JP2014120343A - 車両用灯具 - Google Patents

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丈洋 村上
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Abstract

【課題】ハーネスの耐久性を向上させることができる車両灯具を提供する。
【解決手段】この発明は、ランプハウジング2およびランプレンズ3と、ランプユニット4と、光軸可変装置5と、ハーネス8と、ハーネス8を光軸可変装置5に固定するクランプ9と、を備える。この結果、この発明は、ハーネス8の固定箇所からランプユニット4までの長さを短くすることができる。これにより、ハーネス8の耐久性を向上させることができる。ハーネス8の動きを規制することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ハーネスを有する車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。特許文献1の車両用灯具は、前照灯ユニットの配光を切り替える配光切替駆動ユニットにハーネスが接続されていて、ハーネスを固定手段によりランプハウジングに固定するものである。特許文献2の車両用灯具は、光源にコードが電気的に接続されていて、コードをハウジングに設けた3個の突起によりハウジングに固定するものである。
特開2008−135322号公報 特開2011−187422号公報
かかる車両用灯具においては、前照灯ユニットや光源の光軸を可変させるために、前照灯ユニットや光源を可変させる場合がある。ところが、従来の車両用灯具は、ハーネスやコードをランプハウジングやハウジングに固定するものである。このために、前照灯ユニットや光源を可変させることができるように、ハーネスやコードの固定箇所から配光切替駆動ユニットや光源までの長さを必要以上に余らせて長くする必要がある。この結果、前照灯ユニットや光源の可変に伴うハーネスやコードの動きや位置を規制したり管理したりすることが難しい。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、ハーネスやコードの長さが長くなる、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に光軸可変に配置されているランプユニットと、ランプユニットに固定されている第1ブラケットと、ランプハウジングに取り付けられている第2ブラケットと、駆動部と、から構成されていて、ランプユニットの光軸を変える光軸可変装置と、ランプハウジングを介して少なくともランプユニットに電気的に接続されているハーネスと、第2ブラケットに設けられていて、ハーネスを第2ブラケットに固定するクランプと、を備える、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、クランプが、ハーネスの一部分を挟み込んでクランプする挟込クランプ部と、ハーネスのうち挟込クランプ部により挟み込まれている部分よりも、ランプユニットと反対側の部分、もしくは、ランプユニット側の部分、少なくともいずれか一方の部分を折り曲げてクランプする折曲クランプ部と、から構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、ハーネスが、ランプユニットに電気的に接続されているハーネスと、光軸可変装置に電気的に接続されているハーネスと、から構成されている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、光軸可変装置の第2ブラケットに設けられているクランプにより、ハーネスを光軸可変装置の第2ブラケットに固定するものである。このために、ハーネスの固定箇所からランプユニットまでの長さを、ハーネスやコードをランプハウジングやハウジングに固定する従来の車両用灯具と比較して、短くすることができる。この結果、ランプユニットの可変に伴うハーネスの動きや位置を容易に規制したり管理したりすることができる。これにより、ハーネスの耐久性を向上させることができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図2は、ランプユニットと光軸可変装置とハーネスとクランプとを示す側面図である。 図3は、ランプユニットと光軸可変装置とハーネスとクランプとを示す斜視図である。 図4は、ランプユニットと光軸可変装置とハーネスとクランプとを示す背面図(図2におけるIV矢視図)である。 図5は、ランプユニットと光軸可変装置とハーネスとクランプとを示す底面図(図2におけるV矢視図)である。
以下に、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具1の説明)
図1において、符号1は、この実施形態における車両用灯具である。前記車両用灯具1は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具1は、図1に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ3と、ランプユニット4と、光軸可変装置5と、インナーパネル(固定側インナーパネル、固定側インナーハウジング)6と、遮蔽部材(ベゼル、可動側インナーパネル、可動側インナーハウジング)7と、ハーネス8と、クランプ9と、を備える。
前記ランプハウジング2および前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)3は、灯室10を画成する。前記ランプユニット4は、前記灯室10内に前記光軸可変装置5を介して光軸可変に配置されている。前記光軸可変装置5は、前記灯室10内に配置されていて、ピボット機構(図示せず)および上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジング2に取り付けられている。前記ランプユニット4の光軸Zは、前記光軸可変装置5および上下方向用光軸調整機構および前記左右方向用光軸調整機構により、変えられる。前記ランプハウジング2の後部には、光源交換用の開口部11が設けられていて、前記開口部11には、キャップ12が着脱可能に取り付けられている。
(ランプユニット4の説明)
前記ランプユニット4は、この例では、プロジェクタタイプのランプユニットである。前記ランプユニット4は、図1〜図5に示すように、光源(図示せず)と、配光切替駆動ユニット(図示せず)と、リフレクタ13と、ホルダ14と、投影レンズ15と、を備えるものである。
図1に示すように、前記光源は、前記リフレクタ13にソケット16を介して着脱可能に取り付けられている。前記ソケット16は、点灯回路装置(図示せず)を介して外部の電源(図示せず)に電気的に接続されている。
前記リフレクタ13は、前記光源からの光を前記投影レンズ15側に反射させる反射面が設けられている。前記ホルダ14は、前記投影レンズ15の全周縁部をリム(環形状のクリップ)を介して保持する。前記リフレクタ13と前記ホルダ14とは、スクリューにより固定されている。
前記配光切替駆動ユニットは、可動シェード(図示せず)と、前記可動シェードを第1位置と第2位置とに切り替えるソレノイドやモータなどの駆動部(図示せず)と、から構成されている。前記駆動部の駆動により、前記可動シェードを第1位置に切り替えて位置させると、第1配光パターン(たとえば、ロービーム配光パターン)が前記投影レンズ15および前記ランプレンズ3を透過して車両の前方に照射される。前記駆動部の駆動により、前記可動シェードを第2位置に切り替えて位置させると、第2配光パターン(たとえば、ハイビーム配光パターン)が前記投影レンズ15および前記ランプレンズ3を透過して車両の前方に照射される。
(光軸可変装置5の説明)
前記光軸可変装置5は、図1〜図5に示すように、第1ブラケット17と、第2ブラケット18と、駆動部19と、を備えるものである。前記光軸可変装置5は、この例においては、AFSであって、車両の走行状況に合わせて、前記ランプユニット4の光軸Zを、垂直軸V回りに左右方向に回転(スイブル)させ、また、回転軸Oを中心に上下方向に回転(レベリング)させるものである。
前記第1ブラケット17は、正面視、前記ランプユニット4より一回り大きい環状形状をなす。前記第1ブラケット17の上端の中央部と下端の中央部とには、支持軸と支持部とが一体に設けられている。前記第1ブラケット17の上端部の左右および適宜箇所には、ボス部が一体に設けられている。前記第1ブラケット17の前記ボス部に前記ホルダ14を介してスクリューがねじ込まれている。この結果、前記第1ブラケット17は、前記ランプユニット4に固定されている。
前記第2ブラケット18は、前記ピボット機構および前記上下方向用光軸調整機構および前記左右方向用光軸調整機構を介して、前記ランプハウジング2に取り付けられている。前記第2ブラケット18は、前記第1ブラケット17と同様に、正面視、前記ランプユニット4より一回り大きい環状形状をなす。前記第2ブラケット18の上端の中央部には、前記第1ブラケット17の前記支持軸が、継手部を介して、前記垂直軸V回りに左右方向に回転(スイブル)可能に、また、前記回転軸Oを中心に上下方向に回転(レベリング)可能に支持されている。
前記第2ブラケット18の下端部は、前記駆動部19に固定されている。前記駆動部19には、前記第1ブラケット17の前記支持部が支持されている。前記駆動部19は、前記支持部を介して前記第1ブラケット17を前記第2ブラケット18に対して駆動させて前記ランプユニット4の前記光軸Zを変える。前記第1ブラケット17は、スイブル時およびレベリング時において、前記第2ブラケット18に対して回転する。一方、前記第2ブラケット18は、スイブル時およびレベリング時においても、不動である。前記第2ブラケット18とは、スイブル時およびレベリング時においても不動である部品全般である。
(インナーパネル6の説明)
前記インナーパネル6は、光不透過性の部材から構成されている。前記インナーパネル6のうち少なくとも前記ランプレンズ3と対向する側の面には、アルミ蒸着などの表面処理が施されている。前記インナーパネル6は、図1に示すように、前記灯室10内であって、前記ランプレンズ3と前記ランプユニット4との間に配置されている。前記インナーパネル6は、前記ランプハウジング2に固定されている。前記インナーパネル6には、前記ランプユニット4からの光を通過させる開口部が設けられている。前記開口部は、前記投影レンズ15よりも一回り大きく、かつ、前記遮蔽部材7よりも一回り小さい。
(遮蔽部材7の説明)
前記遮蔽部材7は、光不透過性の部材から構成されている。前記遮蔽部材7のうち少なくとも前記ランプレンズ3と対向する側の面には、アルミ蒸着などの表面処理が施されている。前記遮蔽部材7は、前記第1ブラケット17および前記第2ブラケット18と同様に、正面視、前記ランプユニット4より一回り大きい環状形状をなす。
前記遮蔽部材7は、図1に示すように、前記ランプユニット4の前記ホルダ14と前記第1ブラケット17とに、固定部を介して固定されている。前記遮蔽部材7は、前記ランプユニット4と前記インナーパネル6の前記開口部の縁との間の隙間を遮蔽する。
(ハーネス8の説明)
前記ハーネス8は、図1〜図5に示すように、前記ランプユニット4の前記配光切替駆動ユニットに電気的に接続されている第1ハーネス21と、前記光軸可変装置5の前記駆動部19に電気的に接続されている第2ハーネス22と、から構成されている。
前記第1ハーネス21は、複数本からなる。前記第1ハーネス21の一端は、第1コネクタ20を介して前記ランプユニット4の前記配光切替駆動ユニットに電気的に接続されている。前記第2ハーネス22は、複数本からなる。前記第2ハーネス22の一端は、第2コネクタ23を介して前記光軸可変装置5の前記駆動部19に電気的に接続されている。
前記第1ハーネス21と前記第2ハーネス22とを一まとめにして前記ハーネス8が構成されている。前記第1ハーネス21と前記第2ハーネス22とは、前記ハーネス8の途中から分岐されている。前記第1ハーネス21の一端は、前記ハーネス8の分岐箇所から途中まで一まとめにまとめられていて、前記途中から複数本に分かれて前記第1コネクタ20に電気的に接続されている。一方、前記第2ハーネス22の一端は、前記ハーネス8の分岐箇所から複数本に分かれて前記第2コネクタ23に電気的に接続されている。
前記ハーネス8は、前記ランプハウジング2に固定されているグロメット24を介して前記灯室10内と外とに水密に配線されている。前記ハーネス8の前記第1ハーネス21の他端および前記第2ハーネス22の他端は、中継コネクタ(図示せず)および中継ハーネス(図示せず)を介して電源(バッテリー)に電気的に接続されている。
(クランプ9の説明)
前記クランプ9は、図1〜図5に示すように、前記光軸可変装置5の前記第2ブラケット18に設けられていて、前記ハーネス8(前記第1ハーネス21および前記第2ハーネス22)を前記光軸可変装置5の前記第2ブラケット18に固定するものである。前記クランプ9は、挟込クランプ部25と、第1折曲クランプ部26と、第2折曲クランプ部27と、第3折曲クランプ部28と、第1ガイド部29と、第2ガイド部30と、から構成されている。
前記挟込クランプ部25は、前記第2ブラケット18の背面に一体に設けられている。前記挟込クランプ部25は、水平方向に設けられている上下2枚の板形状から構成されている。前記上の板と前記下の板との間の寸法は、前記ハーネス8の外径とほぼ同等かもしくは若干小さい。前記上の板は、前記下の板よりも長い。前記挟込クランプ部25は、前記ハーネス8の一部分を左右方向に通して上下から挟み込んで上下方向においてクランプ(保持)するものである。
前記第1折曲クランプ部26は、前記挟込クランプ部25の上の板の一端部(右端部)に透孔(円形の透孔)と切欠とを設けてなるものである。前記透孔の内径は、前記ハーネス8の外径とほぼ同等かもしくは若干小さい。前記切欠は、背面側(後側)に設けられている。前記第1折曲クランプ部26は、前記ハーネス8のうち前記挟込クランプ部25により挟み込まれている部分よりも他端側(前記第1コネクタ20および前記第2コネクタ23の一端側と反対側、すなわち、前記ランプユニット4と反対側)の部分を、上下方向に通して左右方向においてクランプ(保持)するものである。前記ハーネス8の前記挟込クランプ部25と前記第1折曲クランプ部26との間の部分は、ほぼ直角に折り曲げられている。
前記第2折曲クランプ部27は、前記挟込クランプ部25の上の板の他端部(左端部)に透孔(円形の透孔)と切欠とを設けてなるものである。前記透孔の内径は、一まとめになっている前記第1ハーネス21の外径とほぼ同等かもしくは若干小さい。前記切欠は、左側に設けられている。前記第2折曲クランプ部27は、前記ハーネス8の前記第1ハーネス21のうち前記挟込クランプ部25により挟み込まれている部分よりも、前記ランプユニット4(前記第1コネクタ20)側の部分を、上下方向に通して左右方向においてクランプ(保持)するものである。前記第1ハーネス21の前記挟込クランプ部25と前記第2折曲クランプ部27との間の部分は、ほぼ直角に折り曲げられている。
前記第3折曲クランプ部28は、前記第2ブラケット18の右側面に一体に設けられている。前記第3折曲クランプ部28は、前記第2ブラケット18の右側面に一体に設けられている板に透孔(円形の透孔)と切欠とを設けてなるものである。前記透孔の内径は、前記ハーネス8の外径とほぼ同等かもしくは若干小さい。前記切欠は、右側に設けられている。前記第3折曲クランプ部28は、前記ハーネス8のうち前記第1折曲クランプ部26によりクランプされている部分よりも他端側の部分を、上下方向に通して左右方向においてクランプ(保持)するものである。
前記第1ガイド部29は、前記第2ブラケット18の右側面に一体に設けられている。前記第1ガイド部29は、水平に設けられている板から構成されている。前記第1ガイド部29は、前記ハーネス8のうち前記第3折曲クランプ部28によりクランプされている部分よりも前記ランプユニット4(前記第1コネクタ20および前記第2コネクタ23)側の部分を、左右方向にほぼ直角に折り曲げて、前記第1折曲クランプ部26側にガイドするものである。
前記第2ガイド部30は、前記第2ブラケット18の背面に一体に設けられている。前記第2ガイド部30は、板状突起から構成されている。前記第2ガイド部30は、前記ハーネス8のうち前記第1折曲クランプ部26によりクランプされている部分と前記第1ガイド部29によりガイドされている部分との間の部分を左右方向にほぼ直角に折り曲げて、前記第1折曲クランプ部26と前記第1ガイド部29と間をガイドするものである。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
配光切替駆動ユニットの可動シェードを第1位置に切り替えて位置させた状態で、ランプユニット4の光源を点灯する。すると、光源からの光がリフレクタ13の反射面で反射する。その反射光が投影レンズ15を透過して、第1配光パターン(ロービーム配光パターン)として、投影レンズ15およびランプレンズ3を透過して車両の前方に照射される。また、可動シェードを第2位置に切り替えて位置させると、第2配光パターン(ハイビーム配光パターン)が投影レンズ15およびランプレンズ3を透過して車両の前方に照射される。
車両の走行状況に応じて、光軸可変装置5の駆動部19が駆動する。すると、ランプユニット4が光軸可変装置5の第1ブラケット17および第2ブラケット18を介して、垂直軸V回りに左右方向に回転(スイブル)し、また、回転軸Oを中心に上下方向に回転(レベリング)する。この結果、ランプユニット4の光軸Zが、垂直軸V回りに左右方向に変わり、また、回転軸Oを中心に上下方向に変わる。
ランプユニット4が回転(スイブルまたはレベリング)する際において、ハーネス8の第1ハーネス21のうち、第1コネクタ20を介してランプユニット4の配光切替駆動ユニットに電気的に接続されている部分と、第2折曲クランプ部27により折り曲げられている部分との間の部分が移動するだけである。
上下方向用光軸調整機構により、光軸可変装置5を介して、ランプユニット4を水平軸(ピボット機構の回転中心と左右方向用光軸調整機構の回転中心とを結ぶ水平軸)回りに上下方向に回転させて、ランプユニット4の光軸Zを上下方向に調整(エイミング)することができる。また、左右方向用光軸調整機構により、光軸可変装置5を介して、ランプユニット4を垂直軸(ピボット機構の回転中心と上下方向用光軸調整機構の回転中心とを結ぶ垂直軸)回りに左右方向に回転させて、ランプユニット4の光軸Zを左右方向に調整(エイミング)することができる。ランプユニット4が上下方向や左右方向に回転する際において、ハーネス8のうち、グロメット24によりランプハウジング2に固定されている部分と、第3折曲クランプ部28により折り曲げられている部分との間の部分が移動するだけである。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具1は、光軸可変装置5の第2ブラケット18に設けられているクランプ9(挟込クランプ部25、第1折曲クランプ部26、第2折曲クランプ部27、第3折曲クランプ部28、第1ガイド部29、第2ガイド部30)により、ハーネス8(第1ハーネス21、第2ハーネス22)を光軸可変装置5の第2ブラケット18に固定するものである。このために、ハーネス8の固定箇所からランプユニット4までの長さ(すなわち、ハーネス8の第1ハーネス21のうち、第2折曲クランプ部27により折り曲げられている部分(固定箇所)と、第1コネクタ20を介してランプユニット4の配光切替駆動ユニットに電気的に接続されている部分(ランプユニット4)との間の部分の長さ)を、ハーネスやコードをランプハウジングやハウジングに固定する従来の車両用灯具と比較して、短くすることができる。この結果、ランプユニット4の可変(スイブルまたはレベリングなどの回転)に伴うハーネス8(第1ハーネス21の固定箇所からランプユニット4までの部分)の動きや位置を容易に規制したり管理したりすることができる。これにより、ハーネス8(第1ハーネス21)の耐久性を向上させることができる。
特に、この実施形態における車両用灯具1は、ハーネス8を、挟込クランプ部25により上下から挟み込んで上下方向においてクランプし、かつ、第2折曲クランプ部26によりほぼ直角に折り曲げて上下方向に通して左右方向においてクランプするものである。このために、ハーネス8の上下左右の動きが規制され、エイミング時やスイブル時、レベリング時のランプユニット4などの動きに対しても、確実にハーネス8の動きを規制することができる。
この実施形態における車両用灯具1は、ハーネス8(第1ハーネス21、第2ハーネス22)をクランプ9の挟込クランプ部25で挟み込んでクランプし、かつ、ハーネス8(第1ハーネス21)のランプユニット4側の部分を第2折曲クランプ部27で折り曲げてクランプするものである。このために、ハーネス8(第1ハーネス21)を光軸可変装置5の第2ブラケット18に確実に固定することができる。これにより、ハーネス8の固定箇所からランプユニット4までの部分の長さを確実に短くすることができ、かつ、その部分の動きや位置を確実にかつ容易に規制したり管理したりすることができる。
この実施形態における車両用灯具1は、クランプ9が、前記の挟込クランプ部25および第2折曲クランプ部27以外に、第1折曲クランプ部26と、第3折曲クランプ部28と、第1ガイド部29と、第2ガイド部30と、から構成されているものである。このために、ハーネス8を光軸可変装置5にさらに確実に固定することができ、ハーネス8の耐久性をさらに確実に向上させることができる。特に、第3折曲クランプ28は、エイミング時のランプユニット4などの動きに対して、ハーネス8の動きを規制するものである。このために、エイミング時においてもハーネス8の動きを規制することができる。
この実施形態における車両用灯具1は、ハーネス8が、ランプユニット4の配光切替駆動ユニットに電気的に接続されている第1ハーネス21と、光軸可変装置5の駆動部19に電気的に接続されている第2ハーネス22と、から構成されている。このために、第1ハーネス21と第2ハーネス22とから構成されているハーネス8をクランプ9で光軸可変装置5に固定することができる。これにより、ハーネス8の光軸可変装置5の第2ブラケット18における固定箇所からランプハウジング2における配線箇所(グロメット24)までの長さを、ハーネスやコードをランプハウジングやハウジングに固定する従来の車両用灯具と比較して、短くすることができる。この結果、ランプユニット4の回転(上下方向や左右方向の光軸調整の回転)に伴うハーネス8(固定箇所から配線箇所までの部分)の動きや位置を容易に規制したり管理したりすることができる。これにより、ハーネス8(第1ハーネス21、第2ハーネス22)の耐久性を向上させることができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、この実施形態においては、クランプ9は、挟込クランプ部25と、第1折曲クランプ部26と、第2折曲クランプ部27と、第3折曲クランプ部28と、第1ガイド部29と、第2ガイド部30と、から構成されているものである。ところが、この発明においては、クランプ9として、挟込クランプ部25と、第1折曲クランプ部26もしくは第2折曲クランプ部27のうち少なくともいずれか一方と、から構成されているものであっても良い。すなわち、この発明においては、第1折曲クランプ部26もしくは第2折曲クランプ部27のいずれか他方と、第3折曲クランプ部28と、第1ガイド部29と、第2ガイド部30と、を設けても設けなくても良い。
また、この実施形態においては、光軸可変装置5として、AFSであって、車両の走行状況に合わせて、ランプユニット4の光軸Zを、垂直軸V回りに左右方向に回転(スイブル)させ、また、回転軸Oを中心に上下方向に回転(レベリング)させるものを使用するものである。ところが、この発明においては、光軸可変装置として、前記のAFSに、ランプユニット4の光軸Zを水平軸回りに上下方向に回転させて調整する上下方向用光軸調整機構、ランプユニット4の光軸Zを垂直軸回りに左右方向に回転させて調整する左右方向用光軸調整機構、を追加したものを使用しても良い。あるいは、前記のAFSを使用せずに、上下方向用光軸調整機構、左右方向用光軸調整機構、のみを使用したものであっても良い。
さらに、この実施形態においては、ロービーム配光パターン、ハイビーム配光パターンを車両の前方に照射するものである。ところが、この発明においては、所定の配光パターンとして、ロービーム配光パターン、ハイビーム配光パターン以外の配光パターン、たとえば、フォグランプ配光パターン、高速道路配光パターンなどであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、ランプユニットとして、プロジェクタタイプのランプユニット4を使用するものである。ところが、この発明においては、ランプユニットとして、プロジェクタタイプのランプユニット4以外のランプユニット、たとえば、レンズ直射タイプのランプユニット、リフレクタとレンズとの組み合わせタイプのランプユニット、リフレクタタイプのランプユニットを使用しても良い。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 ランプユニット
5 光軸可変装置
6 インナーパネル
7 遮蔽部材
8 ハーネス
9 クランプ
10 灯室
11 開口部
12 キャップ
13 リフレクタ
14 ホルダ
15 投影レンズ
16 ソケット
17 第1ブラケット
18 第2ブラケット
19 駆動部
20 第1コネクタ
21 第1ハーネス
22 第2ハーネス
23 第2コネクタ
24 グロメット
25 挟込クランプ部
26 第1折曲クランプ部
27 第2折曲クランプ部
28 第3折曲クランプ部
29 第1ガイド部
30 第2ガイド部
O 回転軸
V 垂直軸
Z 光軸

Claims (3)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に光軸可変に配置されているランプユニットと、
    前記ランプユニットに固定されている第1ブラケットと、前記ランプハウジングに取り付けられている第2ブラケットと、駆動部と、から構成されていて、前記ランプユニットの光軸を変える光軸可変装置と、
    前記ランプハウジングを介して少なくとも前記ランプユニットに電気的に接続されているハーネスと、
    前記第2ブラケットに設けられていて、前記ハーネスを前記第2ブラケットに固定するクランプと、
    を備える、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記クランプは、
    前記ハーネスの一部分を挟み込んでクランプする挟込クランプ部と、
    前記ハーネスのうち前記挟込クランプ部により挟み込まれている部分よりも、前記ランプユニットと反対側の部分、もしくは、前記ランプユニット側の部分、少なくともいずれか一方の部分を折り曲げてクランプする折曲クランプ部と、
    から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ハーネスは、前記ランプユニットに電気的に接続されているハーネスと、前記光軸可変装置に電気的に接続されているハーネスと、から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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