JP5748505B2 - 回転機械 - Google Patents
回転機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5748505B2 JP5748505B2 JP2011040008A JP2011040008A JP5748505B2 JP 5748505 B2 JP5748505 B2 JP 5748505B2 JP 2011040008 A JP2011040008 A JP 2011040008A JP 2011040008 A JP2011040008 A JP 2011040008A JP 5748505 B2 JP5748505 B2 JP 5748505B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- cross
- inlet
- outlet
- sectional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/18—Rotors
- F04D29/22—Rotors specially for centrifugal pumps
- F04D29/2205—Conventional flow pattern
- F04D29/2216—Shape, geometry
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
すなわち、本発明に係る回転機械は、軸線を中心に回転する回転体を備え、主半径方向に向かって作動流体が流通する流路を有する回転機械において、前記流路の延在方向に直交する断面形状における少なくとも一つの隅部の曲線の曲率半径が、前記流路の入口から中間部に向かうに従って漸次大きくなると共に、前記流路の前記中間部から出口に向かうに従って漸次小さくなり、前記流路は、前記中間部の前記断面形状が円形状であることを特徴とする。
このようにすれば、流路の断面形状の隅部の曲線の曲率半径が、流路の入口から中間部に向かうに従って漸次大きくなるので、相対的に隅部の曲線の曲率半径が小さくなる入口において流路断面積を大きく確保して、作動流体の衝突損失を抑制することができる。
一方、相対的に隅部の曲線の曲率半径が大きくなる中間部においては濡れ縁長さを小さくして、作動流体の摩擦損失を抑制することができる。
そして、流路の中間部に比べて、相対的に隅部の曲率半径が小さくなる出口においては、隅部が画定する空間を大きく確保することで作動流体の速度分布を穏やかにして、作動流体の偏流が生じることを抑制することができる。
従って、上記の流路を採用することで、隅部の曲線の曲率半径が一定となった流路を採用する場合に比べて、衝突損失の抑制、摩擦損失の抑制、及び、作動流体の偏流の抑制を図ることができるので、回転機械の効率を向上させることができる。
また、流路の中間部の断面形状が円形状であるので、濡れ縁長さを比較的に短く構成することができる。
このようにすれば、流路の入口及び出口の断面形状を多角形状に形成するので、流路の隅部を多角形の角部で構成することができる。
このようにすれば、羽根車において衝突損失の抑制、摩擦損失の抑制、及び、作動流体の偏流の抑制を図ることができる。
このようにすれば、流路の出口の断面積が大きくなるので、流路の出口に生じ得る圧力脈動を抑えることができる。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態に係るポンプM1の子午断面の要部拡大図である。
図1に示すように、ポンプM1は、ロータ1とステータ2とを有している。
なお、以下の説明においては、軸線Pの延在方向を「主軸方向」と、主軸11の周方向を「円周方向」、主軸11の半径方向を「主半径方向」という。
図1及び図2に示すように、羽根車12は、所謂クローズドインペラタイプのものであり、複数の湾曲した羽根12aを主板12bと側板12cとで挟んで一体に構成されている。図2に示すように、羽根車12においては、複数の羽根12aが、羽根車12の中心軸周りに互いに間隔を空けて配列されている。このような構成により、羽根車12は、主板12bと側板12cとの間の空間が、複数の羽根12aによって複数に分割された空間となっている。そして、この分割された空間のそれぞれが用水Wの流路13(後述する。)となっている。
なお、羽根車12は、材料がねずみ鋳鉄やステンレス鋳鋼の場合には鋳造により製作され、材料がプラスチックなどの場合には射出成形又は光造型により製作されている。
この羽根車12は、主軸方向一方に向けて開口する内側開口12x1から、複数の羽根12aによって分割された各流路13に用水Wを流入させ、主半径方向外方に向けて開口する外側開口12x2から用水Wを全周状に流出させる。
スクロール20の高圧側の開口部には、ケーシングカバー25が固着されている。
このような構成において、用水Wは吸入口2aから吸入され、回転する羽根車12によって昇圧された後、吐出口2bから吐出される。
図3〜図5に示すように、流路13は、入口13aから出口13bに向かうに従って、濡れ縁長さ(流路13の延在方向に直交する直交断面において、流路13の流路壁面の断面輪郭長さ)が漸次大きくなっている。流路13は、流路13の延在方向に亘って、流路高さが略一定になっていると共に、流路幅が入口13aから出口13bに進むに従って大きくなっている。
図3に示すように、流路13の入口13aは、その直交断面形状が矩形状に形成されている。より具体的には、長辺を流路幅方向に、短辺を流路高さ方向にそれぞれ向けており、四つの隅部13rが円弧状に形成されている。本実施形態においては、入口13aの各隅部13rの断面輪郭が単曲線(曲率半径c=c1)となっている。
なお、本明細書において、「楕円状」とは、真正の楕円の他、中間部13cのように、流路幅方向における両端の断面輪郭が半円状になっていると共に流路幅方向における中央側が直線状になっている形状も含む意味で用いている。
仮に、流路13の四つの隅部13rを、流路13の延在方向全域に亘って曲率半径c=c1で形成した仮想例の場合には、図6に破線で示すように、入口13aから出口13bまで流路13の濡れ縁長さが単調に増加する。
これに対して、本実施形態のように、流路13の四つの隅部13rの曲線の曲率半径cを、流路13の延在方向においてに変化させた場合(曲率半径c〈c1→c2→c1〉)には、図6に実線で示すように、流路13の濡れ縁長さを、入口13aから中間部13cまで穏やかに増加させた後に、中間部13cにおいて仮想例と同様の傾きで増加させ、中間部13cから出口13bまで急激に増加させる。
図7に示すように、入口13aにおいては、四つの隅部13rが曲率半径c1で形成されて、各隅部13rが比較的に大きい空間を画定していることから、用水Wが流入し易い。例えば、四つの隅部13rを曲率半径c2で形成した仮想例と比較すると、図7にドットで示す領域s1×4だけ流路13の入口13aが広くなることから、入口13aにおける用水Wの衝突損失が抑制され、用水Wが入口13aにスムーズに流入する。
図8に示すように、中間部13cにおいては、四つの隅部13rが曲率半径c2で形成されて、各隅部13rが比較的に小さい空間を画定していることから、濡れ縁長さが小さくなる。例えば、四つの隅部13rを曲率半径c1で形成した仮想例と比較すると、図8にドットで示す領域s3×4だけ流路13の流路断面積が狭くなる分に応じて濡れ縁長さが小さくなる。このため、中間部13cにおいて、流路13の流路壁面に対する用水Wの摩擦損失が抑制される。
また、流路13の入口13aから中間部13cまで、及び、中間部13cから出口13bまでの範囲においても、四つの隅部13rの曲率半径cが、入口13aと出口13bとにおける曲率半径c1よりも大きく形成されていることから、四つの隅部13rを曲率半径c1で形成した仮想例と比較して、濡れ縁長さが小さくなる(図6参照)。このため、流路13の入口13aから中間部13cまで、及び、中間部13cから出口13bまでの範囲においても、流路13の流路壁面に対する用水Wの摩擦損失が抑制される。
一方、相対的に隅部13rの曲線の曲率半径が大きくなる中間部13cにおいては濡れ縁長さを小さくして、用水Wの摩擦損失を抑制することができる。
そして、流路13の中間部13cに比べて、相対的に隅部13rの曲率半径が小さくなる出口13bにおいては、隅部13rが画定する空間を大きく確保することで用水Wの速度分布を穏やかにして、用水Wの偏流が生じることを抑制することができる。
従って、上記の流路13を採用することで、隅部13rの曲線の曲率半径が一定となった流路13を採用する場合に比べて、衝突損失の抑制、摩擦損失の抑制、及び、用水Wの偏流の抑制を図ることができるので、ポンプM1の効率を向上させることができる。
また、流路13は、流路13の中間部13cの直交断面形状が楕円状に形成するので、濡れ縁長さを比較的に短く構成することができる。また、直交断面形状が矩形状に形成された入口13aと出口13bとに対して、中間部13cの直交断面形状を滑らかに連続させることができる。
また、流路13の入口13a、中間部13c、出口13bを、矩形状、楕円状、矩形状と変化させるので、比較的に流路13を容易に形成することができる。
以下、本発明の第二実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の説明及びその説明に用いる図面において、既に説明を終えた構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
この羽根車32は、円周方向に隣り合う羽根32aの間に、流路14が曲線状に形成されている。この流路14は、上述した第一実施形態よりも厚く形成された羽根32aによって、所定の曲率でカーブするように画定されている。この流路14の流路幅は、流路14の延在方向における各直交断面において、上述した第一実施形態の流路13の流路幅よりも狭くなっている。
例えば、上述した各実施形態においては、流路13,14の所定の範囲に亘って中間部13c,14cとしたが、範囲を設定せずに或る位置だけを中間部としてもよい。また、中間部13c,14cの位置は、入口13a,14aと出口13b,14bとの間であればいずれの位置であってもよい。
12x1…内側開口
12x2…外側開口
13,14…流路
13a,14a…入口
13b,14b…出口
13c,14c…中間部
13r,14r…隅部
M1,M2…ポンプ(回転機械)
P…軸線
W…用水(作動流体)
c(c1,c2)…曲率半径
Claims (4)
- 軸線を中心に回転する回転体を備え、主半径方向に向かって作動流体が流通する流路を有する回転機械において、
前記流路の延在方向に直交する断面形状における少なくとも一つの隅部の曲線の曲率半径が、前記流路の入口から中間部に向かうに従って漸次大きくなると共に、前記流路の前記中間部から出口に向かうに従って漸次小さくなり、
前記流路は、前記中間部の前記断面形状が円形状であることを特徴とすることを特徴とする回転機械。 - 前記流路は、前記入口及び前記出口のうち少なくとも一方の前記断面形状が多角形状であることを特徴とする請求項1に記載の回転機械。
- 前記回転体は、前記主半径方向の内側において前記軸線が延びる主軸方向に向けて開口する内側開口と前記主半径方向の外側において前記主半径方向に向けて開口する外側開口との間で前記作動流体を流通させ、
前記流路は、前記回転体において前記軸線周りに間隔を空けて複数形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転機械。 - 前記流路は、前記断面形状の断面積を、前記入口から前記出口に向けて漸次大きくさせることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の回転機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040008A JP5748505B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 回転機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040008A JP5748505B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 回転機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012177320A JP2012177320A (ja) | 2012-09-13 |
JP5748505B2 true JP5748505B2 (ja) | 2015-07-15 |
Family
ID=46979317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011040008A Expired - Fee Related JP5748505B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 回転機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5748505B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6671048B2 (ja) * | 2015-11-12 | 2020-03-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ポンプ |
JP2021156223A (ja) | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | インペラ、及び遠心圧縮機 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6088898A (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-18 | Sanyo Electric Co Ltd | 遠心送風機 |
JP2003201994A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-18 | Ebara Corp | 遠心ポンプ |
JP2008286058A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 圧縮機用遠心羽根車及びその製造方法 |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040008A patent/JP5748505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012177320A (ja) | 2012-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9874219B2 (en) | Impeller and fluid machine | |
JP6716220B2 (ja) | 遠心圧縮機段 | |
KR101252984B1 (ko) | 고속 원심 펌프용 유동 벡터 제어기 | |
JP6504273B2 (ja) | 遠心圧縮機 | |
JP6682483B2 (ja) | 遠心回転機械 | |
US9551354B2 (en) | Regenerative-type fluid machinery having a guide vane on a channel wall | |
JP2017515042A (ja) | 羽根車、特にサイドチャネルマシーン用羽根車 | |
JP6051056B2 (ja) | 渦巻ポンプ | |
JP2018526573A (ja) | 低い製造コスト及び半径方向負荷低減のためのボリュートデザイン | |
JP5748505B2 (ja) | 回転機械 | |
JP6374744B2 (ja) | インペラを備えたウォーターポンプ | |
JP2016133105A (ja) | 電動送風機 | |
US10859092B2 (en) | Impeller and rotating machine | |
JP5641971B2 (ja) | 流体機械のガイドベーンおよび流体機械 | |
JP6667323B2 (ja) | 遠心回転機械 | |
JP2015031180A (ja) | 回転機械 | |
JP6740070B2 (ja) | 流体機械 | |
JP6802770B2 (ja) | 流体機械 | |
JP6761816B2 (ja) | 遠心圧縮機インペラおよび当該インペラを備える圧縮機 | |
JPS6344960B2 (ja) | ||
JP2015183575A (ja) | 流路形成部、ケーシング、および、遠心式回転機械 | |
JP6192008B2 (ja) | 回転機械 | |
JP6215154B2 (ja) | 回転機械 | |
JP6700893B2 (ja) | 羽根車、回転機械 | |
JP6690900B2 (ja) | 流体機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141113 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150414 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150512 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5748505 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |