JP2014124493A - 内視鏡システム - Google Patents

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仁 小峰
Kiyotaka Sugano
清貴 菅野
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Abstract

【課題】小さな回路規模でサンプリングパルスを生成することができる内視鏡システムを提供する。
【解決手段】内視鏡システム1は、撮像信号を生成するCCD8が設けられた内視鏡2と、入力される撮像信号を信号処理する映像信号処理回路13が設けられたプロセッサ3とを備える。プロセッサ3は、所定の周波数の基準クロックを生成するFPGA9と、CCD8で被写体を撮像することにより得られる撮像信号からリファレンスクロックを生成するリファレンスクロックゲート16と、基準クロックとリファレンスクロックとの位相差に基づき、基準クロックを遅延させた遅延クロックを生成する位相比較部17と、位相比較部17からの遅延クロックに基づいて、撮像信号をサンプリングするためのサンプリングパルスを生成するサンプリングパルス生成部18とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡システムに関し、特に、基準クロックと撮像信号から抽出されたリファレンスクロックの位相差に基づきサンプリングパルスを生成する内視鏡システムに関する。
従来、内視鏡システムは、先端部にCCD等の撮像素子を備えたスコープ(内視鏡)と、スコープに設けられた撮像素子で撮像された内視鏡画像に所定の画像処理を施し、モニタに表示するプロセッサとにより構成されている。スコープとプロセッサとは、コネクタ等を介して着脱自在に構成されており、種類の異なる、例えば、ケーブル長等が異なるスコープをプロセッサに接続することができる。
このようにケーブル長が異なると、撮像素子を駆動信号で駆動した場合、駆動信号の信号伝搬の遅延量が異なるとともに、撮像素子から出力された撮像信号がプロセッサに入力されるタイミングも異なる。そのため、撮像素子からの撮像信号中における実際の信号成分部分を抽出するためのサンプリングパルスの発生タイミングを、ケーブル長による遅延量に応じて適切に設定する調整作業が必要である。
そこで、内視鏡システムのプロセッサには、このような調整作業を自動で行うために、スコープから入力される撮像信号の位相と、撮像信号をサンプリングするためのサンプリングパルスの基準となる基準クロック信号の位相とを同期させるPLL回路が設けられている。
例えば、特許文献1には、高画質の撮像素子を搭載したスコープにも対応可能な信号処理を行うために、低位相雑音特性に設定した状態で、周波数引込を簡単な構成で行うことができるPLL回路を用いた内視鏡システムが開示されている。
特開2007−159991号公報
しかしながら、このような内視鏡システムは、PLL回路を用いてクロックを生成しているため、PLL回路を構成するため、回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、小さな回路規模でサンプリングパルスを生成することができる内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡システムは、被検体を撮像して撮像信号を生成する撮像素子が設けられた内視鏡と、前記内視鏡から入力される前記撮像信号を信号処理する信号処理回路が設けられたプロセッサとを具備する内視鏡システムであって、前記プロセッサは、所定の周波数の第1のクロック信号を生成する第1のクロック生成部と、前記撮像素子で被写体を撮像することにより得られる撮像信号からクロック信号成分を抽出し、該クロック信号成分の周波数を有する第2のクロック信号を生成する第2のクロック生成部と、前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号との位相差に基づき、前記第1のクロック信号を遅延させた遅延クロック信号を生成する位相比較部と、前記位相比較部からの前記遅延クロック信号に基づいて、前記撮像信号をサンプリングするためのサンプリングパルスを生成するサンプリングパルス生成部と、を備える。
本発明の内視鏡システムによれば、小さな回路規模でサンプリングパルスを生成することができる。
第1の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す図である。 位相比較部17の詳細な構成を示す構成図である。 基準クロックとリファレンスクロックとの間に遅延がない場合のタイミングチャートである。 基準クロックとリファレンスクロックとの間に遅延がある場合のタイミングチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係る内視鏡システムの構成を示す構成図である。 位相比較部17aの詳細な構成を示す構成図である。 第2の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す構成図である。 位相比較部17bの詳細な構成を示す構成図である。 CCD駆動部10aの構成を示す構成図である。 第3の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す構成図である。 CCD駆動部10bの構成を示す構成図である。 タイミングジェネレータ34aの構成を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施の形態の内視鏡システムの構成について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す図である。
図1に示すように、内視鏡システム1は、内視鏡検査を行うための内視鏡2と、この内視鏡2が着脱自在に接続され、内視鏡2に搭載された撮像素子に対する信号処理を行うプロセッサ3と、このプロセッサ3から出力される映像信号が入力されることにより撮像素子で撮像された画像を内視鏡画像として表示するモニタ4とを有する。
内視鏡2は、生体の内部に挿入可能な細長で可撓性を有する挿入部5を有する。また、内視鏡2は、挿入部5の後端に形成された図示しない操作部と、その操作部から延出したユニバーサルケーブルとを有する。そして、内視鏡2は、そのユニバーサルケーブルの端部に設けられたコネクタ6により、プロセッサ3に対して着脱可能に構成されている。
挿入部5の先端部には、照明光を出射する照明窓に例えば図示しない白色LEDが取り付けられ、プロセッサ3に設けられた図示しないLED点灯回路からLED点灯用の電源が供給されることにより点灯して白色の照明光を出射する。
この照明窓に隣接して設けられた観察窓(撮像窓)には対物レンズ7が取り付けてあり、その結像位置には撮像素子として例えば電荷結合素子(CCDと略記)8が配置されている。
このCCD8は、挿入部5内部等を挿通された信号ケーブルを介してプロセッサ3内に設けられたCCD駆動部10とフロントエンドアンプ(FEAと略記)11とに接続される。
基準信号発生回路(SSG)を構成するFPGA9は、発振周波数の安定性が良好な水晶発振子を用いた発振器により生成される基準クロックをCCD駆動部10及び位相比較部17に供給する。このFPGA9は、所定の周波数の第1のクロック信号である基準クロックを生成する第1のクロック生成部を構成する。
CCD駆動部10は、FPGA9からの基準クロックに応じて一定周期で出力されるリセットパルス等を含むCCD駆動信号を生成し、信号ケーブルの駆動線を介してCCD8に印加する。
CCD8は、CCD駆動部10からのCCD駆動信号に基づいて、撮像面に結像された観察対象部位からの戻り光に対して光電変換を施し、得られた撮像信号(或いはCCD出力信号)を出力する。この撮像信号は、信号ケーブルの信号線を介してFEA11に入力される。FEA11は、入力された撮像信号を増幅し、CDS&A/D回路12及びバンドパスフィルタ(BPF)14に出力する。
上記FEA11により増幅された撮像信号は、CDS&A/D回路12に入力され、CDS回路部分において相関二重サンプリング(CDS)処理により、撮像信号中における信号部分が抽出されてベースバンドの信号に変換された後、A/D回路部分でデジタル信号に変換される。
このデジタル信号は、映像信号処理回路13に入力される。映像信号処理回路13は、CDS&A/D回路12からのデジタル信号を映像信号に変換し、内視鏡画像をモニタ4に出力する。
上記CDS回路部分には、サンプリングパルス生成部18から後述するサンプリングパルスSHP及びSHDが供給される。このサンプリングパルスSHP及びSHDにより、CDS回路部分は撮像信号中における信号部分をサンプリングする。このサンプリングパルスSHP及びSHDは、撮像信号における(リセットパルス直後の)フィードスルー部及びデータ部をそれぞれサンプリングし、それらの差信号を抽出して、ベースバンドの信号を生成する。
また、FEA11により増幅された撮像信号は、位相調整期間におけるリセットパルスφRを(基準クロックとなるリファレンスクロックとして)抽出するように帯域制限されたバンドパスフィルタ(BPF)14を通り、さらにリミッタアンプ15により波形整形される。
このリミッタアンプ15は、例えば交流信号を通すコンデンサC、抵抗Rが入出力端間に接続された反転アンプAにより構成される。
このリミッタアンプ15により波形整形されたリセットパルスφRの信号は、リファレンスクロックゲート(以下R−ゲートと略記)16を経てリファレンスクロックとして、位相比較部17に入力される。このR−ゲート16は、例えばNAND回路により構成されている。なお、R−ゲート16は、リファレンスクロックの位相比較部17への入力の開閉を行うゲート手段を形成している。このR−ゲート16は、第2のクロック信号であるリファレンスクロックを生成する第2のクロック生成部を構成する。
位相比較部17には、R−ゲート16からのリファレンスクロックと、FPGA9からの基準クロックとが入力される。後述するが、位相比較部17は、基準クロックとリファレンスクロックとの遅延量(位相差)に基づき、基準クロック信号を遅延させた遅延クロックを生成する。より具体的には、位相比較部17は、基準クロックを所定の逓倍数の逓倍クロックを生成し、この逓倍クロックを基準にリファレンスクロックが基準クロックに対してどの程度遅延しているかを示す遅延量を算出する。位相比較部17は、算出した遅延量だけ遅延させた遅延クロックを生成し、サンプリングパルス生成部18に出力する。
サンプリングパルス生成部18は、位相比較部17からの遅延クロックに基づき、撮像信号における(リセットパルス直後の)フィードスルー部とデータ部とをそれぞれサンプリングするためのサンプリングパルスSHP及びSHDを生成し、CDS&A/D回路12に出力する。
CDS&A/D回路12のCDS回路部分では、上述したように、サンプリングパルスSHP及びSHDに基づき、撮像信号におけるフィードスルー部及びデータ部をそれぞれサンプリングし、それらの差信号を抽出して、ベースバンドの信号を生成する。
ここで、位相比較部17の詳細な構成について説明する。
図2は、位相比較部17の詳細な構成を示す構成図である。
図2に示すように、位相比較部17は、逓倍クロック生成部21と、位相比較カウンタ22と、遅延クロック生成部23とを有して構成されている。
FPGA9により生成された基準クロックは、逓倍クロック生成部21、位相比較カウンタ22及び遅延クロック生成部23に入力される。逓倍クロック生成部21は、入力された基準クロックを所定の逓倍数、例えば、基準クロックを64逓倍した逓倍クロックを生成して、位相比較カウンタ22に出力する。
位相比較カウンタ22には、基準クロック及び逓倍クロックに加え、R−ゲート16からのリファレンスクロックが入力される。位相比較カウンタ22は、基準クロックとリファレンスクロックとの位相差を逓倍クロックでカウントすることで、リファレンスクロックが基準クロックに対してどの程度遅延しているかを示す遅延量を算出する。この算出された遅延量は、遅延クロック生成部23に入力される。
遅延クロック生成部23は、基準クロックを入力された遅延量だけ遅延させた遅延クロックを生成し、サンプリングパルス生成部18に出力する。これにより、サンプリングパルス生成部18において、撮像信号の遅延量に応じたサンプリングパルスSHP及びSHSDが生成され、CDS&A/D回路12に出力される。
次に、このように構成された内視鏡システムの動作について説明する。
図3及び図4は、内視鏡システムの動作を説明するためのタイミングチャートを示し、図3は、基準クロックとリファレンスクロックとの間に遅延がない場合のタイミングチャートであり、図4は、基準クロックとリファレンスクロックとの間に遅延がある場合のタイミングチャートである。
FPGA9から出力された基準クロックは、位相比較部17の逓倍クロック生成部21により、この基準クロックを所定の逓倍数に逓倍した逓倍クロックが生成される。逓倍クロックは、例えば、基準クロックを64逓倍した逓倍クロックである。なお、図3及び図4では、説明を簡単にするために、基準クロックを16逓倍した逓倍クロックを示している。
図3に示すように、基準クロックとリファレンスクロックとの間に遅延がない場合、サンプリングパルス生成部18において、基準クロックに基づき、フィードスルー部をサンプリングするためのサンプリングパルスSHPと、データ部をサンプリングするためのサンプリングパルスSHDとが生成される。
一方、図4に示すように、挿入部5の挿入部長が長い内視鏡2がプロセッサ3に接続された場合、基準クロックとリファレンスクロックとの間に遅延が生じる。この場合、位相比較カウンタ22において、基準クロックとリファレンスクロックとの位相差を逓倍クロックでカウントすることで、遅延量(位相差)が算出される。遅延クロック生成部23では、算出された遅延量だけ基準クロックが遅延され、サンプリングパルス生成部18に出力される。例えば、図4の例では、逓倍クロックの2クロック分だけ遅延された基準クロックがサンプリングパルス生成部18に出力される。
サンプリングパルス生成部18では、この遅延クロックに基づき、フィードスルー部をサンプリングするためのサンプリングパルスSHPと、データ部をサンプリングするためのサンプリングパルスSHDとが生成される。即ち、サンプリングパルス生成部18では、図3のサンプリングパルスSHP及びSHDよりも、逓倍クロックの2クロック分だけ遅延されたサンプリングパルスSHP及びSHDが生成されることになる。これらのサンプリングパルスSHP及びSHDにより、挿入部長等により遅延した撮像信号からフィードスルー部及びデータ部がサンプリングされる。
このように、内視鏡システム1は、内視鏡2の種別に応じて撮像信号の遅延量が異なる場合にでも、基準クロックを逓倍した逓倍クロックを生成し、この逓倍クロックを用いて、撮像信号から生成されたリファレンスクロックが基準クロックからどの程度遅延しているかを算出する。そして、内視鏡システム1は、算出した遅延量だけ基準クロックを遅延させた遅延クロックを生成し、この遅延クロックに基づき、サンプリングパルスSHP及びSHDを生成するようにしている。この結果、内視鏡システム1は、PLL回路を設けることなく、撮像信号の遅延量に応じたサンプリングパルスSHP及びSHDを生成することができるため、回路規模を小さくすることができる。
よって、本実施の形態の内視鏡システムによれば、小さな回路規模でサンプリングパルスを生成することができる。
(変形例)
次に、第1の実施の形態の変形例について説明する。
図5は、第1の実施の形態の変形例に係る内視鏡システムの構成を示す構成図である。なお、図5において、図1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、変形例の内視鏡システム1aは、図1の内視鏡システム1のFPGA9、CDS&A/D回路12及び位相比較部17に代わり、FPGA9a、CDS&A/D回路12a及び位相比較部17aを用いるとともに、サンプリングパルス生成部18が削除されて構成されている。
図6は、位相比較部17aの詳細な構成を示す構成図である。なお、図6において、図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、位相比較部17aは、図2の位相比較部17から遅延クロック生成部23が削除されて構成されている。即ち、位相比較部17aは、位相比較カウンタ22で算出された基準クロックとリファレンスクロックとの遅延量を、遅延結果(遅延量情報)として出力する。この遅延結果は、FPGA9aに入力される。
FPGA9aは、入力された遅延結果に応じて、CDS&A/D回路12aにCDSパラメータの設定を行う。
CDS&A/D回路12aは、FPGA9aにより設定されたCDSパラメータに応じたサンプリングパルスSHP及びSHDで撮像信号のフィードスルー部及びデータ部をサンプリングして得られたベースバンドの信号映像信号処理回路13に出力する。
以上の構成により、変形例1の内視鏡システム1aは、図1のサンプリングパルス生成部18及び図2の遅延クロック生成部23を用いることなくサンプリングパルスを生成できるので、第1の実施の形態の内視鏡システム1よりさらに小さな回路規模でサンプリングパルスSHP及びSHDを生成することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
従来では、多種類の内視鏡2に対して画質性能を最適にするために、内視鏡2の種別(CCDの種類、ケーブルの種類、ケーブル長等の違い)に応じてCCD駆動信号(CCD駆動波形)の振幅レベルや立ち上がり/立ち下りの傾きを、例えば工場での生産時に設定(調整)している。このような設定(調整)は、内視鏡2の種別毎に行う必要があるため、調整の複雑化や調整箇所の増大、生産時の調整工数増大により、製品コストの増大や、品質の劣化、および小型化の妨げとなっていた。
そこで、本実施の形態では、内視鏡2の種別に応じてCCD駆動信号の調整(具体的には、CCD駆動波形の振幅レベルや駆動波形の立ち上がり/立ち下がりの傾きの設定等)を自動的に行う内視鏡システムについて説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す構成図である。なお、図7において、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、内視鏡システム1bは、図1の内視鏡システム1のCCD駆動部10及び位相比較部17に代わり、それぞれCCD駆動部10a及び位相比較部17bを用いて構成されている。位相比較部17bは、図4と同様の構成でもよいが、例えば、図8の構成であってもよい。
図8は、位相比較部17bの詳細な構成を示す構成図である。
位相比較部17bは、バッファ31a〜31dと、フリップフロップ(以下、FFという)32a〜32cと、エンコーダ33とを有して構成されている。
バッファ31a〜31cは、直列接続されており、入力される基準クロックを順次、所定量遅延させ後段に出力する。即ち、バッファ31aは、基準クロックを所定量遅延させ、バッファ31b及びFF32aに出力する。そして、バッファ31bは、バッファ31aにより所定量遅延された基準クロックをさらに所定量遅延させ、バッファ31c及びFF32bに出力する。さらに、バッファ31cは、バッファ31bにより所定量遅延された基準クロックをさらに所定量遅延させ、バッファ31d及びFF32cに出力する。
FF32a〜32cのクロック端子には、リファレンスクロックが入力される。FF32a〜FF32cのそれぞれは、例えばリファレンスクロックの立ち上がりエッジでバッファ31a〜31cから入力された値を保持し、保持した値をエンコーダ33に出力する。これにより、リファレンスクロックの遅延量に応じて、FF32a〜33cから0または1が出力される。
エンコーダ33は、FF32a〜32cから出力された値に基づいて、基準クロックとリファレンスクロックとの遅延量(位相差)をデジタル信号化する(第1の実施の形態の構成であればアナログ信号の場合もある)。エンコーダ33は、このデジタル信号を後述するスイッチ37を切り替えるための切替制御信号としてCCD駆動部10aに出力する。
図9は、CCD駆動部10aの構成を示す構成図である。
図9に示すように、CCD駆動部10aは、タイミングジェネレータ34と、CCDドライバ35と、波形整形回路36とを有して構成されている。波形整形回路36は、スイッチ37と、複数(本実施の形態では3つ)のピーキング回路38a〜38cとを有して構成されている。
タイミングジェネレータ34には、FPGA9からの基準クロックが入力される。タイミングジェネレータ34は、この基準クロックに基づいたタイミングパルスTPaを生成し、CCDドライバ35に出力する。CCDドライバ35は、入力されたタイミングパルスTPaに応じたCCD駆動信号を生成し、スイッチ37に出力する。
スイッチ37には、CCDドライバ35からCCD駆動信号が入力されるとともに、位相比較部17bのエンコーダ33からのデジタル信号が切替制御信号として入力される。スイッチ37は、エンコーダ33からの切替制御信号に基づき、CCD駆動信号の出力先を切り替え、ピーキング回路38a〜38cのいずれかに出力する。
ピーキング回路38a〜38cは、それぞれ抵抗値が異なる抵抗R1〜R3、容量値が異なる容量C1〜C3により構成されるフィルタを用いて、入力されたCCD駆動信号の波形を整形する。即ち、ピーキング回路38a〜38cでは、抵抗R1〜R3、容量C1〜C3の組み合わせにより、内視鏡2の種別(ケーブル長等)に応じたCCD駆動信号の補正が行われる。
例えば、ピーキング回路38aでは、抵抗R1及び容量C1によって構成されるフィルタにより、出力波形39aのようなCCD駆動信号を得る。同様に、ピーキング回路38bでは、抵抗R2及び容量C2によって構成されるフィルタにより、出力波形39bのようなCCD駆動信号を得る。同様に、ピーキング回路38cでは、抵抗R3及び容量C3によって構成されるフィルタにより、出力波形39cのようなCCD駆動信号を得る。このようにして得られたCCD駆動信号は、信号ケーブルの駆動線を介してCCD8に印加される。
これにより、内視鏡システム1bは、内視鏡2の種別が変化した場合でも、波形39a〜39cのように、内視鏡2の種別に応じた最適なCCD駆動信号を自動的に生成することができるため、生産時の調整工数等を削減することができる。また、内視鏡システム1bは、簡単な回路(波形整形回路36)で内視鏡2の種別に応じた最適なCCD駆動信号を生成できるため、内視鏡システム1bの小型化も可能である。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の内視鏡システム1bは、内視鏡2の種別に応じて、ハード的にピーキング回路38a〜38cを切り替え、CCD駆動信号の調整を行っている。そのため、取り付けられる内視鏡2の種別(CCDの種類、ケーブルの種類、ケーブル長等の違い)に応じて、ピーキング回路38a〜38cを複数設ける必要があり、かつ、それらのピーキング回路38a〜38cを切り替えるためのスイッチ37を設ける必要があるため、波形整形回路36の回路規模が増大する。
そこで、本実施の形態では、小さい回路規模の波形整形回路を用いて、内視鏡2の種別に応じたCCD駆動信号の調整を行うことができる内視鏡システムについて説明する。
図10は、第3の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す構成図である。なお、図10において、図7と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態の内視鏡システム1cは、第2の実施の形態の内視鏡システム1bのCCD駆動部10aに代わり、CCD駆動部10bを用いるとともに、スコープ検知部41が追加されて構成されている。
スコープ検知部41には、プロセッサ3に接続された内視鏡2の図示しないスコープID記憶部からスコープIDが入力される。スコープ検知部41は、入力されたスコープIDに基づき、プロセッサ3に接続された内視鏡2の種別を判別し、その判別結果(内視鏡種別情報)をCCD駆動部10bに出力する。
図11は、CCD駆動部10bの構成を示す構成図である。なお、図11において、図9と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、CCD駆動部10bは、図9のタイミングジェネレータ34及び波形整形回路36に代わり、それぞれタイミングジェネレータ34a及び波形整形回路36aを用いるとともに、ローパスフィルタ42が追加されて構成されている。この波形整形回路36aは、図9の波形整形回路36からスイッチ37、ピーキング回路38b及び38cが削除されて構成されている。
タイミングジェネレータ34aには、スコープ検知部41から内視鏡種別情報が入力される。タイミングジェネレータ34aは、スコープ検知部41からの内視鏡種別情報に基づき、タイミングパルスTPaやタイミングパルスTPaの立ち上がり、立ち下がりをCCD駆動信号の出力波形よりずっと早い周波数でスイッチングさせたタイミングパルスTPb、TPcを生成する。
図12は、タイミングジェネレータ34aの構成を示す構成図である。
図12に示すように、タイミングジェネレータ34aは、駆動用カウンタ43と、デコーダ44とを有して構成されている。駆動用カウンタ43は、例えば垂直同期信号に基づきカウント位置を決定し、決定したカウント位置からカウントしたカウント値をデコーダ44に出力する。
デコーダ44には、内視鏡種別情報が入力されており、この内視鏡種別情報に基づき、タイミングパルスのHを立てる期間を決定する。例えば、デコーダ44は、内視鏡種別情報に基づきタイミングパルスTPbを生成する場合、カウント値が1、3、5〜20、22及び24のときにHを立てることでタイミングパルスTPbを生成する。
ピーキング回路38aは、第2の実施の形態の構成で最も高周波成分を通すピーキング回路38aを使用する。よって、第2の実施の形態と同様なタイミングパルスTPaを入力すれば、ピーキング回路38aから出力されるCCD駆動信号の波形も出力波形39aのようになる。
ピーキング回路38aを使用して出力波形39b、39cを得るためには、タイミングパルスTPb、TPcの立ち上がり、立ち下がりをCCD駆動信号の出力波形よりずっと早い周波数でスイッチングさせたタイミングパルスTPb、TPcを、LPF42で平滑化する。これにより、タイミングパルスTPb、TPcの高周波成分を調整して、CCD駆動信号の出力波形39b、39cを得る。
このような構成により、内視鏡システム1cは、単一のピーキング回路38aで種別の異なる複数の内視鏡2(CCDの種類、ケーブルの種類、ケーブル長等が異なる)に対して、最適なCCD駆動信号を生成することができる。そのため、図9のスイッチ37やピーキング回路38b及び38cを削減でき、波形整形回路36aの回路規模を図9の波形整形回路36の回路規模よりも小さくすることができる。
また、今後、CCD駆動信号のバリエーションが増えた場合でも、ソフトウェア修正により対応可能であり、新たなCCD駆動信号に対応するためのプロセッサ3を生産する必要がなくなる。
本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1,1a,1b,1c…内視鏡システム、2…内視鏡、3…プロセッサ、4…モニタ、5…挿入部、6…コネクタ、7…対物レンズ、8…CCD、9,9a…FPGA、10,10a…CCD駆動回路、11…FEA、12,12a…CDS&A/D回路、13…映像信号処理回路、14…BPF、15…リミッタアンプ、16…リファレンスクロックゲート、17,17a,17b…位相比較部、18…サンプリングパルス生成部、21…逓倍クロック生成部、22…位相比較カウンタ、23…遅延クロック生成部、31a〜31d…バッファ、32a〜32c…FF、33…エンコーダ、34,34a…タイミングジェネレータ、35…CCDドライバ、36,36a…波形整形回路、37…スイッチ、38a〜38c…ピーキング回路、41…スコープ検知部、42…LPF、43…駆動用カウンタ、44…デコーダ。

Claims (6)

  1. 被検体を撮像して撮像信号を生成する撮像素子が設けられた内視鏡と、前記内視鏡から入力される前記撮像信号を信号処理する信号処理回路が設けられたプロセッサとを具備する内視鏡システムであって、
    前記プロセッサは、
    所定の周波数の第1のクロック信号を生成する第1のクロック生成部と、
    前記撮像素子で被写体を撮像することにより得られる撮像信号からクロック信号成分を抽出し、該クロック信号成分の周波数を有する第2のクロック信号を生成する第2のクロック生成部と、
    前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号との位相差に基づき、前記第1のクロック信号を遅延させた遅延クロック信号を生成する位相比較部と、
    前記位相比較部からの前記遅延クロック信号に基づいて、前記撮像信号をサンプリングするためのサンプリングパルスを生成するサンプリングパルス生成部と、
    を備えたことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記位相比較部は、前記第1のクロック信号を所定倍に逓倍した逓倍クロック信号を生成する逓倍部と、前記逓倍クロック信号を用いて、前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号との位相差をカウントする位相比較カウンタと、前記位相比較カウンタのカウント結果に基づき、前記第1のクロック信号を遅延させた前記遅延クロック信号を生成する遅延クロック生成部とを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記位相比較部は、前記第1のクロック信号を順次、所定量遅延させる直列接続された複数のバッファと、前記複数のバッファのそれぞれに接続され、前記第2のクロック信号に基づき、前記複数のバッファの出力を取り込む複数のフリップフロップと、前記複数のフリップフロップの出力値から前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号との位相差を生成するエンコーダと、を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  4. 前記撮像素子に供給する駆動信号の波形を整形する駆動信号生成部を備えることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  5. 前記駆動信号生成部は、前記第1のクロック信号に基づきタイミングパルスを生成するタイミングジェネレータと、前記タイミングパルスから前記駆動信号を生成するドライバと、前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号との位相差に応じて、前記駆動信号の出力先を切り替えるスイッチと、それぞれが異なるフィルタを備え、前記スイッチから出力された前記駆動信号の波形を整形する複数のピーキング回路とを有することを特徴とする請求項4に記載の内視鏡システム。
  6. 前記駆動信号生成部は、前記内視鏡の種別に応じて、前記第1のクロックに基づき生成するタイミングパルスの立ち上がり及び立ち上がりを高速でスイッチングするタイミングジェネレータと、前記スイッチングしたタイミングパルスの高周波成分を平滑化するローパスフィルタと、前記高周波成分を平滑化したタイミングパルスから前記駆動信号を生成するドライバと、前記駆動信号の波形を整形するピーキング回路とを備えることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡システム。
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