JP2014122091A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014122091A
JP2014122091A JP2012278516A JP2012278516A JP2014122091A JP 2014122091 A JP2014122091 A JP 2014122091A JP 2012278516 A JP2012278516 A JP 2012278516A JP 2012278516 A JP2012278516 A JP 2012278516A JP 2014122091 A JP2014122091 A JP 2014122091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller
swing guide
helical gear
cam member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012278516A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Nishiyama
達夫 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012278516A priority Critical patent/JP2014122091A/ja
Publication of JP2014122091A publication Critical patent/JP2014122091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

【課題】 位置が切り換えられる揺動ガイドを備えたシート搬送装置の電力消費は大きかった。
【解決手段】 揺動ガイド421と、アイドラギア49と噛み合う排出ローラギア45と、スライド可能に設けられたカム部材461と、とを有するシート搬送装置であって、アイドラギア49が正転または逆転すると排出ローラギア45にスラスト力が発生して排出ローラギア45が移動するように排出ローラギア45とアイドラギア49はハスバ歯車とし、排出ローラギア45の移動に従動するカム部材461と揺動ガイド421とをレバー412aで係合させることによって、カム部材461が移動すると揺動ガイド421の位置が切り替わるように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、および、これを備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置には、搬送されるシートを案内する、揺動自在な揺動ガイドが設けられている。特許文献1では、正逆転する搬送ローラを駆動するためのモータからの駆動を受けて回転するギアと揺動ガイドとをトルクリミッタを介して連結させている。そして、モータからの駆動力によって揺動ガイドを揺動させている。
特開2006−56627号公報
特許文献1においては、トルクリミッタのリミットトルク(空転トルク)を揺動ガイドの慣性モーメントよりも大きく設定する必要がある。モータがシートを搬送するために搬送ローラを回転させているとき搬送ローラを回転させるための駆動負荷のみならずリミットトルクの負荷を受けながらモータは動作する。したがって、モータを動作させるために必要なエネルギーは大きい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、揺動ガイドを移動させるために必要なエネルギーを低減させることで消費電力の小さな装置を提供することである。
本発明は、搬送ローラと、前記搬送ローラによって搬送されるシートをガイドする、揺動自在な揺動ガイドと、前記搬送ローラを回転させる駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源からの駆動力によって駆動される第1ハスバ歯車と、前記第1ハスバ歯車と噛み合い、且つ、前記第1ハスバ歯車と噛み合いながら回転することによって軸線に沿って移動する第2ハスバ歯車と、前記揺動ガイドを揺動させるための、前記第2ハスバ歯車の軸線に沿った移動に従動して前記軸線に沿って移動するカム部材と、を有することを特徴とするシート搬送装置である。
本発明では小さな電力で揺動ガイドを移動させることができる装置を提供できる。
第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図。 第1実施形態に係る画像形成装置におけるシートの動きを説明するための図。 第1実施形態における揺動ガイドの構成および揺動ガイドを移動させるための構成について説明する。 第1実施形態における揺動ガイドの構成および揺動ガイドを移動させるための構成について説明する。 第1実施形態における揺動ガイドの構成および揺動ガイドを移動させるための構成について説明する。 第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す斜視図。 第1実施形態に係る画像形成装置におけるシートの動きを説明するための図。 第1実施形態における揺動ガイドの構成および揺動ガイドを移動させるための構成について説明する。 第1実施形態における揺動ガイドの構成および揺動ガイドを移動させるための構成について説明する。
(第1実施形態)
図1乃至5を用いて本発明に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。
まず、図1、図2によって、第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成および動作を説明する。
<画像形成プロセス>
図1において、100は画像形成装置としてのレーザービームプリンタである。レーザービームプリンタ100は、シートSに画像を形成する画像形成部101と、画像形成部101にシートSを給送するシート給送装置102を有する。更に、レーザービームプリンタ100は、画像形成部101によりシートSに形成されたトナー画像を加熱及び加圧して定着する定着装置103等を備えている。
ここで、画像形成部101は、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ200を有する。更に、プロセスカートリッジ200に設けられる像担持体となる感光ドラム29に対向して配置される転写ローラ28を備えている。
図示しない制御部がプリント信号を発すると、給送ローラ23が給送時のみ図1の時計回りに回転し、給送カセット21に積載されたシートSが分離パッド22により分離されて最上位から1枚ずつ送り出される。更に、シートSを搬送するための中継ローラ24と、中継ローラ24と対向して中継ローラ24に従動するコロ25とにより挟持されてレジストレーションローラ26の方へ搬送される。
レジストレーションローラ26は、感光ドラム29の表面に形成されたトナー画像とシートSとの位置合わせを行うようにシートを搬送する。レジストレーションローラ26と対向する位置にはレジストレーションローラ26に従動するコロ27が設けられている。つまり、シートSは、レジストレーションローラ26とコロ27からなるレジストレーションローラ対により挟持されて画像形成部101に搬送される。
プリント命令と共に画像情報に基づき、帯電装置により一様に帯電された感光ドラム29の表面上にレーザスキャナユニット104からレーザ光が照射され、これにより感光ドラム29の表面上に静電潜像が形成される。静電潜像を現像装置30によって現像することにより、感光ドラム29の表面上にトナー画像が形成される。
シートSは中継ローラ24とコロ25からなる中継ローラ対、およびレジストレーションローラ26とコロ27からなるレジストレーションローラ対によって画像形成部101に送り出される。感光ドラム29の表面上に形成されたトナー画像は、感光ドラム29と転写ローラ28とのニップ部に送り込まれたシートSに転写される。
トナー画像が転写されたシートSは定着装置103に送られ、定着装置103の加熱ローラ32とこれを圧接する加圧ローラ31とのニップ部へ導かれる。そして、定着装置103のニップ部を通過する過程でシートSの表面に転写されたトナー画像が加熱及び加圧されてシートSに定着される。
この後、定着装置103を通過したシートSはローラ33とコロ34からなるローラ対により担持されて、揺動自在な揺動ガイド421と排出ローラ361へ搬送される。
<揺動ガイドと排出ローラの動作>
揺動ガイド421と排出ローラ361によるシートの反転搬送に係る動作について図2を用いて説明する。
搬送ローラとしての排出ローラ361は、第1の排出コロ351(第1回転体)と排出ニップを形成し、排出ニップによってシートを機外へ排出するように搬送する。排出ローラ361は、第2の排出コロ371(第2回転体)と反転ニップを形成し、反転ニップによってシートを反転搬送する。
排出ローラ361は、不図示のモータ(駆動源)からの駆動を受けて回転する。本実施形態では、モータからの駆動を排出ローラ361に伝達する駆動ギア列を切り替えることで、排出ローラ361の回転方向が切り替えることができる。
揺動ガイド421は、排出ローラ361と第1の排出コロ351との排出ニップと、排出ローラ361と第2の排出コロ371との反転ニップとのいずれかに選択的にシートをガイドする。排出ローラ361の正逆転に伴って揺動ガイド421の位置が切り替わるように、排出ローラ361の正逆転の切り替わりに連動して揺動ガイド421が切り替わる。図2(a)、(c)、(d)に示すように、排出ローラ361が時計方向に回転するとき揺動ガイド421は第1位置A1に位置する。図2(b)に示すように、排出ローラ361が反時計方向に回転するとき、揺動ガイド421は第2位置B1に位置する。
以下では、揺動ガイド421によって案内されながら排出ローラ361によって搬送されるシートの搬送動作の概略について説明する。
<片面印刷時>
片面印刷時は、図2(a)のように排出ローラ361は時計方向に回転する。ローラ対33,34によって搬送されたシートSは、揺動ガイド421によって、排出ローラ361と第1の排出コロ(第1回転体)351とによって形成される排出ニップへ案内され、排出ニップによって機外へ、即ち排出トレイ105上に排出される。
<両面印刷時>
両面印刷時では、まず図2(b)に示すように排出ローラ361は反時計方向に回転する。このときローラ対33,34によって搬送されたシートSは、第2位置B1に位置した揺動ガイド421によって排出ローラ361と第2の排出コロ371とで形成される反転ニップへ案内される。
シートSの後端がガイド43の端部43aを抜けた後、図2(c)に示すように排出ローラ361を時計方向に回転させる。排出ローラ361を時計方向に回転するのに伴って揺動ガイド421の位置は第1位置A1に切り替える。なお、排出ローラ361の正逆転を切り替えるタイミングは、定着装置103の下流に設けられた排出センサ44の検知信号からに基づいて決定される。時計方向に回転する排出ローラ361によって搬送されるシートは第1位置A1に位置した揺動ガイド421によって両面搬送ローラ39や両面搬送コロ38へ至る搬送路(両面搬送路)へと案内される。
この後、図2(d)に示すように、シートSは両面搬送ローラ39と両面搬送コロ38からなる両面搬送ローラ対へ搬送される。その後、シートは図1に示すローラ対40,41によって搬送され、再度、レジストレーションローラ対26,27を経て、感光ドラム29と転写ローラ28とのニップ部に送り込まれる。感光ドラム29と転写ローラ28とのニップ部において2面目のトナー画像がシートに転写される。
2面目にトナー画像が転写されたシートSは、定着装置103に送られ、2面目のトナー画像が加熱及び加圧されてシートSに定着され、シートの両面への画像形成が完了する。両面に画像が形成されたシートはローラ対33,34によって搬送される。そして、図2(a)に示すように、ローラ対33,34によって搬送されるシートは、排出ローラ361と第1の排出コロ351とで形成される排出ニップへ揺動ガイド421によって案内され、排出ニップによって排出トレイ105に排出される。
<揺動ガイドの切り替え構成>
図3乃至図5を用いて、揺動ガイド421の構成および揺動ガイド421を移動させるための構成について説明する。
図3および図4は、揺動ガイド421を移動させるための機構を示す斜視図である。
排出ローラ361の軸端部361aは、断面がD形となったDカット形状になっている。排出ローラ361の軸端部361aには、軸端部361aと相対的な回転を不能とした状態で排出ローラギア45が取り付けられている。排出ローラギア45は、排出ローラ361の軸端部361aに対して排出ローラ361の軸線に沿った方向にスライド可能に、排出ローラ361の軸端部361aに取り付けられている。
排出ローラギア45の移動に揺動ガイド421が連動するように、排出ローラギア45と揺動ガイド421とはカム部材461を介して接続されている。カム部材461には、排出ローラギア45を軸線方向における両側から挟み込むように、ベース部93から立設された壁部91、92を備える。壁部91、92には排出ローラ361の軸端部361aが挿入される孔が形成されている。カム部材461は、排出ローラ361の軸線に沿ってスライド可能に不図示の保持部によって保持されている。カム部材461は、不図示の保持部によって排出ローラ361の軸線廻りに回転不能となっている。
カム部材461に設けられたカム部としてのスリット461aには、揺動ガイド421の端部に設けられたレバー部421aが係合(貫通)している。スリット461aの形状は、図5に示すようなクランク形状をしている。図5では、スリット461aを見やすくするため、カム部材461と排出ローラギア45、排出アイドラギア49だけを表示している。スリット461aは、軸方向に対して傾斜した傾斜部94と、傾斜部94の両側に設けられ軸方向に平行に延びたストレート部95、96を備える。係合部としてのレバー部421aがスリット461aに係合しているため、カム部材461が軸線方向に沿って移動すると、レバー部421aの角度が変化し揺動ガイド421が揺動する。
図3および図4に示したように壁部91、92の両側には、壁部91、92と当接してカム部材461の軸線方向への移動を規制するストッパ50、51が設けられている。
排出アイドラギア49は、排出ローラギア45の駆動伝達方向における上流に設けられていて排出ローラギア45と噛み合っている。排出アイドラギア49が回転駆動力を排出ローラギア45に伝えることで排出ローラ361が回転する。排出アイドラギア49の上流には、ソレノイド(不図示)と、モータからの駆動力を排出アイドラギア49へ伝達する複数の駆動列(不図示)が設けられている。ソレノイドのON・OFFを切り替えることで駆動力を排出アイドラギア49へ伝達する駆動列が切り替わって排出アイドラギア49の回転方向が変更される。
なお、ここでは、ソレノイドと駆動列を切り換える構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、正逆転可能なモータを取り付けて、モータの回転制御によって排出アイドラギア49の回転方向を切り替える構成であってもよい。
排出ローラギア45と排出アイドラギア49は共にハスバ歯車である。第1ハスバ歯車としての排出アイドラギア49と第2ハスバ歯車としての排出ローラギア45とが噛み合いながら回転することで、軸線方向への力(スラスト力)が排出ローラギア45と排出アイドラギア49との間に生じる。本実施形態では排出アイドラギア49が軸線方向に移動できないように設けられ、排出ローラギア45が軸線に沿って移動可能に設けられている。排出アイドラギア49が排出ローラギア45に駆動力を伝えるのに伴って排出ローラギア45に作用する軸方向への力(スラスト力)によって、排出ローラギア45は軸線方向に移動可能である。
以上の構成による揺動ガイド421の動作について述べる。
図3に示すように、排出アイドラギア49がX方向に回転すると、駆動力が排出ローラギア45に伝達されて排出ローラ361が図2における時計回り方向に回転する。排出アイドラギア49がX方向に回転すると、排出ローラギア45がα方向へ移動する方向にスラスト力が発生する。α方向のスラスト力を受けた排出ローラギア45はカム部材461をα方向へ押すがカム部材461はストッパ50に当接してその動きがストッパ50によって規制されている。このとき、揺動ガイド421は、図2(a)に示す第1位置A1に位置している。なお、カム部材461はストッパ50に当接しているとき揺動ガイド421のレバー部421aはストレート部95と係合している。
図3に示す状態から排出アイドラギア49がY方向(図4参照)に回転し始めると以下のように動作する。
排出アイドラギア49からの駆動力が排出ローラギア45に伝達されて排出ローラ361が図2における反時計回り方向に回転し始める。排出アイドラギア49からの駆動力を受けることによって排出ローラギア45はβ方向にスラスト力を受けて排出ローラギア45はβ方向へ移動する。β方向へ移動する排出ローラギア45に押されることによってカム部材461はストッパ51に突き当るまでβ方向に移動する。
ここで、図3で示す位置から図4に示す位置へカム部材461が移動する過程で、揺動ガイド421のレバー部421aがスリット461aと係合する部分は、ストレート部95から傾斜部94を経てストレート部96へ移行する。β方向へ移動するカム部材461の傾斜部94がレバー部421aに作用することによって、カム部材461は揺動ガイド421をN方向へと揺動させる。図4に示すようにカム部材461がストッパ51に当接しているとき、揺動ガイド421は図2(b)に示す位置に位置している。そして、排出アイドラギア49から伝達される駆動力が排出ローラギア45に伝達されることによって排出ローラ361は図2における反時計回り方向に回転している。
図4に示す状態から排出アイドラギア49がX方向(図3参照)に回転し始めると、排出アイドラギア49からの駆動力を受けることによって排出ローラギア45にα方向のスラスト力が発生して排出ローラギア45はα方向へ移動する。排出ローラギア45に押されることによってカム部材461はストッパ50に突き当るまで移動する(図3参照)。図4の位置から図3に位置へカム部材461が移動する過程において、レバー部421aとスリット461aと係合によって、カム部材461は揺動ガイド421をW方向へと揺動させる。
なお、スリット461aの形状や、排出ローラギア45と排出アイドラギア49のねじれ角を変えることで、揺動ガイド421の切り替え速度を調整することができる。例えば、図5に示したスリット461aの角度aを小さくすると、レバー部421aの回転速度は速くなるため、短時間で揺動ガイド421の姿勢を切り替えることができる。また、排出ローラギア45と排出アイドラギア49のねじれ角を大きくすれば、排出ローラギア45とカム部材461の移動速度が速くなるのでレバー部421aの回転速度は速くなる。したがって、短時間で揺動ガイド421の姿勢を切り替えることができる。
揺動ガイド421の姿勢を速く切り替えるように構成すると、揺動ガイド421が停止するとき、即ちカム部材461がストッパ50、51に衝突するときの衝突音が大きくなることが考えられる。しかし、カム部材461がストッパ50、51に衝突するときの衝突音は、ストッパ50,51にダンパ部材などの緩衝材を設けることで軽減することができる。ここで、スリット461aの両端部はストレート部95、96が設けられている。したがって、仮にストッパ50、51にダンパ部材を設ける構成とした場合に経時的にダンパ部材が変形したとしても、揺動ガイド421の位置は正しく保たれる。
スリット461aの角度aを大きくしたり、排出ローラギア45と排出アイドラギア49のねじれ角を小さくしたりすると、揺動ガイド421の姿勢を切り替える時間が長くなるものの、切り替わったときの衝突音を小さくできる。
なお、スリット461aでの傾斜部を直線的なものとして例示したがカム部材のカム部の傾斜部(斜面)を滑らかな曲線にすれることで揺動ガイド421は滑らかに移動させるように構成してもよい。また、ハスバ歯車である排出アイドラギア49からの駆動を受けて軸線方向に移動するギアを、搬送ローラの軸に取り付ける形態を例示した。しかしながら本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例えば、排出アイドラギア49の軸に、正逆転される搬送ローラを設ける構成であってもよい。
以上で説明したように、本実施形態によれば、ハスバ歯車で作られた排出ローラギアが正回転または逆回転するときに発生するスラスト力を使用して、シートが搬送される搬送路を切り替えるための揺動ガイド421の位置を切り替えることができる。よってソレノイドやトルクリミッタを利用しなくても、揺動ガイドの位置の切り替えることができるので、小さな消費電力で揺動ガイドを動作させることができる。
(第2実施形態)
次に、図6乃至図9を用いて本発明の第2実施形態を説明する。
上述の第1実施形態では、ハスバ歯車の軸線方向への移動によって揺動される揺動ガイドが、シートの行き先(搬送路)を切り換えるために排出ローラへ向かうときのシート搬送方向上流の支点で揺動する揺動ガイド421であった。第2実施形態では、ハスバ歯車の軸線方向への移動によって揺動させる揺動ガイドが、スイッチバック搬送されたシートを正規の搬送路へガイドするよう排出ローラへ向かうときのシート搬送方向下流の支点で揺動するガイドである点が第1実施形態と異なる。以下では、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態で説明した排出ローラ361は、図1に示すように第1の排出コロ351と第2の排出コロ371のそれぞれとニップを形成していた。第2実施形態の排出ローラ362は、図6に示すように、従動ローラとしての第1の排出コロ352とニップを形成している。
<揺動ガイドと排出ローラの動作>
図7(a)に示すように、排出ローラ362が時計方向に回転するとき、揺動ガイド422は第1位置A2に位置している。図7(b)、7(c)に示すように、排出ローラ362が反時計方向に回転するとき、揺動ガイド422は第2位置B2に位置している。
<片面印刷時>
片面印刷時は、図7(a)のように排出ローラ362は時計方向に回転する。ローラ対33,34によって搬送されたシートSは、揺動ガイド422によって排出ローラ362と第1の排出コロ352とによって形成される排出ニップへ案内され、排出トレイ105上に排出される。
<両面印刷時>
両面印刷時は、図7(a)に示すように排出ローラ362は時計方向に回転し、ローラ対33,34によって搬送されたシートSは、揺動ガイド422によって排出ローラ362と第1の排出コロ352とで形成される排出ニップへ案内される。
そして、シートSの後端が揺動ガイド422の先端部を抜けた直後、図7(b)に示すように排出ローラ362を反時計方向に回転させる。排出ローラ362の回転方向が反時計方向に切り替わるのに連動して揺動ガイド422の位置が、図7(b)に示した第2の位置B2に切り替わる。反時計方向に回転する排出ローラ362によって搬送されるシートは第2位置B2に位置した揺動ガイド422によって両面搬送ローラ39や両面搬送コロ38へ至る搬送路(両面搬送路)へと案内される。
この後、図7(c)に示すように、シートSは両面搬送ローラ39と両面搬送コロ38からなる両面搬送ローラ対、図6に示すローラ対40,41によって搬送される。ここで、シートSが排出ローラ362と第1の排出コロ352からなるニップを抜けると、排出ローラ362は再び時計方向に回転し、揺動ガイド422は、図7(a)に示した第1位置A2に位置する。
ローラ対40,41によって搬送されたシートは、再度、レジストレーションローラ26,27を経て、感光ドラム29と転写ローラ28とのニップ部に送り込まれて2面目のトナー画像が転写される。2面目にトナー画像が転写されたシートSは、定着装置103に送られてからローラ対33,34に到達する。ローラ対33、34によって搬送されるシートは、図7(a)に示すように第1位置A1に位置した揺動ガイド422によって排出ローラ362と第1の排出コロ352からなるニップへ案内され、排出トレイ105に排出される。
<揺動ガイドの切り替え構成>
図8および図9を用いて、揺動ガイド422の構成および切り替え構成について説明する。
排出ローラギア45の軸線方向に沿った移動に伴って揺動ガイドが移動するように、揺動ガイドに、カム部材461のスリット462aが係合するレバー部422a設けられていることは、第1実施形態と同様である。第2実施形態では、図8に示すように、排出アイドラギア49がX方向に回転すると、カム部材462はストッパ50に突き当るまで移動し、揺動ガイド422は図7(a)に示す第1位置A2に位置する。図9に示すように、排出アイドラギア49がY方向に回転すると、カム部材462はストッパ51に突き当るまで移動する。このとき、揺動ガイド422は、図7(b)、図7(c)に示す第2位置B2に位置する。
以上で説明したように、第2実施形態によれば、排出ローラ362は、第1の排出コロ352とニップを形成しており、第1実施形態のような第2の排出コロを持たないため装置本体の高さを低くすることができる。
S シート
100 レーザービームプリンタ
351、352 第1の排出コロ
361、362 排出ローラ(搬送ローラ)
371 第2の排出コロ
421、422 揺動ガイド
421a、422b レバー部
461、462 カム部材
461a、462a スリット
50、51 ストッパ

Claims (9)

  1. 搬送ローラと、
    前記搬送ローラによって搬送されるシートをガイドする、揺動自在な揺動ガイドと、
    前記搬送ローラを回転させる駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力によって駆動される第1ハスバ歯車と、
    前記第1ハスバ歯車と噛み合い、且つ、前記第1ハスバ歯車と噛み合いながら回転することによって軸線に沿って移動する第2ハスバ歯車と、
    前記揺動ガイドを揺動させるための、前記第2ハスバ歯車の軸線に沿った移動に従動して前記軸線に沿って移動するカム部材と、
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記搬送ローラの軸に、前記第2ハスバ歯車が前記軸線に沿って移動可能且つ前記軸と相対的に回転不能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記搬送ローラは、正逆転可能なローラであって、シートを反転搬送し、
    前記搬送ローラの正逆転の切り替えのために前記第1ハスバ歯車の回転方向が切り替わることで前記揺動ガイドの位置が切り替わることを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記揺動ガイドには、前記カム部材の軸線に沿った移動に伴って前記揺動ガイドが揺動するように前記カム部材のカム部と当接するレバー部が設けられ、
    前記カム部は、前記軸線に対して傾斜する傾斜部と、前記傾斜部の両側に設けられ前記軸線に沿って延びたストレート部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. 前記搬送ローラとで、シートを機外へ排出する排出ニップを形成する第1回転体と、
    前記搬送ローラとで、シートをスイッチバック搬送する反転ニップを形成する第2回転体と、を備え、
    前記揺動ガイドは、前記排出ニップと前記反転ニップのいずれかに選択的にシートを案内することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 前記搬送ローラとで、シートを反転搬送するニップを形成する従動ローラを備え、
    前記揺動ガイドは前記搬送ローラと従動ローラとのニップへシートをガイドする位置と、前記搬送ローラと従動ローラとのニップによってスイッチバック搬送されたシートをガイドする位置との間を揺動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  7. 前記カム部材の軸線に沿った移動を規制するストッパを備え、
    前記カム部材が前記ストッパに移動を規制されることで前記第2ハスバ歯車の前記軸線に沿った移動が規制された状態で、前記第2ハスバ歯車が前記第1ハスバ歯車と噛み合いながら回転することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシート搬送装置。
  8. 搬送ローラと、
    前記搬送ローラを回転させる駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源からの駆動を受けて回転する第1ハスバ歯車と、
    前記第1ハスバ歯車と噛み合い、前記第1ハスバ歯車からの駆動力が伝達されることによって生じるスラスト力によって軸線に沿って移動する第2ハスバ歯車と、
    前記第2ハスバ歯車が前記軸線に沿って移動すると前記第2ハスバ歯車に押されて移動するカム部材と、
    前記搬送ローラによって搬送されるシートをガイドする、前記カム部材の移動に伴って揺動する揺動ガイドと、
    前記揺動ガイドに設けられ、前記カム部材の移動によって前記揺動ガイドが揺動するように前記カム部材と当接するレバー部と、
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2012278516A 2012-12-20 2012-12-20 シート搬送装置および画像形成装置 Pending JP2014122091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012278516A JP2014122091A (ja) 2012-12-20 2012-12-20 シート搬送装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012278516A JP2014122091A (ja) 2012-12-20 2012-12-20 シート搬送装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014122091A true JP2014122091A (ja) 2014-07-03

Family

ID=51402944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012278516A Pending JP2014122091A (ja) 2012-12-20 2012-12-20 シート搬送装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014122091A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019056846A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 キヤノン株式会社 現像剤補給容器及び現像剤補給システム
CN110577099A (zh) * 2018-06-11 2019-12-17 精工爱普生株式会社 介质输送装置及记录装置
JP2020050500A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2020050499A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111108448B (zh) * 2017-09-21 2022-10-28 佳能株式会社 显影剂供应容器和显影剂供应系统
CN111108448A (zh) * 2017-09-21 2020-05-05 佳能株式会社 显影剂供应容器和显影剂供应系统
US11156952B2 (en) 2017-09-21 2021-10-26 Canon Kabushiki Kaisha Developer supply container and developer supplying system
JP7000091B2 (ja) 2017-09-21 2022-01-19 キヤノン株式会社 現像剤補給容器及び現像剤補給システム
JP2022031978A (ja) * 2017-09-21 2022-02-22 キヤノン株式会社 現像剤補給容器及び現像剤補給システム
JP2019056846A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 キヤノン株式会社 現像剤補給容器及び現像剤補給システム
US11487239B2 (en) 2017-09-21 2022-11-01 Canon Kabushiki Kaisha Developer supply container and developer supplying system
US11782382B2 (en) 2017-09-21 2023-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Developer supply container and developer supplying system
CN110577099A (zh) * 2018-06-11 2019-12-17 精工爱普生株式会社 介质输送装置及记录装置
JP2020050500A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2020050499A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
JP7139841B2 (ja) 2018-09-28 2022-09-21 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
JP7206755B2 (ja) 2018-09-28 2023-01-18 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5208252B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置
JP6388412B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2013023315A (ja) 画像形成装置
JP2016020279A (ja) シート搬送装置および搬送装置
JP4891963B2 (ja) 排紙機構及び排紙機構を備える双方向給紙システム
JP7468040B2 (ja) 画像形成装置
JP2014122091A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2012111571A (ja) 用紙搬送装置
JP2015098385A (ja) シート搬送装置、及び、画像形成装置
JP2015107871A (ja) 画像形成装置
JP2013129536A (ja) 原稿送り装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP5984488B2 (ja) 画像形成装置
JP2010275065A (ja) 排出装置および原稿搬送装置
JP2001335216A (ja) 画像形成装置
JP2009062190A (ja) 自動原稿給送装置及び画像形成装置
JP2009062109A (ja) 自動原稿給送装置及び画像形成装置
JP2006219290A (ja) 用紙折り装置及び画像形成装置
JP3919451B2 (ja) 画像形成装置
JP2006056627A (ja) 画像形成装置
JP2011140384A (ja) シート反転装置及び画像形成装置
JP3322753B2 (ja) 画像形成装置の両面ユニット
JP2018140869A (ja) 画像形成装置
JP2008056463A (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2010083638A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP5073048B2 (ja) 画像形成装置