JP2014136520A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の体格の違いによる表示像の視認性の低下を防止する。
【解決手段】運転者の目の位置を推定し、運転者の目の位置に基づいて表示像の背景となる背景領域を特定し、背景領域の輝度および色の少なくとも一方を検出し、表示像の視認性を向上するように背景領域の輝度および色の少なくとも一方に基づいて投影装置より照射される表示光を調光する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来、車両の室内天井最前部に設けられた自動調光装置から発せられた表示光を反射鏡によりフロントガラス上のコンバイナ上のドライバーの視線位置へ向けて反射すると共に車両前方の路面を背景に表示像を結像させるヘッドアップディスプレイにおいて、スポット型光センサにより表示像の背景となる路面の照度を検出し、この路面の照度に基づいて表示光の輝度を自動的に調整するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−50953号公報
上記特許文献1に記載されたような装置では、例えば、表示像の背景の照度が低い場合には白色の表示像を結像させ、表示像の背景の照度が高い場合には黒色の表示像を結像させるといったようにして、表示像の良好な視認性を得ることが可能である。
しかし、上記特許文献1に記載された装置は、運転者の体格等により、運転者の目の位置が異なることが考慮されていない。すなわち、上記特許文献1に記載された装置は、表示像の背景となる背景領域の照度をスポット型光センサを用いて検出するようになっているが、スポット型光センサの照度検出領域が固定となっている。このため、運転者の体格等によっては、表示像の背景となる路面の照度とスポット型光センサにより検出される照度とが一致しない場合が生じる。
このように表示像の背景となる路面の照度とスポット型光センサにより検出される照度とが一致しない場合、例えば、路面に横断歩道や制限速度等が描画されているような状況や車両前方に先行車両が走行しているような状況など、部分的に背景の照度が異なるような状況で、表示光の輝度調整が良好に行われず、表示像の視認性が低下してしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、運転者の体格の違いによる表示像の視認性の低下を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、投影装置(10)から照射される表示光をフロントガラスに設けられたコンバイナ(11)へ投影させ、運転者がコンバイナを通して表示光に応じた表示像(12a)を虚像として視認できるように表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、運転者の目の位置を推定する推定手段と、推定手段により推定された運転者の目の位置に基づいて表示像の背景となる背景領域を特定する背景領域特定手段と、背景領域特定手段により特定された背景領域の輝度および色の少なくとも一方を検出する検出手段と、表示像の視認性を向上するように背景領域の輝度および色の少なくとも一方に基づいて投影装置より照射される表示光を調光する調光手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、運転者の目の位置を推定し、運転者の目の位置に基づいて表示像の背景となる背景領域を特定し、背景領域の輝度および色の少なくとも一方を検出し、表示像の視認性を向上するように背景領域の輝度および色の少なくとも一方に基づいて投影装置より照射される表示光が調光されるので、運転者の体格の違いによる表示像の視認性の低下を防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の全体構成を示す図である。 投影装置の制御部のフローチャートである。 第1実施形態における運転者の目の位置の高さの推定方法について説明するための図である。 低身長の運転者と高身長の運転者の表示像の背景領域の違いについて説明するための図である。 カメラからの距離とカメラ画像における領域の関係について説明するための図である。 第2実施形態における運転者の目の位置の高さの推定方法について説明するための図である。 第3実施形態における運転者の目の位置の高さの推定方法について説明するための図である。 第4実施形態における運転者の目の位置の高さの推定方法について説明するための図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を図1に示す。本ヘッドアップディスプレイ装置は、車両のインストルメントパネル内等に設置された投影装置10から照射される表示光を、フロントガラスに設けられたコンバイナ11へ投影させ、乗員がコンバイナ11を通して表示光に応じた表示像12aを虚像として視認できるように表示を行うものである。
本実施形態におけるヘッドアップディスプレイ装置は、運転者の目の位置を推定し、この運転者の目の位置に基づいて表示像12aの背景となる背景領域12bを特定し、この背景領域12bの輝度を検出し、表示像の視認性を向上するように背景領域12bの輝度に基づいて表示装置より照射される表示光を調光する。
図2に、本ヘッドアップディスプレイ装置の全体構成を示す。本ヘッドアップディスプレイ装置1は、上記した投影装置10およびコンバイナ11を備えている。また、投影装置10は、制御部10aおよび光源10bを備えている。
制御部10aは、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはROMに記憶されたプログラムにしたがって各種処理を実施する。制御部10aの処理としては、CAN等の車両LAN3を介して必要な情報を取得し、取得した情報に基づいて表示する表示源(表示内容)を特定する処理等がある。また、光源10bは、表示源を表示するための表示光を照射するものである。
本ヘッドアップディスプレイ装置1の投影装置10には、車両の前方を撮影するカメラ2が接続されている。また、本ヘッドアップディスプレイ装置1の投影装置10には、車両LAN3を介して運転席シート制御装置5およびボデーECU4が接続されている。また、ボデーECU4には、ルームミラー装置6、サイドミラー装置7およびステアリング位置制御装置8が接続されている。
カメラ2は、車両の前方を撮影し、撮影した画像の投影装置10へ出力する。なお、本実施形態におけるカメラ2は、表示像12aの背景となる背景領域12bの輝度を検出するものとして用いられる。
運転席シート制御装置5、ルームミラー装置6、サイドミラー装置7およびステアリング位置制御装置8は、運転者の体格に合わせて位置、角度等を調整することが可能な車両装備である。これらの車両装備は、調整位置(調整角度を含む)を特定するための調整位置情報を出力する。
運転席シート制御装置5は、ユーザのスイッチ操作に応じて運転席のシートの座面の位置を車両前後方向に調整するとともに運転席のシートの背もたれの角度を調整するものである。運転席シート制御装置5は、運転席のシートの座面の車両前後方向の調整位置を特定するための調整位置情報を車両LAN3を介してヘッドアップディスプレイ装置1へ出力する。
また、ルームミラー装置6は、ユーザ操作に応じて車両後方を視認するための鏡面の角度を調整するものである。ルームミラー装置6は、車両後方を視認するための鏡面の角度(車両の前後方向の角度および左右方向の角度)の調整位置を特定するための調整位置情報をボデーECU4および車両LAN3を介してヘッドアップディスプレイ装置1へ出力する。
サイドミラー装置7は、車両の左右後方を視認するための鏡面の角度(上下方向の角度および左右方向の角度)を調整するものである。なお、車両の左右後方を視認するための鏡面は、車両のドア等に取り付けられている。サイドミラー装置7は、車両の左右後方を視認するための鏡面の角度の調整位置を特定するための調整位置情報をボデーECU4および車両LAN3を介してヘッドアップディスプレイ装置1へ出力する。
ステアリング位置制御装置8は、ユーザのスイッチ操作に応じて車両のステアリングの支持軸の軸方向の位置および上下方向の位置を調整するものである。ステアリング位置制御装置8は、車両のステアリングの支持軸の軸方向の位置および上下方向の位置の各調整位置を特定するための調整位置情報をボデーECU4および車両LAN3を介してヘッドアップディスプレイ装置1へ出力する。
ボデーECU4は、CPU、RAM、ROM、I/O等を備えたコンピュータとして構成されており、CPUはRAMに記憶されたプログラムに従って各種処理を実施する。ボデーECU4の処理としては、ルームミラー装置6、サイドミラー装置7およびステアリング位置制御装置8から各種情報を取得して車両LAN3上に流したり、車両LAN3上を流れているデータを収集してルームミラー装置6、サイドミラー装置7、ステアリング位置制御装置8等へ送出する処理等がある。
ナビゲーション装置9は、現在位置周辺の地図上に自車位置マークを重ねて表示する地図表示機能、出発地から目的地に至る最適な案内経路を探索する経路探索機能、案内経路に従って走行案内を行い走行案内機能等を有している。
本実施形態における投影装置10の制御部10aは、運転席シート制御装置5から運転席の座面の車両前後方向の調整位置を特定するための調整位置情報を取得し、この調整位置情報に基づいて運転者の目の位置を推定する。
図3に、投影装置10の制御部10aのフローチャートを示す。車両のイグニッションスイッチがオン状態となり、ユーザ操作に応じてヘッドアップディスプレイ装置1のメインスイッチ(図示せず)がオン状態になると、制御部10aは、図3に示す処理を定期的に実施する。
まず、運転席シート制御装置5から運転席の座面の車両前後方向の調整位置を特定するための調整位置情報を取得する(S100)。具体的には、車両LAN3、ボデーECU4を介して接続された運転席シート制御装置5から調整位置情報を取得する。
次に、運転者の目の位置を推定する(S102)。ここで、本実施形態における運転者の目の位置の推定手法について説明する。なお、運転者の目の位置について、車両左右方向の位置は運転者の身長によって大きく変化することがないため、本実施形態では、車両左右方向の目の位置は固定とし、鉛直方向の目の位置を推定する。
図4に、運転者が運転席に着座している様子を示す。まず、コンバイナ11の直下から運転席シートの座面の車両の前方の端部との長さ(第1の長さ)x1を、運転席シート制御装置5から取得した調整位置情報とコンバイナ11の位置から算出する。次に、第1の長さx1から運転者の目の位置の高さを推定する。
図5に示すように、身長の低い運転者は、アクセルペダルやブレーキペダルを踏むために、運転席シートの座面の位置を車両の前方向に調整する傾向がある。これに対し、身長の高い運転者は、運転席シートの座面の位置を車両の後ろ方向に調整する傾向がある。したがって、身長の高い運転者の方が、身長の低い運転者よりも図4に示した第1の長さx1は長くなる。
本実施形態では、第1の長さx1から運転者の身長を推定し、この運転者の身長から第2の長さx2とコンバイナ11に投影される表示源の位置(高さ)を基準とした運転者の目の位置の高さy1を求める。なお、本実施形態では、コンバイナ11の中央部に表示像が視認されるように、投影装置10からコンバイナ11へ表示光を照射するようになっているものとする。したがって、ここでは、運転者の身長から第2の長さx2とコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を求める。なお、第2の長さx2は、運転席シートの座面の車両前端から運転者の目の位置の直下までの水平距離である。
制御部10aのROMには、第1の長さx1に対する運転者の身長を表した第1のテーブルと、運転者の身長に対し、第2の長さx2とコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を表した第2のテーブルが記憶されている。
本実施形態では、第1のテーブルを用いて第1の長さx1から運転者の身長を推定するとともに、第2のテーブルを用いて図4に示した第2の長さx2および高さy1を推定する。
次に、背景領域の輝度を特定する(S104)。具体的には、運転者が表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1を算出し、表示像12aの背景領域を特定し、背景領域の輝度を特定する。なお、視線と水平面とのなす角α1と、第1の長さx1、第2の長さx2および高さy1の間には、数式1の関係が成立する。
(数1)
tanα1=y1/(x1+x2)・・・数式1
この数式1を用いて視線と水平面とのなす角α1を算出する。そして、この視線と水平面とのなす角α1を用いて運転者が表示像12aを視認する際の視線の先に位置する表示像12aの背景領域を特定し、この背景領域の輝度を特定する。本実施形態では、カメラ2のカメラ画像から表示像12aの背景領域の輝度を特定する。
身長の高い運転者の方が、身長の低い運転者よりも視線と水平面とのなす角α1は大きくなる。したがって、表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1の大きな高身長の運転者の方が、視線と水平面とのなす角α1の小さな低身長の運転者よりも、車両に近い領域に表示像12aの背景領域が位置することになる。
図6に、カメラ画像における領域Aと領域Bを示す。図に示すように、カメラ画像の上部に位置する領域Aは車両からの距離が比較的長く、カメラ画像の中央部に位置する領域Bは車両からの距離が比較的短くなる。
すなわち、表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1の大きな高身長の運転者の場合には、カメラ画像の中央部に位置する領域Bを背景領域として、この領域Bの輝度を背景領域の輝度として特定し、視線と水平面とのなす角α1の小さな低身長の運転者の場合には、カメラ画像の上部に位置する領域Aを背景領域として、この領域Aの輝度を背景領域の輝度として特定することができる。
なお、カメラ2の取り付け角度によってカメラ2によって影された画像の範囲は異なる。制御部10aのROMには、カメラ2の取り付け角度を考慮して、表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1に対するカメラ画像の背景領域の関係を表す第3のテーブルが記憶されている。
制御部10aは、第3のテーブルを用いて表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1からカメラ画像における表示像12aの背景領域を特定し、この背景領域の輝度を特定する。
次に、表示像12aの視認性を向上するように表示光を調光する(S106)。具体的には、S104にて特定された背景領域の輝度に基づいて、例えば、表示像12aの背景領域の輝度が高い場合には、表示像12aの輝度が低くなり、表示像12aの背景領域の輝度が低い場合には、表示像12aの輝度が高くなるように表示光の輝度を調整する。
上記した構成によれば、運転者の目の位置を推定し、運転者の目の位置に基づいて表示像の背景となる背景領域を特定し、背景領域の輝度を検出し、表示像の視認性を向上するように背景領域の輝度に基づいて投影装置より照射される表示光が調光されるので、運転者の体格の違いによる表示像の視認性の低下を防止することができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、投影装置10の制御部10aが、運転席シート制御装置5から運転席の座面の車両前後方向の調整位置を特定するための調整位置情報を取得し、この調整位置情報に基づいて運転者の目の位置を推定したが、本実施形態では、図7に示すように、ルームミラー装置6から車両後方を視認するためのルームミラーの鏡面5aの上下方向の角度θ1を特定するための調整位置情報を取得し、この調整位置情報に基づいて運転者の目の位置を推定する。以下、上記第1実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
ルームミラーの鏡面5aの上下方向の角度θ1は、運転者の目の位置に応じて適切な角度に調整される。具体的には、低身長の運転者は、高身長の運転者よりも鏡面5aが下側を向くようにルームミラーを調整する。このように、高身長の運転者と低身長の運転者とでは、ルームミラーの鏡面5aの上下方向の角度θ1が異なる。
制御部10aのROMには、ルームミラーの鏡面5aの上下方向の角度θ1を特定するための調整位置情報とコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を表す第4のテーブルが記憶されている。
本実施形態における制御部10aは、図3のS100において、ルームミラー装置6からルームミラーの鏡面5aの上下方向の角度θ1を特定するための調整位置情報を取得し、S102において、第4のテーブルを用いて鏡面5aの上下方向の角度θ1を特定するための調整位置情報からコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を特定する。
また、コンバイナ11の直下から運転者の目の位置の直下までの水平距離をx3とすると、図7に示すx3、α1およびy1の間には、数式2の関係が成立する。
(数2)
tanα1=y1/x3・・・数式2
この数式2を用いて運転者が表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1を算出する。なお、本実施形態では、x3を一定値としてα1を算出する。以下、上記第1実施形態と同様に、この視線と水平面とのなす角α1を用いて運転者が表示像12aを視認する際の視線の先に位置する表示像12aの背景領域を特定し、この背景領域の輝度を特定する。
上記したように、ルームミラー装置6からルームミラーのの鏡面5aの上下方向の角度θ1から運転者の目の位置を推定し、この運転者の目の位置から表示像12aの背景領域の輝度を特定することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図8に示すように、サイドミラー装置7から車両の左右後方を視認するためのサイドミラーの鏡面7aの角度の調整位置を特定するための調整位置情報を取得し、この調整位置情報に基づいて運転者の目の位置を推定する。
サイドミラーの鏡面7aの上下方向の角度θ2は、運転者の目の位置に応じて適切な角度に調整される。具体的には、低身長の運転者は、高身長の運転者よりも鏡面7aが下側を向くようにサイドミラーを調整する。このように、高身長の運転者と低身長の運転者とでは、サイドミラーの鏡面7aの上下方向の角度θ2が異なる。
制御部10aのROMには、サイドミラーの鏡面7aの上下方向の角度θ2を特定するための調整位置情報とコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を表す第5のテーブルが記憶されている。
本実施形態における制御部10aは、図3のS100において、ルームミラー装置6からサイドミラーの鏡面7aの上下方向の角度θ2を特定するための調整位置情報を取得し、S102において、第5のテーブルを用いてサイドミラーの鏡面7aの上下方向の角度θ2を特定するための調整位置情報からコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を特定する。
以下、上記第2実施形態と同様に、運転者の目の位置の高さy1から、数式2を用いて運転者が表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1を算出し、この視線と水平面とのなす角α1を用いて運転者が表示像12aを視認する際の視線の先に位置する表示像12aの背景領域を特定し、この背景領域の輝度を特定する。
上記したように、サイドミラー装置7からサイドミラーの鏡面7aの上下方向の角度θ2から運転者の目の位置を推定し、この運転者の目の位置から表示像12aの背景領域の輝度を特定することができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、図9に示すように、ステアリング位置制御装置8から車両のステアリング8aを支える支持軸の軸方向の位置および上下方向の位置の各調整位置を特定するための調整位置情報を取得し、この調整位置情報に基づいて運転者の目の位置を推定する。
車両のステアリング8aの支持軸の軸方向の位置および上下方向の位置H3の各調整位置は、運転者の身長によって異なる。具体的には、低身長の運転者は、高身長の運転者よりも車両のステアリング8aの支持軸の軸方向の位置W3が車両前方に調整され、更に、車両のステアリング8aの上下方向の位置H3が低い位置に調整される。
制御部10aのROMには、車両のステアリング8aの支持軸の軸方向の位置W3および上下方向の位置H3を特定するための調整位置情報と運転者の身長の対応関係を表す第6のテーブルが記憶されている。
本実施形態における制御部10aは、図3のS100において、ステアリング位置制御装置8から車両のステアリング8aの支持軸の軸方向の位置W3および上下方向の位置H3を特定するための調整位置情報を取得し、S102において、調整位置情報から第6のテーブルを用いて運転者の身長を推定するとともに、第1実施形態と同様に、第2のテーブルを用いて運転者の身長からコンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1を特定し、この運転者の目の位置の高さy1を求める。
以下、第1実施形態と同様に、コンバイナ11の中央部の高さを基準とした運転者の目の位置の高さy1から、運転者が表示像12aを視認する際の視線と水平面とのなす角α1を算出し、表示像12aの背景領域を特定し、背景領域の輝度を特定する。
上記したように、ステアリング位置制御装置8から車両のステアリング8aの前後方向の位置および上下方向の位置の各調整位置を特定するための調整位置情報を取得し、この調整位置情報から運転者の目の位置を推定し、この運転者の目の位置から表示像12aの背景領域の輝度を特定することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、カメラ2を用いて背景領域12bの輝度を検出し、表示像の視認性を向上するように背景領域12bの輝度に基づいて表示装置より照射される表示光を調光する(輝度を調整する)例を示したが、カメラ2を用いて背景領域12bの色を検出し、表示像の視認性を向上するように背景領域12bの色に基づいて表示装置より照射される表示光を調光する(色を調整する)ように構成してもよい。
また、上記実施形態では、カメラ2を用いて背景領域12bの輝度や色を検出したが、このような例に限定されるものではなく、例えば、輝度センサを用いて背景領域12bの輝度を検出したり、カラーセンサを用いて背景領域12bの色を検出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、運転席シート制御装置5、ルームミラー装置6、サイドミラー装置7、ステアリング位置制御装置8等から調整位置情報を取得して運転者の目の位置を推定したが、このような推定方法に限定されるものではなく、例えば、運転者の顔を撮影したカメラ画像から画像認識により運転者の目の位置を推定するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、運転者の目の位置(高さ)を推定し、この運転者の目の位置(高さ)から表示像の背景領域を特定したが、このような例に限定されるものではなく、例えば、運転者の目の位置(高さ)だけでなく、運転者の目の車両の左右方向の位置についても推定し、運転者の目の高さおよび運転者の目の車両の左右方向の位置から表示像の背景領域を特定するように構成してもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S102が推定手段に相当し、S104が背景領域特定手段および検出手段に相当し、S106が調光手段に相当する。
1 ヘッドアップディスプレイ
2 カメラ
3 車両LAN
5 運転席シート制御装置
10 投影装置
11 コンバイナ

Claims (8)

  1. 投影装置(10)から照射される表示光をフロントガラスに設けられたコンバイナ(11)へ投影させ、運転者がコンバイナを通して表示光に応じた表示像(12a)を虚像として視認できるように表示を行うヘッドアップディスプレイ装置であって、
    運転者の目の位置を推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された前記運転者の目の位置に基づいて前記表示像の背景となる背景領域を特定する背景領域特定手段と、
    前記背景領域特定手段により特定された前記背景領域の輝度および色の少なくとも一方を検出する検出手段と、
    前記表示像の視認性を向上するように前記背景領域の輝度および色の少なくとも一方に基づいて前記投影装置より照射される前記表示光を調光する調光手段と、を備えたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記推定手段は、運転者の体格に合わせて調整することが可能な車両装備(5〜8)から調整位置を特定するための調整位置情報を取得し、当該調整位置情報に基づいて前記運転者の目の位置を推定することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記車両装備は、運転席の座面の車両前後方向の調整位置を特定するための調整位置情報を出力する機能を有する運転席シート制御装置(5)であることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記推定手段は、運転席の座面の車両前後方向の調整位置を特定するための調整位置情報に基づいて前記乗員の身長を推定し、当該乗員の身長から前記乗員の目の位置を推定することを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記車両装備は、車両後方を視認するための鏡面の角度の調整位置を特定するための調整位置情報を出力する機能を有するルームミラー装置(6)であり、
    前記推定手段は、車両後方を視認するための鏡面の角度の調整位置を特定するための調整位置情報に基づいて前記乗員の目の位置を推定することを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記車両装備は、車両の左右後方を視認するための鏡面の角度の調整位置を特定するための調整位置情報を出力する機能を有するサイドミラー装置(7)であり、
    前記推定手段は、車両の左右後方を視認するための鏡面の角度の調整位置を特定するための調整位置情報に基づいて前記乗員の目の位置を推定することを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記車両装備は、車両のステアリングの支持軸の軸方向および前後方向の少なくとも一方の調整位置を特定するための調整位置情報を出力する機能を有するステアリング位置制御装置(8)であることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記推定手段は、車両のステアリングの支持軸の軸方向および前後方向の少なくとも一方の調整位置を特定するための調整位置情報に基づいて前記乗員の身長を推定し、当該乗員の身長から前記乗員の目の位置を推定することを特徴とする請求項7に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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