JP2014132178A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多板クラッチの潤滑性を向上することができ、潤滑油の循環性を向上することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】潤滑油が収容されたケーシング3と、リングギヤ5を有するデフケース7と、一対の出力部材9,11と、出力部材11に連結された出力軸13に伝達される駆動力を断続する断続機構15とを備えた動力伝達装置1において、断続機構15がクラッチドラム部17と、軸部19と、多板クラッチ21とを有し、ケーシング3が第1収容部23と、壁部25を介して区画される第2収容部27とを有し、壁部25に潤滑油を第1収容部23から第2収容部27側に導く第1導入部29を設け、第1導入部29近傍に潤滑油をクラッチドラム部17内に導入する第2導入部31を設け、クラッチドラム部17に潤滑油を排出する第1排出部33を設け、壁部25に潤滑油を第1収容部23に排出する第2排出部35を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に適用される動力伝達装置に関する。
従来、動力伝達装置としては、潤滑油が収容されたケーシングと、このケーシングに回転可能に収容され駆動力が入力されるリングギヤが設けられたデフケースと、このデフケースに入力した駆動力を相対回転可能に出力する一対の出力部材と、出力部材の一方に一体回転可能に連結される出力軸に伝達される駆動力を断続する断続機構とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような動力伝達装置では、断続機構が多板クラッチを有しており、断続機構の接続解除状態で、多板クラッチにおける引き摺りトルクの発生を防止するために、ケーシング内の断続機構側に潤滑油が供給されないようになっている。
一方、断続機構の接続状態では、デフケースの回転によってリングギヤに掻き上げられた潤滑油が断続機構側に供給され、この供給された潤滑油によって多板クラッチが潤滑される。
このため、上記特許文献1の動力伝達装置では、デフケースをケーシングに支持する軸受の軸方向に隣接する部分にデフケース側と多板クラッチ側とに連通する油路を設け、リングギヤによって掻き上げられた潤滑油を多板クラッチに供給させるようにしている。
特開2009−269605号公報
しかしながら、上記特許文献1のような動力伝達装置では、油路によって多板クラッチに潤滑油を供給させようとしているが、油路が軸受に隣接配置されているので、軸受の回転によって多板クラッチへの潤滑油の供給量が大幅に低下していた。
また、上記特許文献1のような動力伝達装置では、仮に、油路から多板クラッチ側に潤滑油が供給されたとしても、潤滑油をデフケース側に排出する部分が同様の油路などであるので、多板クラッチ側に大量の潤滑油が残存する可能性があり、断続機構の接続解除状態で多板クラッチに引き摺りトルクが発生する恐れがあった。
そこで、この発明は、多板クラッチの潤滑性を向上することができ、潤滑油の循環性を向上することができる動力伝達装置の提供を目的としている。
本発明は、潤滑油が収容されたケーシングと、このケーシングに回転可能に収容され駆動力が入力されるリングギヤが設けられたデフケースと、このデフケースに入力した駆動力を相対回転可能に出力する一対の出力部材と、前記出力部材の一方に一体回転可能に連結される出力軸に伝達される駆動力を断続する断続機構とを備えた動力伝達装置であって、前記断続機構は、前記出力軸の一側に設けられたクラッチドラム部と、前記出力軸の他側に設けられ前記クラッチドラム部の回転軸心側に相対回転可能に配置された軸部と、前記クラッチドラム部と前記軸部との間に設けられた多板クラッチとを有し、前記ケーシングは、前記デフケースが収容される第1収容部と、前記第1収容部に対して壁部を介して区画されると共に前記断続機構が収容される第2収容部とを有し、前記壁部には、前記デフケースのリングギヤによって掻き上げられた潤滑油を前記第1収容部から前記第2収容部側に導く第1導入部が設けられ、前記第1導入部近傍には、前記第1導入部から導入された潤滑油を前記クラッチドラム部内に導入する第2導入部が設けられ、前記クラッチドラム部には、前記クラッチドラム部から前記第2収容部内へ潤滑油を排出する第1排出部が設けられ、前記壁部には、前記第2収容部内の潤滑油を前記第1収容部に排出する第2排出部が設けられていることを特徴とする。
この動力伝達装置では、壁部にデフケースのリングギヤによって掻き上げられた潤滑油を第1収容部から第2収容部側に導く第1導入部が設けられ、第1導入部近傍に第1導入部から導入された潤滑油をクラッチドラム部内に導入する第2導入部が設けられているので、リングギヤによって掻き上げられた潤滑油をクラッチドラム部内に供給させることができ、断続機構の接続状態で多板クラッチを十分に潤滑することができる。
また、クラッチドラム部にはクラッチドラム部から第2収容部内へ潤滑油を排出する第1排出部が設けられ、壁部には第2収容部内の潤滑油を第1収容部に排出する第2排出部が設けられているので、第2収容部内に供給された潤滑油を第1収容部へ排出して第2収容部内に残存する潤滑油を大幅に低減でき、断続機構の接続解除状態で多板クラッチにおける引き摺りトルクの発生を抑制することができる。
従って、このような動力伝達装置では、多板クラッチの潤滑性を向上することができ、潤滑油の循環性を向上することができる。
本発明によれば、多板クラッチの潤滑性を向上することができ、潤滑油の循環性を向上することができる動力伝達装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る動力伝達装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る動力伝達装置のケーシングの壁部を第1収容部側から見た側面図である。
図1,図2を用いて本発明の実施の形態に係る動力伝達装置について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置1は、潤滑油が収容されたケーシング3と、このケーシング3に回転可能に収容され駆動力が入力されるリングギヤ5が設けられたデフケース7と、このデフケース7に入力した駆動力を相対回転可能に出力する一対の出力部材としてのサイドギヤ9,11と、サイドギヤ11に一体回転可能に連結される出力軸13に伝達される駆動力を断続する断続機構15とを備えている。
また、断続機構15は、出力軸13の一側に設けられたクラッチドラム部17と、出力軸13の他側に設けられクラッチドラム部17の回転軸心側に相対回転可能に配置された軸部19と、クラッチドラム部17と軸部19との間に設けられた多板クラッチ21とを有する。
さらに、ケーシング3は、デフケース7が収容される第1収容部23と、第1収容部23に対して壁部25を介して区画されると共に断続機構15が収容される第2収容部27とを有する。
そして、壁部25には、デフケース7のリングギヤ5によって掻き上げられた潤滑油を第1収容部23から第2収容部27側に導く第1導入部29が設けられ、第1導入部29近傍には、第1導入部29から導入された潤滑油をクラッチドラム部17内に導入する第2導入部31が設けられ、クラッチドラム部17には、クラッチドラム部17から第2収容部27内へ潤滑油を排出する第1排出部33が設けられ、壁部25には、第2収容部27内の潤滑油を第1収容部23に排出する第2排出部35が設けられている。
また、第1導入部29は、壁部25の第1収容部23側に潤滑油の受部37を有する。
さらに、第2導入部31は、クラッチドラム部17に一体的に連結された側壁部39に形成されている。
また、第1導入部29と第2導入部31との間には、潤滑油の貯留部41が設けられている。
さらに、第1導入部29は、デフケース7を壁部25に支持する軸受としてのベアリング43の外周側に形成されている。
図1,図2に示すように、動力伝達装置1は、ケーシング3と、差動機構45と、断続機構15と、アクチュエータ47から構成されている。
ケーシング3は、内部が主に差動機構45と入力軸49とが収容される差動機構45側の第1収容部23と、第1収容部23に対して壁部25を介して区画され主に断続機構15とアクチュエータ47とが収容される断続機構15側の第2収容部27とに大別され、外部側が車体フレームなどの静止系部材(不図示)に固定される。このケーシング3内には、差動機構45と、断続機構15と、アクチュエータ47とが収容されている。
差動機構45は、デフケース7と、ピニオンシャフト51と、ピニオン53と、一対のサイドギヤ9,11とを備えている。
デフケース7は、ケーシング3の第1収容部23内に収容され、軸方向両側に形成されたボス部でそれぞれベアリング55,43を介してケーシング3に回転可能に支持されている。また、デフケース7には、リングギヤ5がボルトによって固定されたフランジ部が形成され、リングギヤ5が駆動力を伝達するドライブピニオン57と噛み合い、これらリングギヤ5とドライブピニオン57とでギヤ組59を構成している。
ギヤ組59は、大径のリングギヤ5と、小径のドライブピニオン57とからなるベベルギヤ組で変速駆動されるように構成され、駆動源側から伝達された駆動力を方向変換する。このギヤ組59を構成する小径のドライブピニオン57は、入力軸49の軸方向一端側に入力軸49と連続する一部材で形成され、入力軸49から入力された駆動力を方向変換してデフケース7に伝達する。
入力軸49は、軸心がデフケース7の回転軸心と直交する方向に配置され、軸方向に配置された2つのベアリング61,63を介してケーシング3に回転可能に支持されている。この入力軸49の他端側外周には、スプライン形状の連結部65が形成され、駆動源側から駆動力を伝達する回転部材(不図示)に連結される連結部材67が一体回転可能に連結されている。
連結部材67は、入力軸49の端部にナット69をねじ締結することによって軸方向位置が固定されると共に、ベアリング61,63に予圧が付与され入力軸49の軸方向位置が位置決めされる。また、連結部材67とケーシング3との径方向間にはケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材71が配置されると共に、連結部材67の外周にはシール部材71のリップ部と摺動するダストカバー73が配置されている。
この連結部材67を介して入力軸49に伝達された駆動力は、ギヤ組59を介してデフケース7に伝達され、デフケース7に収容されたピニオンシャフト51と、ピニオン53と、一対のサイドギヤ9,11とに伝達される。
ピニオンシャフト51は、端部をデフケース7に係合してピンで抜け止め及び回り止めされ、デフケース7と一体に回転駆動される。このピニオンシャフト51には、ピニオン53が支承されている。
ピニオン53は、デフケース7の周方向等間隔に複数配置され、ピニオンシャフト51に支承されてデフケース7の回転によって公転する。また、ピニオン53の背面側とデフケース7との径方向間には、ピニオン53の公転時に発生する径方向への移動を受ける球面ワッシャが配置されている。
このピニオン53は、一対のサイドギヤ9,11に駆動力を伝達すると共に、噛み合っている一対のサイドギヤ9,11に差回転が生じると回転駆動されるようにピニオンシャフト51に自転可能に支持されている。
一対のサイドギヤ9,11は、それぞれのボス部でデフケース7に相対回転可能に支持され、ピニオン53と噛み合っている。また、サイドギヤ9,11の背面側とデフケース7との軸方向間には、ピニオン53との噛み合い反力によるサイドギヤ9,11の軸方向への移動を受けるスラストワッシャが配置されている。
この一対のサイドギヤ9,11は、内周側にスプライン形状の連結部75,77が形成され、それぞれ左右輪(不図示)側に連結された一対の出力軸13(サイドギヤ9に連結される出力軸については不図示)がサイドギヤ9,11と一体回転可能に連結され、デフケース7に入力された駆動力を左右輪へ出力する。この一対のサイドギヤ9,11のうちサイドギヤ9に連結される出力軸とケーシング3との径方向間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材79が配置されている。
一対のサイドギヤ9,11のうちサイドギヤ11に連結される出力軸13は、軸状部81と、クラッチドラム部17と、軸部19とを備えている。軸状部81は、サイドギヤ11側の外周に形成されたスプライン形状の連結部77を介してサイドギヤ11と一体回転可能に連結される。この軸状部81の多板クラッチ21側には、径方向に延設された側壁部39が連続する一部材で形成されている。この側壁部39の外径側には、溶接などの固定手段によってクラッチドラム部17が一体的に連結されている。
クラッチドラム部17は、中空状に形成され、内周にスプライン形状の係合部83が形成され、多板クラッチ21の外側クラッチ板が係合されている。このクラッチドラム部17側の回転軸心部には、軸部19がクラッチドラム部17と相対回転可能に配置されている。
軸部19は、中空状に形成され、外周でベアリング85を介してクラッチドラム部17と相対回転可能に配置されると共に、ベアリング87を介してケーシング3に支持されている。また、軸部19の軸方向一端側外周とケーシング3との径方向間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材89が設けられている。また、軸部19の軸心側の中央部には、区画壁91が軸部19と連続する一部材で設けられ、ケーシング3の内部と外部とを区画している。
この軸部19の軸方向一端側内周には、スプライン形状の連結部93が形成され、車輪に連結された車軸(不図示)が軸部19と一体回転可能に連結される。このような軸部19の軸方向他端側外周には、スプライン形状の係合部95が形成され、多板クラッチ21の内側クラッチ板が係合されている。また、係合部95には、多板クラッチ21の複数のクラッチ板の締結力を受ける受圧プレートが軸部19と一体回転可能に係合されている。このようなクラッチドラム部17と軸部19との間に伝達される駆動力は、断続機構15によって断続される。
断続機構15は、ケーシング3の第2収容部27内に収容され、クラッチドラム部17と軸部19との他に、多板クラッチ21と、押圧部材97とを備えている。
多板クラッチ21は、複数の外側クラッチ板と、複数の内側クラッチ板とを備えている。複数の外側クラッチ板は、クラッチドラム部17の内周に形成された係合部83に軸方向移動可能でクラッチドラム部17と一体回転可能に係合されている。
複数の内側クラッチ板は、複数の外側クラッチ板に対して軸方向に交互に配置され、軸部19の外周に形成された係合部95に軸方向移動可能で軸部19と一体回転可能に係合されている。
この多板クラッチ21は、滑り摩擦を伴い伝達トルクを中間制御可能な制御型の複数のクラッチ板からなる摩擦クラッチとなっている。この多板クラッチ21は、押圧部材97によって押圧接続され、クラッチドラム部17と軸部19との間の動力伝達を可能とする。
押圧部材97は、多板クラッチ21に軸方向に隣接配置され、移動部99と、押圧部101とを備えている。移動部99は、環状に形成され、軸部19の外周に軸方向移動可能に配置されている。この移動部99と多板クラッチ21との軸方向間には、押圧部101が配置されている。
押圧部101は、環状に形成され、移動部99との軸方向間に移動部99との相対回転を許容させると共に移動部99の軸方向移動を押圧部101に伝達させるスラストベアリングを介して移動部99の外径側に配置されている。また、押圧部101の内径側には、押圧部材97を多板クラッチ21の接続解除方向に付勢する付勢部材103が配置されている。
付勢部材103は、皿ばねからなり、常時、押圧部材97を多板クラッチ21の接続解除方向に付勢する。このため、押圧部材97がアクチュエータ47によって多板クラッチ21の接続方向に移動操作されていない状態では、押圧部101が多板クラッチ21の複数のクラッチ板に接触することがなく、多板クラッチ21の複数のクラッチ板が押圧されず、多板クラッチ21における引きずりトルクの発生を低減することができる。
このような付勢部材103によって多板クラッチ21の接続解除方向に付勢されている押圧部材97の押圧部101は、多板クラッチ21の複数のクラッチ板に軸方向に隣接配置され、移動部99がアクチュエータ47によって付勢部材103の付勢力に抗して多板クラッチ21の接続方向に移動されることにより、多板クラッチ21の複数のクラッチ板を押圧して多板クラッチ21を接続させる。
アクチュエータ47は、電動モータ105と、減速機構107と、変換機構109とを備えている。電動モータ105は、ケーシング3の外側に組付けられ、ケーシング3の内部にモータ軸111が配置されている。この電動モータ105は、制御手段としてのコントローラ(不図示)に接続され、コントローラによって制御可能に作動される。この電動モータ105のモータ軸111から出力される回転は、減速機構107によって減速される。
減速機構107は、第1減速ギヤ組113と、第2減速ギヤ組115と、第3減速ギヤ組117とを備えている。なお、ケーシング3の減速機構107が配置された開口部分には、ケーシング3を閉塞する閉塞部材が設けられている。
第1減速ギヤ組113は、電動モータ105のモータ軸111と第1大径ギヤ部119とからなる。第1大径ギヤ部119は、ケーシング3内に第1中間軸121を介して回転可能に支持された第1中間ギヤ123に設けられ、電動モータ105のモータ軸111と噛み合っている。この第1減速ギヤ組113は、電動モータ105の回転を減速して第1中間ギヤ123を介して第2減速ギヤ組115に伝達する。
第2減速ギヤ組115は、第2小径ギヤ部125と第2大径ギヤ部127とからなる。第2小径ギヤ部125は、第1中間ギヤ123に第1大径ギヤ部119と隣接して設けられ、第2大径ギヤ部127と噛み合っている。第2大径ギヤ部127は、ケーシング3内に第2中間軸129を介して回転可能に支持された第2中間ギヤ131に設けられている。この第2減速ギヤ組115は、第1中間ギヤ123からの回転を減速して第2中間ギヤ131を介して第3減速ギヤ組117に伝達する。
第3減速ギヤ組117は、第3小径ギヤ部133と第3大径ギヤ部135とからなる。第3小径ギヤ部133は、第2中間ギヤ131に第2大径ギヤ部127と隣接して設けられ、第3大径ギヤ部135と噛み合っている。第3大径ギヤ部135は、押圧部材97の移動部99の外径に設けられている。この第3減速ギヤ組117は、第2中間ギヤ131からの回転を減速して押圧部材97の移動部99を回転させる。
このように減速機構107は、電動モータ105から押圧部材97の移動部99までの動力伝達経路を3段減速としており、減速された回転により押圧部材97の移動部99が回転される。この押圧部材97の移動部99の回転は、変換機構109によって軸方向操作力に変換される。
変換機構109は、ボールカム機構であり、押圧部材97の移動部99とカムリング137とに周方向に形成された複数のカム面を対向させ、これらのカム面間に介在されたカムボール139からなる。
カムリング137は、軸部19の外周とベアリング87のアウタレースの外周とに配置され、凹凸形状の係合部141を介してケーシング3に回転不能に係合されている。また、カムリング137は、スラスト反力によるベアリング87側への軸方向移動がベアリング87によって規制されている。このカムリング137と押圧部材97の移動部99との軸方向の対向面には、それぞれ周方向に形成された複数のカム面が形成され、これらのカム面間にはカムボール139が介在されている。
カムボール139は、押圧部材97の移動部99の回転によってカムリング137と移動部99との間に差回転が生じることにより、押圧部材97を多板クラッチ21側へ軸方向押圧移動させるカムスラスト力を発生させる。
このように構成された動力伝達装置1では、電動モータ105の作動により電動モータ105の回転が減速機構107で減速され、変換機構109に伝達される。この変換機構109に伝達された回転は、軸方向操作力に変換され、押圧部材97を付勢部材103の付勢力に抗して多板クラッチ21の接続方向に軸方向移動させる。この押圧部材97の軸方向移動により押圧部101が多板クラッチ21の複数のクラッチ板を押圧して多板クラッチ21が接続される。この多板クラッチ21の接続によりクラッチドラム部17と軸部19との間の動力伝達が可能となり、差動機構45のサイドギヤ11と車輪との間の動力伝達が可能となる。
一方、多板クラッチ21の接続は、電動モータ105を逆回転させることにより、押圧部材97が付勢部材103によって多板クラッチ21の接続解除方向に軸方向移動されて解除される。この多板クラッチ21の切断によりクラッチドラム部17と軸部19との間の動力伝達が遮断され、車両の走行による車輪の回転が差動機構45のサイドギヤ11に入力されることがない。また、この多板クラッチ21の切断状態では、車両の走行による車輪の回転が差動機構45のサイドギヤ9に入力されてピニオン53を回転させ、サイドギヤ11を回転させるが、サイドギヤ11と車輪との間の動力伝達が遮断されているので、一対のサイドギヤ9,11は相対回転される。このため、デフケース7が回転されることがなく、ギヤ組59が回転されることがない。このように断続機構15の切断により、車両の走行による無駄な回転系を削減することができ、車両の燃費向上を図ることができる。
このような動力伝達装置1のケーシング3内には、差動機構45側の第1収容部23内と断続機構15側の第2収容部27内におけるギヤ噛み合い部や摺動部などを潤滑・冷却する潤滑油が封入されている。
この潤滑油は、断続機構15の接続解除状態で、潤滑油の粘性などの影響による多板クラッチ21における引き摺りトルクの発生を抑制するために、その大部分が第1収容部23内に収容されている。一方、多板クラッチ21は、滑り摩擦を伴う摩擦クラッチであるので、断続機構15の接続状態では、潤滑油による潤滑・冷却を必要とする。そこで、ケーシング3内には、第1収容部23と第2収容部27との間で潤滑油を循環させる第1導入部29と、第2導入部31と、第1排出部33と、第2排出部35とが設けられている。
第1導入部29は、第1収容部23と第2収容部27とを区画する壁部25の鉛直方向上方に設けられ、第1収容部23側が壁部25の内壁に沿って鉛直方向上方に向けて開口され、第2収容部27側が壁部25の鉛直方向下方に向けて開口されている。また、第1導入部29は、デフケース7を壁部25に支持するベアリング43の外周側に形成されている。このため、ベアリング43の回転によって潤滑油の第1導入部29への流入が阻害されることがない。
この第1導入部29は、第1収容部23側の開口に拡径された受部37が設けられている。この受部37は、デフケース7のリングギヤ5によって掻き上げられた潤滑油がケーシング3の壁部25の内壁に沿って流入される。このような第1導入部29に流入された潤滑油は、第2導入部31に導かれる。
第2導入部31は、出力軸13の側壁部39に第1導入部29と軸方向に隣接するように設けられ、第2収容部27とクラッチドラム部17内とを連通する軸方向孔となっている。また、第1導入部29と第2導入部31との間には、側壁部39に固定された環状の貯留部材143が配置され、第1導入部29から流出された潤滑油を貯留する貯留部41が設けられている。この貯留部41により、第1導入部29から流出される潤滑油が側壁部39に沿ってクラッチドラム部17外部に流出されることがなく、第2導入部31からクラッチドラム部17内に潤滑油を導入させることができる。
なお、軸部19の多板クラッチ21の内側クラッチ板が係合される係合部95には、第2導入部31としての径方向孔が設けられ、軸方向孔から流入された潤滑油が多板クラッチ21に向けて排出される。この第2導入部31からクラッチドラム部17内に流入された潤滑油は、多板クラッチ21を潤滑・冷却した後、第1排出部33から第2収容部27内に排出される。
第1排出部33は、クラッチドラム部17の多板クラッチ21の外側クラッチ板が係合される係合部83に設けられた複数の径方向孔となっている。この第1排出部33は、多板クラッチ21を潤滑・冷却した潤滑油が流入され、クラッチドラム部17の回転により潤滑油を第2収容部27内に排出する。この第1排出部33から第2収容部27内に排出された潤滑油は、第2排出部35から第1収容部23内に排出される。
第2排出部35は、壁部25の鉛直方向下方に設けられ、第1収容部23と第2収容部27とを連通する軸方向孔となっている。この第2排出部35は、第1排出部33から第2収容部27内に排出された潤滑油や第2収容部27内の各摺動部などを潤滑・冷却した潤滑油が流入され、この流入された潤滑油を第1収容部23側に排出する。この第2排出部35から第1収容部23に排出された潤滑油は、第1収容部23内の鉛直方向下方に設けられた油溜まり145に貯留される。
このように構成された動力伝達装置1では、断続機構15の接続解除状態で、潤滑油の大部分が第1収容部23内に収容されている。これにより、潤滑油による多板クラッチ21における引き摺りトルクの発生を抑制することができる。
この第1収容部23内に収容された潤滑油は、断続機構15の接続状態で、デフケース7のリングギヤ5の回転によって掻き上げられる。このリングギヤ5によって掻き上げられた潤滑油は、ケーシング3の壁部25の内壁に沿って第1導入部29の受部37に流入され、第1導入部29を流通する。
この第1導入部29を流通した潤滑油は、貯留部41に貯留され、第2導入部31の軸方向孔を流通してクラッチドラム部17内に導入される。このクラッチドラム部17内に導入された潤滑油は、軸部19の回転により第2導入部31の径方向孔から多板クラッチ21に向けて排出される。
この多板クラッチ21に排出された潤滑油は、多板クラッチ21の複数のクラッチ板を潤滑・冷却する。この多板クラッチ21を潤滑・冷却した潤滑油は、クラッチドラム部17の回転により第1排出部33から第2収容部27内に排出される。
この第2収容部27内に排出された潤滑油は、第2収容部27内の鉛直方向下方に集約される。この第2収容部27内の鉛直方向下方に集約された潤滑油は、第2排出部35から第1収容部23内に排出され、第1収容部23内の油溜まり145に貯留される。この第1収容部23の油溜まり145に貯留された潤滑油は、断続機構15の接続状態で、再びデフケース7のリングギヤ5の回転によって掻き上げられる。
このようにケーシング3に収容された潤滑油は、断続機構15の接続状態におけるデフケース7のリングギヤ5の回転によって掻き上げられた潤滑油が循環されるので、断続機構15の接続解除状態で第2収容部27に潤滑油が供給されることがない。このため、断続機構15の接続解除状態で多板クラッチ21における引き摺りトルクの発生を抑制することができると共に、断続機構15の接続状態で多板クラッチ21を十分に潤滑することができ、潤滑油による多板クラッチ21の潤滑効率を向上することができる。
このような動力伝達装置1では、壁部25にデフケース7のリングギヤ5によって掻き上げられた潤滑油を第1収容部23から第2収容部27側に導く第1導入部29が設けられ、第1導入部29近傍に第1導入部29から導入された潤滑油をクラッチドラム部17内に導入する第2導入部31が設けられているので、リングギヤ5によって掻き上げられた潤滑油をクラッチドラム部17内に供給させることができ、断続機構15の接続状態で多板クラッチ21を十分に潤滑することができる。
また、クラッチドラム部17にはクラッチドラム部17から第2収容部27内へ潤滑油を排出する第1排出部33が設けられ、壁部25には第2収容部27内の潤滑油を第1収容部23に排出する第2排出部35が設けられているので、第2収容部27内に供給された潤滑油を第1収容部23へ排出して第2収容部27内に残存する潤滑油を大幅に低減でき、断続機構15の接続解除状態で多板クラッチ21における引き摺りトルクの発生を抑制することができる。
従って、このような動力伝達装置1では、多板クラッチ21の潤滑性を向上することができ、潤滑油の循環性を向上することができる。
また、第1導入部29は、壁部25の第1収容部23側に潤滑油の受部37を有するので、リングギヤ5によって掻き上げられた潤滑油を確実に受けることができ、第2収容部27側に潤滑油を確実に導くことができる。
さらに、第2導入部31は、クラッチドラム部17に一体的に連結された側壁部39に形成されているので、第1導入部29から導入された潤滑油を確実にクラッチドラム部17内に導入させることができる。
また、第1導入部29と第2導入部31との間には、潤滑油の貯留部41が設けられているので、第2導入部31に流入させる潤滑油を十分に確保することができ、クラッチドラム部17に潤滑油を確実に供給させることができる。
さらに、第1導入部29は、デフケース7を壁部25に支持する軸受としてのベアリング43の外周側に形成されているので、ベアリング43の回転によって第1導入部29への潤滑油の流入が阻害されることがなく、第1導入部29に潤滑油を確実に流入させることができる。
なお、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置では、第1導入部と第1排出部とがケーシングの壁部にそれぞれ1箇所設けられているが、これに限らず、第1導入部と第1排出部とをケーシングの壁部にそれぞれ複数箇所設けてもよい。
また、アクチュエータは、モータ・ギヤ・カム機構となっているが、これに限らず、電磁式アクチュエータ、油圧シリンダ・ピストン機構、モータ・シフトロッド機構、エアダイアフラムなど、種々のアクチュエータを利用可能である。
1…動力伝達装置
3…ケーシング
5…リングギヤ
7…デフケース
9,11…サイドギヤ(出力部材)
13…出力軸
15…断続機構
17…クラッチドラム部
19…軸部
21…多板クラッチ
23…第1収容部
25…壁部
27…第2収容部
29…第1導入部
31…第2導入部
33…第1排出部
35…第2排出部
37…受部
39…側壁部
41…貯留部
43…ベアリング(軸受)

Claims (5)

  1. 潤滑油が収容されたケーシングと、このケーシングに回転可能に収容され駆動力が入力されるリングギヤが設けられたデフケースと、このデフケースに入力した駆動力を相対回転可能に出力する一対の出力部材と、前記出力部材の一方に一体回転可能に連結される出力軸に伝達される駆動力を断続する断続機構とを備えた動力伝達装置であって、
    前記断続機構は、前記出力軸の一側に設けられたクラッチドラム部と、前記出力軸の他側に設けられ前記クラッチドラム部の回転軸心側に相対回転可能に配置された軸部と、前記クラッチドラム部と前記軸部との間に設けられた多板クラッチとを有し、前記ケーシングは、前記デフケースが収容される第1収容部と、前記第1収容部に対して壁部を介して区画されると共に前記断続機構が収容される第2収容部とを有し、
    前記壁部には、前記デフケースのリングギヤによって掻き上げられた潤滑油を前記第1収容部から前記第2収容部側に導く第1導入部が設けられ、前記第1導入部近傍には、前記第1導入部から導入された潤滑油を前記クラッチドラム部内に導入する第2導入部が設けられ、前記クラッチドラム部には、前記クラッチドラム部から前記第2収容部内へ潤滑油を排出する第1排出部が設けられ、前記壁部には、前記第2収容部内の潤滑油を前記第1収容部に排出する第2排出部が設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置であって、
    前記第1導入部は、前記壁部の前記第1収容部側に潤滑油の受部を有することを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載の動力伝達装置であって、
    前記第2導入部は、前記クラッチドラム部に一体的に連結された側壁部に形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記第1導入部と前記第2導入部との間には、潤滑油の貯留部が設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記第1導入部は、前記デフケースを前記壁部に支持する軸受の外周側に形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
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