JP2020057592A - 車両用灯具および車両用灯具の製造方法 - Google Patents

車両用灯具および車両用灯具の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両用灯具内の配線に起因する不具合のリスクを低減する。【解決手段】車両用灯具10は、前面開口13を有する灯具ボディ12と、前面開口13を覆うように灯具ボディ12に取り付けられ、灯具ボディ12との間に灯室16を形成する前面カバー14と、灯室16内に配置された第1灯具ユニット18と、第1灯具ユニット18を外部電子機器27に接続するためのワイヤハーネスアセンブリ24と、灯具ボディ12とは別個の部品として形成され、灯室16内に配置されたブラケット22であって、ワイヤハーネスアセンブリ24が固定されるワイヤハーネス固定表面26を備えるブラケット22と、を備える。ワイヤハーネスアセンブリ24は、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に自動車などの車両に用いられる車両用灯具に関する。また、本発明は、そうした車両用灯具の製造方法に関する。
例えば特許文献1には、ランプボディの底面にコード支持部材が取り付けられた車両用灯具が開示されている。
特開2010−97718号公報
車両用灯具の高機能化、多機能化の進展により、灯具内に配置される配線の量は、増加傾向にある。それに伴い、配線に起因する不具合のリスクも高まりつつある。例えば、車両用灯具の製造工程において灯具ユニットを組み付ける際に、灯具ユニットが多数の配線のいずれかに接触したり、引っかかったりするかもしれない。あるいは、走行中の振動により配線の余長部分が周囲の部材(例えば金属部材)と繰り返し接触するかもしれない。その結果、配線が損傷したとすると、灯具の不具合につながりうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両用灯具内の配線に起因する不具合のリスクを低減することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、前面開口を有する灯具ボディと、前面開口を覆うように灯具ボディに取り付けられ、灯具ボディとの間に灯室を形成する前面カバーと、灯室内に配置された灯具ユニットと、灯具ユニットを外部電子機器に接続するためのワイヤハーネスアセンブリと、灯具ボディとは別個の部品として形成され、灯室内に配置されたブラケットであって、ワイヤハーネスアセンブリが固定されるワイヤハーネス固定表面を備えるブラケットと、を備える。ワイヤハーネスアセンブリは、前面カバーおよび灯具ユニットが取り外された状態で前面開口から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されている。
この態様によると、ブラケットが灯室内に配置されたとき、前面カバーおよび灯具ユニットを取り付ける前に、前面開口からワイヤハーネスアセンブリを視認することができる。そのため、ブラケットを灯室内に配置するときに、意図しないワイヤハーネスアセンブリの挟み込み、損傷などの異常が万一起こったとしても、そうした異常を発見することが容易である。したがって、車両用灯具内の配線に起因する不具合のリスクが低減される。
ワイヤハーネスアセンブリは、灯具ユニットが取り付けられ前面カバーが取り外された状態においても前面開口から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていてもよい。
ワイヤハーネスアセンブリは、灯具ボディの底面前縁に配置されていてもよい。
外部電子機器は、ワイヤハーネスアセンブリに接続される出力ハーネスを有し、灯室外に配置され、灯具ボディは、出力ハーネスを灯室内へと受け入れる底面開口と、底面開口を囲むボディ底面とを有してもよい。ブラケットは、出力ハーネスがボディ底面に沿う方向に湾曲されるように出力ハーネスを拘束してもよい。
灯室内に配置され、ブラケットにより支持された内部電子機器をさらに備え、内部電子機器は、ワイヤハーネスアセンブリに接続された端子部を備えてもよい。端子部は、前面カバーおよび灯具ユニットが取り外された状態で前面開口から視認可能となるように、内部電子機器に設けられていてもよい。
ワイヤハーネスアセンブリは、灯具ユニットを内部電子機器に接続する灯具側ワイヤハーネスと、内部電子機器を外部電子機器の出力ハーネスに接続する機器側ワイヤハーネスとを備えてもよい。灯具側ワイヤハーネスと機器側ワイヤハーネスの両方が、前面カバーおよび灯具ユニットが取り外された状態で前面開口から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていてもよい。
車両用灯具は、第1灯具機能と第1灯具機能とは異なる第2灯具機能とを提供するように構成されていてもよい。ワイヤハーネスアセンブリは、第1灯具機能のために灯具ユニットを外部電子機器に接続する第1ワイヤハーネスと、第2灯具機能のために灯具ユニットを外部電子機器に接続する第2ワイヤハーネスとを備えてもよい。第1ワイヤハーネスと第2ワイヤハーネスの両方が、前面カバーおよび灯具ユニットが取り外された状態で前面開口から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていてもよい。
ワイヤハーネスアセンブリは、互いに間隔を空けてワイヤハーネスアセンブリに沿って設けられた複数のコードクランプを備え、複数のコードクランプは、ブラケットに固定されていてもよい。
本発明の別の態様もまた、車両用灯具である。この車両用灯具は、前面開口を有する灯具ボディと、前面開口を覆うように灯具ボディに取り付けられ、灯具ボディとの間に灯室を形成する前面カバーと、灯室内に配置された灯具ユニットと、灯具ユニットを外部電子機器に接続するためのワイヤハーネスアセンブリと、灯具ボディとは別個の部品として形成され、灯室内に配置されたブラケットであって、ワイヤハーネスアセンブリが固定されるワイヤハーネス固定表面を備えるブラケットと、を備える。外部電子機器は、ワイヤハーネスアセンブリに接続される出力ハーネスを有し、灯室外に配置され、灯具ボディは、出力ハーネスを灯室内へと受け入れる底面開口と、底面開口を囲むボディ底面とを有する。ブラケットは、出力ハーネスがボディ底面に沿う方向に湾曲されるように出力ハーネスを拘束する。
この態様によると、出力ハーネスがボディ底面に沿う方向に湾曲され、ブラケットによって拘束されている。そのため、出力ハーネスの灯室内での延在を最小限とすることができ、出力ハーネスと灯具ユニットなどの灯具構成要素との干渉は抑制される。したがって、車両用灯具内の配線に起因する不具合のリスクが低減される。
本発明のさらに別の態様は、車両用灯具の製造方法である。この方法は、前面開口を有する灯具ボディと、前面開口を覆うように灯具ボディに取り付けられ、灯具ボディとの間に灯室を形成する前面カバーと、灯室内に配置された灯具ユニットと、を備える車両用灯具の製造方法であって、灯具ユニットを外部電子機器に接続するためのワイヤハーネスアセンブリが固定されるワイヤハーネス固定表面を備え、ワイヤハーネスアセンブリがワイヤハーネス固定表面に沿って配策されたブラケットを用意する工程と、ブラケットを灯具ボディに取り付けるブラケット取付工程と、灯具ユニットを灯具ボディおよびブラケットに取り付ける灯具ユニット取付工程と、灯具ボディに前面カバーを取り付ける前面カバー取付工程と、を備える。ブラケット取付工程を完了したとき、ワイヤハーネスアセンブリは前面開口から視認可能である。
この態様によると、ブラケットが灯具ボディに取り付けられたとき、前面カバーおよび灯具ユニットを取り付ける前に、前面開口からワイヤハーネスアセンブリを視認することができる。そのため、ブラケット取付工程において、意図しないワイヤハーネスアセンブリの挟み込み、損傷などの異常が万一起こったとしても、そうした異常を発見することが容易である。したがって、車両用灯具内の配線に起因する不具合のリスクが低減される。
灯具ユニット取付工程を完了したときにも、ワイヤハーネスアセンブリは前面開口から視認可能であってもよい。
本発明によれば、車両用灯具内の配線に起因する不具合のリスクを低減することができる。
実施の形態に係る車両用灯具の概略正面図である。 図1に示される車両用灯具のA−A線による水平断面を示す概略図である。 図3(a)は、図2に示されるB−B断面を示す概略図であり、図3(b)は、図2に示されるC−C断面を示す概略図である。 実施の形態に係るブラケットを概略的に示す分解斜視図である。 実施の形態に係るブラケットを示す概略斜視図である。 実施の形態に係る車両用灯具の製造方法における各工程を示す概略斜視図である。 実施の形態に係る車両用灯具の製造方法における各工程を示す概略斜視図である。 実施の形態に係る車両用灯具の製造方法における各工程を示す概略斜視図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に用いられる「第1」、「第2」等の用語は、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態に係る車両用灯具10の概略正面図である。図2は、図1に示される車両用灯具10のA−A線による水平断面を示す概略図である。
車両用灯具10は、車両前方の左右に配置される一対の前照灯ユニットを有する車両用前照灯装置である。一対の前照灯ユニットは概ね左右対称の構造を有し、実質的に同一の構成であるため、図1には車体前方から見て左側に位置する車両用灯具を示す。よって、図1および図2において左側が車幅方向外側にあたり、右側が車幅方向内側にあたる。
車両用灯具10は、前面開口13を有する灯具ボディ12と、前面開口13を覆うように灯具ボディ12に取り付けられた前面カバー14と、を備える。灯具ボディ12は、車体に取付可能に構成され、前面カバー14は、灯具ボディ12を介して車体に取り付けられる。灯具ボディ12と前面カバー14とによって灯具筐体が構成され、灯具筐体の内部空間が灯室16として形成されている。灯具ボディ12は、例えば、樹脂材料で形成されている。前面開口13は、車両前方側に開口している。前面カバー14は、透光性を有する樹脂やガラス等で形成されている。
車両用灯具10は、第1灯具ユニット18、第2灯具ユニット19、および第3灯具ユニット20を備え、これらは灯室16内に配置されている。一例として、第1灯具ユニット18は、前照灯として機能し、第2灯具ユニット19は、クリアランスランプ及び/またはデイライトランニングランプとして機能し、第3灯具ユニット20は、フロントターンシグナルランプとして機能する。限定的ではない例として、第2灯具ユニット19は、灯具ユニット18より上側に配置され、第3灯具ユニット20は、第1灯具ユニット18より内側に配置されている。
このように、車両用灯具10は、複数の灯具ユニットを備えることにより、複数の異なる灯具機能を提供することができる。第1灯具ユニット18は、第1灯具機能を提供し、第2灯具ユニット19は、第1灯具機能とは異なる第2灯具機能を提供し、第3灯具ユニット20は、第1灯具機能および第2灯具機能とは第3灯具機能を提供する。1つの灯具ユニットが複数の灯具機能を提供してもよい。例えば、第1灯具ユニット18は、ロービーム、ハイビーム、および、車両周囲状況に応じて最適な配光パターンを形成する適応的ハイビームの3つの機能を提供するように構成されていてもよい。
第1灯具ユニット18は、公知の揺動機構を介して灯具ボディ12に支持され、車両前後方向に延びる光軸の方向を鉛直方向及び/または水平方向に調整可能に構成されている。第2灯具ユニット19および第3灯具ユニット20は、灯具ボディ12に対して固定的に支持されている。
図2に示されるように、車両用灯具10は、ブラケット22と、ワイヤハーネスアセンブリ24とを備える。ブラケット22は、灯具ボディ12とは別個の部品として形成され、灯室16内に配置されている。ブラケット22は、ワイヤハーネスアセンブリ24が固定されるワイヤハーネス固定表面26を備える。ブラケット22は、配線支持ブラケットと呼ぶこともできる。
後述するように、ワイヤハーネスアセンブリ24は、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。また、ワイヤハーネスアセンブリ24は、第1灯具ユニット18が取り付けられ前面カバー14が取り外された状態においても前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。
ブラケット22は、ブラケット底板22aと、ブラケット背板22bとを有する。ブラケット底板22aは、ボディ底面12aの上方に隣接して配置され、ブラケット背板22bは、灯具ボディ12の背部の前方に隣接して配置され、ブラケット22は全体として灯具ボディ12に隣接して配置されている。なお、ブラケット22がブラケット底板22aとブラケット背板22bの二部品で構成されることは必須ではない。ブラケット22は単一部品であってもよいし、または、3つ以上の部品から構成されていてもよい。
ブラケット22は、樹脂材料で形成されている。樹脂材料は、適宜の汎用樹脂であってよく、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、アクリル、ASA(アクリロニトリル−スチレン−アクリレート)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)等が例示される。ブラケット22は、例えば射出成形またはその他の適切な成形方法により製造される。
また、車両用灯具10は、車両用灯具10を制御する外部電子機器27を備える。ワイヤハーネスアセンブリ24は、外部電子機器27によって制御される例えば第1灯具ユニット18、第2灯具ユニット19、第3灯具ユニット20などの灯具構成要素を外部電子機器27に接続するように構成されている。そのため、ワイヤハーネスアセンブリ24は、多数のコネクタと、それらを接続する多数のコードとを有する。言い換えれば、ワイヤハーネスアセンブリ24には多数のワイヤハーネスが集約されている。
外部電子機器27は、ワイヤハーネスアセンブリ24に接続される出力ハーネス28を有し、灯室16外に配置される。外部電子機器27は、車両用灯具10を制御する制御装置(例えば、灯具ECU)である。灯具ボディ12は、出力ハーネス28を灯室16内へと受け入れる底面開口30と、底面開口30を囲むボディ底面12aとを有する。外部電子機器27は、底面開口30を塞ぐようにしてボディ底面12aに設置されている。ブラケット22は、底面開口30の上方に開口部32を有し、出力ハーネス28は、外部電子機器27から開口部32を通じてブラケット底板22aの上面へと延びている。
ワイヤハーネス固定表面26は、ブラケット底板22aの上面の前縁に設けられ、ワイヤハーネスアセンブリ24は、ワイヤハーネス固定表面26に固定されている。よって、ワイヤハーネスアセンブリ24は、灯具ボディ12の底面前縁に配置されている。
ワイヤハーネスアセンブリ24は、互いに間隔を空けてワイヤハーネスアセンブリ24に沿って設けられた複数のコードクランプ34を備える。複数のコードクランプ34は、ブラケット22に固定されている。ワイヤハーネスアセンブリ24は、コードクランプ34によってブラケット22に固定されている。ブラケット22は、ワイヤハーネスアセンブリ24をワイヤハーネス固定表面26に拘束する。ブラケット底板22aの上面前縁部に装着された一部のコードクランプ34は、ワイヤハーネスアセンブリ24を構成する複数のワイヤハーネスを束ねてワイヤハーネス固定表面26に固定する。コードクランプ34の例示的な構成は、図3(a)を参照して後述する。
ブラケット22は、出力ハーネス28がボディ底面12aに沿う方向に湾曲されるように出力ハーネス28を拘束する。ワイヤハーネスアセンブリ24と同様に、出力ハーネス28は、コードクランプ34によってブラケット22に固定されている。また、ブラケット22は、ワイヤハーネス固定表面26上にコネクタ係合部36を有する。ワイヤハーネスアセンブリ24に接続される出力ハーネス28のコネクタ28aは、コネクタ係合部36と係合することによってブラケット22に固定されている。コネクタ係合部36の例示的な構成は、図3(b)を参照して後述する。
図3(a)は、図2に示されるB−B断面を示す概略図であり、図3(b)は、図2に示されるC−C断面を示す概略図である。
図3(a)に示されるように、出力ハーネス28にはコードクランプ34が取り付けられている。コードクランプ34は、例えば結束バンドであり、ブラケット22のワイヤハーネス固定表面26に装着される装着部38を有する。ブラケット22のワイヤハーネス固定表面26には、装着部38に対応する装着穴40が形成されている。装着穴40は、ブラケット22を貫通している。装着穴40は図4にも示されている。コードクランプ34は、装着部38を装着穴40に差し込むことによって装着穴40に装着される。こうして、出力ハーネス28は、コードクランプ34によってブラケット22に固定される。ワイヤハーネスアセンブリ24をブラケット22に固定する他のコードクランプ34も、図示されるコードクランプ34と同様に構成されている。
図3(b)に示されるように、コネクタ係合部36は、ブラケット22のワイヤハーネス固定表面26に形成された2本の爪部36aと、爪部36aの間でワイヤハーネス固定表面26に形成された凹部36bとを有する。各爪部36aは、出力ハーネス28のコネクタ28aの側面近傍に配置されている。2本の爪部36aはコネクタ28aの両側からコネクタ28aの上面を押さえるようにコネクタ28aと係合する。また、凹部36bは、コネクタ28aの底部を受け入れる。このようにして、コネクタ28aは、コネクタ係合部36と係合し、ブラケット22に固定されている。なお、ブラケット22は、ワイヤハーネスアセンブリ24の少なくとも1つのコネクタを固定するために追加のコネクタ係合部36を有してもよい。
図4は、実施の形態に係るブラケット22を概略的に示す分解斜視図である。図5は、実施の形態に係るブラケット22を示す概略斜視図である。図4および図5には、ブラケット22を前方から(すなわち前面開口13側から)見た様子が示されている。
ブラケット22には、送風機42、第1内部電子機器44、第2内部電子機器46が設置されている。これらの機器は、ブラケット22により支持され、灯室16内に配置されている。送風機42は、例えばブラケット背板22bに設置されている。また、第1内部電子機器44は、ブラケット背板22bの前面に設置され、第2内部電子機器46は、ブラケット底板22aの上面に設置されている。第1内部電子機器44は、第2内部電子機器46に対して車幅方向内側に配置されている。第1内部電子機器44は、例えば、傾斜した姿勢でブラケット背板22bに取り付けられている。ブラケット22には、例えばレベリングアクチュエータなど、他の機器が設置されてもよい。
第1内部電子機器44は、例えば、第1灯具ユニット18を制御する制御装置である。第1内部電子機器44は、LDMとも称されるLED駆動モジュールであってもよい。第2内部電子機器46は、例えば、第2灯具ユニット19および第3灯具ユニット20を制御する制御装置(例えば制御回路基板)である。
第1内部電子機器44は、ワイヤハーネスアセンブリ24に接続された第1端子部44aを有する。第1端子部44aは、前面カバー14および灯具ユニットが取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、第1内部電子機器44に設けられている。同様に、第2内部電子機器46は、ワイヤハーネスアセンブリ24に接続された第2端子部46a(例えばコネクタ)を有する。第2端子部46aは、前面カバー14および灯具ユニットが取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、第2内部電子機器46に設けられている。これらの端子部44a、46aは、例えば、内部電子機器44、46がブラケット22に設置された状態において内部電子機器44、46の前側または上側に設けられている。図示される第1端子部44aは、第1内部電子機器44の前面にあり、2つのコネクタを有する。第2端子部46aは、第2内部電子機器46の前端部に位置し、2つのコネクタを有する。
なお、ブラケット22に支持された内部電子機器は、灯具ユニットを制御する制御装置には限られない。内部電子機器は、センサ、カメラ、またはその他の電子機器であってもよい。こうした内部電子機器が、ブラケット22に支持され、ワイヤハーネスアセンブリ24を介して外部電子機器27に接続されてもよい。
ワイヤハーネスアセンブリ24は、第1灯具機能のために第1灯具ユニット18に外部電子機器27に接続する第1ワイヤハーネス48と、第2灯具機能のために第2灯具ユニット19に外部電子機器27に接続する第2ワイヤハーネス50とを有する。第1ワイヤハーネス48は、第1内部電子機器44を外部電子機器27の出力ハーネス28に接続する第1機器側ワイヤハーネス48aと、第1灯具ユニット18を第1内部電子機器44に接続する第1灯具側ワイヤハーネス48bとを有する。第2ワイヤハーネス50は、第2内部電子機器46を外部電子機器27の出力ハーネス28に接続する第2機器側ワイヤハーネス50aと、第2灯具ユニット19を第2内部電子機器46に接続する第2灯具側ワイヤハーネス50bとを有する。
第1ワイヤハーネス48、すなわち第1灯具側ワイヤハーネス48bと第1機器側ワイヤハーネス48aの両方が、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。また、第2ワイヤハーネス50、すなわち第2灯具側ワイヤハーネス50bと第2機器側ワイヤハーネス50aの両方が、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。
ワイヤハーネスアセンブリ24は、複数のコネクタ24a〜24jを有する。ワイヤハーネスアセンブリ24の第1コネクタ24aは、出力ハーネス28のコネクタ28aに接続される。第1コネクタ24aから延びるコードの束は、第1コネクタ24aの近くで第1ワイヤハーネス48と第2ワイヤハーネス50に分岐する(すなわち、第1機器側ワイヤハーネス48aと第2機器側ワイヤハーネス50aに分岐する)。第1ワイヤハーネス48は、第2コネクタ24b、第3コネクタ24c、第4コネクタ24d、第5コネクタ24e、第6コネクタ24fを有する。第2ワイヤハーネス50は、第7コネクタ24g、第8コネクタ24h、第9コネクタ24i、第10コネクタ24jを有する。コネクタどうしを接続するコードの束が樹脂製の柔軟なチューブで被覆されている。
第1コネクタ24aから延びる第1機器側ワイヤハーネス48aの末端には、第3コネクタ24cおよび第4コネクタ24dが設けられている。第1機器側ワイヤハーネス48aは、ブラケット底板22aの上面前縁部を経由して、第3コネクタ24cおよび第4コネクタ24dへと延びる。第3コネクタ24cおよび第4コネクタ24dは、第1内部電子機器44の第1端子部44aに接続されている。
第1灯具側ワイヤハーネス48bは、第2コネクタ24bを一端に有し、第3コネクタ24cを他端に有する。すなわち、第1灯具側ワイヤハーネス48bは、第3コネクタ24cで第1機器側ワイヤハーネス48aから分岐する。第1灯具側ワイヤハーネス48bは、第3コネクタ24cから第2コネクタ24bへと、ブラケット底板22aの上面前縁部を経由して延びている。第2コネクタ24bは、第1コネクタ24aの近傍に配置され、これら2つのコネクタはともにブラケット22のワイヤハーネス固定表面26上にある。第2コネクタ24bは、第1灯具ユニット18に接続される別のワイヤハーネスのコネクタ52に接続される(図2および図8参照)。
また、第1ワイヤハーネス48のうち一部のコードは、第2機器側ワイヤハーネス50aに沿って延び、途中で分岐して、第5コネクタ24eに接続されている。第5コネクタ24eは、第1灯具ユニット18に接続される別のワイヤハーネスのコネクタ54に接続されている(図2および図8参照)。第1ワイヤハーネス48のうち他の一部のコードは、第2機器側ワイヤハーネス50aから更に第2灯具側ワイヤハーネス50bに沿って延び、途中で分岐して、第6コネクタ24fに接続されている。第6コネクタ24fは、ブラケット背板22bの前面に配置され、送風機42に接続されている。
第1コネクタ24aから延びる第2機器側ワイヤハーネス50aの末端には、第7コネクタ24gが設けられている。第2機器側ワイヤハーネス50aは、ブラケット底板22aの上面前縁部を経由して、第7コネクタ24gへと延びる。第7コネクタ24gは、第2内部電子機器46の第2端子部46aに接続されている。
第2灯具側ワイヤハーネス50bは、第7コネクタ24gを一端に有し、第8コネクタ24hを他端に有する。第2灯具側ワイヤハーネス50bは、第7コネクタ24gで第2機器側ワイヤハーネス50aから分岐する。第2灯具側ワイヤハーネス50bは、ブラケット底板22aの上面前縁部から上面側縁部(車幅方向外側の側縁部)へと湾曲し、ブラケット背板22bへと後方に延びている。ブラケット底板22aの後部とブラケット背板22bの下部とが結合されている。第2灯具側ワイヤハーネス50bは、さらに、ブラケット背板22bの側縁部に沿って上方に延び、第8コネクタ24hに至る。上述のように、第2灯具側ワイヤハーネス50bの途中で第6コネクタ24fが分かれている。第8コネクタ24hは第2灯具ユニット19に接続される。
よって、ブラケット背板22bの上面の側縁部には、もう1つのワイヤハーネス固定表面56が設けられ、ワイヤハーネスアセンブリ24の一部がワイヤハーネス固定表面56に固定されている。一部のコードクランプ34は、ワイヤハーネスアセンブリ24をブラケット背板22bのワイヤハーネス固定表面56に固定する。
第9コネクタ24iは、第2内部電子機器46の第2端子部46aに接続されている。第9コネクタ24iに接続されたコードは、ブラケット底板22aの上面前縁部を経由して反対側の上面側縁部(車幅方向内側の側縁部)へと延び、第10コネクタ24jに至る。第10コネクタ24jは、第3灯具ユニット20に接続される。このようにして、第2ワイヤハーネス50は、第2灯具ユニット19と第3灯具ユニット20の両方を外部電子機器27に接続することができる。
図6から図8は、実施の形態に係る車両用灯具10の製造方法における各工程を示す概略斜視図である。図6から図8には、車両用灯具10を前方から(すなわち前面開口13側から)見た様子が示されている。
まず、図5に示されるブラケット22が用意される。ブラケット22には、ワイヤハーネスアセンブリ24がワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。ブラケット22には、送風機42、第1内部電子機器44、第2内部電子機器46など各種の機器が取り付けられ、これらの機器にワイヤハーネスアセンブリ24が接続されている。ワイヤハーネスアセンブリ24は、コードクランプ34によってブラケット22に固定されている。また、図6に示されるように、灯具ボディ12が用意される。
図7に示されるように、ブラケット22が灯具ボディ12に取り付けられる。灯具ボディ12の前方にブラケット22が配置され、ブラケット22は、例えばねじ留めなど適宜の方法で灯具ボディ12に固定される。また、外部電子機器27が灯具ボディ12の底面に取り付けられる。ワイヤハーネスアセンブリ24の第1コネクタ24aが、外部電子機器27から延びる出力ハーネス28のコネクタ28aと接続される。図示されるように、ブラケット取付工程を完了したとき、ワイヤハーネスアセンブリ24は前面開口13から視認可能である。ワイヤハーネスアセンブリ24は、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。
図8に示されるように、第1灯具ユニット18が灯具ボディ12およびブラケット22に取り付けられる。上述のように、ワイヤハーネスアセンブリ24の第2コネクタ24bがコネクタ52に接続され、第5コネクタ24eがコネクタ54に接続され、それにより、第1灯具ユニット18は、ワイヤハーネスアセンブリ24を介して外部電子機器27に接続される。ワイヤハーネスアセンブリ24の途中に第1内部電子機器44が設けられているから、第1灯具ユニット18は、第1内部電子機器44を介して外部電子機器27に接続される。
なお、第1灯具ユニット18は、灯具ユニット支持具18bに取り付けられた複数のサブアセンブリ18aを備えてもよい。図8に示されるように、第1灯具ユニット18は、限定しない例として、4つのサブアセンブリ18aを備えてもよい。灯具ユニット支持具18bが、が灯具ボディ12およびブラケット22に取り付けられてもよい。各サブアセンブリ18aは、例えば発光ダイオード(LED)などの光源と、光源が発する光を制御する例えばリフレクタ、投影レンズなどの少なくとも1つの光学部材と、これら構成要素を支持するヒートシンクとも称される支持部とを備えてもよい。
図示されるように、第1灯具ユニット18の取付工程を完了したときにも、ワイヤハーネスアセンブリ24は前面開口13から視認可能である。ワイヤハーネスアセンブリ24は、第1灯具ユニット18が取り付けられ前面カバー14が取り外された状態においても前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。
続いて、第2灯具ユニット19および第3灯具ユニット20が灯具ボディ12およびブラケット22に取り付けられる。上述のように、第2灯具ユニット19は第8コネクタ24hに接続され、第3灯具ユニット20は第10コネクタ24jに接続され、それにより、第2灯具ユニット19および第3灯具ユニット20は、ワイヤハーネスアセンブリ24を介して外部電子機器27に接続される。ワイヤハーネスアセンブリ24の途中に第2内部電子機器46が設けられているから、第2灯具ユニット19および第3灯具ユニット20は、第2内部電子機器46を介して外部電子機器27に接続される。さらに続いて、灯具ボディ12に前面カバー14が取り付けられる。その結果、図1に示されるように、車両用灯具10が得られる。
このようにして、車両用灯具10の各灯具ユニットは、ワイヤハーネスアセンブリ24を介して外部電子機器27に接続される。よって、車両用灯具10は、外部電子機器27を通じて給電され、外部電子機器27により制御されることができる。
以上説明したように、実施の形態に係る車両用灯具10によると、ワイヤハーネスアセンブリ24は、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。そのため、ブラケット22が灯具ボディ12に取り付けられたとき、前面カバー14および第1灯具ユニット18を取り付ける前に、前面開口13からワイヤハーネスアセンブリ24を視認することができる。ブラケット22を灯具ボディ12に取り付けるときに、意図しないワイヤハーネスアセンブリ24の挟み込み、損傷などの異常が万一起こったとしても、そうした異常を発見することが容易である。したがって、車両用灯具10内の配線に起因する不具合のリスクが低減される。
ブラケット22にはワイヤハーネスアセンブリ24が予め装着されているので、多数の配線を個別に灯具ボディ12に取り付ける場合に比べて、車両用灯具10の組立作業が容易となる。
多数の配線を個別に灯具ボディ12に取り付ける場合には、作業性を向上するために個々の配線に比較的長い余長をもたせることが望まれる。これに対し、実施の形態によれば、多数の配線がブラケット22上で整理され集約されているので、作業性に影響することなく、配線の余長を最小化することができる。ブラケット22を灯具ボディ12に取り付ける際に作業者が配線を誤ってどこかに引っかけてしまうといった望まれない事態が起こる可能性が低減される。走行中の振動による配線と周囲部材との接触は抑制され、それにより起こりうる配線の損傷リスクも低減される。
仮に、ワイヤハーネスアセンブリ24がブラケット22の裏側に配策されていたとすると、ブラケット22を灯具ボディ12に取り付けるとき、ワイヤハーネスアセンブリ24をブラケット22と灯具ボディ12との間に挟み込んでしまったとしても、作業者は気づきにくい。しかし、実施の形態においては、ワイヤハーネスアセンブリ24は、ブラケット22の上面または前面に固定されている。ワイヤハーネスアセンブリ24は、ブラケット22の裏側には配策されていない。そのため、ブラケット22と灯具ボディ12との間にワイヤハーネスアセンブリ24が挟み込まれるリスクは低減される。
ワイヤハーネスアセンブリ24は、第1灯具ユニット18が取り付けられ前面カバー14が取り外された状態においても前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。このようにすれば、第1灯具ユニット18を取り付けるときにも、意図しないワイヤハーネスアセンブリ24の挟み込み、損傷などの異常を発見することが容易となる。
ワイヤハーネスアセンブリ24は、灯具ボディ12の底面前縁に配置されている。このようにすれば、ワイヤハーネスアセンブリ24を前面開口13から容易に見ることができる。
典型的な車両用灯具10の設計では、灯具ボディ12の底面前縁近傍はデッドスペースとなっていることが多い。しかしながら、実施の形態によれば、ワイヤハーネスアセンブリ24は、灯具ボディ12の底面前縁に配置されている。典型的な設計とは異なり、空きスペースにワイヤハーネスアセンブリ24が配置され、車両用灯具10内の限られた空間が有効利用されている。
出力ハーネス28がボディ底面12aに沿う方向に湾曲され、ブラケット22によって拘束されている。そのため、出力ハーネス28の灯室16内での延在を最小限とすることができ、出力ハーネス28と第1灯具ユニット18との干渉が抑制される。第1灯具ユニット18が取り付けられるときに出力ハーネス28が損傷を受ける可能性は低減される。よって、車両用灯具10内の配線に起因する不具合のリスクを低減することができる。
第1端子部44aおよび第2端子部46aはそれぞれ、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、第1内部電子機器44および第2内部電子機器46に設けられている。第1内部電子機器44および第2内部電子機器46へのワイヤハーネスアセンブリ24の接続作業が容易であるとともに、正常に接続されているか否かを確認することも容易である。
第1機器側ワイヤハーネス48aと第1灯具側ワイヤハーネス48bの両方が、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。また、第2機器側ワイヤハーネス50aと第2灯具側ワイヤハーネス50bの両方が、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。このようにして、複数のワイヤハーネスをブラケット22上のワイヤハーネス固定表面26に集約して配置することができる。それら複数のワイヤハーネスを前面開口13から容易に見ることができ、異常の発見が容易となる。
さらに、第1ワイヤハーネス48と第2ワイヤハーネス50の両方が、前面カバー14および第1灯具ユニット18が取り外された状態で前面開口13から視認可能となるように、ワイヤハーネス固定表面26に沿って配策されている。このようにして、複数のワイヤハーネスをブラケット22上のワイヤハーネス固定表面26に集約して配置することができる。
ワイヤハーネスアセンブリ24は、互いに間隔を空けてワイヤハーネスアセンブリ24に沿って設けられた複数のコードクランプ34を備え、複数のコードクランプ34は、ブラケットに固定されている。コードクランプ34を使用することにより、ワイヤハーネスアセンブリ24を簡単かつ確実にブラケット22に固定することができる。
ブラケット22は、灯具ボディ12に取り付けられることにより、車両用灯具10の剛性を高める効果もある。
本発明は、上述した実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、実施の形態及び変形例を組み合わせたり、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などのさらなる変形を加えることも可能であり、そのような組み合わせられ、もしくはさらなる変形が加えられた実施の形態や変形例も本発明の範囲に含まれる。上述した実施の形態や変形例、及び上述した実施の形態や変形例と以下の変形との組合せによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態、変形例及びさらなる変形それぞれの効果をあわせもつ。
上述の実施の形態は、車両用前照灯装置としての車両用灯具10を例として説明したが、本発明はこれに限られない。実施の形態に係る配線支持ブラケットは、前照灯への適用には限定されず、テールランプ、ターンランプ、ストップランプなど他の車両用灯具にも適用可能である。
10 車両用灯具、 12 灯具ボディ、 12a ボディ底面、 13 前面開口、 14 前面カバー、 16 灯室、 18 第1灯具ユニット、 22 ブラケット、 24 ワイヤハーネスアセンブリ、 26 ワイヤハーネス固定表面、 27 外部電子機器、 28 出力ハーネス、 30 底面開口、 34 コードクランプ、 44 第1内部電子機器、 44a 第1端子部、 46 第2内部電子機器、 46a 第2端子部、 48 第1ワイヤハーネス、 50 第2ワイヤハーネス。

Claims (11)

  1. 前面開口を有する灯具ボディと、
    前記前面開口を覆うように前記灯具ボディに取り付けられ、前記灯具ボディとの間に灯室を形成する前面カバーと、
    前記灯室内に配置された灯具ユニットと、
    前記灯具ユニットを外部電子機器に接続するためのワイヤハーネスアセンブリと、
    前記灯具ボディとは別個の部品として形成され、前記灯室内に配置されたブラケットであって、前記ワイヤハーネスアセンブリが固定されるワイヤハーネス固定表面を備えるブラケットと、を備え、
    前記ワイヤハーネスアセンブリは、前記前面カバーおよび前記灯具ユニットが取り外された状態で前記前面開口から視認可能となるように、前記ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ワイヤハーネスアセンブリは、前記灯具ユニットが取り付けられ前記前面カバーが取り外された状態においても前記前面開口から視認可能となるように、前記ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ワイヤハーネスアセンブリは、前記灯具ボディの底面前縁に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記外部電子機器は、前記ワイヤハーネスアセンブリに接続される出力ハーネスを有し、前記灯室外に配置され、
    前記灯具ボディは、前記出力ハーネスを前記灯室内へと受け入れる底面開口と、前記底面開口を囲むボディ底面とを有し、
    前記ブラケットは、前記出力ハーネスが前記ボディ底面に沿う方向に湾曲されるように前記出力ハーネスを拘束することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. 前記灯室内に配置され、前記ブラケットにより支持された内部電子機器をさらに備え、
    前記内部電子機器は、前記ワイヤハーネスアセンブリに接続された端子部を備え、
    前記端子部は、前記前面カバーおよび前記灯具ユニットが取り外された状態で前記前面開口から視認可能となるように、前記内部電子機器に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用灯具。
  6. 前記ワイヤハーネスアセンブリは、前記灯具ユニットを前記内部電子機器に接続する灯具側ワイヤハーネスと、前記内部電子機器を前記外部電子機器の出力ハーネスに接続する機器側ワイヤハーネスとを備え、
    前記灯具側ワイヤハーネスと前記機器側ワイヤハーネスの両方が、前記前面カバーおよび前記灯具ユニットが取り外された状態で前記前面開口から視認可能となるように、前記ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記車両用灯具は、第1灯具機能と前記第1灯具機能とは異なる第2灯具機能とを提供するように構成され、
    前記ワイヤハーネスアセンブリは、前記第1灯具機能のために前記灯具ユニットを前記外部電子機器に接続する第1ワイヤハーネスと、前記第2灯具機能のために前記灯具ユニットを前記外部電子機器に接続する第2ワイヤハーネスとを備え、
    前記第1ワイヤハーネスと前記第2ワイヤハーネスの両方が、前記前面カバーおよび前記灯具ユニットが取り外された状態で前記前面開口から視認可能となるように、前記ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用灯具。
  8. 前記ワイヤハーネスアセンブリは、互いに間隔を空けて前記ワイヤハーネスアセンブリに沿って設けられた複数のコードクランプを備え、前記複数のコードクランプは、前記ブラケットに固定されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車両用灯具。
  9. 前面開口を有する灯具ボディと、
    前記前面開口を覆うように前記灯具ボディに取り付けられ、前記灯具ボディとの間に灯室を形成する前面カバーと、
    前記灯室内に配置された灯具ユニットと、
    前記灯具ユニットを外部電子機器に接続するためのワイヤハーネスアセンブリと、
    前記灯具ボディとは別個の部品として形成され、前記灯室内に配置されたブラケットであって、前記ワイヤハーネスアセンブリが固定されるワイヤハーネス固定表面を備えるブラケットと、を備え、
    前記外部電子機器は、前記ワイヤハーネスアセンブリに接続される出力ハーネスを有し、前記灯室外に配置され、
    前記灯具ボディは、前記出力ハーネスを前記灯室内へと受け入れる底面開口と、前記底面開口を囲むボディ底面とを有し、
    前記ブラケットは、前記出力ハーネスが前記ボディ底面に沿う方向に湾曲されるように前記出力ハーネスを拘束することを特徴とする車両用灯具。
  10. 前面開口を有する灯具ボディと、前記前面開口を覆うように前記灯具ボディに取り付けられ、前記灯具ボディとの間に灯室を形成する前面カバーと、前記灯室内に配置された灯具ユニットと、を備える車両用灯具の製造方法であって、
    前記灯具ユニットを外部電子機器に接続するためのワイヤハーネスアセンブリが固定されるワイヤハーネス固定表面を備え、前記ワイヤハーネスアセンブリが前記ワイヤハーネス固定表面に沿って配策されたブラケットを用意する工程と、
    前記ブラケットを前記灯具ボディに取り付けるブラケット取付工程と、
    前記灯具ユニットを前記灯具ボディおよび前記ブラケットに取り付ける灯具ユニット取付工程と、
    前記灯具ボディに前記前面カバーを取り付ける前面カバー取付工程と、を備え、
    前記ブラケット取付工程を完了したとき、前記ワイヤハーネスアセンブリは前記前面開口から視認可能であることを特徴とする車両用灯具の製造方法。
  11. 前記灯具ユニット取付工程を完了したときにも、前記ワイヤハーネスアセンブリは前記前面開口から視認可能であることを特徴とする請求項10に記載の車両用灯具の製造方法。
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