JP2009279949A - 車載ミラー制御装置、車載ミラーシステム - Google Patents

車載ミラー制御装置、車載ミラーシステム Download PDF

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Abstract

【課題】鏡面部に映されるのに好適な鏡像を道路の勾配や曲がり具合の変化に追従しながら車載ミラーの鏡面部に映し出す技術を提供すること。
【解決手段】車両が走行する道路の勾配および曲がり具合に基づきルームミラーのミラー本体(鏡面部)に映る鏡像Aを推定し、鏡面部に映されるのに好適な鏡像Bを設定し、設定した鏡像Bと鏡面部に映ると推定される鏡像Aとの差分を解消するために鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算し、その演算した稼動量を示す指示信号を作成して出力する。これに対して、ルームミラーのミラー稼動部が、その指示信号に基づき鏡面部の角度を調整することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を、道路の勾配や曲がり具合の変化に追従しながら車載ミラーの鏡面部に映し出す技術に関する。
従来より、車両を運転するドライバの死角を減らすために、車両にはルームミラーやサイドミラーなどの車載ミラーが設置されている。このうちルームミラーは、車室内のフロントガラス上部や車室内の天井面へ取り付けられ、車両の後方領域を映すことができる。また、サイドミラーは、車両のフロントドアの上部などに取り付けられ、車両の後方領域や側方領域を映すことができる。
上述のようなルームミラーの中には、特許文献1に記載の自動車用ルームミラーのように、メインミラー部の両端にそれぞれ連結手段を介して取り付けられたサブミラー部が、連結手段を軸として任意の角度で移動可能に構成されたものがあり、車両の後方領域を広く映したいときにサブミラー部を広げて利用できるようになっている。
また、上述のようなサイドミラーを利用して車両の側方領域を広く映す技術として、特許文献2には、一般的なサイドミラーにおける死角となる範囲の情景を運転者が視認できるようにサイドミラーの角度を設定し、一般的なサイドミラーにおいて視認可能な範囲の情景をカメラにより撮像し、サイドミラーの傍ら且つ車両内部にモニタを設置し、カメラによる撮像映像に対し、モニタに表示される映像視界がサイドミラーに映る視界と一続きになるように画像処理を施す技術が開示されている。
特開2005−67517公報(第4頁、図1) 特開2007−81590公報(第6,7頁、図1)
しかし、特許文献1に開示されるルームミラーに関する技術においては、従来のルームミラーと同様に、勾配がある道路を走行する際には、鏡像内で後続車両が上下方向に移動するといった具合に、ルームミラーにドライバが見たい鏡像が映っていないことがあり、ドライバがルームミラーの角度を手動で調整したり目の高さを上下に動かしたりしながら、見たい鏡像がルームミラーの鏡面に映し出されるようにして、車両の後方領域を確認する必要があった。
また、特許文献2に開示されるサイドミラーを利用した技術においては、実際のドアミラーに写っている実景と、ドアミラーの死角となる景色をカメラで撮像した映像を並べてドライバに提供することで、ドライバが走行中に必要な場所の状態を伝えようとするものであるが、この場合、奥行き(距離感)があるミラーの鏡像と、奥行き(距離感)がない撮像映像とが並んで情報提供されるため、ドライバが撮像映像から奥行きや距離感が掴めないだけでなく、ミラーの鏡像と撮像映像とのアンマッチによってドライバが混乱して車両の後方状況や側方状況を上手く認識できないおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を道路の勾配や曲がり具合の変化に追従しながら車載ミラーの鏡面部に映し出す技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る車載ミラー制御装置によれば、車両が走行する道路の勾配および曲がり具合に基づき鏡面部に映る鏡像を推定するとともに、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定し、設定した鏡像と鏡面部に映ると推定される鏡像との差分を解消するために鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算し、その演算した稼動量を示す指示信号を作成して出力する。これに対して、車載ミラーの角度調整部が、その指示信号に基づき鏡面部の角度を調整することができる。
例えば、車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を、ドライバが交通状況を確認するために必要な領域として、下部中央には道路像が映っており、鏡像中央には後続車両、鏡像上部には空(遠方の道路)が映るように設定した場合には、このような鏡像が常に映るように車載ミラーの鏡面部の角度が調整されることになる。
したがって、車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を道路の勾配や曲がり具合の変化に追従しながら車載ミラーの鏡面部に映し出すことができ、ドライバが車載ミラーを通じて常に見たい場所(走行中に必要な場所の鏡像)を見ることができる。
なお、車載ミラーの具体例としては、車室内のフロントガラス上部や車室内の天井面へ取り付けられ、車両の後方領域を映すことが可能なルームミラーや、車両のフロントドアの上部などに取り付けられ、車両の後方領域および側方領域を映すことが可能なサイドミラーなどが挙げられる。
また、道路勾配については、車両の後方領域を撮像可能な車載カメラによる撮像画像および車両が傾斜する角度を検出可能な傾斜センサからの出力信号に基づき検出することが考えられる(請求項2)。このようにすれば、車両が走行する道路の勾配を精度良く検出することができる。
また、道路の曲がり具合については、車両の走行速度を検出可能な車速センサからの出力信号および車両の旋回方向の角速度を検出可能なヨーレートセンサからの出力信号に基づき算出することが考えられる(請求項3)。このようにすれば、車両が走行する道路の曲がり具合を精度良く検出することができる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項4に係る車載ミラー制御装置によれば、車両の後方領域を撮像するとともに、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定し、設定した鏡像と撮像された撮像画像との差分を解消するために鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算し、その演算した稼動量を示す指示信号を作成して出力する。これに対して、車載ミラーの角度調整部が、その指示信号に基づき鏡面部の角度を調整することができる。
したがって、車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を道路の勾配や曲がり具合の変化に追従しながら車載ミラーの鏡面部に映し出すことができ、ドライバが車載ミラーを通じて常に見たい場所(走行中に必要な場所の鏡像)を見ることができる。
ところで、上述のように車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する際には、鏡面部の角度を設定するとよい(請求項5)。このようにすれば、設定される鏡面部の角度に基づき、上述のような車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定することができる。
なおこの場合、ドライバによる鏡面部の角度の入力を受け付け、受け付けた入力内容に基づき鏡面部の角度を設定することが考えられる(請求項6)このようにすれば、ドライバが所望する鏡面部の角度に基づき、上述のような車載ミラーの鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定することができる。
また、上述のような鏡面部に映されるのに好適な鏡像を予め記憶し、その記憶する鏡像を読み出して設定するようにしてもよい(請求項7)。このようにすれば、上述のようにドライバが鏡面部の角度を設定しなくても、例えば安全運転を実現するために鏡面部に映ることが望ましい鏡像を設定でき、ドライバの利便性を高めることができる。
なお、本発明は、上述の車載ミラーシステムが備える各構成とともに、車両の後方領域を映す鏡面部と、稼動制御部によって出力された指示信号に基づき鏡面部の角度を調整する角度調整部と、を備える車載ミラーシステムとしても実現することができる(請求項8〜14)。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態のルームミラー制御装置1の全体構成を示すブロック図である。
[ルームミラー制御装置1の構成の説明]
図1に示すように、車載ミラー制御装置としてのルームミラー制御装置1は、道路勾配検出部11と、道路カーブ検出部12と、画像設定部13と、ルームミラー位置制御部14と、を備える。
[道路勾配検出部11の構成の説明]
道路勾配検出部11は、車載カメラ21が車両の後方領域を撮像した撮像画像および傾斜センサ22が検出した車両の前後方向や左右方向に傾斜する角度に基づき、車両が走行する道路の勾配を検出する。具体的には、道路勾配検出部11は、傾斜センサ22が検出した車両の前後方向や左右方向に傾斜する角度に基づき車両が前後方向に水平な姿勢である際に、後続車両や地平線など車両の後方に存在する追跡対象物が車載カメラ21の撮像画像上に位置する高さ方向の座標を算出して記憶し、追跡対象物が撮像画像上に位置する高さ方向の座標が変化したら、その変化した高さ方向の寸法および車載カメラ21から追跡対象物までの距離を撮影画像に対する画像処理によって推定し、その推定した高さ方向の寸法および距離から車両が走行する道路の勾配を検出する。
[道路カーブ検出部12の構成の説明]
道路カーブ検出部12は、車速センサとしてのナビゲーション装置23が検出した車両の走行速度(車速)およびヨーレートセンサ24が検出した車両の旋回方向の角速度に基づき車両が走行する道路の曲がり具合を検出する。
[画像設定部13の構成の説明]
画像設定部13は、ルームミラー25の鏡面部に映されるのに好適な鏡像が鏡面部に映るように鏡面部の角度を設定する。具体的には、画像設定部13は、ドライバによるルームミラー25の鏡面部の角度の入力を受け付け、受け付けた入力内容を鏡面部の角度として設定して、ドライバを特定する情報とともにルームミラー位置制御部14の画像データベース16に出力する。例えば、ルームミラー25の鏡面部に映されるのに好適な鏡像としては、ドライバが交通状況を確認するために必要な領域として、下部中央には道路像が映っており、鏡像中央には後続車両、鏡像上部には空(遠方の道路)が映るといった具合である。
[ルームミラー位置制御部14の構成の説明]
ルームミラー位置制御部14は、鏡像推定部15と、画像データベース16と、差分演算部17と、ルームミラー角度検出部18と、稼動量演算部19と、稼動制御部20と、を備え、ルームミラー25の鏡面部の位置(角度)を制御する機能を有する。
[鏡像推定部15の構成の説明]
鏡像推定部15は、道路勾配検出部11によって検出された道路勾配、および道路カーブ検出部12によって検出された道路の曲がり具合に基づき、ルームミラー25の鏡面部に映る鏡像(以下鏡像A)を推定する。そして、鏡像推定部15は、推定した鏡像Aを示す画像Aを差分演算部17に出力する。
[画像データベース16の構成の説明]
画像データベース16は、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する。具体的には、画像データベース16は、画像設定部13から受け付けた鏡面部の角度値をドライバを特定する情報と対応付けた状態で記憶する。そして、画像データベース16では、内蔵する処理装置(図示省略)が、車両を運転するドライバが特定されたらその特定されたドライバを特定する情報に対応付けられた情報(鏡面部の角度値など)を読み出し、読み出した情報に基づき鏡像を推定し、推定した鏡像を鏡面部に映されるのに好適な鏡像(以下鏡像B)として設定する。そして、画像データベース16は、設定した鏡像Bを示す画像Bを差分演算部17に出力する。なお、画像データベース16は鏡像設定部に該当する。
[差分演算部17の構成の説明]
差分演算部17は、鏡像推定部15によって推定された鏡像Aと画像データベース16によって設定された鏡像Bとの差分を演算する。具体的には、鏡像Aを示す画像Aと鏡像Bを示す画像Bとは、同じ条件の画面サイズおよび解像度で生成されており、差分演算部17が、画像Aと画像Bとを比較して、画像のdot単位で画像の差異・移動分を検出する。一例を挙げると、画面の左上端を座標(0,0)とすると、画像Aには、地平線が(480,390)〜(1280,390)に存在するのに対して、「画像B」は地平線が(480,600)〜(1280,600)に存在する場合に、そのときの道路勾配検出部11によって検出された道路勾配、および道路カーブ検出部12によって検出された道路の曲がり具合を紐つけて、道路勾配および曲がり具合データと画像の差異のマトリックスを差分演算部17に生成し、そのマトリックスを使って、鏡像推定を実施するといった具合である。
[ルームミラー角度検出部18の構成の説明]
ルームミラー角度検出部18は、ルームミラー25の鏡面部の上下方向および左右方向の各角度を検出する。具体的には、ルームミラー25が鏡面部の上下方向および左右方向の各角度を示す信号を出力する場合にはその出力信号を受信し、その受信した出力信号からルームミラー25の鏡面部の上下方向および左右方向の各角度を検出する。また、後述する稼動量演算部19が過去に演算した稼動量を加算することでルームミラー25の鏡面部の上下方向および左右方向の各角度を検出するようにしてもよい。なお、ルームミラー角度検出部18は角度検出部に該当する。
[稼動量演算部19の構成の説明]
稼動量演算部19は、ルームミラー25の鏡面部を稼動させる稼動量を演算する。具体的には、稼動量演算部19は、差分演算部17によって演算された鏡像Aと鏡像Bとの差分を解消するためにルームミラー角度検出部18によって検出されたルームミラー25の鏡面部の角度からそれぞれ稼動させる角度(稼動量)を演算する。
[稼動制御部20の構成の説明]
稼動制御部20は、稼動量演算部19によって演算された稼動量を示す指示信号を生成し、その生成した指示信号をルームミラー25へ出力する。
[ルームミラー25について]
ここで、ルームミラー25について説明する。ルームミラー25は、車両の室内のフロントガラスの上部付近に設置され、車両の後方領域を映す鏡面部を有するミラー本体25a、一端がフロントガラスの車室側または車両室内の天井面に固定され、他端がミラー本体25aを任意方向に所定角度回転可能に支持するステー、およびミラー本体25aの鏡面部の角度を調整可能な角度調整部としてのミラー稼動部25bを有する。そして、ミラー稼動部25bは、ルームミラー制御装置1の稼動制御部20から出力された指示信号に基づき、ミラー本体25aの上下方向および左右方向の各角度をそれぞれ調整する。
[ルームミラー制御処理の説明]
次に、ルームミラー制御装置1が実行するルームミラー制御処理を図2のフローチャートおよび図3を参照して説明する。なお、図3はルームミラー制御処理を説明する説明図である。
本処理は、ルームミラー制御装置1が起動している際に繰り返し実行される。
まず、S110では、ルームミラー位置制御部14の画像データベース16が、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する。具体的には、画像設定部13が、ドライバによるルームミラー25の鏡面部の角度の入力を受け付け、受け付けた入力内容を、ドライバを特定する情報とともにルームミラー位置制御部14の画像データベース16に出力する。そして、画像データベース16が、画像設定部13から受け付けた鏡面部の角度値をドライバを特定する情報と対応付けた状態にて記憶し、車両を運転するドライバが特定されたらその特定されたドライバを特定する情報に対応付けられた情報(鏡面部の角度値など)を読み出し、読み出した情報に基づき鏡像を推定し、推定した鏡像を鏡面部に映されるのに好適な鏡像(以下鏡像B)として設定する。
続くS120では、ルームミラー位置制御部14のルームミラー角度検出部18が、ルームミラー25の鏡面部の上下方向の角度および左右方向の角度を検出する。
続くS130では、ルームミラー位置制御部14の鏡像推定部15が、ルームミラー25の鏡面部に映る鏡像を推定する。具体的には、道路勾配検出部11が、車載カメラ21が車両の後方領域を撮像した撮像画像および傾斜センサ22が検出した車両の傾斜角度に基づき、車両が走行する道路の勾配を検出する。また、道路カーブ検出部12が、ナビゲーション装置23が検出した車速およびヨーレートセンサ24が検出した車両の旋回方向の角速度に基づき車両が走行する道路の曲がり具合を検出する。そして、ルームミラー位置制御部14の鏡像推定部15が、道路勾配検出部11によって検出された道路勾配、および道路カーブ検出部12によって検出された道路の曲がり具合に基づき、ルームミラー25の鏡面部に映る鏡像Aを推定する。
続くS140では、ルームミラー位置制御部14の差分演算部17が、S110にて画像データベース16によって設定された鏡像BとS130にて鏡像推定部15によって推定された鏡像Aとの差分を演算する。具体的には、鏡像Aを示す画像Aと鏡像Bを示す画像Bとは、同じ条件の画面サイズおよび解像度で生成されており、差分演算部17が、画像Aと画像Bとを比較して、画像のdot単位で画像の差異・移動分を検出する。
続くS150では、ルームミラー位置制御部14の稼動量演算部19が、ルームミラー25の鏡面部を稼動させる稼動量を演算する。具体的には、稼動量演算部19が、S140にて差分演算部17によって演算された鏡像Aと鏡像Bとの差分を解消するためにS120にてルームミラー角度検出部18によって検出されたルームミラー25の鏡面部の上下方向および左右方向の各角度からそれぞれ稼動させる角度(稼動量)を演算する。
続くS160では、ルームミラー位置制御部14の稼動制御部20が、S150にて稼動量演算部19によって演算された稼動量を示す指示信号を生成し、その生成した指示信号をルームミラー25へ出力し、S120に戻る。
なお、ルームミラー25では、ミラー稼動部25bが、ルームミラー制御装置1のルームミラー位置制御部14の稼動制御部20から出力された指示信号に基づき、鏡面部の上下方向および左右方向の各角度をそれぞれ調整する。
例えば、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を、ドライバが交通状況を確認するために必要な領域として、下部中央には道路像が映っており、鏡像中央には後続車両、鏡像上部には空(遠方の道路)が映るように設定した場合には、このような鏡像が鏡面部に常に映るように鏡面部の上下方向および左右方向の各角度がそれぞれ調整されることになる。
一例を挙げると、図3(a)に例示するように、車両が登り坂を走行する際には、ルームミラー25の鏡面部には車両のすぐ後ろの状況が映るが車両後方の遠方の状況や空は映っていない。そこで、ルームミラー制御処理を実行することにより、ルームミラー25の鏡面部に、車両のすぐ後ろの状況だけでなく、車両後方の遠方の状況や空も映るように調整する。また、図3(b)に例示するように、車両が下り坂を走行する際には、ルームミラー25の鏡面部には車両後方の遠方の状況や空は映るが、車両のすぐ後ろの状況は映っていない。そこで、ルームミラー制御処理を実行することにより、ルームミラー25の鏡面部に、車両後方の遠方の状況や空だけでなく、車両のすぐ後ろの状況も映るように調整する。
[第一実施形態の効果]
(1)このように第一実施形態のルームミラー制御装置1によれば、車両が走行する道路の勾配および曲がり具合に基づきルームミラー25の鏡面部に映る鏡像Aを推定するとともに、鏡面部に映されるのに好適な鏡像Bを設定し、設定した鏡像Bとルームミラー25の鏡面部に映ると推定される鏡像Aとの差分を解消するためにルームミラー25の鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算し、その演算した稼動量を示す指示信号を作成して出力する。これに対して、ルームミラー25のミラー稼動部25bが、その指示信号に基づきルームミラー25の鏡面部の角度を調整することができる。
したがって、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を道路の勾配や曲がり具合の変化に追従しながらルームミラー25の鏡面部に映し出すことができ、ドライバがルームミラー25を通じて常に見たい場所(走行中に必要な場所の鏡像)を見ることができる。
(2)また、第一実施形態のルームミラー制御装置1によれば、車両が走行する道路の勾配については、車両の後方領域を撮像可能な車載カメラ21による撮像画像および車両が傾斜する角度を検出可能な傾斜センサ22からの出力信号に基づき検出されるので、車両が走行する道路の勾配を精度良く検出することができる。
(3)また、第一実施形態のルームミラー制御装置1によれば、車両が走行する道路の曲がり具合については、車両の走行速度を検出可能な車速センサとしてのナビゲーション装置23からの出力信号および車両の旋回方向の角速度を検出可能なヨーレートセンサ24からの出力信号に基づき算出されるので、車両が走行する道路の曲がり具合を精度良く検出することができる。
(4)また、第一実施形態のルームミラー制御装置1によれば、画像設定部13が、鏡面部に映されるのに好適な鏡像がルームミラー25の鏡面部に映るように鏡面部の角度を設定するので、設定される鏡面部の角度に基づき、上述のような鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定することができる。
(5)また、第一実施形態のルームミラー制御装置1によれば、ルームミラー25の鏡面部の角度については、ドライバによる鏡面部の角度の入力を受け付け、受け付けた入力内容に基づき角度を設定するので、ドライバが所望する鏡面部の角度に基づき、上述のような鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定することができる。
[第二実施形態]
上記第一実施形態のルームミラー制御装置1は、ルームミラー位置制御部14が、外部のルームミラー25の鏡面部の位置(角度)を制御する機能を有する。これに対して、第二実施形態のルームミラーシステム2は、ルームミラー25が内蔵され、位置制御一体型ルームミラー26が、内蔵するルームミラー25の鏡面部の位置(角度)を制御することを特徴とする。
以下に、第二実施形態のルームミラーシステム2が備える構成について説明する。なお、図4は第二実施形態のルームミラーシステム2の全体構成を示すブロック図である。また、本第二実施形態では、多くの部分は第一実施形態と共通なので、第一実施形態と同じ符号を使用してその詳細な説明を省略する。
[ルームミラーシステム2の構成の説明]
図4に示すように、車載ミラーシステムとしてのルームミラーシステム2は、道路勾配検出部11と、道路カーブ検出部12と、画像設定部13と、位置制御一体型ルームミラー26と、を備える。
[位置制御一体型ルームミラー26の構成の説明]
位置制御一体型ルームミラー26は、鏡像推定部15と、画像データベース16と、差分演算部17と、ルームミラー角度検出部18と、稼動量演算部19と、稼動制御部20と、ミラー本体25aと、ステー(図示省略)と、ミラー稼動部25bと、を備える。
[第二実施形態の効果]
このように第二実施形態のルームミラーシステム2によれば、第一実施形態のルームミラー制御装置1と同様の作用効果を奏する。
[第三実施形態]
上記第二実施形態のルームミラーシステム2は、画像データベース16が、画像設定部13によって設定された鏡面部の角度に基づき、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する。これに対して、第三実施形態のルームミラーシステム3は、画像データベース28が、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像を設定することを特徴とする。
以下に、第三実施形態のルームミラーシステム3が備える構成について説明する。なお、図5は第三実施形態のルームミラーシステム3の全体構成を示すブロック図である。また、本第三実施形態では、多くの部分は第二実施形態と共通なので、第二実施形態と同じ符号を使用してその詳細な説明を省略する。
[ルームミラーシステム3の構成の説明]
図5に示すように、車載ミラーシステムとしてのルームミラーシステム3は、道路勾配検出部11と、道路カーブ検出部12と、位置制御一体型ルームミラー27と、を備える。
[位置制御一体型ルームミラー27の構成の説明]
位置制御一体型ルームミラー27は、鏡像推定部15と、画像データベース28と、差分演算部17と、ルームミラー角度検出部18と、稼動量演算部19と、稼動制御部20と、ミラー本体25aと、ステー(図示省略)と、ミラー稼動部25bと、を備える。
[画像データベース28の構成の説明]
画像データベース28では、内蔵する処理装置(図示省略)が、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像を設定する。なお、画像データベース28は、このような鏡像を予め内部に記憶しており、必要に応じて読み出して鏡像Bとして設定する。例えば、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像としては、ドライバが交通状況を確認するために必要な領域として、下部中央には道路像が映っており、鏡像中央には後続車両、鏡像上部には空(遠方の道路)が映るといった具合である。そして、画像データベース28は、設定した鏡像Bを示す画像Bを差分演算部17に出力する。なお、画像データベース28は鏡像設定部に該当する。
[第三実施形態の効果]
このように第三実施形態のルームミラーシステム3によれば、鏡面部の角度を設定しなくても、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像をシステム側が設定するので、ドライバの利便性を高めることができる。
[第四実施形態]
上記第三実施形態のルームミラーシステム3は、ルームミラー25の鏡面部に映る鏡像Aを推定し、その推定した鏡像Aを示す画像Aと画像データベース28によって設定された鏡像Bを示す画像Bとの差分を解消するためにルームミラー25の鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算する。これに対して、第四実施形態のルームミラーシステム4は、ルームミラー30に取り付けられた後方撮影カメラ29が車両の後方領域を撮像し、その撮像した撮像画像と画像データベース28によって設定された鏡像Bを示す画像Bとの差分を解消するためにルームミラー25の鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算するようにしてもよい。
以下に、第四実施形態のルームミラーシステム4が備える構成について説明する。なお、図6は第四実施形態のルームミラーシステム4の全体構成を示すブロック図である。また、本第四実施形態では、多くの部分は第三実施形態と共通なので、第三実施形態と同じ符号を使用してその詳細な説明を省略する。
[ルームミラーシステム4の構成の説明]
図6に示すように、車載ミラーシステムとしてのルームミラーシステム4は、後方撮影カメラ29と、位置制御一体型ルームミラー30と、を備える。
[後方撮影カメラ29の構成の説明]
後方撮影カメラ29は、位置制御一体型ルームミラー30に取り付けられ、車両の後方領域を撮像する。そして、後方撮影カメラ29は、その撮像した撮像画像を後述する位置制御一体型ルームミラー30の受信部31を介して差分演算部32に出力する。
[位置制御一体型ルームミラー30の構成の説明]
位置制御一体型ルームミラー30は、受信部31と、画像データベース28と、差分演算部32と、ルームミラー角度検出部18と、稼動量演算部19と、稼動制御部20と、ミラー本体25aと、ステー(図示省略)と、ミラー稼動部25bと、を備える。
このうち受信部31は、後方撮影カメラ29から撮像画像を受信し、受信した撮像画像を差分演算部32に出力する。
また、差分演算部32は、後方撮影カメラ29によって撮像された撮像画像(画像Aに相当)と画像データベース28によって設定された鏡像Bとの差分を演算する。具体的には、鏡像Aを示す画像Aと鏡像Bを示す画像Bとは、同じ条件の画面サイズおよび解像度で生成されており、差分演算部17が、画像Aと画像Bとを比較して、画像のdot単位で画像の差異・移動分を検出する。
[第四実施形態の効果]
このように第四実施形態のルームミラーシステム4によれば、車両が走行する道路の勾配および曲がり具合を用いなくても、位置制御一体型ルームミラー30に取り付けられた後方撮影カメラ29によって撮像された撮像画像を用いて、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像を、道路の勾配および曲がり具合の変化に追従しながら位置制御一体型ルームミラー30の鏡面部に映し出すことができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、車室内のフロントガラス上部や車室内の天井面へ取り付けられ、車両の後方領域を映すことが可能なルームミラーに本発明を適用した例を説明したが、これには限られず、車両の後方領域を映す鏡面部および鏡面部の角度を調整可能な角度調整部を有する車載ミラーであれば本発明を適用することができる。一例を挙げると、車両のフロントドアの上部などに取り付けられ、車両の後方領域および側方領域を映すことが可能なサイドミラーなどである。
(2)上記第一実施形態では、画像データベース16が、画像設定部13によって設定された鏡面部の角度に基づき、鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定するが、これには限られず、第三実施形態と同様に、画像データベース16が、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像を設定するようにしてもよい。
具体的には、画像データベース16が、上述のような安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像を予め内部に記憶し、必要に応じて読み出して鏡像Bとして設定するとよい。
このようにすれば、鏡面部の角度を設定しなくても、安全運転を実現するためにミラー本体25aの鏡面部に映ることが望ましい鏡像をシステム側が設定するので、ドライバの利便性を高めることができる。
(3)上記第一実施形態では、ルームミラー25の鏡面部に映る鏡像Aを推定し、その推定した鏡像Aを示す画像Aと画像データベース28によって設定された鏡像Bを示す画像Bとの差分を解消するためにルームミラー25の鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算するが、これには限られない。例えば、第四実施形態と同様に、車載カメラが車両の後方領域を撮像し、その撮像した撮像画像と画像データベース16によって設定された鏡像Bを示す画像Bとの差分を解消するためにルームミラー25の鏡面部の角度を稼動する稼動量を演算するようにしてもよい。
このようにすれば、車両が走行する道路の勾配および曲がり具合を用いなくても、車載カメラによって撮像された撮像画像を用いて、ルームミラー25の鏡面部に映されるのが好適な鏡像を、道路の勾配および曲がり具合の変化に追従しながらルームミラー25の鏡面部に映し出すことができる。
第一実施形態のルームミラー制御装置の全体構成を示すブロック図である。 ルームミラー制御処理を示すフローチャートである。 (a)はルームミラー制御処理を説明する説明図(1)であり、(b)はルームミラー制御処理を説明する説明図(2)である。 第二実施形態のルームミラーシステムの全体構成を示すブロック図である。 第三実施形態のルームミラーシステムの全体構成を示すブロック図である。 第四実施形態のルームミラーシステムの全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…ルームミラー制御装置、2,3,4…ルームミラーシステム、11…道路勾配検出部、12…道路カーブ検出部、13…画像設定部、14…ルームミラー位置制御部、15…鏡像推定部、16…画像データベース、17…差分演算部、18…ルームミラー角度検出部、19…稼動量演算部、20…稼動制御部、21…車載カメラ、22…傾斜センサ、23…ナビゲーション装置、24…ヨーレートセンサ、25…ルームミラー、25a…ミラー本体、25b…ミラー稼動部、26,27…位置制御一体型ルームミラー、28…画像データベース、29…後方撮影カメラ、30…位置制御一体型ルームミラー、31…受信部、32…差分演算部

Claims (14)

  1. 車両の後方領域を映す鏡面部と前記鏡面部を稼動させる稼動量を示す指示信号に基づき前記鏡面部の角度を調整する角度調整部とを有する車載ミラーに対して前記指示信号を出力可能な車載ミラー制御装置であって、
    前記車両が走行する道路の勾配を検出可能な道路勾配検出部と、
    前記車両が走行する道路の曲がり具合を検出可能な道路カーブ検出部と、
    前記道路勾配検出部によって検出された前記車両が走行する道路の勾配および前記道路カーブ検出部によって検出された前記車両が走行する道路の曲がり具合に基づき前記鏡面部に映る鏡像を推定する鏡像推定部と、
    前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する鏡像設定部と、
    前記鏡像推定部によって推定された鏡像と前記鏡像設定部によって設定された鏡像との差分を演算する差分演算部と、
    前記鏡面部の角度を検出する角度検出部と、
    前記差分演算部によって演算された差分を解消するために前記角度検出部によって検出された前記鏡面部の角度から前記鏡面部を稼動させる稼動量を演算する稼動量演算部と、
    前記稼動量演算部によって演算された稼動量に基づき前記指示信号を生成し、その生成した指示信号を前記車載ミラーの前記角度調整部へ出力する稼動制御部と、
    を備えることを特徴とする車載ミラー制御装置。
  2. 請求項1に記載の車載ミラー制御装置において、
    前記道路勾配検出部は、前記車両の後方領域を撮像可能な車載カメラによる撮像画像および前記車両が傾斜する角度を検出可能な傾斜センサからの出力信号に基づき前記車両が走行する道路の勾配を検出することを特徴とする車載ミラー制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車載ミラー制御装置において、
    前記道路カーブ検出部は、前記車両の走行速度を検出可能な車速センサからの出力信号および前記車両の旋回方向の角速度を検出可能なヨーレートセンサからの出力信号に基づき前記車両が走行する道路の曲がり具合を検出することを特徴とする車載ミラー制御装置。
  4. 車両の後方領域を映す鏡面部と前記鏡面部を稼動させる稼動量を示す指示信号に基づき前記鏡面部の角度を調整する角度調整部とを有する車載ミラーに対して前記指示信号を出力可能な車載ミラー制御装置であって、
    前記車両の後方領域を撮像可能な撮像手段と、
    前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する鏡像設定部と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像と前記鏡像設定部によって設定された鏡像との差分を演算する差分演算部と、
    前記鏡面部の角度を検出する角度検出部と、
    前記差分演算部によって演算された差分を解消するために前記角度検出部によって検出された前記鏡面部の角度から前記鏡面部を稼動させる稼動量を演算する稼動量演算部と、
    前記稼動量演算部によって演算された稼動量に基づき前記指示信号を生成し、その生成した指示信号を前記車載ミラーの前記角度調整部へ出力する稼動制御部と、
    を備えることを特徴とする車載ミラー制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の車載ミラー制御装置において、
    前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像が前記鏡面部に映るように前記鏡面部の角度を設定する角度設定部を備え、
    前記鏡像設定部は、前記角度設定部によって設定された前記鏡面部の角度に基づき、前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定すること
    を特徴とする車載ミラー制御装置。
  6. 請求項5に記載の車載ミラー制御装置において、
    前記角度設定部は、前記ドライバによる前記鏡面部の角度の入力を受け付け可能であり、前記ドライバによる前記鏡面部の角度の入力を受け付けた場合には、その入力内容に基づき、前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像が前記鏡面部に映るように前記鏡面部の角度を設定することを特徴とする車載ミラー制御装置。
  7. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の車載ミラー制御装置において、
    前記鏡像設定部は、前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を予め記憶し、その記憶する鏡像を読み出して設定することを特徴とする車載ミラー制御装置。
  8. 車両の後方領域を映す鏡面部と、
    前記車両が走行する道路の勾配を検出可能な道路勾配検出部と、
    前記車両が走行する道路の曲がり具合を検出可能な道路カーブ検出部と、
    前記道路勾配検出部によって検出された前記車両が走行する道路の勾配および前記道路カーブ検出部によって検出された前記車両が走行する道路の曲がり具合に基づき前記鏡面部に映る鏡像を推定する鏡像推定部と、
    前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する鏡像設定部と、
    前記鏡像推定部によって推定された鏡像と前記鏡像設定部によって設定された鏡像との差分を演算する差分演算部と、
    前記鏡面部の角度を検出する角度検出部と、
    前記差分演算部によって演算された差分を解消するために前記角度検出部によって検出された前記鏡面部の角度から前記鏡面部を稼動させる稼動量を演算する稼動量演算部と、
    前記稼動量演算部によって演算された稼動量に基づき前記指示信号を生成し、その生成した指示信号を出力する稼動制御部と、
    前記稼動制御部によって出力された前記指示信号に基づき前記鏡面部の角度を調整する角度調整部と、
    を備えることを特徴とする車載ミラーシステム。
  9. 請求項8に記載の車載ミラーシステムにおいて、
    前記道路勾配検出部は、前記車両の後方領域を撮像可能な車載カメラによる撮像画像および前記車両が傾斜する角度を検出可能な傾斜センサからの出力信号に基づき前記車両が走行する道路の勾配を検出することを特徴とする車載ミラーシステム。
  10. 請求項8または請求項9に記載の車載ミラーシステムにおいて、
    前記道路カーブ検出部は、前記車両の走行速度を検出可能な車速センサからの出力信号および前記車両の旋回方向の角速度を検出可能なヨーレートセンサからの出力信号に基づき前記車両が走行する道路の曲がり具合を検出することを特徴とする車載ミラーシステム。
  11. 車両の後方領域を映す鏡面部と、
    前記車両の後方領域を撮像可能な撮像手段と、
    前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定する鏡像設定部と、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像と前記鏡像設定部によって設定された鏡像との差分を演算する差分演算部と、
    前記鏡面部の角度を検出する角度検出部と、
    前記差分演算部によって演算された差分を解消するために前記角度検出部によって検出された前記鏡面部の角度から前記鏡面部を稼動させる稼動量を演算する稼動量演算部と、
    前記稼動量演算部によって演算された稼動量に基づき前記指示信号を生成し、その生成した指示信号を出力する稼動制御部と、
    前記稼動制御部によって出力された前記指示信号に基づき前記鏡面部の角度を調整する角度調整部と、
    を備えることを特徴とする車載ミラーシステム。
  12. 請求項8〜請求項11の何れかに記載の車載ミラーシステムにおいて、
    前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像が前記鏡面部に映るように前記鏡面部の角度を設定する角度設定部を備え、
    前記鏡像設定部は、前記角度設定部によって設定された前記鏡面部の角度に基づき、前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を設定すること
    を特徴とする車載ミラーシステム。
  13. 請求項12に記載の車載ミラーシステムにおいて、
    前記角度設定部は、前記ドライバによる前記鏡面部の角度の入力を受け付け可能であり、前記ドライバによる前記鏡面部の角度の入力を受け付けた場合には、その入力内容に基づき、前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像が前記鏡面部に映るように前記鏡面部の角度を設定することを特徴とする車載ミラーシステム。
  14. 請求項8〜請求項11の何れかに記載の車載ミラーシステムにおいて、
    前記鏡像設定部は、前記鏡面部に映されるのに好適な鏡像を予め記憶し、その記憶する鏡像を読み出して設定することを特徴とする車載ミラーシステム。
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