JP2010183068A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス制御部とMFCをデジタル回線で接続した際に該デジタルMFCからフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部に予め格納されたフルスケール情報とを比較することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】ファイルを実行する指示を入力する操作部55と、該操作部からの指示に従い基板を処理する主制御部41と、該主制御部に接続されたプロセス制御部38とを有し、該プロセス制御部は各制御対象から送信されるフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部が保持しているフルスケール情報を比較し、比較結果を保持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シリコンウェーハ等の基板に薄膜の生成、酸化、不純物の拡散、アニール処理、エッチング等の処理を行う基板処理装置、特に基板を処理する処理ガスの制御に関するものである。
基板処理装置は、基板を処理する処理炉、処理基板を搬送する搬送機構、前記処理炉に処理ガス等を供給するガス供給機構、前記処理炉内を排気するガス排気機構、前記処理炉のヒータを駆動し、前記処理炉の温度を所定温度に加熱するヒータ駆動部、及び前記処理炉、前記搬送機構、前記ガス供給機構、前記ガス排気機構、前記ヒータ駆動部をそれぞれ制御対象とし、各該制御対象に対応して設けられる各制御部、これら該制御部を統括して制御する主制御部等から構成される。
又、該主制御部は各前記制御対象を作動させる為のシーケンスプログラム、及び前記基板の処理条件を設定するレシピ等のプロセス実行プログラム、更に、前記搬送機構のモータ、シリンダ、駆動軸の状態、前記ガス供給機構のバルブ、ガス流量の状態、ヒータの加熱温度の状態、前記処理炉内の温度、圧力の状態をモニタ表示するプログラムを具備し、これらプログラムに基づいて前記制御部を介して前記制御対象を駆動制御して基板製造のプロセスを実行している。
又、前記主制御部は、基板処理、搬送制御等を実行する為に必要なパラメータを編集するヒューマンインタフェースの役割を奏する操作プログラムを具備している。
前記ガス供給機構は流量制御器(MFC)を具備し、該MFCは前記ガス供給機構を制御する流量制御部に接続されている。
従来の前記MFCは、前記流量制御部を介してプロセス制御部にアナログラインで接続されており(以下、アナログMFCと称す)、流量の設定値やモニタ値の情報が電圧(アナログ電圧の0〜5V:フルスケール電圧5V)に変換され、この電圧で該アナログMFCの制御を行い、電圧の大小で流量を変換していたので、前記プロセス制御部では前記アナログMFCの実際の流量等の属性情報が分らなかった。その為、フルスケール情報を予め前記プロセス制御部内に格納し、該フルスケール情報を基に前記アナログMFCの流量制御を行っていた。
然し乍ら、前記プロセス制御部側で前記アナログMFCのフルスケールを10SLMと設定されていた場合、レシピによりガスを5SLM流そうとしても、実際に接続したアナログMFCのフルスケールが10SCCMであれば、実際には5SCCMしか流れない。
而も、流量管理を電圧で行っていた為、プロセス制御部側に送信されてくる電圧が2.5Vとなっているとプロセス制御部は、所定の流量(5SLM)が流れていると判断してしまう。つまり、前記プロセス制御部側のフルスケール情報と、前記アナログMFC側のフルスケール情報の比較ができない為、誤ったMFCを接続してしまった場合でも、実際に基板処理を行って成膜が失敗するまで誤りに気付かない場合があった。
本発明は斯かる実情に鑑み、プロセス制御部とMFCをデジタル回線で接続した際に該デジタルMFCからフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部に予め格納されたフルスケール情報とを比較することができる基板処理装置を提供するものである。
本発明は、ファイルを実行する指示を入力する操作部と、該操作部からの指示に従い基板を処理する主制御部と、該主制御部に接続されたプロセス制御部とを有し、該プロセス制御部は各制御対象から送信されるフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部が保持しているフルスケール情報を比較し、比較結果を保持する基板処理装置に係るものである。
本発明によれば、ファイルを実行する指示を入力する操作部と、該操作部からの指示に従い基板を処理する主制御部と、該主制御部に接続されたプロセス制御部とを有し、該プロセス制御部は各制御対象から送信されるフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部が保持しているフルスケール情報を比較し、比較結果を保持するので、前記プロセス制御部に接続するMFCを誤った場合でも、実際に基板処理を行う前に前記MFCの接続の誤りが分り、更に基板処理不良の発生を事前に防止できるという優れた効果を発揮する。
本発明の基板処理装置を示す斜視図である。 本発明の基板処理装置を示す側断面図である。 本発明の基板処理装置に於ける制御系を示すブロック図である。 プロセス制御部に格納されたフルスケール情報とMFCから送られてきたフルスケール情報を比較し、比較結果を前記プロセス制御部に格納する場合のフローチャートである。 前記プロセス制御部から制御装置に成膜レシピのダウンロード要求が出され、フルスケール情報の比較結果によってダウンロードの成否を判定するフローチャートである。 MFCの有する属性情報を示す説明図であり、(A)はプロセス制御部内で予め定義された取得属性情報定義テーブルを示し、(B)は取得した属性情報を保存する属性情報データ展開領域を示している。 プロセス制御部とMFCを接続してから、該MFCの属性情報を表示部に表示する迄のフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1、図2に於いて、本発明が実施される基板処理装置について説明する。
図1、図2は基板処理装置の一例として縦型の基板処理装置を示している。尚、該基板処理装置に於いて処理される基板は、一例としてシリコン等から成るウェーハが示されている。
基板処理装置1は筐体2を備え、該筐体2の正面壁3の下部にはメンテナンス可能な様に設けられた開口部としての正面メンテナンス口4が開設され、該正面メンテナンス口4は正面メンテナンス扉5によって開閉される。
前記筐体2の前記正面壁3にはポッド搬入搬出口6が前記筐体2の内外を連通する様に開設されており、前記ポッド搬入搬出口6はフロントシャッタ(搬入搬出口開閉機構)7によって開閉され、前記ポッド搬入搬出口6の正面前方側にはロードポート(基板搬送容器受渡し台)8が設置されており、該ロードポート8は載置されたポッド9を位置合せする様に構成されている。
該ポッド9は密閉式の基板搬送容器であり、図示しない工程内搬送装置によって前記ロードポート8上に搬入され、又、該ロードポート8上から搬出される様になっている。
前記筐体2内の前後方向の略中央部に於ける上部には、回転式ポッド棚(基板搬送容器格納棚)11が設置されており、該回転式ポッド棚11は複数個のポッド9を格納する様に構成されている。
前記回転式ポッド棚11は垂直に立設されて間欠回転される支柱12と、該支柱12に上中下段の各位置に於いて放射状に支持された複数段の棚板(基板搬送容器載置棚)13とを備えており、該棚板13は前記ポッド9を複数個宛載置した状態で格納する様に構成されている。
前記回転式ポッド棚11の下方には、ポッドオープナ(基板搬送容器蓋体開閉機構)14が設けられ、該ポッドオープナ14は前記ポッド9を載置し、又該ポッド9の蓋を開閉可能な構成を有している。
前記ロードポート8と前記回転式ポッド棚11、前記ポッドオープナ14との間には、ポッド搬送装置(容器搬送装置)15が設置されており、該ポッド搬送装置15は、前記ポッド9を保持して昇降可能、水平方向に進退可能となっており、前記ロードポート8、前記回転式ポッド棚11、前記ポッドオープナ14との間で前記ポッド9を搬送する様に構成されている。
前記筐体2内の前後方向の略中央部に於ける下部には、サブ筐体16が後端に亘って設けられている。該サブ筐体16の正面壁17にはウェーハ(基板)18を前記サブ筐体16内に対して搬入搬出する為のウェーハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)19が一対、垂直方向に上下2段に並べられて開設されており、上下段のウェーハ搬入搬出口19,19に対して前記ポッドオープナ14がそれぞれ設けられている。
該ポッドオープナ14は前記ポッド9を載置する載置台21と、前記ポッド9の蓋を開閉する開閉機構22とを備えている。前記ポッドオープナ14は前記載置台21に載置された前記ポッド9の蓋を前記開閉機構22によって開閉することにより、前記ポッド9のウェーハ出入口を開閉する様に構成されている。
前記サブ筐体16は前記ポッド搬送装置15や前記回転式ポッド棚11が配設されている空間(ポッド搬送空間)から気密となっている移載室23を構成している。該移載室23の前側領域にはウェーハ移載機構(基板移載機構)24が設置されており、該ウェーハ移載機構24は、ウェーハ18を載置する所要枚数(図示では5枚)のウェーハ載置プレート25を具備し、該ウェーハ載置プレート25は水平方向に直動可能、水平方向に回転可能、又昇降可能となっている。前記ウェーハ移載機構24はボート(基板保持具)26に対してウェーハ18を装填及び払出しする様に構成されている。
前記移載室23の後側領域には、前記ボート26を収容して待機させる待機部27が構成され、該待機部27の上方には縦型の処理炉28が設けられている。該処理炉28は内部に処理室29を形成し、該処理室29の下端部は炉口部となっており、該炉口部は炉口シャッタ(炉口開閉機構)31により開閉される様になっている。
前記筐体2の右側端部と前記サブ筐体16の前記待機部27の右側端部との間には前記ボート26を昇降させる為のボートエレベータ(基板保持具昇降装置)32が設置されている。該ボートエレベータ32の昇降台に連結されたアーム33には蓋体としてのシールキャップ34が水平に取付けられており、該シールキャップ34は前記ボート26を垂直に支持し、該ボート26を前記処理室29に装入した状態で前記炉口部を気密に閉塞可能となっている。
前記ボート26は、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウェーハ18をその中心に揃えて水平姿勢で多段に保持する様に構成されている。
前記ボートエレベータ32側と対向した位置にはクリーンユニット35が配設され、該クリーンユニット35は、清浄化した雰囲気若しくは不活性ガスであるクリーンエア36を供給する様供給ファン及び防塵フィルタで構成されている。前記ウェーハ移載機構24と前記クリーンユニット35との間には、ウェーハ18の円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合せ装置(図示せず)が設置されている。
前記クリーンユニット35から吹出された前記クリーンエア36は、ノッチ合せ装置(図示せず)及び前記ウェーハ移載機構24、前記ボート26に流通された後に、図示しないダクトにより吸込まれて、前記筐体2の外部に排気がなされるか、若しくは前記クリーンユニット35によって前記移載室23内に吹出されるように構成されている。
次に、前記基板処理装置1の作動について説明する。
前記ポッド9が前記ロードポート8に供給されると、前記ポッド搬入搬出口6が前記フロントシャッタ7によって開放される。前記ロードポート8上の前記ポッド9は前記ポッド搬送装置15によって前記筐体2の内部へ前記ポッド搬入搬出口6を通して搬入され、前記回転式ポッド棚11の指定された前記棚板13へ載置される。前記ポッド9は前記回転式ポッド棚11で一時的に保管された後、前記ポッド搬送装置15により前記棚板13からいずれか一方のポッドオープナ14に搬送されて前記載置台21に移載されるか、若しくは前記ロードポート8から直接前記載置台21に移載される。
この際、前記ウェーハ搬入搬出口19は前記開閉機構22によって閉じられており、前記移載室23には前記クリーンエア36が流通され、充満している。例えば、前記移載室23には前記クリーンエア36として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、前記筐体2の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遙かに低く設定されている。
前記載置台21に載置された前記ポッド9はその開口側端面が前記サブ筐体16の前記正面壁17に於ける前記ウェーハ搬入搬出口19の開口縁辺部に押付けられると共に、蓋が前記開閉機構22によって取外され、ウェーハ出入口が開放される。
前記ポッド9が前記ポッドオープナ14によって開放されると、ウェーハ18は前記ポッド9から前記ウェーハ移載機構24によって取出され、ノッチ合せ装置(図示せず)に移送され、該ノッチ合せ装置にてウェーハ18を整合した後、前記ウェーハ移載機構24はウェーハ18を前記移載室23の後方にある前記待機部27へ搬入し、前記ボート26に装填(チャージング)する。
該ボート26にウェーハ18を受渡した前記ウェーハ移載機構24は前記ポッド9に戻り、次のウェーハ18を前記ボート26に装填する。
一方(上端又は下段)のポッドオープナ14に於ける前記ウェーハ移載機構24によりウェーハ18の前記ボート26への装填作業中に、他方(下段又は上段)のポッドオープナ14には前記回転式ポッド棚11から別のポッド9が前記ポッド搬送装置15によって搬送されて移載され、前記他方のポッドオープナ14によるポッド9の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウェーハ18が前記ボート26に装填されると前記炉口シャッタ31によって閉じられていた前記処理炉28の炉口部が前記炉口シャッタ31によって開放される。続いて、前記ボート26は前記ボートエレベータ32によって上昇され、前記処理室29に搬入(ローディング)される。
ローディング後は、前記シールキャップ34によって炉口部が気密に閉塞される。
前記処理室29が所望の圧力(真空度)となる様にガス排気機構(図示せず)によって真空排気される。又、前記処理室29が所望の温度分布となる様にヒータ駆動部(図示せず)によって所定温度迄加熱される。
又、ガス供給機構(図示せず)により、所定の流量に制御された処理ガスが供給され、処理ガスが前記処理室29を流通する過程で、ウェーハ18の表面と接触し、この際に熱CVD反応によってウェーハ18の表面上に薄膜が成膜される。更に、反応後の処理ガスは、前記ガス排気機構により前記処理室29から排気される。
予め設定された処理時間が経過すると、前記ガス供給機構により不活性ガス供給源(図示せず)から不活性ガスが供給され、前記処理室29が不活性ガスに置換されると共に、前記処理室29の圧力が常圧に復帰される。
前記ボートエレベータ32により前記シールキャップ34を介して前記ボート26が降下される。
処理後のウェーハ18の搬出については、上記説明と逆の手順で、ウェーハ18及びポッド9は前記筐体2の外部へ払出される。未処理のウェーハ18が、更に前記ボート26に装填され、ウェーハ18のバッチ処理が繰返される。
前記処理炉28、基板を搬送する搬送機構、前記処理炉28に処理ガス等を供給するガス供給機構、前記処理炉28内を排気するガス排気機構、前記処理炉28を所定温度に加熱するヒータ駆動部、及び前記処理炉28、前記搬送機構、前記ガス供給機構、前記ガス排気機構、前記ヒータ駆動部をそれぞれ制御する制御装置37について、図3を参照して説明する。
図3中、38はプロセス制御部、39は搬送制御部、41は主制御部を示しており、前記プロセス制御部38は記憶部42を具備し、該記憶部42にはプロセスを実行する為に必要なプロセス実行プログラム、後述する検出器から取得する属性情報を予め定義したテーブル及び前記検出器から取得した属性情報を保存する格納領域や、後述する操作部55から前記主制御部41を介して入力された設定値と、前記検出器からフィードバックされた実測値の比較を行う比較プログラム、属性情報を後述する表示部56に表示できる様変換する変換プログラム等が格納されている。前記搬送制御部39は記憶部43を具備し、該記憶部43にはウェーハの搬送を実行する為の搬送プログラムが格納され、前記主制御部41はデータ格納手段44を具備し、該データ格納手段44は、例えばHDD等の外部記憶装置から成る。尚、プロセス実行プログラム、比較プログラム、変換プログラム、搬送プログラムは前記データ格納手段44に格納されていてもよい。
又、前記プロセス制御部38はプロセス実行機構部を制御し、該プロセス実行機構部は各処理工程を実行するアクチュエータの駆動を制御する流量制御部45、加熱制御部46、圧力制御部47から成っている。例えば前記流量制御部45はバルブの開閉、流量制御器等の作動を制御して前記処理炉28への処理ガスの供給流量を制御し、前記加熱制御部46は前記処理炉28の加熱制御を行い、前記圧力制御部47は前記処理炉28からのガスの排気を制御し、或は前記処理炉28の圧力制御を行う機能を有している。又、48は前記流量制御部45によって制御される流量制御器(以下、MFCと称す)を示しており、49は加熱制御部46によって制御されるヒータを示しており、51は前記圧力制御部47によって制御される圧力バルブを示している。
又、53は温度検出手段としての温度検出器を示し、54は圧力検出手段としての圧力センサを示しており、前記温度検出器53は、前記ヒータ49の状態を検出して検出結果を前記加熱制御部46にフィードバックし、前記圧力センサ54は、前記圧力バルブ51の状態を検出して検出結果を前記圧力制御部47にフィードバックする機能を有している。尚、前記MFC48は処理ガスの供給流量を制御すると共に、現在の状態を検出して検出結果を前記流量制御部45にフィードバックする流量検出器(流量検出手段)としてのセンサを兼ねている。又、前記MFC48は、流量だけでなく種々の情報を含む属性情報を前記流量制御部45を介して前記プロセス制御部38へとフィードバックしている。尚、該流量制御部45と前記MFC48は一体となっていてもよい。
又、55はキーボード、マウス、操作パネル等の操作部を示しており、56はモニタ等の表示部を示している。
前記流量制御部45、前記加熱制御部46、前記圧力制御部47には、前記プロセス制御部38から設定値の指示、或は処理シーケンスに従った指令信号が入力され、前記プロセス制御部38はMFC48、前記温度検出器53、前記圧力センサ54が検出した検出結果を基に、前記流量制御部45、前記加熱制御部46、前記圧力制御部47を統括して制御する。
又、前記プロセス制御部38は、前記主制御部41を介した前記操作部55からの指令により、基板処理を実行し、又基板処理の実行は前記プロセス制御部38が、前記記憶部42に格納されたプログラムに従って、他の制御系とは独立して実行する。従って、前記搬送制御部39、前記主制御部41に問題が発生しても、ウェーハ18の搬送は中断されることなく完遂される。
前記搬送制御部39は、前記主制御部41を介した前記操作部55からの指令によって前記ポッド搬送装置15、前記ウェーハ移載機構24、前記ボートエレベータ32を駆動して、ウェーハ18の搬送を実行する。ウェーハ18の搬送は、前記記憶部43に格納された搬送プログラムによって他の制御系とは独立して実行する。従って、前記プロセス制御部38、前記主制御部41に問題が発生しても、ウェーハ18の搬送は中断されることなく完遂される。
前記データ格納手段44には、基板処理進行を統括するプログラム、処理内容、処理条件を設定する為の設定プログラム、基板処理の為のレシピ、前記プロセス制御部38、前記搬送制御部39とLAN等の通信手段を介してデータの送受信を行う通信プログラム、前記流量制御部45、前記加熱制御部46、前記圧力制御部47の状態を前記表示部56に表示する為のプログラム、又前記流量制御部45、前記加熱制御部46、前記圧力制御部47を駆動制御する為に必要なパラメータの編集を行う操作プログラム等の各種プログラムがファイルとして格納されている。
又、前記データ格納手段44はデータ格納領域を有し、該データ格納領域には基板処理に必要とされるパラメータが格納され、前記MFC48、前記温度検出器53、前記圧力センサ54の設定値、検出結果、処理の状態等の情報が経時的に格納される。
本発明のMFC48はデジタルMFCであり、該MFC48がデジタル回線を介して前記流量制御部45に接続されており、前記MFC48は、現在の流量情報、流量設定情報、ガス種、フルスケール情報、前記MFC48識別用のデバイスタイプ、メーカ識別用のベンダID、機種識別用のプロダクトコード等の属性情報を保有し、又出力可能である。
次に、本実施例で前記プロセス制御部38により取得される前記MFC48の属性情報について、図6を用いて説明する。
前記記憶部42は、図6(A)に示される様な、前記MFC48から取得する属性情報を予め定義しておく取得属性情報定義テーブル61と、図6(B)に示される様な、前記MFC48から取得した属性情報を保存する属性情報データ展開領域62が、設けられる前記MFC48の個数分格納されている。
前記取得属性情報定義テーブル61は、デバイスを識別する為のデバイスタイプ、メーカを識別する為のベンダID、機種を識別する為のプロダクトコードを有すると共に、複数(図示では1〜n個)のオブジェクトを有し、該オブジェクトが複数(図示では1〜n個)の属性情報を有しているので、メーカ毎或は機種毎に保持する属性情報が異なった場合であっても、両者の差異を吸収し、同形式の前記属性情報データ展開領域62に保存し前記記憶部42に格納できる様になっている。
尚、図中、取得対象オブジェクト情報は、ガス種情報やフルスケール情報等の属性情報を示すものであり、取得対象オブジェクト情報の下位情報である取得対象属性情報は、メーカや機種毎の差異を吸収し共通化する為に定義されたテーブルとなっている。
本実施例に於いては、前記MFC48を前記流量制御部45に接続した段階で、該流量制御部45を介して前記プロセス制御部38が前記取得属性情報定義テーブル61を参照し、前記MFC48に対して予め前記取得属性情報定義テーブル61にて定義された1番〜n番迄の属性情報(図6では取得対象オブジェクト情報)を要求する。該MFC48は要求に従ってフルスケール情報を始めとした各種属性情報を前記プロセス制御部38に送信し、該プロセス制御部38は、各種属性情報を前記属性情報データ展開領域62にて保存し前記記憶部42内に格納すると共に、変換プログラムにより属性情報をモニタデータに変換し、前記表示部56に表示させる様になっている。
又、前記プロセス制御部38内の前記記憶部42には、接続された前記MFC48のフルスケール情報が予め格納されており、該フルスケール情報と前記MFC48から送られてきたフルスケール情報が前記比較プログラムによって比較され、比較結果が前記記憶部42に格納される。ここで、一致していない場合、エラーを発生し、作業者に通知する。この様にすれば、誤って接続されたMFC48を接続時に適切なMFC48に交換することができるので望ましい。
次に、本発明では、基板処理を行う際に、前記操作部55から指示を入力することで、前記データ格納手段44にファイルとして格納されている基板処理進行を統括するプログラムが実行される。
該プログラムが実行されると、前記主制御部41からの指令により、前記プロセス制御部38は、LANを介して前記データ格納手段44に格納された基板処理のレシピのダウンロードを要求する。前記プロセス制御部38の要求に対して、前記記憶部42に格納されていた前記MFC48のフルスケール情報と、該MFC48から送られてきたフルスケール情報の比較結果が一致していた場合には、前記プロセス制御部38の要求に従って前記レシピをダウンロードさせ、前記記憶部42に格納されていた前記MFC48のフルスケール情報と、該MFC48から送られてきたフルスケール情報の比較結果が一致していなかった場合には、ダウンロード処理が中断させる。又、比較結果が一致しなかった場合、アラームを発生させ、作業者に報告する様にしてもよい。
先ず、図7に示すフローチャートを用い、前記プロセス制御部38が前記MFC48から属性情報を取得し、該属性情報を前記表示部56に表示させる迄の処理について説明する。
STEP:21 前記MFC48を、前記流量制御部45を介して前記プロセス制御部38とデジタル回線で接続する。
STEP:22 前記MFC48との回線接続が確立されると、前記プロセス制御部38が前記取得属性情報定義テーブル61を参照する。
STEP:23 該取得属性情報定義テーブル61には1番〜n番迄の属性情報が定義されており、先ず属性番号を表すxに対して1を設定する。
STEP:24 前記プロセス制御部38が、前記流量制御部45を介してx番(初回であれば1番)に定義されている属性情報を前記MFC48に対して要求する。
STEP:25 該MFC48は、前記プロセス制御部38からの要求に従ってx番の属性情報を送信し、該プロセス制御部38が前記MFC48の属性情報を取得する。
STEP:26 前記プロセス制御部38は、取得した属性情報を前記属性情報データ展開領域62にて保存し、前記記憶部42に格納する。
STEP:27 属性情報を該記憶部42に格納後、取得した属性情報の番号xがnであるかどうかが判断される。
STEP:28 xがnでなかった場合には、x=x+1としてSTEP:24の処理が行われ、x+1番の属性情報を前記MFC48に対して要求し、x=nとなる迄STEP:24〜STEP:26の処理が繰返される。
STEP:29 x=nとなった段階で、前記取得属性情報定義テーブル61に定義された1番〜n番迄の属性情報の取得が完了し、最後に取得した属性情報を変換プログラムによりモニタデータに変換し、前記主制御部41を介して前記表示部56に送信することで、該表示部56に前記MFC48の属性情報が表示される。
次に、前記記憶部42内に格納された前記MFC48のフルスケール情報と、該MFC48から送られてきたフルスケール情報の比較、及び該フルスケール情報の比較を用いた基板処理レシピのダウンロードの成否について、図4、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、図4に於いて、前記記憶部42内に予め格納された前記MFC48のフルスケール情報と、該MFC48から送られてきたフルスケール情報を比較する場合について説明する。
STEP:01 前記MFC48を、前記流量制御部45を介して前記プロセス制御部38とデジタル回線で接続する。
STEP:02 前記プロセス制御部38が、前記流量制御部45を介して前記MFC48が有するフルスケール情報を要求する。
STEP:03 前記プロセス制御部38が、前記MFC48から送られてきたフルスケール情報を取得する。
STEP:04 該MFC48からのフルスケール情報の取得に連動して、前記記憶部42内に格納された比較プログラムが起動し、該記憶部42内に予め格納されたフルスケール情報と、前記MFC48から送られてきたフルスケール情報を比較する。
STEP:05 予め格納されていたフルスケール情報と、前記MFC48から送られてきたフルスケール情報が一致した、或は一致しなかったという結果に拘らず、比較結果が前記記憶部42に格納される。
次に、図5に於いて、図示しないガス供給源から前記処理室29内に処理ガスを供給し、ウェーハ18に対して膜を生成する成膜処理について説明する。
マウスやキーボード等の操作部55より指示が入力され、処理が開始される。
STEP:11 前記主制御部41は前記データ格納手段44を具備しており、前記プロセス制御部38が前記主制御部41に対し、前記データ格納手段44に格納された成膜処理を行う為の成膜レシピのダウンロード要求と共に、前記記憶部42に格納されたフルスケール情報の比較結果を送信する。
STEP:12 前記主制御部41が、前記プロセス制御部38から送信された成膜レシピのダウンロード要求、及びフルスケール情報の比較結果を受信する。
STEP:13 前記主制御部41にて、フルスケール情報の比較結果が一致しているか否かを判別する。
STEP:14 フルスケール情報の比較結果が一致していた場合には、前記主制御部41は、前記プロセス制御部38からのダウンロード要求に従って、前記成膜レシピを送信する。
STEP:15 前記プロセス制御部38が、前記主制御部41から送られてきた前記成膜レシピを受信することでダウンロードが成功し、前記流量制御部45が前記成膜レシピに従って前記処理室29に処理ガスを導入し、成膜処理が行われる。
STEP:16 フルスケール情報の比較結果が一致していなかった場合には、前記プロセス制御部38からの前記成膜レシピのダウンロード要求が、前記主制御部41に拒否される。
STEP:17 前記成膜レシピが前記主制御部41から送られず、前記プロセス制御部38が前記成膜レシピを受信できない為、ダウンロードが失敗する。従って、これ以上の処理を行うことができず、処理が中断される。
上述の様に、本発明は、前記操作部55を介して前記主制御部41で設定され、前記記憶部42に格納された前記MFC48のフルスケール情報と、前記プロセス制御部38の要求に従って送られてきた前記MFC48のフルスケール情報を比較し、比較の結果、フルスケール情報が一致しなかった場合には、所定の流量を流すことなく処理が中断されるので、誤った前記MFC48を接続した場合でも基板処理に影響を与えることがなく、作業者に対してエラーを通知する等して速やかに適切な前記MFC48の交換を促すことができる。
本発明では、MFC48を接続した段階で、フルスケール情報の比較結果に拘わらず記憶部42に格納するだけだったが、フルスケール情報の比較結果が一致しなかった場合、主制御部41にアップロードする様にしてもよい。
尚、本発明の基板処理装置を用いた成膜処理には、例えばCVD、PVD、酸化膜、窒化膜を形成する処理や、金属を含む膜を形成する処理等を含む。
特に、処理の内容が複雑であり、複数の処理ガスを使用する場合や、複数の工程を経て処理が行われる場合等の様に、多数のMFCを使用する場合に有効である。本発明によれば、接続するMFCの数によらず前記表示部56上でMFCの属性情報を確認でき、又操作部55により管理するので誤って仕様の異なるMFCを接続することがなくなる。又、接続してもフルスケール情報を比較して基板処理に影響を与えることなく、作業者に対し、アラームを発し、MFCの交換を促すことができる。
更に、前記プロセス制御部38によって取得される属性情報は、前記取得属性情報定義テーブル61に予め定義する様にしたので、取得する属性情報の種類や数に変更する場合には、プログラムを変更せずに前記取得属性情報定義テーブル61の定義を変更すればよく、取得する属性情報に変更があった場合でも容易に対応が可能となる。
尚、本発明は前記温度検出器53、前記圧力センサ54のフルスケール確認についても適用可能なことは言う迄もない。
又、本発明の基板処理装置は、半導体製造装置だけではなく、LCD装置の様なガラス基板を処理する装置にも適用でき、縦型基板処理装置だけではなく、枚葉式の基板処理装置や横型の処理炉を有する基板処理装置にも適用できる。更に、露光装置やリソグラフィ装置、塗布装置等の他の基板処理装置に対しても同様に適用できるのは言う迄もない。
更に、複数の基板処理装置を備えた基板処理システムに於いて、複数の処理工程を経て、基板を処理する基板処理システムにも適用できる。
(付記)
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
(付記1)ファイルを実行する指示を入力する操作部と、該操作部からの指示に従い基板を処理する主制御部と、該主制御部に接続されたプロセス制御部とを有し、該プロセス制御部は各制御対象から送信されるフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部が保持しているフルスケール情報を比較し、比較結果を保持することを特徴とする基板処理装置。
(付記2)前記各制御対象の有するフルスケール情報と、前記プロセス制御部が保持しているフルスケール情報を比較し、前記各制御対象と前記プロセス制御部で保持するフルスケール情報が一致した場合には成膜レシピのダウンロードが実施され、前記各制御対象と前記プロセス制御部で保持するフルスケール情報が一致しなかった場合には前記成膜レシピのダウンロードが中止される付記1の基板処理装置。
(付記3)前記各制御対象は、現在の流量、流量設定情報、ガス種、フルスケール情報、製品名、シリアル番号の内少なくとも1つを含む属性情報を有する付記2の基板処理装置。
(付記4)ファイルを実行する指示を入力する操作部と、該操作部からの指示に従い基板を処理する主制御部と、該主制御部に接続されたプロセス制御部と表示部とを有し、前記プロセス制御部は各制御対象から取得する属性情報を予め定義したテーブルを保持しており、前記プロセス制御部は各制御対象から取得して前記テーブルに保存し、該テーブルに保存された属性情報に基づき、前記表示部に各制御対象の状態を表示させることを特徴とする基板処理装置。
1 基板処理装置
18 ウェーハ
28 処理炉
29 処理室
38 プロセス制御部
41 主制御部
42 記憶部
44 データ格納手段
45 流量制御部
48 MFC
61 取得属性情報定義テーブル
62 属性情報データ展開領域

Claims (1)

  1. ファイルを実行する指示を入力する操作部と、該操作部からの指示に従い基板を処理する主制御部と、該主制御部に接続されたプロセス制御部とを有し、該プロセス制御部は各制御対象から送信されるフルスケール情報を取得し、該フルスケール情報と前記プロセス制御部が保持しているフルスケール情報を比較し、比較結果を保持することを特徴とする基板処理装置。
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