JP2014126653A - カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物 - Google Patents

カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】硬化性が高く、未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ない、カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式で表される構造を有するアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートを含有する。Rは置換基を表し、AOはアルキレンオキサイド単位の中から選択された1種又は2種以上を示す。

【選択図】なし

Description

本発明は、カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物に関するものであり、より詳しくは、従来の硬化性樹脂組成物と比較して硬化性が高く、水溶性が高いことにより未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ない、カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物(以下、単に硬化性樹脂組成物と称することもある)に関するものである。
カラーフィルターレジストを主とした、液晶表示部位に用いられるレジストには、トリペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、ジグリセリン等のペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、グリセリン等の重合物に代表される多官能アルコールの(メタ)アクリレートが配合されてきた。
具体的には、液晶表示素子用カラーフィルターの製造に使用される、接着性に優れた着色または透明感光性樹脂組成物として、シロキサン基を含む多官能アクリル化合物が開示されている(特許文献1)。また、密着性を向上し、かつ、未露光の非硬化部における現像残渣を低減できる硬化性組成物として、ペンタエリスリトール誘導体及び/又はジペンタエリスリトール誘導体を含有する硬化性組成物が開示されている(特許文献2)。さらに、高い放射線感度を有し、低露光量であっても所望のパターン寸法を有し且つ強度に優れるパターン状薄膜が得られ、短い時間で現像可能である感放射線性樹脂組成物として、ジペンタエリスリトールにエチレンオキシドを開環付加反応により開環骨格を結合し、開環骨格の末端水酸基に(メタ)アクリロイルクロライドや(メタ)アクリル酸を反応させて(メタ)アクリロイル基を導入することにより得られるジペンタエリスリトール誘導体を含有する感放射線性樹脂組成物が開示されている(特許文献3)。しかし、特許文献1に記載の組成物では高い水酸基価を有するジペンタエリスリトールアクリレートを使用していることから組成物の粘度が高く、スピンコート等の薄膜形成方法では厚膜化するという課題が残る。また、硬化性に劣り、現像時の硬化部のアルカリ耐性の低下も懸念される。また、特許文献2、3に記載の組成物では具体的な例としてジペンタエリスリトール誘導体としてエチレンオキサイドの付加モル数が6モル以上の誘導体が開示されているが、解像性、現像性において十分とは言えない。さらに、上記に加えて、カラーフィルター用途では、高輝度化の目的から、顔料濃度を上げる必要があり、樹脂成分の含有量に制限がある事から、ジペンタエリスリトール等の高粘度の多官能アルコールの(メタ)アクリレートは配合量に制限があった。
特開2011−132231号公報 特開2009−244748号公報 特開2010−128328号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来の硬化性樹脂組成物と比較して硬化性が高く、未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ない、カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、特定の構造を有するアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートを含有する硬化性樹脂組成物が、従来の硬化性樹脂組成物と比較して硬化性が高く、未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ないことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の硬化性樹脂組成物は、(A)アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、(B)バインダーポリマー、(C)光重合開始剤、及び(D)顔料を含有するカラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物であって、A)アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートが下記一般式(I)で表される構造を有するものとする。
但し、一般式(I)中、Rは一般式(II)で表される置換基を表し、AOは−CHCHO−、−CHCH(CH)O−、−CHCHCHCHO−、又は−CHCH(C)O−で表されるアルキレンオキサイド単位の中から選択された1種又は2種以上を示し、付加しているアルキレンオキサイドの平均重合度を示すlは0<l<6であり、mの平均値は0<m≦6であり、nの平均値は0≦n≦6であり、oの平均値は0≦o≦6であり、m+n+o=6であり、一般式(II)中、Rは水素原子又はメチル基を示す。
本発明によれば、従来の硬化性樹脂組成物と比較して硬化性が高く、未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ない、カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物を得ることができる。
また、前記硬化性樹脂組成物の全固形分に対し、(A)アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートの含有量が3質量%以上80質量%以下、(B)バインダーポリマーの含有量が5質量%以上80質量%以下、(C)重合開始剤の含有量が0.5質量%以上30質量%以下、及び(D)顔料の含有量が5質量%以上70質量%以下である事が好ましい。
本発明によれば、低粘度で、薄膜形成に適したカラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物を得ることができる。
本発明の硬化性樹脂組成物は上記一般式(I)で示されるアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート化合物を含有することにより、従来の硬化性樹脂組成物と比較して硬化性が高く、水溶性が高いことにより未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ない、低粘度であることから、薄膜形成に適した、カラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物を提供することができる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、上記一般式(I)の構造で表される構造を有するアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートを含有するものである。式(I)中、AOは−CHCHO−、又は−CHCH(CH)O−、又は−CHCHCHCHO−、又は−CHCH(C)O−で表されるアルキレンオキサイド単位、すなわちエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、及びブチレンオキサイドのいずれかを示し、中でも現像性という点からはエチレンオキサイドが好ましい。これらのアルキレンオキサイド単位は1種単独で存在していても、2種以上が併存していてもよい。
アルキレンオキサイドの平均重合度を示すlは0<l<6、好ましくは3≦l≦5である。mの平均値は0<m≦6であり、nの平均値は0≦n≦6であり、oの平均値は0≦o≦6であり、m+n+o=6である。
Rは一般式(II)で表される(メタ)アクリロイル基であり、一般式(2)におけるRは水素原子またはメチル基であり、波線部は結合部を示す。
すなわち、本発明の化合物は、ジペンタエリスリトールの6個の水酸基の一部又は全部が、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、又はこれらの複数種からなるスペーサーを経て、一般式(II)で表される(メタ)アクリル酸エステル基に変換された構造を有する。
本発明のアルキレンオキサイド変性(メタ)アクリレートの含有量は特に限定されないが、硬化性樹脂組成物の全固形分中で3質量%以上80質量%以下、好ましくは5質量%以上70質量%以下で使用する。含有量が上記範囲内であれば、高い現像性を有しつつ、かつ現像後の硬化部の表面状態を良好に維持できる。
本発明のアルキレンオキサイド変性(メタ)アクリレートは、例えば以下の方法により製造することができるが、その製造ルートは特に限定されず、どの様な製造方法でも採用することが可能である。
ジペンタエリスリトールを原料とするアルキレンオキサイド変性方法は、任意に選択することができる。一般的な手法としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを使用した方法に加えて、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等の環状カーボネートを使用した方法、エチレンクロロヒドリンを使用した方法が挙げられる。
なお以下に述べる製造方法において、本発明の化合物、並びに原料として使用する(メタ)アクリル酸化合物は重合性が高いので、製造時や製品保管中に重合が進行しないよう重合禁止剤を適宜使用することができる。重合禁止剤としては、p−ベンゾキノン、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,5−ジフェニルパラベンゾキノンなどのハイドロキノン類、テトラメチルピペリジニル−N−オキシラジカル(TEMPO)などのN−オキシラジカル類、t−ブチルカテコールなどの置換カテコール類、フェノチアジン、ジフェニルアミン、フェニル−β−ナフチルアミンなどのアミン類、クペロン、ニトロソベンゼン、ピクリン酸、分子状酸素、硫黄、塩化銅(II)などを挙げることができる。この中でもハイドロキノン類、フェノチアジンおよびN−オキシラジカル類が汎用性かつ重合抑制効果の点で好ましい。
重合禁止剤の添加量は、目的物である一般式(I)で示される化合物に対して、下限がおおよそ10ppm以上、好ましくは30ppm以上であり、上限が、通常5000ppm以下、好ましくは1000ppm以下である。少なすぎる場合は、十分な重合禁止効果が発現せず、製造時や製品保管中に重合が進行する危険性があり、多すぎる場合は、逆に硬化・重合反応を阻害してしまう可能性がある。その為、本発明の化合物単独、またはその重合性樹脂組成物とした際の光感度の低下、硬化物の架橋不良、力学的強度などの物性低下などを引き起こしてしまう恐れがあり、好ましくない。
本発明の化合物を製造する上での(メタ)アクリル酸エステル基の一般的な導入方法としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等の目的とする構造に対応した(メタ)アクリル酸エステルを使用したエステル交換法、(メタ)アクリル酸クロライドを用いた酸クロライド法、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリウムクロリド、プロパンホスホン酸無水物、カルボニルジイミダゾール(CDI)、WSCD(水溶性カルボジイミド)などの縮合剤を使用した方法、酸触媒の存在下で(メタ)アクリル酸と共沸・脱水する脱水エステル化法等が挙げられる。以下に代表的なアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールのエステル化反応について、製造上可能な条件を記載する。
反応は、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールを酸触媒の存在下、生成する水を留去しながら行うことができる。使用される酸としては、通常のエステル化反応に用いられる酸であれば特に制限なく使用できる。例えば、硫酸や、塩酸などの無機酸、p−トルエンスルホン酸やメタンスルホン酸、カンファースルホン酸などの有機スルホン酸、酸型イオン交換樹脂、フッ素化ホウ素・エーテル錯体などのルイス酸、ランタナイドトリフレートなどの水溶性のルイス酸等が挙げられる。これらの酸は1種単独でも、任意の酸を2種以上混合して用いてもよい。
酸の使用量は、基質であるアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールに対して下限が0.1モル当量以上、好ましくは0.5モル当量以上である。一方、上限は制限がないが、通常は20モル等量以下、好ましくは10モル等量以下である。酸触媒量が少なすぎる場合は、反応の進行が遅かったり停止したりするため好ましくなく、また、多すぎる場合には、製品着色や、触媒の残存等の問題が生じたり、マイケル付加物の生成等の好ましくない副反応が起きたりする傾向にある。
反応は、溶媒系、無溶媒系のどちらでも行うことができるが、副生物の生成、工程上のハンドリング面から溶剤系が好ましい。溶媒を使用する場合は、特に使用する溶媒に制限はないが、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素溶媒、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、モノエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン系溶媒などが好適に用いられる。これらの溶媒は1種を単独で用いることもでき、任意の複数の溶媒を混合して使用することもできる。
溶媒を使用する場合、その量は原料であるアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールの濃度を、通常は1質量%以上、好ましくは20質量%以上とし、上限は特に制限はないが、通常は80質量%以下、好ましくは70質量%以下とする。反応は、通常は使用する溶媒の沸点以上で行い、生成する水を留去しながら行う。ただし、上記(メタ)アクリル酸クロライドや縮合剤を使用した反応を行う際は、溶剤の沸点以下、もしくは氷冷下で反応を行うことがある。反応時間は任意に選択されるが、生成する水の量、系内の酸価を測定することにより反応の終点を認知することができる。
反応時間は、下限が通常は30分間以上、好ましくは60分間以上であり、上限は特に限定はされないが通常は20時間以下、好ましくは10時間以下である。
上記の反応により製造された一般式(I)で表される化合物は、従来から用いられている精製方法で特に制限なく精製することができる。例えば、蒸留法、再結晶法、抽出洗浄法、吸着処理法などである。蒸留を行う場合は、その形態としては、単蒸留、精密蒸留、薄膜蒸留、分子蒸留などを任意に選択することができる。
本発明のアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートは、重合性を有しているため、冷暗所に保存することが望ましい。また、重合を防止するために上記した重合禁止剤を上記した量使用して保存することも可能である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、上記、アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート以外に重合性の(メタ)アクリレートを含有することができる。
特に限定されるものではないが具体的には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、水酸基価70mgKOH/g未満のジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、ビスフェノール−A型エポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−F型エポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノール−フルオレン型エポキシジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの重合性の(メタ)アクリレートのうち、本発明においてはペンタエリスリトール(メタ)アクリレートが好ましく、特にペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートが好ましい。前記重合性の(メタ)アクリレートの含有量は特に限定されないが、硬化性樹脂組成物の全固形分中で3質量%以上80質量%以下、好ましくは5質量%以上50質量%以下で使用する。含有量が上記範囲内であれば粘度上昇、現像性の低下を起こす事なく、現像後の硬化部の表面状態を良好に維持する事が可能になる。
本発明の硬化性樹脂組成物はバインダーポリマーを含有するものである。該バインダーポリマーは、硬化性樹脂組成物の成膜性を高めるポリマーとして作用し、かつカラーフィルター等の製造時の現像処理工程において用いられる現像液に可溶であるという特性を有する。そのような特性を有する好ましいバインダーポリマーとしては、アルカリ可溶性樹脂または水溶性樹脂を挙げることができる。
アルカリ可溶性樹脂としては、アルカリ性(水)溶液に溶解可能である樹脂であれば、特に制限なく使用でき、例えばカルボキシル基を有するポリマーが好ましい樹脂として挙げられる。アルカリ性(水)溶液としては例えば、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液、ジエタノー
ルアミン水溶液、エタノールアミン水溶液等並びにこれらに界面活性剤を適宜混合したものが挙げられるが、本発明においてはこれらに限られない。カルボキシル基を有するポリマーとしては、1個以上のカルボキシル基を有するエチレン性不飽和モノマー(以下、単に「カルボキシル基を有する不飽和モノマー」という。)と他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマー(以下、単に「他の不飽和モノマー」という。)とからなるモノマー混合
物の共重合体(以下、単に「カルボキシル基を有する共重合体」という。)が好ましい。カルボキシル基を有する不飽和モノマーの具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、α−クロルアクリル酸、エタクリル酸、桂皮酸等の不飽和モノカルボン酸類;マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、メサコン酸等の不飽和ジカルボン酸類またはこれらの酸無水物;3価以上の不飽和多価カルボン酸類またはその無水物等を挙げることができる。これらのカルボキシル基を有する不飽和モノマーは、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
また、前記他の不飽和モノマーの具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、o−ビニルトルエン、m−ビニルトルエン、p−ビニルトルエン、o−クロルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレン、p−メトキシスチレン等の芳香族ビニル化合物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、iso−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、iso−プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート等の不飽和カルボン酸エステル類;2−アミノエチルアクリレート、2−アミノエチルメタクリレート、2−アミノプロピルアクリレート、2−アミノプロピルメタクリレート、3−アミノプロピルアクリレート、3−アミノプロピルメタクリレート等の不飽和カルボン酸アミノアルキルエステル類;グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等の不飽和カルボン酸グリシジルエステル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、アリルグリシジルエーテル、メタリルグリシジルエーテル等の不飽和エーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル、シアン化ビニリデン等のシアン化ビニル化合物;アクリルアミド、メタクリルアミド、α−クロロアクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、マレイミド等の不飽和アミドあるいは不飽和イミド類;1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の脂肪族共役ジエン類;ポリスチレン、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリn−ブチルアクリレート、ポリn−ブチルメタクリレート、ポリシリコーン等の重合体分子鎖の末端にモノアクリロイル基あるいはモノメタクリロイル基を有するマクロモノマー類等を挙げることができる。これらの他の不飽和モノマーは、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
これらカルボキシル基を有する不飽和モノマーと他の不飽和モノマーの好ましい組み合わせとしては、アクリル酸および/又はメタクリル酸とメチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、スチレン、ポリスチレンマクロモノマーおよびポリメチルメタクリレートマクロモノマーの群から選ばれる少なくとも1種の他の不飽和モノマーが
挙げられる。カルボキシル基を有するポリマーの好ましい具体例としては、アクリル酸/ベンジルアクリレート共重合体、アクリル酸/ベンジルアクリレート/スチレン共重合体、アクリル酸/メチルアクリレート/スチレン共重合体、アクリル酸/ベンジルアクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、アクリル酸/ベンジルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、アクリル酸/メチルアクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、アクリル酸/メチルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、アクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体、アクリル酸/ベンジルメタクリレート/スチレン共重合体、アクリル酸/メチルメタクリレート/スチレン共重合体、アクリル酸/ベンジルメタクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、アクリル酸/ベンジルメタクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、アクリル酸/メチルメタクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、アクリル酸/メチルメタクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、アクリル酸/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、アクリル酸/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体等のアクリル酸共重合体;メタクリル酸/ベンジルアクリレート共重合体、メタクリル酸/ベンジルアクリレート/スチレン共重合体、メタクリル酸/メチルアクリレート/スチレン共重合体、メタクリル酸/ベンジルアクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/ベンジルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/メチルアクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/メチルアクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート/スチレン共重合体、メタクリル酸/メチルメタクリレート/スチレン共重合体、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/メチルメタクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/メチルメタクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート/ポリスチレンマクロモノマー共重合体、メタクリル酸/2−ヒドロキシエチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート/ポリメチルメタクリレートマクロモノマー共重合体等のメタクリル酸共重合体等を挙げることができる。
また、上記カルボキシル基を有するポリマーの側鎖に更に不飽和二重結合を導入した重合体も本発明に有用である。そのような重合体の例としては、例えば、無水マレイン酸とこれと共重合可能なスチレン、ビニルフェノール、アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミド等との共重合物の無水マレイン酸部に、ヒドロキシエチルアクリレート等のアルコール性のヒドロキシル基を有するアクリレートやグリシジルメタクリレート等のエ
ポキシ基を有するアクリレートを反応させハーフエステル化した化合物及びアクリル酸、アクリル酸エステルとヒドロキシエチルアクリレート等のアルコール性のヒドロキシル基を有するアクリレートとの共重合体の−OH基に更にアクリル酸を反応させた化合物が挙げられる。
次に、水溶性樹脂としては、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹脂、アクリロイルモルホリン系樹脂等が挙げられる。アクリル系樹脂の例としてはアクリル酸、アクリル酸ソーダ、アクリルアミド等の重合体及び共重合体等が、メタクリル系樹脂の例としては、メタクリル酸、メタクリル酸ソーダ、2−ヒドロキシメタクリル酸等の重合体又は共重合体がそれぞれ挙げられる。
本発明において、前記バインダーポリマーは、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。バインダーポリマーの重量平均分子量(Mw)としては、通常20001000000、好ましくは3000〜400000である。重量平均分子量が2000以下の場合、また重量平均分子量が400000以上の場合になると、感度および現像性が悪くなるおそれがある。
本発明におけるバインダーポリマーは、本発明の硬化性樹脂組成物の全固形分中で、通常、5〜80質量%、好ましくは10〜60質量%を占める割合で使用する。バインダーポリマーの含有量が5質量%未満では、例えば、アルカリ現像性が低下したり、画素が形成される部分以外の領域での地汚れや膜残りが発生したりするおそれがある。
本発明の硬化性樹脂組成物は光重合開始剤を用いるものである。本発明に用いられる光重合開始剤としては、露光光源として一般的に用いられる超高圧水銀灯から出射される紫外線に十分な感度を有するものであれば特に制限なく使用できる。特に限定されるものではないが、具体的には、ベンジル、ベンゾインエーテル、ベンゾインブチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸のエステル化物、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド、ベンジルジメチルケタール、2−ブトキシエチル−4−メチルアミノベンゾエート、クロロチオキサントン、メチルチオキサントン、エチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、ジメチルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、ジイソプロピルチオキサントン、ジメチルアミノメチルベンゾエート、ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイルフォーメート、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ−(4−メトキシフェニル)ビスイミダゾール、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−s−トリアジン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,3,5−s−トリアジン、2,4−ビス(トリブロモメチル)−6−(4’−メトキシフェニル)−1,3,5−s−トリアジン、2,4,6−トリス(トリブロモメチル)−1,3,5−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(1,3−ベンゾジオキソラン−5−イル)−1,3,5−s−トリアジン、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、1−(4−フェニルスルファニルフェニル)ブタン−1,2−ジオン−2−オキシム−O−ベンゾアート、1−(4−メチルスルファニルフェニル)ブタン−1,2−ジオン−2−オキシム−O−アセタート、1−(4−メチルスルファニルフェニル)ブタン−1−オンオキシム−O−アセタート等が挙げられる。これらの光重合開始剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。本発明において、光重合開始剤は、本発明の硬化性樹脂組成物の全固形分中で通常0.5〜30質量%、好ましくは1〜25質量%を占める割合で使用する。
本発明の硬化性樹脂組成物は顔料を使用するものである。本発明に使用する顔料としては、適正な分光スペクトルを有するものであれば有機顔料、無機顔料が特に制限なく使用できる。
本発明に用いることができる有機顔料の例としては、具体的には、アントラキノン系、フタロシアニン系、ベンゾイミダゾロン系、キナクリドン系、アゾキレート系、アゾ系、イソインドリン系、イソインドリノン系、ピランスロン系、インダスロン系、アンスラピリミジン系、ジブロモアンザンスン系、フラバンスロン系、ペリレン系、ペリノン系、キノフタロン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、キナクリドン系等の顔料や酸性染料、塩基性染料、直接染料等をそれぞれの沈澱剤で不溶化したレーキ顔料、染付けレーキ顔料等が挙げられる。これらの有機顔料は、必要に応じて、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明に用いることができる無機顔料の例としては、複合金属酸化物顔料、カーボンブラック、黒色低次酸窒化チタン、酸化チタン、硫酸バリウム、亜鉛華、硫酸鉛、黄色鉛、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、アンチモン白、鉄黒、鉛丹、硫化亜鉛、カドニウムエロー、カドニウムレッド、亜鉛、マンガン紫、コバルト紫、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム等の金属酸化物、金属硫化物、硫酸塩、金属水酸化物、金属炭酸塩等が挙げられる
。これらの無機顔料は、必要に応じて、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明における顔料の含有量は、本発明の硬化性樹脂組成物の全固形分中で通常5〜70質量%、好ましく10〜60質量%を占める割合で使用する。色素の含有量は、硬化膜の所望する膜厚、分光特性によって適宜決定される。
本発明の硬化性樹脂組成物においては必要に応じて有機溶剤を用いることができる。本発明に用いる有機溶剤としては、本発明の硬化性樹脂組成物の構成成分であるアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、他の重合性の(メタ)アクリレート、光重合開始剤、及びバインダーポリマー等を溶解するものが適宜選択される。有機溶剤の具体例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等のベンゼン類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート等のセロソルブ酢酸エステル類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエーテル酢酸エステル類、メトキシプロピオン酸メチル、メトキシプロピオン酸エチル、エトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル等のプロピオン酸エステル類、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のジエチレングリコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用することが出来る。また、本発明において有機溶剤の含有量は、硬化性樹脂組成物の全固形分100質量部に対して通常50〜2000質量部、好ましくは100〜1000質量部である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、前記のアルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、他の重合性の(メタ)アクリレート、光重合開始剤、顔料、バインダーポリマー、及びその他成分をディゾルバー、ホモミキサー等により、撹拌、溶解又は分散することにより製造される。
本発明の硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、さらに各種添加剤、例えば、充填剤、界面活性剤、熱重合防止剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤を含有することができる。又、本発明の硬化性樹脂組成物は、その調製後に異物等を取り除くためフィルター等で精密濾過することも出来る。
本発明における、カラーフィルター、ブラックマトリクス及び回路の製造方法について説明する。先ず、本発明の硬化性樹脂組成物をガラス基板、シリコン基板等の基板上に、スピンコート法、ロールコート法、バーコート法等の方法で、膜厚が大凡0.1〜7μmになるように塗布し、温度60〜120℃、時間1〜50分というような条件でプリベーク処理を行い製膜する。次にフォトリソグラフィー法により所定のマスクパターンを通して放射線(例えば電子線、紫外線、好ましくは紫外線)を照射し、界面活性剤水溶液、アルカリ性(水)溶液又は(界面活性剤+アルカリ剤)水溶液で現像して未硬化部分を取り除き、水でリンスして基板上の本発明のネガ型感光性組成物の硬化物パターンを得る。
上記において界面活性剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等が使用出来、通常それらの0.05〜1.0質量%の水溶液が使用される。又アルカリとしては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ジエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド等が使用され、通常それらの0.05〜1.0質量%の水溶液が使用される。
本発明においては、上記のうちアルカリと界面活性剤を含む水溶液の使用が好ましい。現像は、温度が通常10〜50℃、好ましくは20〜40℃、時間が通常30〜180秒、好ましくは30〜120秒というような条件で行われる。
本発明の硬化性樹脂組成物の硬化物は液晶表示装置向けのカラーフィルター、ブラックマトリクス及びスペーサーに、またはデジタルカメラ向けの固体撮像素子用カラーフィルターとして有用である。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない範囲内において、以下の実施例によって限定されるものではない。なお、特にことわらない限り、「%」は質量%、「部」は質量基準とする。
<液体クロマトグラフ質量分析(以下、LC−MS分析と略す)条件>
実施例・比較例のLC−MS分析は次の条件で行った。
[LC部分]Agilent Technologies製 1100シリーズ
カラム:Inertsil ODS−2(4.6mmφ×250mm,5μm)、
溶離液:水80.0%−30min→0.0%、メタノール20.0%−30min→100.0%、
カラム温度:40℃、
流量:1mL/min、注入量:5μL(200 ppmメタノール溶液)、
検出器:UV、RI
[MS部分]JMS T100LP(日本電子製)
リングレンズ電圧:10V、イオン化法:APCI+、脱溶媒室温度:350℃、
ニードル電圧:2500V、オリフィス1温度:80℃、オリフィス1電圧:60V、
イオンガイドピーク間電圧:1000V、オリフィス2電圧:5V
<水酸基価測定条件>
酢酸とピリジンを重量比1:9で混合し、アセチル化試薬とした。サンプルをフラスコに秤量し、アセチル化試薬を加え、80℃で2時間加熱した。反応後、フェノールフタレインを指示薬とし、1mol/l水酸化カリウム水溶液で滴定を行った。
<NMR分析>
NMR分析の結果は、各ピークの帰属を次式に記載する番号((1)〜(3))で示す。
アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートの製造
[製造例1](ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレートの合成)
攪拌装置を備えた容量1Lのオートクレーブ内に、ジペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製、OH価1324)254g(1.0mol)、トルエン127g、KOH0.3gを仕込み、90℃まで昇温、攪拌し、スラリー状の液体とした。次いで130℃に加熱し、エチレンオキサイド176g(4mol)を徐々にオートクレーブ内に導入し反応せしめた。エチレンオキサイドの導入とともに、オートクレーブ内温度は上昇した。随時冷却を加え、反応温度は140℃以下に保つようにした。反応後、140℃にて水銀柱10mmHg以下にて減圧する事で、過剰のエチレンオキサイド、副生するエチレングリコールの重合体を除去した。その後、酢酸にて中和を行い、pH6〜7に調整した。得られたジペンタエリスリトール3EO付加体のOH価は897であった。得られたエチレングリコール変性ジペンタエリスリトール(OH価897)375g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸46g、トルエン900g、ハイドロキノン0.9gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸する事で系外に随時除去した。反応温度は100〜110℃であり、反応終了時に系外へ除去された反応水量は112gであった。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去し、ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレートを615g(収率88%)得た。これにつき、水酸基価の測定、並びにH−NMR、13C−NMR、HPLC、及びLC−MSによる分析を実施したところ、ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレートであることが明らかとなった。以下に、NMR分析、及びLC−MS分析の結果を示し、NMRのピークの帰属は上記番号で示す。
<ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレート>(13C−NMR分析(400MHz),in CDCl
45ppm:(2)由来、60ppm:(3)由来、61〜63ppm:エチレンオキサイドが付加した(3)由来、68〜73ppm:(3)に付加したエチレンオキサイド由来、77〜79ppm:重クロロホルム由来、128〜131ppm:エステル結合したアクリル酸由来、165〜167ppm:エステル結合部
<ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレート>(H−NMR分析(400MHz),in CDCl)3.3〜4.1ppm(16H):(1)、(3)由来、3.6〜4.4ppm(8H):(3)のOHに付加したエチレンオキサイド由来、5.7〜6.4ppm(18H):アクリル酸エステルの2重結合由来、7.3ppm:重クロロホルム由来
<ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレート>(LC−MS分析)
8.8〜11.5分:エチレンオキサイド重合体ジアクリレート、14〜16分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性モノアクリレート、16〜20分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性ヘキサアクリレート
[製造例2](ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレートの合成)
攪拌装置を備えた容量1Lのオートクレーブ内に、ジペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製、OH価1324)254g(1.0mol)、トルエン127g、KOH0.3gを仕込み、90℃まで昇温、攪拌し、スラリー状の液体とした。次いで130℃に加熱し、エチレンオキサイド220g(5mol)を徐々にオートクレーブ内に導入し反応せしめた。エチレンオキサイドの導入とともに、オートクレーブ内温度は上昇した。随時冷却を加え、反応温度は140℃以下に保つようにした。反応後、140℃にて水銀柱10mmHg以下にて減圧することで、過剰のエチレンオキサイド、副生するエチレングリコールの重合体を除去した。その後、酢酸にて中和を行い、pH6〜7に調整した。得られたジペンタエリスリトール4EO付加体のOH価は765であった。得られたエチレングリコール変性ジペンタエリスリトール(OH価765)440g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸50g、トルエン900g、ハイドロキノン1gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸することで系外に随時除去した。反応温度は100〜110℃であり、反応終了時に系外へ除去された反応水量は113gであった。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去し、ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレート665g(収率87%)を得た。これにつき、水酸基価の測定、並びにH−NMR、13C−NMR、HPLC、及びLC−MSによる分析を実施したところ、ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレートであることが明らかとなった。以下に、NMR分析、及びLC−MS分析の結果を示し、NMRのピークの帰属は上記番号で示す。
<ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレート>(13C−NMR分析(400MHz),in CDCl
45ppm:(2)由来、60ppm:(3)由来、61〜63ppm:エチレンオキサイドが付加した(3)由来、68〜73ppm:(3)に付加したエチレンオキサイド由来、77〜79ppm:重クロロホルム由来、128〜131ppm:エステル結合したアクリル酸由来、165〜167ppm:エステル結合部
<ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレート>(H−NMR分析(400MHz),in CDCl
3.3〜4.1ppm(16H):(1)、(3)由来、3.6〜4.4ppm(16H):(3)のOHに付加したエチレンオキサイド由来、5.7〜6.4ppm(18H):アクリル酸エステルの2重結合由来、7.3ppm:重クロロホルム由来
<ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレート>(LC−MS分析)
8.8〜11.5分:エチレンオキサイド重合体ジアクリレート、14〜16分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性モノアクリレート、16〜20分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性ヘキサアクリレート
[製造例3]ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレートの合成
攪拌装置を備えた容量1Lのオートクレーブ内に、ジペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製、OH価1324)254g(1.0mol)、蒸留水36g、KOH0.3gを仕込み、90℃まで昇温、攪拌し、スラリー状の液体とした。次いで130℃に加熱し、エチレンオキサイド264g(6mol)を徐々にオートクレーブ内に導入し反応せしめた。エチレンオキサイドの導入とともに、オートクレーブ内温度は上昇した。随時冷却を加え、反応温度は140℃以下に保つようにした。反応後、140℃にて水銀柱10mmHg以下にて減圧することで、過剰のエチレンオキサイド、副生するエチレングリコールの重合体を除去した。その後、酢酸にて中和を行い、pH6〜7に調整した。得られたジペンタエリスリトール5EO付加体のOH価は706であった。得られたエチレングリコール変性ジペンタエリスリトール(OH価706)477g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸52g、トルエン900g、ハイドロキノン1gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸することで系外に随時除去した。反応温度は100〜110℃であり、反応終了時に系外へ除去された反応水量は113gであった。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去し、ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレート697g(収率87%)を得た。これにつき、水酸基価の測定、並びにH−NMR、13C−NMR、HPLC、及びLC−MSによる分析を実施したところ、ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレートであることが明らかとなった。以下に、NMR分析、及びLC−MS分析の結果を示し、NMRのピークの帰属は上記番号で示す。
<ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレート>(13C−NMR分析(400MHz),in CDCl
45ppm:(2)由来、60ppm:(3)由来、61〜63ppm:エチレンオキサイドが付加した(3)由来、68〜73ppm:(3)に付加したエチレンオキサイド由来、77〜79ppm:重クロロホルム由来、128〜131ppm:エステル結合したアクリル酸由来、165〜167ppm:エステル結合部
<ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレート>(H−NMR分析(400MHz),in CDCl
3.3〜4.1ppm(16H):(1)、(3)由来、3.6〜4.4ppm(20H):(3)のOHに付加したエチレンオキサイド由来、5.7〜6.4ppm(18H):アクリル酸エステルの2重結合由来、7.3ppm:重クロロホルム由来
<ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレート>(LC−MS分析)
8.8〜11.5分:エチレンオキサイド重合体ジアクリレート、14〜16分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性モノアクリレート、16〜20分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性ヘキサアクリレート
[比較製造例1](ジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレートの合成)
攪拌装置を備えた容量1Lのオートクレーブ内に、ジペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製、OH価1324)254g(1.0mol)、蒸留水36g、KOH0.3gを仕込み、90℃まで昇温、攪拌し、スラリー状の液体とした。次いで130℃に加熱し、エチレンオキサイド396g(9mol)を徐々にオートクレーブ内に導入し反応せしめた。エチレンオキサイドの導入とともに、オートクレーブ内温度は上昇した。随時冷却を加え、反応温度は140℃以下に保つようにした。反応後、140℃にて水銀柱10mmHg以下にて減圧することで、過剰のエチレンオキサイド、副生するエチレングリコールの重合体を除去した。その後、酢酸にて中和を行い、pH6〜7に調整した。得られたジペンタエリスリトール8EO付加体のOH価は555であった。得られたエチレングリコール変性ジペンタエリスリトール(OH価555)607g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸54g、トルエン900g、ハイドロキノン1.1gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸することで系外に随時除去した。反応温度は100〜110℃であり、反応終了時に系外へ除去された反応水量は113gであった。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去し、一般式(I)で表される、ジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレート782g(収率84%)を得た。これにつき、水酸基価の測定、並びにH−NMR、13C−NMR、HPLC、及びLC−MSによる分析を実施したところ、ジペンタエリスリトール6EO付加体アクリレートであることが明らかとなった。以下に、NMR分析、及びLC−MS分析の結果を示し、NMRのピークの帰属は上記番号で示す。
<ジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレート>(13C−NMR分析(400MHz),in CDCl
45ppm:(2)由来、60ppm:(3)由来、61〜63ppm:エチレンオキサイドが付加した(3)由来、68〜73ppm:(3)に付加したエチレンオキサイド由来、77〜79ppm:重クロロホルム由来、128〜131ppm:エステル結合したアクリル酸由来、165〜167ppm:エステル結合部
<ジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレート>(H−NMR分析(400MHz),in CDCl
3.3〜4.1ppm(16H):(1)、(3)由来、3.6〜4.4ppm(24H):(3)のOHに付加したエチレンオキサイド由来、5.7〜6.4ppm(18H):アクリル酸エステルの2重結合由来、7.3ppm:重クロロホルム由来
<ジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレート>(LC−MS分析)
8.8〜11.5分:エチレンオキサイド重合体ジアクリレート、14〜16分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性モノアクリレート、16〜20分:ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性ヘキサアクリレート
ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートの製造
[比較製造例2](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価103mgKOH/g)の合成)
ジペンタエリスリトール254g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸40g、トルエン816g、ハイドロキノン1.2gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸する事で系外に随時除去した。反応温度は100〜120℃であった。反応水量72gを系外へ除去した時点で反応終点とした。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去しジペンタエリスリトールアクリレートを376g(収率80%)得た。このものの水酸基価を測定したところ、ジペンタエリスリトールアクリレートであることが明らかとなった。
[比較製造例3](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価51mgKOH/g)の合成)
ジペンタエリスリトール254g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸40g、トルエン816g、ハイドロキノン1.2gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸する事で系外に随時除去した。反応温度は100〜120℃であった。反応水量99gを系外へ除去した時点で反応終点とした。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去しジペンタエリスリトールアクリレートを458g(収率83%)得た。このものの水酸基価測定したところ、ジペンタエリスリトールアクリレートであることが明らかとなった。
[比較製造例4](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価6mgKOH/g)の合成)
ジペンタエリスリトール254g(1mol)、アクリル酸562g(7.8mol)、パラトルエンスルホン酸40g、トルエン816g、ハイドロキノン1.2gをガラス製四つ口フラスコに仕込み、空気を吹き込みながら加熱反応を行った。反応で生じた水はトルエンと共沸する事で系外に随時除去した。反応温度は100〜120℃であった。反応水量110gを系外へ除去した時点で反応終点とした。反応後、アルカリ水洗、水洗を行い、上層のトルエン層を分離し、トルエンを減圧留去しジペンタエリスリトールアクリレートを503g(収率87%)得た。このものの水酸基価測定したところ、ジペンタエリスリトールアクリレートであることが明らかとなった。
硬化性樹脂組成物の調整
[実施例1](ジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレートを含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトール3EO付加体アクリレート7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、赤色の感光性組成物を得た。
[実施例2](ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレートを含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレート7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)
86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、赤色の感光性組成物を得た。
[実施例3](ジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレートを含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトール5EO付加体アクリレート7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、赤色の感光性組成物を得た。
[実施例4](ジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレートを含有した黒色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80 質量比、重量平均分子量22,000)のPGMEA 22%溶液 23g、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトール4EO付加体アクリレート5g、光重合開始剤としてOXE02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、チバガイギー製)1g、顔料としてカーボンブラック分散液のPGMEA 22%溶液45g、溶剤としてPGMEA 34gを混合し、黒色のネガ型感光性組成物を得た。
[比較例1](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価103mgKOH/g)を含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとして水酸基価103mgKOH/gのジペンタエリスリトールのアクリレート化物7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、赤色の感光性組成物を得た。
[比較例2](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価51mgKOH/g)を含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとして水酸基価51mgKOH/gのジペンタエリスリトールのアクリレート化物7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、本発明の赤色の感光性組成物を得た。
[比較例3](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価6mgKOH/g)を含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとして水酸基価6mgKOH/gのジペンタエリスリトールのアクリレート化物7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)
86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、赤色の感光性組成物を得た。
[比較例4](ジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレートを含有した赤色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80質量比、重量平均分子量22,000)のプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下 PGMEAと略記)22%溶液 32g、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトール8EO付加体アクリレート7g、光重合開始剤としてイルガキュアー907(チバガイギー製) 1g、カヤキュアーDETX−S(日本化薬製)0.5g、顔料として赤色顔料分散液(C.I.ピグメントレッド177/C.I.ピグメントイエロー150/分散剤/PGMEA=16/4/5/75 重量比)86g、溶剤としてPGMEA 30gを混合し、本発明の赤色の感光性組成物を得た。
[比較例5](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価103mgKOH/g)を含有した黒色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80 質量比、重量平均分子量22,000)のPGMEA 22%溶液 23g、光重合性モノマーとして水酸基価103mgKOH/gのジペンタエリスリトールのアクリレート化物5g、光重合開始剤としてOXE02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、チバガイギー製)1g、顔料としてカーボンブラック分散液のPGMEA 22%溶液45g、溶剤としてPGMEA 34gを混合し、本発明の黒色のネガ型感光性組成物を得た。
[比較例6](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価51mgKOH/g)を含有した黒色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80 質量比、重量平均分子量22,000)のPGMEA 22%溶液 23g、光重合性モノマーとして水酸基価51mgKOH/gのジペンタエリスリトールのアクリレート化物5g、光重合開始剤としてOXE02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、チバガイギー製)1g、顔料としてカーボンブラック分散液のPGMEA 22%溶液45g、溶剤としてPGMEA 34gを混合し、黒色のネガ型感光性組成物を得た
[比較例7](ジペンタエリスリトールアクリレート(水酸基価6mgKOH/g)を含有した黒色樹脂組成物の調整)
バインダーポリマーとしてメタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体(20/80 質量比、重量平均分子量22,000)のPGMEA 22%溶液 23g、光重合性モノマーとして水酸基価6mgKOH/gのジペンタエリスリトールのアクリレート化物5g、光重合開始剤としてOXE02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、チバガイギー製)1g、顔料としてカーボンブラック分散液のPGMEA 22%溶液45g、溶剤としてPGMEA 34gを混合し、黒色のネガ型感光性組成物を得た
上記製造例、比較製造例、実施例、及び比較例で得られたサンプルを以下の方法で評価した。結果を表1ないし3に示す。
[硬化性]
製造例及び比較製造例においては、各サンプルを50重量部、酢酸エチルを50重量部、光重合開始剤としてBASF社製irgacure184を固形分に対して3重量部を添加、溶解した物を、ガラス基板上にスピンコーターにて乾燥膜厚5μmに塗布し、80℃で乾燥、脱溶剤を行った。この未硬化物をステップタブレット(25段、Riston社製)にて遮光し、ウシオ社製の平行光型露光機(SX―UID501H UVQ)にて、窒素雰囲気下、積算照度200mjで硬化させ、指触にてタックフリーとなる段数を記載した。
実施例及び比較例においては、調整した樹脂組成物にて同様に試験した。
[密着性]
硬化性評価と同様に硬化物を調整し、メタルハライドランプを装着したベルトコンベアー式UV硬化装置にてガラス、ABS、アクリル樹脂、PCを基板として積算照度200mj/cmにて硬化し、JIS―K5400規定の碁盤目試験を行い残存マス数を密着性とした。評価基準は以下の通り。
○:残存マス数が90〜100
△:残存マス数が70〜89
×:残存マス数が70以下
[耐水性試験]
硬化性評価と同様に硬化物を調整し、水道水を滴下し18時間後に拭きとった時の外観を目視した。評価基準は以下の通り。
○:硬化膜に以上無し
△:わずかに光沢の変化が見られる。
×:硬化膜に白化、割れ、浮きなどの明らかな異常が見られる。
[耐アルカリ性]
硬化性評価と同様に硬化物を調整し、試験フィルム上に2%水酸化ナトリウム水溶液を一滴落とし、シャーレ内で18時間静置した。ティッシュでふき取り、フィルムが変化していないか目視によって観察した。評価基準は以下の通り。
○:硬化膜に以上無し
△:わずかに光沢の変化が見られる。
×:硬化膜に白化、割れ、浮きなどの明らかな異常が見られる。
[接触角]
液滴法により測定した。頂点の高さ、水滴の半径を直読し、θ=2arctan(h/a)より接触角を求めた。0.2秒後、5秒後の接触角を測定した。
[粘度]
JIS K 5600−2−3に従って測定を行った。
[体積収縮率]
ピクノメーターを用い、25℃における硬化前の樹脂比重と硬化物の比重を測定し、以下の式で算出した。
体積収縮率(%)=100×(硬化物比重−樹脂比重)/(硬化物比重) [解像性、現像時密着性試験]
硬化性試験と同様の方法にて、ガラス基板上にスピンコーターにて乾燥膜厚5μmに塗布し、80℃で乾燥、脱溶剤を行った。回路パターンの描画されたマスク(Toppan−Test−Chart−No1−N)を通して200mJ/cm2と400mJ/cm2紫外線をそれぞれ照射した。界面活性剤入りの0.1%TMAH水溶液で60秒シャワー現像、水でリンス後、200℃にて加熱処理し、赤色パターンと黒色パターンを得た。ガラス基板への密着性及び解像性は現像後に残った最小ライン幅(μm)を測定することによって求めた。これらの幅が小さいほど密着性、解像性が優れていることを示す。
[現像性試験]
現像時に溶解を始めた時間(秒)(ブレイクポイント)にて確認した。
表1に示された結果より、ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートをAO変性することで粘度が大幅に低減させることが可能となった(製造例1〜3、比較製造例2〜4)。また、AO付加モル数が多すぎる場合、耐水性、耐アルカリ性が悪化することが判明した(製造例1〜3、比較製造例1)。
また、表2及び3より、AO変性していないジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートを使用した硬化物の場合、AO変性したジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートを使用した硬化物に対し、硬化性が悪化することが判明した(比較例1〜3、比較例6,7)。また、AO付加モル数が多すぎるジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートを配合した硬化物の場合、基材から硬化物が剥離する結果となった(比較例4)。
本発明のカラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物は、硬化性が高く、未硬化部分を現像し易く、密着性が高く、硬化収縮が小さく、残存応力による剥がれが少ないことから、液晶表示装置向けのカラーフィルター、ブラックマトリクス及びスペーサーに、またはデジタルカメラ向けの固体撮像素子用カラーフィルター等の用途に好適に用いることができる。

Claims (2)

  1. (A)アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、(B)バインダーポリマー、(C)重合開始剤、及び(D)顔料を含有するカラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物であって、
    前記、(A)アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートが下記一般式(I)で表される構造を有することを特徴とするカラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物。
    但し、一般式(I)中、Rは一般式(II)で表される置換基を表し、AOは−CHCHO−、−CHCH(CH)O−、−CHCHCHCHO−、又は−CHCH(C)O−で表されるアルキレンオキサイド単位の中から選択された1種又は2種以上を示し、付加しているアルキレンオキサイドの平均重合度を示すlは0<l<6であり、mの平均値は0<m≦6であり、nの平均値は0≦n≦6であり、oの平均値は0≦o≦6であり、m+n+o=6であり、一般式(II)中、Rは水素原子又はメチル基を示す。
  2. 前記硬化性樹脂組成物の全固形分に対し、(A)アルキレンオキサイド変性ジペンタエリスリトール(メタ)アクリレートの含有量が3質量%以上80質量%以下、(B)バインダーポリマーの含有量が5質量%以上80質量%以下、(C)重合開始剤の含有量が0.5質量%以上30質量%以下、及び(D)顔料の含有量が5質量%以上70質量%以下である事を特徴とする請求項1に記載のカラーフィルター、ブラックマトリックス、又は回路形成用の硬化性樹脂組成物。
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