JP2017076907A - 音信号処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各パラメータの操作の有効/無効の切り替えを簡便に切り替える。
【解決手段】 ユーザ定義キーを長押しすると、機能パラメータの編集モードとなり、Selected Channel 画面50がタッチディスプレイに表示される。Selected Channel 画面50において、操作の有効/無効を切り替えたい音パラメータのオブジェクト(アイコン)にタッチすると、タッチされたアイコンに対応する音パラメータの操作の有効/無効を切り替えることができる。
【選択図】 図8
【解決手段】 ユーザ定義キーを長押しすると、機能パラメータの編集モードとなり、Selected Channel 画面50がタッチディスプレイに表示される。Selected Channel 画面50において、操作の有効/無効を切り替えたい音パラメータのオブジェクト(アイコン)にタッチすると、タッチされたアイコンに対応する音パラメータの操作の有効/無効を切り替えることができる。
【選択図】 図8
Description
この発明は、ユーザのアクセス制限の範囲を簡便に切り替えることができる音信号処理装置に関する。
従来、ステージ等に配置された多数のマイクロホンや電気・電子楽器などから出力されるオーディオ信号のレベルや周波数特性を調整してミキシングし、パワーアンプに送り出すコンサートホール等で使用されるデジタルミキサが知られている。デジタルミキサは、音信号処理装置の一種であり、デジタルミキサを操作するユーザは、楽器音や歌唱の各オーディオ信号の音量や音色を、デジタルミキサにおける各種パネル操作子を操作することにより、演奏を最もふさわしく表現していると思われる状態に調整している。デジタルミキサは、入力チャンネルからの音響信号をミキシングするバスと、ミキシングされた音響信号を出力する出力チャンネルを備えている。各入力チャンネルはそれぞれ入力される音響信号の周波数特性やミキシングレベル等を制御して各ミキシングバスに出力し、各ミキシングバスは入力された音響信号をミキシングして対応する出力チャンネルに出力する。出力チャンネルからの出力は増幅されてスピーカ等から放音される。
従来のデジタルミキサでは、音量やエフェクタなどの各パラメータをパネルに設けられたつまみやフェーダによって操作しているが、あるパラメータについて、状況に応じてユーザは変更したい場合と変更したくない場合とが発生する。従来のデジタルミキサには、ログオンするユーザーレベルを設定することにより、操作できるパラメータをユーザごとに制限したり、ユーザー定義キーやプリファレンス設定をユーザごとに切り替えたりすることができるようにされている。この場合、ユーザごとにアクセス制限の設定を変更するため、ログオンの際にユーザ認識をして、ユーザに応じて制御可能範囲を変更している(非特許文献1参照)。
また、従来のデジタルミキサでは、ユーザが自由に好きな機能をアサインできるユーザ定義キーが複数設けられている。各ユーザ定義キーを操作することにより、当該ユーザ定義キーにユーザが自由にアサインした機能が実行されるようになる。この場合、タッチパネル方式のディスプレイを設け、該ディスプレイ上にユーザ定義キーを表示することが、従来知られている(特許文献1,2参照)。
また、従来のデジタルミキサでは、ユーザが自由に好きな機能をアサインできるユーザ定義キーが複数設けられている。各ユーザ定義キーを操作することにより、当該ユーザ定義キーにユーザが自由にアサインした機能が実行されるようになる。この場合、タッチパネル方式のディスプレイを設け、該ディスプレイ上にユーザ定義キーを表示することが、従来知られている(特許文献1,2参照)。
ヤマハ株式会社 DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL 取扱説明書,P.191-193,[online], [平成27年 8月 8日検索],インターネット<http://download.yamaha.com/api/asset/file?language=ja&site=countrysite-master.prod.wsys.yamaha.com&asset_id=47563>
しかしながら、従来のデジタルミキサでは、ユーザ定義キーにはそれぞれユーザが選択した機能をアサインするようにされているが、アサインされる機能にはアクセス制限の機能は考えられていなかった。また、従来のデジタルミキサの上記ユーザーレベルの設定機能では、ユーザごとにアクセス制限の設定はできるものの、設定の際にはまず、パネルに表示されたパラメータのアイコンを上下左右の操作キーで選択し、次に、設定ボタンを押すことで、各パラメータの操作の有効/無効を切り替えていた。この際、パラメータアイコン選択時に、上下左右の操作キーを何度も押さなければ、所望のアイコンが選択できない場合が発生し、手間がかかっていた。
そこで、本発明は、各パラメータの操作の有効/無効の切り替えを簡便に切り替えることができる音信号処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音信号処理装置は、操作された際に、信号処理に関するパラメータの操作を有効/無効に設定した設定情報を編集可能とする所定のキーを備え、前記設定情報の編集は、パネル上に表示された前記各パラメータを表すオブジェクトにタッチ操作を行うことにより、該パラメータの操作の有効/無効を切り替えることができることを最も主要な特徴としている。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記所定のキーが単純な押し操作と区別される操作をされた際に、前記信号処理に関するパラメータの操作を有効/無効に設定した設定情報を編集可能とできるようにしてもよい。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記設定情報が編集された際に、当該パラメータの操作の有効/無効の設定の切り替えに応じて表示態様が変更されるようにしている。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記所定のキーが、機能をアサインすることができ、操作された際にアサインされた機能を実行するユーザ定義キーとされている。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記信号処理に関するパラメータを、音信号処理に関する音パラメータとしてもよい。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記設定情報が編集された際に、当該パラメータの操作の有効/無効の設定の切り替えに応じて表示態様が変更されるようにしている。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記所定のキーが、機能をアサインすることができ、操作された際にアサインされた機能を実行するユーザ定義キーとされている。
また、上記した本発明の音信号処理装置においては、前記信号処理に関するパラメータを、音信号処理に関する音パラメータとしてもよい。
また、本発明は、上記のように装置として実施する他、システム、方法、プログラム、記録媒体等、任意の態様で実施することができる。
本発明の音信号処理装置は、設定情報の編集は、パネル上に表示された各パラメータを表すオブジェクトにタッチ操作を行うことにより、該パラメータの操作の有効/無効を切り替えることができる。これにより、各パラメータの操作の有効/無効の切り替えを簡便に切り替えることができるようになる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、本発明の音信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサ1の構成を示す。
図1に示すデジタルミキサ1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、メモリ13、表示インタフェース(I/F)14、タッチディスプレイ15、操作子16、オーディオI/O17、信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)18を備え、これらを通信バス19により接続している。
まず、図1に、本発明の音信号処理装置の実施形態であるデジタルミキサ1の構成を示す。
図1に示すデジタルミキサ1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、メモリ13、表示インタフェース(I/F)14、タッチディスプレイ15、操作子16、オーディオI/O17、信号処理部(DSP:Digital Signal Processor)18を備え、これらを通信バス19により接続している。
このうちCPU10は、デジタルミキサ1の動作を統括制御する制御手段であり、ROM11に記憶された所要のプログラムを実行することにより、オーディオI/O17における音信号の入出力やタッチディスプレイ15における表示の制御やタッチの検出制御、操作子16の操作に従ったパラメータの編集、信号処理部18における信号処理の制御といった処理を行う。ROM11はCPU10が実行する制御プログラムやプリセット等を記憶する不揮発性記憶手段であり、RAM12はCPU10が各種のデータを書き込み及び読み出しする揮発性記憶手段であり、CPU10のワークメモリとしても使用される。メモリ13は、ハードディスクやフラッシュメモリからなり、シーンデータやユーザ定義キーにアサインされる機能で設定されたデータなどの各種データが記憶される。
表示I/F14は、タッチディスプレイ15に音信号処理に関する種々の画面を表示させる表示インタフェースであり、タッチディスプレイ15は、CPU10の制御に従って種々の情報を表示する表示手段であり、例えばタッチパネルを備える液晶表示器(LCD)によって構成できる。操作子16は、デジタルミキサ1に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成できる。また、タッチディスプレイ15であるLCDに積層したタッチパネルを操作子16として用いることもできる。
オーディオI/O17は、信号処理部18で処理すべき音信号の入力を受け付け、また処理後の音信号を出力するためのインタフェースである。オーディオI/O17は、アナログ音信号を外部から受け取りデジタルの音信号に変換して信号処理部18に供給するアナログ入力ポート、信号処理部18からのデジタルの音信号をアナログ音信号に変換して出力するアナログ出力ポート、各種伝送形式のデジタルの音信号を外部から受け取り信号処理部18に供給するデジタル入力ポート、信号処理部18からのデジタルの音信号を各種伝送形式に変換して外部に出力するデジタル出力ポートを、それぞれ複数備える。
信号処理部18は、複数のDSPを含むDSP群として構成され、オーディオI/O17から供給されるデジタルの音信号にミキシングやイコライジング等の信号処理を施し、信号処理後の音信号を再びオーディオI/O17に出力する機能を備える。その信号処理は各種処理パラメータの現在値(カレントデータ)に基づいて制御される。そのカレントデータは、上記操作子16の操作によりユーザが編集可能であり、RAM12あるいはDSPに備える所定のメモリに記録される。カレントデータが記録されるメモリを、カレントメモリという。
次に、図2に、デジタルミキサ1のトップパネル2の構成を示す。
デジタルミキサ1のトップパネル2には、タッチディスプレイ15、インプットセクション21、ユーザ定義キーセクション23、ステレオセクション24が設けられている。これらは、図1に示したタッチディスプレイ15及び操作子16を構成する。タッチディスプレイ15は、ユーザのタッチ操作を受け付けるためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面を表示する。インプットセクション21には、入力チャンネルを選択する時にオンするSELボタン、入力チャンネルの信号を検聴する時にオンするキュー(CUE)ボタン、入力チャンネルの信号レベルを設定するフェーダ等が設けられている。
ユーザ定義キーセクション23には、例えば12個とされた複数のユーザ定義キー(user defined key)30が設けられている。ユーザ定義キー30はシーンの切り替え、トークバックや内蔵オシレーターのオン/オフ、後述するアクセス制限などのあらかじめプログラムされた機能を実行するためのキーであり、ユーザがユーザ定義キー30にそれぞれ割当可能な機能をアサインすることができるようにされている。
ステレオセクション24には、ペアリングされた2入力チャンネルの信号レベルを設定するフェーダ等が設けられている。
デジタルミキサ1のトップパネル2には、タッチディスプレイ15、インプットセクション21、ユーザ定義キーセクション23、ステレオセクション24が設けられている。これらは、図1に示したタッチディスプレイ15及び操作子16を構成する。タッチディスプレイ15は、ユーザのタッチ操作を受け付けるためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面を表示する。インプットセクション21には、入力チャンネルを選択する時にオンするSELボタン、入力チャンネルの信号を検聴する時にオンするキュー(CUE)ボタン、入力チャンネルの信号レベルを設定するフェーダ等が設けられている。
ユーザ定義キーセクション23には、例えば12個とされた複数のユーザ定義キー(user defined key)30が設けられている。ユーザ定義キー30はシーンの切り替え、トークバックや内蔵オシレーターのオン/オフ、後述するアクセス制限などのあらかじめプログラムされた機能を実行するためのキーであり、ユーザがユーザ定義キー30にそれぞれ割当可能な機能をアサインすることができるようにされている。
ステレオセクション24には、ペアリングされた2入力チャンネルの信号レベルを設定するフェーダ等が設けられている。
次に、図3(a)に、オーディオI/O17、信号処理部18により実現される音信号処理部が実行するミキシング処理のアルゴリズムを示す。なお、以下の説明ではチャンネルをchとして記載する。
図3(a)に示すように、信号処理部18における信号処理は、入力パッチ32、入力ch33、ステレオ(ST)バス34、AUXバス35、ステレオ(ST)出力ch36、出力ch37、出力パッチ38を含む。
入力パッチ32では、複数chとされる入力ch33のそれぞれに、オーディオI/O17の複数のアナログ入力ポート(A入力)30及び複数のデジタル入力ポート(D入力)31のいずれか1つの入力ポートをパッチし(割り当て)、割り当てた入力ポートからの音信号をその入力chに供給する。各入力chでは、入力パッチ32からの音信号に対してイコライザ、コンプレッサ等の一連のコンポーネントでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を、STバス34および例えば16系統のAUXバス35のうちの1または複数系統のバスへ送出する。なお、その送出時には、送出する音信号のレベルをバス毎に個別に変更できる。
図3(a)に示すように、信号処理部18における信号処理は、入力パッチ32、入力ch33、ステレオ(ST)バス34、AUXバス35、ステレオ(ST)出力ch36、出力ch37、出力パッチ38を含む。
入力パッチ32では、複数chとされる入力ch33のそれぞれに、オーディオI/O17の複数のアナログ入力ポート(A入力)30及び複数のデジタル入力ポート(D入力)31のいずれか1つの入力ポートをパッチし(割り当て)、割り当てた入力ポートからの音信号をその入力chに供給する。各入力chでは、入力パッチ32からの音信号に対してイコライザ、コンプレッサ等の一連のコンポーネントでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を、STバス34および例えば16系統のAUXバス35のうちの1または複数系統のバスへ送出する。なお、その送出時には、送出する音信号のレベルをバス毎に個別に変更できる。
L(左)用とR(右)用とのSTバス34では、各入力ch33から入力される音信号をミキシングし、ミキシング結果の音信号を、STバス34のLRごとに設けられている、ST出力ch36へ送出する。また、各AUXバス35では、各入力ch33から入力される音信号をミキシングし、ミキシング結果の音信号を、AUXバス35の系統ごとに設けられている、例えば16chの出力ch37へ送出する。
ST出力ch36および各出力ch35では、STバス34およびAUXバス35から入力される音信号に対してヘッドアンプ、イコライザ、コンプレッサ等の一連の処理ブロックでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を出力パッチ38へ送出する。出力パッチ38では、ST出力ch36および出力ch37のそれぞれに、オーディオI/O17の各出力端子と対応して設けられている複数のアナログ出力ポート(A出力)39及び複数のデジタル出力ポート(D出力)40のいずれか1つをパッチし、ST出力ch36および各出力ch37の音信号をパッチ先の出力ポートから出力する。
ST出力ch36および各出力ch35では、STバス34およびAUXバス35から入力される音信号に対してヘッドアンプ、イコライザ、コンプレッサ等の一連の処理ブロックでそれぞれ信号処理を施し、信号処理後の音信号を出力パッチ38へ送出する。出力パッチ38では、ST出力ch36および出力ch37のそれぞれに、オーディオI/O17の各出力端子と対応して設けられている複数のアナログ出力ポート(A出力)39及び複数のデジタル出力ポート(D出力)40のいずれか1つをパッチし、ST出力ch36および各出力ch37の音信号をパッチ先の出力ポートから出力する。
次に、図3(b)に、入力ch33における1つの入力チャンネルの構成を示す。
図3(b)に示すように、1つの入力チャンネルにおいては、入力パッチ32からの音信号が入力され、STバス34へ入力信号を送る経路には、アッテネータ(ATT)40、ヘッドアンプ(HA)41、イコライザ(EQ)42、コンプレッサ(Comp)43、フェーダ44のそれぞれ異なる信号処理を行う各コンポーネントが縦続して接続されている。ここで、アッテネータ40およびヘッドアンプ41は入力信号のレベルを減衰又は増幅する処理を行うレベル制御器である。また、イコライザ42は入力信号の周波数特性を調整する処理を行うイコライザであり、例えばHIGH、HIGH MID、LOW MID、LOWの4バンドを備えている。
図3(b)に示すように、1つの入力チャンネルにおいては、入力パッチ32からの音信号が入力され、STバス34へ入力信号を送る経路には、アッテネータ(ATT)40、ヘッドアンプ(HA)41、イコライザ(EQ)42、コンプレッサ(Comp)43、フェーダ44のそれぞれ異なる信号処理を行う各コンポーネントが縦続して接続されている。ここで、アッテネータ40およびヘッドアンプ41は入力信号のレベルを減衰又は増幅する処理を行うレベル制御器である。また、イコライザ42は入力信号の周波数特性を調整する処理を行うイコライザであり、例えばHIGH、HIGH MID、LOW MID、LOWの4バンドを備えている。
また、コンプレッサ43は、信号の入力レベルが閾値以上になると一定のレートで出力レベル(ゲイン)を小さくしてダイナミックレンジを圧縮するコンプレッサ処理を行う信号処理モジュールである。フェーダ44は、入力レベルを調整する処理を行うフェーダである。フェーダ44から出力される入力信号はパン(PAN)45に供給され、パン45により音像の定位が設定されたL、R信号がSTバス34のL、Rにそれぞれ供給される。
また、入力チャンネルには、16本のAUXバス35のそれぞれへ入力信号を供給する経路が設けられている。この経路は、STバス34へ入力信号を送る経路と共通する部分が多くされており、AUXバス35へ入力信号を供給する経路においては、フェーダ44に入る前のプリフェーダ信号と、フェーダ44を経由したポストフェーダ信号とのいずれかの信号を選択し、センドレベル調整器(AUX SEND)46でAUXバス35にそれぞれ送るレベルを調整している。
また、入力チャンネルには、16本のAUXバス35のそれぞれへ入力信号を供給する経路が設けられている。この経路は、STバス34へ入力信号を送る経路と共通する部分が多くされており、AUXバス35へ入力信号を供給する経路においては、フェーダ44に入る前のプリフェーダ信号と、フェーダ44を経由したポストフェーダ信号とのいずれかの信号を選択し、センドレベル調整器(AUX SEND)46でAUXバス35にそれぞれ送るレベルを調整している。
ここで、ユーザ定義キー30に機能のアサインを行うCPU10が実行する機能アサイン処理のフローチャートを図4に示す。
機能のアサインを行う設定画面に移動する等して機能のアサインを行う指示を受けたときに図4に示す機能アサイン処理がスタートする。スタートすると、ステップS10にてユーザ定義キー30の一覧がタッチディスプレイ15に表示される。ここでは、ユーザ定義キーセクション23に12個のユーザ定義キー30が設けられていることから、No.1〜No.12の12個のユーザ定義キー30の一覧が表示される。ステップS11では、表示されたユーザ定義キー30のいずれかのキーが選択されるまで待機される。ここで、いずれかのユーザ定義キー30が選択されたことをCPU10が検出する(ステップS11のYES)と、ステップS12に進み、図5に示す「USER DEFINED KEY SETUP」の設定画面60がタッチディスプレイ15に表示される。設定画面60は、No.1のユーザ定義キー30が選択された場合の設定画面60であり、図5に示すようにユーザ定義キー30にアサイン可能な機能の一覧表が表示される。
機能のアサインを行う設定画面に移動する等して機能のアサインを行う指示を受けたときに図4に示す機能アサイン処理がスタートする。スタートすると、ステップS10にてユーザ定義キー30の一覧がタッチディスプレイ15に表示される。ここでは、ユーザ定義キーセクション23に12個のユーザ定義キー30が設けられていることから、No.1〜No.12の12個のユーザ定義キー30の一覧が表示される。ステップS11では、表示されたユーザ定義キー30のいずれかのキーが選択されるまで待機される。ここで、いずれかのユーザ定義キー30が選択されたことをCPU10が検出する(ステップS11のYES)と、ステップS12に進み、図5に示す「USER DEFINED KEY SETUP」の設定画面60がタッチディスプレイ15に表示される。設定画面60は、No.1のユーザ定義キー30が選択された場合の設定画面60であり、図5に示すようにユーザ定義キー30にアサイン可能な機能の一覧表が表示される。
図5に示す一覧表には割当可能な機能の一部が表示されており、一覧表は、機能(FUNCTION)欄とパラメータ(PARAMETER)欄とからなる。これらの欄では、下部の上矢印ボタンでスクロールアップしたり、下矢印ボタンでスクロールダウンすることにより表示されていなかった機能やパラメータを表示することができる。機能(FUNCTION)欄に示す機能がユーザ定義キー30にアサイン可能な機能とされている。この機能には、シーンを切り替えるシーン切替(SCENE)機能、TALKBACK端子に接続されたマイクの信号を任意のバスに送り出すトークバックをオン/オフする(TALKBACK)機能、サイン波やピンクノイズを任意のバスに出力するオシレータをオン/オフするオシレータ(OSCILATOR)機能と、本発明で特徴的なアクセス制限機能などがある。また、ユーザ定義キー30にアサインされた機能をクリアする「NO ASSIGN」の機能が用意されている。そして、アサインされる機能に1つ以上のパラメータがある場合には、パラメータ(PARAMETER)欄にその機能パラメータが示される。ユーザ定義キー30に機能をアサインする際に、機能(FUNCTION)欄に示す機能の1つを選択すると、当該機能に機能パラメータがある場合はその機能パラメータがパラメータ(PARAMETER)欄に示され、その内の1つの機能パラメータを選択することができる。
図4に戻り、ステップS13にて機能(FUNCTION)欄のいずれかの機能が選択されるまで待機される。ここで、機能(FUNCTION)欄のいずれかの機能が選択され、当該機能に機能パラメータがありパラメータ(PARAMETER)欄に示されたいずれかの機能パラメータが選択されたことをCPU10が検出する(ステップS13のYES)と、図5に示す設定画面60において「OK」ボタンが押されたことを条件に、ステップS13で選択された機能と機能パラメータをステップS11で選択されたユーザ定義キー30にアサインする処理をステップS14でCPU10が行い、機能アサイン処理は終了する。また、図5に示す設定画面60において「CANCEL」ボタンが押された時は、ステップS14の処理がスキップされて、機能アサイン処理は終了する。
図5に示す設定画面60では、ステップS13で、機能(FUNCTION)欄の「アクセス制限」機能が選択されて、「アクセス制限」機能の機能パラメータである「全解除」「リハーサル用」「本番用」・・・の機能パラメータがパラメータ(PARAMETER)欄に表示されている。ここで、図5に示す設定画面60のように、「リハーサル用」の機能パラメータを選択し、「OK」ボタンを押したとすると、No.1のユーザ定義キー30に「アクセス制限」機能の「リハーサル用」がアサインされる。
図5に示す設定画面60では、ステップS13で、機能(FUNCTION)欄の「アクセス制限」機能が選択されて、「アクセス制限」機能の機能パラメータである「全解除」「リハーサル用」「本番用」・・・の機能パラメータがパラメータ(PARAMETER)欄に表示されている。ここで、図5に示す設定画面60のように、「リハーサル用」の機能パラメータを選択し、「OK」ボタンを押したとすると、No.1のユーザ定義キー30に「アクセス制限」機能の「リハーサル用」がアサインされる。
機能がアサインされたユーザ定義キー30を操作すると、ユーザ定義キー30にアサインされている機能を実行する。例えば、シーンの切り替え、トークバックや内蔵オシレーターのオン/オフなどの機能が実行される。また、アクセス制限機能がアサインされたユーザ定義キー30を操作すると、アサインされたアクセス制限機能が実行される。この場合、アサインされたアクセス制限機能で選択されている機能パラメータの情報がメモリ13から読み出されて、読み出された情報に応じた図6に示すSelected Channel 画面50がタッチディスプレイ15に表示される。機能パラメータの情報は、音信号の信号処理の各コンポーネントの操作の有効/無効の情報およびコンポーネントにおける音パラメータの操作の有効/無効の情報とされている。この機能パラメータの情報は、新しく設定したり編集することができ、設定あるいは編集された時に機能パラメータの情報をメモリ13に保存できる。機能パラメータの情報がデフォルトの情報とされてコンポーネントおよび音パラメータの全てに操作の有効が設定されている場合が、図6に示すSelected Channel 画面50とされている。図6に示すSelected Channel 画面50では、いずれのコンポーネントにおいてもいずれの音パラメータにおいても操作が可能とされ、その音パラメータの値を変更することができる。なお、図6に示すSelected Channel 画面50は、入力ch33におけるch1のSelected Channel 画面50とされている。これは、インプットセクション21においてch1のSELボタンがオンされているからであり、例えば、ch3のSELボタンをオンするとch3のSelected Channel 画面50に切り替わるようになる。この場合、デフォルトでch1を表示するようにしてもよい。
Selected Channel 画面50では、コンポーネントとしてマスター(Master)と、図3(b)に示す入力chを構成するアッテネータ(ATT)40、ヘッドアンプ(HA)41、イコライザ(EQ)42、コンプレッサ(Comp)43が設けられている。ヘッドアンプ(HA)のコンポーネントでは、音パラメータであるゲインを設定するノブやハイパスフィルタ(HPF)をオン/オフするボタンなどが設けられており、アッテネータ(ATT)のコンポーネントでは、音パラメータである減衰量を設定するノブや位相シフトするフェーザー(φ)やペアリングされた2チャンネルにおけるパラメータを連動させるギャング(GANG)を設定するボタンなどが設けられている。また、バスセンド(Bus Send)のコンポーネントでは、音パラメータであるSTバス34やAUXバス35である3本のBus1,Bus2,Bu3に送る音信号のレベルをそれぞれ設定する3つのノブが設けられている。イコライザ(EQ)のコンポーネントでは、音パラメータである各バンドの周波数特性の先鋭度であるQ値を設定するノブ、各バンドの中心周波数を設定するノブや各バンドのゲインを設定するノブなどが設けられており、HIGH、HIGH MID、LOW MID、LOWの4バンドを備えている。コンプレッサ(Comp)のコンポーネントでは、音パラメータである音を圧縮しはじめる音量を決めるスレッショルド(Threshold)のノブ、圧縮する比率を決めるレシオ(Ratio)のノブ、出力する音量を調節するゲイン(Gain)のノブなどが設けられている。マスター(Master)のコンポーネントでは、音パラメータであるグループに属する全てのチャンネルの音量を一括同率で連動制御するフェーダや、音像定位を一括同率で連動制御するパン(Pan)のノブが設けられている。
アクセス制限機能で選択される機能パラメータの情報は、機能パラメータ毎にコンポーネントの操作の有効/無効および音パラメータの有効/無効の情報を編集することができる。これにより、リハーサル用の機能パラメータでは、音信号の信号処理に関連するコンポーネントおよび音パラメータの操作を有効として音作りできるようにし、本番用の機能パラメータでは、誤って操作されないように音信号の信号処理に関連するコンポーネントおよび音パラメータの操作を無効とすることができる。これにより、同一のユーザについて状況ごとに応じて、アクセス制限の範囲を簡便に切り替えることができるようになり、カレントの制御の変更を簡易に行えるようになる。
機能パラメータの情報を編集する際には当該機能パラメータが選択されたアクセス制限機能がアサインされているユーザ定義キーを長押しする。これにより、当該機能パラメータの編集モードとなり、Selected Channel 画面50がタッチディスプレイ15に表示される。この場合、アサインされたアクセス制限機能で選択されている機能パラメータの情報がメモリ13から読み出されて、読み出された情報に応じたSelected Channel 画面50がタッチディスプレイ15に表示される。例えば、機能パラメータの情報がデフォルトの情報とされてコンポーネントおよび音パラメータの全てに操作の有効が設定されている場合は、図6に示すSelected Channel 画面50が表示される。また、機能パラメータの情報がプリセットされている場合は、操作の無効が設定されているコンポーネントや音パラメータのオブジェクトの表示態様が無効を示す表示態様でSelected Channel 画面50に表示される。Selected Channel 画面50を利用して操作の有効/無効を設定するには、タッチディスプレイ15に表示されたSelected Channel 画面50において、操作の有効/無効を切り替えたいコンポーネントのオブジェクトにタッチすると、タッチされたコンポーネントをCPU10が検出して、検出されたコンポーネントの操作の有効/無効を切り替えることができる。図6に示すSelected Channel 画面50において、イコライザ(EQ)とマスター(Master)のコンポーネントのオブジェクトにタッチして、これらのコンポーネントの操作を有効から無効に切り替えた時に、タッチディスプレイ15に表示されるSelected Channel 画面50を図7に示す。図7に示すように、イコライザ(EQ)とマスター(Master)のコンポーネントは、グレー表示に表示態様が変更されて、イコライザ(EQ)とマスター(Master)のコンポーネントの操作が無効とされていることが分かる。
また、タッチディスプレイ15に表示されたSelected Channel 画面50において、操作の有効/無効を切り替えたい音パラメータのオブジェクト(アイコン)にタッチすると、タッチされたアイコンに対応する音パラメータをCPU10が検出して、検出された音パラメータの操作の有効/無効を切り替えることができる。図6に示すSelected Channel 画面50において、アッテネータ(ATT)の減衰量を設定するノブのアイコンと、マスター(Master)のフェーダのアイコンと、コンプレッサ(Comp)のスレッショルド(Threshold)のノブおよびレシオ(Ratio)のノブのアイコンにタッチして、これらの音パラメータの操作を有効から無効に切り替えた時に、タッチディスプレイ15に表示されるSelected Channel 画面50を図8に示す。図8に示すように、上記タッチした音パラメータのアイコンは、グレー表示に表示態様が変更されて、それらのアイコンに対応する音パラメータの操作が無効とされていることが分かる。このように、アクセス制限の範囲を簡易に編集することができ、編集した機能パラメータの情報をメモリ13に保存する。これにより、同一のユーザについて状況に応じて、リハーサル用や本番用の機能パラメータが選択されたアクセス制限機能がアサインされたユーザ定義キー30を操作することで、アクセス制限の範囲を簡便に切り替えることができるようになる。
なお、図7,8に示すSelected Channel 画面50は、入力ch33におけるch1におけるアクセス制限の範囲を編集するSelected Channel 画面50とされている。他の入力ch33におけるアクセス制限の範囲を編集する時には、インプットセクション21において編集したい入力ch33のSELボタンをオンする。これにより、表示された当該chのSelected Channel 画面50でアクセス制限の範囲を編集することができる。
なお、図7,8に示すSelected Channel 画面50は、入力ch33におけるch1におけるアクセス制限の範囲を編集するSelected Channel 画面50とされている。他の入力ch33におけるアクセス制限の範囲を編集する時には、インプットセクション21において編集したい入力ch33のSELボタンをオンする。これにより、表示された当該chのSelected Channel 画面50でアクセス制限の範囲を編集することができる。
次に、ユーザ定義キー処理のフローチャートを図9,図10に示す。
ユーザ定義キー30のいずれかが操作されたことをCPU10が検出すると、図9に示すユーザ定義キー処理がスタートし、ステップS20でユーザ定義キー30が長押しされたか否かをCPU10が検出する。ユーザ定義キー30が長押しされている場合は(ステップS20のYES)、ステップS21に進み押下されたユーザ定義キー30にアサインされている機能がアクセス制限機能か否かをCPU10が判断する。この場合、ユーザ定義キー30のそれぞれにアサインされた機能のテーブルがメモリ13に保存されており、このテーブルを参照してCPU10がアクセス定義機能がアサインされていると判断した(ステップS21のYES)場合は、ステップS22に進み、押下されたユーザ定義キー30にアサインされたアクセス制限機能で選択されている機能パラメータにおける、コンポーネントの操作の「有効/無効」の情報および音パラメータの操作の「有効/無効」の情報を、メモリ13からCPU10が読み出す。次いで、ステップS22で読み出された「有効/無効」情報に応じたSelected Channel画面50がタッチディスプレイ15に表示される(ステップS23)。この場合、ユーザ定義キー30が長押しされていることから、Selected Channel画面50は機能パラメータの情報を編集できるエディット画面となる。
ユーザ定義キー30のいずれかが操作されたことをCPU10が検出すると、図9に示すユーザ定義キー処理がスタートし、ステップS20でユーザ定義キー30が長押しされたか否かをCPU10が検出する。ユーザ定義キー30が長押しされている場合は(ステップS20のYES)、ステップS21に進み押下されたユーザ定義キー30にアサインされている機能がアクセス制限機能か否かをCPU10が判断する。この場合、ユーザ定義キー30のそれぞれにアサインされた機能のテーブルがメモリ13に保存されており、このテーブルを参照してCPU10がアクセス定義機能がアサインされていると判断した(ステップS21のYES)場合は、ステップS22に進み、押下されたユーザ定義キー30にアサインされたアクセス制限機能で選択されている機能パラメータにおける、コンポーネントの操作の「有効/無効」の情報および音パラメータの操作の「有効/無効」の情報を、メモリ13からCPU10が読み出す。次いで、ステップS22で読み出された「有効/無効」情報に応じたSelected Channel画面50がタッチディスプレイ15に表示される(ステップS23)。この場合、ユーザ定義キー30が長押しされていることから、Selected Channel画面50は機能パラメータの情報を編集できるエディット画面となる。
ステップS24ではユーザ定義キー30が継続して押されているか否かをCPU10が判断する。ユーザ定義キー30が継続して長押しされている場合は(ステップS24のYES)、ステップS25でエディット画面とされているSelected Channel画面50に表示されているコンポーネントのオブジェクトや音パラメータのオブジェクト(アイコン)にタッチしたかCPU10が検出する。オブジェクトにタッチされる(ステップS25のYES)までは、ステップS24でYESとなることを条件にステップS25の処理が繰り返し行われる。オブジェクトにタッチされる(ステップS25のYES)と、CPU10は、タッチされたオブジェクトに対応するコンポーネントあるいは音パラメータの操作の有効/無効を切り替える(ステップS26)。次いで、CPU10は、メモリ13に保存されている機能パラメータにおける操作の「有効/無効」情報を更新する(ステップS27)。そして、CPU10は、有効/無効が切り替えられたオブジェクトの表示態様を変更する(ステップS28)。この場合、有効から無効に切り替えられたオブジェクトの表示態様は、音パラメータの操作が無効であることが分かるグレー表示とされたり半透明に表示される。また、無効から有効に切り替えられたオブジェクトの表示態様は、音パラメータの操作が有効であることが分かる通常(白地)の表示とされる。
ステップS26ないしステップS28の処理は、オブジェクトにタッチされる毎に行われ、長押しが継続されているユーザ定義キー30から指が離される(ステップ24のNO)と、ユーザ定義キー処理は終了する。以上説明した図9に示すフローチャートは、ユーザ定義キー処理における機能パラメータ設定処理のフローチャートということができる。なお、ユーザ定義キー30の長押し中に、タッチディスプレイ15をタッチすることでコンポーネントや音パラメータの操作の有効/無効を切り替えると説明したが、ユーザ定義キー30が一度長押しされれば、あとは、ユーザ定義キー30から指を離してもユーザ定義キー処理を実行し続けるようにしてもよい。その場合、ユーザ定義キー30が再度押下、または長押し操作された時に、ユーザ定義キー処理を終了するようにする。また、メモリ13の更新は、オブジェクトへのタッチのたびに更新するのではなく、ユーザ定義キー処理が終了される際に更新を行うようにしてもよい。
ユーザ定義キー処理において、ユーザ定義キー30が長押しされていない場合(ステップS20のNO)、および、押下されたユーザ定義キー30にアクセス定義機能がアサインされていない場合(ステップS21のNO)は、図10に示すサブルーチンAに移行する。サブルーチンAは、ユーザ定義キー処理における機能実行処理に相当する。
サブルーチンAでは、まず、CPU10がどのユーザ定義キー30が押下されたかを検出する(ステップS30)。次いで、CPU10は、検出されたユーザ定義キー30にアサインされている機能がアクセス制限機能か否かを判断する。アサインされている機能がアクセス制限機能でない場合(ステップS31のNO)は、ステップS32に分岐して判別されたユーザ定義キー30にアサインされている機能を実行する。例えば、シーンの切り替え、トークバックや内蔵オシレーターのオン/オフなどの機能が実行され、実行後にユーザ定義キー処理は終了する。また、アサインされている機能がアクセス制限機能である場合(ステップS31のYES)は、CPU10は、押下されたユーザ定義キー30にアサインされたアクセス制限機能で選択されている機能パラメータにおける操作の「有効/無効」情報をメモリ13から読み出す(ステップS33)。次いで、読み出された操作の「有効/無効」情報を反映した表示態様とされるSelected Channel画面50がタッチディスプレイ15に表示される(ステップS34)。
サブルーチンAでは、まず、CPU10がどのユーザ定義キー30が押下されたかを検出する(ステップS30)。次いで、CPU10は、検出されたユーザ定義キー30にアサインされている機能がアクセス制限機能か否かを判断する。アサインされている機能がアクセス制限機能でない場合(ステップS31のNO)は、ステップS32に分岐して判別されたユーザ定義キー30にアサインされている機能を実行する。例えば、シーンの切り替え、トークバックや内蔵オシレーターのオン/オフなどの機能が実行され、実行後にユーザ定義キー処理は終了する。また、アサインされている機能がアクセス制限機能である場合(ステップS31のYES)は、CPU10は、押下されたユーザ定義キー30にアサインされたアクセス制限機能で選択されている機能パラメータにおける操作の「有効/無効」情報をメモリ13から読み出す(ステップS33)。次いで、読み出された操作の「有効/無効」情報を反映した表示態様とされるSelected Channel画面50がタッチディスプレイ15に表示される(ステップS34)。
次に、ステップS35でユーザ定義キー30が再度押下されたか否かをCPU10が判断する。ユーザ定義キー30が再度押下されていない場合(ステップS35のNO)は、ステップS36で、Selected Channel画面50の音パラメータのオブジェクト(アイコン)を操作したか否かをCPU10が判断する。オブジェクトを操作するまでは、ステップS35でNOとなることを条件にステップS36の処理が繰り返し行われる。オブジェクトを操作した場合(ステップS36のYES)は、ステップS37で操作されたオブジェクトに対応する音パラメータの操作が有効か無効かをCPU10が判断する。操作されたオブジェクトの操作が有効の場合(ステップS37のYES)は、オブジェクトの回転操作やスライド操作の操作量に応じて、当該オブジェクトに対応する音パラメータの値をCPU10が変更する。次いで、ステップS39で変更した音パラメータの値をRAM12上のカレントメモリに反映させる。
オブジェクトを操作する毎にステップS37ないしステップS39の処理が繰り返し行われ、操作されたオブジェクトに対応する音パラメータの操作が有効であれば、オブジェクトに対する操作量に応じて、オブジェクトに対応する音パラメータの値が変更される。そして、操作されたオブジェクトに対応する音パラメータの操作が有効でない場合(ステップS37のNO)は、ステップS35に戻り操作されたオブジェクトに対応する音パラメータの値は変更されない。また、ユーザ定義キー30が再度押下される(ステップS35のYES)と、ユーザ定義キー処理は終了する。すなわち、音パラメータの値の変更操作を終了する時は、ユーザ定義キー30を再度押せば良い。
以上説明した本発明の音信号処理装置においては、操作が無効されるコンポーネントのエリアや音パラメータのオブジェクト(アイコン)をグレー表示させるようにしたが、これに限らず、半透明にしたり、鍵マークを表示するようにしても良い。また、音パラメータの値を操作する操作画面と、アクセス制限機能で選択された機能パラメータの情報の編集画面とで操作の無効を表示する表示形式を変えてもよい。例えば、音パラメータの値を操作する操作画面では操作が無効とされるコンポーネントや音パラメータのオブジェクト(アイコン)には鍵マークを付して操作が無効であることを表示し、機能パラメータの情報の編集画面ではグレー表示として操作が無効であることを表示しても良い。このように、表示形式を変えることで、現在は、音パラメータの値を操作する操作画面なのか、機能パラメータの情報の編集画面なのかを理解しやすくできる。
また、機能パラメータの情報を編集する際にはユーザ定義キーを長押ししたが、単純な押し操作と区別される操作、例えば、ユーザ定義キーをスライドさせたり、引っ張ったり、回転させたりする操作であれば何でも良い。さらに、タッチディスプレイにユーザ定義キーの一覧が表示されている場合には、表示されたユーザ定義キーのフリック操作などでも良い。
また、上記説明したSelected Channel 画面に「進むボタン」「戻るボタン」を配置し、進むボタンを押すと1つ後のチャンネルへ、戻るボタンを押すと1つ前のチャンネルへそれぞれ移動するようにして、移動したチャンネルにおいてアクセス制限の範囲を編集するようにしてもよい。
なお、以上の説明では、ユーザ定義キーに音信号処理に関する音パラメータの操作のアクセス制限機能をアサインすることについて説明したが、本発明はこれに限らず、リコールセーフの操作のアクセス制限機能や、各種画面の全体のアクセス制限機能などをアサインすることもできる。すなわち、ユーザ定義キーに信号処理に関するパラメータの操作のアクセス制限機能をアサインすることができる。
また、アクセス制限機能で選択される機能パラメータには、リハーサル用と本番用に限らず他の機能パラメータをプリセットすることができる。なお、機能パラメータの名称や操作の有効/無効の情報を設定してプリセットすることもできる。
また、ユーザ定義キー処理においてSelected Channel画面を表示するようにしたが、これに限ることはなく少なくとも1チャンネル分の主要パラメータが表示される画面を表示するようにして、ユーザ定義キー処理を実行するようにしても良い。
また、機能パラメータの情報を編集する際にはユーザ定義キーを長押ししたが、単純な押し操作と区別される操作、例えば、ユーザ定義キーをスライドさせたり、引っ張ったり、回転させたりする操作であれば何でも良い。さらに、タッチディスプレイにユーザ定義キーの一覧が表示されている場合には、表示されたユーザ定義キーのフリック操作などでも良い。
また、上記説明したSelected Channel 画面に「進むボタン」「戻るボタン」を配置し、進むボタンを押すと1つ後のチャンネルへ、戻るボタンを押すと1つ前のチャンネルへそれぞれ移動するようにして、移動したチャンネルにおいてアクセス制限の範囲を編集するようにしてもよい。
なお、以上の説明では、ユーザ定義キーに音信号処理に関する音パラメータの操作のアクセス制限機能をアサインすることについて説明したが、本発明はこれに限らず、リコールセーフの操作のアクセス制限機能や、各種画面の全体のアクセス制限機能などをアサインすることもできる。すなわち、ユーザ定義キーに信号処理に関するパラメータの操作のアクセス制限機能をアサインすることができる。
また、アクセス制限機能で選択される機能パラメータには、リハーサル用と本番用に限らず他の機能パラメータをプリセットすることができる。なお、機能パラメータの名称や操作の有効/無効の情報を設定してプリセットすることもできる。
また、ユーザ定義キー処理においてSelected Channel画面を表示するようにしたが、これに限ることはなく少なくとも1チャンネル分の主要パラメータが表示される画面を表示するようにして、ユーザ定義キー処理を実行するようにしても良い。
1 デジタルミキサ、2 トップパネル、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 メモリ、14 表示I/F、15 タッチディスプレイ、16 操作子、17 オーディオI/O、18 信号処理部、19 通信バス、21 インプットセクション、23 ユーザ定義キーセクション、24 ステレオセクション、30 ユーザ定義キー、30 A入力、31 D入力、32 入力パッチ、33 入力ch、34 STバス、35 AUXバス、36 ST出力ch、37 出力ch、38 出力パッチ、39 A出力、40 D出力、40 アッテネータ、41 ヘッドアンプ、42 イコライザ、43 コンプレッサ、44 フェーダ、45 パン、50 Selected Channel 画面、60 設定画面
Claims (5)
- 操作された際に、信号処理に関するパラメータの操作を有効/無効に設定した設定情報を編集可能とする所定のキーを備え、
前記設定情報の編集は、パネル上に表示された前記各パラメータを表すオブジェクトにタッチ操作を行うことにより、該パラメータの操作の有効/無効を切り替えることができることを特徴とする音信号処理装置。 - 前記所定のキーが単純な押し操作と区別される操作をされた際に、前記信号処理に関するパラメータの操作を有効/無効に設定した設定情報を編集可能とできることを特徴とする請求項1に記載の音信号処理装置。
- 前記設定情報が編集された際に、当該パラメータの操作の有効/無効の設定の切り替えに応じて表示態様が変更されることを特徴とする請求項1または2に記載の音信号処理装置。
- 前記所定のキーが、機能をアサインすることができ、操作された際にアサインされた機能を実行するユーザ定義キーとされることを特徴とする請求項1または2に記載の音信号処理装置。
- 前記信号処理に関するパラメータは、音信号処理に関する音パラメータであることを特徴とする請求項1または2に記載の音信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015204022A JP2017076907A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 音信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015204022A JP2017076907A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 音信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017076907A true JP2017076907A (ja) | 2017-04-20 |
Family
ID=58549788
Family Applications (1)
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JP2015204022A Pending JP2017076907A (ja) | 2015-10-15 | 2015-10-15 | 音信号処理装置 |
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Country | Link |
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-
2015
- 2015-10-15 JP JP2015204022A patent/JP2017076907A/ja active Pending
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