置(図1に示す位置)と第1の位置よりも下方の第2の位置(図3に示す位置)との間で上下方向に移動自在となっている。
ポンプ30は、シリンダ31、ピストン32及び逆止弁33を有している。
シリンダ31は、中心軸線Oを中心とした円筒状の外形を有し、下端に液体4の流入口31aを備えている。シリンダ31は、その上端側部分において嵌合筒部12の内側に嵌合固定されている。シリンダ31は、その外周面に設けた突起を嵌合筒部12の内周面に設けた突起にアンダーカット係合させて、より強固に嵌合筒部12に抜け止め保持されうる構成としてもよい。シリンダ31の上端部分における内周面には、支持筒部13の下端側部分が嵌合している。
シリンダ31は、その外周面にフランジ部31bが一体に設けられた構成とすることもできる。シリンダ31は、フランジ部31bが口部2aの上端と装着部材10のフランジ部14との間に挟持されることで、容器本体2により安定的に保持されている。
図2に示すように、ピストン32は、流路21a、22aに連なる流出口32aを軸心に備えており、ステム部22の下端に装着されてシリンダ31の内部に摺動自在に配置されている。より具体的には、図2に示すように、ピストン32は、ステム部22よりも大径でシリンダ31の内径に対応した外径の円環状のピストン本体32bと、ステム部22よりも小径の固定用筒部32cとを一体に有しており、固定用筒部32cがステム部22の下端部の内側に嵌合固定されることでステム部22に装着されている。ピストン32が配置されることで、シリンダ31の内部のピストン32と流入口31aとの間にシリンダ室34が区画形成されている。
逆止弁33は、球状に形成されており、流入口31aの上に配置されて流入口31aを閉塞している。逆止弁33は、シリンダ室34から流入口31aを通した外部への液体4の流出を阻止するとともに、シリンダ室34が負圧になると流入口31aを開いて、容器本体2の内部の液体4を流入口31aを通してシリンダ室34の内部に流入させるように作動する。
図1に示すように、ポンプ30はピストンガイド35を備えている。ピストンガイド35は、中心軸線Oを中心とした棒状となっており、下端部がシリンダ31の下端側に保持されるとともに上側棒状部分35aはピストン32の流出口32a及びステム部22の流路22aに挿通されている。上側棒状部分35aの外径はピストン32の流出口32a及びステム部22の流路22aの内径よりも小さくなっており、液体4は上側棒状部分35aとピストン32の流出口32aないしステム部22の流路22aとの間の隙間を通って流れることができる。また、上側棒状部分35aの上端は、ステム部22の流路22aの上端よりも下方に位置しており、本体部21の流路21aに配置されたバルブ24の支持部24aの基端に間隔を空けて対向している。
シリンダ室34には、ピストン32を上方に付勢するスプリング36が配置されている。ピストン32は、スプリング36に付勢されて、ピストン本体32bが支持筒部13の下端に当接する上側のストローク端位置すなわちステム部22を第1の位置とする位置に保持されている。
ポンプ30は、正倒立切り替え機構50が装着された構成とすることもできる。正倒立切り替え機構50は、第1筒体51と第2筒体52とを有している。第1筒体51は、シリンダ31の外側に嵌合固定されている。第1筒体51の内周面とシリンダ31の外周面との間には、口部2aの内側において容器本体2の内部に開口する液体4の導入路53が形成されている。また、第1筒体51の下端には、容器本体2の底部に向けて延びるチューブ54が接続されている。第2筒体52は第1筒体51の内側に配置されており、チューブ54に連通している。第2筒体52とシリンダ31の下端との間には流路ブロック55が配置されている。流路ブロック55は、導入路53を第2筒体52の内側に連通させる第1連通路55aと、第1筒体51の内周面と第2筒体52の外周面との間に形成された導入路56を流入口31aに連通させる第2連通路55bとを有している。第2筒体52は貫通孔52aを有しており、貫通孔52aを通して導入路56に連通している。第1筒体51の下端は縮径しており、当該縮径部分には当該縮径部分に当接してチューブ54と第2筒体52の内部との間を開閉するボール弁57が設けられている。また、第2筒体52の貫通孔52aは縮径部分に設けられており、当該縮径部分の上側には当該縮径部分に当接して導入路53と貫通孔52aとの間の連通を開閉するボール弁58が設けられている。
上記構成を有する正倒立切り替え機構50は、トリガー式吐出具1が正立姿勢のときには、シリンダ31の流入口31aを、第2連通路55b、導入路56、貫通孔52a及び第2筒体52の内部を介して流入口31aに連なるチューブ54を通して容器本体2の底部の側に連通させ、トリガー式吐出具1が倒立姿勢のときには、シリンダ31の流入口31aを、導入路56、貫通孔52a、第2筒体52の内部、第1連通路55a、導入路53及び第2連通路55bを介して容器本体2の口部2aの側に連通させるように切り替えることができる。
トリガー40は、くの字形状を有し、その一端側において回動軸41により装着部材10の支持壁部16に回動自在(揺動自在)に支持されている。トリガー40の他端側部分は、使用者により引き操作される操作部42となっている。操作部42は、回動軸41に対して中心軸線Oを挟んだ反対側に配置されている。また、トリガー40は、回動軸41と操作部42との間において押下げ体20のステム部22の上端側部分における外周面に回動軸43によって回動自在に係止されている。
上記構成を有するトリガー式吐出具1は、使用者により操作部42が装着部材10に接近する方向に引き操作されると、押下げ体20がトリガー40により駆動されて第1の位置(図1に示す位置)から第2の位置(図3に示す位置)にまで押し下げられる。図3に示すように、トリガー40の操作部42が引き操作されて、押下げ体20が第1の位置から第2の位置にまで押し下げられると、ステム部22とともにピストン32が下方に移動し、これによりシリンダ室34が加圧されてポンプ30は吐出動作する。ポンプ30が吐出動作すると、容器本体2の内部からシリンダ室34に吸引された液体4が流出口32aから流路22a、21aに向けて圧送される。流路22a、21aが所定値以上の圧力となると、バルブ24がノズル23の側に向けて移動して開かれ、流路21aは吐出口23aに連通する。これにより、ポンプ30から流路21aに圧送された液体4が、蓄圧された状態でノズル23の吐出口23aから外部にスプレー状(霧状)に吐出される。押下げ体20が第1の位置から第2の位置にまで押し下げられると、上側棒状部分35aの上端が支持部24aの基端に当接して支持部24aがノズル23の側に向けて押され、バルブ24は開かれた状態とされる。これにより、液体4の吐出が完了した後において、バルブ24が開かれて流路21aは吐出口23aに連通した状態となるので、流路22a、21a及びシリンダ室34に残圧が残ることを防止することができる。
トリガー40の操作部42の引き操作が解除されると、図1に示すように、スプリング36のバネ力によりピストン32、押下げ体20及びトリガー40が元の位置に復帰する。このとき、ピストン32の上方への移動によりシリンダ室34が負圧となり、当該負圧により逆止弁33及びボール弁57が開かれて、容器本体2の内部の液体4が次に吐出される液体4として、底部の側からチューブ54、第2筒体52の内部、貫通孔52a、導入路56及び第2連通路55bを介して流入口31aからシリンダ室34に吸引される。
また、図4に示すように、上記構成を有するトリガー式吐出具1は、トリガー式吐出具1が倒立姿勢となる状態で、使用者により操作部42が装着部材10に接近する方向に引き操作されて押下げ体20がトリガー40により駆動されて第1の位置から第2の位置(図4に示す位置)にまで移動すると、ステム部22とともにピストン32がシリンダ室34を狭めるように移動し、これによりシリンダ室34が加圧されてポンプ30は吐出動作する。ポンプ30が吐出動作すると、正立姿勢の場合と同様に、容器本体2の内部からシリンダ室34に吸引された液体4が流出口32aから流路22a、21aを通してノズル23に圧送され、ノズル23の吐出口23aから外部に吐出される。
トリガー式吐出具1が倒立姿勢のままトリガー40の操作部42の引き操作が解除されると、スプリング36のバネ力によりピストン32、押下げ体20及びトリガー40が元の位置に復帰する。このとき、ピストン32の上方への移動によりシリンダ室34が負圧となり、当該負圧により逆止弁33が開かれるとともにボール弁57によりチューブ54の上端が閉じられることにより、容器本体2の内部の液体4が次に吐出される液体4として、口部2aの側から導入路53、第1連通路55a、第2筒体52の内部、貫通孔52a、導入路56及び第2連通路55bを介して流入口31aからシリンダ室34に吸引される。
このように、本実施形態のトリガー式吐出具1は、正倒立切り替え機構50を有することで、トリガー式吐出具1が正立姿勢及び倒立姿勢の何れの場合であっても、容器本体2の内部の液体4をノズル23の吐出口23aから外部に吐出させることができる。
図2に示すように、トリガー式吐出具1は、液体4を吐出した後、容器本体2の内部に生じる負圧を解消するための外気導入路を形成するために、支持筒部13の内周面に縦溝60を有している。縦溝60は、支持筒部13の内周面に少なくとも1本設けられていればよく、支持筒部13の内周面に、周方向に間隔を空けて複数本設けることもできる。
縦溝60は、支持筒部13の下端から上端よりも下方位置にまで延びて設けられている。すなわち、縦溝60は支持筒部13の上端には達しておらず、支持筒部13の上端側における内周面は縦溝60が設けられない円筒状となっている。縦溝60は、シリンダ31と支持筒部13との間の隙間61、シリンダ31と嵌合筒部12との間の隙間62及び図5に示すようにシリンダ31のフランジ部31bに設けられた貫通孔31cを通して容器本体2の内部に連通している。
本実施形態では、隙間62は、嵌合筒部12の内周面に上下方向に延びて設けられた隙間形成用の溝である。また、貫通孔31cは下方に向けて徐々に拡径するテーパー状である。また、図5、図6に示すように、フランジ部31bの上面には、貫通孔31cから径方向内側に向けて延びる矩形溝31dが形成されている。矩形溝31dは、装着部材10のフランジ部14とシリンダ31のフランジ部31bとの当接部分よりも径方向内側において上方に開口している。これにより、フランジ部14の下方に開口する貫通孔31cは、矩形溝31dを介して隙間62に連通している。
図2に示すように、ピストン32のピストン本体32bの外周面には合成ゴムにより形成された第1のOリング70が装着されている。より具体的には、ピストン本体32bの外周面には、円環状の凹溝32dが設けられ、この凹溝32dの内部に第1のOリング70が装着されている。第1のOリング70はシリンダ31の内周面に接しており、ピストン本体32bの外周面とシリンダ31の内周面との間を液密にシールしている。
また、ステム部22の外周面には、合成ゴムにより形成された第2のOリング71が装着されている。より具体的には、ステム部22の外周面には、円環状の凹溝22bが設けられ、この凹溝22bの内部に第2のOリング71が装着されている。第2のOリング71は、押下げ体20が第1位置にあるときには、縦溝60よりも上方側において支持筒部13の内周面に全周に亘って当接し、第2のOリング71は、押下げ体20が第2の位置にあるときには、縦溝60が設けられた部分において支持筒部13の内周面に当接する。
第1のOリング70及び第2のOリング71は、それぞれフッ素ゴム製またはアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)製であるのが好ましい。
さらに、図5に示すように、シリンダ31のフランジ部31bの下方には、開閉弁80が設けられている。本実施形態では、開閉弁80はフッ素ゴム製である。開閉弁80は、弾性変形した状態でフランジ部31bの下面に当接して貫通孔31cを閉塞するとともに、フランジ部31bから離れて貫通孔31cを開放するように弾性変形可能な合成ゴム製となっている。本実施形態では、開閉弁80はフッ素ゴム製である。より具体的には、開閉弁80は、シリンダ31の外周面に嵌合固定される筒部81と、筒部81の外周面から径方向外側に向けて延びる膜状となって上下方向に弾性変形自在の弁本体82とを有しており、弁本体82は下方に弾性変形した状態でフランジ部31bの下面に当接している。弁本体82の下方には、所定の間隔を空けてリング状のシール体83が配置されている。シール体83は、口部2aの上端とフランジ部31bとの間を液密にシールしている。シール体83の内周面は筒部81の外周面に当接している。また、筒部81の外周面には少なくとも1との連通溝81aが設けられ、連通溝81aによりシール体83の上側の空間が容器本体2の内部に連通している。
トリガー40の操作部42の引き操作されて液体4がノズル23の吐出口23aから外部に吐出された後、操作部42の引き操作が解除されて容器本体2の内部の液体4がシリンダ室34に吸引されて容器本体2の内部が負圧になると、図7に示すように、当該負圧により引かれて弁本体82が下方に向けて弾性変形し、フランジ部31bの下面から離間して開閉弁80が開かれる。このとき、図3に示すように、ステム部22の外周面に装着された第2のOリング71は、縦溝60が設けられた部分において支持筒部13の内周面に当接するので、縦溝60は支持筒部13とステム部22との隙間を介して外部に連通している。よって、容器本体2の内部が負圧になると、図3、図7に示すように、縦溝60、隙間61、隙間62、矩形溝31d、貫通孔31c及び連通溝81aを介して容器本体2の内部に外気が導入されて容器本体2の内部の減圧が解消される。
ここで、上記の通り、本実施形態のトリガー式吐出具1は、ポンプ30を構成するピストン32が、ピストン本体32bの外周面に、シリンダ31の内周面に接する合成ゴム製の第1のOリング70が装着された構成となっている。したがって、トリガー式吐出具1が液体4を収納した容器本体2に取り付けられた状態で、オートクレーブ等により容器本体2に収納した液体4のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行った場合であっても、第1のOリング70によりピストン32のシリンダ31に対するシール性が確保され、使用時にポンプ30が作動不良を起こすことはない。このように、本実施形態のトリガー式吐出具1は、ポンプ30を構成するピストン32を、ピストン本体32bの外周面に、合成ゴムにより形成されてシリンダ31の内周面に接する第1のOリング70が装着された構成とすることで、オートクレーブ等によるレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)に対応したものとなっている。
また、第1のOリング70をフッ素ゴム製またはアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)製とした場合には、第1のOリング70のシリンダ31に対する摺動性及びシール性を良好に確保しつつ、第1のOリング70の耐熱性をさらに高めて、オートクレーブ等により容器本体2に収納した液体4のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行う際に第1のOリング70が変形を生じることをより確実に抑制して、使用時にポンプ30が作動不良を起こすことをより効果的に防止することができる。
また、上記の通り、本実施形態のトリガー式吐出具1は、ステム部22の外周面に、押下げ体20が第1位置にあるときに縦溝60よりも上方側において支持筒部13の内周面に全周に亘って当接する合成ゴム製の第2のOリング71が装着された構成となっている。したがって、トリガー式吐出具1が液体4を収納した容器本体2に取り付けられた状態で、オートクレーブ等により容器本体2に収納した液体4のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行う際に、容器本体2の内部に連通する縦溝60を第2のOリング71により外部に対して閉塞した状態として、容器本体2の密封性が低下することを防止することができる。
また、第2のOリング71をフッ素ゴム製またはアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)製とした場合には、第2のOリング71の支持筒部13に対する摺動性及びシール性を良好に確保しつつ、第2のOリング71の耐熱性をさらに高めて、オートクレーブ等により容器本体2に収納した液体4のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行う際に第2のOリング71が変形を生じることをより確実に抑制して、容器本体2の密封性が低下することをより確実に防止することができる。
さらに、上記の通り、本実施形態のトリガー式吐出具1では、フランジ部31bに設けられた貫通孔31cを、フランジ部31bの下方に設けられて弾性変形した状態でフランジ部31bに当接する開閉弁80によって閉塞するようにしたので、オートクレーブ等により容器本体2に収納した液体4のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行う際に、縦溝60や隙間61、62の内部の空気が加熱されて膨張して開閉弁80が開いてしまうことを抑制して、容器本体2の密封性が低下することをより確実に防止することができる。
また、開閉弁80をフッ素ゴム製とした場合には、開閉弁80の耐熱性をさらに高めて、オートクレーブ等により容器本体2に収納した液体4のレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を行う際に、当該加熱により開閉弁80が変形を生じることをより確実に抑制して、容器本体2の密封性が低下することをより確実に防止することができる。
さらに、本実施形態のトリガー式吐出具1では、フランジ部31bに設けられた貫通孔31cを、フランジ部31bの下方に設けられて弾性変形した状態でフランジ部31bに当接する開閉弁80によって閉塞するようにしたので、正倒立切り替え機構50を備えた構成としてトリガー式吐出具1を倒立姿勢で液体4を吐出させた場合であっても、液体4が縦溝60から外部に漏れ出すことを防止することができる。
本実施形態のトリガー式吐出具1では、第1のOリング70、第2のOリング71及び開閉弁80以外の主要部材も、約120℃の耐熱性を有する材料で形成されたものとなっている。より具体的には、ノズル23、バルブ24、トリガー40、ピストン32(ピストン本体32b及び固定用筒部32c)、シリンダ31、第1筒体51及び第2筒体52は、それぞれポリプロピレン(PP)製とされている。また、逆止弁33、ボール弁57及びボール弁58は、それぞれステンレススチール(SUS)製とされている。さらに、パッキン26、シール体83は、それぞれフッ素ゴム製またはアクリロニトリル・ブタジエンゴム製とされている。さらに、バネ部材25は、金属製のスプリングとされている。これにより、トリガー式吐出具1を、オートクレーブ等によるレトルト殺菌(加圧加熱殺菌)により適したものとすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、前記実施形態では、トリガー式吐出具1を、正倒立切り替え機構50を備えた構成としたが、正倒立切り替え機構50を設けない構成としてもよい。
1 トリガー式吐出具
2 容器本体
2a 口部
3 吐出容器
4 液体
10 装着部材
11 キャップ部
12 嵌合筒部
13 支持筒部
14 フランジ部
15 テーパー状部
16 支持壁部
17 連結リブ
20 押下げ体
21 本体部
21a 流路
21b バルブ収容部
22 ステム部
22a 流路
22b 凹溝
23 ノズル
23a 吐出口
23b ノズルチップ
24 バルブ
24a 支持部
25 バネ部材
26 パッキン
30 ポンプ
31 シリンダ
31a 流入口
31b フランジ部
31c 貫通孔
31d 矩形溝
32 ピストン
32a 流出口
32b ピストン本体
32c 固定用筒部
32d 凹溝
33 逆止弁
34 シリンダ室
35 ピストンガイド
35a 上側棒状部分
36 スプリング
40 トリガー
41 回動軸
42 操作部
43 回動軸
50 正倒立切り替え機構
51 第1筒体
52 第2筒体
52a 貫通孔
53 導入路
54 チューブ
55 流路ブロック
55a 第1連通路
55b 第2連通路
56 導入路
57 ボール弁
58 ボール弁
60 縦溝
61 隙間
62 隙間
70 第1のOリング
71 第2のOリング
80 開閉弁
81 筒部
81a 連通溝
82 弁本体
83 シール体
O 中心軸線

Claims (5)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ部と、前記キャップ部の上部に連なる嵌合筒部と、前記嵌合筒部の上部に連なる支持筒部とを備えた装着部材と、
    内部に流路を備えるとともに前記流路に連なるノズルが装着された本体部と、前記本体部に連なるステム部とを有し、前記ステム部において前記支持筒部に第1の位置と前記第1の位置よりも下方の第2の位置との間で上下方向に移動自在に支持された押下げ体と、
    下端に流入口を備え、前記嵌合筒部の内側に嵌合固定されたシリンダと、前記流路に連なる流出口を軸心に備え、前記ステム部の下端に装着されて前記シリンダの内部に摺動自在に配置されたピストンと、前記流入口を開閉する逆止弁と、を備えたポンプと、
    前記装着部材に回動軸により回動自在に支持され、前記回動軸と操作部との間において前記押下げ体に係止されたトリガーと、を有し、
    前記トリガーが引き操作されると、前記トリガーにより前記押下げ体が前記第1の位置から前記第2の位置に向けて押し下げられて前記ポンプが吐出動作し、前記容器本体の内部の液体を前記流入口から前記流路を通して前記ノズルから外部に吐出するように構成されているトリガー式吐出具であって、
    前記支持筒部の内周面に、前記支持筒部の下端から上端よりも下方位置にまで延びて設けられ、前記シリンダと前記支持筒部との間の隙間及び前記シリンダと前記嵌合筒部との間の隙間を通して前記容器本体の内部に連通する縦溝と、
    合成ゴムにより形成され、前記ピストンの外周面に装着されて前記シリンダの内周面に接する第1のOリングと、
    合成ゴムにより形成され、前記ステム部の外周面に装着されて、前記押下げ体が前記第1の位置にあるときには前記縦溝よりも上方側において前記支持筒部の内周面に全周に亘って当接し、前記押下げ体が前記第2の位置にあるときには前記縦溝が設けられた部分において前記支持筒部の内周面に当接する第2のOリングと、を有することを特徴とするトリガー式吐出具。
  2. 前記第1のOリング及び前記第2のOリングが、それぞれフッ素ゴム製またはアクリロニトリル・ブタジエンゴム製である、請求項1に記載のトリガー式吐出具。
  3. 前記シリンダの外周面に一体に設けられ、前記口部と前記装着部材との間に挟持されるフランジ部と、
    前記フランジ部に設けられ、前記縦溝と前記容器本体の内部とを連通させる貫通孔と、
    前記フランジ部の下方に設けられ、弾性変形した状態で前記フランジ部に当接して前記貫通孔を閉塞するとともに、前記フランジ部から離れて前記貫通孔を開放するように弾性変形可能な開閉弁と、を有する、請求項1または2に記載のトリガー式吐出具。
  4. 前記開閉弁が、フッ素ゴム製である、請求項3に記載のトリガー式吐出具。
  5. 前記トリガー式吐出具が正立姿勢のときには、前記流入口を前記流入口に連なるチューブを通して前記容器本体の底部の側に連通させ、前記トリガー式吐出具が倒立姿勢のときには、前記流入口を前記容器本体の前記口部の側に連通させるように切り替える正倒立切り替え機構を有する、請求項1または2に記載のトリガー式吐出具。
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