JP2014132704A - 効果付与装置および効果付与方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 つまみが中点にある時は、ボリューム32cおよびボリューム32eの送出レベルは、共にゼロとされて、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとは独立して動作する。つまみが中央位置から右側に変位されたとき、ボリューム32eの送出レベルがつまみの回転量に応じて制御されるが、ボリューム32cの送出レベルはゼロを維持する。これにより、第1エフェクタ32aに第2エフェクタ32bが直列接続される。つまみが中央位置から左側に変位されたとき、ボリューム32cの送出レベルがつまみの回転量に応じて制御されるが、ボリューム32eの送出レベルはゼロを維持する。これにより、第2エフェクタ32bに第1エフェクタ32aが直列接続される。
【選択図】 図3
Description
そこで、本発明は、操作子の配置スペースを増やすことなく、エフェクタ間の接続の切り替えと、一方のエフェクタから他方のエフェクタに供給される音信号のレベル調整とを、直感的に使える効果付与装置および効果付与方法を提供することを目的としている。
図1に示すミキサーの操作パネル1は、モノラル入力セクション、内蔵エフェクトセクション、エフェクト入力セクションなどから構成されている。モノラル入力セクションには、複数のモノラル入力チャンネル(Mono入力ch)用のn本のチャンネルストリップ10−1,・・・・10−nが属している。図示する例では、Mono入力ch数は8チャンネル(n=8)とされている。
内蔵エフェクトセクションには、EF番号表示部14と、SysEF選択つまみ15a,15bと、SysEFデータ調整つまみ15c,15dが属している。エフェクト入力セクションには、2チャンネルのエフェクト入力チャンネル(EF入力ch1,2)用の2本のチャンネルストリップ11−1,11−2が属している。チャンネルストリップ11−1はEF入力ch1の、チャンネルストリップ11−2はEF入力ch2の状態およびパラメータを設定することができ、チャンネルストリップ11−1,11−2のそれぞれに、AUXセンドつまみ(AUX)16aと、オンスイッチ(ON SW)16bと、エフェクトフェーダー(Fader)16cとが設けられている。また、エフェクト入力セクションには、AUX戻りchつまみ18aが属していると共に、チャンネルストリップ11−1とチャンネルストリップ11−2との境界にまたがるように設けられたFX間センドつまみ17が属している。さらに、操作パネル1には、AUX出力chつまみ18bと、1チャンネルのステレオ出力チャンネル(ST出力ch)用の1本のチャンネルストリップ12とが設けられている。
これらの操作子において、「phantom sw」13aは、Mono入力ch1〜Mono入力chnの各入力チャンネルに音を入力する収音用のマイクがコンデンサマイクの時に、コンデンサマイクにファントム電源を供給する制御を行うファントムスイッチである。
図2において、ミキサー2はアナログの回路ブロック20とデジタルの回路ブロック30から構成されており、アナログの回路ブロック20には、Mono入力ch1〜Mono入力chnとEF入力ch1,EF入力ch2の回路とが設けられている。また、デジタルの回路ブロック30内に第1エフェクタおよび第2エフェクタを備えるSys効果処理部32が設けられている。さらに、アナログの回路ブロック20には、ステレオ用のL,RからなるSTバス20aと、1本のAUXバス20bと、2本のエフェクト用のFXバス20c−1,20c−2とが設けられており、Mono入力ch1〜Mono入力chnから各バスへ供給される音信号の送出レベルは、各バス毎に個別に制御される。STバス20aによりミキシングされた音信号はST出力ch23を介してステレオ出力端子から出力され、AUXバス20bによりミキシングされた音信号はAUX出力ch24を介してAUX出力端子から出力される。
なお、エフェクトを付与する場合は、エフェクトを付与したい所望のMono入力ch1〜Mono入力chnの音信号をFXバス20c−1,20c−2のいずれかあるいは両方に入力する。入力された音信号は、FXバス20c−1、FXバス20c−2によりミキシングされ、デジタルの回路ブロック30におけるSys効果処理部32の第1エフェクタおよび第2エフェクタにそれぞれ送られて、エフェクトが付与されるようになる。詳細は後述する。
なお、EF入力ch2には、デジタルの回路ブロック30における第2エフェクタから出力され、アナログ信号に変換されたステレオの音信号であるFX2出力信号が入力され、チャンネルストリップ11−2のON SW16b、Fader16c、AUX16aを操作することにより、EF入力ch2におけるchスイッチのオン/オフの切り替え、FX2出力信号をSTバス20aとAUXバス20bにそれぞれ送るレベルを調整することができる。
図3に示すようにSys効果処理部32には、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとが設けられている。ADC31から第1エフェクタ32aに入力されるデジタルのFX1入力信号は2つに分配されてステレオの音信号とされ、それぞれ加算器32dを介して第1エフェクタ32aに入力される。また、ADC31から第2エフェクタ32bに入力されるデジタルのFX2入力信号も2つに分配されてステレオの音信号とされ、それぞれ加算器32fを介して第1エフェクタ32aに入力される。第1エフェクタ32aによりエフェクトが付与されたステレオの音信号であるFX1出力信号はDAC33へ送られると共に、2つのボリューム32eをそれぞれ介して2つの加算器32fに送られる。加算器32fでは、FX2入力信号とボリューム32eでレベル調整されたFX1出力信号とが加算される。また、第2エフェクタ32bによりエフェクトが付与されたステレオの音信号であるFX2出力信号はDAC33へ送られると共に、2つのボリューム32cをそれぞれ介して2つの加算器32dに送られる。加算器32dでは、FX1入力信号とボリューム32cでレベル調整されたFX2出力信号とが加算される。2つのボリューム32cと2つのボリューム32eは、チャンネルストリップ11−1とチャンネルストリップ11−2との境界にまたがるように設けられているFX間センドつまみ17を回転操作することにより、調整することができる。この場合、FX間センドつまみ17からデジタルの回路ブロック30へは、FX間センドつまみ17の現在位置を示す、アナログの位置信号が供給されている。デジタルの回路ブロック30は、その位置信号を、図示しないADCでデジタルの位置データに変換し、図4に示される2エフェクタ間の送出レベル制御を行う。また、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとは、たすき掛け接続されており、このたすき掛け接続の切替態様をFX間センドつまみ17により制御することができる。
FX間センドつまみ17のつまみ位置が中点に相当する所定位置である中央位置にある場合は、図4に示すように2つのボリューム32cと2つのボリューム32eの送出レベルはゼロ(−∞のレベル)とされるので、第1エフェクタ32aからのエフェクトが付与されたFX1出力信号は第2エフェクタ32bに入力されないと共に、第2エフェクタ32bからのエフェクトが付与されたFX2出力信号も第1エフェクタ32aに入力されない。このように、FX間センドつまみ17のつまみ位置が中央位置にある場合は、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとは接続されていない状態となり、それぞれ独立してパラレルに動作する。
さらに、FX間センドつまみ17のつまみ位置が中央位置から左側へ回転操作されると、図4に示すように2つのボリューム32cの送出レベルは回転操作量に応じた送出レベルとされるが、2つのボリューム32eの送出レベルはゼロとされる。このように、FX間センドつまみ17のつまみ位置が中央位置より左側にある場合は、第2エフェクタ32bから出力されたエフェクトが付与されたFX2出力信号が、回転操作の操作量に応じた送りレベルで加算器32dに供給されるが、第1エフェクタ32aから出力されたエフェクトが付与されたFX1出力信号は加算器32fに供給されない。これにより、第2エフェクタ32bにはFX2入力信号のみが入力され、第1エフェクタ32aには加算器32dで加算されたFX1入力信号とレベル制御されたFX2出力信号との和の音信号が入力されて、入力された音信号にエフェクトが付与されるようになる。すなわち、第2エフェクタ32bの後に第1エフェクタ32aが直列に接続されることになり、このことが「2→1」と操作パネル1に表記されている。そして、その際の第2エフェクタ32bから第1エフェクタ32aに送られるFX2出力信号をレベル制御する送出レベルは、FX間センドつまみ17の左側への回転操作量により調整することができる。
このように、FX間センドつまみ17は2エフェクタ間の接続の切り替えと、一方のエフェクタから他方のエフェクタに供給される音信号のレベル制御との2つの操作を行うことができる。また、FX間センドつまみ17は、チャンネルストリップ11−1とチャンネルストリップ11−2との境界にまたがるように設けられていることから、FX間センドつまみ17を新たに設ける際に、操作パネル1の配置スペースを増やすことなく設けることができる。さらに、ボリューム32cとボリューム32eとは、FX間センドつまみ17の操作位置に応じて一方のボリュームの送出レベルがゼロか、両方とも送出レベルがゼロ(FX間センドつまみ17が中央位置)になることから、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとが、たすき掛け接続されていてもループ回路になることはなく、発振等を防止することができる。
また、AUXバス20bによりミキシングされた音信号はAUX出力ch24を介してAUX出力端子から出力されるが、AUX出力ch24にはフェーダー(F)24aが設けられている。操作パネル1のAUX出力chつまみ18bを操作することにより、フェーダー(F)24aが調整されてAUX出力端子から出力されるAUXバス20bからの音信号のレベルを調整することができる。
また、FX間センドつまみ17のつまみ位置が左側の所定範囲を超えて回転操作された場合は、2つのボリューム32cの送出レベルは回転操作量に応じた送出レベルとされるが、2つのボリューム32eの送出レベルはゼロとされることから、第2エフェクタ32bにはFX2入力信号のみが入力され、第1エフェクタ32aには加算器32dで加算されたFX1入力信号とボリューム32cでレベル制御されたFX2出力信号との和の音信号が入力される。これにより、第2エフェクタ32bの後に第1エフェクタ32aが直列に接続されるようになる。第2エフェクタ32bから第1エフェクタ32aに送られるFX2出力信号をレベル制御する送出レベルは、FX間センドつまみ17の所定範囲を超えてから左側への回転操作量により調整することができる。
この例の送出レベルとしても、FX間センドつまみ17は2エフェクタ間の接続の切り替えと、一方のエフェクタから他方のエフェクタに供給される音信号のレベル制御との2つの操作を行うことができる。また、ボリューム32cとボリューム32eとは、FX間センドつまみ17の操作位置に応じて一方のボリュームの送出レベルがゼロか、両方とも送出レベルがゼロ(FX間センドつまみ17が中央所定範囲位置)になることから、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとが、たすき掛け接続されていてもループ回路になることはなく、発振等を防止することができる。
また、FX間センドつまみ17のつまみ位置が中央位置から左側へ回転操作された場合は、2つのボリューム32cの送出レベルは回転操作量に応じた送出レベルとされるが、2つのボリューム32eの送出レベルはゼロとされることから、第2エフェクタ32bにはFX2入力信号のみが入力され、第1エフェクタ32aには加算器32dで加算されたFX1入力信号とボリューム32cでレベル制御されたFX2出力信号との和の音信号が入力される。これにより、第2エフェクタ32bの後に第1エフェクタ32aが直列に接続されるようになる。第2エフェクタ32bから第1エフェクタ32aに送られるFX2出力信号をレベル制御する送出レベルは、FX間センドつまみ17の中央位置から左側への回転操作量により調整することができるが、その初期値はゼロではなくジャンプした所定の送出レベルとされる。
この例の送出レベルとしても、FX間センドつまみ17は2エフェクタ間の接続の切り替えと、一方のエフェクタから他方のエフェクタに供給される音信号のレベル制御との2つの操作を行うことができる。また、ボリューム32cとボリューム32eとは、FX間センドつまみ17の操作位置に応じて一方のボリュームの送出レベルがゼロか、両方とも送出レベルがゼロ(FX間センドつまみ17が中央位置)になることから、第1エフェクタ32aと第2エフェクタ32bとが、たすき掛け接続されていてもループ回路になることはなく、発振等を防止することができる。
図7に示すようにSys効果処理部42は、第1エフェクタ42aおよび第2エフェクタ42bを備えている。ADC31から出力されるデジタルのFX1入力信号は、加算器42dを介してモノラルのFX1’入力信号として第1エフェクタ42aに入力される。また、ADC31から出力されるデジタルのFX2入力信号は加算器42fを介してモノラルのFX2’入力信号として第2エフェクタ42bに入力される。第1エフェクタ42aによりエフェクトが付与されたモノラルのFX1’出力信号はDAC33へ送られると共に、ボリューム42eを介して加算器42fに送られる。加算器42fでは、モノラルのFX2’入力信号とボリューム42eでレベル制御されたモノラルのFX1’出力信号とが加算されて、第2エフェクタ42bに入力される。また、第2エフェクタ42bによりエフェクトが付与されたモノラルのFX2’出力信号はDAC33へ送られると共に、ボリューム42cを介して加算器42dに送られる。加算器42dでは、モノラルのFX1’入力信号とボリューム42cでレベル制御されたモノラルのFX2’出力信号とが加算されて、第1エフェクタ42aに入力される。ボリューム42cとボリューム42eは、チャンネルストリップ11−1とチャンネルストリップ11−2との境界にまたがるように設けられたFX間センドつまみ17を回転操作することにより、上記したように調整することができる。FX間センドつまみ17を回転操作することによる第1エフェクタ42aと第2エフェクタ42bとの2エフェクタ間の接続の切り替えと、一方のエフェクタから他方のエフェクタに供給される音信号のレベル制御は、図4ないし図6に示すSys効果処理部32における動作と同様であるので、その説明は省略する。
また、EF入力ch1,EF入力ch2には、DAC33から、それぞれモノラルのFX1’信号、FX2’信号が供給されるので、各EF入力chのスイッチ22a、フェーダ22bとしては、モノラル用の1つだけを用意すればよく、STバス20aにはフェーダ22bからのモノラル信号が供給されるようになる。また、スイッチ22aの出力はモノラル信号となることから、ステレオ信号をモノラル化する加算器22dを設ける必要はない。
また、本発明の効果付与装置の実施例はデジタルエフェクタであったが、これに限ることはなく、アナログエフェクタとしてもよい。さらに、実施例においては、第1エフェクタの出力から第2エフェクタの入力への第1結線と、第2エフェクタの出力から第1エフェクタの入力への第2結線が同時に存在するようになっていたが、これら2つの結線は 排他的にしか動作していない。そこで、デジタルエフェクタの場合は、つまみの操作方向に応じた、何れか1方向の結線だけが存在するよう制御してもよい。すなわち、つまみが中央位置より右にある場合は、第1結線が行われ、中央位置より左にある場合は、第2結線が行われるように制御してもよい。この場合において、つまみが中央位置より右にある場合は、第2エフェクタにおいて第1エフェクタの出力以外の入力を自動的にカットし、つまみが中央位置より左にある場合は、第1エフェクタにおいて第2エフェクタの出力以外の入力を自動的にカットするようにしてもよい。
さらにまた、入力ch、バス、及び、出力chの構成は、上記説明した実施例のものに限らない。例えば、モノラル入力chだけであったが、さらにステレオ入力chを備える構成としてもよい。例えば、STバス、及び、ST出力chがそれぞれ1であったが、それぞれ複数備える構成としてもよい。また、AUXバス、及び、AUX出力chがそれぞれ1であったが、それぞれ複数備える構成としてもよい。
なお、「中点に相当する所定位置」は、必ずしも「中央位置」である必要はなく、中央位置から何れか一方側に変位した所定位置であってもよい。
さらにまた、第1エフェクタおよび第2エフェクタを、コンピュータで起動される効果付与プログラムにより実現するようにしてもよい。この場合、コンピュータで起動された効果付与プログラムは、第1エフェクタ処理と第2エフェクタ処理とを備えており、画面に表示された1つのつまみのユーザ操作に応じて上記した本発明の実施例にかかるFX間センドつまみ17と同様の制御が行われるようになる。
以上説明した本発明の効果付与装置の実施例では、ミキサーに内蔵された効果付与装置であったが、本発明の効果付与装置は、センドつまみ17と回路ブロック30とを備えた、単体の効果付与装置であってもよい。
また、本発明の効果付与装置の実施例(図3、図7)では、デジタルで音信号を処理する装置であったが、アナログで音信号を処理する装置としてもよい。
さらに、本発明の効果付与装置の実施例にかかるFX間センドつまみ17は、左右に回転され、回転範囲に制限のある回転ノブであったが、該制限のない回転エンコーダや、スライド操作されるスライダー、レバー操作されるレバー等であってもよい。
以上説明した本発明の効果付与装置の実施例では、第1エフェクタには、常時、FX1入力信号が供給され、第2エフェクタには、常時、FX2入力信号が供給されるようになっていたが、これは必須要件ではない。図3、図7に示す各エフェクタの入力側の加算器(図3の32d、32f、図7の42d、42f)を、それぞれセレクタに置き換えて、一方のエフェクタから他方のエフェクタへの送出レベルがゼロで無いとき、該他方のエフェクタへはFX*入力信号(*は1又は2)が供給されないようにしてもよい。より具体的には、上記セレクタにおいて、(1)「1→2」送出レベルと「2→1」送出レベルの両方がゼロのとき、第1エフェクタにはFX1入力信号を、第2エフェクタにはFX2入力信号をそれぞれ供給し、(2)「1→2」送出レベルが非ゼロで「2→1」送出レベルがゼロのとき、第1エフェクタにはFX1入力信号を、第2エフェクタには「1→2」送出レベルで調整されたFX1出力信号をそれぞれ供給し、(3)「1→2」送出レベルがゼロで「2→1」送出レベルが非ゼロのとき、第1エフェクタには「2→1」送出レベルで調整されたFX2出力信号を、第2エフェクタにはFX2入力信号をそれぞれ供給するように制御すればよい。
以上の説明において、本発明の効果付与方法が実行されている効果付与装置が、本発明の効果付与装置であることから、本発明の効果付与方法の説明は省略している。
Claims (7)
- 供給される音信号に第1音響効果を付与する第1エフェクタと、
供給される音信号に第2音響効果を付与する第2エフェクタと、
ユーザ操作により操作位置が変位する操作手段と、
該操作手段の操作基準位置からの変位量に応じて、前記第1エフェクタと前記第2エフェクタとの接続関係を変更し、前段に配置されたエフェクタから後段に配置されたエフェクタに供給する音信号のレベルを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする効果付与装置。 - 供給される音信号に第1音響効果を付与する第1エフェクタと、
供給される音信号に第2音響効果を付与する第2エフェクタと、
ユーザにより操作されるつまみを有する操作子手段と、
該つまみの操作位置に応じて、前記第1エフェクタおよび前記第2エフェクタに供給される音信号の供給状態を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記つまみが中点に相当する所定位置より一方側に変位されたとき、前記第1エフェクタが出力する音信号をその変位量に応じてレベル調整して、レベル調整された音信号を前記第2エフェクタに供給して、前記第2エフェクタから前記第1音響効果および前記第2音響効果が順次付与された音信号が出力されるようにし、前記つまみが前記所定位置より他方側に変位されたとき、前記第2エフェクタが出力する音信号をその変位量に応じてレベル制御して、レベル調整された音信号を前記第1エフェクタに供給して、前記第1エフェクタから前記第2音響効果および前記第1音響効果が順次付与された音信号が出力されるようにしたことを特徴とする効果付与装置。 - 第1音信号が前記第1エフェクタに入力されると共に、第2音信号が前記第2エフェクタに入力され、
前記制御手段は、前記つまみが前記所定位置より一方側に変位されたとき、前記第1音信号を前記第1エフェクタに供給すると共に、前記第1エフェクタが出力する音信号をその変位量に応じてレベル調整して、レベル調整された音信号を前記第2音信号に加算して、前記第2エフェクタに供給し、前記つまみが前記所定位置より他方側に変位したとき、前記第2音信号を前記第2エフェクタに供給すると共に、前記第2エフェクタが出力する音信号をその変位量に応じてレベル制御して、レベル調整された音信号を前記第1音信号に加算して前記第1エフェクタに供給することを特徴とする請求項2記載の効果付与装置。 - 第1音信号が前記第1エフェクタに入力されると共に、第2音信号が前記第2エフェクタに入力され、
前記制御手段は、前記つまみが中点に相当する所定位置にあるとき、前記第1音信号を前記第1エフェクタに供給すると共に、前記第2音信号を前記第2エフェクタに供給して、前記第1エフェクタから前記第1音響効果が付与された音信号を出力すると共に、前記第2エフェクタから前記第2音響効果が付与された音信号を出力することを特徴とする請求項2記載の効果付与装置。 - 供給される音信号に第1エフェクタ手段により第1音響効果を付与し、
供給される音信号に第2エフェクタ手段により第2音響効果を付与し、
ユーザにより操作される操作子手段のつまみ操作部の操作位置に応じて、制御手段が前記第1エフェクタ手段および前記第2エフェクタ手段に供給される音信号の供給状態を制御し、
前記制御手段では、前記つまみ操作部が中点に相当する所定位置より一方側に変位されたとき、前記第1エフェクタ手段が出力する音信号をその変位量に応じてレベル調整して、レベル調整された音信号を前記第2エフェクタ手段に供給して、前記第2エフェクタ手段から前記第1音響効果および前記第2音響効果が順次付与された音信号が出力されるようにし、前記つまみ操作部が前記所定位置より他方側に変位されたとき、前記第2エフェクタ手段が出力する音信号をその変位量に応じてレベル制御して、レベル調整された音信号を前記第1エフェクタ手段に供給して、前記第1エフェクタ手段から前記第2音響効果および前記第1音響効果が順次付与された音信号が出力されるようにしたことを特徴とする効果付与方法。 - 第1音信号が前記第1エフェクタ手段に入力されると共に、第2音信号が前記第2エフェクタ手段に入力され、
前記制御手段では、前記つまみ操作部が前記所定位置より一方側に変位されたとき、前記第1音信号を前記第1エフェクタ手段に供給すると共に、前記第1エフェクタ手段が出力する音信号をその変位量に応じてレベル調整して、レベル調整された音信号を前記第2音信号に加算して、前記第2エフェクタ手段に供給し、前記つまみ操作部が前記所定位置より他方側に変位したとき、前記第2音信号を前記第2エフェクタ手段に供給すると共に、前記第2エフェクタ手段が出力する音信号をその変位量に応じてレベル制御して、レベル調整された音信号を前記第1音信号に加算して前記第1エフェクタ手段に供給することを特徴とする請求項5記載の効果付与方法。 - 第1音信号が前記第1エフェクタ手段に入力されると共に、第2音信号が前記第2エフェクタ手段に入力され、
前記制御手段では、前記つまみ操作部が中点に相当する所定位置にあるとき、前記第1音信号を前記第1エフェクタ手段に供給すると共に、前記第2音信号を前記第2エフェクタ手段に供給して、前記第1エフェクタ手段から前記第1音響効果が付与された音信号を出力すると共に、前記第2エフェクタ手段から前記第2音響効果が付与された音信号を出力することを特徴とする請求項5記載の効果付与装置方法。
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