JP2014129836A - 軸受け、軸受けの加工方法及び軸受け装置 - Google Patents

軸受け、軸受けの加工方法及び軸受け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】生産性が高い軸受けの加工方法を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る軸受け4の加工方法は、軸受け4におけるベアリング3に圧入される圧入部4aの根元近傍を熱処理する工程と、圧入部4aにおける熱処理が施された部分と他の部分との境界を跨ぐように凹み部4dを形成する工程と、圧入部4aを切削する工程と、を備える。ここで、圧入部4aを切削する工程では、圧入部4aにおける熱処理が施された部分の切削条件と圧入部4aにおける他の部分の切削条件とを変更することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸受け、軸受けの加工方法及び軸受け装置に関する。
自動車等の移動体において、車輪等を支持するために軸受けが用いられている。ここで、図4は、特許文献1の軸受けを製造する際の仕上げ処理を示す図である。図4に示すように、特許文献1の軸受け100は、図示を省略したベアリングに圧入される圧入部100aと、圧入部100aが連結されるフランジ部100bと、を備えている。そして、圧入部100aの表面全域及び圧入部100aの根元近傍に熱処理が施されて熱処理部100cが形成され、強度の上昇が図られている。
特開2010−48348号公報
ところで、図4に示すように、熱処理を施した後に圧入部100aの表面をバイトBによって切削して仕上げ処理を施す。その際に、特許文献1の軸受けは、圧入部100aの全域に熱処理が施されているので、バイトBの送り速度を抑制する必要がある。そのため、特許文献1の軸受けは、生産性が低い課題を有している。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、生産性が高い軸受け、軸受けの加工方法及び軸受け装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る軸受けの加工方法は、軸受けにおけるベアリングに圧入される圧入部の根元近傍を熱処理する工程と、前記圧入部における前記熱処理が施された部分と当該部分に対する他の部分との境界を跨ぐように凹み部を形成する工程と、前記圧入部を切削する工程と、を備える。
上記軸受けの加工方法において、前記圧入部を切削する工程では、前記圧入部における前記熱処理が施された部分の切削条件と前記圧入部における前記他の部分の切削条件とを変更することが好ましい。
上記軸受けの加工方法において、前記圧入部を切削する工程では、前記凹み部で前記熱処理が施された部分と前記他の部分との境界に生じる段差を吸収することが好ましい。
本発明の一形態に係る軸受けは、ベアリングに圧入される圧入部を備え、前記圧入部は、熱処理が施された部分と当該部分に対する他の部分とを有し、さらに前記熱処理が施された部分と前記他の部分との境界を跨ぐように凹み部を有する。
本発明の一形態に係る軸受け装置は、ベアリングを有するハウジングと、前記ベアリングに圧入される軸受けと、を備え、前記軸受けは、前記ベアリングに圧入される圧入部を有し、前記圧入部は、熱処理が施された部分と当該部分に対する他の部分とを有し、さらに前記熱処理が施された部分と前記他の部分との境界を跨ぐように凹み部を有する。
上記軸受け装置において、前記ベアリングは、前記軸受けにおける圧入部の根元側のベアリングと、前記軸受けにおける圧入部の先端側のベアリングと、を備え、前記圧入部における前記凹み部を挟んで根元側の部分は、前記根元側のベアリングと接触し、前記圧入部における前記凹み部を挟んで先端側の部分は、前記先端側のベアリングと接触することが好ましい。
以上、説明したように、本発明によると、生産性が高い軸受け、軸受けの加工方法及び軸受け装置を提供することができる。
実施の形態1の軸受け装置を示す高さ方向の部分断面図である。 実施の形態1の軸受けを加工する際の仕上げ処理を示す図である。 実施の形態2の軸受け装置を示す高さ方向の部分断面図である。 特許文献1の軸受けを加工する際の仕上げ処理を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
先ず、本実施の形態の軸受け装置の基本構成を説明する。本実施の形態の軸受け装置は、例えば自動車の車輪を支持するために用いられ、特に従動輪側に用いられている。ここで、図1は、本実施の形態の軸受け装置を示す高さ方向の部分断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の軸受け装置1は、ハウジング2、ベアリング3及び軸受け4を備えている。本実施の形態のハウジング2は、自動車の所謂ステアリングナックルである。このハウジング2は、自動車のサスペンションアームやステアリングロッド等に連結され、自動車の車体に保持されている。
ハウジング2は、軸受け4が挿入される挿入部2aを備えている。挿入部2aは、本体部2bにおいて車体側から車輪側に貫通する。そして、挿入部2aの内周部には、ベアリング3が嵌め込まれている。ちなみに、ハウジング2には、ブレーキダストカバー5等が設けられているが、本発明の本質的部分でないので、説明を省略する。
ベアリング3は、第1のベアリング31及び第2のベアリング32を備えている。本実施の形態の第1のベアリング31と第2のベアリング32とは、ベアリング3の回転軸方向に並べられており、第1のベアリング31が車輪側に配置され、第2のベアリング32が車体側に配置されている。
第1のベアリング31は、外輪31a、コロ31b及び内輪31cを備えている。外輪31aは、ハウジング2の挿入部2aの内径と略等しい外径を有する環状部材である。外輪31aは、ハウジング2の挿入部2a内に圧入されている。
コロ31bは、外輪31aと内輪31cとで挟み込まれている。コロ31bは、第1のベアリング31の円周方向に略等間隔に配置されている。そして、コロ31bは、第1のベアリング31の回転軸と直交する方向から見て一列に配置されている。内輪31cは、軸受け4の圧入部4aの外径と略等しい内径を有する環状部材である。
第2のベアリング32は、第1のベアリング31との共通部材である外輪31a、コロ32b及び内輪32cを備えており、第1のベアリング32と略同様の構成とされている。つまり、第1のベアリング31と第2のベアリング32とは、軸受け4の圧入部4aの法線を挟んで対称に配置されている。
軸受け4は、所謂ハブである。軸受け4は、圧入部4a及びフランジ部4bを備えている。圧入部4aは、円柱形状であり、回転軸方向の長さがベアリング3の回転軸方向の長さと略等しい。圧入部4aは、第1のベアリング31の内輪31c内及び第2のベアリング32の内輪32c内に圧入されている。
圧入部4aの車輪側の端部(即ち、圧入部4aの根元)は、フランジ部4bに連結されている。また、圧入部4aとフランジ部4bとの連結部近傍には、段差部4cが形成されており、当該段差部4cの車体側の側面が第1のベアリング31の内輪31cの車輪側の側面に接触している。
圧入部4aの車体側の端部(即ち、圧入部4aの先端)には、ネジ部が形成されており、当該ネジ部にロックナット6を捻じ込むことで、スペーサ7と段差部4cとでベアリング3を挟み込み当該ベアリング3に所定の大きさのプレロードが導入されている。それと共に、軸受け4がハウジング2に回転可能に保持されている。
フランジ部4bは、円盤形状である。フランジ部4bには、円周方向に略等間隔にスタッドボルト8が捻じ込まれている。このスタッドボルト8を用いてブレーキディスク9や図示を省略した車輪が軸受け4に連結される。
次に、軸受け4の具体的な構成を説明する。図2は、軸受け4を製造する際の仕上げ処理を示す図である。一般的に、軸受け4のベアリングが配置されている部分は、ベアリングが剛性支持しているため、強度的に余裕があり、実質的に強度が必要な部分は、圧入部4aとフランジ部4bとの連結部近傍、即ち圧入部4aの根元近傍である。
そこで、本実施の形態の軸受け4は、図2に示すように、圧入部4aの根元近傍に熱処理が施されている(図2の点模様のハッチング部分)。つまり、実質的に強度が必要な部分のみに熱処理を施している。詳細には、段差部4cを含み、当該段差部4cを挟んで圧入部4aの一部分及びフランジ部4bの一部分に熱処理が施されている。なお、当該熱処理は、軸受け4の円周方向の全域でもよく、部分的でもよい。熱処理としては、一般的に軸受けの熱処理に採用されている高周波熱処理等を採用することができる。
これにより、圧入部4aの表面をバイトBによって切削して仕上げ処理する際に、熱処理が施された部分(熱処理部)に対する他の部分(非熱処理部)でのバイトBの送り速度を上げることができ、従来のように圧入部の全域に熱処理が施されている場合に比べて、圧入部4aの仕上げ処理に費やす時間を短縮することができる。しかも、熱処理に費やす時間も短縮することができる。その結果、軸受け4の生産性を向上させることができる。また、バイトBの摩耗を低減することができる。
このとき、圧入部4aにおける熱処理部と非熱処理部とで強度が異なるので、圧入部4aの表面をバイトBで切削する際に、段差が生じる可能性がある。このような段差は、圧入部4aのベアリング3への圧入を阻害する虞がある。
そこで、本実施の形態の軸受け4は、図2に示すように、圧入部4aにおける熱処理部と非熱処理部との境界を跨ぐ凹み部4dを備えている。凹み部4dは、圧入部4aの円周方向に連続し、熱処理部と非熱処理部との境界を跨ぐに十分な幅寸法を有する。これにより、圧入部4aの表面をバイトBで切削する際に熱処理部と非熱処理部との境界で生じる段差を凹み部4dで吸収することができる。そのため、圧入部4aのベアリング3への圧入を阻害することがなく、圧入部4aをベアリング3にスムーズに圧入することができる。
このとき、圧入部4aをベアリング3にスムーズに圧入することができるように、凹み部4dにおける車体側の側面又は車輪側の側面の少なくとも一方は傾斜面又は曲面とされていることが好ましい。この際、傾斜角はなだらかな角度となっているとなお好ましい。バイトBの側面あたりを回避でき、狙い通りの形状に加工しやすいためである。また、凹み部4dの角部にR加工(即ち、面取り)が施されていることが好ましい。ちなみに、凹み部4dの深さは、断面強度に影響を与えず、圧入部4aをベアリング3にスムーズに圧入することができる深さであれば特に限定されない。
ここで、ベアリング3からの圧力が圧入部4aに略均一に作用することが好ましい。そこで、本実施の形態の軸受け4は、図1に示すように、第1のベアリング31と第2のベアリング32との間に凹み部4dが配置されている。言い換えると、圧入部4aにおける凹み部4dより車輪側の部分は第1のベアリング31と接触し、圧入部4aにおける凹み部4dより車体側の部分は第2のベアリング32と接触する。これにより、第1のベアリング31から圧入部4aに作用する圧力と、第2のベアリング32から圧入部4aに作用する圧力と、を略等しくすることができる。
次に、軸受け4の加工方法を説明する。先ず一般的な軸受けと同様に例えば熱間鍛造、表面調質及び旋削を行った軸受けの生材における、圧入部4aの根元近傍に高周波熱処理を施す。
次に、圧入部4aの熱処理部と非熱処理部との境界を跨ぐように、凹み部4dを形成する。そして、仕上げ処理として、圧入部4aの表面をバイトBによって旋削する。このとき、非熱処理部の旋削条件(例えば、バイトBの送り速度等)と熱処理部の旋削条件とを変更すると、熱処理部と非熱処理部との境界に生じる段差を小さくすることができる。
<実施の形態2>
実施の形態1の軸受け4は、従動輪側の軸受け装置1に採用した際の構成を説明したが、駆動輪側に採用しても略同様に実施することができる。
先ず、本実施の形態の軸受け装置の基本構成を説明する。ここで、図3は、本実施の形態の軸受け装置を示す高さ方向の部分断面図である。図3に示すように、軸受け装置11は、ハウジング12、ベアリング13及び軸受け14を備えている。
本実施の形態のハウジング12は、自動車の所謂リアアクスルキャリア、又は前輪に駆動力を有するステアリングナックルである。ハウジング12は、コントロールアームやサスペンション等に連結され、車体に支持されている。そして、ハウジング12には、ベアリング13が固定されている。ちなみに、ハウジング12には、ブレーキダストカバー15等が固定されているが、本発明の本質的部分でないので、説明を省略する。
ベアリング13は、第1のベアリング33及び第2のベアリング34を備えている。本実施の形態の第1のベアリング33と第2のベアリング34とは、ベアリング13の回転軸方向に並べられており、第1のベアリング33が車輪側に配置され、第2のベアリング34が車体側に配置されている。
第1のベアリング33は、外輪33a、コロ33b及び内輪33cを備えている。外輪33aは、ハウジング12への固定部33a1を備えており、当該固定部33a1がハウジング12の車輪側の側面にボルト等の締結手段を用いて固定されている。
コロ33bは、外輪33aと内輪33cとで挟み込まれている。コロ33bは、第1のベアリング33の円周方向に略等間隔に配置されている。そして、コロ33bは、第1のベアリング33の回転軸に直交する方向から見て一列に配置されている。内輪33cは、軸受け14の圧入部14aの外径と略等しい内径を有する環状部材である。
第2のベアリング34は、第1のベアリング33との共通部材である外輪33a、コロ34b及び内輪34cを備えており、第1のベアリング33と略同様の構成とされている。つまり、第1のベアリング33と第2のベアリング34とは、軸受け14の圧入部14aの法線を挟んで対称に配置されている。
軸受け14は、所謂ハブである。この軸受け14は、圧入部14a及びフランジ部14bを備えている。圧入部14aは中空の円柱形状であり、回転軸方向の長さがベアリング13の回転軸方向の長さと略等しい。圧入部14aは、第1のベアリング33の内輪33c内及び第2のベアリング34の内輪34c内に圧入されている。
圧入部14aの車輪側の端部は、フランジ部14bに連結されている。そして、圧入部14aとフランジ部14bとの連結部近傍には、段差部14cが形成されており、当該段差部14cの車体側の側面が第1のベアリング33の内輪33cの車輪側の側面に接触している。
フランジ部14bは、円盤形状である。フランジ部14bには、円周方向に略等間隔にスタッドボルト16が捻じ込まれている。このスタッドボルト16を用いてブレーキディスク17や図示を省略した車輪が軸受け14に連結される。
フランジ部14bは、圧入部14aの中空部14a1から連続する貫通部14b1を備えており、圧入部14aの中空部14a1及びフランジ部4bの貫通部14b1には、ドライブシャフト18のスプライン部18aが嵌合され、ドライブシャフト18から軸受け14に駆動力が伝達される構成とされている。
ドライブシャフト18のスプライン部18aの根元には、段差部18bが形成されており、当該段差部18bの車輪側の側面が第2のベアリング34の内輪34cの車体側の側面に接触している。また、ドライブシャフト18のスプライン部18aの先端部には、ネジ部が形成されており、当該スプライン部18aの先端部にナット19を捻じ込むことによって、ドライブシャフト18の段差部18bと軸受け14の段差部14cとでベアリング13を挟み込み当該ベアリング13に所定の大きさのプレロードが導入されている。それと共に、軸受け14がハウジング12に回転可能に保持されている。
次に、軸受け14の具体的な構成を説明する。本実施の形態の軸受け14は、実施の形態1の軸受け4と略同様の特徴を備えている。つまり、本実施の形態の軸受け14は、圧入部14aの根元近傍に熱処理が施されている(図3の点模様のハッチング部分)。これにより、圧入部14aの表面をバイトBによって切削して仕上げ処理する際に、非熱処理部でのバイトBの送り速度を上げることができ、従来のように圧入部の全域に熱処理を施す場合に比べて、圧入部14aの仕上げ処理に費やす時間を短縮することができる。しかも、熱処理に費やす時間も短縮することができる。その結果、軸受け14の生産性を向上させることができる。また、バイトBの摩耗を低減することができる。
しかも、本実施の形態の軸受け14は、圧入部14aにおける熱処理部と非熱処理部との境界を跨ぐ凹み部14dを備えている。これにより、圧入部14aの表面をバイトBで切削する際に熱処理部と非熱処理部との境界で生じる段差を吸収することができる。そのため、圧入部14aのベアリング13への圧入を阻害することがなく、圧入部14aをベアリング13にスムーズに圧入することができる。
また、本実施の形態の軸受け14は、第1のベアリング33と第2のベアリング34との間に凹み部14dが配置されている。言い換えると、圧入部14aにおける凹み部14dより車輪側の部分は第1のベアリング33と接触し、圧入部14aにおける凹み部14dより車体側の部分は第2のベアリング34と接触する。これにより、第1のベアリング33から圧入部14aに作用する圧力と、第2のベアリング34から圧入部14aに作用する圧力と、を略等しくすることができる。
以上、本発明に係る軸受け、軸受けの加工方法及び軸受け装置の実施の形態を説明したが、上記に限らず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、変更することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1のベアリングと第2のベアリングとを用いているが、ベアリングの個数は単数でも複数でも限定されない。
例えば、上記実施の形態では、コロを有するベアリングであるが、球体を有するベアリングでもよい。
例えば、上記実施の形態のハウジングは、自動車のステアリングナックルやリアアクスルキャリアとして説明したが、ベアリングを介して軸受けを保持することができる部材であれば特に限定されない。
1 軸受け装置
2 ハウジング
2a 挿入部
2b 本体部
3 ベアリング
31 第1のベアリング、31a 外輪、31b コロ、31c 内輪
32 第2のベアリング、32b コロ、32c 内輪
4 軸受け
4a 圧入部
4b フランジ部
4c 段差部
4d 凹み部
5 ブレーキダストカバー
6 ロックナット
7 スペーサ
8 スタッドボルト
9 ブレーキディスク
11 軸受け装置
12 ハウジング
13 ベアリング
33 第1のベアリング、33a 外輪、33a1 固定部、33b コロ、33c 内輪
34 第2のベアリング、34b コロ、34c 内輪
14 軸受け
14a 圧入部、14a1 中空部
14b フランジ部、14b1 貫通部
14c 段差部
14d 凹み部
15 ブレーキダストカバー
16 スタッドボルト
17 ブレーキディスク
18 ドライブシャフト、18a スプライン部、18b 段差部
19 ナット
100 軸受け
100a 圧入部
100b フランジ部
100c 熱処理部

Claims (6)

  1. 軸受けにおけるベアリングに圧入される圧入部の根元近傍を熱処理する工程と、
    前記圧入部における前記熱処理が施された部分と当該部分に対する他の部分との境界を跨ぐように凹み部を形成する工程と、
    前記圧入部を切削する工程と、
    を備える軸受けの加工方法。
  2. 前記圧入部を切削する工程では、前記圧入部における前記熱処理が施された部分の切削条件と前記圧入部における前記他の部分の切削条件とを変更する請求項1に記載の軸受けの加工方法。
  3. 前記圧入部を切削する工程では、前記凹み部で前記熱処理が施された部分と前記他の部分との境界に生じる段差を吸収する請求項1又は2に記載の軸受けの加工方法。
  4. ベアリングに圧入される圧入部を備え、
    前記圧入部は、熱処理が施された部分と当該部分に対する他の部分とを有し、さらに前記熱処理が施された部分と前記他の部分との境界を跨ぐように凹み部を有する軸受け。
  5. ベアリングを有するハウジングと、
    前記ベアリングに圧入される軸受けと、を備え、
    前記軸受けは、前記ベアリングに圧入される圧入部を有し、
    前記圧入部は、熱処理が施された部分と当該部分に対する他の部分とを有し、さらに前記熱処理が施された部分と前記他の部分との境界を跨ぐように凹み部を有する軸受け装置。
  6. 前記ベアリングは、前記軸受けにおける圧入部の根元側のベアリングと、前記軸受けにおける圧入部の先端側のベアリングと、を備え、
    前記圧入部における前記凹み部を挟んで根元側の部分は、前記根元側のベアリングと接触し、
    前記圧入部における前記凹み部を挟んで先端側の部分は、前記先端側のベアリングと接触する請求項5に記載の軸受け装置。
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