JP2014136980A - 渦巻ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ効率を極端に低下させることなく、繊維状物質や固形状物質の通過性を向上させた渦巻ポンプを提供する。
【解決手段】ポンプケーシング10には、流路11の内側に向かって突出して、ボリュートの巻き始め部と巻き終わり部を区切る突出部14が設けられている。突出部14は、羽根車20の液体出口23に対向して配置されている。突出部14の一方の側端部14bでの先端断面の曲率半径Rbは、他方の側端部14aでの先端断面の曲率半径Raよりも大きくなっており、側端部14aは羽根車20の主板20aに対向し、側端部14bは主板20aとは反対側に位置している。
【選択図】図7

Description

本発明は渦巻ポンプに関し、特に繊維状物質や固形状物質を含む液体を移送する場合において、これらの物質によるポンプの閉塞を防ぐようにした渦巻ポンプに関するものである。
図1は従来の渦巻ポンプの子午面を示す図であり、図2は図1におけるII−II線断面を示す図である。図1および図2に示すように、吸込口1から羽根車20に流入した液体は羽根車20の回転により速度エネルギーが付与され、ポンプケーシング10内に形成されたボリュート状の流路11に周方向に吐出される。流路11は上流から下流に向かうに従い断面積が漸次拡大するように形成されており、流路11を流れる液体は、下流に向かうに従い断面積の拡大により減速されると共に速度エネルギーが圧力エネルギーに変換されて吐出口2より外部へ吐出される。
ポンプケーシング10には、ボリュートの巻き終わりの付近にボリュート状の流路11の内側に向かって突出する突出部12が設けられている。この突出部12によりボリュートの巻き始め部と巻き終わり部が区切られている。図3は図2に示す突出部12と羽根車20を矢印Aで示す方向から見た図である。突出部12と羽根車20との間には図3に示すように隙間Cがある。突出部12の先端は曲面で構成されており、その断面の曲率円(図3に点線で示す)の曲率半径Rは、突出部12の一方の側端部から他方の側端部まで一定である。図3に示す一点鎖線は、突出部12の先端断面の曲率円の中心位置を表している。
図2に示すように、流路11を流れる液体は突出部12で分流され、液体の一部は隙間Cを通ってポンプケーシング10内を循環する。ポンプ効率を考慮した場合、突出部12が液体の流れに乱れを与えないよう、突出部12の先端断面の曲率半径は小さくすることが望ましい。また、循環流れの量を抑えるために、突出部12と羽根車20との隙間Cは小さい方が望ましい。
図3に示すように、吸込口1から羽根車20に流入した液体の大部分は、ポンプケーシング10内の液体の流速が速い時、すなわち流量が多い時には羽根車20の主板20aに沿って流れ、ポンプケーシング10内の液体の流速が遅い時、すなわち流量が少ない時には主板20aの反対側に位置する側板20bに沿って流れる。図1は主板20aおよび側板20bを有するクローズ型の羽根車を例示しているが、主板および側板の無いオープン型、側板の無いセミオープン型の羽根車でも液体の流れ方は同様である。
特開2005−240766号 特表昭61−501939号
上述の従来技術において、繊維状物質や固形状物質を含む液体を移送した場合、図4に示すように繊維状物質は特に突出部12に引っ掛かり易く、固形状物質も隙間Cに詰り易い。この繊維状物質の引っ掛かりや固形状物質の詰りが継続して発生した場合、流路11が閉塞したり、羽根車20の回転が阻害されるなどして、送水不能に至る。このような繊維状物質や固形状物質の引っ掛かりや詰りは、ポンプケーシング10内の液体の流速が遅いとき、すなわちポンプの吐出流量が少ないときに顕著に発生し易くなる。
本発明は従来技術における上述の問題を解決するためのものであり、ポンプ効率を極端に低下させることなく、繊維状物質や固形状物質の通過性を向上させた渦巻ポンプを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の第1の態様は、主板と、該主板に固定された回転翼とを有する羽根車と、前記羽根車から吐出された液体を周方向に送り出すボリュート状の流路が形成されたポンプケーシングとを備えた渦巻ポンプであって、前記ポンプケーシングには、前記流路の内側に向かって突出して、ボリュートの巻き始め部と巻き終わり部を区切る突出部が設けられており、前記突出部は、前記羽根車の液体出口に対向して配置されており、前記突出部の一方の側端部での先端断面の曲率半径は、他方の側端部での先端断面の曲率半径よりも大きくなっており、前記他方の側端部は前記主板に対向し、前記一方の側端部は前記主板とは反対側に位置していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記一方の側端部での前記曲率半径を第1の値とし、前記他方の側端部での前記曲率半径を第2の値とすると、前記突出部の先端断面の曲率半径は、前記第2の値から前記第1の値まで一定の割合で増加していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記一方の側端部での前記曲率半径を第1の値とし、前記他方の側端部での前記曲率半径を第2の値とすると、前記突出部の先端断面の曲率半径は、前記第2の値から前記第1の値まで段階的に増加していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記一方の側端部での前記曲率半径を第1の値とし、前記他方の側端部での前記曲率半径を第2の値とすると、前記突出部の先端断面の曲率半径は、連続的に変化する増加率で前記第2の値から前記第1の値まで増加していることを特徴とする。
本発明の第2の態様は、主板と、該主板に固定された回転翼とを有する羽根車と、前記羽根車から吐出された液体を周方向に送り出すボリュート状の流路が形成されたポンプケーシングとを備えた渦巻ポンプであって、前記ポンプケーシングには、前記流路の内側に向かって突出して、ボリュートの巻き始め部と巻き終わり部を区切る突出部が設けられており、前記突出部は、前記羽根車の液体出口に対向して配置されており、前記突出部の一方の側端部と前記羽根車との隙間は、他方の側端部と前記羽根車との隙間よりも大きくなっており、前記他方の側端部は前記主板に対向し、前記一方の側端部は前記主板とは反対側に位置していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記一方の側端部と前記羽根車との隙間を第1の値とし、前記他方の側端部と前記羽根車との隙間を第2の値とすると、前記突出部と前記羽根車との隙間は、前記第2の値から前記第1の値まで一定の割合で増加していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記一方の側端部と前記羽根車との隙間を第1の値とし、前記他方の側端部と前記羽根車との隙間を第2の値とすると、前記突出部と前記羽根車との隙間は、前記第2の値から前記第1の値まで段階的に増加していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記一方の側端部と前記羽根車との隙間を第1の値とし、前記他方の側端部と前記羽根車との隙間を第2の値とすると、前記突出部と前記羽根車との隙間は、連続的に変化する増加率で前記第2の値から前記第1の値まで増加していることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、反主板側にある突出部の側端部での先端断面の曲率半径を大きくすることで、液体の流量が少ない時の繊維状物質の通過性を向上させることができる。さらに、主板に対向する他方の側端部では突出部の先端断面は小さな曲率半径を有しているので、液体の流量が多い時に液体の流れが突出部によって乱されにくい。したがって、ポンプ効率の低下が防止される。
本発明の第2の態様によれば、反主板側にある突出部の側端部と羽根車との隙間を大きく形成することで、液体の流量が少ない時の固形状物質の通過性を向上させることができる。さらに、主板に対向する他方の側端部と羽根車との隙間は小さく形成されているので、液体の流量が多い時に液体の循環量を小さく維持することができる。したがって、ポンプ効率の低下が防止される。
従来の渦巻ポンプの子午面を示す図である。 図1におけるII−II線断面を示す図である。 図2に示す突出部と羽根車を矢印Aで示す方向から見た図である。 繊維状物質の引っ掛かり状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る渦巻ポンプの断面図である。 図5に示すポンプの一部を示す拡大図である。 図6に示すポンプの一部を矢印Bで示す方向から見た図である。 図5に示す実施形態の変形例を示す図である。 図5に示す実施形態のさらに変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る渦巻ポンプの断面図である。 図10に示すポンプの一部を示す拡大図である。 図11に示すポンプの一部を矢印Dで示す方向から見た図である。 図12に示す実施形態の変形例を示す図である。 図12に示す実施形態のさらに変形例を示す図である。 第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた図である。 図15に示すポンプの一部を矢印Eで示す方向から見た図である。 図15に示す渦巻ポンプの変形例を示す図である。 図15に示す渦巻ポンプのさらに変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図5は本発明の第1の実施形態に係る渦巻ポンプの断面図であり、図6は図5に示すポンプの一部を示す拡大図であり、図7は図6に示すポンプの一部を矢印Bで示す方向から見た図である。本実施形態に係る渦巻ポンプの子午面図は、図1に示す子午面図と実質的に同様であるので、重複する図面を省略する。
渦巻ポンプは、吸込口1(図1参照)と吐出口2とを有するポンプケーシング10と、ポンプケーシング10の内部に回転自在に収容された羽根車20とを備えている。ポンプケーシング10はボリュート状に形成された流路11を有しており、ボリュートの巻き終わりの付近には流路11の内側に向かって突出する突出部14が設けられている。この突出部14によりボリュートの巻き始め部と巻き終わり部とが区切られている。
羽根車20は主板20aと側板20bと回転翼22とを備えている。回転翼22は螺旋状に延びており、主板20aと側板20bとの間に配置されている。このようなタイプの羽根車20は、いわゆるクローズ型の羽根車である。羽根車20は、図示しない回転軸に固定されており、図示しない駆動装置(モータ等)によって羽根車20は回転軸21と一体に回転するようになっている。回転する羽根車20によって、液体には速度エネルギーが付与され、羽根車20の外周部に形成された液体出口23からボリュート状の流路11に吐出される。突出部14と羽根車20との間には図7に示すように隙間Cが形成されている。
突出部14は、羽根車20の液体出口23に対向するように形成されている。突出部14の先端は曲面で構成されており、その先端断面の曲率円は図7に点線で示されている。図7に示す一点鎖線は、突出部14の先端断面の曲率円の中心位置を表している。図7に示すように、突出部14の一方の側端部14bでの先端断面の曲率半径Rbは、他方の側端部14aでの曲率半径Raよりも大きくなっている。突出部14の側端部14aは、羽根車20の主板20aに対向しており、突出部14の側端部14bは、羽根車20の主板20aとは反対側に位置している。本実施形態では、突出部14の側端部14bは、羽根車20の側板20bに対向している。図7の例では、突出部14の先端断面の曲率半径をRaからRbまで一定の割合で増加させている。
図7に示すように、羽根車20内を流れる液体の流量が多い場合、液体は羽根車20の主板20aに沿って流れ、流量が少ない場合、液体は反主板側に位置する側板20bに沿って流れる。繊維状物質の突出部14への引っ掛かりは流量の少ない時に顕著に発生し易くなる。本実施形態では、反主板側に位置する側端部14bでの突出部14の先端断面は大きな曲率半径Rbを有するので、羽根車20内を流れる液体の流量が少ない時に繊維状物質が突出部14に引っ掛かりにくくなる。さらに、主板20aに対向する突出部14の側端部14aではその先端断面は小さな曲率半径Raを有しているので、羽根車20内を流れる液体の流量が多い時に液体の流れが突出部14によって乱されにくい。したがって、液体の流量が多い時のポンプ効率の低下が防止される。
図7の例では、突出部14の先端断面の曲率半径をRaからRbまで一定割合で増加させているが、曲率半径Rbおよび曲率半径RaがRb>Raの条件を満たしていれば、本発明はこの例に限定されない。例えば図8に示すように、突出部14の先端断面の曲率半径をRaからRbまで段階的に増加させてもよいし、図9に示すように、突出部14の先端断面の曲率半径の増加率を連続的に変化させてもよい。
図10は本発明の第2の実施形態に係る渦巻ポンプの断面図であり、図11は図10に示すポンプの一部を示す拡大図であり、図12は図11に示すポンプの一部を矢印Dで示す方向から見た図である。図12に示すように、突出部14と羽根車20の外周部に形成されている液体出口23との隙間は、流路11を横切る方向に沿って変化している。より具体的には、羽根車20の側板20bに対向する突出部14の一方の側端部14bと羽根車20との隙間Cbは、主板20aに対向する他方の側端部14aと羽根車20との隙間Caよりも大きくなっている。
本実施形態では、突出部14の先端断面の曲率半径Rは一定であるが、反主板側にある側端部14bでの隙間Cbを大きく形成することで、羽根車20内を流れる液体の流量が少ない時に固形状物質が突出部14と羽根車20の外周部との間に引っ掛かることが防止される。さらに、主板20aに対向する側端部14aでの隙間Caを小さくすることで、ポンプケーシング10内を循環する循環流れの量を抑えることができ、ポンプ効率の著しい低下を防止することができる。
図12では、突出部14と羽根車20との隙間をCaからCbまで一定の割合で増加させる例を示しているが、隙間Cbおよび隙間CaがCb>Caの条件を満たしていれば、本発明はこの例に限定されない。例えば図13に示すように、突出部14と羽根車20との隙間をCaからCbまで段階的に増加させてもよいし、図14に示すように、突出部14と羽根車20との隙間の増加率を連続的に変化させてもよい。
図15に示すように、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせてもよい。図16は図15に示すポンプの一部を矢印Eで示す方向から見た図である。図16に示すように、隙間Cbおよび隙間CaはCb>Caの条件を満たし、曲率半径Rbおよび曲率半径RaはRb>Raの条件を満たす。本実施形態に係る渦巻ポンプをこのように構成することにより、液体の流量が少ない時に突出部14に繊維状物質が引っ掛かることを防止し、かつ、突出部14と羽根車20の外周部との隙間に固形状物質が詰まることを防止することができる。
図16では、突出部14と羽根車20との隙間をCaからCbまで一定の割合で増加させ、かつ突出部14の先端断面の曲率半径をRaからRbまで一定の割合で増加させている。図17に示すように、突出部14と羽根車20との隙間をCaからCbまで段階的に増加させ、かつ突出部14の先端断面の曲率半径をRaからRbまで段階的に増加させてもよい。さらに、図18に示すように、突出部14と羽根車20との隙間の増加率を連続的に変化させ、かつ突出部14の先端断面の曲率半径の増加率を連続的に変化させてもよい。このように、第1の実施形態と第2の実施形態とは、それぞれの効果を損なうことなく組み合わせることができる。
上述した実施形態はいわゆるクローズ型羽根車を有する渦巻ポンプであるが、本発明は、オープン型羽根車を有する渦巻ポンプ、およびセミオープン型羽根車を有する渦巻ポンプにも適用することが可能である。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 吸込口
2 吐出口
10 ポンプケーシング
12,14 突出部
11 流路
20 羽根車
20a 主板
20b 側板
22 回転翼
23 液体出口

Claims (8)

  1. 主板と、該主板に固定された回転翼とを有する羽根車と、
    前記羽根車から吐出された液体を周方向に送り出すボリュート状の流路が形成されたポンプケーシングとを備えた渦巻ポンプであって、
    前記ポンプケーシングには、前記流路の内側に向かって突出して、ボリュートの巻き始め部と巻き終わり部を区切る突出部が設けられており、
    前記突出部は、前記羽根車の液体出口に対向して配置されており、
    前記突出部の一方の側端部での先端断面の曲率半径は、他方の側端部での先端断面の曲率半径よりも大きくなっており、前記他方の側端部は前記主板に対向し、前記一方の側端部は前記主板とは反対側に位置していることを特徴とする渦巻ポンプ。
  2. 前記一方の側端部での前記曲率半径を第1の値とし、前記他方の側端部での前記曲率半径を第2の値とすると、前記突出部の先端断面の曲率半径は、前記第2の値から前記第1の値まで一定の割合で増加していることを特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。
  3. 前記一方の側端部での前記曲率半径を第1の値とし、前記他方の側端部での前記曲率半径を第2の値とすると、前記突出部の先端断面の曲率半径は、前記第2の値から前記第1の値まで段階的に増加していることを特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。
  4. 前記一方の側端部での前記曲率半径を第1の値とし、前記他方の側端部での前記曲率半径を第2の値とすると、前記突出部の先端断面の曲率半径は、連続的に変化する増加率で前記第2の値から前記第1の値まで増加していることを特徴とする請求項1に記載の渦巻ポンプ。
  5. 主板と、該主板に固定された回転翼とを有する羽根車と、
    前記羽根車から吐出された液体を周方向に送り出すボリュート状の流路が形成されたポンプケーシングとを備えた渦巻ポンプであって、
    前記ポンプケーシングには、前記流路の内側に向かって突出して、ボリュートの巻き始め部と巻き終わり部を区切る突出部が設けられており、
    前記突出部は、前記羽根車の液体出口に対向して配置されており、
    前記突出部の一方の側端部と前記羽根車との隙間は、他方の側端部と前記羽根車との隙間よりも大きくなっており、前記他方の側端部は前記主板に対向し、前記一方の側端部は前記主板とは反対側に位置していることを特徴とする渦巻ポンプ。
  6. 前記一方の側端部と前記羽根車との隙間を第1の値とし、前記他方の側端部と前記羽根車との隙間を第2の値とすると、前記突出部と前記羽根車との隙間は、前記第2の値から前記第1の値まで一定の割合で増加していることを特徴とする請求項5に記載の渦巻ポンプ。
  7. 前記一方の側端部と前記羽根車との隙間を第1の値とし、前記他方の側端部と前記羽根車との隙間を第2の値とすると、前記突出部と前記羽根車との隙間は、前記第2の値から前記第1の値まで段階的に増加していることを特徴とする請求項5に記載の渦巻ポンプ。
  8. 前記一方の側端部と前記羽根車との隙間を第1の値とし、前記他方の側端部と前記羽根車との隙間を第2の値とすると、前記突出部と前記羽根車との隙間は、連続的に変化する増加率で前記第2の値から前記第1の値まで増加していることを特徴とする請求項5に記載の渦巻ポンプ。
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