JP2014124188A - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】脱落呼び出しを保留するためのボタンを設けずに、ナースコール子機がウォールユニットから外れた際の脱落呼び出しを適切に保留できるようにする。
【解決手段】ウォールユニット10は、壁面と略同平面を形成する第一の状態と壁面から突出してナースコール子機1のリングを掛けるフックを形成する第二の状態とを移行するカバー15と、このカバー15が第二の状態から第一の状態へと移行した場合に覆われ、ナースコール子機1のプラグ4を着脱自在に接続するコンセント12とを備えており、コンセント12からプラグ4が脱落してから所定時間になるまでにカバー15が第一の状態へ移行したときに脱落呼び出しの報知を行わず、所定時間になってもカバー15が第二の状態であるときに脱落呼び出しの報知を行うようにしているので、意図的に取り外された場合にはカバー15が収納される自然な動作により脱落呼び出しが行われなくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、病院などで患者からの要求に応じて医療従事者を呼び出すナースコールシステムに関する。
病院や福祉施設などに設置されるナースコールシステムは、ナースステーションに設置されるナースコール親機と、病室の出入口近傍の廊下側に設置され、ナースコール親機に接続される廊下灯と、病室内の壁面に設置され、廊下灯に接続されるウォールユニットと、ウォールユニットに接続され、患者により使用されるナースコール子機とを備えている。
ウォールユニットは、その表面にコンセントを備えており、このコンセントにナースコール子機のコードの先端に設けられたプラグを取り付けることで、患者がナースコール子機によってナースコール親機に呼び出しを行うことができる。ここで、ナースコール親機は、ナースコール子機からの呼び出しを受けると報知を行う。また、ナースコール子機のプラグは、ウォールユニットのコンセントに対して着脱自在となっている。
このようなナースコール子機としては、握り押しボタンやハンド形子機などがある。ここで、握り押しボタンは、呼出ボタンによって構成される呼出操作部を備えており、単に呼び出し専用であり、通話機能を持たない。また、ハンド形子機は、呼出ボタンによって構成される呼出操作部に加えて、マイクロホンおよびスピーカーを内蔵しており、ハンド形子機自体が通話機能を持っている。
ところで、ナースコールシステムにおいて、ウォールユニットのコンセントからナースコール子機のプラグが脱落したり、ナースコール子機の本体とプラグとの間に設けられたコードが断線したりして、ナースコール子機に異常が生じると、ウォールユニットが脱落呼び出しをかけるようにしている技術が知られている(例えば、特許文献1など)。
特許文献1に記載の技術では、ウォールユニットに設けた脱落保留操作部である復旧ボタンを押下しながらナースコール子機のプラグをウォールユニットのコンセントから取り外すと、ナースコール親機はナースコール子機がコンセントから脱落したことを示す報知を行わないようにしている。これにより、ナースコール子機を使用しない場合などに、報知を行わせずにナースコール子機のプラグをウォールユニットのコンセントから取り外しておくことが可能となる。ここで、ナースコール子機のプラグがウォールユニットのコンセントから取り外されるケースとしては、ナースコール子機を交換する場合や、使用しないナースコール子機を外しておく場合などが考えられる。
また、特許文献1に記載の技術では、ウォールユニットのコンセントにナースコール子機のプラグを接続することで、ウォールユニットが再び脱落呼び出しをかける状態に戻すことが記載されている。これにより、交換したナースコール子機のプラグや再び使用するナースコール子機のプラグをウォールユニットのコンセントに接続するだけで、脱落呼び出しの保留を解除することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、脱落保留操作部である復旧ボタンを押下しながらナースコール子機のプラグをウォールユニットのコンセントから取り外すと、ナースコール親機はナースコール子機がコンセントから脱落したことを示す報知を行わないようにしているので、復旧ボタンなどの何らかの操作部が必要になってしまうという問題があった。
特開2008−42459号公報
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、脱落呼び出しを保留するためのボタンを設けずに、ナースコール子機のプラグがウォールユニットのコンセントから外れた際の脱落呼び出しを適切に保留できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ウォールユニットが設置されている壁面の平面と略同平面を形成する第一の状態、および、壁面から突出し、ナースコール子機に設けたリングを掛けるためのフックを形成する第二の状態を選択的に移行するカバーと、カバーが第二の状態から第一の状態へと移行した場合に覆われ、ナースコール子機を着脱自在に接続するコンセントとを備え、コンセントからナースコール子機のプラグが脱落してからの時間が所定時間となるまでに、カバーが第二の状態から第一の状態へ移行したときに、ナースコール親機にて脱落呼び出しの報知を行わないようにし、所定時間となっても、カバーが第二の状態のままであるときに、ナースコール親機にて脱落呼び出しの報知を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ナースコール子機のプラグがウォールユニットのコンセントから意図的に取り外された場合には、コンセントを保護するために、ナースコール子機のリングを掛けるためのフックの機能を有するカバーが第一の状態となり収納されることが自然であり、この自然な動作でナースコール子機のプラグがウォールユニットのコンセントから脱落した際の脱落呼び出しの報知が行われなくなるので、脱落呼び出しを保留するためのボタンをウォールユニットに設ける必要がなくなる。一方、ナースコール子機のプラグがウォールユニットのコンセントから意図せずに外れた場合には、カバーが第一の状態となることはなく、脱落呼び出しの報知が行われることになる。従って、脱落呼び出しを保留するためのボタンを設けずに、ナースコール子機のプラグがウォールユニットのコンセントから外れた際の脱落呼び出しを適切に保留することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムのウォールユニットの外観例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムのウォールユニットの変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態によるナースコールシステムのウォールユニット10の外観例を示す図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、病室内の患者によって使用されるナースコール子機1と、各ベッド近傍の壁面に設置されるウォールユニット10と、医療従事者が常駐するナースステーションに設置され、ナースコール子機1からの呼び出しに応答するためのナースコール親機20とを備えて構成される。
ここで、ナースコール子機1は、子機制御部2、呼出操作部3、プラグ4を備えて構成されている。また、ウォールユニット10は、制御部11、コンセント12、タイマー13、インターフェース14、カバー15を備えて構成されている。また、ナースコール親機20は、親機制御部21、親機インターフェース22、報知部23を備えて構成されている。
本実施形態によるナースコールシステムは、他の標準的な構成要素として、ウォールユニット10とナースコール親機20との間に設置され、ナースコール子機1により呼び出しが行われたことを表示したり、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを表示したり、病室内に居る患者の氏名などを表示したりする図示しない廊下灯を備えている。また、ウォールユニット10とナースコール親機20との間には、ナースコール子機1およびナースコール親機20間の通信に関する制御を行う図示しない制御機が接続されている。また、病院内の通信センターに設置される図示しないハンディナースコール主装置、図示しない構内交換機(PBX:Private Branch Exchange)、図示しない公衆網、図示しない無線ユニットを備えることにより、医療従事者が携行するPHS(Personal Handy-phone System)によって、ナースコール親機20の代わりにナースコール子機1からの呼び出しに応答することができる。
まず、ナースコール子機1の構成要素について説明する。子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。呼出操作部3は、患者が医療従事者を呼び出す際に操作されるものであり、ボタンなどにより構成されている。プラグ4は、ナースコール子機1をウォールユニット10に接続するためのものである。
ここで、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12に接続されている状態で、ナースコール子機1の呼出操作部3が操作されると、子機制御部2は呼出信号を生成してウォールユニット10へ出力する。この呼出信号には、ナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報(例えば、ベッド番号など)が含まれる。
次に、ウォールユニット10について説明する。制御部11は、ウォールユニット10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。コンセント12は、ナースコール子機1のプラグ4を着脱自在に接続するためのものである。ここで、制御部11は、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12に接続されているいか否かを検出している。
タイマー13は時間を計測するものであり、ウォールユニット10のコンセント12からナースコール子機1のプラグ4が脱落してからの時間を計測する。インターフェース14は、ウォールユニット10とナースコール親機20とを接続して通信を行うためのものである。ここで、インターフェース14は、ウォールユニット10がナースコール子機1から入力した呼出信号、および、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを示す脱落呼出信号をナースコール親機20へ出力する。ここで、脱落呼出信号には、ウォールユニット10を他のウォールユニット10と識別するための識別情報(例えば、ベッド番号など)が含まれる。
カバー15は、ウォールユニット10に対して開閉自在に取り付けられている。このカバー15は、壁面の平面と略同平面を形成する第一の状態(図2(A)を参照)と、壁面から突出したフックを形成する第二の状態(図2(B)を参照)とを選択的に移行可能である。
ここで、第一の状態はカバー15の閉状態に該当し、第二の状態はカバー15の開状態に該当する。また、カバー15が開状態である第二の状態において、ウォールユニット10の前面にはコンセント12が露出する(図2(B)の正面図を参照)。また、ウォールユニット10の前面には、カバー15の閉状態であることを検出する検出部が設けられている。また、カバー15が閉状態である第一の状態において、コンセント12はカバー15によって保護される。また、カバー15は、カバー15の下端に設けた横方向の軸を中心として回動する構造となっている。これにより、カバー15は、第一の状態と第二の状態とを移行可能である。
図2(B)に示すように、ナースコール子機1に設けられたコードの先端にはプラグ4が設けられており、そのプラグ4はウォールユニット10に設けられているコンセント12に対して着脱自在に取り付けられている(図2(B)の矢印を参照)。また、同図に示すように、ナースコール子機1の筐体の上部には、リングが形成されている。
また、図2(B)の側面図に示すように、ウォールユニット10のカバー15が第二の状態であり、壁面から突出したフックの機能を有している状態では、このカバー15にナースコール子機1のリングを掛けることで、ナースコール子機1の筐体をウォールユニット10の近傍に置いておくことが可能となる。
次に、ナースコール親機20について説明する。親機制御部21は、ナースコール親機20の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。親機インターフェース22は、ナースコール親機20とウォールユニット10とを接続して通信を行うためのものである。ここで、親機インターフェース22は、ウォールユニット10から出力された呼出信号や脱落呼出信号を入力する。
報知部23は、ナースコール子機1の呼出操作部3が操作されて、呼び出しが行われたこと、または、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを報知するためのものであり、スピーカーや表示装置、ランプなどにより構成される。ここで、ナースコール子機1により呼び出しが行われたことを示す報知と、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを示す報知とは、パターンを異ならせることで区別できるようにすることが好ましい。
また、呼出信号に含まれる子機識別情報や脱落呼出信号に含まれる識別情報に基づいて、ナースコール子機1やウォールユニット10が設置されている場所を示す情報を報知の際に表示するようにしても良い。これにより、報知を確認した医療従事者が呼び出しの発生場所を特定することができるようになる。
上述したように構成されたナースコールシステムにおいて、ナースコール子機1が使用状態である場合には、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12に接続された状態となる。ここで、プラグ4はコンセント12に接続されるため、カバー15は第二の状態(すなわち開状態)となる。また、この状態で、ナースコール子機1をウォールユニット10の近傍に置いておくためには、ナースコール子機1のリングをカバー15に掛けておく必要がある。
一方、ナースコール子機1が不要となった場合には、医療従事者などがナースコール子機1のプラグ4をウォールユニット10のコンセント12から取り外す(図2(B)を参照)。また、ナースコール子機1の筐体が引っ張られるなどした場合には、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から外れることがある。すると、制御部11は、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを検出する。そして、制御部11はタイマー13を動作させ、タイマー13が時間の計測を開始する。この状態で、タイマー13が計測した時間が所定時間となるまでに、カバー15が第一の状態(すなわち閉状態)になったか否かを制御部11にて判定する。
なお、カバー15が第一の状態になった場合には、図2(B)に示す検出部がカバー15により押下されるため、制御部11は検出部の押下の有無によりカバー15の状態を判定している。
そして、タイマー13が計測した時間が所定時間となるまでに、カバー15が第二の状態から第一の状態になったと制御部11にて判定した場合に、制御部11は、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを示す脱落呼出信号を生成しない。これは、医療従事者などが、ナースコール子機1のプラグ4をウォールユニット10のコンセント12から意図的に取り外したことを示している。
また、タイマー13が計測した時間が所定時間となっても、カバー15が第二の状態のままであると制御部11にて判定した場合に(換言すると、タイマー13が計測した時間が所定時間となるまでに、カバー15が第二の状態から第一の状態にならなかったと制御部11にて判定した場合に)、制御部11は、脱落呼出信号を生成する。これは、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から意図せずに脱落したことを示している。
上述したように制御部11にて生成された脱落呼出信号は、インターフェース14によりナースコール親機20へ出力される。ナースコール親機20では、親機インターフェース22が脱落呼出信号を入力すると、親機制御部21が報知部23を動作させて、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落したことを報知する。
報知を把握した医療従事者などは、ウォールユニット10が設置されている病室に駆けつけて、ナースコール子機1のプラグ4をウォールユニット10のコンセント12に取り付ける。すると、報知部23による報知が停止する。
なお、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12に接続されている状態で呼出操作部3が操作された場合の動作については、従来技術と同様であるため説明を省略する。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ウォールユニット10は、ウォールユニット10が設置されている壁面の平面と略同平面を形成する第一の状態、および、壁面から突出し、ナースコール子機1に設けたリングを掛けるためのフックを形成する第二の状態を選択的に移行するカバー15と、このカバー15が第二の状態から第一の状態へと移行した場合に覆われ、ナースコール子機1のプラグ4を着脱自在に接続するコンセント12とを備えている。そして、コンセント12からナースコール子機1のプラグ4が脱落してからタイマー13にて計測された時間が所定時間となるまでに、カバー15が第二の状態から第一の状態へ移行したときに、ナースコール親機20の報知部23にて脱落呼び出しの報知を行わないようにし、所定時間となっても、カバー15が第二の状態のままであるときに、ナースコール親機20の報知部23にて脱落呼び出しの報知を行うようにしている。
これにより、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から意図的に取り外された場合には、コンセント12を保護するために、ナースコール子機1のリングを掛けるためのフックの機能を有するカバー15が第一の状態となり収納されることが自然であり、この自然な動作でナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落した際の脱落呼び出しの報知が行われなくなるので、脱落呼び出しを保留するためのボタンをウォールユニット10に設ける必要がなくなる。一方、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から意図せずに外れた場合には、カバー15が第一の状態となることはなく、脱落呼び出しの報知が行われることになる。従って、脱落呼び出しを保留するためのボタンを設けずに、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から外れた際の脱落呼び出しを適切に保留することができる。
なお、本実施形態では、カバー15がカバー15の下端に設けられた横方向の軸を中心として回動することで第一の状態と第二の状態とを移行しているが、これに限定されない。例えば、カバー15′がカバー15′の左端または右端に設けられた縦方向の軸を中心として回動することで第一の状態と第二の状態とを移行するようにしても良い。
具体的には、図3に示すように、ウォールユニット10′に開閉可能なカバー15′を取り付け、そのカバー15′が開状態(第二の状態)である場合に突出した部分を上方に延伸させることで、カバー15′がフックの機能を有する。このとき、ナースコール子機1のリングは、コンセント12′に干渉しないようにカバー15′に掛けられる。
第二の脱落呼出保留操作部15を再度操作することで脱落呼び出しの保留を解除するようにしているが、これに限定されない。例えば、第二の脱落呼出保留操作部15は、脱落呼び出しを保留する場合にのみ操作されるようにしても良い。これは、所定時間が経過すると、自動的に脱落呼び出しの保留が解除されるためである。
また、本実施形態では、ナースコール子機は呼出ボタンを備えるようにしているが、これに限定されない。例えば、患者の状態を検出して呼出信号を生成するようなナースコール子機をウォールユニット1のコンセント3に接続するようにしても良い。
また、本実施形態では、タイマー13をウォールユニット10に設け、制御部11に脱落呼出信号を生成させないことで、ナースコール親機20にて報知を行わせないようにしているが、これに限定されない。例えば、タイマーをナースコール親機20に設け、ナースコール子機1のプラグ4がウォールユニット10のコンセント12から脱落した場合には常に制御部11にて脱落呼出信号を生成させるとともにインターフェース14にて脱落呼出信号をナースコール親機20へ出力させておき、ナースコール親機20にてカバー15の状態を判定して、親機制御部21が報知部23を動作させるか否かにより脱落呼び出しの有無を決定するようにしても良い。これにより、タイマー13を全てのウォールユニット10に搭載する必要がなくなる。
また、本実施形態では、制御部11に脱落呼出信号を生成させないことで、ナースコール親機20にて報知を行わせないようにしているが、これに限定されない。例えば、インターフェース14にて脱落呼出信号を出力させないようにすることでナースコール親機20にて報知を行わせないようにしても良い。
また、本実施形態では、ナースコール子機1を呼び出し前の状態に戻すための復旧操作部をウォールユニット10に設けていないが、これに限定されない。例えば、復旧操作部が脱落呼び出しを保留する機能を備えていなければ、復旧操作部をウォールユニット10に設けるようにしても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 プラグ
10 ウォールユニット
11 制御部
12 コンセント
13 タイマー
14 インターフェース
15 カバー
20 ナースコール親機
21 親機制御部
22 親機インターフェース
23 報知部

Claims (1)

  1. 壁面に設置されたウォールユニットに設けたコンセントに対してナースコール子機のプラグを着脱自在に接続し、前記ナースコール子機により呼び出しが行われた場合に、前記ウォールユニットを介して接続されているナースコール親機にて報知を行うナースコールシステムであって、
    前記ウォールユニットは、壁面の平面と略同平面を形成する第一の状態、および、前記壁面から突出したフックを形成する第二の状態を選択的に移行するカバーと、時間を計測するタイマーと、前記プラグが前記コンセントから脱落したことを検出すると前記タイマーを動作させ、前記タイマーが計測した時間が所定時間となるまでに前記カバーが前記第二の状態から前記第一の状態へと移行した場合には、脱落呼出信号を生成せず、前記タイマーが計測した時間が所定時間となっても前記カバーが前記第二の状態のままである場合には、前記脱落呼出信号を生成する制御部と、前記制御部にて生成された脱落呼出信号を出力するインターフェースとを備え、
    前記ウォールユニットから脱落呼出信号を入力した場合に、前記ナースコール親機が、前記ナースコール子機のプラグが前記ウォールユニットのコンセントから脱落していることを報知することを特徴とするナースコールシステム。
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