JP2014134652A - 現像ローラの表面加工方法、現像ローラ、現像装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents
現像ローラの表面加工方法、現像ローラ、現像装置、及びプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014134652A JP2014134652A JP2013002351A JP2013002351A JP2014134652A JP 2014134652 A JP2014134652 A JP 2014134652A JP 2013002351 A JP2013002351 A JP 2013002351A JP 2013002351 A JP2013002351 A JP 2013002351A JP 2014134652 A JP2014134652 A JP 2014134652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing roller
- developing
- toner
- processing method
- surface processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】 外周面にトナーを保持して現像領域に搬送する現像ローラと、前記現像ローラに供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材とを少なくとも備える1成分現像装置の前記現像ローラの表面加工方法であって、
前記現像ローラの表面を構成する加硫ゴム層に対し、加圧して厚み方向に圧縮変形させる工程と、圧縮変形した状態でプラズマ処理を行う工程と、加圧を解除して表面に凹凸構造を形成する工程とを有する現像ローラの表面加工方法。
【選択図】図1
Description
電子写真や静電記録等で採用される乾式現像方式には、トナー及びキャリアからなる2成分系現像剤を用いる方式と、キャリアを含まない1成分系現像剤を用いる方式とがある。
本実施形態に係る現像ローラの表面加工方法は、外周面にトナーを保持して現像領域に搬送する現像ローラと、前記現像ローラに供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材とを少なくとも備える1成分現像装置の前記現像ローラの表面加工方法であって、前記現像ローラの表面を構成する加硫ゴム層に対し、加圧して厚み方向に圧縮変形させる工程と、圧縮変形した状態でプラズマ処理を行う工程と、加圧を解除して表面に凹凸構造を形成する工程とを有する。
図1は本実施形態の現像ローラ表面の凹凸構造の拡大模式図である。
図1に示すように、形成された凹凸構造は、例えば、凸部の幅が0.1〜1μmの隆線状構造である。形成される凹凸構造としては、図1に示すような凸部の隆線と凹部の谷線とが交互に存在した隆線状構造に限定されず、プラズマ照射の条件などにより種々の凹凸構造が形成される。
なお、前記加硫ゴム層には、導電剤、発泡剤、架橋剤、架橋促進剤、オイル等を適宜配合しても差し支えない。
コーティング液の塗布方法は、特に制限するものではなく、ディッピング法、スプレー法、ローラコート法等の従来の方法が適用できる。
本実施形態の現像装置は、前記現像ローラと、前記現像ローラに供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材とを少なくとも備え、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
現像装置12のトナー搬送部材としての現像ローラ13は、像担持体11に接触あるいは0.1μm〜0.3μm程度のギャップを保持し、図中矢印方向に駆動される。像担持体11は図中矢印方向に回転する。
現像ローラ13の周囲には供給ローラ14、板バネ材にゴム板(例えばウレタンゴム、シリコーンゴム等)を貼り付け、もしくはSUS等の金属材質の規制ブレード(トナー層厚規制ブレード)である規制部材15が配置される。
また、トナー供給ローラ14へのトナー供給のため、トナー送りシャフト16がトナーを保持する保持室17に回転可能に配設される。
現像ローラ13は時計回りの方向に回転し、表面に保持したトナーを規制部材15及び像担持体11との対向位置へと搬送する。
本実施形態のプロセスカートリッジは、像担持体と、該像担持体上にトナーで静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段を少なくとも有し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段が、本実施形態の現像装置である。
図3に示すように、プロセスカートリッジは、像担持体11を内蔵し、帯電手段22、現像手段(現像装置)12、転写手段28、クリーニング手段27を含み、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
前記単層構造の像担持体は、支持体と、該支持体上に単層型感光層を設けてなり、更に必要に応じて、保護層、中間層、その他の層を有してなる。
前記積層構造の像担持体は、支持体と、該支持体上に電荷発生層、及び電荷輸送層を少なくともこの順に有する積層型感光層を設けてなり、更に必要に応じて、保護層、中間層、その他の層を有してなる。
前記(1)の接触方式の帯電手段としては、例えば導電性又は半導電性の帯電ローラ、磁気ブラシ、ファーブラシ、フィルム、ゴムブレードなどが挙げられる。これらの中でも、前記帯電ローラは、コロナ放電に比べてオゾンの発生量を大幅に低減することが可能であり、像担持体の繰り返し使用時における安定性に優れ、画質劣化防止に有効である。
前記(2)の非接触の帯電手段としては、例えばコロナ放電を利用した非接触帯電器や針電極デバイス、固体放電素子;像担持体に対して微小な間隙をもって配設された導電性又は半導電性の帯電ローラなどが挙げられる。
露光を行う光学系は、アナログ光学系とデジタル光学系とに大別される。前記アナログ光学系は、原稿を光学系により直接像担持体上に投影する光学系であり、前記デジタル光学系は、画像情報が電気信号として与えられ、これを光信号に変換して像担持体を露光し作像する光学系である。
前記露光手段としては、帯電手段22により帯電された像担持体11の表面に、形成すべき像様に露光を行うことができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザ光学系、液晶シャッタ光学系、LED光学系、などの各種露光器が挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に制限はなく、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
日本ゼオン社製エピクロロヒドリンゴムHydrin T3106を、SUS製の直径6mmの金属シャフト外周に3mmの厚みになるように押出成型した。その後、150℃の環境で90分間保管して加硫した後、表面を水口製作所社製研磨機LEO600-F4L-BMEで粗研磨した。その後、水口製作所社製SZCにて仕上げ研磨を行い、加硫ゴム層が形成された現像ローラ用基材を得た。
前記スリットを圧接する線圧を150N/mとした以外は実施例1と同様にして、実施例2の現像ローラを得た。
前記スリットを圧接する線圧を200N/mとした以外は実施例1と同様にして、実施例3の現像ローラを得た。
前記Arプラズマの照射時間を20秒とした以外は実施例1と同様にして、実施例4の現像ローラを得た。
プラズマを窒素プラズマとした以外は実施例1と同様にして、実施例5の現像ローラを得た。
日本ゼオン社製エピクロロヒドリンゴムHydrin T3106を、SUS製の直径6mmの金属シャフト外周に3mmの厚みになるように押出成型した。その後、150℃の環境で90分間保管して加硫した後、表面を水口製作所社製研磨機LEO600-F4L-BMEで粗研磨した。その後、水口製作所社製SZCにて仕上げ研磨を行い、加硫ゴム層が形成された現像ローラ用基材を得た。
日本ゼオン社製エピクロロヒドリンゴムHydrin T3106を、SUS製の直径6mmの金属シャフト外周に3mmの厚みになるように押出成型した。その後、150℃の環境で90分間保管して加硫した後、表面を水口製作所社製研磨機LEO600-F4L-BMEで粗研磨した。その後、水口製作所社製SZCにて仕上げ研磨を行い、加硫ゴム層が形成された現像ローラ用基材を得た。
評価手順及び評価結果を以下に示す。
(1)トナー固着
温度30℃、湿度80%の環境で、白紙耐久1枚間欠モードにて5000枚ランニングし、ハーフトーン画像における縦白スジの本数を確認した。
確認された白スジの本数により評価を行い、0本を「○」、1本を「△」、2本以上を「×」とした。結果を表1に示す。
温度30℃、湿度80%の環境で、白紙耐久1枚間欠モードにて5000枚ランニングし、白紙画像を出力しているときの感光体(像担持体)上のトナー量を、サカタインクスエンジニアリング社製のX−Lite用いて測定した。
測定されたL*の値により評価を行い、90.0以上を「○」、88.0〜89.9を「△」、87.9以下を「×」とした。結果を表1に示す。
温度10℃、湿度15%の環境で、白紙耐久1枚間欠モードにて5000枚ランニングし、ハーフトーン画像における濃度ムラを観察した。
官能評価により、濃度ムラが無ないレベルを「○」、濃度ムラはあるものの問題のないレベルを「△」、濃度ムラにより問題があるレベルを「×」とした。結果を表1に示す。
12 現像装置(現像手段)
13 現像ローラ
14 供給ローラ
15 規制部材
Claims (9)
- 外周面にトナーを保持して現像領域に搬送する現像ローラと、前記現像ローラに供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材とを少なくとも備える1成分現像装置の前記現像ローラの表面加工方法であって、
前記現像ローラの表面を構成する加硫ゴム層に対し、加圧して厚み方向に圧縮変形させる工程と、圧縮変形した状態でプラズマ処理を行う工程と、加圧を解除して表面に凹凸構造を形成する工程とを有することを特徴とする現像ローラの表面加工方法。 - 加圧が、100N/m〜250N/mの線圧で行われることを特徴とする請求項1に記載の現像ローラの表面加工方法。
- プラズマ処理を行う時間が、10〜30秒であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像ローラの表面加工方法。
- 非反応性ガスを用いてプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の現像ローラの表面加工方法。
- 外周面にトナーを保持して現像領域に搬送する現像ローラと、前記現像ローラに供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材とを少なくとも備える1成分現像装置の前記現像ローラであって、
前記現像ローラの表面を構成する加硫ゴム層の表面に凹凸構造を有し、前記凹凸構造が、凸部の幅が0.1〜1μmの隆線状構造であることを特徴とする現像ローラ。 - 請求項1から4のいずれかに記載の方法により表面加工され、形成された前記凹凸構造が、凸部の幅が0.1〜1μmの隆線状構造であることを特徴とする現像ローラ。
- 表面の加硫ゴム層が、エピクロロヒドリン−エチレンオキサイド共重合体、及びエピクロロヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合体から選ばれるエピクロロヒドリン系ゴムを含むことを特徴とする請求項5または6に記載の現像ローラ。
- 請求項5から7のいずれかに記載の現像ローラと、前記現像ローラに供給されたトナー層の厚みを規制する規制部材とを少なくとも備えることを特徴とする現像装置。
- 像担持体と、該像担持体上にトナーで静電潜像を現像して可視像を形成する現像手段を少なくとも有し、画像形成装置本体に着脱可能であるプロセスカートリッジにおいて、
前記現像手段が、請求項8に記載の現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002351A JP6040776B2 (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 現像ローラの表面加工方法、現像ローラ、現像装置、及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002351A JP6040776B2 (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 現像ローラの表面加工方法、現像ローラ、現像装置、及びプロセスカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014134652A true JP2014134652A (ja) | 2014-07-24 |
JP6040776B2 JP6040776B2 (ja) | 2016-12-07 |
Family
ID=51412970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013002351A Active JP6040776B2 (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 現像ローラの表面加工方法、現像ローラ、現像装置、及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6040776B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110543085A (zh) * | 2018-05-28 | 2019-12-06 | 住友橡胶工业株式会社 | 显影辊及其制造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63217379A (ja) * | 1987-03-05 | 1988-09-09 | Minolta Camera Co Ltd | 現像剤供与部材およびその製造方法 |
JP2007148388A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-06-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
WO2008136491A1 (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Canon Kabushiki Kaisha | 電子写真用ローラ部材の製造方法 |
-
2013
- 2013-01-10 JP JP2013002351A patent/JP6040776B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63217379A (ja) * | 1987-03-05 | 1988-09-09 | Minolta Camera Co Ltd | 現像剤供与部材およびその製造方法 |
JP2007148388A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-06-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
WO2008136491A1 (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Canon Kabushiki Kaisha | 電子写真用ローラ部材の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110543085A (zh) * | 2018-05-28 | 2019-12-06 | 住友橡胶工业株式会社 | 显影辊及其制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6040776B2 (ja) | 2016-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5928001B2 (ja) | 現像ローラ | |
JP2012163601A (ja) | 画像形成装置 | |
US9098062B2 (en) | Process cartridge and image forming apparatus | |
JP2013073003A (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JP6040776B2 (ja) | 現像ローラの表面加工方法、現像ローラ、現像装置、及びプロセスカートリッジ | |
US20150016843A1 (en) | Process cartridge and image forming apparatus | |
US10809658B2 (en) | Cleaning blade, manufacturing method of the cleaning blade, process cartridge and image forming apparatus | |
JP2022019498A (ja) | 現像装置およびこれを備えた画像形成装置 | |
JPH0887215A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004219855A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5365732B2 (ja) | 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2005140945A (ja) | 帯電ローラ、帯電ローラの製造方法及び画像形成装置 | |
JP2022059718A (ja) | 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP2004347870A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7556223B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4371833B2 (ja) | 帯電部材、画像形成装置、帯電方法およびプロセスカートリッジ | |
US8249488B2 (en) | Bias charge roller comprising overcoat layer | |
JP5145846B2 (ja) | 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2007052168A (ja) | 導電性部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2003280334A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005099763A (ja) | 画像形成装置 | |
EP0515164A2 (en) | Charger having charging blade, image forming apparatus having same and process cartridge having same | |
JP2011059235A (ja) | 現像ローラ、現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2001100525A (ja) | プロセスユニットおよびこのプロセスユニットを用いた画像形成装置 | |
JPH11149201A (ja) | 帯電部材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161024 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6040776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |