JP2014130863A - フェライトシート積層体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】品質劣化を回避した焼結フェライトシートを得るとともに、焼結フェライトシートからフェライト粒子が粉落ちするのを防止する。
【解決手段】焼結フェライトシート25の表裏面のうち少なくとも片面に格子状の内方分割溝23を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シート28,29が貼着された積層フェライトシート30を準備する。次いでその周縁部Bにせん断を施して、焼結フェライトシートの表面より小さい表面のせん断フェライトシート33を得る。すると、せん断フェライトシートの周端面には、少なくとも前記内方分割溝の断面が露出してフェライト粒子が粉落ちを起こし易くなる。そこで、せん断フェライトシートの表裏面に第三、第四保護フィルム36,37を貼り付けるとともに、せん断フェライトシートの周端面側に、それを包囲する第五保護フィルム38を配置する。
【選択図】図5
【解決手段】焼結フェライトシート25の表裏面のうち少なくとも片面に格子状の内方分割溝23を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シート28,29が貼着された積層フェライトシート30を準備する。次いでその周縁部Bにせん断を施して、焼結フェライトシートの表面より小さい表面のせん断フェライトシート33を得る。すると、せん断フェライトシートの周端面には、少なくとも前記内方分割溝の断面が露出してフェライト粒子が粉落ちを起こし易くなる。そこで、せん断フェライトシートの表裏面に第三、第四保護フィルム36,37を貼り付けるとともに、せん断フェライトシートの周端面側に、それを包囲する第五保護フィルム38を配置する。
【選択図】図5
Description
本発明は、フェライトシート積層体、特に携帯情報端末、非接触型ICカード、近距離無線通信装置等(以下、「携帯端末情報」と総称する。)に組み込まれるフェライト積層体及びその製造方法に関するものである。
従来から携帯情報端末に使用されるアンテナ装置として、図13に示されるようなアンテナ装置1は公知である(特許第4831183号明細書)。このアンテナ装置1は、アンテナコイル2の下側に接着材層3を介して方形のフェライト小片4が面状かつ額縁状に配置されている焼結フェライトシート5と、その下側に接着材層6を介して金属板7を重ねた重畳構造をしている。
前記焼結フェライトシート5は、基本的にグリーンフェライトシートを所定の平面形状のフェライト小片4にしてから、それらを、接着材層を介して、所定の保護フィルム又はシートの上に横並び配置して製造される。
ところが、近年、前記焼結フェライトシートの生産性及び焼結フェライトシートの柔軟性をより向上させるために、次の工程からなる焼結フェライトシートの製造方法が採用されるようになってきた。すなわち、グリーンフェライトシートに格子状の分割溝を形成した分割溝付きグリーンシートを得る第一工程と、前記分割溝付きグリーンフェライトシートを焼成して、焼結フェライトシートを得る第二工程と、前記焼結フェライトシートの表裏面のうち少なくとも片面に、図14に示すように、保護フィルム8を貼着して積層フェライトシート9を得る第四工程と、前記積層フェライトシート9に金型10により剪断を施して、前記焼結フェライトシート9より小さい平面を有するせん断フェライトシート11を得る第五工程とからなる焼結フェライトシートを製造する方法が採用されている。
ところが、この方法において第二工程では、せん断フェライトシート11の周縁部における分割溝12同士の間に存在する自由端(図13は焼結フェライトシート5を示すものであるが、その原材料であるグリーンフェライトシートの周縁部における分割溝同士の間に存在する自由端)が熱変形して、得られたせん断フェライトシート11の周縁部Aに一点鎖線12に示すように波打った非平面ができ、その結果、焼結フェライトシート5の品質を劣化させる。
そこで、本発明者等は、まず、品質劣化を回避した焼結フェライトシートを得ることを目的に、焼結フェライトシートの製造方法を鋭意、検討した結果、前記五工程に特定の手段を講ずれば良いという事実を見出した。しかしながら、その手段によって得られた焼結フェライトシートの端面に少なくとも前記分割溝の横断面が露出し、その結果、その横断面からフェライトシートの母材であるフェライト粒子がこぼれ落ちるという現象が起こり、その結果、焼結フェライトシートを携帯情報端末に組み込んだとき、携帯情報端末を長時間使用する過程で、前記フェライト粒子が携帯情報端末の電子部品に悪影響を及ぼすということが判明した。
従って、本発明の第一の課題は、品質劣化を回避した焼結フェライトシートを得ることにある。そして本発明の第二の課題は、携帯情報端末に組み込まれた焼結フェライトシートからフェライト粒子がこぼれ落ちても、焼結フェライトシートが組み込まれた携帯情報端末の電子部品に悪影響が及ぶのを阻止することにある。
本発明は、前記の課題を解決するために、グリーンフェライトシートの中央部から外方の広がる周端面寄りの外方領域に平面形状が方形をなす外方分割溝を形成するとともに、その外方分割溝の内方領域に格子状の内方分割溝を形成して分割溝付きグリーンフェライトシートを得る第一工程と、前記分割溝付きグリーンフェライトシートを焼成して焼結フェライトシートを得る第二工程と、前記焼結フェライトシートの表裏面のうち、少なくとも片面に保護フィルムを貼着して積層フェライトシートを得る第四工程と、前記外方分割溝上又は前記内方領域内に剪断を施して、前記焼結フェライトシートより小さい平面を有するとともに周端面に少なくとも前記内方分割溝の断面が露出した剪断フェライトシートを得る第五工程とからなるフェライトシート積層体の製造方法を採用する。なお、ここで「少なくとも」とは、前記焼結フェライトシートにおいて前記内方分割溝が存在しない部位もせん断され、その部位のせん断面も露出するということを意味する。
この方法を採用することにより、前記第五工程において、前記焼結フェライトシートより小さい平面を有するように、前記外方分割溝上又は前記内方領域内にせん断を施しているので、外方分割溝の外方領域の自由端に発生する非平面領域が前記内方領域に伝播することはない。
その結果、焼結フェライトシートの表裏面のうち少なくとも片面に格子状の分割溝を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シートが貼着された積層フェライトの表裏面のうち少なくとも片面に格子状の分割溝を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シートが貼着された積層フェライトシートの周縁部にせん断を施して、前記焼結フェライトシートの表面より小さい表面を有し、かつ周端面に、少なくとも前記内方分割溝の断面を露出させたフェライトシート積層体になる。
しかしながら、前記フェライトシート積層体において前記分割溝等から、フェライト粒子がこぼれ落ちる恐れがある。そこで本発明は、その恐れを阻止するために、グリーンフェライトシートの中央部から外方の広がる周端面寄りの周縁部に平面形状が方形をなす外方分割溝を形成するとともに、その外方分割溝の内方領域に格子状の内方分割溝を形成して分割溝付きグリーンフェライトシートを得る第一工程と、前記分割溝付きグリーンフェライトシートを焼成して焼成フェライトシートを得る第二工程と、前記焼成フェライトシートの表裏面のうち、少なくとも片面に保護フィルムを貼着して積層フェライトシートを得る第三工程と、前記積層フェライトシートの外方分割溝上又は前記内方領域内にせん断を施して、前記焼成フェライトシートより小さい平面を有するとともに周端面に少なくとも前記内方分割溝の断面が露出したせん断フェライトシートを得る第四工程と、前記せん断フェライトシートの表裏面に第三、第四保護フィルムをそれぞれ貼着するとともに、同じくせん断フェライトシートの周端面側にそれを包囲する第五保護フィルムを配置して外面が保護されて保護フェライトシートを得る第五工程とを含むフェライトシート積層体の製造方法を採用する。
この方法により得られたフェライトシート積層体は、焼結フェライトシートの表裏面のうち少なくとも片面に格子状の分割溝を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シートが貼着された積層フェライトシートの周縁部にせん断を施して、前記焼結フェライトシートの表面より小さい表面を有し、かつ周端面に少なくとも前記内方分割溝の断面を露出させたせん断フェライトシートを得るとともに、そのせん断フェライトシートの表裏面に第三、第四保護フィルムを貼り付け、さらに同じくせん断フェライトシートの周端面側にそれを包囲する第五保護フィルムを配置したフェライトシート積層体になる。
本発明に係る焼結フェライトシート積層体は上記の構造を有するので、焼結フェライトシートの周端面に前記分割溝の断面が露出したことにより、周端面から焼結フェライトを構成する焼結粒子がこぼれ落ちることがあっても、フェライトシート積層体から焼結粒子が外方に移動することはない。
本発明は、上記の手段を採用することにより、品質劣化を回避した焼結フェライトシートを得ることができるとともに、その焼結フェライトシートが携帯情報端末に組み込まれた場合、焼結フェライトシートがせん断された周端面からフェライトの粒子がこぼれ落ちても、その粒子が携帯情報端末内に移動するのを阻止できるという優れた効果を発揮する。
(第一実施例)
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1に示すように、グリーンフェライトシート20の中央部Aから周端面21寄りの外方に広がる周縁部Bに平面形状が方形をなす外方分割溝22を形成するとともに、その外方分割溝22の中央領域Cに格子状の内方分割溝23を形成することにより、分割溝付きグリーンシート24を得る(第一工程)。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1に示すように、グリーンフェライトシート20の中央部Aから周端面21寄りの外方に広がる周縁部Bに平面形状が方形をなす外方分割溝22を形成するとともに、その外方分割溝22の中央領域Cに格子状の内方分割溝23を形成することにより、分割溝付きグリーンシート24を得る(第一工程)。
続いて、その分割溝付きグリーンシート24を公知の手段で焼成して、それより若干平面が収縮した焼結フェライトシートを得る(第二工程)。次いで、図2に示すように、その焼結フェライトシート25の表裏面に接着材層26、27を介して第一、第二保護フィルム28,29を貼着して、積層フェライトシート30を得る(第三工程)とともに、その積層フェライトシート30を第一ローラ及びそのローラと軸心が相異する第二ローラ(いずれも図示なし)に接触させて、前記分割溝23の最深部を起点にして焼結フェライトシートを鱗片状に分割して、それを多数個の小片31が面状に集合した小片面状フェライトシート32を得る。なお、本発明に係る焼結フェライトシート25の表裏面に第一、第二保護フィルム28,29を貼着するのは、焼結フェライトシート25に分割溝が形成されているので、そのハンドリング過程で焼結フェライトシート25がその分割溝の深部を起点に分割されるのを阻止するためと、次の過程において積極的に焼結フェライトシート25を分割させたいとき、分割してできた小片が面状集合体を保持しなくなるのを阻止するためである。
さらに続いて、前記小片面状フェライトシート32の中央領域Cの外方分割溝22上又は内方分割溝23を跨ぐように上下金型により剪断を施して、図3及び図4に示すように、前記小片面状フェライトシート32より小さい平面を有する形状にせん断してせん断フェライトシート33を得る(第四工程)。なお、図4においては、第一、第二保護フィルム28,29を剥離した状態のせん断フェライトシート33の斜視図が示されている。
最後に、このせん断フェライトシート33の表裏面に、図5に示すように、接着材層34、35を介して、第三、第四保護フィルム36、37を貼着するとともに、せん断フェライトシート33の周端面側に第五保護フィルム38を設置して、本発明に係るフェライトシート積層体39にする(第五工程)。この態様において、第五保護フィルム38は、第三、第四保護フィルム36,37の間に挟持させてもよいし、それらより厚みを大きくして、第三、第四保護フィルム36,37の端面に接合してもよい。さらに本発明に係るフェライトシート積層体39が携帯情報端末に組み込まれる場合、その携帯情報端末の電子部品又は筐体等に保持させて設置することもできる。
(第二実施例)
次に、前記構造のフェライトシート積層体を工業的に効率よく生産する方法について説明する。まず、図6に示すように分割溝23を有し、かつ中央領域で所定の平面形状を有し、さらに小片31(図4を参照)に分割されていない焼結フェライトシート25又は図4に示したように、小片31を有しかつ表裏面が第一、第二保護フィルム28,29により保護された積層フェライトシート30を多数枚準備する。
次に、前記構造のフェライトシート積層体を工業的に効率よく生産する方法について説明する。まず、図6に示すように分割溝23を有し、かつ中央領域で所定の平面形状を有し、さらに小片31(図4を参照)に分割されていない焼結フェライトシート25又は図4に示したように、小片31を有しかつ表裏面が第一、第二保護フィルム28,29により保護された積層フェライトシート30を多数枚準備する。
次に、図7に示すように、広幅の第四保護フィルム37を準備する。このとき、第四保護フィルム37の上面に感圧接着材層35を付着させておく。勿論、感圧接着材層35が最初から第四保護フィルムに37に塗布されているような保護フィルムを使用することも、当然、許容される。
続いて、前記第四保護フィルム37上に、図8に示すように、額縁状の窓部40がマトリックス状に配置されている第五保護フィルム38を準備して、それを第四保護フィルム37上に接合することにより、二つの保護フィルム37、38により多数個のキャビティー(図示なし)を形成する。
そして、その第五フィルム38の窓部40の中に、図9に示すように、予め準備された多数枚の積層フェライトシート30を前記キャビティーに落とし込んで、第四保護フィルム37上に積層フェライトシート30をマトリックス状に配置し、固定する。
そして、さらにそれらの上に、図10に示すように、下面に感圧接着材層34が塗布されている第三保護フィルム36を載置して接合する。
得られたそれらの合体物(図示なし)から、積層フェライトシート30が第五保護フィルム38に包囲されるように、図8に示す1点鎖線38aに示すように、第五保護フィルム38の桟部41と第五保護フィルム38の周縁部42をマトリックス状に裁断すると、図11及び図12に示すように、第四保護フィルム37、接着材層35、積層フェライトシート30、それを抱える額縁状の第五保護フィルム38、接着材層34及び第三保護フィルム36が順次積層された本発明に係るフェライトシート積層体39が切り出される。
本発明は、その根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施形態の一部分を変更して実施することができる。例えば、本発明に係るフェライトシート積層体39を携帯情報端末に実装するとき、フェライトシート積層体39に使用される焼結フェライトシート25を、屈曲させずに内方分割溝23の最深部を基点として分割することなく、すなわち、図6に示す状態で使用して携帯情報端末に実装する段階で内方分割溝23の一部分又は全部の最深部を基点として焼結フェライトシート25を分割することもできる。
本発明は、携帯情報端末に実装されるフェライトシート積層体の分野に広く利用できる。
1:アンテナ装置、2:アンテナコイル、3:接着材層、4:フェライト小片、5:焼結フェライトシート、6:接着材層、7:金属板、8;保護フィルム、9:積層フェライトシート、10:刃物又は金型、11:剪断フェライトシート、12:分割溝、11:保護フィルム、12:自由端、13:一点鎖線、20:グリーンフェライトシート、21:周端面、22:外方分割溝、23:内方分割溝、24:分割溝付きグリーンフェライトシート、25:焼成フェライトシート、26:接着材層、27:接着材層、28:第一保護フィルム、29:第二保護フィルム、30:積層フェライトシート、31:小片、32:小片面状フェライトシート、33:せん断フェライトシート、34:接着材層、35:接着材層、36:第三保護フィルム、37:第四保護フィルム、38:第五保護フィルム、39:フェライトシート積層体、40:窓部、41:桟部、42:周縁部、A:中央部、B:周縁部、C:中央領域。
Claims (4)
- グリーンフェライトシート(20)の中央部(A)から外方の広がる周端面(21)寄りの周縁部(B)に平面形状が方形をなす外方分割溝(22)を形成するとともに、その外方分割溝の内方領域(C)に格子状の内方分割溝(23)を形成して分割溝付きグリーンフェライトシート(24)を得る第一工程と、
前記分割溝付きグリーンフェライトシートを焼成して焼成フェライトシート(25)を得る第二工程と、
前記焼成フェライトシートの表裏面のうち、少なくとも片面に保護フィルム(28,29)を貼着して積層フェライトシート(30)を得る第三工程と、
前記積層フェライトシートの外方分割溝又は前記内方領域内に剪断を施して、前記焼成フェライトシートより小さい平面を有するとともに周端面に少なくとも前記内方分割溝の断面が露出したせん断フェライトシート(33)を得る第四工程と
からなるフェライトシート積層体の製造方法。 - 焼結フェライトシート(25)の表裏面のうち少なくとも片面に格子状の分割溝(23)を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シート(28,29)が貼着された積層フェライトシートの周縁部(B)にせん断を施して、前記焼結フェライトシートの表面より小さい表面を有し、かつ周端面に、少なくとも前記内方分割溝(23)の断面を露出させたことを特徴とするフェライトシート積層体。
- グリーンフェライトシート(20)の中央部(A)から外方の広がる周端面(21)寄りの周縁部(B)に平面形状が方形をなす外方分割溝(22)を形成するとともに、その外方分割溝の内方領域(C)に格子状の内方分割溝(23)を形成して分割溝付きグリーンフェライトシート(24)を得る第一工程と、
前記分割溝付きグリーンフェライトシートを焼成して焼成フェライトシート(25)を得る第二工程と、
前記焼成フェライトシートの表裏面のうち、少なくとも片面に保護フィルム(28,29)を貼着して積層フェライトシート(30)を得る第三工程と、
前記積層フェライトシートの外方分割溝上又は前記内方領域内に剪断を施して、前記焼成フェライトシートより小さい平面を有するとともに、周端面に少なくとも前記内方分割溝の断面が露出したせん断フェライトシート(33)を得る第四工程と
前記せん断フェライトシートの表裏面に第三、第四保護フィルムをそれぞれ貼着するとともに、同じくせん断フェライトシートの周端面側にそれを包囲する第五保護フィルムが配置された保護フェライトシートを得る第五工程とを含むフェライトシート積層体の製造方法。 - 焼結フェライトシート(25)の表裏面のうち少なくとも片面に格子状の分割溝(23)を有するとともに、その表面及び/又は裏面に面状シート(28,29)が貼着された積層フェライトシートの周縁部(B)にせん断を施して、前記焼結フェライトシートの表面より小さい表面を有し、かつ周端面に少なくとも前記内方分割溝(23)の断面を露出させたせん断フェライトシートを得て、そのせん断フェライトシートの表裏面に第三、第四保護フィルム(36,37)を貼り付け、さらに同じくせん断フェライトシートの周端面側にそれを包囲する第五保護フィルム(38)を配置したことを特徴とするフェライトシート積層体。
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JP2012286622A JP2014130863A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | フェライトシート積層体及びその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109485400A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-03-19 | 绵阳北斗电子有限公司 | 一种铁氧体烧结用保护膜的制作工艺 |
-
2012
- 2012-12-28 JP JP2012286622A patent/JP2014130863A/ja active Pending
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