JP2011254421A - 信号伝送装置および電子内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】休止区間のある高周波信号を、伝送路を通して反射の影響なく伝送する。
【解決手段】内視鏡基部13に設けられたドライブ回路21から、撮像素子23の水平駆動信号の1/4波長よりも長いセンサ駆動信号伝送経路25A、25Bを介して先端部11Aまでセンサ駆動信号を伝送する。休止区間を有する水平駆動信号は、周波数信号が連続する高周波連続信号と休止区間に対応するゲート信号に分けて先端部11Aへと伝送する。先端部11Aにゲート回路24Aを設ける。ゲート回路24Aにおいて、高周波連続信号とゲート信号に基づいて休止区間を有する水平駆動信号を生成し撮像素子23へと出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、伝送経路を介して休止区間を有する高周波信号を伝送する信号伝送装置に関し、特に電子内視鏡の撮像素子へ水平駆動信号を伝送する信号伝送装置に関する。
例えば電子内視鏡では、挿入部先端に設けられた撮像素子からの映像信号をスコープ基端部に接続されるカメラコントロールユニット(プロセッサ装置)へと送り、所定の映像信号処理を施した後、モニタに表示する。挿入部先端は極めてスペースが限られるため、撮像素子を駆動するための駆動回路や映像信号を処理のための主なデバイスは、プロセッサ装置やスコープ基端部側の適当な場所(プロセッサ装置への接続を行うコネクタを備える内視鏡基部など)に配置される。このため、撮像素子駆動のためのタイミング信号は、挿入部先端とプロセッサ装置とを結ぶ数メートルに及ぶ信号ケーブルを通して撮像素子へと送られ、得られた映像アナログ信号も、信号ケーブルを介してプロセッサ装置やスコープ基端部側へと送られる(特許文献1)。
特許第2894352号公報
しかし、水平駆動信号などの高周波信号は波長が短いため、信号ケーブル(伝送路)が3〜4メートル程度でもその長さは信号伝送路における信号の1/4波長よりも長くなり、信号伝送路内における反射による影響が大きくなる。また、水平駆動信号などのタイミング信号には、撮像素子の仕様に合わせて休止区間を設ける必要がある。このような信号では、伝送路両端における反射の影響で、休止区間が始まる部分、あるいは終わる部分において、波形信号が連続する部分とは異なる歪みが発生する。これにより信号のデューティ比が誤認識され、撮像素子を仕様通りに駆動できないことがある。また、一般に反射の影響を無くすには、伝送路の特性インピーダンスに応じた終端を行う対策をとるが、正規の終端を行うと伝送信号の振幅が半分になってしまうと言う欠点が有る。
本発明は、休止区間のある高周波信号を、伝送路を通して損失を無くした上で反射の影響なく伝送することを課題としている。
本発明の信号伝送装置は、相対的に周波数が高い高周波数信号を連続して出力するとともに高周波数信号に休止区間を設けるための相対的に周波数が低い低周波数信号を出力する送信回路と、送信回路にその一端が接続され、高周波数信号と低周波数信号を高周波数信号の1/4波長よりも長い距離伝送する伝送経路と、伝送経路の他端に接続され、高周波数信号と低周波数信号から休止区間が設けられた高周波数信号を生成し出力する受信回路とを備えたことを特徴としている。
低周波数信号は、例えば休止区間にのみオンされる信号であり、受信回路は、高周波数信号と低周波数信号の反転信号の論理積を取ることで休止区間が設けられた高周波数信号を生成する。休止区間が設けられた高周波数信号は、例えば撮像素子の水平駆動信号である。
低周波数信号は、例えば撮像素子の垂直駆動信号である。また、低周波数信号が、例えば休止区間にのみオンまたはオフされる信号であり、受信回路は高周波数信号と低周波数信号から撮像素子の垂直駆動信号を生成する。
また、本発明の電子内視鏡は、上記信号伝送装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、休止区間のある高周波信号を、伝送路を通して反射の影響なく伝送することができる。
本発明の一実施形態である電子内視鏡(スコープ本体)の構成を示す模式的な外観図である。 本実施形態のスコープ本体の電気的な構成を模式的に示すブロック図である。 休止区間を有する高周波信号を1/4波長よりも長い伝送経路を介して伝送するときに発生する問題を説明するための波形図である。 挿入部の先端部に設けられたゲート回路の構成を示す回路図である。 ドライブ回路、伝送経路、ゲート回路を通して水平駆動信号が形成される過程を説明する波形図である。 変形例の電子内視鏡の電気的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態のスコープ本体の電気的な構成を模式的に示すブロック図である。 第2実施形態のゲート回路の構成を示す回路図である。 図8のゲート回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 第3実施形態のスコープ本体の電気的な構成を模式的に示すブロック図である。 第3実施形態のゲート回路の構成を示す回路図である。 図11のゲート回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である電子内視鏡の構成を示す模式的な外観図である。
電子内視鏡システムは、スコープ本体(電子内視鏡)10と、スコープ本体10が接続され、各種画像処理を行うとともに、スコープ本体10に照明光を供給するプロセッサ装置(図示せず)と、プロセッサ装置に接続され、スコープ本体10で撮影された映像を表示するモニタ装置(図示せず)などから一般に構成される。図1には、スコープ本体(電子内視鏡)10の外観が示される。
スコープ本体10は、体内や管孔内に挿入される可撓性を有する管状の挿入部11と、挿入部11の基端部に設けられ、ユーザによって保持され、操作される操作部12と、操作部12をプロセッサ装置(図示せず)に連結するための内視鏡基部13と、操作部12と内視鏡基部13の間を連絡するユニバーサルコード14とから構成される。従来周知のように、挿入部11の先端部11Aには撮像素子(図2参照)が設けられ、先端部11Aから照射される照明光により、被写体の映像が撮像素子により撮影される。なお、照明光は通常スコープ本体10内に配設されたライトガイドを通してプロセッサ装置から供給される。
図2は、図1に示されたスコープ本体10の電気的な構成を模式的に示すブロック図である。なお、図示されないが、照明光に係る光学的構成は、例えばライトガイドを用いた従来周知のものであり、本実施形態の場合、プロセッサ装置内に設けられた光源からライトガイドを介して挿入部11の先端部11Aにまで光が伝送される。しかし、プロセッサ装置外に別体の光源装置を設ける構成とすることも、また、LED等の光源を先端部11Aに設け、照明光を直接照射する構成とすることもできる。
本実施形態の内視鏡基部13には、例えばI/Oポート15、制御回路16、システムクロックジェネレータ17、信号処理回路(DSP)18、電源回路19、センサ駆動信号伝送用のドライブ回路(送信回路)21、映像信号を受信するアナログフロントエンド(AFE)22などが設けられる。内視鏡基部13は、コネクタを含むI/Oポート15を介してプロセッサ装置(図示せず)に電気的に接続される。I/Oポート15には、制御回路16、システムクロックジェネレータ17、信号処理回路(DSP)18、電源回路19等が接続される。
制御回路16はスコープ本体10全般の制御を行うもので、各デバイスとの間において、必要に応じてデータの遣り取りを行う。また、システムクロックジェネレータ17は、スコープ本体10内で必要とされる様々なクロック信号の生成を行う。例えば、システムクロックジェネレータ17からは、ドライブ回路21や信号処理回路(DSP)18にも、必要とされる信号が出力される。
挿入部11(図1参照)の先端部11Aには、CCDやCMOSなどの撮像素子23が設けられる。撮像素子23は、水平駆動信号に関しては先端部11Aに設けられたゲート回路(受信回路)24から信号を受け取り、垂直駆動信号などその他の駆動信号に関しては、センサ駆動信号伝送経路25Aを通してドライブ回路21からの信号を受け取る。
ゲート回路24Aは、センサ駆動信号伝送経路25Bを介してドライブ回路21に接続されており、ゲート回路24Aは、後述するように、ドライブ回路21から送信される周波数信号およびゲート信号(休止信号)に基づいて水平駆動信号を生成し、撮像素子23に出力する。なお、先端部11Aの各デバイスには、電源伝送経路28を介して電源回路19から電力が供給される。
被写体像は、撮像レンズ26を介して撮像素子23において撮像される。撮像素子23は、映像信号伝送経路27を介して内視鏡基部13に設けられたアナログフロントエンド(AFE)22に接続され、撮像素子23からのアナログ映像信号は、アナログフロントエンド22を通してデジタルの映像信号に変換され、信号処理回路(DSP)18へと出力される。信号処理回路18では、入力された映像信号に対して所定の画像処理が施され、その後I/Oポート15を介してプロセッサ装置へと送出される。
なお、アナログフロントエンド22は、例えば初段増幅回路、相関二重サンプリング回路、ADコンバータを備え、映像信号伝送経路27からのアナログ映像信号は、初段増幅回路で所定のゲインで増幅された後、相関二重サンプリング回路においてサンプリングされ、ADコンバータにおいてデジタル映像信号に変換される。
次に図3を参照して、休止区間が設けられた高周波信号を、高周波信号の例えば1/4波長よりも長い伝送経路を介して伝送する場合の問題点について説明する。図3(a)は、伝送経路に入力される休止区間を有する高周波信号の波形を示し、図3(b)は、図3(a)の信号が伝送経路から出力されるときの波形を示す。また、図3(c)は、図3(b)の信号に基づき撮像素子において認識される信号の波形図である。
伝送経路を介した図3(a)の信号は、伝送経路両端での信号の反射に影響されて図3(b)のように、各パルスで歪みが発生する。特に図3(b)の円で囲まれた領域、すなわち休止区間Rが終了し、周波数信号が連続する区間Cに入った直後においては、波形の歪みが通常の周波数信号連続区間Cよりも大きい。このため、撮像素子では図3(c)のように、この領域の周波数信号のデューティ比が本来とは異なる大きさとして検出される。これにより、例えばCCDでは転送レジスタを適正に駆動することができず、電荷転送不良が発生する。また、CMOSにおいても映像信号の読み出し動作に悪影響がある。
撮像素子の駆動信号としては、通常水平駆動信号が最も周波数が高く(例えば20MHz)、センサ駆動信号伝送経路25A、25Bの長さは水平駆動信号の1/4波長よりも一般に長くなる。このため、本実施形態では、休止区間を有する水平駆動信号をドライブ回路21から出力し、これを内視鏡基部13から伝送経路を介して撮像素子に送るのではなく、高周波が連続する高周波連続信号(休止区間なし)と、休止区間のみオン(ハイ)またはオフ(ロー)するゲート信号(休止信号)を、センサ駆動信号伝送経路25Bを介して先端部11Aまで送り、先端部11Aのゲート回路24Aにおいて、これらの信号に基づいて水平駆動信号を生成する。
次に図4、図5を参照して、ゲート回路24Aの構成、およびゲート回路24Aにおける水平駆動信号生成方法について説明する。なお、図4は、ゲート回路24Aの回路図である。また、図5(a)は、ドライブ回路21(図2参照)から出力される高周波連続信号(HD−CLK1)、およびゲート信号(Gate1)の波形を示し、図5(b)は、センサ駆動信号伝送経路25Bから出力され、ゲート回路24Aに入力される図5(a)の高周波連続信号(HD−CLK1)、およびゲート信号(Gate1)の波形を示す。また、図5(c)は、ゲート回路24Aにおいて整形、変換された図5(b)に対応する高周波連続信号(HD−CLK2)、ゲート信号(Gate2)と、これらの信号から生成され、ゲート回路24Aから出力される水平駆動信号(HD−CLK)の波形を示す。
図4に示されるように、センサ駆動信号伝送経路25Bから出力された図5(b)に示される高周波連続信号(HD−CLK1)は、バッファ29を介して波形整形され、高周波連続信号(HD−CLK2)としてAND回路30に入力される。一方、センサ駆動信号伝送経路25Bから出力された図5(b)のゲート信号(Gate1)は、インバータ31を介して波形整形されるとともに反転され、ゲート信号(Gate2)としてAND回路30に入力される。すなわち、AND回路30では、高周波連続信号(HD−CLK2)とゲート信号(Gate2)のANDが取られ、水平駆動信号(HD−CLK)が出力される。
以上のように、第1実施形態によれば、長さが送信周波数の1/4波長を越える伝送経路を通して、休止区間を有する高周波信号を反射の影響なく極めて簡略な構成で伝送することができる。
なお、図6に第1実施形態の変形例を示す。図6は、変形例におけるスコープ本体10’の電気的な構成を示すブロック図である。第1実施形態ではドライブ回路21が内視鏡基部13に設けられたが、変形例では操作部12’に設けられ、内視鏡基部13’のシステムクロックジェネレータ17からのクロック信号に基づいて、高周波連続信号(HD−CLK1)やゲート信号(Gate1)等をセンサ駆動信号伝送経路25A、25Bに出力する。なお、その他の構成は実施形態と同様であり、変形例の構成においても実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、図7〜図9を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお以下の説明では、第1実施形態と異なる構成を中心に説明を行い、第1実施形態と同様の構成については同一参照番号を用い、その説明を省略する。なお、図7は第2実施形態のスコープ本体の電気的な構成を模式的に示すブロック図であり、図8は、第2実施形態のゲート回路の構成を示す回路図である。また、図9は、図8のゲート回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
第1実施形態では、ドライブ回路21から高周波連続信号(HD−CLK1)およびゲート信号(Gate1)が、センサ駆動信号伝送経路25Bを介して先端部11Aのゲート回路24A へと送られ、これらの信号に基づいて撮像素子23へと供給される水平駆動信号(HD−CLK)が生成された。一方、第2実施形態では、ゲート信号(Gate1)の代わりに1つの垂直駆動信号(V−Sync_N)を用いて水平駆動信号(HD−CLK)が生成される。なお、垂直駆動信号(V−Sync_N)のNはN番目の垂直駆動信号を表し、ここではその中の1つが水平駆動信号(HD−CLK)の生成に用いられる。
すなわち、図7に示される内視鏡基部13Bのドライブ回路21Bからは垂直駆動信号(V−sync_N)および高周波連続信号(HD−CLK1)が出力され、垂直駆動信号(V−sync_N)は、センサ駆動信号伝送経路25Cを介して先端部11Bのゲート回路24Bおよび撮像素子23へと送られ、高周波連続信号(HD−CLK1)は、センサ駆動信号伝送経路25Dを介してゲート回路24Bへと送られる。ゲート回路24Bでは、高周波連続信号(HD−CLK1)および垂直駆動信号(V−sync_N)に基づいて水平駆動信号(HD−CLK)が生成される。
図8に示されるように、高周波連続信号(HD−CLK1)はゲート回路24Bのバッファ32を介して波形整形され、図9(a)に示される高周波連続信号(HD−CLK2)としてインバータ33の入力端子、およびカウンタ34、35のクロック端子(CLK)に入力される。カウンタ34のイネーブル端子(Enable)には、バッファ36を介して図9(b)に示される垂直駆動信号(V−sync_N)が整形されて入力される。また、カウンタ35のイネーブル端子(Enable)には、カウンタ34から出力される図9(c)のカウンタ信号(COUNT1)が入力される。
カウンタ34、35では、イネーブル端子(Enable)がHiになると、クロック端子(CLK)に入力される信号の立ち上がりエッジのカウントが開始される。立ち上がりエッジ数のカウントが一旦開始されると、カウント値がユーザにより設定された所定値(最大カウント値)に達するまで継続され、カウントが行われている間、Hiとなり、それ以外においてLoとなるカウンタ信号が出力される。
図9(c)、(d)には、カウンタ34、35から出力されるカウンタ信号(COUNT1、COUNT2)が示される。また、各カウンタ34、35においてイネーブル端子(Enable)がHiにされ、カウントが開始されてから設定された最大カウント値に達するまでの期間がそれぞれT1、T2として示される。
カウンタ34から出力されるカウンタ信号(COUNT1)は、インバータ37を介してアンド回路38の一方の入力端子に入力される。また、アンド回路38の他方の入力端子には、カウンタ35から出力されるカウンタ信号(COUNT2)が入力される。すなわち、アンド回路38では、カウンタ34のカウンタ信号(COUNT1)の反転信号とカウンタ35のカウンタ信号(COUNT2)の論理積が取られ、図9(e)に示されるゲート信号(Gate2)として出力される。
ゲート信号(Gate2)は、アンド回路39の一方の入力端子に入力され、アンド回路39の他方の入力端子には、バッファ32から出力された高周波連続信号(HD−CLK2)が、インバータ33を介して反転され、図9(f)に示される反転高周波連続信号(HD−CLK3)として入力される。したがって、アンド回路39では、反転高周波連続信号(HD−CLK3)とゲート信号(Gate2)の論理積が取られ、図9(g)に示される垂直駆動信号(HD−CLK)が生成され、撮像素子23へと出力される。
以上のように、第2実施形態によれば、休止区間に対応して、各カウンタの最大カウント値を予め設定しておけば、水平駆動信号の周波数に対応する高周波連続信号と、垂直駆動信号から、休止区間を有する水平駆動信号を先端部において生成することができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に図10〜図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、高周波連続信号HD−CLK1と、第1実施形態で説明したゲート信号(Gate1)から水平駆動信号HD−CLK、および垂直駆動信号V−Sync_Nを生成する。したがって、第3実施形態の構成は、ゲート回路の構成の違いを除き、第1実施形態と同様である。
図10は、第3実施形態のスコープ本体50の電気的な構成を模式的に示すブロック図であり、図11に図10に示されるゲート回路の構成を示す。また、図12に、図11のゲート回路の動作を説明するためのタイミングチャートを示す。
図10に示されるように、ドライブ回路21から出力された高周波連続信号(HD−CLK1)およびゲート信号(Gate1)は、センサ駆動信号伝送経路25Bを伝送され、先端部11Cに設けられたゲート回路24Cに入力される。高周波連続信号(HD−CLK1)は、バッファ29を介して整形されアンド回路30に出力され、ゲート信号(Gate1)は、バッファ41を介してインバータ31に出力される。バッファ29、アンド回路30、インバータ31は、第1実施形態のゲート回路24Aに対応する構成であり、高周波連続信号(HD−CLK1)の整形信号である図12(a)に示される高周波連続信号(HD−CLK2)と、ゲート信号(Gate1)の反転信号である図12(b)に示されるゲート信号(Gate2)の論理積から、図12(c)水平駆動信号(HD−CLK)が生成され、撮像素子23へと出力される。
また、バッファ29から出力された高周波連続信号(HD−CLK2)は、ブロック1〜4に設けられたカウンタ42のクロック端子(CLK)に入力され、バッファ41から出力された整形されたゲート信号は、ブロック1〜4に設けられたカウンタ42のイネーブル端子(Enable)に入力される。
カウンタ42は、第2実施形態で用いられたカウンタ34、35と同種のもので、イネーブル端子(Enable)がHiになると、クロック端子(CLK)に入力される信号の立ち上がりエッジのカウントが開始される。エッジのカウントはカウント値がユーザにより設定された所定値(最大カウント値)に達するまで継続され、その間カウンタ42からは、カウンタ信号としてHiが出力され、それ以外ではLoが出力される。なお、ブロック2〜4の構成はブロック1と同様であり、カウント値の設定のみが異なるので、図11ではブロック1の構成のみが示され、図12では、ブロック1、2の動作を示すタイミングチャートのみが示される。
また、バッファ41からのゲート信号(Gate1に対応)は、D型フリップフロップ43のリセット端子(Reset)にも入力される。D型フリップフロップ43のクロック端子(CLK)には、図12(d)に示されるカウンタ42のカウンタ信号(COUNT1_1)をインバータ44で反転した信号が入力される。また、データ入力端子(Data)には、−Q端子の出力が帰還され、Q端子からは図12(e)に示されるフリップフロップ信号(DFF1)がカウンタ45のイネーブル端子(Enable)へと出力される。
カウンタ45は、カウンタ42と同種のカウンタであり、そのクロック端子(CLK)にはバッファ29からの高周波連続信号(HD−CLK2)をインバータ46で反転した信号が入力される。これにより、カウンタ45では、図12(f)に示される第1垂直駆動信号(V−Sync_1)が生成され、撮像素子23へと出力される。
なお、図12(g)〜(i)に、第2ブロックのカウンタ42(図示せず)からの出力であるカウンタ信号(COUNT1_2)、第2ブロックのD型フリップフロップ43(図示せず)のQ出力であるフリップフロップ信号(DEF2)、およびカウンタ45(図示せず)で生成される第2垂直動機信号(V−Sync_2)をそれぞれ示す。また、図12において、第1ブロックのカウンタ42、45におけるカウント期間をT11、T12として示し、第2ブロックのカウンタ42、45(図示せず)におけるカウント期間をT21、T22としてそれぞれ示す。
以上のように、第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られ、更に、垂直駆動信号も高周波連続信号とゲート信号から先端部において生成できるので、信号伝送のためのケーブルの数を減らすことができる。なお、第2実施形態の構成を第3実施形態に適用することも可能である。
本実施形態では電子内視鏡を例に説明を行ったが、電子内視鏡以外の装置においても、長さが送信周波数の1/4波長を越える伝送経路を通して休止区間を有する高周波信号を伝送する場合に本発明を適用できる。また、第1、第3実施形態において伝送されるゲート信号は休止区間に対応する期間のみオンされる信号であったが、逆にその期間のみオフされる信号を利用することも可能である。
なお、本明細書における「波長」は、信号伝送経路の誘電率と透磁率よって決まる「波長短縮率」を考慮した値を指し、「高周波」とは、伝送路の長さLとの関係において反射の影響が問題となる周波数であり、波長短縮率をp、光の速度をCとすると、(p・C)/(4・L)よりも高い周波数である。
10、40、50 スコープ本体(電子内視鏡)
11 挿入部
11A、11B、11C 先端部
12、12’ 操作部
13 内視鏡基部
14 ユニバーサルコード
19 電源回路
21 ドライブ回路
22 アナログフロントエンド(AFE)
23 撮像素子
24A、24B、24C ゲート回路
25A、25B、25C、25D センサ駆動信号伝送経路

Claims (6)

  1. 相対的に周波数が高い高周波数信号を連続して出力するとともに前記高周波数信号に休止区間を設けるための相対的に周波数が低い低周波数信号を出力する送信回路と、
    前記送信回路にその一端が接続され、前記高周波数信号と前記低周波数信号を前記高周波数信号の1/4波長よりも長い距離伝送する伝送経路と、
    前記伝送経路の他端に接続され、前記高周波数信号と前記低周波数信号から前記休止区間が設けられた高周波数信号を生成し出力する受信回路と
    を備えることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 前記低周波数信号が、前記休止区間にのみオンされる信号であり、前記受信回路が前記高周波数信号と前記低周波数信号の反転信号の論理積を取ることで前記休止区間が設けられた高周波数信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の信号伝送装置。
  3. 前記休止区間が設けられた高周波数信号が撮像素子の水平駆動信号であることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送装置。
  4. 前記低周波数信号が、撮像素子の垂直駆動信号であることを特徴とする請求項1に記載の信号伝送装置。
  5. 前記低周波数信号が、前記休止区間にのみオンまたはオフされる信号であり、前記受信回路が前記高周波数信号と前記低周波数信号から撮像素子の垂直駆動信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の信号伝送装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の信号伝送装置を備えることを特徴とする電子内視鏡。
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