JP2014138158A - 基板処理装置及びその制御方法並びに編集プログラム - Google Patents

基板処理装置及びその制御方法並びに編集プログラム Download PDF

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裕 越湖
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Abstract

【課題】プロセスパラメータの設定値を変更する際、入力可能なプロセスパラメータを適切な範囲に制限することが可能な基板処理装置及びその制御方法、並びに編集プログラムを提供する。
【解決手段】複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、該操作手段で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置であって、前記操作部は、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面、及び前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する表示部を有し、前記入力画面上で、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板処理装置における操作性向上に係り、特に、レシピファイルの編集時に調整されるプロセスパラメータの設定ミスを防止する機能に関するものである。
基板を処理する基板処理装置には、基板を多段に保持する基板保持具を反応炉内に装入した状態で、反応炉内に処理ガスを供給して、基板保持具が保持する基板に対する処理を行うように構成されたバッチ式のものがある。
従来、このような縦型のバッチ式基板処理装置では、複数のステップで構成されるレシピファイルを実行することにより、基板処理が行われている。近年の半導体装置の微細化に伴い、より複雑な基板処理が求められてきている。縦型のバッチ式基板処理装置においても、多くのステップを実行することにより、基板処理を実行している。このような背景から、例えば、特許文献1によれば、複数のステップに共通するパラメータ(共通パラメータ)を利用してレシピを作成することが開示されている。
特許文献1のように、予め複数のステップで共通するプロセスパラメータを所定の共通パラメータとして登録しておくと、この共通パラメータで定義される設定値を変更してプロセスパラメータの調整を行うことができる。これにより、各ステップで各プロセスパラメータの設定値を修正をする必要が無く編集作業の無駄が省ける。ところが、オペレータが共通パラメータの設定値を変更する際、入力ミス等により基準となる入力前の設定値から大きく乖離する数値が入力されると、それをチェックする機能が無いため、そのままの入力値に変更される。そして、この入力ミスによる入力値に変更された共通パラメータを利用して編集されたプロセスレシピが実行されると、製品ロットアウトが発生する危険性があった。従来、このような危険性を回避するため、入力上限値、入力下限値をパラメータ化して、パラメータ範囲外の設定値をプロセスパラメータとして入力できないようにする技術も存在した。例えば、特許文献2によれば、複数のステップのうち所定のステップにおいて、下限設定値以下の入力値の設定を禁止することが開示されている。
しかしながら、プロセスパラメータの有効範囲は、レシピ毎、ステップ毎、及びパラメータ種別毎に異なるため、それぞれに応じた入力上限値、入力下限値を持つ必要がある。これら入力上限値、入力下限値をプロセスパラメータ毎に設定するのは効率が悪く、プロセスパラメータの設定管理が困難であった。
特許第3985922号公報 特開2010−165729号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、プロセスパラメータの設定値を変更する際、入力可能なプロセスパラメータを適切な範囲に制限することが可能な基板処理装置、半導体装置の製造方法、基板処理装置の制御方法及び編集プログラムを提供するものである。
本発明の一態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、該操作部で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置であって、前記操作部は、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面、及び前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する表示部と、を有し、前記入力画面上で、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の入力を禁止する基板処理装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、該操作部で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置の制御方法であって、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面を表示し、表示された前記編集画面上で前記パラメータが選択されると、前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示し、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の入力を禁止する基板処理装置の制御方法が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付け、前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する基板処理装置で実行される編集プログラムであって、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面上で、所定のパラメータが選択されると、前記所定のパラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する手順と、複数のパラメータのうち前記所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の入力を禁止する手順と、を有する編集プログラムが提供される。
本発明によれば、基準となるプロセスパラメータから一定の範囲を超えて乖離した数値の入力を防止することができ、このオペレータの入力ミスに起因する基板のロットアウトが防止されるので、基板品質の信頼性が向上する。
本発明の基板処理装置を示す斜視図である。 本発明の基板処理装置を示す側断面図である。 本発明の基板処理装置における装置コントローラの構成を示す図である。 本発明の基板処理装置における主コントローラを中心とした操作部の構成を示す図である。 本発明の基板処理装置におけるプロセス系コントローラの構成を示す図である。 本発明の一実施形態における共通パラメータの一種であるバリアブルパラメータ(VP)のデータ構造を示す図である。 本発明の一実施形態におけるVPパラメータ入力制限パラメータの図示例である。 本発明の一実施形態におけるVPプロセスパラメータ入力画面を説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるプロセスパラメータ編集画面の図示例である。 本発明の一実施形態における誤入力禁止機能付編集プログラムの入力画面の表示を説明するフロー図である。 本発明の一実施形態における誤入力禁止機能付編集プログラムのパラメータ編集を説明するフロー図である。 本発明の一実施形態におけるVPプロセスパラメータ入力画面の図示例である。 本発明の一実施形態におけるVPプロセスパラメータ入力範囲を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1、図2に於いて、本発明が実施される基板処理装置について説明する。
図1、図2は基板処理装置の一例として縦型の基板処理装置を示している。尚、該基板処理装置に於いて処理される基板は、一例としてシリコン等から成る半導体ウェーハが示されている。
基板処理装置1は筐体2を備え、該筐体2の正面壁3の下部にはメンテナンス可能な様に設けられた開口部としての正面メンテナンス口4が開設され、該正面メンテナンス口4は正面メンテナンス扉5によって開閉される。
前記筐体2の前記正面壁3にはポッド搬入搬出口6が前記筐体2の内外を連通する様に開設されており、前記ポッド搬入搬出口6はフロントシャッタ(搬入搬出口開閉機構)7によって開閉され、前記ポッド搬入搬出口6の正面前方側にはロードポート(基板搬送容器受渡し台)8が設置されており、該ロードポート8は載置されたポッド9を位置合せする様に構成されている。
該ポッド9は密閉式の基板搬送容器であり、図示しない工程内搬送装置によって前記ロードポート8上に搬入され、又、該ロードポート8上から搬出される様になっている。
前記筐体2内の前後方向の略中央部に於ける上部には、回転式ポッド棚(基板搬送容器格納棚)11が設置されており、該回転式ポッド棚11は複数個のポッド9を格納する様に構成されている。
前記回転式ポッド棚11は垂直に立設されて間欠回転される支柱12と、該支柱12に上中下段の各位置に於いて放射状に支持された複数段の棚板(基板搬送容器載置棚)13とを備えており、該棚板13は前記ポッド9を複数個宛載置した状態で格納する様に構成されている。
前記回転式ポッド棚11の下方には、ポッドオープナ(基板搬送容器蓋体開閉機構)14が設けられ、該ポッドオープナ14は前記ポッド9を載置し、又該ポッド9の蓋を開閉可能な構成を有している。
前記ロードポート8と前記回転式ポッド棚11、前記ポッドオープナ14との間には、ポッド搬送機構(容器搬送機構)15が設置されており、該ポッド搬送機構15は、前記ポッド9を保持して昇降可能、水平方向に進退可能となっており、前記ロードポート8、前記回転式ポッド棚11、前記ポッドオープナ14との間で前記ポッド9を搬送する様に構成されている。
前記筐体2内の前後方向の略中央部に於ける下部には、サブ筐体16が後端に亘って設けられている。該サブ筐体16の正面壁17にはウェーハ(基板)18を前記サブ筐体16内に対して搬入搬出する為のウェーハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)19が一対、垂直方向に上下2段に並べられて開設されており、上下段のウェーハ搬入搬出口19,19に対して前記ポッドオープナ14がそれぞれ設けられている。
該ポッドオープナ14は前記ポッド9を載置する載置台21と、前記ポッド9の蓋を開閉する開閉機構22とを備えている。前記ポッドオープナ14は前記載置台21に載置された前記ポッド9の蓋を前記開閉機構22によって開閉することにより、前記ポッド9のウェーハ出入口を開閉する様に構成されている。
前記サブ筐体16は前記ポッド搬送機構15や前記回転式ポッド棚11が配設されている空間(ポッド搬送空間)から気密となっている移載室23を構成している。該移載室23の前側領域にはウェーハ移載機構(基板移載機構)24が設置されており、該ウェーハ移載機構24は、ウェーハ18を載置する所要枚数(図示では5枚)のウェーハ載置プレート25を具備し、該ウェーハ載置プレート25は水平方向に直動可能、水平方向に回転可能、又昇降可能となっている。前記ウェーハ移載機構24はボート(基板保持体)26に対してウェーハ18を装填及び払出しする様に構成されている。
前記移載室23の後側領域には、前記ボート26を収容して待機させる待機部27が構成され、該待機部27の上方には縦型の処理炉28が設けられている。該処理炉28は内部に処理室29を形成し、該処理室29の下端部は炉口部となっており、該炉口部は炉口シャッタ(炉口開閉機構)31により開閉される様になっている。
前記筐体2の右側端部と前記サブ筐体16の前記待機部27の右側端部との間には前記ボート26を昇降させる為のボートエレベータ(基板保持具昇降機構)32が設置されている。該ボートエレベータ32の昇降台に連結されたアーム33には蓋体としてのシールキャップ34が水平に取付けられており、該シールキャップ34は前記ボート26を垂直に支持し、該ボート26を前記処理室29に装入した状態で前記炉口部を気密に閉塞可能となっている。
前記ボート26は、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウェーハ18をその中心に揃えて水平姿勢で多段に保持する様に構成されている。
前記ボートエレベータ32側と対向した位置にはクリーンユニット35が配設され、該クリーンユニット35は、清浄化した雰囲気若しくは不活性ガスであるクリーンエア36を供給する様供給ファン及び防塵フィルタで構成されている。前記ウェーハ移載機構24と前記クリーンユニット35との間には、ウェーハ18の円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合せ装置(図示せず)が設置されている。
前記クリーンユニット35から吹出された前記クリーンエア36は、ノッチ合せ装置(図示せず)及び前記ウェーハ移載機構24、前記ボート26に流通された後に、図示しないダクトにより吸込まれて、前記筐体2の外部に排気がなされるか、若しくは前記クリーンユニット35によって前記移載室23内に吹出されるように構成されている。
次に、前記基板処理装置1の作動について説明する。
前記ポッド9が前記ロードポート8に供給されると、前記ポッド搬入搬出口6が前記フロントシャッタ7によって開放される。前記ロードポート8上の前記ポッド9は前記ポッド搬送装置15によって前記筐体2の内部へ前記ポッド搬入搬出口6を通して搬入され、前記回転式ポッド棚11の指定された前記棚板13へ載置される。前記ポッド9は前記回転式ポッド棚11で一時的に保管された後、前記ポッド搬送装置15により前記棚板13からいずれか一方のポッドオープナ14に搬送されて前記載置台21に移載されるか、若しくは前記ロードポート8から直接前記載置台21に移載される。
この際、前記ウェーハ搬入搬出口19は前記開閉機構22によって閉じられており、前記移載室23には前記クリーンエア36が流通され、充満している。例えば、前記移載室23には前記クリーンエア36として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、前記筐体2の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遙かに低く設定されている。
前記載置台21に載置された前記ポッド9はその開口側端面が前記サブ筐体16の前記正面壁17に於ける前記ウェーハ搬入搬出口19の開口縁辺部に押付けられると共に、蓋が前記開閉機構22によって取外され、ウェーハ出入口が開放される。
前記ポッド9が前記ポッドオープナ14によって開放されると、ウェーハ18は前記ポッド9から前記ウェーハ移載機構24によって取出され、ノッチ合せ装置(図示せず)に移送され、該ノッチ合せ装置にてウェーハ18を整合した後、前記ウェーハ移載機構24はウェーハ18を前記移載室23の後方にある前記待機部27へ搬入し、前記ボート26に装填(チャージング)する。
該ボート26にウェーハ18を受渡した前記ウェーハ移載機構24は前記ポッド9に戻り、次のウェーハ18を前記ボート26に装填する。
一方(上端又は下段)のポッドオープナ14に於ける前記ウェーハ移載機構24によりウェーハ18の前記ボート26への装填作業中に、他方(下段又は上段)のポッドオープナ14には前記回転式ポッド棚11から別のポッド9が前記ポッド搬送装置15によって搬送されて移載され、前記他方のポッドオープナ14によるポッド9の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウェーハ18が前記ボート26に装填されると前記炉口シャッタ31によって閉じられていた前記処理炉28の炉口部が前記炉口シャッタ31によって開放される。続いて、前記ボート26は前記ボートエレベータ32によって上昇され、前記処理室29に搬入(ローディング)される。
ローディング後は、前記シールキャップ34によって炉口部が気密に閉塞される。尚、本実施の形態において、このタイミングで(ローディング後)、前記処理室29が不活性ガスに置換されるパージ工程(プリパージ工程)を有する。
前記処理室29が所望の圧力(真空度)となる様にガス排気機構(図示せず)によって真空排気される。又、前記処理室29が所望の温度分布となる様にヒータ駆動部(図示せず)によって所定温度迄加熱される。
又、ガス供給機構(図示せず)により、所定の流量に制御された処理ガスが供給され、処理ガスが前記処理室29を流通する過程で、ウェーハ18の表面と接触し、ウェーハ18の表面上に所定の処理が実施される。更に、反応後の処理ガスは、前記ガス排気機構により前記処理室29から排気される。
予め設定された処理時間が経過すると、前記ガス供給機構により不活性ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給され、前記処理室29が不活性ガスに置換されると共に、前記処理室29の圧力が常圧に復帰される(アフターパージ工程)。そして、前記ボートエレベータ32により前記シールキャップ34を介して前記ボート26が降下される。
処理後のウェーハ18の搬出については、上記説明と逆の手順で、ウェーハ18及びポッド9は前記筐体2の外部へ払出される。未処理のウェーハ18が、更に前記ボート26に装填され、ウェーハ18のバッチ処理が繰返される。
前記処理炉28、少なくとも基板を搬送する機構であるポッド搬送機構15、ウェーハ移載機構24、ボートエレベータ32を含む搬送機構、前記処理炉28に処理ガス等を供給するガス供給機構、前記処理炉28内を排気するガス排気機構、前記処理炉28を所定温度に加熱するヒータ駆動部、及び前記処理炉28、前記搬送機構、前記ガス供給機構、前記ガス排気機構、前記ヒータ駆動部をそれぞれ制御する制御装置240について、図3、図4を参照して説明する。
次に、図3を参照して、主制御部としての主コントローラ201を中心とした制御装置240の構成について説明する。図3に示すように、制御装置としての装置コントローラ240は、主コントローラ201と、主コントローラ201に接続されるスイッチングハブ215と、主コントローラ201に接続される表示制御部216と、スイッチングハブ215を介して主コントローラ201に接続される副操作部としての副表示制御部217と、搬送制御部としての搬送系コントローラ211と、処理制御部としてのプロセス系コントローラ212と、を備えている。主コントローラ201は、スイッチングハブ215を介して例えば100BASE−T等のLAN(Local Area Network)により搬送系コントローラ211及びプロセス系コントローラ212と電気的に接続されているため、各データの送受信や各ファイルのダウンロード及びアップロード等が可能な構成となっている。
主コントローラ201には、外部記憶装置としての記録媒体であるUSBメモリ等が挿脱される装着部としてのポート213が設けられている。主コントローラ201には、ポート213に対応するOSがインストールされている。また、主コントローラ201は、図示しない外部の上位コンピュータと、例えば通信ネットワークを介して接続される。このため、基板処理装置1がクリーンルーム内に設置されている場合であっても上位コンピュータがクリーンルーム外の事務所等に配置されることが可能である。
表示制御部216は、例えばビデオケーブルにより表示装置218に接続されている。表示装置218は、例えば液晶表示パネルである。表示部としての表示装置218には基板処理装置1を操作するための各操作画面が表示されるように構成されている。操作画面には、基板搬送系211Aや基板処理系の状態を確認するための画面を有し、また、表示部は、基板搬送系211Aや基板処理系(加熱機構212A、ガス排気機構212B及びガス供給系212C)への動作指示を入力したりする入力部としての各操作ボタン(システムコマンドボタン、又はPMコマンドボタンともいう)を設けることも可能である。表示制御部216は、操作画面を介して基板処理装置100内で生成される情報を表示部に表示させる。また、表示部に表示された情報を主コントローラ201に挿入されたUSBメモリなどのデバイスに出力させる。表示制御部216は、表示装置218に表示される操作画面からの作業者の入力データ(入力指示)を受け付け、入力データを主コントローラ201に送信する。また、表示制御部216は、後述のメモリ(RAM)等に展開されたレシピ若しくは後述する記憶部に格納された複数のレシピのうち任意の基板処理レシピ(プロセスレシピともいう)を実行させる指示(制御指示)を受け付け、主コントローラ201に送信するようになっている。なお、表示制御部216及び入力部と表示装置218はタッチパネルにより構成されていてもよい。又、副表示制御部217及び副表示装置219も上記表示制御部216及び表示装置218と同様な構成である。ここで、表示制御部16と副表示制御部17は主コントローラ201と別体で記載されているが、主コントローラ201に含む構成でもよい。また、本発明の実施形態における操作部は、主コントローラ201と、表示制御部216と、表示装置218とで少なくとも構成されている。
搬送系コントローラ211は、主に回転式ポッド棚11,ボートエレベータ32、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)15、ウェーハ移載機構(基板移載機構)24、ボート26及び回転機構(図示せず)により構成される基板搬送系211Aに接続されている。搬送系コントローラ211は、回転式ポッド棚11,ボートエレベータ32、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)15、ウェーハ移載機構(基板移載機構)24、ボート26及び回転機構(図示せず)の搬送動作をそれぞれ制御するように構成されている。
プロセス系コントローラ212は、温度コントローラ212a、圧力コントローラ212b及びガス供給流量コントローラ212c、シーケンサ212dを備えている。温度コントローラ212a、圧力コントローラ212b及びガス供給流量コントローラ212c、シーケンサ212d、はサブコントローラを構成し、プロセス系コントローラ212と電気的に接続されているため、各データの送受信や各ファイルのダウンロード及びアップロード等が可能となっている。尚、プロセス系コントローラ212とサブコントローラは、別体で図示されているが、一体構成でも構わない。
温度コントローラ212aには、主にヒータ206及び温度センサ263により構成される加熱機構212Aが接続されている。温度コントローラ212aは、処理炉28のヒータの温度を制御することで処理炉28内の温度を調節するように構成されている。なお、温度コントローラ212aは、サイリスタのスイッチング(オンオフ)制御を行い、ヒータ素線に供給する電力を制御するように構成されている。
圧力コントローラ212bには、主に圧力センサ246、圧力バルブとしてのAPCバルブ242及び真空ポンプにより構成されるガス排気機構212Bが接続されている。圧力コントローラ212bは、圧力センサ246により検知された圧力値に基づいて、処理室29内の圧力が所望のタイミングにて所望の圧力となるように、APCバルブ242の開度及び真空ポンプのスイッチング(オンオフ)を制御するように構成されている。
ガス流量コントローラ212cは、MFC(Mass Flow Controller)により構成される。シーケンサ212dは、処理ガス供給管,パージガス供給管からのガスの供給や停止を、バルブ212Dを開閉させることにより制御するように構成されている。また、プロセス系コントローラ212は、処理室29内に供給するガスの流量が所望のタイミングにて所望の流量となるように、ガス流量コントローラ212c(MFC)、シーケンサ212d(バルブ212D)を制御するように構成されている。
尚、本発明の実施の形態にかかる主コントローラ201、搬送系コントローラ211、プロセス系コントローラ212は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、USBなど)から当該プログラムをインストールすることにより、所定の処理を実行する各コントローラを構成することができる。
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、所定の処理を実行することができる。
次に、主コントローラ14を中心とした操作部の構成を、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の実施形態に係る基板処理装置100の制御装置としての装置コントローラ240が備える主コントローラ201と、表示部としての表示装置218とを少なくとも含む操作部の構成図である。
主制御部としての主コントローラ201は、処理部としてのCPU(中央処理装置)224、一時記憶部としてのメモリ(RAM、ROM等)226、記憶部としてのハードディスク(HDD)222、通信部としての送受信モジュール228、時計機能(図示せず)を備えたコンピュータとして構成されている。ハードディスク222には、処理条件及び処理手順が定義されたレシピ等の各レシピファイル、これら各レシピファイルを実行させるための制御プログラムファイル、処理条件及び処理手順を設定するためのパラメータファイル、また、エラー処理プログラムファイル及びエラー処理のパラメータファイルの他、プロセスパラメータを入力する入力画面を含む各種画面ファイル、各種アイコンファイル等(いずれも図示せず)が格納されている。更に、本実施の形態においては、バリアブルパラメータ(以下、VP:Varieble Parameterという場合がある)ファイル及びVP入力範囲制限パラメータファイルの他、誤入力禁止機能付プログラムファイルが少なくとも格納されている。これらVPファイル、VP入力制限パラメータファイル及び誤入力禁止機能付編集プログラムについては後述する。なお、主コントローラ201の送受信モジュール228には、表示制御部216及びスイッチングハブ215等が接続され、主コントローラ201は、ネットワークを介して外部のコンピュータ等とデータの送信及び受信を行うように構成されている。また、図4に示すように、主コントローラ201は、CPU224及びメモリ226などを少なくとも含む制御部220と、ネットワークを介して外部のコンピュータなどとデータの送信及び受信を行う通信部228と、ハードディスクドライブなどの記憶部222の他、液晶ディスプレイなどの表示装置並びにキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを含むユーザインタフェース(UI)装置218などを含む構成でも構わない。また、制御部220は、更に通信部228を含む構成としても良い。
また、主コントローラ201は、図示しないネットワークを介して外部のホスト装置等に対して基板処理装置本体111の状態などを送信する。基板処理装置本体111は、例えば基板に酸化並びに拡散処理及びCVD処理などを行なう縦型の装置である。尚、基板処理装置本体111は、記憶部222に記憶されている各レシピファイル、各パラメータファイル等に基づいて、装置コントローラ240により制御される。
図5には、プロセス系コントローラ212の詳細が記載されている。また、図示しないが搬送系コントローラ211も同様な構成である。
図5に示されるように、プロセス系コントローラ212は、処理部としてのCPU236を有するとともに、ROM(read-only memory)250、及びRAM(random-access memory)251を少なくとも含む一時記憶部と、温度制御部212a、MFC212c、圧力制御部212b、シーケンサ212d等とのI/O通信を行なうI/O通信部255を少なくとも有する。CPU236は、例えば、表示装置218の操作画面等で作成又は編集され、RAM251等に記憶されているレシピに基づいて、基板を処理するための制御データ(制御指示)を温度制御部212a等に対して出力する。
ROM250又はRAM251には、シーケンスプログラム、複数のレシピや操作部としての表示装置218等から入力される入力データ(入力指示)、レシピのコマンド及びレシピ実行時の履歴データ等が格納される。このように、ROM250又はRAM251は基板を処理する手順が記載されているレシピを記憶する記憶部としても用いられる。入力指示は、表示装置218に表示される操作画面から、副表示装置219に表示される副操作画面から、又は外部の表示装置に表示される操作画面からなされる。また、入力指示は、レシピを実行させる指示のほか、各ユーザの操作権限を設定する指示などがその一例として挙げられるが、これに限定されない。尚、プロセス系コントローラ212には、ハードディスクドライブ(HDD)等により実現される記憶部(不図示)が含まれてもよく、この場合、該記憶部には、RAM251に格納されるデータと同様のデータが格納されるようにしても良い。
温度制御部212aは、上述した処理炉28の外周部に設けられたヒータにより処理炉28内の温度を制御する。ガス制御部としてのMFC(マスフローコントローラ)212cは、処理炉28のガス配管に設けられ、処理炉28内に供給する反応ガス等の供給量を制御する。シーケンサ212dは、処理ガス供給管,パージガス供給管に設けられたバルブ212Dを開閉させることにより、所定のガスの供給や停止を制御する。また、プロセス系コントローラ212は、処理室29内に供給するガスの流量が所望のタイミングにて所望の流量となるように、ガス流量コントローラ212c(MFC)、シーケンサ212d(バルブ212D)を制御するように構成されている。一方、圧力制御部212bは、処理炉28の排気配管に設けられた圧力センサ246の出力値に基づいてAPCバルブ242の開度を制御することにより処理炉28内の圧力を制御する。
本実施形態における基板処理装置1においては、ファイルの種類毎に、ユーザ(作業者)の操作権限が設定される。例えば、種々のレシピファイルのうちプロセスレシピについていえば、プロセスレシピに対する操作権限が編集可能に設定された場合、登録されたユーザは、プロセスレシピ(ファイル)の参照、編集を行なうことができる。また、各種パラメータファイルのうちプロセスパラメータファイルに関しても同様であるのはいうまでも無い。
例えば、プロセスレシピは、表示装置218の操作画面上でユーザの操作により作成または編集して保存されると、スイッチングハブ215を介してプロセス系コントローラ212の送受信処理部(図示せず)に送信され、ROM250に格納される。若しくは、記憶部222に格納される。この場合、プロセスレシピを含む各ファイルが、記憶部222に格納しても良い。また、ROM250及びRAM251に格納されるデータと同様のデータが格納しても良いのは言うまでもない。
そして、表示装置218の操作画面を介して入力部により、レシピを設定する為のデータや該レシピに対するユーザ(作業者)の操作権限等のデータ(入力データ)が入力されると、該入力データ(入力指示)は、一時記憶部としてのメモリ226に格納されると共に表示制御部216を介して表示部に表示される。さらにスイッチングハブ215を介してプロセス系コントローラ212の送受信処理部に送信される。CPU236は、該入力データをRAM251に格納し、例えばROM250に格納されたレシピや該レシピに対するユーザ(作業者)の操作権限等の設定入力を確定させる。CPU236は、制御プログラムを起動し、該制御プログラムに従って、例えばRAM251に格納されたレシピのコマンドを呼び込み実行することで、ステップが逐次実行され、I/O通信部255を介して温度制御部212a、流量制御部212c、圧力制御部212bに対して基板を処理するための制御指示が送信される。このように、温度制御部212a等のサブコントローラは、プロセス系コントローラ212からの制御指示に基づいて基板処理装置1の各構成部品(ヒータ、MFC212c及びバルブ212D等)の制御を行なう。これにより、上述したウェーハ18の処理が行われる。
次に、本実施の形態におけるレシピファイルの作成及びパラメータファイルの編集から作成及び編集されたレシピファイル実行による基板処理について順を追って説明する。
(VPファイル)
先ず、レシピファイル作成時に使用される共通パラメータの一種であるバリアブルパラメータ(VP)ファイルに関して、図6を用いて説明する。図6は、複数のVPファイルのデータ構造を示す図である。VPは、アイテム名称と、設定値とから構成され、必要な数だけ任意に登録ができるように構成されている。また、パラメータの種別(温度、圧力、ガス種等)に関係なく全てのパラメータに関して登録することができる。本実施の形態において、以後、温度に関するVPをVP_Temp-00*と表記する場合がある。
(入力範囲制限パラメータファイル)
そして、本発明において、基準となるプロセスパラメータの設定値から、一定の範囲を超えて乖離した数値の入力(オペレータの入力ミス等)を防止するための入力範囲制限パラメータファイルに関して、図7を用いて説明する。図7は、VPパラメータ入力制限パラメータの図示例である。このVPパラメータ入力制限パラメータは、VP入力時の入力範囲を変更前の設定値からの差分で制限するパラメータである。つまり、本実施の形態において、VP設定値が200、VPパラメータ入力制限パラメータ値が30の場合、VP設定値を変更する際に入力できる数値は、170〜230までの数値となる。尚、VPパラメータ入力範囲制限パラメータのデータ構造は、VPファイルと同様の構成であり、パラメータ名称と、パラメータ値とから構成される。又、パラメータ種別に応じてそれぞれのパラメータ値を有する。図7においては、各パラメータに一つずつVPパラメータ入力制限パラメータが定義されているが、各パラメータに対して複数有しても良い。尚、図7に示す例では、時間、温度、ループ回数、圧力、MFC流量に対して定義した場合を示すがこれに限定されないのは言うまでも無い。
(VPプロセスパラメータ入力画面)
図8は、本発明の一実施形態におけるVPプロセスパラメータ入力画面の図示例である。VP編集画面300上でVPプロセスパラメータが選択されると、VPプロセスパラメータ入力画面400が表示されるように構成されている。この入力画面には、「エラーメッセージ」表示エリア401と、「入力下限値」表示エリア402及び「入力上限値」表示エリア403と、「数値(プロセスパラメータ)」表示エリア404と、±ボタン405と、「差異(difference)」表示エリア407及び基準となるプロセスパラメータである「入力前プロセスパラメータ(InitValue)」表示エリア408と、「数値」入力ボタン406、「数値クリア(Clear)」ボタン410、「入力キャンセル(Cancel)」ボタン412、「入力確定(Enter)」ボタン411等で構成されている。「入力下限値」表示エリア402は、「入力前プロセスパラメータ(InitValue)」表示エリア408に表示される「変更前のプロセスパラメータ」設定値−「VP入力範囲制限パラメータ」の値(入力下限値)、「入力上限値」表示エリア403は、「入力前プロセスパラメータ(InitValue)」表示エリア408に表示される「変更前のプロセスパラメータ」設定値+「VP入力範囲制限パラメータ」の値(入力上限値)がそれぞれ表示されている。「数値入力」ボタン406及び±ボタン405を押下することにより、所望の値を「数値(プロセスパラメータ)」入力エリア404に入力可能に構成されている。ここで、±ボタン405は、「数値(プロセスパラメータ)」入力エリア404に入力された値を桁毎に微調整するのに使用される。そして、「数値(プロセスパラメータ)入力」エリア404に入力される値が、上記「入力上限値」を超えた値、若しくは上記「入力下限値」未満の値である場合に「エラーメッセージ」表示エリア401に所定の「エラーメッセージ」が表示される。また、「差異(difference)」表示エリア407は、「数値(プロセスパラメータ)」入力エリア404に入力された値と「入力前プロセスパラメータ(InitValue)」表示エリア408に表示された値との差異が表示されるように構成されている。「数値クリア(Clear)」ボタン410は、「数値(プロセスパラメータ)」入力エリア404に入力された値を0に設定する。「入力キャンセル(Cancel)」ボタン412は、「数値(プロセスパラメータ)」入力エリア404に入力された値を破棄してVP編集画面300に戻る。「入力確定(Enter)」411ボタンは、「数値(プロセスパラメータ)」入力エリア404に入力された値を、VP編集画面300上で選択したVPプロセスパラメータに設定して、VP編集画面300に戻る。
(誤入力禁止機能付編集プログラム)
本実施の形態における誤入力禁止機能付編集プログラム(以下、単に編集プログラムという場合がある)は、図8に示すVPプロセスパラメータ入力画面400上での編集作業を可能にするプログラムである。編集プログラムは、VP編集画面300上で所定のプロセスパラメータ(例えば、VP設定値)が選択されると、起動(実行開始)される。起動された編集プログラムは、VPファイル及びVP入力制限パラメータファイルが読込み、入力上限値と入力下限値を算出して所定のプロセスパラメータ入力画面(VPプロセスパラメータ入力画面)400を表示する。そして、この入力画面上でプロセスパラメータの変更が行われると、VPファイル及びVP入力制限パラメータファイルより算出された入力上限値と入力下限値の範囲内であるかを監視する。範囲外のプロセスパラメータが入力されると、エラーメッセージを表示すると共に「入力確定(Enter)」ボタン411の押下ができないように構成される。本実施の形態における誤入力禁止機能付編集プログラムの内容に関しては後述する。
(レシピ編集画面)
図9は、本発明の一実施形態におけるレシピ編集画面の図示例である。
基板処理装置1を用いて実施する基板処理に対応する基板処理レシピ(プロセスレシピ)を作成及び編集する際、操作部の表示部にレシピ編集画面を表示する。この編集画面上で、プロセスパラメータの設定、修正及び変更を行うことが可能に構成されている。尚、図9において、ステップ2にVP_Temp-001、ステップ3にVP_Temp-002、ステップ3にVP_Temp-003がそれぞれVP設定値として使用されている。本編集画面では、これらVP設定値の編集を行うことはできないようになっている。そして、プロセスパラメータの編集を終了し、保存ボタンが押下されると、基板処理レシピ(プロセスレシピ)の編集作業が終了して、主コントローラ201の記憶部に保存される。
(レシピ編集工程)
このように、本発明の実施形態におけるレシピ作成工程は、プロセスパラメータを編集するレシピ編集画面(図9)を表示する工程と、前記レシピ編集画面上で前記プロセスパラメータを数値及び共通パラメータで設定する工程と、前記共通パラメータを編集する編集画面(図8)を表示する工程と、前記編集画面上で所定の共通パラメータを選択して、選択された前記共通パラメータの設定値を入力する入力画面(図8)を表示する工程と、前記入力画面(図8)上で選択された前記共通パラメータを修正する工程を有する。これにより、共通パラメータであるVPを利用してレシピ作成を行う場合でも、設定ミスを防止することができるので、プロセスパラメータの設定ミス(誤入力)に起因するロットアウトを防止することができる。
(基板処理方法)
次に、本実施形態に係る基板処理装置1を用いて実施する基板処理方法について説明する。ここでは、半導体デバイスの製造工程の一工程である基板処理工程を実施する場合を例に挙げる。
基板処理工程の実施にあたって、実施すべき基板処理に対応する基板処理レシピ(プロセスレシピ)が、例えば、一時記憶部としてのROM250から読み出され、主コントローラ41内のRAM251等のメモリに展開される。そして、必要に応じて、主コントローラ201からプロセス系コントローラ212や搬送系コントローラ211へ動作指示が与えられる。このようにして実施される基板処理工程は、大別すると、移載工程と、搬入工程と、成膜工程と、ボート移送工程と、搬出工程とを有する。
(移載工程)
主コントローラ41からは、搬送系コントローラ110に対して、ウェーハ移載機構24の駆動指示が発せられる。そして、搬送系コントローラ110からの指示に従いつつ、ウェーハ移載機構24は載置台としての授受ステージ21上のポッド9からボート26へのウェーハ18の移載処理を開始する。この移載処理は、予定された全てのウェーハ18のボート26への装填(ウエハチャージ)が完了するまで行われる。
(搬入工程)
指定枚数のウェーハ18がボート26に装填されると、ボート26は、搬送系コントローラ110からの指示に従って動作するボートエレベータ32によって上昇されて、処理炉28内に形成される処理室29に装入(ボートロード)される。ボート26が完全に装入されると、ボートエレベータ32のシールキャップ34は、処理炉28のマニホールドの下端を気密に閉塞する。
(成膜工程)
その後は、処理室29内は、圧力制御部212bからの指示に従いつつ、所定の成膜圧力(真空度)となるように真空排気装置によって真空排気される。この際、処理室29内の圧力は圧力センサ246で測定され、この測定された圧力情報に基づき圧力調整装置がフィードバック制御される。また、処理室29内は、温度制御部212aからの指示に従いつつ、所定の温度となるようにヒータによって加熱される。この際、処理室29内の温度が所定の温度(成膜温度)となるように、温度検出器としての温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータへの通電具合がフィードバック制御される。続いて、搬送系コントローラ211からの指示に従いつつ、回転機構によるボート26及びウェーハ18の回転を開始する。
(搬出工程)
ボート26に対する成膜工程が完了すると、搬送系コントローラ211からの指示に従いつつ、その後、回転機構によるボート26及びウェーハ18の回転を停止させ、ボートエレベータ32によりシールキャップ34を下降させてマニホールドの下端を開口させるとともに、処理済のウェーハ18を保持したボート26を処理炉28の外部に搬出(ボートアンロード)する。
そして、処理済のウェーハ18を保持したボート26は、クリーンユニット35から吹出されるクリーンエア36によって極めて効果的に冷却される。そして、例えば150℃以下に冷却されると、ボート26から処理済のウェーハ18を脱装(ウエハディスチャージ)してポッド9に移載した後に、新たな未処理ウェーハ18のボート26への移載が行われる。
プロセスレシピを実行することにより、以上のような各工程を繰り返すことで、本実施形態に係る基板処理装置1は、ウェーハ18上へのシリコン膜の形成を、高スループットで行うことができる。
このように本実施の形態において、基準となるプロセスパラメータから一定の範囲を超えて乖離した数値の入力を禁止することができ、このオペレータの入力ミスを防止することができる。従い、プロセスレシピに使用されるプロセスパラメータが意図しない設定値に変更されることはないため、このオペレータの入力ミスに起因する基板のロットアウトが防止される。
次に、本発明の一実施形態における誤入力禁止機能付編集プログラム(編集プログラム)に関して、図10及び図11を用いて説明する。尚、図10は編集するパラメータ種別が温度である場合の編集プログラムの起動から入力画面を表示するまでのフローチャートであり、それぞれ後述する初期化工程と、上下限設定工程と、画面表示工程を説明するためのフロー図である。また、図11は上記編集プログラムの入力画面上でのプロセスパラメータ編集を説明するフローチャートであり、それぞれ後述する上下限監視工程と、パラメータ編集工程を説明するためのフロー図である。
(初期化工程)
図8に示すVP編集画面300上で、アイテム名称が温度である所定のVP設定値が選択されると、本実施の形態における編集プログラムが起動される。そして、VP編集画面300で選択した温度アイテムのVP設定値を「入力前プロセスパラメータ」として取得し、この「入力前プロセスパラメータ」を「入力中プロセスパラメータ」に設定する。「入力上限値」に「温度コントローラ設定上限(1500℃)」、「入力下限値」に「温度コントローラ設定下限(0℃)」に設定する。また、本実施の形態におけるVP入力範囲制限パラメータに設定されているパラメータのうち温度のパラメータ設定値を取得する。
(上下限設定工程)
次に、「入力前プロセスパラメータ」とVP入力範囲制限パラメータ(温度)の設定値の和が「温度コントローラ設定上限(1500℃)」以下であるか比較し、以下である場合は、「入力上限値」に上記和の値に設定し、以上である場合、「入力上限値」はそのまま1500℃に設定する。「入力下限値」は、「入力前プロセスパラメータ」とVP入力範囲制限パラメータ(温度)の設定値の差が「温度コントローラ設定下限(0℃)」以下であるか比較し、以上である場合は、「入力下限値」に上記差の値に設定し、以下である場合、そのまま0℃に設定する。本工程により、VPプロセスパラメータ入力画面で入力可能な数値範囲を「入力前プロセスパラメータ」からの差分で、±VP入力範囲制限パラメータの範囲内に制限することが可能となる。
(画面表示工程)
次に、「入力下限値」表示エリア402及び「入力上限値」表示エリア403、「数値(プロセスパラメータ)入力」エリア404、「入力前プロセスパラメータ」表示エリア408がそれぞれ表示されるように構成されている。また、図10に示すフローチャート中には、詳細な記載は無いが、「差異(difference)」表示エリア407や「数値」入力ボタン406、「数値クリア(Clear)」ボタン410、「入力キャンセル(Cancel)」ボタン412、「入力確定(Enter)」ボタン411等も表示されるように構成されている。これにより、VPプロセスパラメータ入力画面400が表示される。
(上下限監視工程)
次に、「数値(プロセスパラメータ)入力」エリア404に入力された数値が、「入力上限値」と「入力下限値」の数値範囲内にあるかを監視する上下限監視工程が実行される。この工程により数値範囲内にあると判定されると、「入力確定」ボタン411が有効(押下可能)となる。また、この工程により数値範囲から外れていると判定されると、「エラーメッセージ」表示エリア401にエラーメッセージが表示されると共に「入力確定」ボタン411が無効(押下不可)となる。
(パラメータ編集工程)
次に、「数値」入力ボタン406、「数値クリア(Clear)」ボタン410等の各ボタンが押下されたか監視する。「数値」入力ボタン406が押下されると、「数値(プロセスパラメータ)」表示エリア404内の数値が更新されるため、上記上下限監視工程が実行される。また「数値クリア(Clear)」ボタン410が押下されると「数値(プロセスパラメータ)入力」エリア404内の数値が0に更新され、同様に上記上下限監視工程が実行される。そして、「数値」入力ボタン406又は「数値クリア(Clear)」ボタン410を押下して、「入力上限値」と「入力下限値」の数値範囲内にある数値が「数値(プロセスパラメータ)入力」エリア404に入力されると、「入力確定」ボタン411が有効(押下可能)となり、「入力確定」ボタン411が押下されると、VPプロセスパラメータの設定値を「数値(プロセスパラメータ)」表示エリア404に入力された数値に変更して、VPプロセスパラメータ入力画面400が終了される。
尚、「入力キャンセル(Cancel)」ボタン412が押下されると、VPプロセスパラメータの設定値の変更なしにVPプロセスパラメータ入力画面400が終了される。
本発明の一実施形態におけるVPプロセスパラメータ入力画面400の図示例を図12に示す。図12は、設定変更前のVPプロセスパラメータ(例えば、VP_Temp-002)の設定値が200℃、VP入力範囲制限パラメータ(温度)の設定値を30℃に設定された場合の実施例を示す。この際、「入力上限値」表示エリア403には、200+30=230℃、「入力下限値」表示エリア402には、200−30=170℃がそれぞれ表示されているため、入力範囲は170〜230℃に制限される。ここで、図11において、「数値(プロセスパラメータ)」表示エリア404に21℃が入力されている。明らかに入力範囲から外れているため、「エラーメッセージ」表示エリア401にエラーメッセージとして(Under Minimum)が表示されている。更に、差異(Difference)表示エリア407には、21−200=−179が表示されている。また、「入力確定」ボタンが無効化され、入力不可となっている。従来は、21℃であっても「入力確定」ボタンが押下されるように構成していたため、極端に設定値が変更されてしまい、ロットアウト(基板の損失)が生じる恐れがあったが、このようなオペレータの設定ミスによるロットアウトを防止することができる。
本発明の一実施形態におけるプロセスパラメータ入力範囲に関して、図13を用いて説明する。図12は、パラメータ種別が温度の場合において、プロセスレシピ内の複数のステップにおけるプロセスパラメータの入力範囲を示すものである。具体的には、VP入力範囲制限パラメータ(温度)の設定値が30℃であり、VP設定値としてそれぞれVP_Temp-001が100℃、
VP_Temp-002が200℃、 VP_Temp-003が125℃と設定されていた場合のプロセスパラメータの入力範囲を示す。このように、図13のように各ステップで異なるVP設定値が予め設定されている場合でも、一括して制限可能に構成されている。尚、同様に各レシピに異なるVP設定値が予め設定されている場合でも、一つの入力制限パラメータに対して、各レシピのVPの入力範囲を一括して制限できるようにしても良い。ここで、図13のようにレシピのステップ数が少ない場合、VP入力範囲制限パラメータファイルの効果が分かりにくいので補足説明する。本実施の形態において、基板処理装置で実施される基板処理が複雑になればレシピ構成も複雑になり、ステップ数が多く (例えば、約100ステップ) なるが、VPを有効利用することによりレシピの作成(例えば、プロセスパラメータ設定)に費やす時間を短縮することができる。更に、VP入力範囲制限パラメータにより各VPの設定値を一括して制限することができるため、VP毎に一つずつパラメータ上下限値を設定する場合と比較して編集作業の無駄が省くことができる。
このように、本実施の形態において、入力範囲制限パラメータが、基準となるプロセスパラメータからの差分を変更可能なパラメータとして有するため、一つのパラメータで有効範囲の異なる複数のレシピ、ステップに対応することも可能となる。つまり、制限パラメータが一つに対して、複数のVP設定値に関して入力制限を実行できるため、VP毎に設定値変更を行う編集作業の無駄を省くことができる。従い、これに伴い装置の非稼働時間を短縮できるため、結果として装置稼働率の改善が期待できる。
(別の実施形態)
本発明の実施形態において、共通パラメータのうちVP(バリアブルパラメータ)について説明してきたが、これに限定されない。例えば、CP(コンディションパラメータ)についても、VPと同様に、CPに関して本願発明の入力制限パラメータ及び誤入力禁止機能付編集プログラムを実装することにより、オペレータの設定ミスに起因するロットアウトを防止することができる。
上述したように、本発明に係る処理炉28の構成では、ウェーハ18を多数処理するバッチ式装置として構成されているが、これに限らず、ウェーハ18を一枚毎に処理する枚様式装置に本発明を適用してもよい。
例えば、上述した実施形態では、処理対象となる基板(ウェーハ18)が半導体ウェーハ基板である場合を例にあげたが、本発明はこれに限定されることなく、LCD(Liquid Crystal Display)装置等のガラス基板を処理する基板処理装置にも好適に適用できる。
また例えば、上述した実施形態では、基板処理装置1が行う処理として成膜処理を例にあげたが、本発明がこれに限定されることはない。すなわち、処理としては、酸化膜、窒化膜を形成する処理、金属を含む膜を形成する処理であってもよい。また、基板処理の具体的内容は不問であり、成膜処理だけでなく、アニール処理、酸化処理、窒化処理、拡散処理、リソグラフィ処理等の他の基板処理にも好適に適用できる。さらに、本発明は、他の基板処理装置、例えばアニール処理装置、酸化処理装置、窒化処理装置、露光装置、塗布装置、乾燥装置、加熱装置、プラズマを利用した処理装置等の他の基板処理装置にも好適に適用できる。
次に、本発明の好ましい態様を付記する。
[付記1]
本発明の一態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、該操作部で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置であって、
前記操作部は、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面、及び前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する表示部を有し、前記入力画面上で、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する基板処理装置が提供される。
[付記2]
更に、前記レシピ及び前記パラメータを規定するファイルを格納する記憶部を備え、好ましくは、
この記憶部に格納されているファイルを実行することにより、所定のパラメータにおける、上限入力値と下限入力値をそれぞれ算出し、上限入力値と下限入力値の間を入力範囲に設定するように構成されている付記1の基板処理装置が提供される。
[付記3]
更に、記憶部は、所定のパラメータの入力範囲を算出するための入力範囲制限パラメータを備え、
好ましくは、この入力範囲制限パラメータに規定された値を利用して上限入力値と下限入力値を算出する付記2の基板処理装置が提供される。
[付記4]
上限入力値は、所定のパラメータの設定値と入力範囲制限パラメータに規定された値との和、下限入力値は、所定のパラメータの設定値と入力範囲制限パラメータに規定された値との差で算出される付記2または付記3の基板処理装置が提供される。
[付記5]
前記入力画面は、上限入力値及び下限入力値の範囲内に設定される入力範囲を表示するように構成されている付記1乃至付記4にいずれかに記載の基板処理装置が提供される。
[付記6]
更に、前記入力画面は、前記編集画面上で選択された所定のパラメータの設定値の変更を確定する確定ボタンを備え、
前記操作部は、前記入力範囲を超えて前記所定のパラメータの設定値が入力された場合、前記確定ボタンを無効にする付記1または付記5の基板処理装置が提供される。
[付記7]
更に、前記入力画面は、エラーの発生を通知するエラーメッセージ表示部を備え、
前記操作部は、前記入力範囲を超えて前記所定のパラメータの設定値が入力された場合、入力ミスによるエラーの内容に応じて前記エラーメッセージを表示する付記1または付記5の基板処理装置が提供される。
[付記8]
前記所定のパラメータは、複数のレシピ及び複数のステップに共通するプロセスパラメータを設定するための共通パラメータである付記1の基板処理装置が提供される。
[付記9]
前記共通パラメータは、バリアブルパラメータ(VP)またはコンディションパラメータ(CP)である付記1の基板処理装置が提供される。
[付記10]
本発明の他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、該操作部で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えたコントローラであって、
前記操作部は、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面、及び前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する表示部を有し、前記入力画面上で、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の入力を禁止するコントローラが提供される。
[付記11]
本発明の更に他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを前記ステップにパラメータ種別毎にプロセスパラメータを設定して作成する方法であって、
前記プロセスパラメータを編集するレシピ編集画面を表示する工程と、
前記レシピ編集画面上で前記プロセスパラメータを数値及び共通パラメータで設定する工程と、
前記共通パラメータを編集する編集画面を表示する工程と、
前記共通パラメータを選択して、前記共通パラメータの設定値を入力する入力画面を表示する工程と、
前記入力画面上で選択された前記共通パラメータを修正する工程と、
を有するレシピ作成方法が提供される。
[付記12]
前記入力画面を表示する工程は、
選択された前記共通パラメータ、及びプロセスパラメータの上下限を設定するための入力範囲制限パラメータを少なくとも読込む初期化工程と、
前記共通パラメータの設定値及び前記入力範囲制限パラメータの設定値から入力上限値および入力下限値を決定する上下限設定工程と、
前記共通パラメータの入力上限値表示エリア及び入力下限値表示エリア、及び前記共通パラメータの設定値が入力される数値表示エリア、前記共通パラメータの設定に必要な各種ボタンを少なくとも表示する画面表示工程と、を有する付記10のレシピ作成方法。
[付記12]
前記共通パラメータを修正する工程は、
各種ボタンのうち数値入力ボタンを押下して前記共通パラメータが入力されると、前記入力上限値と前記入力下限値との範囲内であるかを監視する上下限監視工程と、
各種ボタンのうち入力確定ボタンが押下して、前記選択された前記共通パラメータの設定値を前記数値表示エリアに入力された値に変更して、前記入力画面を終了させるパラメータ編集工程と、を有する付記10のレシピ作成方法。
[付記13]
本発明の更に他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、
該操作手段で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置の制御方法であって、
前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを設定する編集画面を表示し、表示された前記編集画面上で前記パラメータが選択されると、前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示し、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する基板処理装置の制御方法が提供される。
[付記14]
本発明の更に他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを作成する編集工程と、前記レシピを実行して基板に膜を形成する処理工程を有する半導体装置の製造方法であって、
前記編集工程では、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面を表示し、表示された前記編集画面上で前記パラメータが選択されると、前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示し、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する半導体装置の製造方法が提供される。
[付記15]
本発明の更に他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付け、前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する基板処理装置で実行される編集プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、
前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面を表示する手順と、表示された前記編集画面上で所定のパラメータが選択されると、前記所定のパラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する手順と、複数のパラメータのうち前記所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する手順と、を有する編集プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体が提供される。
[付記16]
前記入力画面を表示する手順は、
選択された前記共通パラメータ、及びプロセスパラメータの上下限を設定するための入力範囲制限パラメータを少なくとも読込む初期化手順と、
前記共通パラメータの設定値及び前記入力範囲制限パラメータの設定値から入力上限値および入力下限値を決定する上下限設定手順と、
前記共通パラメータの入力上限値表示エリア及び入力下限値表示エリア、及び前記共通パラメータの設定値が入力される数値表示エリア、前記共通パラメータの設定に必要な各種ボタンを少なくとも表示する画面表示手順と、
を有する付記15の編集プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
[付記17]
前記共通パラメータを修正する手順は、
各種ボタンのうち数値入力ボタンを押下して前記共通パラメータが入力されると、前記入力上限値と前記入力下限値との範囲内であるかを監視する上下限監視手順と、
各種ボタンのうち入力確定ボタンが押下して、前記選択された前記共通パラメータの設定値を前記数値表示エリアに入力された値に変更して、前記入力画面を終了させるパラメータ編集手順と、
を有する付記15の編集プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
[付記18]
本発明の更に他の態様によれば、
複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付け、前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する基板処理装置で実行される編集プログラムであって、
前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面を表示する手順と、表示された前記編集画面上で所定のパラメータが選択されると、前記所定のパラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する手順と、複数のパラメータのうち前記所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する手順と、を有する編集プログラムが提供される。
1 基板処理装置
18 ウェーハ(基板)
201 主コントローラ(主制御部)
218 表示装置(表示部)
240 装置コントローラ
300 VP編集画面
400 VPプロセスパラメータ入力画面
401 エラーメッセージ表示エリア
402 入力下限値表示エリア
403 入力上限値表示エリア
404 数値(プロセスパラメータ)入力エリア
405 ±ボタン
406 数値入力ボタン
407 差異(difference)表示エリア
408 入力前プロセスパラメータ(InitValue)表示エリア408
410 数値クリア(Clear)ボタン
411 入力確定ボタン
412 入力キャンセル(Cancel)ボタン

Claims (3)

  1. 複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、
    前記操作部で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置であって、
    前記操作部は、前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面、及び前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する表示部と、を有し、
    前記入力画面上で、前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更入力を禁止する基板処理装置。
  2. 複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付ける操作部と、
    前記操作部で受け付けた指示により実行される前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する制御部と、を備えた基板処理装置の制御方法であって、
    前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面を表示し、表示された前記編集画面上で前記パラメータが選択されると、前記パラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示し、
    前記複数のパラメータのうち所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する基板処理装置の制御方法。
  3. 複数のステップから構成されるレシピを実行させる指示を受け付け、前記レシピに基づいて基板処理を行うように制御する基板処理装置で実行される編集プログラムであって、
    前記レシピを編集及び作成する際に使用するパラメータを編集する編集画面上で所定のパラメータが選択されると、前記所定のパラメータの設定値を受け付ける入力画面を表示する手順と、
    複数のパラメータのうち前記所定のパラメータにおいて、設定可能な入力範囲を越えた設定値の変更を禁止する手順と、
    を有する編集プログラム。

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