JP2014133796A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び構造体 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び構造体 Download PDF

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Abstract

【解決手段】個別に調製され保存される(A)分子末端に水酸基又はアルコキシ基を有するオルガノポリシロキサンと無機充填剤とを含む主剤組成物と(B)(b1)3個以上の加水分解性基を有する有機ケイ素化合物、(b2)一般式(1)で示されるポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、
Figure 2014133796

(m及びnは1以上100以下の整数である。Xは一価炭化水素基であり、Yはポリエーテル基である。)
(b3)硬化触媒を含む硬化剤組成物とからなる2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【効果】本発明によれば、より安価かつ混合時間・混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保つことができ、かつ主成分と架橋成分との配合比率を自動混合吐出機等の使用に合せて適宜調整することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に係わり、特に、主剤組成物と硬化剤組成物との2成分からなり、両者を混合することによって室温で硬化してゴム状弾性体を生じるオルガノポリシロキサン組成物及び該組成物を用いた構造体に関する。
室温で硬化しゴム状弾性体を生成する縮合反応型オルガノポリシロキサン組成物は、電気・電子工業等における弾性接着剤やコーティング材、電気絶縁シール材として、また建築用シーリング材等として広く用いられている。これらの中で、空気中の水分と接触することにより硬化反応が生起する1成分型(1包装型)の室温硬化性オルガノポリシロキサンは、使用直前にベースポリマーと架橋剤や触媒等とを秤量したり、混合したりする煩雑さがなく、取り扱いが簡単であるが、硬化速度が遅く、また深部硬化性が悪いという欠点があった。
これに対して、2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、硬化速度が速く、深部硬化性にも優れている。この組成物は、分子末端が水酸基及び/又はアルコキシ基を有するポリジオルガノシロキサンと無機充填剤とから成る主成分と、架橋成分とに分けて調製される。そして、別々の容器に分けて保存され使用時に混合される、いわゆる多包装型室温硬化性組成物として使用される(例えば、特許文献1〜3:特開平07−133430号公報、特開平11−209620号公報、特許第4987218号公報参照)。
このような2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物では、保存安定性の点で、架橋成分が架橋剤と硬化触媒のみから構成される。そのため、主成分に対する架橋成分の配合割合が1〜3質量%と極めて少なくなり、計量の際のばらつきや混合不良が起こり易かった。特に、自動混合吐出機を用いた混合では、実用上の観点から、主成分と架橋成分との混合比率が100:10程度あるいはそれ以上の整数比になることが求められるが、架橋成分を架橋剤と硬化触媒のみから構成した従来の2成分型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物では、ばらつきのない計量・混合を行うことが難しかった。
また、自動混合吐出機を使用して計量・混合を行う場合には、架橋成分の配合比を上げるために、主成分に配合されているベースポリマー(シラノール基末端ポリジオルガノシロキサン)と同様なポリマーを、増量剤として架橋成分にも配合し架橋剤を希釈することが考えられるが、ポリマーと架橋剤及び触媒が共存するため保存安定性が悪くなるばかりでなく、このようなポリマーは架橋剤との相溶性が悪いため、分離してしまい均一に分散できないという問題があった。
近年、特許文献3のように主鎖中にアリール基もしくはアラルキル基を規定量以上導入したポリマーを使用すると、架橋剤との相溶性がよく均一に分散できるため深部硬化性、硬化の均一性、保存安定性などの特性を悪化させることなく、主成分と架橋成分との配合比率を自動混合吐出機等の使用に合せて適宜調整することができるように改善する提案がなされている。しかし、本提案組成物が非流動性液体の場合、(A)成分と(B)成分を混合した直後は非流動性であるが、混合時間が長い場合や混合後から施工時間まで滞留時間が長い場合、流動性が発現してしまい、シール不良や意匠性が低下するという問題があった。また、主鎖中にアリール基もしくはアラルキル基を導入する必要があるため、それらを導入するために必要なモノマーやオリゴマー体が不純物として混入され、それらを完全に除去することができないため、電気・電子業界では接点不良等の電気的不具合が起こり易いことが懸念されていた。その上、アリール基もしくはアラルキル基を導入するためのモノマーが比較的高価であるため、得られるポリマーも高価でコスト競争力も低いことが問題となっていた。
特開平07−133430号公報 特開平11−209620号公報 特許第4987218号公報
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、より安価かつ混合時間や混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保つことができる2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供することであり、特に深部硬化性、硬化の均一性、保存安定性などの特性が良好で、かつ主成分と架橋成分との配合比率を自動混合吐出機等の使用に合せて適宜調整することが可能となった室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び該組成物を用いた構造体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(A)主剤組成物と(B)硬化性組成物とからなる2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物において、(B)成分に可塑剤兼相溶化剤として30℃にて液体状態である側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを用いることで、混合時間の延長や混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保持できる組成物が得られることを見出した。
従って、本発明は、個別に調製され保存される(A)主剤組成物と(B)硬化剤組成物とからなる2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物であり、
前記(A)主剤組成物は、
(a1)分子末端に水酸基又はアルコキシ基を有するオルガノポリシロキサン 100質量部、
(a2)無機充填剤 1〜500質量部
を含有し、
前記(B)硬化剤組成物は、
(b1)1分子中にケイ素官能基として3個以上の加水分解性基を有する有機ケイ素化合物及び/又はシランカップリング剤、又はそれらの部分加水分解物を、前記(a1)成分の水酸基又はアルコキシ基1個に対して加水分解性基が2〜25個となる量と、
(b2)下記一般式(1)で示され、かつ30℃にて液体であるポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、
Figure 2014133796
(式中、m及びnは1以上100以下の整数である。また、Xは独立に炭素数1〜10の非置換又は置換一価炭化水素基であり、Yは下記一般式(2)で表されるポリエーテル基である。)
−R(Cp2pO)qR (2)
(式中、Rは独立に炭素数1〜10の非置換又は置換一価炭化水素基であり、pは1以上10以下の整数である。また、qは1以上50以下の整数であり、qが2以上の場合、pは互いに同一又は異種であってもよい。)
を、前記(a1)成分100質量部に対して1〜40質量部と、
(b3)硬化触媒を、前記(a1)成分100質量部に対して0.001〜10質量部
を含有することを特徴とする2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物提供する。この場合、(A)主剤組成物と(B)硬化剤組成物とは、100:3〜100:20の質量比で配合されることが好ましい。
また、本発明は、上記2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物にてシール又は接着された構造体を提供する。
本発明の2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物によれば、より安価かつ混合時間・混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保つことができ、かつ主成分と架橋成分との配合比率を自動混合吐出機等の使用に合せて適宜調整することができる。更に深部硬化性、硬化の均一性、保存安定性などの諸特性に優れている。
以下、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の実施の形態について説明する。
本発明は、(A)成分からなる主剤組成物と(B)成分からなる硬化剤組成物とを配合してなる2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物である。
(A)成分である主剤組成物は、
(a1)分子末端に水酸基又はアルコキシ基を有するオルガノポリシロキサンと、
(a2)無機充填剤
から構成され、
(B)成分である硬化剤組成物は、
(b1)1分子中にケイ素官能基として3個以上の加水分解性基を有する有機ケイ素化合物及び/又はシランカップリング剤、又はそれらの部分加水分解物と、
(b2)(a1)成分より低粘度であり、30℃にて液体である側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンと、
(b3)硬化触媒と
を含有している。
(A)主剤組成物を構成する(a1)分子末端に水酸基又はアルコキシ基を有するオルガノポリシロキサンは、通常室温で硬化し得る縮合型シリコーンゴムのベースポリマーとして用いられるものである。
(a1)成分のケイ素原子に直接結合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基のようなアルキル基;ビニル基、アリル基のようなアルケニル基;フェニル基のようなアリール基、2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基のようなアラルキル基;及びクロロメチル基、β−シアノエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基のような一価の置換炭化水素基などが例示されるが、合成が容易なことから、メチル基、ビニル基又はフェニル基が好ましく、その中でもコスト的に有利であるメチル基がより好ましい。
また、(a1)の分子末端としては水酸基もしくはアルコキシ基が選択され、アルコキシ基である場合、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基などが例示される。その中でも水酸基又はメトキシ基が好ましく、水酸基が特に好ましい。
このオルガノポリシロキサンは、23℃における粘度が100〜500,000mPa・sの範囲、特に500〜100,000mPa・sの範囲となることが好ましい。なお、本発明において、粘度は回転粘度計により測定した値である。粘度が100mPa・s未満では硬化後のゴム状弾性体の機械的特性が不十分となり易く、逆に500,000mPa・sを超えると、後述する充填剤などを配合したときに更に粘度が上昇してしまい、(B)成分との混合不良や吐出性が悪化する。特に好ましい範囲は700〜50,000mPa・sである。
(A)主剤組成物を構成する(a2)無機充填剤は、硬化後のゴム状弾性体に機械的強度や硬さを付与する目的で(A)主剤組成物に配合されるものであり、公知の無機充填剤を使用することができる。例えば、煙霧質シリカ、沈降性シリカ等のシリカ粉末、けいそう土、重質炭酸カルシウム、コロイド質炭酸カルシウム、酸化チタン、カーボンブラック、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛などが挙げられ、単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。その中でも重質炭酸カルシウム、コロイド質炭酸カルシウム、煙霧質シリカ、沈降性シリカ、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛の使用が望ましい。
また、それら無機充填剤の表面処理については限定されない。表面処理される場合は、ジクロロジメチルシラン、クロロトリメチルシラン、ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサメチルジシラザンのような有機ケイ素化合物や、脂肪酸、樹脂酸、スルホン酸、パラフィン類等が例示される。
(a2)無機充填剤の配合量は、(a1)成分100質量部に対して1〜500質量部が好ましく、更には3〜200質量部がより好ましい。(a2)無機充填剤の配合量が1質量部未満では、得られる硬化物の機械的強度が不十分であり、反対に500質量部を超えると、(A)成分の粘度が高すぎて混合が困難となるほか、均一な組成物が得られない。
本発明において、(B)硬化剤組成物を構成する(b1)1分子中にケイ素官能基として3個以上の加水分解性基を有する有機ケイ素化合物及び/又はシランカップリング剤、又はそれらの部分加水分解物は、前記した(a1)成分の架橋剤及び接着助剤として作用するものであり、空気中の水分によって加水分解し、(a1)成分の水酸基(シラノール基)又はアルコキシ基と容易に縮合反応することにより硬化物を形成し、基材との接着性を付与する。
(b1)成分の有する加水分解性基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基;メトキシエトキシ基などのアルコキシアルコキシ基;アミド基などが例示される。
加水分解性基以外のケイ素原子に結合する基としては、(a1)成分におけるケイ素原子に直接結合する有機基と同様の、非置換又は置換の一価炭化水素基が挙げられるが、合成の容易さと架橋速度の点から、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜5のアルケニル基及びフェニル基が好ましく、その中でも炭素数1〜5のアルキル基、炭素数2〜3のアルケニル基がより好ましい。
このような(b1)成分の具体例としては、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、エチルオルソシリケート、プロピルオルソシリケート、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシランなどのアルコキシシラン及びその部分加水分解縮合物などが挙げられる。
また、ここで用いられるシランカップリング剤としては、(メタ)アクリルシランカップリング剤、エポキシシランカップリング剤、アミノシランカップリング剤、メルカプトシランカップリング剤等が例示され、具体的には、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等が例示される。
(b1)成分の配合量は、前記(a1)成分の前記水酸基又はアルコキシ基1個に対して前記加水分解性基が2〜25個となり得るように調整する。(b1)成分の配合量がこの範囲より少ないと、架橋が十分に行われず、十分な硬度の硬化物が得られない。一方、この範囲を超えて配合すると、深部硬化性が劣るほかコスト的に不利である上、硬化後の機械的特性が低下することがある。
本発明において、前記(b1)成分と共に(B)硬化剤組成物を構成する(b2)成分は、(B)硬化剤組成物中での(b1)成分及び後述する(b3)成分とを良好に分散させ、(A)成分である主剤組成物と(B)成分である硬化剤組成物との配合比を、自動混合吐出機等の計量・混合に適した混合比に調整する働きをさせ、かつ(A)成分と混合した後に硬化した硬化物に適度な柔軟性を付与するための可塑剤的役割を果たす上、非流動性組成物の場合においては(A)成分と混合した際、混合時間・混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保つことを可能とする、本組成物に必須の成分である。
(b2)成分としては、下記一般式(1)で示され、かつ30℃にて液体であるポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを使用する。
Figure 2014133796
(式中、m及びnは1以上100以下の整数である。また、Xは炭素数1〜10、好ましくは1〜6の非置換又は置換一価炭化水素基であり、Yは下記一般式(2)で表されるポリエーテル基である。なお、ポリエーテル基及び炭素数1〜10、好ましくは1〜6の非置換又は置換一価炭化水素基は互いに同一又は異種であってもよい。)
−R(Cp2pO)qR (2)
(式中、Rは独立に炭素数1〜10の非置換又は置換一価炭化水素基であり、pは1以上10以下の整数である。また、qは1以上50以下の整数であり、qが2以上の場合、pは互いに同一又は異種であってもよい。)
ここで、(b2)成分が有するXは炭素数1〜10、好ましくは1〜6の非置換又は置換一価炭化水素基であり、メチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基等のアルケニル基、フェニル基等のアリール基が選択される。また、(b2)成分が有するYは上記一般式(2)で表されるポリエーテル基であり、Rは炭素数1〜10、好ましくは1〜6の非置換又は置換一価炭化水素基であり、メチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基が選択される。また、qは1以上50以下の整数であり、その中でもqは2〜25の整数が好ましい。qが2以上の場合は、式(2)中のp値は異なる整数単位を有しても構わない。qが50を超えると側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの粘度が高すぎたり、固化したりして使用することができない上、(b1)成分や(b3)成分との相溶性も低下する。
(b2)成分の配合量は、前記した(a1)成分100質量部に対して1〜40質量部が好ましく、更には1〜20質量部がより好ましい。この配合量が1質量部未満では、(A)成分との配合が困難となり本組成物が特徴とするすべての効果がなくなる。また反対に40質量部を超えると、硬化後のゴム物性が低下したり表面にブリードすることがある。
(b3)成分は、(a1)成分の水酸基又はアルコキシ基と(b1)成分の加水分解性基とが水分の存在下で反応し架橋構造を形成するための硬化触媒である。
このような硬化触媒としては、鉄オクトエート、マンガンオクトエート、亜鉛オクトエート、スズナフテート、スズカプリレート、スズオレートのようなカルボン酸金属塩;ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジオレート、ジフェニルスズジアセテート、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジメトキサイド、ジブチルビス(トリエトキシシロキシ)スズ、ジオクチルスズジラウレート、ジオクチルスズジバーサテートのような有機スズ化合物;テトラエトキシチタン、テトラプロポキシチタン、テトラブトキシチタン、1,3−プロポキシチタンビス(エチルアセチルアセテート)のようなアルコキシチタン類;アルミニウムトリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート、トリエトキシアルミニウムなどの有機アルミニウム;ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、テトライソプロポキシジルコニウムテトラブトキシジルコニウム、トリブトキシジルコニウムアセチルアセトネート、トリブトキシジルコニウムステアレートなどの有機ジルコニウム化合物、ビスマストリス(2−エチルヘキサノエート)又はビスマストリス(ネオデカノエート)などの有機ビスマス化合物が例示される。微量の存在で大きな触媒能を持つことから、有機スズ化合物及びアルコキシチタン類、有機ビスマス化合物が好ましく、その中でも特に有機スズ化合物が好ましい。
(b3)成分の配合量は、前記(a1)成分100質量部当たり0.001〜10質量部、好ましくは0.01〜5質量部とする。0.001質量部未満では、硬化触媒として十分に作用せず、硬化に果てしなく長い時間がかかるばかりでなく、深部硬化性が悪化してしまう。また反対に10質量部を超える場合には、混合後の硬化性が速すぎて施工不可能となったり、接着性の低下が起こる可能性があるほか、コスト的にも不利である。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、前記した(a1)成分と(a2)無機充填剤とを含む(A)主剤組成物と、架橋剤である(b1)成分と(b2)成分及び(b3)硬化触媒とを含む(B)硬化剤組成物とに分けてそれぞれ調製され、湿気を遮断した状態で別々に保存される。そして使用時に、(A)主剤組成物と(B)硬化剤組成物とが適当な配合比率で混合され、かつ空気中の水分に曝されることにより、縮合反応が生起して室温で硬化しゴム状弾性を有する硬化物が得られる。
本発明の組成物には、更に目的に応じて、着色するための顔料、押し出し作業性を改良するための粘度調整剤、紫外線吸収剤、防かび剤、耐熱性向上剤、難燃化剤など、各種の添加剤を加えてもよい。これらの添加剤は、通常(A)主剤組成物中に添加され混合される。
本発明によれば、上記オルガノポリシロキサン組成物にてシールされた又は接着された構造体を提供するが、かかる構造体としては、建造物や電気・電子部品等が挙げられる。
また、シール又は接着の態様としては、シーリング材、ポッティング材、コーティング材、接着剤、現場成形ガスケット等が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部とはいずれも質量部を表し、特に記載のない粘度などの物性値は、回転粘度計により測定した23℃での値を示す。
[実施例1]
粘度1,000mPa・sのα,ω−ビス−ジヒドロキシ−ジメチルポリシロキサン(水酸基含量約0.101ミリモル/g)(a1−1)45部に、表面が脂肪酸にて処理されたコロイド質炭酸カルシウム(商品名;白艶華CC−R、白石カルシウム(株)製)(a2−1)40部と、表面未処理の重質炭酸カルシウム(商品名;ホワイトンSSB、白石カルシウム(株)製)(a2−2)15部を加え、プラネタリーミキサーにより減圧混練し、均一な(A)主剤組成物を得た。
粘度130mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(商品名;KF−6011、信越化学工業(株)製)(b2−1)7部に、メチルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約22.0ミリモル/g)(b1−1)0.5部と、テトラ−n−プロピルオルソシリケート(アルコキシ基含量約15.2ミリモル/g)(b1−2)0.5部と、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約13.6ミリモル/g)(b1−3)1.95部と、ジオクチルスズジバーサテート(b3)0.05部を加えて混合し、(B)硬化剤組成物を調製した。
上記(A)成分100部に対し、(B)成分を10部添加して10分間真空条件下にて混合し、各種評価を行った。
[実施例2]
粘度1,000mPa・sのα,ω−ビス−ジヒドロキシ−ジメチルポリシロキサン(水酸基含量約0.101ミリモル/g)(a1−1)45部に、表面が脂肪酸にて処理されたコロイド質炭酸カルシウム(商品名;白艶華CC−R、白石カルシウム(株)製)(a2−1)40部と、表面未処理の重質炭酸カルシウム(商品名;ホワイトンSSB、白石カルシウム(株)製)(a2−2)15部を加え、プラネタリーミキサーにより減圧混練し、均一な(A)主剤組成物を得た。
粘度130mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(商品名;KF−6011、信越化学工業(株)製)(b2−1)2.1部に、メチルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約22.0ミリモル/g)(b1−1)0.15部と、テトラ−n−プロピルオルソシリケート(アルコキシ基含量約15.2ミリモル/g)(b1−2)0.15部と、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約13.6ミリモル/g)(b1−3)0.585部と、ジオクチルスズジバーサテート(b3)0.015部を加えて混合し、(B)硬化剤組成物を調製した。
上記(A)成分100部に対し、(B)成分を3部添加して10分間真空条件下にて混合し、各種評価を行った。
[実施例3]
粘度1,000mPa・sのα,ω−ビス−ジヒドロキシ−ジメチルポリシロキサン(水酸基含量約0.101ミリモル/g)(a1−1)45部に、表面が脂肪酸にて処理されたコロイド質炭酸カルシウム(商品名;白艶華CC−R、白石カルシウム(株)製)(a2−1)40部と、表面未処理の重質炭酸カルシウム(商品名;ホワイトンSSB、白石カルシウム(株)製)(a2−2)15部を加え、プラネタリーミキサーにより減圧混練し、均一な(A)主剤組成物を得た。
粘度130mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(商品名;KF−6011、信越化学工業(株)製)(b2−1)14部に、メチルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約22.0ミリモル/g)(b1−1)1.0部と、テトラ−n−プロピルオルソシリケート(アルコキシ基含量約15.2ミリモル/g)(b1−2)1.0部と、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約13.6ミリモル/g)(b1−3)3.9部と、ジオクチルスズジバーサテート(b3)0.10部を加えて混合し、(B)硬化剤組成物を調製した。
上記(A)成分100部に対し、(B)成分を20部添加して10分間真空条件下にて混合し、各種評価を行った。
[実施例4]
粘度1,000mPa・sのα,ω−ビス−ジヒドロキシ−ジメチルポリシロキサン(水酸基含量約0.101ミリモル/g)(a1−1)45部に、表面がジクロロジメチルシランにて処理された煙霧質シリカ(商品名;アエロジルR−972、日本アエロジル(株)製)(a2−3)5部と、表面未処理の重質炭酸カルシウム(商品名;ホワイトンSSB、白石カルシウム(株)製)(a2−2)50部を加え、プラネタリーミキサーにより減圧混練し、均一な(A)主剤組成物を得た。
粘度920mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(商品名;KF−615A、信越化学工業(株)製)(b2−2)7部に、メチルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約22.0ミリモル/g)(b1−1)0.5部と、テトラ−n−プロピルオルソシリケート(アルコキシ基含量約15.2ミリモル/g)(b1−2)0.5部と、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約13.6ミリモル/g)(b1−3)1.95部と、ジオクチルスズジバーサテート(b3)0.05部を加えて混合し、(B)硬化剤組成物を調製した。
上記(A)成分100部に対し、(B)成分を10部添加して10分間真空条件下にて混合し、各種評価を行った。
[比較例1]
実施例1において両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを除いた他は同様にして調製し、同様の条件にて各種評価を行った。
[比較例2]
実施例1において両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの代わり粘度100mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖されたジメチルポリシロキサン(b2−3)7部を用いた他は同様にして調製し、同様の条件にて各種評価を行った。
[比較例3]
実施例1において両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの代わり粘度300mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖されたジフェニルポリシロキサン(b2−4)7部を用いた他は同様にして調製し、同様の条件にて各種評価を行った。
[比較例4]
粘度1,000mPa・sのα,ω−ビス−ジヒドロキシ−ジメチルポリシロキサン(水酸基含量約0.101ミリモル/g)(a1−1)45部に、表面が脂肪酸にて処理されたコロイド質炭酸カルシウム(商品名;白艶華CC−R、白石カルシウム(株)製)(a2−1)40部と、表面未処理の重質炭酸カルシウム(商品名;ホワイトンSSB、白石カルシウム(株)製)(a2−2)15部を加え、プラネタリーミキサーにより減圧混練し、均一な(A)主剤組成物を得た。
粘度130mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(商品名;KF−6011、信越化学工業(株)製)(b2−1)0.7部に、メチルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約22.0ミリモル/g)(b1−1)0.05部と、テトラ−n−プロピルオルソシリケート(アルコキシ基含量約15.2ミリモル/g)(b1−2)0.05部と、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約13.6ミリモル/g)(b1−3)0.195部と、ジオクチルスズジバーサテート(b3)0.005部を加えて混合し、(B)硬化剤組成物を調製した。
上記(A)成分100部に対し、(B)成分を1部添加して10分間真空条件下にて混合し、各種評価を行った。
[比較例5]
粘度1,000mPa・sのα,ω−ビス−ジヒドロキシ−ジメチルポリシロキサン(水酸基含量約0.101ミリモル/g)(a1−1)45部に、表面が脂肪酸にて処理されたコロイド質炭酸カルシウム(商品名;白艶華CC−R、白石カルシウム(株)製)(a2−1)40部と、表面未処理の重質炭酸カルシウム(商品名;ホワイトンSSB、白石カルシウム(株)製)(a2−2)15部を加え、プラネタリーミキサーにより減圧混練し、均一な(A)主剤組成物を得た。
粘度130mPa・sの両末端がメチル基にて封鎖された側鎖ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン(商品名;KF−6011、信越化学工業(株)製)(b2−1)21部に、メチルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約22.0ミリモル/g)(b1−1)1.5部と、テトラ−n−プロピルオルソシリケート(アルコキシ基含量約15.2ミリモル/g)(b1−2)1.5部と、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(アルコキシ基含量約13.6ミリモル/g)(b1−3)5.85部と、ジオクチルスズジバーサテート(b3)0.15部を加えて混合し、(B)硬化剤組成物を調製した。
上記(A)成分100部に対し、(B)成分を30部添加して10分間真空条件下にて混合し、各種評価を行った。
[試験方法]
上記実施例、比較例の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物(シリコーンゴム組成物)を2mmの型枠に流し込み、23℃,50%RHで3日間養生して2mm厚のゴムシートを得た。JIS A 5758に規定する方法に準じてタックフリータイム(指触乾燥時間)を測定し、JIS K 6249に準じて2mm厚シートよりゴム物性を測定した。また、この組成物より、幅25mm×長さ100mmのアルミ被着体を用いて接着面積2.5mm2、接着厚さ1mmの剪断接着試験体を作製し、23℃,50%RHで3日間養生して測定を行い、剪断接着力と凝集破壊率を確認した。硬化速度試験方法は、内径が10mmのガラスシャーレにサンプルを充填し、23℃,50%RHで1日後に空気に触れた部分から硬化した厚さを測定した。
非流動性の確認試験としては、10分間混合後の液状組成物、20分間混合後の液状組成物、そして10分間混合して20分間放置後の液状組成物からなる3種類の上記液状組成物について、幅20mm×長さ150mm×深さ10mmのアルミチャンネルに充填後、直ちに垂直に立て掛けて液状組成物が流動する距離を測定した。実施例1〜4、比較例1〜5の結果を表1に示す。
Figure 2014133796
表1からわかるように、実施例1〜4で調製された(B)成分である硬化剤組成物は、初期の均一性が良好であり、(A)成分である主剤組成物と混合した後、混合時間・混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保つことができる。また、このような(A)成分と(B)成分とを適当な比率で混合しても、空気中に放置することにより常温で硬化し、深部硬化性が良好で、硬さのばらつきがない硬化物が得られる。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、(A)成分である主剤組成物と(B)成分である硬化剤組成物の2成分からなり、安価に製造することができ、また(A)成分と(B)成分を混合した後、混合時間・混合から施工までの滞留時間が長くても非流動性を保つことができる。更に、これらの成分の配合比率を自動混合吐出機等の使用に合せて適宜調整することも可能である。そして、混合組成物が深部硬化性、硬化の均一性などの諸特性に優れているので、シーリング材、ポッティング材、コーティング材、接着剤、現場成形ガスケットなどとして好適である。

Claims (3)

  1. 個別に調製され保存される(A)主剤組成物と(B)硬化剤組成物とからなる2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物であり、
    前記(A)主剤組成物は、
    (a1)分子末端に水酸基又はアルコキシ基を有するオルガノポリシロキサン 100質量部、
    (a2)無機充填剤 1〜500質量部
    を含有し、
    前記(B)硬化剤組成物は、
    (b1)1分子中にケイ素官能基として3個以上の加水分解性基を有する有機ケイ素化合物及び/又はシランカップリング剤、又はそれらの部分加水分解物を、前記(a1)成分の水酸基又はアルコキシ基1個に対して加水分解性基が2〜25個となる量と、
    (b2)下記一般式(1)で示され、かつ30℃にて液体であるポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、
    Figure 2014133796
    (式中、m及びnは1以上100以下の整数である。Xは独立に炭素数1〜10の非置換又は置換一価炭化水素基であり、Yは下記一般式(2)で表されるポリエーテル基である。)
    −R(Cp2pO)qR (2)
    (式中、Rは独立に炭素数1〜10の非置換又は置換一価炭化水素基であり、pは1以上10以下の整数である。qは1以上50以下の整数であり、qが2以上の場合、pは互いに同一又は異種であってもよい。)
    を、前記(a1)成分100質量部に対して1〜40質量部と、
    (b3)硬化触媒を、前記(a1)成分100質量部に対して0.001〜10質量部
    を含有することを特徴とする2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  2. 前記(A)主剤組成物と前記(B)硬化剤組成物とは、100:3〜100:20の質量比で配合されることを特徴とする請求項1記載の2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
  3. 請求項1又は2記載の2成分型の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物にてシール又は接着された構造体。
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