JPS6235141A - 差動機構の差動制限装置 - Google Patents

差動機構の差動制限装置

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JPS6235141A
JPS6235141A JP60172726A JP17272685A JPS6235141A JP S6235141 A JPS6235141 A JP S6235141A JP 60172726 A JP60172726 A JP 60172726A JP 17272685 A JP17272685 A JP 17272685A JP S6235141 A JPS6235141 A JP S6235141A
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JP
Japan
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oil
clutch
differential
pump
gear
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JP60172726A
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Bonnosuke Takamiya
高宮 梵之助
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、入力軸からのトルクを分割して2個の出力軸
に与える差動fi4Mに関し、特にその差動制限装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来上り、リミテッド・スリップ・ディファレンシャル
装置(LSD)と呼ばれるものが提案されており、かか
るLSDでは、エンジンから伝達されるデフケーストル
クをTi、構造上決定される値(この値は一定)をaと
すると、出力軸間の回転速度差の大小にかかわらず、速
い方の出力軸に(Ti/2)−Q、遅い方の出力軸に(
Ti/2)十〇のトルクが伝達されるようになっている
また、両出力軸と一体に回転する多板ディスク間にシリ
コンオイルなどを充填し、このシリコンオイルの剪断力
が両軸間の回転速度差に応じて増加することを利用して
、両軸間の回転速度差1こ応じた制限トルク(上記のα
に相当)を与える7アーがソンタイプの差動制限装置も
提案されている。
〔発明が解決しようと子る問題点〕
しかしながら、前者のもの(LSD)では、両軸間にl
121伝速度差が少しでも存在すると、差動制限機能を
発揮するため、自動車にこれを装備した場合、運転フィ
ーリングの悪化や操縦安定性の悪化を招くという問題点
がある。
また、後者のもの(77−〃ソンタイブのもの)では、
その構造上、多板ディスクを使用しなければならず、こ
れによりvI造の大型化を招くという問題点がある。
さらに、LSD等のクラッチ懺溝13を、第12図(I
))に示すように、入力軸2aと出力軸4,6のうちの
一方との開に介装すると、両出力紬4,6間の制限トル
クT。(=TI T2)は第1式に示すようになり、第
12図(a)に示すように、出力軸4.6間に介装する
と、両出力紬4.6間の制限トルクT。は第2式に示す
ようになる。
=2Tc            ・・・(2)ここで
、T1はn1f輸出力紬4へ伝わるトルク、T2は後輪
出力紬6へ伝わるトルク、Tiはエンジンから入力軸2
aを通じてクラッチ機構13へ伝わるトルク、Tcはク
ラッチ機構13のトルク容量を示している。
また、回転数1こおいてら、出ツノ仙4,6間の同一回
転数差に則肱 クラッチ機構13の差回転は2倍となる
すなわち、差動クラッチのトルク1、i性は一般には2
乗に比例するが、特定の条1′1下で所定の制限トルク
T。が必要であるとすると、これを得るためのポンプ特
性(=ポンプのトルク容量=大きさ)は、はぼ、4分の
1以下でよいことになる。
本発明は、上述の知見に基づき、前述の諸問題点を解決
しようとするもので、構造の簡素化をはかりながら、出
力軸間の回転速度差に応した制限トルクを与えることが
できるようにした、差動機構の差動制限装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明の差動機構の差動制限装置は、入力軸
からのトルクを分割して2個の同心的に配設された出力
軸に与える差動機構において、上記出力軸間の回転速度
差によって駆動されるオイルポンプと、上記回転速度差
を抑制すべく上記出力軸間に介装されたフランチ磯溝と
が設けられるとともに、上記オイルポンプの吐出圧を上
記クラッチ機構の接方向制御側油室へ供給すべく、上記
のオイルポンプとクラッチ81!構とを連結する油路が
設けられたことを特徴としている。
〔作 用〕
上述の本発明の差動?fi6Mの差動制限装置では、出
力軸間に回転速度差が生じると、上記オイルポンプから
は上記回転速度差に応じた吐出圧が吐出され、この吐出
圧が上記油路を介して上記クラッチの接方向制御側油室
に供給される。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜5図は本発明の第1実施例としてのかさ歯単式差
動磯構の差動制限装置を示すもので、第1図はその要部
を示す部分断面図、第2図はその要部の概略構成図、第
3図は本V装置を装備したrat両の動力系を示す概略
構成図、14図はそのオイルポンプのための油圧回路図
、第5図はその作用を説明するためのグラフであり、第
6〜8閃は本発明の第2実施例としてのかさ歯車式差動
機構の差動制限装置を示すもので第6図はその要部を模
式的に示す部分断面図、第7図はその要部の概略構成図
、第8図はそのオイルポンプのための油圧回路図、19
〜11図は本発明の第3実施例としての遊星歯屯式差動
機構の差動制限装置を示すもので、i9図はその要部を
模式的に示す部分断面図、第10図はその要部の概略構
成図、第11.12図はいずれもその変形例の叉部を示
す概略構成図である。
本実施例は、第3図に示すごとく、前輪43゜44およ
び後輪52,53を同一のエンノン1で駆動しうる4輪
駆動車に係るものであるが、更にその詳細を説明すると
、PJ1〜3図に示すごとく、横置きのエンジン1に動
力伝達系′「を構成する変速機2が連結され、変速機2
の出力軸(差動機構13の入力軸)2aのドライブギヤ
(または4速カウンタギヤ)3には、センタ用差動ff
1vI(以下;「センタ用デフ」という)CDに駆動力
を伝達するギヤ(トランス7アドリブンギヤ)7が噛合
している。
本″X、施例では、差動磯購としてかさ歯Il1式差動
機構BWがセンタ用デフCDに用いられており、差動制
限装置(クラッチl’Ii構)13としてオイルポンプ
14と、このオイルポンプ14がらの吐出圧を油路29
.29’ を介して受けるクラッチ32とが設けられて
いる。
ギヤ7を一体に取り付けた鞘軸5,5′は、ボルト55
により、固定されており、鞘軸5は、センタ用デフCD
のデフケース8として機能し、このデフケース8に一体
に取り付けられたビニオン9.101こけ、サイドギヤ
11,12が噛合しており、サイドギヤ11には前輸出
力軸4がスプライン係合されるとともに、サイドギヤ1
2には後輸出力軸6が連結されている。
そして、前輸出力軸4と後輸出力軸6との間には、差動
制限装置としてのクラッチ機構13が介装されている。
このクラッチ機構13は、前輸出力軸4と後輸出力軸6
との回転速度差によって駆動され、この回転速度差に応
じた圧力でオイルを吐出するギヤ式オイルポンプ14と
、このオイルポンプ14からの吐出油を油路を介して受
けることにより前輸出力軸4側と後輪出力軸G側との結
合度を調整してに記回転速度差を抑制するクラッチ32
とをそなえて構成されている。
次にこれらのオイルポンプ14やクラッチ32の配設状
態について説明する。
f51図に示すごとく、サイドギヤ11にスプライン係
合された前輸出力軸4の端部には、ポンプケース15が
スプライン嵌合しており、このポンプケース15の外径
側にクラッチ32が設けられていて、ポンプケース15
の内径側には、クラッチ32の軸方向の端部間に収容さ
れるようにオイルポンプ14が設けられている。
オイルポンプ14としては、例えば、第4図に示すよう
なりリセントの無い内歯歯mポンプ(+7−タポンプ)
が用いられ、このオイルポンプ14は、後輸出力軸6に
スプライン嵌合した外歯歯車(ビニオン)としてのイン
ナギヤ17と、このインナギヤ17と噛合するがこのイ
ンナギヤ17と偏心した位置に配設される内歯歯車(イ
ンターナルギヤ)としてのアウタギヤ18とをそなえて
おり、インナギヤ17お上びアウタギヤ18は、その歯
形がハイポサイクロイド曲線をなすように形成されて、
ポンプケース15.16内に設けられる。
なお、ポンプケース16はボルト19でケース15に固
定されている。
また、このオイルポンプ14には、第4図に示すごとく
、2つのボー)20.21が形成されているが、一方の
ポート20は、油路292.チェックバルブ24お上り
吸入油路291を介し、後輸出力軸6の軸端に開口して
吸入油供給源O8としてのオイル溜(オイルタンク)8
0に接続するオイル吸入口22に連通接続されるととも
に、油路294およびチェックバルブ28を介して吐出
油路29に連通接続されており、他方のポート21は、
油路293.チェックバルブ25お上り吸入油路291
を介してオイル吸入口22に連通接続されるとともに、
油路295およびチェ・/クバルプ28′を介して吐出
油路29′に連通接続されている。
オイルタンク80は、トランスミッションケース94内
においてオイルポンプ14等の回転体によりかき上げら
れた作動油を沈瀞化させる沈静化室をそなえており、こ
の沈静化室からの気泡等を除去されたオイルが、オイル
ポンプ14等へ送られるようになっている。
さらに、油路291と、クラッチ32の接方向制御側油
室37に連通する油路298との間には、リリーフバル
ブ26付きの油路296が介装されている。
また、油室37がら、クラッチ32のピストン36に穿
設されたオリフィス30付きの大気開放油路297が分
岐している。
これにより、もし前輸出力軸4側と後輸出力軸6側との
間に回転速度差が生じて、インナギヤ17が矢印a方向
に回転すると、オイルが、オイルタンク80.オイル吸
入口22.油路291.チェックバルブ25.油路29
3を経てポート21へ吸入されたあと、ポート20.油
路294.チェ、クバルブ28を経て油路29がら吐出
される。このときの吐出圧特性は第5図に符号へで示す
ようになる。
逆に、インナギヤ17が矢印す方向に回転すると、オイ
ルは、オイルタンク80.オイル吸入口22゜油路29
1.チ:r/クバルブ24.油路292を経て、ボート
20へ吸入されたあと、ボート21.油路295、チェ
ックバルブ28′を経て油路29′から吐出される。こ
のときの吐出圧特性も第5図に符号へで示すようになる
なす;、特性へにおいて、回転速度差がある値以上にな
ると、吐出圧の上柱がほとんどなくなるのは、吐出圧が
各所定値以上で、リリーフバルブ26が開くからである
また、特性Aにおけるリリーフバルブ26か開く11汀
の特性部分は、オリアイス30の作用により、回)k速
度差の2爪に比例している。
ここで、リリーフバルブ26の開時性やオリフィス30
の絞り度合を適宜設定しであるので、特性Aを所望のも
のにすることができる。
なお、油路291は、その一部が後輪出力軸6内に穿設
されており、油路291のオイル吸入口22−79の部
分には、オイルフィルタ23が設けられている。
ところで、ポンプケース16の外周には第1図に示すご
とく、環状の段部16aが形成されてす6す5、:の段
部16aには、環状ピストン:(6が嵌め込まれている
。これによりこのピストン3Gとシリング37a(ポン
プケース16およびスリーブ35)との開に、油室37
が形成されることになる。そして、この油室37に油路
29,29′が連通している。
したがって、油路29,29′ から吐出されるオイル
によって、ピストン36が押し出されるようになってい
る。
このようにピストン3Gが押し出されると接状態となる
クラッチ32がピストン3Gに隣接して設けられている
油室37には、シリング378の内壁37bとピストン
36との間に、付勢mbtとしての環状スプリング56
が介装されていて、第5図中の符号Bで示すように、ピ
ストン36に予めクラッチ32の接方向に付勢力(初期
制限トルク)を付与している。
クラッチ32は、クラッチバブとしてのポンプケース1
5,16の外周部にスプライン係合する複数(ここでは
、4)の環状クラッチ板33と、後輪出力軸6付きのク
ラッチシリング37aとしてのスリーブ35の内周部に
スプライン係合する複数の環状クラ・/チ板34とをそ
なえて構成されており、クラ・/チ板33.34は交互
に配設されて、摩擦係合要素を構成している。
したがって、油室37へ圧油が供給されて、ピストン3
6が押し出されると、クラッチ板33゜34が相互に密
着せしめられて、ポンプケース15とスリーブ35.す
なわち前輸出力軸4側と後輪出力軸6側とが係合する。
このときオイルポンプ14の吐出圧に応じてピストン3
6を押し出す力が変わるので、クラッチ32の係合度、
すなわちトルク伝達度もこれに応じて変わる。
なお、第1図中の符号54.54’はストッパ部材を示
す。
さらに、スリーブ35のストッパ部材54よりも端縁側
にスプライン係合するプレート板58が設けられており
、このプレート板58の内径側基端部は、サイドギヤ1
2に一体に形成された鞘軸57にスプライン係合してい
る。
また、前記の油路297はクラッチ32のクラッチ板3
3.34(この部分の圧力はほぼ大気圧となっている)
に向けて開口しており、これにより油路297からのオ
イルによってクラ7チ32の冷却や潤滑を行なうことが
できる。
ところで、前輸出力軸4には、第3図に示すごとく、ギ
ヤ38が取り付けられており、このギヤ38は前輪用差
動8!構40(以下、「油清用デフ40」という)のリ
ングギヤ39に噛合している。これにより前輸出力軸4
からのトルクは、前輪用デフ40で分割され左右の前輪
駆動軸41.42へ伝達されて、前輪43.44を回転
駆動する。
また、後輪出力軸6はベベルギヤ機構45を介してプロ
ペラ仙47に連結されており、このプロペラ紬47の後
部のベベルギヤ47nが後輪用差動機構49(以下、「
後輪用デフ49」という)のすングギャ48に噛合して
いる。これにより後輸出力軸6からのトルクは、後輪用
デフ49で分割され左右の後輪駆動vI50,51へ伝
達されて、後輪52.53を回転駆動する。
本発明の第1実施例としての差動機構の差動制限装置は
上述ごとくの購或されているので、前輪駆動での走行中
に、前輪43.44がスリップを起こして、前輪出力軸
4側の回転速度が後輸出力軸6側の回転速度よりも速く
なった場合には、インナギヤ17が矢印a方向へ回転す
る。
これにより、オイルが、オイル吸入口22.油路291
.チェックパルプ25.油路293を経てポート21か
ら吸入され、ボート20.油路294゜チェックパルプ
28を経て油路29から油室37内へ吐出される。
この吐出圧は、前輪出力軸4側と後輸出力軸6側との回
転速度差に応じた値であるので、ピストン36によるク
ラッチ板33.34を押し付ける力も上記回転速度差に
応じて決まる。
その結果クラッチ32によって伝えられるトルクの大き
さも一■二足回転速度差に応じて変わる。
このように回転速度差が/Lじると、この差に応じた表
11今度で、クラッチ32が接状態となるため、該回転
速度差が抑制されるようになって、その結果、後輸出力
軸6側・\もトルクが伝達される。これにより11「輪
43.44および後輪52.53のどれかが空転した場
合は、クラッチ機構(差動制限装置)13が接状態とな
って、自動的に直結4輪駆動状態に切り杯って前輪43
.44および後輪52.53を回転駆動できる。
このとき、」−2回転速度差に応じてクラッチ32によ
る伝達トルク量を自動制御しているので、運転フィーリ
ングや操縦安定性の悪化を招くことがない。
また、環状スプリング56により、ピストン36が常時
クラッチ板34に付勢されていて、クラッチ板33.3
4の間のクリアランスがないので、回転差が生じてオイ
ルポンプ14が吐出を開始すれば、直ちにクラッチ板3
3.34を押圧するところとなり、差動回転数が生じた
後には、速やかに油圧が立ち上がり、差動回転数に応じ
たクラッチトルクが瞬時に得られる。
そして、環状スプリング56により、15図中の符号C
で示す付勢磯購をそなえない従来のものと比較して、大
きな初期制限トルクBを与えられることができ、その初
期制限トルクBの値は、環状スプリング56により任意
の値に設定できる。
特に、第5図に示す特性Aの立上がり部分は、回転速度
差の2末に比例しているので、微小な回転速度差では、
トルクが余り変化せず、これにより低速旋回時などのブ
レーキング減少を小さくできる利点もある。
また、ピストン3Gでクラッチ板33.34を押し付け
るタイプのクラッチ32およびクリセントの無い小半径
のロータポンプがオイルポンプ14として使用されてい
るので、構造のコンパクト化をはかれるとともに、この
オイルポンプ14がクラッチ32の軸方向の幅のなかに
収まるように、クラッチ32の内径側に配設されている
ので、より一層コンパクト化をはかれるのである。
すなわち、オイルポンプ14とクラッチ32とが、回転
軸4,6と同軸的に配設されるとともに、回転軸4,6
の半径方向に整合して配設されているので、半径方向の
寸法を小さくすることができる。
なお、該回転速度差がある値を超えると、安全のため、
リリーフバルブ26の作用により、吐出圧の上昇が抑え
られる。
逆に後輪52.53の方が前輪43.44よりも速くま
わった場合は、自動的にインナギヤ17が矢印す方向へ
回転する。
これによりオイルの供給路が自動的に切り替わって、オ
イルは、オイル吸入口22.油路291.チェックバル
ブ24.油路292を経てボート20から吸入され、ポ
ート21.油路295.チェックパルプ28′を経て油
路29′から油室37内へ吐出される。
この吐出圧も前輪出力軸4側と後輸出力軸6側との回転
速度差に応じた値であるので、ピストン36によるクラ
ッチ板33.34を押し付ける力は上記回転速度差に応
じて決まる。
その結果クラッチ32によって伝えられるトルクの大き
さも上記回転速度差に応じて変わる。
この場合も回転速度差に応じた結合度で、クラッチ32
が接状態となるため、詠回転速度差が印制されるように
なって、その結果前輪出力軸4側へもトルクが伝達され
る。これにより後輪52.53の回転を抑制して、前輪
43.44を回転駆動できる。
そしてこの場合も、上記回転速度差に応じてクラツナ3
2による伝達トルク量が自動制御されているので、連啄
フィーリングや揉縦安定性の悪化を招くことがない。
なお、この場合も上記回転速度差がある値を超えると、
安全のため、リリーフバルブ26の作用により、吐出圧
の上昇が抑えられる。
ところで、ロータポンプで構成されるオイルポンプ14
は、デロータポンプと比較して、その噛み合い部14n
、歯先シール部14bおよびボート部14cにおいて、
次のような特長をそなえている。
I)噛み合い部14aにおいで 1、 閉じ込み容積が非常に小さいので、もれが少なく
、脈動も小さい。
?。圧力角が小さいので、アウターロータのラノアル7
オースが小さい。従って、アウターロータの軸受荷重が
小さくなり、トルク損失が少なくなる。
3、 スリップ量が少ないので、噛み合い面の摩耗も少
なく、摩擦損失も少ない。
スリノブスピードが早くなる部分では、歯の噛み今いが
、はずれる。
■)歯先シール部141〕において 2〜3枚の歯で、INボー)21(20)とOUTど−
)20(21)をシールしている。また歯先のクリアラ
ンスは高圧になると、小さくなる。従って高い容積効率
が得られる。
111)INおよびOUTボート部14cにおいて歯の
噛み合い部分がなく、ギヤ室が連続的につながっている
。従って、吸込部に油を充満し易く、キャビテーション
の発生が少ない。また、歯がフンタクトしていないので
、騒音の発生や歯の摩耗がない。
また、TCポンプ(クリセント付き内歯歯車ポンプ)と
比較しても、すぐれた特性をそなえており、 1)クリセントが無いので、ボディ加工の容易性および
低コスト化に寄与する。
2)ビニオン17とインターナルギヤ18との歯数の差
が小さく(例えば、1)インターナルギヤ18の外経が
縮小して、取付寸法、トルク損失が減少する。
3)ハイポサイクロイド曲線をベースとして歯形が作ら
れており、歯のすべりの減少および靜寂性の向上をはか
ることができる。     ′4)1回転軸の吐出量が
多く、同一吐出量を得るのに、小さな取付寸法で済む。
5)噛み合い率力弓に近く、1つの歯が噛み合えば、他
の歯の噛み合いが終わるので、これにより、噛み合い音
の低減および歯面摩耗の低減に効果がある。
また、本装置においては、伝達トルクと回転速度差の積
がエネルギーロスとなって発熱するが、オイルの一部が
油路297を通じてクラッチ32のクラッチ板33.3
4へ向けて排出されるようになっているので、クラッチ
32の冷却や潤滑を十分に行なうことができる利点もあ
る。
なお、本実施例において、第2実施例で詳述する吸入油
供給源O8としての常時駆動される低油圧供給用オイル
ポンプ140を油路292,293に接続するようにし
てもよい。
rPJ6〜8図に示すように、本発明の第2実施例では
、差動機構として歯車式差動機構BWがセンタ用デフC
Dに用いられており、差動制限装置(クラッチ機構)1
3としてベーンポンプ14′とこのベーンポンプ14′
からの吐出圧を油路29゜29′を介して受けるクラッ
チ32とが設けられている。
すなわち、本実施例は、fjS1実施例における歯11
式差動機構BWのビニオン9の内側が、ギヤ(トランス
7アドリブンギヤ)7をそなえた軸5″によって回転駆
動されるようになっていて、第1実施例の差動制限装f
r113における内側噛合ギヤ式オイルポンプ14がベ
ーンポンプ14′に置き換えられた構成となっている。
なお、第6〜8図中、第1〜5図と同じ符号はほぼ同様
のものを示している。
ギヤ7は、紬5′′にスプライン係合しており、ビニオ
ンシャフト9aの小径側基端部も軸5″にスプライン係
合している。
そして、ビニオン9に噛合するサイドギヤ12が、荷動
57および連N部材58の中央部の大径側外t@を介し
てクラッチg構13のスリーブ35にスプライン係合し
、さらに、このスリーブ35が前輸出力軸4にスプライ
ン係合している。
一方、ビニオン9に噛合するサイドギヤ11が、後輸出
力軸6にスプライン係合している。
また、差動制限装置としてのクラッチ[i’j13およ
びオイルポンプとしてのベーンポンプ14′が、前輸出
力軸4と後輸出力軸6との差動により、オイルを吐出し
、差動を制限するように配設されている。
そして、このベーンポンプ14′の第1の油路OL 、
に接続する油路294に逆止弁28付きの油路29を介
してクラッチ32の油室37が接続していて、この油室
37は、第2の油路OL2に接続する油路295に逆止
弁28′付きの油路29′を介して接続している。
また、前輸出力軸4.紬5″および後輸出力軸6は、同
心的に配設されている。
このクラッチ機構13は、上述のクラッチ32  ゛と
、前輸出力軸4と後輸出力軸6との回転速度差によって
駆動されこの回転速度差に応じた圧力でオイルを吐出す
る差動ポンプとして構成されているオイルポンプ(ベー
ンポンプ)14′と、このオイルポンプ14′からの吐
出油の圧力を制御することにより出力軸4.6間の回転
速度差を抑ul Lうる吐出圧制御機構(油圧回路)7
1とをそなえて構成されている。
次にこれらのオイルポンプ14′や吐出圧制御[vt7
1の配設状態等について説明する。
第8図に示すごとく、第1実施例におけるポンプケース
15,16に対応するハウジング70内にオイルポンプ
14′と吐出圧制御m41’t71とが設けられる。
このオイルポンプ(ベーンポンプ)14’には、第8図
に示すように、そのロータ69の外周面69aに周方向
に等間隔に多数(ここでは1.10個)の孔部69bが
形成されていて、この多数の孔部69bのそれぞれには
、カムリング部70aの内周面70fに摺接しうるベー
ン68が嵌挿されている。
さらに、ハウジング70のカバー70bとベーン68お
よびロータ69との軸方向の隙間が所定値以下となるよ
うに、各部が形成されており、油膜が切れないようにな
っていで、ハウジング70の7ランノ70cとベーン6
8およびロータ69との軸方向の隙間も、同様に、所定
値以下となるように、各部が形成されている。
そして、これら隙間の和が、所定値以下となるように設
定されている。
また、ベーンポンプ14′は、その回転数に比例した油
量を吐出するものであり、ロータ69とカムリング部7
0aとの間に相対回転、すなわち、後輸出力軸6と前輸
出力軸4との間に相対回転が生ずると油圧ポンプとして
機能して、油圧を発生する。
ベーンボン114′の吐出口(ハウノングア0に対する
ベーン68の相対的回転方向先端の吸込吐出ロア2〜7
7がこれに相当)を塞ぐことにより、油を介してその静
圧でロータ69とカムリング部70aとが剛体のように
なって一体に回転される。
このため、カムリング部7011とロータ69とのfl
llには、回転中心線がら120′urI隔に3つのポ
ンプ室86〜88が形成され、また、回転方向基端側に
位置したとき吸込口となり先端側に位置したとき吐出口
となる6個の吸込吐出ロア2〜77がほぼ120°間隔
に形成してあり、同一機能をなす120°間隔の吸込吐
出ロア 2,74.76がハウジング70のカバー70
b、7ランノ70cを介して第1油路○L1により連通
されている。
そして、吸込吐出ロア 3,75.77が、/%Iンジ
ング70のカバー701)、7ランノ70cを介して第
2油路OL2により連通されている。
また、第1油路OL、と12油路○L2とは、それぞれ
チェック弁78.79を介してトランスミッションケー
ス94の底部の吸入油供給源O8としてのオイル溜(オ
イルタンク)80に連通され、オイル溜80から各油路
OL、、OL、への流れのみがif”f容さね、るとと
乙に、第1油路OL、と第2油路○L、との間に吐出圧
が所定圧以上となると両油路01.、 、 、 OL 
2を相互に連通させる2つの吐出圧制御用リリーフ弁8
3.84が設けられている。
なお、このオイルタンク80は、トランスミッションケ
ース94内においてオイルポンプ14′等の回転体によ
りかき」二げられた作動油を沈静化させる沈静化室をそ
なえており、この沈静化室からの気泡等を除去されたオ
イルが、オイルポンプ14′等へ送られるようになって
いる。
また、これらのリリーフ弁83.84は、それぞれスプ
リング83a、84aによって閉方向に付勢されている
チェック弁7゛〕と吸込吐出073,75.77との間
の第2の油路○V、、には、第1実N例と同様に油路2
95が接続しており、また、チェック弁78と吸込吐出
D72,74.76との間の第1の油路OL 、には、
やはり、第1実施例と同様に油路294が接続している
このような油圧回路71とすることで、ロータ6りとカ
ムリング部70aとの相対j11転方向にJ。
らず、常に吐出圧がリリーフ弁83またはリリーフ弁8
4の弁体に作用し、オイル溜80が吸込「]と連通する
ことになる。
ベーンポンプ14′のロータ69にスプライン係合部6
4aを介して連結された連結部材58は、スプライン係
合部64aのイj側にfjいて、7ランノ70eに支持
されている。
そして、ベーン6)3の底部68bは、油路01. 、
 。
OL2のうちの吐出側の油路(ここでは、第1油路OL
 、 )からの吐出圧をチェック′Jt−123(12
2)付き流路121(120)を通して減圧された作動
圧を受けて、ベーン68の先端部68nはハウジング7
0の内周面70fへ付勢される。
さらに、ロータ69の両端面には、スプリングまたはリ
ング等を軸部を介して5つずつ取り付け′C、ベーン6
8の各底部68bを押圧するようにしてもよい。
さらに、ロータ69とカバー70bおよび7ランノ70
cとがそれぞれ摺接する軸方内緒動部には、第8図に示
すように、円環状の油圧室109゜109が形成されて
、この油圧室109,109は、ロータ69の孔部69
bに連通するとともに、油路89.90に連通するよう
になっている。
すなわち、油圧室109,109は、各吸込吐出ロア 
2.74.76に接続する第1油路OL、にベーン付勢
機構(ベーン押し上げ磯?i!¥)MIとしてのチェッ
クfF、123付き流路121を介して連通して高油圧
を受けるとともに、各吸込吐出ロア3゜75.77に接
続する第2油路OL2にベーン付勢は溝(ベーン押し上
げ磯6m)M、としてのチェック弁122付き流路12
0を介して連通して高油圧を受けるようになっている。
また、このベーン押し上げ用油圧室109には、ベーン
付勢+fi構(ベーン押し上げ磯購)M2としてのΔ/
T用オイルポンプ140がらのベーン押し上げ用油圧が
逆止弁144を介して供給されるように構成されており
、A/T用オビオイルポンプ140来より自動変速R2
の油圧回路用に用いられているもので、ベーンポンプ1
4′自体とは別個にトランスミッションケース94内に
配設されている。
このA/Tf@オイルポンプ140のクリセント140
c付きケーシングは、トランスミッションケース94に
取り付けられており、さらに、A/T用オビオイルポン
プ140歯インナギヤ140aは、ポンプ側外軸(自動
変速磯2の入力軸)143に取り付けられていて、この
外歯インナギヤ140aに噛合し自由に回転する内歯ア
ウタギヤ140bが設けられている。
そして、白勤車のエンジン回転時に伝えられる回転駆動
力がポンプ側外軸へ伝えられて、ポンプ側外紬が回転す
るので、エンノン回転時に、A/T用オビオイルポンプ
140押し上げ用圧油供給油路141.逆止弁144を
経由してベーン押し上げ用油圧室109ヘベーン押し上
げ用油圧が供給されるのである。
さらに、A/T用オビオイルポンプ140逆止弁144
aを介装された油路141aを通じて第1の油路OL、
に吸入用低圧油が供給されるようになっていて、同様に
A/T用オビオイルポンプ140逆止弁144bを介装
された油路141bを通じて第2の油路OL2に吸入用
低圧油が供給されるようになっている。
そして、ハウノングア0のカバー70bにスプライン係
合する後輸出力軸6と、ロータ6つにスプライン係合し
連結部材58およびスリーブ35を介して接続する前輪
出力軸4との開に差回転が生じていないとき、すなわち
、前輪43.44と後輪52.53との間に差回転が生
じていないときにも、ベーン68がカムリング部70a
の内周面70fへ所定の押圧力で付勢されて、エンジン
1の始動時におけるオイルボン114′の駆動力が4−
分伝達される。
なお、図中の符号69cはロータ69の内径側底部、9
1.92は:1;j輸出力紬4を軸支するベアリングを
示しており、1.01はボルトをそれぞれ示している。
油圧回路71により、前輪出力軸4側と後輸出力軸6側
との間に回転速度差が生じて、ロータ69が矢印a方向
に相対的に回転すると、オイルが、オイルタンク80か
らチェックナ?79を経てまたはA/T用オビオイルポ
ンプ140逆止弁144aを経て、第2油路OL、を通
じ吸込吐出ロア3,75゜77へ吸入されたあと、ポン
プ室86〜88の吸込吐出ロア 2,74.76から第
1油路OL、およびチェックバルブ28付き油路29,
294を経て油室37へ吐出される。このときの吐出圧
特性は、第1実施例の[5図に符号Cで示すようになり
、第8図に示すように環状スプリング56を設けると、
!@5図に符号Aで示すようになる。
逆に、ロータ69が矢印す方向に回転すると、オイルは
、オイルタンク80からチェック弁78を経てまたはA
/T用オビオイルポンプ140逆止弁1441)を経て
、11油路OL、を通じ吸込吐出ロア 2,74.7 
Gへ吸入されたあと、ポンプ室86〜88の吸込吐出口
? 3.75.77から@2油路OL2およびチェック
パルプ28′付き油路29’、295を経て油室37へ
吐出される。このときの吐出圧特性も第1実施例の第5
図に符号CないしAで示すようになる。
なお、特性C,Aにおいて、回転速度差がある値以上に
なると、吐出圧の上昇がほとんどなくなるのは、吐出圧
が各所定値以上で、リリーフバルブ26が開くからであ
る。
なお、図中の符号299はウェーブスプリングを示して
いる。
本発明の第2実施例としての差動機構の差動制限装置は
上述のごとく構成されているので、4輪駆動での走行中
に、後輪52.53がスリップを起こして、後輸出力軸
6側の回転速度が前輪出力軸4側の回転速度よりも速く
なった場合に、ロータ69が矢印ah向へ相対的に回転
する。
これにより、オイルが、オイルポンプ14′のr51油
路OL、からクラッチ32の油室37へ吐出zれ、ホ7
7’ f、 8 G −88ヘ1.t rjtJ2 油
M OL 2を通じて、A/T用オビオイルポンプ14
0の低圧油ないしチェック弁78付き油路104からの
オイルが供給される。
この吐出圧は後輸出力軸6側と前輪出力軸4側との回1
11i−速度差に応じた値であるので、クラッチ32に
よって伝えられるトルクの大きさも上記回転速度差に応
じて変わる。
このように回転速度差が生じると、この差に応じた結合
度で、クラッチ機構13が接状態となるため、該回転速
度差が抑制されるようになる。
このとき、上記回転速度差に応じてクラッチ機構13に
よる伝達トルク量を自動制御しているので、運転フィー
リングや採板安定性の悪化を招くことがない。
なお、該回転速度差がある値を超えると、安全のため、
リリーフパルプ26(およびリリーフ弁84)の作用に
より、吐出圧の−に昇が抑えられて、一定値となり、両
軸4,6間の伝達トルクが一定値以上にならない。゛ 逆に前輪43.44がスリングを起こした場合に、すな
わち、前輪43.44が後輪、’12 、53よりも速
く回転している場合に、自動的にロータ69が矢印す方
向へ相対的に回転する。
これにより、オイルが、オイルポンプ14′の第2油路
O1,、、がらクラッチ32の油室37へ吐出され、ポ
ンプ室86〜88へは第1油路OL。
を通じて、A/TJTTオイルポンプ140がらの低圧
油ないしチェック弁79付き油路104がらのオイルが
供給される。
この吐出圧も後輸出力軸6側と前輪出力紬4側との回転
速度差に応じた値であるので、クラッチ32によって伝
えられるトルクの大きさも上記回転速度差に応じて変わ
る。
この場合も聞伝速度差に応じた結合度で、クラ7チ磯植
13が接状態となるため、該回転速度差が抑制されるよ
うになって、その結果後輸出力軸6側へもトルクが伝達
される。。
そして、このに↓−介も、」ユニ回転速度差に応じてク
ラッチ+fi$V713による伝達トルク量が自動制御
されているので、運転フィーリングや操縦安定性の悪化
を招くことがない。
なお、この場合も」;記聞i耘速度差がある値を超える
と、安全のため、リリーフバルブ26(リリーフ弁83
)の作用により、吐出圧の−IZ昇が抑えられて、−・
定値となり、両軸・1,6間の伝達トルクが一定値以上
にならない。
また、本実施例における効果は、萌述の第1実施例にお
ける効果とi!ぼ同様である。
なお、本実施例においで、第8図中の吐出圧制御用リリ
ーフ弁83.84を設けずに、第1油路OL、と第2油
路01−2とを分離してもよく、さらに、逆止弁78.
79を介装された油路104を設けないか、または、逆
11−弁144a、1441+を介装された油路141
n、141bを設けないようにしてもよい。
fjS9.10図および第11.12図に示すように、
本発明の第3実施例では、差動機構として遊星歯車式差
動機構PGがセンタ用デフCDに用いられており、差動
制限装置(クラッチ磯溝)13としてオイルポンプ14
′とこのオイルポンプ14′の吐出圧を油路29,29
’ を介して受けるクラッチ32とが設けられている(
第8図参照)。
すなわち、本実施例では、第2実施例におけるかさ歯車
式差動8!慴BWが遊星歯車式差動機構PGに置き換え
られた構成となっており、第8図に示すfjS2実施例
の差動制限装置13と同じ差動制限装置13が設けられ
ている。
なお、第9〜12図中、第1〜8図と同じ符号はほぼ同
様のものを示している。
遊星歯車式差動機構PGは、ギヤ(トランス7アドリブ
ンギヤ)7にスプライン係合する紬5″″に一体に形成
されたアニユラスギヤ301と、このアニユラスギヤ3
01の内歯に噛合するプラネタリ−ギヤ(ビニオン)3
02と、このプラネタリ−ギヤ302に噛合し連結部材
306の一端部に一体に形成されたサンギヤ304とを
そなえでいる。
このプラネタリ−ギヤ302は、キャリア305に取り
付けられたビニオンシャ7)30’3に回1吠自在に嵌
合しており、キャリア305の内側ff7部は後輸出力
軸6にスプライン係合している。
また、連結部材306の中央部の大径側外歯部は、差動
制限装置13のスリーブ35のスプライン部に噛合して
おり、このスリーブ35は1111輸出力紬4にスプラ
イン係合している。
一方、連結部材306の他端部の小径例外南部は、オイ
ルポンプ14′のロータ69の内歯部にスプライン係合
している。
本発明のrjS3実施例は−L述のごとく構成されてい
るので、遊星歯Il1式差動機構PGにおいて、ギヤ7
が回転駆動されることによって、紬5〜が回転し、これ
により、アニユラスギヤ301が回転駆動される。
そして、遊星歯屯式差!f!h機構PGのサンギヤ30
4に接続する前輸出力仙4およびプラネタリ−ギヤ30
2に接続する後輸出力軸6へ伝達されるトルクが適宜配
分され、蒔輸出力紬4と後輸出力紬6との闇に介装され
た差動ill限iIc置装3のオイルポンプ14′およ
びクラッチ32の作用および効果は@22実施とほぼ同
様であって、本実施例では、TL星歯車式差ff!IJ
Q招PGにより、トルク配分に自由度がある。
なお、第11.12図に示すように、遊星歯車式差動f
i4WPGの3要素であるアニユラスギヤ301゜プラ
ネタリ−ギヤ302およびサンギヤ304のうちの1つ
を入力側に、他の2つを出力側に接続するように構成し
てもよく、第11図に示す変形例では、プラネタリ−ギ
ヤ302を軸支するキャリア305が柚5″″を介して
入力側に接続され、′:fS12図に示す変形例では、
サンギヤ304が細5″″を介して入力側に接続される
これらの変形例においても、@33実施とほぼ同様の作
用効果を得ることができる。
さらに、差動ポンプは、ギヤ式やベーン式のものに限る
必要はなく、その他のオイルポンプ等を」、−記実施例
と同様に組込んで使用することができる。
また、各実施例を7ニユフルトランスミンシヨンを装備
した自動用に適用で外ることは言うまでもなく、吸入油
供給源O8として別体に設けられた外部装71の電動式
オイルポンプを用いてもよい。
なお、各実施例を前輪用デフないし後輪用デフに設けて
もよい。
また、本装置は車両用差動機構以外の用途にも使用でき
る。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の差動機構の差動制限装置
によれば、入力軸からのトルクを分割して2個の同心的
に配設された出力軸に与える差動機構において、上記出
力軸間の1i71伝速度差によって駆動されるオイルポ
ンプと、上記回転速度差を抑制すべく上記出力軸間に介
装されたクラッチ機構とが設けられるとともに、」−2
オイルポンプの吐出圧を上記クラッチ機構の接方向制御
側油室へ供給すべく、上記のオイルポンプとクラッチ機
構とを連結する油路が設けられるという簡素な構成で、
次のような効果ないし利点がある。
(1)出力軸間の回転速度差に応じて上記クラッチによ
る伝達トルク量を自動的に制御でbるので、運転フィー
リングや操縦安定性の悪化などを招くことがなく、しか
も77−がソンタイプのように極めて多くのクラッチ板
を使用しなくても、十分にその機能を発揮することがで
きるので、溝道のコンパクト化や低コスト化にも寄与し
うる。
(2)出力軸間にクラッチ機構が介装されているので、
小さなトルク容量で大きな制限トルクを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明のPt51災施例としてのかさ歯l
it式差動機構機構動制限装置を示すもので、第1図は
その要部を示す部分断面図、第2図はその要部の概略構
成図、第3図は本装置を装備したヰ【両の動力系を示す
概略構成図、tjSA図はそのオイルポンプのための油
圧回路図、第5図はその作用を説明するためのグラフで
あり、第6〜8図は本発明の12実施例としてのかさ歯
車式差動機構の差動制限装置を示すものでfjSG図は
その要部を模式的に示す部分断面図、第7図はその要部
の概略構成図、第8図はそのオイルポンプのための油圧
回路図、第9〜11図は本発明の第3実施例としての遊
星歯車式差動8!構の差動制限装置を示すもので、第9
図はその要部を模式的に示す部分断面図、第10図はそ
の要部の概略構成図、第11゜12図はいずれもその変
形例の要部を示す概略構成図であり、第13図(a)、
(b)はいずれもクラッチravjの作用を説明するた
めの模式図である。 1・・エンジン、2・・変速機、2a・・入力軸、3・
・ドライブギヤ、4・・前輸出力軸、5゜5′ ・・鞘
軸、5″、5″″・・軸、6・・後輸出力軸、7・・ギ
ヤ(トランス7アドリブンギヤ)、8・・デフケース、
9.10・・ピニオン、11.12・・サイドギヤ、1
3・・差動制限装置(クラッチflvt)、14・・オ
イルポンプ、14′ ・・ベーンポンプ、14a・・噛
み合い部、14b・・歯先シール部、14c・・ボート
部、15.16・・ポンプケース、16a・・段部、1
7・・インナギヤ、18・・アウタギヤ、19・・ボル
ト、20゜21・・ボート、22・・オイル吸入口、2
3・・オイルフィルタ、24.25・・チェックバルブ
、26・・リリーフバルブ、28.28’  ・・チェ
ックバルブ、29.29’  ・・油路、30・・オリ
フィス、32・・フランチ、33.34・・クラ・ンチ
板、35・・スリーブ、36・・ピストン、37・・油
室、37a・・シリング、37b・・内壁、38・・ギ
ヤ、39・・リングギヤ、40・・面輪用デフ、41.
42・・前輪駆動軸、43.44・・iff輪、45・
・ベベルギヤ8!1構、47・・プロペラ紬、47a・
・ベベルギヤ、48・・リングギヤ、49・・後輪用デ
フ、50.51・・後輪駆動軸、52.53・・後輪、
54.54’  ・・ストッパ部材、55・・ボルト、
56・・付勢機構としての環状スプリング、57・・鞘
軸、58・・連結部材、64a・・スプライン係合部、
68・・ベーン、68a・・先i部、68b−−底部、
68c・・凹所、69・・ロータ、69a・・外周面、
69b・・孔部、69e・・内径側底部、69d・・凹
所、70・・ハウノング、70a・・カムリング部、7
0I)・・カバー、70c・・7ランノ、70d。 70c・・間挿材、70「・・内周面、71・・吐出圧
制御fflhmとしての油圧回路、72〜77・・吸込
吐出口、78.79・・チよンク弁、80・・オイル溜
(オイルタンク)、83.84・・吐出圧制御用リリー
フ弁、83a、84a・・スプリング、86〜88・・
ポンプ室、91〜93・・ベアリング、94・・トラン
スミッションケース、95゜9G・・ブノンング(仙骨
)、101・・ボルト、104・・油路、106・・軸
方向摺!I’JJ部、100・・ベーン押し上げ用油圧
室、120.121・・流路、122,123・・チェ
ック弁、140・・A/T用オイルポンプ、140a・
・外歯インナーギヤ、1401+・・内歯アウタギヤ(
ケーシング)、140c・・クリセント、141・・押
しヒげ用圧油供給油路、141a、141b・・油路、
143・・トルクコンバータのポンプ側3’lJl+、
  144 。 144a、144b・・逆止弁、291−298・・油
路、299・・ウェーブスプリング、301・・アニユ
ラスギヤ、302・・プラネタリ−ギヤ(ビニオン)、
303・・ピニオンシャフト、304・・サンギヤ、3
05・・キャリア、306・・連結部材、BW・・かさ
歯阜動機動磯溝、CD・・センタ用デフ、M、、M2・
・ベーン付勢機構(ベーン押し上げ磯溝)、OL、・・
第1油路、OL2・・第2油路、O8・・吸入油供給源
、PG・・遊星歯車式差動機構、T・・動力伝達系。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力軸からのトルクを分割して2個の同心的に配設され
    た出力軸に与える差動機構において、上記出力軸間の回
    転速度差によって駆動されるオイルポンプと、上記回転
    速度差を抑制すべく上記出力軸間に介装されたクラッチ
    機構とが設けられるとともに、上記オイルポンプの吐出
    圧を上記クラッチ機構の接方向制御側油室へ供給すべく
    、上記のオイルポンプとクラッチ機構とを連結する油路
    が設けられたことを特徴とする、差動機構の差動制限装
    置。
JP60172726A 1985-08-05 1985-08-05 差動機構の差動制限装置 Pending JPS6235141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217434A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Naoyoshi Shibata 無段変速機
JP2014132178A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Gkn Driveline Japan Ltd 動力伝達装置

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