JP2013253615A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】断続機構の切断状態で、出力軸の回転安定性を向上することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】潤滑油が収容されたケーシング3と、このケーシング3に回転可能に収容され駆動力が入力されるデフケース5と、このデフケース5に支承されて自転可能であると共にデフケース5の回転によって公転する差動ギヤ7と、この差動ギヤ7と噛み合って相対回転可能な一対の出力ギヤ9,11と、デフケース5と差動ギヤ7と一対の出力ギヤ9,11とを有する差動機構13と、ケーシング3に収容され出力ギヤ11に一体回転可能に連結される出力軸12に設けられ出力軸12から車輪側へ伝達される駆動力を断続する断続機構15とを備えた動力伝達装置1において、出力軸12に、断続機構15が切断されているときに、回転によって潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部17を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に適用される動力伝達装置に関する。
従来、動力伝達装置としては、潤滑油が収容されたケーシングと、このケーシングに回転可能に収容され駆動力が入力されるデフケースと、このデフケースに支承されて自転可能であると共にデフケースの回転によって公転する差動ギヤと、この差動ギヤと噛み合って相対回転可能な一対の出力ギヤと、デフケースと差動ギヤと一対の出力ギヤとを有する差動機構と、ケーシングに収容され一対の出力ギヤのうちいずれか一方の出力ギヤに一体回転可能に連結される出力軸に設けられ出力軸から車輪側へ伝達される駆動力を断続する断続機構とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この動力伝達装置では、断続機構が接続状態であると、一方の出力ギヤから出力される駆動力が出力軸を介して車輪側に伝達される。また、断続機構が切断状態であると、車両の走行による車輪側からの回転が出力軸上で遮断され、車輪側からの回転が一方の出力ギヤに入力されることがなく、デフケースを回転させることがない。
一方、他方の出力ギヤは、車両の走行による車輪側からの回転によって回転され、差動ギヤを回転させて一方の出力ギヤを回転させるが、断続機構が接続解除状態であるので、一対の出力ギヤが相対回転され、デフケースを回転させることがない。
このように差動機構から駆動力を出力させない場合には、断続機構を切断状態とすることにより、車両の走行による車輪側からの回転によってデフケースを回転させず、無駄な回転系を削減して車両の燃費向上を図ることができる。
特開2009−269605号公報
ところで、上記特許文献1のような動力伝達装置では、断続機構が接続状態であると、出力軸に回転抵抗が加わるので、出力軸の回転のガタつきが抑制され、出力軸の回転が安定化されている。
しかしながら、出力軸は、断続機構が切断状態であると、車輪側と相対回転されてしまうので、出力軸に加わる回転抵抗が大幅に削減されてガタつきが発生する恐れがあり、出力軸の回転が不安定になる可能性があった。
そこで、この発明は、断続機構の切断状態で、出力軸の回転安定性を向上することができる動力伝達装置の提供を目的としている。
本発明は、潤滑油が収容されたケーシングと、このケーシングに回転可能に収容され駆動力が入力されるデフケースと、このデフケースに支承されて自転可能であると共に前記デフケースの回転によって公転する差動ギヤと、この差動ギヤと噛み合って相対回転可能な一対の出力ギヤと、前記デフケースと前記差動ギヤと前記一対の出力ギヤとを有する差動機構と、前記ケーシングに収容され前記一対の出力ギヤのうちいずれか一方の出力ギヤに一体回転可能に連結される出力軸に設けられ前記出力軸から車輪側へ伝達される駆動力を断続する断続機構とを備えた動力伝達装置であって、前記出力軸には、前記断続機構が切断されているときに、回転によって前記潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部が設けられていることを特徴とする。
この動力伝達装置では、出力軸に、断続機構が切断されているときに、回転によって潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部が設けられているので、断続機構が切断状態であっても、抵抗部が受ける潤滑油の回転抵抗が出力軸に付与され、出力軸の回転のガタつきを抑制することができる。
従って、このような動力伝達装置では、出力軸に潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部が設けられているので、断続機構の切断状態で、出力軸の回転安定性を向上することができる。
本発明によれば、断続機構の切断状態で、出力軸の回転安定性を向上することができる動力伝達装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。 (a)は図1のA方向から見たときのらせん溝の側面図である。(b)は図1のB方向から見たときのらせん溝の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。 (a)は図4のC方向から見たときの凸部の側面図である。(b)は図4のD方向から見たときの凸部の側面図である。 本発明の第4実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。
図1〜図6を用いて本発明の実施の形態に係る動力伝達装置について説明する。
(第1実施形態)
図1,図2を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置1は、潤滑油が収容されたケーシング3と、このケーシング3に回転可能に収容され駆動力が入力されるデフケース5と、このデフケース5に支承されて自転可能であると共にデフケース5の回転によって公転する差動ギヤとしてのピニオン7と、このピニオン7と噛み合って相対回転可能な一対の出力ギヤとしての一対のサイドギヤ9,11と、デフケース5とピニオン7と一対のサイドギヤ9,11とを有する差動機構13と、ケーシング3に収容されサイドギヤ11に一体回転可能に連結される出力軸12に設けられ出力軸12から車輪側へ伝達される駆動力を断続する断続機構15とを備えている。
そして、出力軸12には、断続機構15が切断されているときに、回転によって潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部17が設けられている。
また、出力軸12の軸心側には、差動機構13側と断続機構15側とを連通する通路19が設けられ、抵抗部17に接触した潤滑油が通路19を流通する。
さらに、断続機構15は、出力軸12と相対回転可能に配置された出力部21を有し、抵抗部17は、出力軸12と出力部21との間に設けられている。
また、抵抗部17は、出力軸12と出力部21とに設けられたらせん溝23,25である。
さらに、ケーシング3には、隔壁27が設けられて差動機構13側の収容空間29と断続機構15側の収容空間31とが区画され、隔壁27には、2つの収容空間29,31を連通する開口33が設けられている。
また、開口33は、潤滑油の液面をピニオン7より鉛直方向下方に調整可能に形成されている。
図1に示すように、動力伝達装置1は、ケーシング3と、差動機構13と、断続機構15と、アクチュエータ35から構成されている。
ケーシング3は、内部が主に差動機構13と入力軸53とが収容される差動機構13側の収容空間29と、主に断続機構15とアクチュエータ35とが収容される断続機構15側の収容空間31とに大別され、外部側が車体フレームなどの静止系部材(不図示)に固定される。このケーシング3内には、差動機構13と、断続機構15と、アクチュエータ35とが収容されている。
差動機構13は、デフケース5と、ピニオンシャフト37と、ピニオン7と、一対のサイドギヤ9,11とを備えている。
デフケース5は、軸方向両側に形成されたボス部39,41でそれぞれベアリング43,45を介してケーシング3に回転可能に支持されている。また、デフケース5には、リングギヤ47がボルトによって固定されたフランジ部50が形成され、リングギヤ47が駆動力を伝達するドライブピニオン49と噛み合い、これらリングギヤ47とドライブピニオン49とでギヤ組51を構成している。
ギヤ組51は、大径のリングギヤ47と、小径のドライブピニオン49とからなるベベルギヤ組で変速駆動されるように構成され、駆動源側から伝達された駆動力を方向変換する。このギヤ組51を構成する小径のドライブピニオン49は、入力軸53の軸方向一端側に入力軸53と連続する一部材で形成され、入力軸53から入力された駆動力を方向変換してデフケース5に伝達する。
入力軸53は、軸心がデフケース5の回転軸心と直交する方向に配置され、軸方向に配置された2つのベアリング55,57を介してケーシング3に回転可能に支持されている。この入力軸53の他端側外周には、スプライン形状の連結部59が形成され、駆動源側から駆動力を伝達する回転部材(不図示)に連結される連結部材61が一体回転可能に連結されている。
連結部材61は、入力軸53の端部にナット65をねじ締結することによって軸方向位置が固定されると共に、ベアリング55,57に予圧が付与され入力軸53の軸方向位置が位置決めされる。また、連結部材61とケーシング3との径方向間にはケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材67が配置されると共に、連結部材61の外周にはシール部材67のリップ部と摺動するダストカバー69が配置されている。
この連結部材61を介して入力軸53に伝達された駆動力は、ギヤ組51を介してデフケース5に伝達され、デフケース5に収容されたピニオンシャフト37と、ピニオン7と、一対のサイドギヤ9,11とに伝達される。
ピニオンシャフト37は、端部をデフケース5に係合してピンで抜け止め及び回り止めされ、デフケース5と一体に回転駆動される。このピニオンシャフト37には、ピニオン7が支承されている。
ピニオン7は、デフケース5の周方向等間隔に複数配置され、ピニオンシャフト37に支承されてデフケース5の回転によって公転する。また、ピニオン7の背面側とデフケース5との径方向間には、ピニオン7の公転時に発生する径方向への移動を受ける球面ワッシャが配置されている。
このピニオン7は、一対のサイドギヤ9,11に駆動力を伝達すると共に、噛み合っている一対のサイドギヤ9,11に差回転が生じると回転駆動されるようにピニオンシャフト37に自転可能に支持されている。
一対のサイドギヤ9,11は、それぞれのボス部でデフケース5に相対回転可能に支持され、ピニオン7と噛み合っている。また、サイドギヤ9,11の背面側とデフケース5との軸方向間には、ピニオン7との噛み合い反力によるサイドギヤ9,11の軸方向への移動を受けるスラストワッシャが配置されている。
この一対のサイドギヤ9,11は、内周側にスプライン形状の連結部71,73が形成され、それぞれ左右輪(不図示)側に連結された一対の出力軸12(サイドギヤ9に連結される出力軸については不図示)がサイドギヤ9,11と一体回転可能に連結され、デフケース5に入力された駆動力を左右輪へ出力する。この一対のサイドギヤ9,11のうちサイドギヤ9に連結される出力軸とケーシング3との径方向間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材75が配置されている。
一対のサイドギヤ9,11のうちサイドギヤ11に連結される出力軸12は、サイドギヤ11側が軸部77で形成されると共に摩擦クラッチ99側のクラッチドラム部79が連続する部材で中空状に形成されている。また、軸部77とデフケース5のボス部41との径方向間には、摺動ブッシュなどの摺動部材81が配置されている。また、クラッチドラム部79の内周には、スプライン形状の係合部83が形成され、摩擦クラッチ99の外側クラッチ板が係合されている。
この出力軸12は、軸部77の外周が連結部73を介してサイドギヤ11と一体回転可能に連結される。このような出力軸12のクラッチドラム部79側の回転軸心部には、出力部21が出力軸12と相対回転可能に配置されている。
出力部21は、中空状に形成され、外周でベアリング85を介して出力軸12と相対回転可能に配置されると共に、ベアリング87を介してケーシング3に支持されている。また、出力部21の軸方向一端側外周とケーシング3との径方向間には、ケーシング3の内部と外部とを区画するシール部材89が設けられている。また、出力部21の軸心側の中央部には、区画壁91が出力部21と連続する一部材で設けられ、ケーシング3の内部と外部とを区画している。
この出力部21の軸方向一端側内周には、スプライン形状の連結部93が形成され、車輪に連結された車軸(不図示)が出力部21と一体回転可能に連結される。このような出力部21の軸方向他端側外周には、スプライン形状の係合部95が形成され、摩擦クラッチ99の内側クラッチ板が係合されている。また、係合部95には、摩擦クラッチ99の複数のクラッチ板の締結力を受ける受圧プレート97が出力部21と一体回転可能に係合されている。このような出力軸12と出力部21との間に伝達される駆動力は、断続機構15によって断続される。
断続機構15は、出力軸12のクラッチドラム部79と出力部21との他に、摩擦クラッチ99と、押圧部材101とを備えている。
摩擦クラッチ99は、複数の外側クラッチ板と、複数の内側クラッチ板とを備えている。複数の外側クラッチ板は、出力軸12のクラッチドラム部79の内周に形成された係合部83に軸方向移動可能で出力軸12と一体回転可能に係合されている。
複数の内側クラッチ板は、複数の外側クラッチ板に対して軸方向に交互に配置され、出力部21の外周に形成された係合部95に軸方向移動可能で出力部21と一体回転可能に係合されている。
この摩擦クラッチ99は、滑り摩擦を伴い伝達トルクを中間制御可能な制御型の複数のクラッチ板からなる多板クラッチとなっている。この摩擦クラッチ99は、押圧部材101によって押圧接続され、出力軸12と出力部21との間の動力伝達を可能とする。
押圧部材101は、摩擦クラッチ99に軸方向に隣接配置され、移動部103と、押圧部105とを備えている。移動部103は、環状に形成され、出力部21の外周に軸方向移動可能に配置されている。この移動部103と摩擦クラッチ99との軸方向間には、押圧部105が配置されている。
押圧部105は、環状に形成され、移動部103との軸方向間に移動部103との相対回転を許容させると共に移動部103の軸方向移動を押圧部105に伝達させるスラストベアリングを介して移動部103の外径側に配置されている。また、押圧部105の内径側には、押圧部材101を摩擦クラッチ99の接続解除方向に付勢する付勢部材107が配置されている。
付勢部材107は、皿ばねからなり、常時、押圧部材101を摩擦クラッチ99の接続解除方向に付勢する。このため、押圧部材101がアクチュエータ35によって摩擦クラッチ99の接続方向に移動操作されていない状態では、押圧部105が摩擦クラッチ99の複数のクラッチ板に接触することがなく、摩擦クラッチ99の複数のクラッチ板が押圧されず、摩擦クラッチ99における引きずりトルクの発生を低減することができる。
このような付勢部材107によって摩擦クラッチ99の接続解除方向に付勢されている押圧部材101の押圧部105は、摩擦クラッチ99の複数のクラッチ板に軸方向に隣接配置され、移動部103がアクチュエータ35によって付勢部材107の付勢力に抗して摩擦クラッチ99の接続方向に移動されることにより、摩擦クラッチ99の複数のクラッチ板を押圧して摩擦クラッチ99を接続させる。
アクチュエータ35は、電動モータ109と、減速機構111と、変換機構113とを備えている。電動モータ109は、ケーシング3の外側に組付けられ、ケーシング3の内部にモータ軸115が配置されている。この電動モータ109は、制御手段としてのコントローラ(不図示のECU)に接続され、コントローラによって制御可能に作動される。この電動モータ109のモータ軸115から出力される回転は、減速機構111によって減速される。
減速機構111は、第1減速ギヤ組117と、第2減速ギヤ組119と、第3減速ギヤ組121とを備えている。なお、ケーシング3の減速機構111が配置された開口部分には、ケーシング3を閉塞する閉塞部材123が設けられている。
第1減速ギヤ組117は、電動モータ109のモータ軸115と第1大径ギヤ部125とからなる。第1大径ギヤ部125は、ケーシング3内に第1中間軸127を介して回転可能に支持された第1中間ギヤ129に設けられ、電動モータ109のモータ軸115と噛み合っている。この第1減速ギヤ組117は、電動モータ109の回転を減速して第1中間ギヤ129を介して第2減速ギヤ組119に伝達する。
第2減速ギヤ組119は、第2小径ギヤ部131と第2大径ギヤ部133とからなる。第2小径ギヤ部131は、第1中間ギヤ129に第1大径ギヤ部125と隣接して設けられ、第2大径ギヤ部133と噛み合っている。第2大径ギヤ部133は、ケーシング3内に第2中間軸135を介して回転可能に支持された第2中間ギヤ137に設けられている。この第2減速ギヤ組119は、第1中間ギヤ129からの回転を減速して第2中間ギヤ137を介して第3減速ギヤ組121に伝達する。
第3減速ギヤ組121は、第3小径ギヤ部139と第3大径ギヤ部141とからなる。第3小径ギヤ部139は、第2中間ギヤ137に第2大径ギヤ部133と隣接して設けられ、第3大径ギヤ部141と噛み合っている。第3大径ギヤ部141は、押圧部材101の移動部103の外径に設けられている。この第3減速ギヤ組121は、第2中間ギヤ137からの回転を減速して押圧部材101の移動部103を回転させる。
このように減速機構111は、電動モータ109から押圧部材101の移動部103までの動力伝達経路を3段減速としており、減速された回転により押圧部材101の移動部103が回転される。この押圧部材101の移動部103の回転は、変換機構113によって軸方向操作力に変換される。
変換機構113は、ボールカム機構であり、押圧部材101の移動部103とカムリング143とに周方向に形成された複数のカム面を対向させ、これらのカム面間に介在されたカムボール145からなる。
カムリング143は、出力部21の外周とベアリング87のアウタレースの外周とに配置され、凹凸形状の係合部147を介してケーシング3に回転不能に係合されている。また、カムリング143は、スラスト反力によるベアリング87側への軸方向移動がベアリング87によって規制されている。このカムリング143と押圧部材101の移動部103との軸方向の対向面には、それぞれ周方向に形成された複数のカム面が形成され、これらのカム面間にはカムボール145が介在されている。
カムボール145は、押圧部材101の移動部103の回転によってカムリング143と移動部103との間に差回転が生じることにより、押圧部材101を摩擦クラッチ99側へ軸方向押圧移動させるカムスラスト力を発生させる。
このように構成された動力伝達装置1では、電動モータ109の作動により電動モータ109の回転が減速機構111で減速され、変換機構113に伝達される。この変換機構113に伝達された回転は、軸方向操作力に変換され、押圧部材101を付勢部材107の付勢力に抗して摩擦クラッチ99の接続方向に軸方向移動させる。この押圧部材101の軸方向移動により押圧部105が摩擦クラッチ99の複数のクラッチ板を押圧して摩擦クラッチ99が接続される。この摩擦クラッチ99の接続により出力軸12と出力部21との間の動力伝達が可能となり、差動機構13のサイドギヤ11と車輪との間の動力伝達が可能となる。
一方、摩擦クラッチ99の接続は、電動モータ109を逆回転させることにより、押圧部材101が付勢部材107によって摩擦クラッチ99の接続解除方向に軸方向移動されて解除される。この摩擦クラッチ99の切断により出力軸12と出力部21との間の動力伝達が遮断され、車両の走行による車輪の回転が差動機構13のサイドギヤ11に入力されることがない。また、この摩擦クラッチ99の切断状態では、車両の走行による車輪の回転が差動機構13のサイドギヤ9に入力されてピニオン7を回転させ、サイドギヤ11を回転させるが、サイドギヤ11と車輪との間の動力伝達が遮断されているので、一対のサイドギヤ9,11は相対回転される。このため、デフケース5が回転されることがなく、ギヤ組51が回転されることがない。このように断続機構15の切断により、車両の走行による無駄な回転系を削減することができ、車両の燃費向上を図ることができる。
このような動力伝達装置1のケーシング3内には、差動機構13側の収容空間29内と断続機構15側の収容空間31内におけるギヤ噛み合い部や摺動部などを潤滑・冷却する潤滑油が封入されている。この潤滑油は、断続機構15が切断されているときに、出力軸12に設けられた抵抗部17によって出力軸12に回転抵抗を付与させる。
図1,図2に示すように、抵抗部17は、出力軸12のクラッチドラム部79と出力部21の係合部95に一体回転可能に係合された受圧プレート97との軸方向の対向面にそれぞれ設けられたらせん溝23,25となっている。このらせん溝23,25は、巻き方向が対称形状に形成され、それぞれ両端が外径と内径とに設けられている。このようならせん溝23,25は、出力軸12及び出力部21の回転により外径側から内径側に向けて潤滑油が流通される。
なお、断続機構15の切断状態では、車両の走行による左右輪の回転によって出力軸12と出力部21とが相対回転される。このため、らせん溝23,25を対称形状とすることにより、潤滑油を外径側から内径側に導くことができる。
このように潤滑油がらせん溝23,25を流通することにより、出力軸12及び出力部21に回転抵抗が付与される。この回転抵抗により、出力軸12及び出力部21の回転のガタつきが抑制され、断続機構15の切断状態における出力軸12及び出力部21の回転安定性を向上することができる。
ここで、断続機構15の切断状態では、上述したように、デフケース5が回転しないので、ギヤ組51による潤滑油の掻き上げがない。このため、ギヤ組51の潤滑油の掻き上げによるデフケース5の外周への潤滑油の供給がなく、デフケース5の内部への潤滑油の供給量が大幅に減少する。
そこで、出力軸12の軸部77の外周には、軸部77とデフケース5のボス部41との間に供給される潤滑油を出力軸12の回転により断続機構15側からデフケース5の内部側へ潤滑油を流通させるらせん状の油路149が設けられている。このような油路149に加えて、さらに出力軸12の軸心側には、通路19が設けられている。
通路19は、出力軸12の軸心側に差動機構13側と断続機構15側とを連通するように設けられている。この通路19には、出力軸12の回転により断続機構15側からデフケース5の内部側へ潤滑油を流通させるらせん状の油路151が設けられている。
この通路19は、断続機構15の切断状態で、図1の矢印で示すように、断続機構15側の開口に出力軸12の回転により抵抗部17に接触してクラッチドラム部79の内径側に導かれた潤滑油が流入される。この流入された潤滑油は、出力軸12の回転によりらせん状の油路151によってデフケース5の内部側に導かれる。
このように断続機構15の切断状態であっても回転する出力軸12の回転を利用することにより、出力軸12の外周や抵抗部17からデフケース5の内部側へ潤滑油を十分に供給することができ、差動機構13の潤滑性を向上させることができる。
このような断続機構15が切断状態であっても回転が発生する断続機構15側の収容空間31に潤滑油を供給させ易くするために、ケーシング3の差動機構13側の収容空間29と断続機構15側の収容空間31とを区画する隔壁27には、開口33が設けられている。
開口33は、隔壁27に差動機構13側の収容空間29と断続機構15側の収容空間31とを連通するように設けられている。この開口33は、ピニオン7より鉛直方向下方に位置されている。このため、潤滑油の液面が、断続機構15の切断状態で回転するピニオン7に到達されない場合であっても、差動機構13側の収容空間29の潤滑油を断続機構15側の収容空間31に流入させることができる。この潤滑油の流入により、出力軸12のクラッチドラム部79の外周側に潤滑油を十分に供給でき、抵抗部17から通路19を介したデフケース5の内部側への潤滑油の供給を確実に行うことができる。
このような動力伝達装置1では、出力軸12に、断続機構15が切断されているときに、回転によって潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部17が設けられているので、断続機構15が切断状態であっても、抵抗部17が受ける潤滑油の回転抵抗が出力軸12に付与され、出力軸12の回転のガタつきを抑制することができる。
従って、このような動力伝達装置1では、出力軸12に潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部17が設けられているので、断続機構15の切断状態で、出力軸12の回転安定性を向上することができる。
また、出力軸12の軸心側には、差動機構13側と断続機構15側とを連通する通路19が設けられ、抵抗部17に接触した潤滑油が通路19を流通するので、断続機構15の切断状態によりデフケース5が回転しなくても、差動機構13側に潤滑油を導くことができ、差動機構13側の潤滑性を向上することができる。
さらに、抵抗部17は、出力軸12と出力部21との間に設けられているので、車両の走行による車輪の回転による出力軸12と出力部21との相対回転によって抵抗部17が受ける潤滑油の回転抵抗を高めることができ、より出力軸12の回転安定性を向上することができる。
また、抵抗部17は、出力軸12と出力部21とに設けられたらせん溝23,25であるので、出力軸12及び出力部21の回転によって潤滑油を抵抗部17に導き易くすることができ、より出力軸12に回転抵抗を付与することができる。加えて、潤滑油が抵抗部17に導かれ易くなるので、潤滑性を向上することができる。
さらに、ケーシング3の隔壁27には、2つの収容空間29,31を連通する開口33が設けられているので、断続機構15が切断状態であっても回転が発生する断続機構15側の収容空間31に潤滑油を供給させ易くすることができる。
また、開口33は、潤滑油の液面をピニオン7より鉛直方向下方に調整可能に形成されているので、潤滑油の液面が断続機構15の切断状態で回転するピニオン7に到達されない場合であっても、差動機構13側の収容空間29の潤滑油を断続機構15側の収容空間31に流入させることができ、断続機構15側の回転によって差動機構13側を潤滑させることができる。
(第2実施形態)
図3を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置201は、抵抗部203は、出力軸12に設けられたオイルポンプ205である。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。また、本実施の形態では、出力軸12の軸心側に通路19(例えば、図1参照)が設けられていない。
図3に示すように、出力軸12の外周には、抵抗部203が設けられている。この抵抗部203は、ケーシング3の隔壁27に近接されて配置されたオイルポンプ205となっている。オイルポンプ205は、2つのポンプギヤが組み合わされたギヤポンプからなる。このオイルポンプ205は、ケーシング3の隔壁27に設けられた油溜まり207,209に貯留された潤滑油を吸入し、出力軸12の外周に潤滑油を吐出して差動機構13側と断続機構15側とに配分する。
このようなオイルポンプ205を断続機構15の切断状態で作動させることにより、出力軸12の外周側の潤滑油量が増し、出力軸12に回転抵抗が付与される。この回転抵抗により、出力軸12の回転のガタつきが抑制され、断続機構15の切断状態における出力軸12の回転安定性を向上することができる。
このようなオイルポンプ205による断続機構15の切断状態での差動機構13側の潤滑は、出力軸12の外周に吐出された潤滑油が軸部77とデフケース5のボス部41との間に流入され、出力軸12の回転によりらせん状の油路149によって断続機構15側からデフケース5の内部側へ流通されることによって行われる。
このような動力伝達装置1では、抵抗部203が出力軸12に設けられたオイルポンプ205であるので、断続機構15の切断状態で、出力軸12に潤滑油を容易に供給することができ、出力軸12に回転抵抗を付与して出力軸12の回転安定性を向上することができる。
また、抵抗部203は、オイルポンプ205であるので、断続機構15の切断状態で、容易に差動機構13側に潤滑油を供給することができ、差動機構13側の潤滑性を向上することができる。
(第3実施形態)
図4,図5を用いて第3実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置301は、抵抗部303は、出力軸12と出力部21とに設けられた凸部305,307である。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図4,図5に示すように、抵抗部303は、出力軸12のクラッチドラム部79と出力部21の係合部95に一体回転可能に係合された受圧プレート97との軸方向の対向面にそれぞれ設けられた複数の凸部305,307となっている。この複数の凸部305,307は、それぞれ周方向等間隔に設けられ、各凸部305,307が外径側から内径側に向けて所定のねじり角を有して対称形状に形成されている。このような凸部305,307は、出力軸12及び出力部21の回転により外径側から流入させた潤滑油を内径側に向けて吐出する。
このような複数の凸部305,307によって潤滑油が流通されることにより、出力軸12及び出力部21に回転抵抗が付与される。この回転抵抗により、出力軸12及び出力部21の回転のガタつきが抑制され、断続機構15の切断状態における出力軸12及び出力部21の回転安定性を向上することができる。
このような複数の凸部305,307による断続機構15の切断状態での差動機構13側の潤滑は、図4の矢印で示すように、出力軸12及び出力部21の回転により抵抗部303の外径側に位置する潤滑油がクラッチドラム部79の内径側に引き込まれ、通路19の断続機構15側の開口に流入される。この流入された潤滑油は、出力軸12の回転によりらせん状の油路151によってデフケース5の内部側に導かれ、差動機構13の潤滑が行われる。
このような動力伝達装置301では、抵抗部303が出力軸12と出力部21とに設けられた凸部305,307であるので、出力軸12及び出力部21の回転による凸部305,307と潤滑油との接触面積を大きくすることができ、より出力軸12に回転抵抗を付与することができる。加えて、潤滑油が抵抗部303に導かれ易くなるので、潤滑性を向上することができる。
(第4実施形態)
図6を用いて第4実施形態について説明する。
本実施の形態に係る動力伝達装置401は、抵抗部403は、出力軸12と出力部21との間に設けられたオイルポンプ405である。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図6に示すように、抵抗部403は、出力軸12のクラッチドラム部79と出力部21の係合部83に一体回転可能に係合された受圧プレート97との軸方向間に設けられたオイルポンプ405となっている。オイルポンプ405は、2つのポンプギヤが組み合わされたギヤポンプからなる。このオイルポンプ405は、クラッチドラム部79の外径側から流入される潤滑油を吸入し、出力軸12の内径側に向けて潤滑油を吐出する。
このようなオイルポンプ405を断続機構15の切断状態で作動させることにより、出力軸12のクラッチドラム部79側の潤滑油量が増し、出力軸12に回転抵抗が付与される。この回転抵抗により、出力軸12の回転のガタつきが抑制され、断続機構15の切断状態における出力軸12の回転安定性を向上することができる。
このようなオイルポンプ405による断続機構15の切断状態での差動機構13側の潤滑は、図6の矢印で示すように、オイルポンプ405の作動によりクラッチドラム部79の外径側に位置する潤滑油が吸入されてクラッチドラム部79の内径側に吐出され、通路19の断続機構15側の開口に流入される。この流入された潤滑油は、出力軸12の回転によりらせん状の油路151によってデフケース5の内部側に導かれ、差動機構13の潤滑が行われる。
このような動力伝達装置401では、抵抗部403が出力軸12と出力部21との間に設けられたオイルポンプ405であるので、断続機構15の切断状態で、出力軸12の断続機構15側に潤滑油を容易に供給することができ、出力軸12に回転抵抗を付与して出力軸12の回転安定性を向上することができる。
また、抵抗部403は、オイルポンプ405であるので、断続機構15の切断状態で、容易に差動機構13側に潤滑油を供給することができ、差動機構13側の潤滑性を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置では、抵抗部としてのらせん溝や凸部が出力軸と出力部とにそれぞれ設けられているが、これに限らず、少なくともいずれか一方の部材に設けられていればよい。
また、抵抗部の形状は、らせん溝や凸部に限らず、複数の突起や羽根形状のフィンなど、出力軸の回転による潤滑油の回転抵抗を与えられる形状であれば、どのような形状であってもよい。
1,201,301,401…動力伝達装置
3…ケーシング
5…デフケース
7…ピニオン(差動ギヤ)
9,11…サイドギヤ(出力ギヤ)
12…出力軸
13…差動機構
15…断続機構
17,203,303,403…抵抗部
19…通路
21…出力部
23,25…らせん溝
27…隔壁
29…差動機構側の収容空間
31…断続機構側の収容空間
33…開口
305,307…凸部

Claims (7)

  1. 潤滑油が収容されたケーシングと、このケーシングに回転可能に収容され駆動力が入力されるデフケースと、このデフケースに支承されて自転可能であると共に前記デフケースの回転によって公転する差動ギヤと、この差動ギヤと噛み合って相対回転可能な一対の出力ギヤと、前記デフケースと前記差動ギヤと前記一対の出力ギヤとを有する差動機構と、前記ケーシングに収容され前記一対の出力ギヤのうちいずれか一方の出力ギヤに一体回転可能に連結される出力軸に設けられ前記出力軸から車輪側へ伝達される駆動力を断続する断続機構とを備えた動力伝達装置であって、
    前記出力軸には、前記断続機構が切断されているときに、回転によって前記潤滑油の回転抵抗を受ける抵抗部が設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置であって、
    前記出力軸の軸心側には、前記差動機構側と前記断続機構側とを連通する通路が設けられ、前記抵抗部に接触した前記潤滑油が前記通路を流通することを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載の動力伝達装置であって、
    前記断続機構は、前記出力軸と相対回転可能に配置された出力部を有し、前記抵抗部は、前記出力軸と前記出力部との間に設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項3記載の動力伝達装置であって、
    前記抵抗部は、前記出力軸と前記出力部とのうち少なくともいずれか一方に設けられたらせん溝であることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項3記載の動力伝達装置であって、
    前記抵抗部は、前記出力軸と前記出力部とのうち少なくともいずれか一方に設けられた凸部であることを特徴とする動力伝達装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記ケーシングには、隔壁が設けられて前記差動機構側の収容空間と前記断続機構側の収容空間とが区画され、前記隔壁には、前記2つの収容空間を連通する開口が設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  7. 請求項6記載の動力伝達装置であって、
    前記開口は、前記潤滑油の液面を前記差動ギヤより鉛直方向下方に調整可能に形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
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